JP6759046B2 - 放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法、プログラム - Google Patents

放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法、プログラムに関する。
一般に、放射線発生源から発せられたX線を被写体へと照射し、その被写体を透過したX線の強度分布を検出して画像へと変換する放射線撮影装置または該装置を含んだ放射線撮影システムが製品化されている。
放射線撮影装置には、その動作状態をユーザに通知するための報知機能が設けられている場合がある。報知機能の具体例としては、光や音を用いたものが挙げられる。特許文献1では、LEDや電球等の発光部品やスピーカ等の発音部品を搭載または接続することで報知機能を実現したX線撮影装置が提案されている。
特開2005−013272号公報
報知機能として発音部品を使用した場合、複数の音を発音するタイミングが重なった場合に、ユーザが、報知による複数の音を識別できずに聞き間違えたり、聞き逃したりする場合がある。このような場合、結果として、ユーザは、放射線撮影装置の状態を認識することができず、再撮影などの手間が生じる可能性が生じ得る。
本発明の一態様による放射線撮影装置は、放射線に応じた信号を生成するための画素アレイを備えた放射線検出手段と、発音による報知を行う報知手段とを有する放射線撮影装置であって、
前記放射線撮影装置の状態に応じて発生する報知イベントを検出する検出手段と、前記検出手段が複数の報知イベントを検出した際に、前記複数の報知イベントのうち、より高い優先度を有する報知イベントに対応付けられている音を発音するように、前記報知手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、報知による音の聞き間違えや聞き逃しを低減することが可能になる。
実施形態における放射線画像撮影システムの構成例を示す図。 放射線撮影装置の構成概略を示す図。 報知イベントの一例を示す図。 発音制御を例示的に説明する図。 発音制御を例示的に説明する図。 放射線撮影装置による発音制御の流れを説明する図。 優先度の低い報知イベントを発音中に、優先度の高い報知イベントが発生した際の報知処理のシーケンスを示す図。 優先度の高い報知イベントを発音中に、優先度の低い報知イベントが発生した際の報知処理のシーケンスを示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。本明細書において、放射線は、X線に限らず、例えば、電磁波やα線、β線、γ線などであってもよい。
(放射線撮影システム100の構成)
図1は、実施形態における放射線撮影システム100の構成例を示す図である。図1に示すように、放射線撮影システム100は、放射線撮影装置101、情報処理装置102、アクセスポイント103、HUB104、撮影制御装置105、および放射線発生装置106を有する。放射線撮影装置101は、被写体Hを透過した放射線107に基づき放射線画像を撮影する。放射線撮影装置101は、可搬型の放射線撮影装置で構成されている。
情報処理装置102は、放射線撮影装置101で撮影された放射線画像を、情報処理装置102の表示部109に表示する表示制御や、操作部115を介して入力された撮影モードに基づく撮影指示を出力することが可能である。また、情報処理装置102は、放射線撮影装置101で撮影された放射線画像に対して画像処理を行い画像処理された放射線画像を表示部109に表示させることも可能である。
アクセスポイント103は、無線通信機器と接続する電波中継装置である。アクセスポイント103および放射線撮影装置101は無線通信により通信可能に構成されている。HUB104は、複数のネットワーク機器を接続する通信接続装置であり、放射線撮影装置101は、アクセスポイント103、およびHUB104を介して情報処理装置102と接続可能である。
撮影制御装置105は無線通信または有線通信を媒介とした通信回路を有しており、撮影制御装置105は、HUB104、放射線撮影装置101および放射線発生装置106と接続可能である。また、撮影制御装置105は、HUB104を介して情報処理装置102と接続可能である。撮影制御装置105は、通信回路を介して、放射線撮影装置101および放射線発生装置106の状態を示す情報を取得して各装置の状態を監視する。また、撮影制御装置105は、情報処理装置102から出力された撮影指示に基づいて、放射線発生装置106および放射線撮影装置101を制御する。
放射線発生装置106は、例えば、X線等の放射線107を発生させるために、電子を高電圧で加速して陽極に衝突させる放射線管とロータとを有しており、撮影制御装置105の制御に基づいて、放射線発生装置106は放射線107を照射する。尚、放射線107は、α線、β線、γ線、X線のいずれでもよい。撮影制御装置105の制御に基づいて、放射線撮影装置101は放射線107が照射された被写体Hの撮影を行う。LAN108は、例えば、病院内に構築されたローカル・エリア・ネットワークである。LAN108を介して、放射線撮影システム100は、放射線情報システム(RIS)、病院情報システム(HIS)、画像保存通信システム(PACS)と接続することが可能である。
図1に示す放射線撮影システム100において、撮影制御装置105の制御により、放射線発生装置106は放射線107を照射し、放射線発生装置106から照射された放射線107は患者である被写体Hに照射される。撮影制御装置105の制御により、放射線撮影装置101は、放射線107の照射と同期したタイミングで被写体Hを透過した放射線107を検出して、検出結果に基づいて放射線画像を生成する。
放射線撮影システム100は、同期撮影と非同期撮影により撮影を行うことが可能である。ここで、同期撮影は、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間で撮影タイミングを合わせるための電気的な同期信号などをやり取りする撮影であり、撮影タイミングを合わせるとは、放射線発生装置106による放射線の照射のタイミングと、放射線撮影装置101の放射線検出部20が電荷を蓄積させる期間とを合わせることを示す。また、非同期撮影は、撮影制御装置105を設けずに、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間で同期信号をやりとりせず、放射線撮影装置101自身が放射線の入射を検知し電荷の蓄積を開始する撮影である。
放射線撮影装置101は、放射線107を検出する画素アレイの構成において、例えば、放射線の検出用の画素を有している。画素アレイにより構成される放射線検出部20(図2)は、照射された放射線の検知に基づいて、放射線画像の取得を開始する。放射線撮影装置101の放射線検出部20は、放射線発生装置106から放射線107が照射されると、放射線の検出用の画素の検出結果に基づいて、自動的に画像信号(電荷)の蓄積を行って放射線画像を生成する自動検出モードで動作可能である。
放射線撮影システム100の構成において、撮影制御装置105が設けられていない場合であっても、放射線発生装置106から放射線107が照射されると、放射線撮影装置101は、自動検出モードで動作して、自動的に画像信号(電荷)の蓄積を行って放射線画像を生成可能である。放射線撮影装置101は、非同期撮影において、撮影毎に放射線画像を情報処理装置102に転送してもよいし、撮影した画像を、撮影毎に転送せずに、画像記憶部19に記憶しておいてもよい。
本実施形態の放射線撮影装置101の構成では、撮影した画像が転送されずに画像記憶部19に記憶されたことを、報知イベント検出部14(図2)が検出すると、制御部13が、ユーザ(撮影者または操作者)に報知するために、報知部12を制御して発音させてもよい。また、未転送の画像データが所定の枚数分(所定の記憶容量)、画像記憶部19に記憶され、画像記憶部19が画像データを記憶可能な記憶容量の上限に近づいたことを報知イベント検出部14が検知すると、制御部13が、ユーザに報知するために、報知部12を制御して発音させてもよい。放射線撮影装置101が、所定の報知イベントに基づきユーザに報知することで、例えば、放射線撮影装置101から情報処理装置102への転送操作忘れを抑制することができる。また、画像記憶部19が画像を記憶可能な記憶容量の上限に近づいたことを事前に報知することにより、画像記憶部19の記憶容量を超えた状態での画像記憶動作を抑制することができる。すなわち、画像記憶部19の記憶容量内において、撮影した画像を画像記憶部19に確実に記憶することが可能になる。
放射線撮影システム100は、複数の撮影モードで撮影を実行可能である。ここで、複数の撮影モードは、第一の撮影モードと、第二の撮影モードと、第三の撮影モードと、を少なくとも有する。
第一の撮影モードは、同期撮影による放射線撮影装置101の撮影モードであり、放射線撮影装置101と情報処理装置102の間の通信が、有線あるいは無線での通信が可能な状態で撮影を行う撮影モードである。第一の撮影モードでは、放射線撮影システム100の構成において、情報処理装置102によって、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間で撮影タイミングを合わせるための電気的な同期信号などをやり取りすることにより、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間の協調動作により撮影が実行される。
第二の撮影モードは、非同期撮影による放射線撮影装置101の撮影モードであり、且つ、撮影毎に情報処理装置102に放射線画像を転送する撮影モードである。第二の撮影モードは、放射線撮影装置101と情報処理装置102の間の通信が、有線あるいは無線での通信が可能な状態で撮影を行う撮影モードである。第二の撮影モードでは、放射線撮影システム100の構成において、撮影制御装置105を設けずに、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間で同期信号をやりとりせず、放射線撮影装置101自身が放射線の入射を検知すると、放射線撮影装置101が自動的に画像信号(電荷)の蓄積を行って放射線画像を生成し、撮影毎に生成した放射線画像を情報処理装置102に転送する。第一の撮影モードおよび第二の撮影モードにおいて、放射線撮影装置101は、取得した放射線画像を、撮影毎に情報処理装置102に転送するための制御を行う。情報処理装置102は、転送された放射線画像を表示部109に表示させることが可能である。
また、第三の撮影モードは、非同期撮影による放射線撮影装置101の撮影モードであり、且つ、撮影毎に放射線画像を転送しない撮影モードである。第三の撮影モードは、例えば、放射線撮影装置101と情報処理装置102の間の通信が、有線あるいは無線での通信不能な状態で撮影を行う撮影モードである。放射線撮影装置101は、取得した放射線画像を、撮影毎に情報処理装置102に転送せず画像記憶部19に蓄積しておき、例えば、通信可能な所定のタイミングで、画像記憶部19に記憶した画像をまとめて情報処理装置102に転送することが可能である。第三の撮影モードでは、放射線撮影システム100の構成において、撮影制御装置105、情報処理装置102、アクセスポイント103、HUB104が存在しない構成であっても、放射線撮影装置101は撮影を行うことが可能である。すなわち、放射線撮影装置101が情報処理装置102等から独立した状態で複数枚の放射線画像をまとめて撮影可能である。
この場合、放射線撮影装置101と情報処理装置102は、撮影毎に画像や撮影プロトコルの情報の通信を行わなくても、放射線撮影装置101単独で放射線画像を取得することができる。放射線撮影装置101は、撮影毎に情報処理装置102と通信を行わず、撮影された放射線画像を画像記憶部19に記憶することで、効率よく撮影を行うことが可能になる。
(放射線撮影装置101の構成)
図2は、本実施形態の放射線撮影装置101の構成例を示す図である。放射線撮影装置は、放射線に応じた信号を生成するための画素アレイを備えた放射線検出部20と、発音による報知を行う報知部12とを有する。放射線検出部20は、被写体Hを透過した放射線107を画像信号(電荷)として検出する。図2に示すように、放射線検出部20には、入射光に応じた信号を出力する画素200がアレイ状(二次元の領域)に配置されている。各画素200の光電変換素子は蛍光体により変換された光を電気信号である画像信号(電荷)に変換し、各画素200のキャパシタが蓄積を行う。このように、放射線検出部20は被写体Hを透過した放射線107を検出して、画像信号(電荷)を取得するように構成されている。
図2に示すように、駆動部17は、全体制御部1からの指示に従って、信号線121を介して行ごとに画素200に駆動信号を供給する。駆動部17によって、或る行の画素200に駆動信号が供給されると、画素200のスイッチ素子202が順次オン(ON)状態になり、光電変換素子により変換された画像信号(電荷)が蓄積される。また、読出部16は、全体制御部1からの指示に従って、画素200から信号線122に出力された画像信号(電荷)を列ごとに読み出す。読出部16は、画素200から読み出した画像信号(電荷)を、アナログ/デジタル(A/D)変換部7(以下、A/D変換部7)を介して、全体制御部1に出力する。
A/D変換部7は、読出部16によって画素200から読みだされたアナログ信号の画像信号を、デジタル信号の画像信号に変換し、全体制御部1に出力する。全体制御部1は、放射線撮影装置101の動作の全体的な制御を行う制御部として機能し、デジタル画像信号から放射線画像を生成する。全体制御部1は、生成した放射線画像を画像記憶部19に記憶することが可能である。例えば、放射線撮影装置101が、有線通信または無線通信により、情報処理装置102と接続した場合、全体制御部1は画像記憶部19に記憶されている放射線画像を取得して、通信部2を介して情報処理装置102に送信することが可能である。情報処理装置102は、放射線撮影装置101から受信した情報を蓄積し、処理することが可能である。また、情報処理装置102は、放射線撮影装置101から受信した情報を情報処理装置102の表示部109に表示する表示制御を行うことが可能である。
操作部6は、撮影を行うための操作設定を受け付けるのに用いられる。操作部6の実装方法に特に制限は無く、ユーザからの入力を受け付けられる構成であればよい。具体的には、操作部6は、ユーザが手で操作する各種スイッチ、タッチパネルなどによって実現することが可能である。ここで、撮影を行うための操作には、例えば、放射線撮影装置を構成する各構成部への電力供給を開始する操作や情報処理装置102と通信しながら撮影を行うモード切り替え操作などが含まれる。報知イベント検出部14は、操作部6の操作を検出し、制御部13に放射線撮影装置101の状態に関する報知イベントが発生したことを通知する。
通信部2は、有線通信または無線通信により、情報処理装置102及び撮影制御装置105と通信を行うことが可能である。図2において、通信部2と情報処理装置102及び撮影制御装置105との間の実線は有線通信を示し、破線は無線通信を示している。また、通信部2は、図1に示したアクセスポイント103と無線通信を行うことも可能である。
電源制御部3は、バッテリ部4および外部電源5からの電圧を所定の電圧に変換し、放射線撮影装置101の各構成部への電圧供給(電力供給)を制御する。電源制御部3は、バッテリ部4または外部電源5からの電圧供給(電力供給)の制御や、バッテリ部4の電池残量の監視を行うことが可能である。バッテリ部4は、電源制御部3の制御に基づいてバッテリから所定の電圧を供給し、電源制御部3を介して、放射線撮影装置101の各部に所定の電圧を供給することが可能である。バッテリ部4は、例えば、リチウムイオン電池、電気二重層コンデンサを用いて構成することが可能である。また、外部電源5は、外部の電源から所定の電圧を供給し、電源制御部3を介して、放射線撮影装置101の各部に所定の電圧を供給することが可能である。
電源ボタン11は、電源からの電圧供給の開始・停止を切り替えるための操作部である。例えば、外部電源5が接続されていない場合、電源ボタン11の操作により、バッテリ部4からの電圧供給のオン・オフを切り替えることが可能である。また、外部電源5が接続されている場合には、電源ボタン11の操作により、外部電源5からの電圧の供給のオン・オフを切り替えることが可能である。電源ボタン11は、例えば、放射線撮影装置101の各構成部へ電力供給の開始・停止を行う機器、制御回路、プログラムの機能によって構成することが可能である。電源ボタン11は、例えば、放射線撮影装置101の側面に設けられているが、放射線107の入射方向以外の面であれば、放射線撮影装置101の筐体のいずれに配置してもよい。尚、電圧供給のオン・オフの切り替えは電源ボタン11の操作によらず、例えば、電源制御部3は、外部電源5の接続の有無に基づいて、外部電源5からの電圧供給のオン・オフを切り替えてもよい。
報知部12は、報知イベントの発生をユーザに報知する。例えば、報知部12は、スピーカなどの音波やバイブレーションなどの振動により報知(発音)を行うものを含む。ユーザは、報知部12からの報知情報を認識することで、放射線撮影装置101の状態を認識することができる。報知部12は、例えば、放射線撮影装置101の側面に設けられているが、放射線107の入射方向以外の面であれば、放射線撮影装置101の筐体のいずれに配置してもよい。
ここで、放射線撮影装置101の状態には、例えば、第一の撮影モード、第二の撮影モード、第三の撮影モードのいずれかの撮影モードに切り替わった状態などを含んでもよい。また、放射線撮影装置101の状態には、報知部12から発音される音量などの物理量が変更された状態でもよい。撮影モードの切り替えや音量などの物理量の変更は、電源ボタン11を介した変更操作(例えば、ダブルクリック)、または、操作部6のように電源ボタン11とは別の操作部を介した変更操作により行うことが可能である。また、撮影モードの切り替えや音量などの物理量の変更は、放射線撮影装置101と情報処理装置102との間における無線通信や有線通信による操作で行うことも可能である。
全体制御部1は、機能構成として、放射線撮影装置の状態に応じて発生する複数の報知イベントを検出する報知イベント検出部14と、複数の報知イベントのそれぞれに設定されている優先度に基づいて、報知部12による報知を制御する制御部13とを有しており、これらの機能構成は、例えば、不図示のCPU(central processing unit)、メモリから読み込んだプログラムを用いて、各部の機能が構成される。制御部13および報知イベント検出部14の各部の構成は、同様の機能を果たすのであれば、それらは集積回路などで構成してもよい。
全体制御部1の報知イベント検出部14は、放射線撮影装置の状態によって発生する報知イベントを検出する機能を有する。報知イベント検出部14は、放射線撮影装置101の状態(状態変化)によって発生する報知イベントを検出すると、検出した報知イベントを制御部13に通知する。例えば、報知イベント検出部14は、全体制御部1におけるプログラムの割り込み信号を検出し、制御部13へ通知する。制御部13は割り込み要因の解析により発生した報知イベントを判断し、報知イベント記憶部15に記憶されている優先度等の情報に応じて報知部12を制御する。報知イベント検出部14の構成は、この例に限定されるものではなく、GPIO(General Purpose input/Output)などの電気信号(HIGH/LOW)の参照や、OS(Operating System)などで提供されているイベントフラグで報知イベントを検出するなどソフトウェアによる処理で実現してもよい。
報知イベント記憶部15は、報知イベント検出部14によって検出された報知イベントを、制御部13の制御の下に記憶する機能を有する。報知イベント記憶部15は、読み書きが行える機器により構成することが可能であり、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いることが可能である。報知イベント記憶部15の構成は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)のような揮発性の記憶機器でもよい。
図3Aは、報知イベントの一例を示す図である。報知イベントの種類として、放射線撮影処理を開始(撮影処理開始)する状態、放射線照射を検知するための照射検知可能時間が基準値よりも少なくなっている状態、放射線照射検知開始、撮影モードの切り替え、外部の装置(情報処理装置102等)に対して未転送の画像データが存在する状態(未転送画像有り)、音量変更などが設定されている。報知イベントの種類は、この例に限定されるものではなく、例えば、操作部6による操作設定に基づく放射線撮影装置101の設定が変更された状態も含まれる。
報知イベントの各種類について、優先度、メロディの種類(メロディ1、2、・・・)、発音時間(T1、T2・・・)等が対応付けられている。報知イベント記憶部15は、例えば、図3Aに示すように、報知イベントの種類、発音の種類(メロディの種類)、報知イベントに対応した優先度等を記憶することが可能である。尚、優先度等の記憶保持方法としては、報知イベント記憶部15に限定されず、制御部13の不図示のROMや制御プログラム内に予め設定しておくことが可能である。ここで、優先度は、即座に発音すべき報知イベントか、他の報知イベントが同時に発生したときに、どの報知イベントを優先して音を鳴らすかなどを判断するための情報である。
制御部13は、報知イベント記憶部15または制御部13内のROMや制御プログラム内の設定等を参照することにより、報知イベント検出部14で検出された報知イベントに対応付けられている優先度、発音の種類(メロディの種類)等を特定し、特定した結果に基づいて、報知部12を制御することが可能である。制御部13は、報知イベント記憶部15に記憶されている複数の報知イベントについて、記憶された時系列順に、各報知イベントに対応する音(メロディ)を報知部12に発音させるように制御することが可能である。
あるいは、制御部13は、報知イベント記憶部15に記憶されている複数の報知イベントの優先度に基づいて、報知部12の発音を制御することが可能である。複数の報知イベントが発生した場合、制御部13は、それぞれの報知イベントの優先度を判定し、優先度の判定結果に基づいて、報知部12を制御する。制御部13は、各報知イベントの優先度に基づいて、報知イベントの発音順、発音間隔、発音音量、発音時間などの発音制御を実行することが可能である。例えば、同時に、または、発音期間が重複するタイミングで、複数のイベントが発生した場合に、制御部13は、それぞれの報知イベントに設定されている優先度に基づいて、各報知イベントに対応している発音(メロディ)を発生させるように、報知部12を発音制御することが可能である。
報知イベントの種類によって優先度を割り振り、報知イベントに対してメロディ(発音の周波数、音の長さ、減衰のさせ方などの音に関するパラメータを含む)を対応づけておくことで、報知イベントが検出された際に、制御部13は、検出された報知イベントに対応する発音の種類(メロディ)および優先度を特定し、報知部12にメロディを発音させるように発音制御を行うことが可能となる。
例えば、放射線撮影装置101が放射線107の照射を検知したことなど、撮影中の処理に関わる報知イベントの優先度を高くするように優先度を設定することができる。こうすることで、ユーザは、放射線が発生しうる可能性が高いときの放射線撮影装置101の状態を迅速かつ的確に把握しやすくなる。優先度の設定例としては、この他、ユーザに対する警告や注意を促す報知イベントについては優先度を高く設定し、入力確認等の報知イベントについては、警告や注意を促す報知イベントの優先度に比べて低い優先度を設定することが可能である。
図3Bは、制御部13による発音制御を例示的に説明する図である。横軸は時間の経過を示し、縦軸はメロディの発音音量を例示的に示している。尚、縦軸のパラメータとして発音音量の代わりにメロディの周波数を用いることが可能である。制御部13が、報知イベントに対応付けられている第一の音(メロディA)を報知部12から発音させている間に、当該報知イベントの優先度に比べて高い優先度の報知イベントが検出された場合、制御部13は、第一の音(メロディA)の発音の発音時間を、予め設定されている発音時間よりも短くするように報知部12を制御する。すなわち、制御部13は、予め設定されている発音時間の途中で第一の音(メロディA)の発音を終了させて、高い優先度の報知イベントに対応付けられている第二の音(メロディB)を発音するように報知部12を制御する。
図3B(a)に示す例では、優先度の低い設定の報知イベントAが発生してメロディAが報知部12により発音されている状態を示している。報知イベントAに対応するメロディAの通常時の発音時間はTaである。図3B(b)の示す例では、メロディAの発音途中のタイミングTbにおいて、報知イベントAに比べて優先度の設定が高い報知イベントBが発生してメロディBが報知部12により発音されている状態を示している。報知イベントBに対応するメロディBの通常時の発音時間はTcである。低い優先度の報知イベント(報知イベントA)の音(メロディA)を報知部12から発音させている間に、報知イベントAの優先度に比べて高い優先度の報知イベント(報知イベントB)が発生した場合、制御部13は、低い優先度の報知イベントAの音(メロディA)の発音を途中(Tb)で終了させて、優先度の高い報知イベントBの音(メロディB)に切り替えて発音するように報知部12を制御する。メロディBの発音時間Tcが経過した後において、報知イベントAに対応するメロディAは報知部12から発音されず、制御部13による発音制御は終了する。
図3Cは、制御部13による発音制御を例示的に説明する図である。図3Bと同様に横軸は時間の経過を示し、縦軸はメロディの発音音量を例示的に示している。縦軸のパラメータとして発音音量の代わりにメロディの周波数を用いることが可能である。制御部13が、報知イベントに対応付けられている第一の音(メロディA)を報知部12から発音させている間に、当該報知イベントの優先度に比べて低い優先度の報知イベントが検出された場合、制御部13は、第一の音(メロディA)を予め設定されている発音時間、報知部12から発音させた後に、低い優先度の報知イベントに対応付けられている第二の音(メロディB)を発音するように報知部12を制御する。制御部13は、第一の音(メロディA)の発音完了後、第二の音(メロディB)の発音開始前に、報知部12を無音に制御する。
図3C(a)に示す例では、優先度の高い設定の報知イベントBが発生してメロディBが報知部12により発音されている状態を示している。報知イベントBに対応するメロディBの通常時の発音時間はTcである。図3C(a)は、メロディBの発音途中のタイミングTbにおいて、報知イベントBに比べて優先度の設定が低い報知イベントAが発生した状態を示している。メロディBの発音途中で優先度の設定が低い報知イベントAが発生しても、制御部13は、メロディBの発音を途中で終了することなく、通常時の発音時間Tcまで発音するように報知部12を制御する。メロディBを報知部12から発音させている間に、低い優先度の報知イベントが検出された場合、制御部13は、低い優先度の報知イベントAを報知イベント記憶部15に記憶する。
図3C(b)の示す例では、メロディBの発音終了後、無音期間Tmが設定されている。制御部13は、無音期間Tmの経過後に、報知イベント記憶部に記憶されている報知イベントAを取得し、取得した報知イベントAに対応付けられているメロディAを発音するように報知部12を制御する。報知イベントAに対応するメロディAの通常時の発音時間はTaである。メロディAの発音終了後、制御部13による発音制御は終了する。
図3Cに示すように、高い優先度の報知イベント(報知イベントB)の音(メロディB)を報知部12から発音させている間に、報知イベントBの優先度に比べて低い優先度の報知イベント(報知イベントA)が発生した場合、制御部13は、優先度の高い報知イベントBのメロディBが鳴りきってから、優先度の低い報知イベントAの音(メロディA)に切り替えて発音するように報知部12を制御する。この場合、制御部13は、高い優先度の報知イベントBの音(メロディB)の発音を途中で終了させることなく、予め設定されている発音時間Tc、報知部12から発音させた後に、優先度の低い報知イベントAの音(メロディA)に切り替えて発音するように報知部12を制御する。高い優先度から低い優先度に切り替える際に、制御部13は、報知部12による優先度の高い報知イベントBの発音完了後(発音時間Tcの経過後)、ユーザが無音になったことを認識できる程度の時間(無音時間Tm)、無音にしてから、優先度の低い報知イベントAの音(メロディA)に切り替えるように報知部12を制御する。制御部13は、優先度の高い報知イベントBの種類に応じて、無音時間(Tm)を変更することが可能である。あるいは、制御部13は、優先度の高い報知イベントBと優先度の低い報知イベントAとの組合せに基づいて、無音時間(Tm)を変更することが可能である。
低い優先度の報知イベントの発音(メロディ)から高い優先度の報知イベントの発音(メロディ)へ切り替える場合の発音制御によれば(図3B)、ユーザは優先度の高い発音(メロディ)を即座に聞くことができ、優先度の高い報知イベントの発生を出来るだけ早いタイミングで確認することが可能になる。また、高い優先度の報知イベントの発音(メロディ)から低い優先度の報知イベントの発音(メロディ)へ切り替える場合の発音制御によれば(図3C)、無音時間を設けることにより、報知部12から発音される高い優先度の報知イベントの発音と低い報知イベントの発音との区別を明確にすることができる。優先度の高い報知イベントBの種類や報知イベントの組合せ(B,A等)に基づいて、無音時間の設定を変えることにより、ユーザにおける報知イベントの認識効果を高めることが可能になる。
読出部16が、全体制御部1からの指示に従って、画素200から信号線122に出力された画像信号(電荷)を読み出す際に、読み出し期間中の発音を避けるために、制御部13は、読み出し期間中に検出された報知イベントを報知イベント記憶部15に記憶して、発音開始を遅らせるように制御することも可能である。読み出し期間は画像生成に必要な非常に少量の電荷を取り出す期間であり、報知部12の発音部(スピーカ)におけるコイルの駆動などにより発生した電磁気の影響を受けないようにするため、制御部13は、読出部16による読み出し期間中の発音を制限(禁止)する期間(発音制限期間)を設定し、制御部13は、報知部12からの発音を制限するように制御を行う。すなわち、画素アレイから信号の読み出しを行う読出し期間中に、報知イベント検出部14により報知イベントが検出された場合、制御部13は、読出し期間を発音制限期間として設定し、報知部12からの発音を制限する。
読み出し期間には、読出部16が各画素200から各信号線122に出力された画像信号(電荷)を読み出す期間(時間)と、読出部16によって画素200から読みだされたアナログ信号の画像信号をA/D変換部7が増幅し、デジタル化する期間(時間)と、が含まれる。すなわち、発音制限期間には、補正用の画像データと、放射線画像データとをデジタル化する期間が含まれる。尚、発音制限期間の設定は、この例に限定されるものではなく、画像にノイズやアーチファクトが生じる得る状態(報知イベント)に対して、発音制限期間を設定して、発音開始を遅らせるように制御することも可能である。
放射線撮影装置101が、1枚の画像を生成するために、補正用の画像データと放射線照射後の放射線画像データを取得する場合には、それぞれの画像データを取得するための読み出し期間が発音制限期間として設定されることになる。補正用の画像データとは、例えば、放射線未照射の状態において放射線検出部20の画像アレイから取得される画像である。また、制御部13は、撮影モードによって発音制限期間を設定することが可能である。例えば、第一の撮影モードや第二の撮影モードのように情報処理装置102を使用して撮影を行う場合は、放射線撮影装置101の状態を報知部12による発音以外の構成で報知することが可能である。ある一つの報知イベントの検出に応じて、放射線撮影装置101および情報処理装置102の双方で音を発生させると、一つの報知イベントに対して重複した報知になり得る。このような場合、制御部13は、放射線撮影装置101における発音を制限するように発音制限期間を設定することが可能である。
次に、以上のような構成を備えた放射線撮影装置101による発音制御について図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1において、報知イベント検出部14が、報知イベントの発生を監視し、報知イベントが発生していない場合(S1−No)、報知イベントの発生の監視を継続する。一方、ステップS1において、報知イベント(例えば、優先度Aの報知イベントA)の発生を検出した場合(S1−Yes)、処理はステップS2へ進められる。報知イベント検出部14は、報知イベントAの検出を制御部13に通知する。
ステップS2において、制御部13は、優先度の設定Bの報知イベントBに基づく音(メロディ)が発音中であるか否かを判定する。報知イベントBに基づく音(メロディ)が発音中でない場合(S2−No)、処理はステップS4に進められ、制御部13は報知イベントAに基づく音(メロディ)を発音するように報知部を制御する(S4)。S2−NoおよびS4の処理は、図3B(a)で説明した処理に対応する。
一方、ステップS2の判定で、報知イベントBに基づく音(メロディ)が発音中である場合(S2−Yes)、処理はステップS3に進められる。
ステップS3において、制御部13は、報知イベントAの優先度と、報知イベントAよりも前に検出された報知イベントBの優先度とを比較する。報知イベントAの優先度が報知イベントBの優先度よりも高い場合(S3−Yes)、処理はS5に進められ、制御部13は報知イベントAに基づく音(メロディ)を発音するように報知部12を制御する(S5)。ステップS3−Yes、およびステップS5の処理は、図3B(b)で説明した処理に対応する。
一方、ステップS3の判定で、報知イベントAの優先度が報知イベントBの優先度よりも低い場合(S3−No)、処理はステップS6に進められる。
ステップS6において、制御部13の制御の下、報知イベントAは、報知イベント記憶部15に記憶され、処理はステップS7に進められる。ステップS7において、制御部13は報知イベントBに基づく音(メロディ)を発音するように報知部12を制御する。そして、処理はステップS2に戻され、ステップS2以降、同様の処理が繰り返される。優先度の高い報知イベントBの発音が終了するまで、制御部13は報知イベントBに基づく音(メロディ)を発音するように報知部12を制御し、報知イベントBの発音が終了した後(S2−No)、処理はステップS4に進められ、ステップS4において、制御部13は報知イベントAに基づく音(メロディ)を発音するように報知部12を制御する。これにより、報知イベントAが報知される。ステップS3−No、S6、S7、S2−NoおよびステップS4の処理は、図3C(a)、(b)で説明した処理に対応する。
図5Aは、低い優先度の報知イベントAの音(メロディA)を報知部12から発音させている間に、報知イベントAの優先度に比べて高い優先度の報知イベントBが発生した場合における、報知イベント検出部14、制御部13、報知イベント記憶部15、報知部12の処理シーケンスを示す図である。この処理シーケンスは図3B(b)で説明した処理に対応するものである。
SD401において、報知イベント検出部14が、優先度が低い報知イベントAを検出し、制御部13へ報知イベントAの発生を通知する。
次にSP401において、制御部13は、報知イベントAの優先度と報知部12で発音中のメロディの優先度などの情報から、報知イベントAに対応付けられた音(メロディA)を発音するように報知部12を制御する。そして、SA401において、報知部12は、制御部13の発音制御に基づいて、メロディAの発音を行う。
次に、SD402において、報知イベント検出部14が、報知イベントAの優先度よりも高い優先度の報知イベントBを検出すると、報知イベント検出部14は、制御部13へ報知イベントBの発生を通知する。
SP402において、制御部13は、発音中のメロディAと対応付けられている報知イベントAの優先度と報知イベントBの優先度を比較し、比較結果に基づいて報知部12を制御する。低い優先度の報知イベントAのメロディAを報知部12から発音させている間に、報知イベントAの優先度に比べて優先度の高い報知イベントBが発生した場合、制御部13は、低い優先度の報知イベントAのメロディAの発音を途中で終了させて、優先度の高い報知イベントBのメロディBに切り替えて発音するように報知部12を制御する。
そして、SA402において、報知部12は、制御部13の発音制御に基づいて、メロディBの発音を行う。メロディBの発音が終わると、SP403において、制御部13は発音制御を終了させる。
図5Bは、高い優先度の報知イベントBの音(メロディB)を報知部12から発音させている間に、報知イベントBの優先度に比べて低い優先度の報知イベントAが発生した場合における、報知イベント検出部14、制御部13、報知イベント記憶部15、報知部12の処理シーケンスを示す図である。この処理シーケンスは図3C(a)、(b)で説明した処理に対応するものである。
SD451において、報知イベント検出部14が、優先度が高い報知イベントBを検出し、制御部13へ報知イベントBの発生を通知する。
次にSP451において、制御部13は、報知イベントBの優先度と報知部12で発音中のメロディの優先度などの情報から、報知イベントBに対応付けられた音(メロディB)を発音するように報知部12を制御する。
そして、SA451において、報知部12は、制御部13の発音制御に基づいて、メロディBの発音を行う。
次に、SD452において、報知イベント検出部14が、報知イベントBの優先度よりも低い優先度の報知イベントAを検出すると、報知イベント検出部14は、制御部13へ報知イベントAの発生を通知する。
SP452において、制御部13が、発音中のメロディBと対応付けられている報知イベントBの優先度と報知イベントAの優先度とを比較し、比較結果に基づいて報知部12を制御する。
SM451において、報知イベントAの優先度が報知イベントBの優先度よりも低い場合、制御部13の制御の下、優先度の低い報知イベントAの情報を報知イベント記憶部15に記憶する。
メロディBの発音が終わると、SP453において、制御部13は報知イベント記憶部15に記憶した報知イベントAの情報を取得し、SP454において、制御部13は、報知イベントAの優先度と報知部12で発音中のメロディの優先度などの情報から、報知イベントAに対応付けられたメロディAを発音するように報知部12を制御する。
そして、SA452において、報知部12は、制御部13の発音制御に基づいて、メロディAの発音を行う。メロディAの発音が終わると、SP455において、制御部13は発音制御を終了させる。
また、メロディ発音中に発生した、報知イベントは、FIFOのような手段で報知イベント記憶部15に記憶されてもよいし、制御部13は、優先度に基づいて報知イベント記憶部15内の報知イベントの順番を入れ替えて、報知部12から発音するように制御することが可能である。
本実施形態によれば、報知による音の聞き間違えや聞き逃しを低減することが可能になる。これにより、ユーザは、放射線撮影装置101の状態を正確に認識することが可能になる。これにより、再撮影などの手間を削減し、被写体の無効被ばくを抑制し、効率的な放射線撮影を行うことが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:放射線撮影システム、101:放射線撮影装置、102:情報処理装置、13:制御部、14:報知イベント検出部、15:報知イベント記憶部、19:画像記憶部

Claims (20)

  1. 放射線に応じた信号を生成するための画素アレイを備えた放射線検出手段と、発音による報知を行う報知手段とを有する放射線撮影装置であって、
    前記放射線撮影装置の状態に応じて発生する報知イベントを検出する検出手段と、
    前記検出手段が複数の報知イベントを検出した際に、前記複数の報知イベントのうち、より高い優先度を有する報知イベントに対応付けられている音を発音するように、前記報知手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 放射線に応じた信号を生成するための画素アレイを備えた放射線検出手段と、発音による報知を行う報知手段とを有する放射線撮影装置であって、
    前記放射線撮影装置の状態に応じて発生する複数の報知イベントを検出する検出手段と、
    前記複数の報知イベントのそれぞれに設定されている優先度に基づいて、前記報知手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記画素アレイから信号の読み出しを行う読出し期間中に、前記検出手段により前記複数の報知イベントのうちの報知イベントが検出された場合、前記報知手段からの発音を制限することを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 前記制御手段が、報知イベントに対応付けられている第一の音を前記報知手段から発音させている間に、前記報知イベントの優先度に比べて高い優先度の報知イベントが検出された場合、
    前記制御手段は、前記第一の音の発音の発音時間を、予め設定されている発音時間よりも短くするように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記制御手段は、予め設定されている発音時間の途中で前記第一の音の発音を終了させて、前記高い優先度の報知イベントに対応付けられている第二の音を発音するように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記制御手段が、報知イベントに対応付けられている第一の音を前記報知手段から発音させている間に、前記報知イベントの優先度に比べて低い優先度の報知イベントが検出された場合、
    前記制御手段は、前記第一の音を予め設定されている発音時間、前記報知手段から発音させた後に、前記低い優先度の報知イベントに対応付けられている第二の音を発音するように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記制御手段は、前記第一の音の発音完了後、前記第二の音の発音開始前に、前記報知手段を無音に制御することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記第一の音に対応付けられている前記報知イベントの種類に基づいて、前記報知手段を無音にする無音時間の設定を変更することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記制御手段は、前記第一の音に対応付けられている前記報知イベントの種類と、前記第二の音に対応付けられている前記報知イベントの種類との組合せに基づいて、前記報知手段を無音にする無音時間の設定を変更することを特徴とする請求項またはに記載の放射線撮影装置。
  9. 報知イベントの情報を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記第一の音を前記報知手段から発音させている間に、前記低い優先度の報知イベントが検出された場合、前記制御手段は、前記低い優先度の報知イベントの情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記制御手段は、前記第一の音の発音完了後、前記記憶手段に記憶されている報知イベントの情報を取得し、前記取得した報知イベントの情報に対応付けられている第二の音を発音するように前記報知手段を制御する請求項に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記画素アレイから信号の読み出しを行う読出し期間中に、前記検出手段により報知イベントが検出された場合、前記制御手段は、前記読出し期間を発音制限期間として設定し、前記報知手段からの発音を制限することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記画素アレイから信号の読み出しを行う期間には、放射線未照射の状態における補正用の画像データと、放射線照射後の放射線画像データとを得るために、前記画素アレイから画像信号を読み出す期間が含まれることを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影装置。
  13. 前記発音制限期間には、前記補正用の画像データと、前記放射線画像データとをデジタル化する期間が含まれることを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影装置。
  14. 前記放射線撮影装置の状態には、放射線撮影処理を開始する状態が含まれることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  15. 前記放射線撮影装置の状態には、放射線照射を検知するための照射検知可能時間が基準値よりも少なくなっている状態が含まれることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  16. 画像データを記憶する画像記憶手段を更に備え、
    前記放射線撮影装置の状態には、前記画像記憶手段に記憶され、外部の装置に対して未転送の画像データが存在する状態を含むことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  17. 撮影を行うための操作設定を受け付ける操作手段を更に備え、
    前記放射線撮影装置の状態には、前記操作手段による操作設定に基づく前記放射線撮影装置の設定が変更された状態を含むことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  18. 前記放射線撮影装置の状態には、前記放射線撮影装置の撮影モードが変更された状態が含まれることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  19. 放射線に応じた信号を生成するための画素アレイを備えた放射線検出手段と、発音による報知を行う報知手段と、放射線撮影装置の状態に応じて発生する報知イベントを検出する検出手段と、を有する放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記検出手段が複数の報知イベントを検出した際に、前記複数の報知イベントのうち、より高い優先度を有する報知イベントに対応付けられている音を発音するように、前記報知手段を制御する工程を有することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  20. コンピュータに、請求項19に記載の放射線撮影装置の制御方法工程を実行させるためのプログラム。
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