JP2002186609A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2002186609A
JP2002186609A JP2000379717A JP2000379717A JP2002186609A JP 2002186609 A JP2002186609 A JP 2002186609A JP 2000379717 A JP2000379717 A JP 2000379717A JP 2000379717 A JP2000379717 A JP 2000379717A JP 2002186609 A JP2002186609 A JP 2002186609A
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ray
scan
scanning
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JP2000379717A
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Satoru Miyagawa
哲 宮川
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/548Remote control of the apparatus or devices

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  • Public Health (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線CT装置に関し、X線CT撮影時の被験
者に均一かつきめ細かい音声サービスを提供可能なこと
を課題とする。 【解決手段】 X線により被検体のスキャン読取を行う
走査ガントリ部30と、走査ガントリ部30に被検体1
00を搬送する撮影テーブル20とを含む装置本体部
と、技師が操作する遠隔の操作コンソール部10とを有
するX線CT装置において、操作コンソール部10で設
定されたスキャン計画の情報に従って被検体のスキャン
読取制御を行う制御部11と、制御部11の制御下で装
置本体部の側に所定の音声メッセージに出力する音声発
生部80とを備え、前記制御部11はスキャンシーケン
ス実行中における撮影テーブル20の移動又は走査ガン
トリ部30のチルトの起動制御(イベント)を契機とし
て音声発生部80により対応する音声メッセージを発生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線CT装置に関
し、更に詳しくは、X線により被検体のスキャン読取を
行う走査ガントリ部と、走査ガントリ部に被検体を搬送
する撮影テーブルとを含む装置本体部と、技師が操作す
る遠隔の操作コンソール部とを有するX線CT装置に関
する。
【0002】この種のX線CT装置では、撮影(スキャ
ン)中の被験者が一人になるために、不安や不慣れを解
消させる意味からも、撮影進行に伴うきめ細かな情報
(ガイダンス)サービスの提供が望まれる。
【0003】
【従来の技術】この点、従来は、スキャン中の患者に対
して息止め/息継ぎのタイミングを適正に知らせるべ
く、制御部が患者に対して呼吸停止/開始の音声メッセ
ージを自動的に提供する所謂オートボイス機能が知られ
ている。
【0004】また、従来は,技師が操作コンソール部の
マイクを介して患者に直接指示を与える所謂インターカ
ム機能が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の如
くスキャン中の患者に対して呼吸停止/開始の音声メッ
セージのみを提供する方法(サービス)であると、被験
者の不安や不慣れを十分には解消できず、場合によって
は撮影のやり直しの事態ともなり得る。以下、具体的に
説明する。
【0006】一般に、この種の装置による撮影の開始か
ら終了に至るまでの一連のスキャンシーケンス中には、
上記息止め/息継ぎ以外にも、撮影目的に応じて走査ガ
ントリ部を傾けるチルト動作や、撮影テーブルにより患
者をスキャン開始位置まで搬送する動作等、不慣れな患
者に対して少なからず不安を与えるような各種イベント
が生じ得る。
【0007】この場合に、例えば大きな操作ガントリ部
が突然患者の方に傾いたり、又は撮影テーブルがいきな
り移動開始すると、患者が驚いて動いてしまい、撮影位
置がずれてしまう場合がある。また、造影検査等におい
ては、患者の造影剤チューブが引っ掛からないように傍
らで世話をしているような医師や看護婦に対しても、撮
影テーブルの移動開始を伝える必要がある。この点、従
来は、技師がインターカムを介して患者や看護婦等に直
接声をかけることで、注意を促していた。
【0008】しかし、一旦撮影が開始されると、一連の
スキャンシーケンスは自動的又は半自動的に進むため、
これに合わせて一々声を掛けるのは極めて煩雑である。
また、技師によっては、声を掛けるのを忘れたり、又は
声を掛けない場合もあり、サービスの均一性(統一性)
を欠くことになる。
【0009】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とする所は、X線CT撮影時の被
験者に均一かつきめ細かい音声サービスを提供可能なX
線CT装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のX線C
T装置は、X線により被検体のスキャン読取を行う走査
ガントリ部30と、走査ガントリ部30に被検体100
を搬送する撮影テーブル20とを含む装置本体部と、技
師が操作する遠隔の操作コンソール部10とを有するX
線CT装置において、操作コンソール部10で設定され
たスキャン計画の情報に従って被検体のスキャン読取制
御を行う制御部11と、制御部11の制御下で装置本体
部の側に所定の音声メッセージに出力する音声発生部8
0とを備え、前記制御部11はスキャンシーケンス実行
中における撮影テーブル20の移動又は走査ガントリ部
30のチルトの起動制御(イベント)を契機として音声
発生部80により対応する音声メッセージを発生するも
のである。
【0011】本発明(1)によれば、一連のスキャンシ
ーケンスが自動的又は半自動的に進んでも、撮影テーブ
ル20の移動又は走査ガントリ部30のチルトの起動制
御(イベント)を契機として対応する音声メッセージを
発生する構成により、被験者に均一かつきめ細かい音声
サービスを提供可能となると共に、技師のサービス負担
が軽減される。
【0012】なお、上記「撮影テーブル20の移動又は
走査ガントリ部30のチルトの起動制御を契機として対
応する音声メッセージを発生する」には、音声メッセー
ジの発生と同時に、又は少し遅れて、又は音声メッセー
ジの発生終了後に起動制御を開始する場合の各態様が含
まれる。音声メッセージの発生終了後に起動制御を開始
する場合は元より、音声メッセージの発生と同時に、又
は少し遅れて機構部の起動制御を開始する場合であって
も、むしろ患者が同時に又は直前に発生される音声メッ
セージに気を取られる結果、患者の驚きや不安を十分に
緩和する効果を発揮できるからである。
【0013】好ましくは本発明(2)においては、上記
本発明(1)において、撮影テーブル20を任意に移動
させるためのマニュアル操作ボタン12c/22を備
え、制御部11はマニュアル操作ボタン12c/22の
操作入力を契機として音声発生部80により対応する音
声メッセージを発生するものである。
【0014】従って、技師が任意に撮影テーブル20を
移動させても、これを契機に対応する音声メッセージ
(「撮影テーブルを動かします」等)が自動的に発生さ
れるため、患者の不安を取り除けると共に、技師のサー
ビス負担を軽減できる。
【0015】好ましくは本発明(3)においては、上記
本発明(1)において、走査ガントリ部30を任意にチ
ルトさせるためのマニュアル操作ボタン12c/71を
備え、制御部11はマニュアル操作ボタン12c/71
の操作入力を契機として音声発生部80により対応する
音声メッセージを発生するものである。
【0016】従って、技師が任意に走査ガントリ部30
をチルトさせても、これを契機に対応する音声メッセー
ジ(「ガントリを傾けます」等)が自動的に発生される
ため、患者の不安を取り除けると共に、技師のサービス
負担を軽減できる。
【0017】好ましくは本発明(4)においては、上記
本発明(1)において、制御部11のスキャン読取制御
を任意に中断させるためのマニュアル操作ボタン12b
を備え、制御部11はマニュアル操作ボタン12bの操
作入力を契機として音声発生部80により対応する音声
メッセージを発生するものである。
【0018】従って、技師が緊急等の理由でスキャンシ
ーケンス(スキャン開始位置までの患者の搬送等)を途
中で中断(停止)させても、これを契機に対応する音声
メッセージ(「移動を止めます」等)が自動的に発生さ
れるため、患者の不安を取り除けると共に、技師のサー
ビス負担を軽減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は実施の形態によるX線CT装置の要部構成図で、該
装置は大きく分けて、X線ファンビームXLFBにより
被検体100のアキシャル/ヘリカルスキャン・読取等
を行う走査ガントリ部30と、被検体100を載せて体
軸CLbの方向に移動させる撮影テーブル20と、技師
が操作する遠隔(通常別室)の操作コンソール部10と
から構成される。
【0020】走査ガントリ部30において、40は回転
陽極型のX線管、41はX線制御部、50はX線の曝射
範囲(主に体軸CLb方向)の制限を行うコリメータ
(スライス幅コリメータ)、51はコリメータ制御部、
90はチャネルCH方向に並ぶ多数(n=1000程
度)のX線検出器が被検体体軸CLbの方向の例えば2
列A,Bに配列されているX線検出器アレイ(マルチデ
ィテクタ)、91はX線検出器アレイ90の検出信号に
基づき被検体100の投影データgA(X,θ),g
B(X,θ)を生成し、収集するデータ収集部、60は
走査ガントリ(X線撮影系)を被検体体軸CLbの周り
回転させる回転制御部、70は走査ガントリ部30の全
体を被検体体軸CLbの方向に傾けるチルト制御部、そ
して、80は音声発生部、81はスピーカである。
【0021】操作コンソール部10において、11はX
線CT装置の主制御・処理(スキャン制御,CT断層像
の再構成処理,音声メッセージの発生処理等)を行う中
央処理装置、11aはそのCPU、11bはCPU11
aが使用するRAM,ROM等からなる主メモリ(M
M)、12はキーボードやマウス等を含む指令やデータ
の入力装置、13はスキャン計画情報や画像再構成され
たCT断層像等を表示するための表示装置(CRT)、
14はCPU11aと走査ガントリ部30及び撮影テー
ブル20との間で各種制御信号CSやモニタ信号MS等
のやり取りを行う制御インタフェース、15はデータ収
集部91からの投影データを一時的に蓄積するデータ収
集バッファ、16はデータ収集バッファ15からの投影
データを蓄積・格納すると共に、X線CT装置の運用に
必要な各種アプリケーションプログラムや各種演算/補
正用データファイル等を格納している二次記憶装置(ハ
ードディスク装置等)、そして、82は各種イベント対
応の音声メッセージデータ(音声データ)を記憶してい
る音声メモリである。
【0022】係る構成により、X線管40からのX線フ
ァンビームXLFBは被検体100を透過してX線検出
器アレイ90の検出器列A,Bに一斉に入射する。デー
タ収集部91はX線検出器アレイ90の各検出出力に対
応する投影データgA(X,θ),gB(X,θ)を生成
し、これらをデータ収集バッファ15に格納する。更
に、走査ガントリが僅かに回転した各ビュー角θで上記
同様のX線投影を行い、こうして走査ガントリ1回転分
の投影データを収集・蓄積する。
【0023】また同時に、アキシャル/ヘリカルスキャ
ン方式に従って撮影テーブル20を被検体100の体軸
CLb方向に間欠的/連続的に移動させ、こうして被検
体100の所要撮影領域についての全投影データを収集
・蓄積し、これらを最終的に二次記憶装置16に格納す
る。そして、CPU11aは、上記全スキャンの終了
後、又はスキャン実行に追従(並行)して、得られた投
影データに基づき被検体100のCT断層像を再構成
し、これを表示装置13に表示する。 図3は実施の形
態によるX線CT装置の外観図で、図において、奥側の
撮影室には走査ガントリ部30及び撮影テーブル20か
らなる装置本体部が設けられ、手前側の操作室には操作
コンソール部10が設けられる。これらの装置間は床下
のケーブル(不図示)により電気的に接続されている。
【0024】走査ガントリ部30は不図示のチルト機構
部によってそのほぼ筐体全体が矢印a方向にチルトす
る。このガントリチルトは、後述の一連のスキャンシー
ケンスに従うCPU11aからのリモート制御により技
師の確認を伴って半自動的に行われる。又は技師がマニ
ュアル操作ボタン12c/71を使用して任意に制御す
ることも可能である。
【0025】撮影テーブル20において、21は被検体
100を載せて体軸CLb及び上/下方向に移動する天
板(以下、クレイドルと称する)である。このクレイド
ル21の移動は、同じく一連のスキャンシーケンスに従
うCPU11aからのリモート制御により技師の確認を
伴って半自動的に行われる。又は技師がマニュアル操作
ボタン12c/22を使用して任意に制御することも可
能である。また、この例では、撮影テーブル20の一部
にスピーカ81が埋設されている。
【0026】操作コンソール部10において、入力装置
12には通常のアルファニューメリックタイプのキーボ
ード12a、後述のスキャンシーケンスに従って技師が
確認操作をするための確認操作ボタン12b、技師が遠
隔のクレイドル21やガントリ30のチルトをリモート
操作するためのマニュアル操作ボタン12c、及びマウ
ス12d等が含まれる。また17は技師の肉声を遠隔の
スピーカ81に出力するためのマイクである。
【0027】挿入図(a)に確認操作ボタン12bの一
例を示す。ここで、「CONFIRM」はスキャン計画
設定完了の確認ボタン、「Tilt」はガントリチルト
動作開始の際の確認ボタン、「Move to Sca
n」はクレイドル21をスキャン開始位置まで移動開始
させる時の確認ボタン、「START SCAN」はス
キャン(X線曝射)開始の確認ボタンである。なお、実
行中のスキャンシーケンスを途中で中断させるための
「STOP」ボタンもここに設けられている。
【0028】以下、本発明に係る音声メッセージの発生
構成及び発生制御の実施の形態を詳細に説明する。図4
は実施の形態によるオートボイス機能に係る構成を説明
する図である。図において、音声メモリ82は、例えば
ROM等の不揮発性メモリからなり、予め各種イベント
対応に作成された音声メッセージデータ(PCM符号
等)をイベント番号1〜n対応に格納している。
【0029】CPU11aは、スキャンシーケンスの進
行に応じた制御プログラムの主導により、又は技師のマ
ニュアル操作スイッチ入力に応じた割込処理の主導によ
り、音声メモリ82から対応する音声メッセージデータ
VODを読み出し、制御インタフェース14を介して音
声発生部80に送る。
【0030】音声発生部80は、入力の音声データVO
DをD/A変換器83でD/A変換し、その出力を音声
帯域のベースバンド処理部(ローパスフィルタに相当)
84でアナログ音声信号に変換する。更に、その出力を
アンプ85で増幅し、スピーカ81に出力する。一方、
マイク17からの技師の肉声音声は、A/D変換器18
でA/D変換(サンプリング)され、制御インタフェー
ス14において上記音声発生部80の入力ラインに合成
されている。これにより両音声データが合成され,被験
者等は、オートボイス機能に係る音声メッセージを聞く
ことも、また同時にインターカム機能に係る技師からの
音声を聞くことも可能である。
【0031】図4に上記の各種確認操作ボタン12b及
びマニュアル操作ボタン12cがスイッチSW1〜SW
mとして示されている。各スイッチSW1〜SWmは夫
々のプルアップ抵抗Rを介して各シュミットトリガ回路
ST1〜STmに接続され、各シュミットトリガ回路S
T1〜STmの出力信号CS1〜CSmはプライオリテ
ィーエンコーダ(PENC)11cに入力している。こ
のプライオリティーエンコーダ11cは、入力の信号C
S1〜CSmをランドロビン方式等による優先制御によ
り選択し、CPU11aに対応する割込要求IRQを掛
けるものである。以下、一例の動作を説明する。
【0032】今、技師がスイッチSW1を押すと、ST
1の出力CS1がLOWレベル(論理1)となり、これ
によりCPU11aに割込み要求IRQ=1が入力され
る。この割込要求IRQを受け付けたCPU11aは共
通バス11dを介してPENC11cにアクセスし、こ
の場合は信号CS1が割込要求IRQを出していること
を読み取り、これに対応するスイッチ制御を実行する。
他のスイッチSW2〜SWmについても同様である。ス
イッチ制御の詳細については後述する。
【0033】図5,図6は実施の形態によるX線CT撮
影処理のフローチャート(1),(2)で、撮影準備の
開始(スキャン計画設定入力)から撮影の終了(CT断
層像の表示)に至る一連のスキャンシーケンスについて
のCPU11aの処理を示している。好ましくは、事前
に被検体100のスカウトスキャン(2次元レントゲン
撮影に相当)を行った後、この処理に入力する。
【0034】ステップS11では、技師が表示部13に
表示された被検体100のスカウト像を参照しつつ、続
く被検体100のアキシャル/ヘリカルスキャンのため
のスキャンパラメータを設定する。例えば、スキャンタ
イプ[Scan Type]=アキシャルスキャン、体軸上のスキ
ャン開始位置[Start Loc]=z1、体軸上のスキャン終
了位置[End Loc]=z10、撮像枚数[NO.of ImageS]=
10枚、被検体のスライス厚[Thick]=2mm、スキャ
ンタイム[Sec]=1秒/ガントリ1回転、ガントリチル
ト角=7°,X線管の管電圧[kV]=120kV、X線管
の管電流[mA]=280mA等の設定を行う。ステップS
12では「CONFIRM」ボタンの入力を待ち、やが
て、「CONFIRM」ボタンが入力されると、ステッ
プS13に進む。
【0035】ステップS13では上記設定されたスキャ
ンパラメータ(管電圧kV,管電流mA等)に基づきX
線管40の起動を付勢する。X線管40の起動制御に
は、管電圧kVの立上げ及びその安定化、回転陽極の駆
動及びその回転速度の安定化等が含まれるが、これらの
駆動制御は、CPU11aからスキャンパラメータを受
け取ったX線制御部41内のCPU(不図示)により自
動的に実行され、やがて起動完了すると、その旨がCP
U11aに通知される。一方、CPU11aは、ステッ
プS14でX線管40の起動完了を待ち、やがて起動完
了すると、ステップS15では走査ガントリ部30のチ
ルト制御が必要か否かを判別する。走査ガントリ部30
は、通常はチルト角=0°に戻されているが、上記スキ
ャン計画で設定されたガントリチルト角と現在のチルト
角とが異なる場合はガントリのチルト制御が必要であ
る。
【0036】この場合はステップS16で「Tilt」
ボタンの点滅を行い、技師の起動確認を促すと共に、ス
テップS17では「Tilt」ボタンの入力を待つ。そ
して、やがて「Tilt」ボタンが入力されると、ステ
ップS18ではチルト動作が行われる旨の音声メッセー
ジ(例えば「ガントリが頭の方向に傾きます」)をスピ
ーカ81に出力する。ステップS19では上記設定され
たスキャンパラメータ(チルト角=7°)に基づきガン
トリのチルト動作を付勢する。なお、このチルト動作の
付勢は、上記ステップS18における音声メッセージの
発生と同時に、又は発生から少し遅れて、又は音声メッ
セージの発生完了後に行われる。このガントリチルト制
御は、CPU11aからチルト角情報を受け取ったチル
ト制御部70内のCPU(不図示)により自動的に実行
され、やがてチルト完了すると、その旨がCPU11a
に通知される。一方、CPU11aはステップS20で
ガントリチルトの完了を待ち、やがてチルト完了する
と、ステップS21に進む。
【0037】また、上記ステップS15の判別でガント
リチルトの必要が無い場合は上記ステップS16〜ステ
ップS20の処理をスキップする。
【0038】ステップS21ではガントリの回転制御を
付勢する。上記同様にして、このガントリ回転制御は回
転制御部60内のCPU(不図示)により行われる。
【0039】フローは図6に進み、ステップS22では
「Move to Scan」ボタンの点滅を行い、技
師のクレイドル移動開始確認を促すと共に、ステップS
23では「Move to Scan」ボタンの入力を
待つ。そして、やがて「Move to Scan」ボ
タンが入力されると、ステップS24では撮影台が動く
旨の音声メッセージ(例えば「撮影台が進みます」)を
スピーカ81に出力する。ステップS25ではクレイド
ルの移動制御を付勢する。この付勢制御は、上記ステッ
プS24における音声メッセージの発生と同時に、又は
少し遅れて、又は音声メッセージの発生完了後に行われ
る。クレイドル21の移動制御はCPU11aからスキ
ャン開始位置情報を受け取ったクレイドル制御部内のC
PU(不図示)により自動的に実行され、やがてスキャ
ン開始位置に到達すると、その旨がCPU11aに通知
される。一方、CPU11aはステップS26でスキャ
ン準備完了(ガントリ回転完了及びクレイドル移動完
了)を待ち、やがてスキャン準備完了すると、ステップ
S27に進む。
【0040】ステップS27では「START SCA
N」ボタンの点滅を行い、技師のスキャン動作開始確認
を促すと共に、ステップS28では「START SC
AN」ボタンの入力を待つ。そして、やがて「STAR
T SCAN」ボタンが入力されると、ステップS29
ではスキャン開始の旨の音声メッセージをスピーカ81
に出力する。
【0041】そして、ステップS30では、前記ステッ
プS29の音声メッセージの発生と同時に、又は少し遅
れて、又はメッセージ終了後に、最初のスキャン位置か
らのスキャン(X線曝射)を開始する。ステップS31
ではビュー角の投影データを種集・蓄積する。ステップ
S32では全工程のスキャンを完了したか否かを判別
し、完了していない場合はステップS30に戻る。そし
て、やがて全工程のスキャンを完了するとステップS3
3に進み、上記得られた投影データに基づき被検体のC
T断層像を再構成する。そして、ステップS34では上
記得られたCT断層像を表示装置13に表示する。
【0042】なお、図示しないが、上記スキャンシーケ
ンスの中でもし「STOP」ボタンが押された場合は、
直ちにその時点の動作を停止すると共に、併せてその時
点の動作中断に対応する音声メッセージを選択し、スピ
ーカ81に出力する。
【0043】図7は実施の形態による機構部マニュアル
制御のフローチャートで、技師がガントリ部30や撮影
テーブル20等の機構部を任意にマニュアル制御する場
合の処理を示している。技師が、クレイドル21の移動
用マニュアル操作ボタン12c/22を操作した場合を
具体的に説明する。図において、マニュアル操作ボタン
の押下により割込処理に入力する。ステップS41では
他の割込要求を不許可(ディセーブル状態)にする。ス
テップS42ではプライオリティーエンコーダ11cに
アクセスして、割込要求の原因を解析し、続くステップ
S44では割込要求の原因に従って処理分岐する。
【0044】この例では、クレイドル21の移動用マニ
ュアル操作ボタン12c/22の入力が原因であるの
で、撮影台移動処理に分岐する。ステップS51では撮
影テーブルを移動する旨の音声メッセージをスピーカ8
1に出力する。そして、ステップS52では前記ステッ
プS51の音声メッセージの発生と同時に、又は少し遅
れて、又はメッセージ終了後に、クレイドル21に対す
るスイッチ操作入力対応の移動制御を行う。この移動制
御は、CPU11aが直接行っても良いし、又はクレイ
ドル制御部内のCPU(不図示)を介して行っても良
い。ステップS53では移動終了か否かを判別し、技師
がスイッチを押したままの場合は、対応するスイッチ入
力信号CSi=0(論理1)のままであり、この場合は
ステップS52に戻り、上記移動制御を続ける。そし
て、やがて技師がスイッチを離すと、対応するスイッチ
入力信号CSi=1(論理0)となり、この場合はステ
ップS54に進む。ステップS54では割込要求を許可
(イネーブル状態)にし、この割込処理をぬける。他の
マニュアル操作ボタン12c/71についても同様であ
る。
【0045】なお、この例では技師が操作ボタンを押し
ている間中、CPU11a又は対応する制御部のCPU
(不図示)の処理が拘束されるが、拘束されないように
構成してもよい。
【0046】また、上記実施の形態ではスピーカ81を
撮影テーブル20の側に設けたがこれに限らない。音声
メッセージが患者やその周囲の作業者に聞き取れるもの
であればスピーカ81はどこに設けても良く、例えば走
査ガントリン部30の側に設けても良い。
【0047】また、上記実施の形態では音声データをR
OM等からなる音声メモリに格納したがこれに限らな
い。例えば音声データを二次記憶装置16上に格納して
も良い。
【0048】また、上記実施の形態におけるステップS
15の判別処理、又はステップS21のガントリ回転起
動処理は、それぞれの事前の動作の完了を待って実行さ
れたが、これに限らない。これらの処理/制御は事前の
動作の完了を待たずに開始してもよく、これによって撮
影準備期間の短縮が図れる。
【0049】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構
成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行え
ることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、X線C
T撮影時の被験者に均一かつきめ細かい音声サービスを
提供可能となり、X線CT装置の運用におけるサービ
ス、安全性及び信頼性の向上に寄与するところが極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるX線CT装置の要部構成図で
ある。
【図3】実施の形態によるX線CT装置の外観図であ
る。
【図4】実施の形態によるオートボイス機能に係る構成
を説明する図である。
【図5】実施の形態によるX線CT撮影処理のフローチ
ャート(1)である。
【図6】実施の形態によるX線CT撮影処理のフローチ
ャート(2)である。
【図7】実施の形態による機構部マニュアル制御のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 操作コンソール部 11 中央処理装置 11a CPU 11b 主メモリ(MEM) 12 入力装置 13 表示装置(CRT) 14 制御インタフェース 15 データ収集バッファ 16 二次記憶装置 20 撮影テーブル 21 クレイドル 30 走査ガントリ部 40 X線管 41 X線制御部 50 コリメータ 51 コリメータ制御部 60 回転制御部 70 チルト制御部 80 音声発生部 90 X線検出器アレイ 91 データ収集部(DAS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 哲 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA17 CA33 EE15 FA04 FA42 FA43 FA49 FG19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線により被検体のスキャン読取を行う
    走査ガントリ部と、走査ガントリ部に被検体を搬送する
    撮影テーブルとを含む装置本体部と、技師が操作する遠
    隔の操作コンソール部とを有するX線CT装置におい
    て、 操作コンソール部で設定されたスキャン計画の情報に従
    って被検体のスキャン読取制御を行う制御部と、 制御部の制御下で装置本体部の側に所定の音声メッセー
    ジに出力する音声発生部とを備え、 前記制御部はスキャンシーケンスの実行中における撮影
    テーブルの移動又は走査ガントリ部のチルトの起動制御
    を契機として音声発生部により対応する音声メッセージ
    を発生することを特徴とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 撮影テーブルを任意に移動させるための
    マニュアル操作ボタンを備え、制御部はマニュアル操作
    ボタンの操作入力を契機として音声発生部により対応す
    る音声メッセージを発生することを特徴とする請求項1
    に記載のX線CT装置。
  3. 【請求項3】 走査ガントリ部を任意にチルトさせるた
    めのマニュアル操作ボタンを備え、制御部はマニュアル
    操作ボタンの操作入力を契機として音声発生部により対
    応する音声メッセージを発生することを特徴とする請求
    項1に記載のX線CT装置。
  4. 【請求項4】 制御部のスキャン読取制御を任意に中断
    させるためのマニュアル操作ボタンを備え、制御部はマ
    ニュアル操作ボタンの操作入力を契機として音声発生部
    により対応する音声メッセージを発生することを特徴と
    する請求項1に記載のX線CT装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018061782A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法、プログラム

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