JP4898382B2 - 放射線画像処理装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線画像処理装置及び放射線画像処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。特に、静止画撮影と動画撮影を併用可能な放射線画像装置における画像処理を行うために用いて好適なものである。
従来、放射線動画撮影は、イメージインテンシファイア(以下、I.I.)で増幅された画像をCCDで読み込むビデオ撮影が主流である。このようなI.I.を利用した動画撮影中に静止画を撮影する場合には、撮影された動画を加工して静止画像として使用するか、I.I.から別の撮影装置に切替えて静止画撮影を行うかのいずれかであった。ここで、静止画撮影に利用可能な別の装置としては、F/S(フィルム/スクリーン)系やCR(コンピューティッドラジオグラフィ)やFPD(フラットパネルディテクタ)等が挙げられる。
一方、近年、TFTを用いた液晶パネルの製造技術の発展や、半導体変換素子を有するエリアセンサの各分野への利用(例えば医療用X線撮像装置)の進展により、医療用放射線撮像装置においても大画面化、かつデジタル化が達成されている。医療用のデジタル放射線撮像装置は、微小信号をデジタル変換して画像出力するという特徴を有しており、放射線画像を瞬時に読み取り、瞬時にディスプレイ上に表示できるものである。このようなデジタル放射線撮像装置は、感度(S/N)が固定されているため、静止画撮影用として用いられるのが普通である。これに対し、特許文献1では、デジタル放射線撮像装置の感度切り替えを自在に行えるようにすることで、静止画撮影及び動画撮影の双方を実行することが可能なデジタル放射線撮像装置が提案されている。
特開2005−176297号公報
特許文献1の技術を用いると、動画と静止画を一つの撮像センサで撮影することが可能になるため、静止画撮影のために中断される動画撮影の情報欠落は格段に少なくなる。しかしながら、動画撮影の情報欠落は避けられず、そのような動画を再生した場合には、観察者は強い違和感を覚えてしまうという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、動画撮影中に静止画撮影が行われた動画の再生において、観察者の感じる違和感を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による放射線画像撮影装置は以下の構成を備える。即ち、
放射線撮影装置により動画撮影を行う動画撮影制御手段と、
前記動画撮影の実行中に、前記動画撮影の撮影レートに応じたフレーム期間のn倍(nは正の整数)の期間だけ前記動画撮影を中断し、その中断期間中に前記放射線撮影装置により前記動画撮影よりも高い解像度の静止画撮影を行う静止画撮影制御手段と、
前記動画撮影制御手段で得られた動画像と前記静止画撮影制御手段で得られた静止画像を保持する保持手段と、
前記静止画像から、縦横の画素数が前記動画像のフレーム画像と同じになるようにサイズ調整された画像を生成する処理手段と、
前記処理手段で生成された前記サイズ調整された画像を、前記動画像中の前記中断期間に対応するn枚の動画フレームとして用いることにより、前記サイズ調整された画像を前記動画像に統合する統合手段と、
前記統合手段で統合された前記動画像を再生表示する動画表示手段とを備える。
上記の目的を達成するための本発明による放射線画像撮影方法は、
動画撮影制御手段が、放射線撮影装置により動画撮影を行う動画撮影制御工程と、
静止画撮影制御手段が、前記動画撮影の実行中に、前記動画撮影の撮影レートに応じたフレーム期間のn倍(nは正の整数)の期間だけ前記動画撮影を中断し、その中断期間中に前記放射線撮影装置により前記動画撮影よりも高い解像度の静止画撮影を行う静止画撮影制御工程と、
保持手段が、前記動画撮影制御工程で得られた動画像と前記静止画撮影制御工程で得られた静止画像を保持する保持工程と、
処理手段が、前記静止画像から、縦横の画素数が前記動画像のフレーム画像と同じになるようにサイズ調整された画像を生成する処理工程と、
統合手段が、前記処理工程で生成された前記サイズ調整された画像を、前記動画像中の前記中断期間に対応するn枚の動画フレームとして用いることにより、前記サイズ調整された画像を前記動画像に統合する統合工程と、
動画表示手段が、前記統合工程で統合された前記動画像を再生表示する動画表示工程とを有する。
本発明によれば、動画撮影中に静止画撮影が行われた動画の再生において、観察者の感じる違和感を低減することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下では、上部消化器造影撮影を例にして説明するが、例えば血管造影撮影など、他の動画/静止画が併用される撮影手技に適用できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
−放射線画像処理装置の構成−
図1は、第1実施形態による放射線画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図1において、放射線発生部101は、X線、α線又はβ線等の放射線を発生する。発生放射線制御部102は、放射線発生部101から発生させる放射線の強度等を制御するために、放射線発生部101に印加する管電流や管電圧等を制御する。撮像部103は、放射線発生部101から発生された放射線を検出し、放射線画像信号を出力する。撮像部103は、放射線画像を静止画としても動画としても撮像可能である。即ち、撮像部103を用いて動画撮影及び静止画撮影の両方を行うことができる。撮像制御部104は、撮像部103による動画撮影と静止画撮影の切替え、動画撮影時の撮像レート、動画撮影や静止画撮影における解像度、感度等を制御する。
撮影指示部105は、キーボード、マウス、タッチパネル、曝射ボタン等を具備し、発生放射線制御部102及び撮像制御部104に対するユーザからの操作指示を入力する。画像登録部106は、撮像部103で撮影された静止画像および動画像を登録する。画像保持部107は、画像登録部106で登録された画像を保持する。再生指示部108は、キーボード、マウス、タッチパネル等を有し、ユーザからの、画像保持部107に保持された動画像の再生指示を入力する。撮影指示部105の一部を再生指示部の一部としてもよい。静止画像処理部109は、再生指示部108で指示された動画が動画撮影中の静止画撮影による静止画像を含む場合に、その静止画像を当該動画像のフレーム画像として用いるべく処理する。画像統合部110は、再生が指示された動画像の、動画撮影中の静止画撮影によって欠落したフレーム部分に静止画像処理部109で処理された静止画像を埋め込むことにより、動画像と静止画像を統合する。画像表示部111は、撮影中に撮像部103で撮影された画像を表示する。また、画像表示部111は、再生時に画像統合部110で統合された動画像を表示する。再生制御部112は、画像表示部111への画像の再生表示を制御する。システムバス113は、上述した101〜112の各部を相互に通信可能に接続する。
尚、上記放射線画像処理装置をコンピュータで構成した場合に、上記発生放射線制御部102、撮像制御部104、画像登録部106、静止画像処理部109、画像統合部110、再生制御部112の一部もしくは全ては、コンピュータ内のCPUがメモリに格納された所定の制御プログラムを実行することにより実現されてもよい。
次に、図2に示すフローチャートを用いて、第1実施形態における放射線画像処理装置の撮影処理の動作について具体的に説明する。
被写体(患者等)を、放射線発生部101と撮像部103との間に位置させる。それから、撮影指示部105より撮影開始が指示されると、図2に示される処理が開始される。まず、ステップS201において、発生放射線制御部102および撮像制御部104は、放射線発生部101及び撮像部103に動画撮影のための駆動条件を設定する。ステップS202において、撮像制御部104は動画像の撮影レート(本実施形態では30フレーム/秒とする)に従って撮像が行われるように撮像タイミングを制御する。尚、ステップS202において、後述のステップS205でタイマがONされていた場合には、撮像制御部104は当該タイマを参照した同期処理を行う。この同期処理については、ステップS205〜S207により静止画撮影処理を説明するところで詳しく説明する。次に、ステップS203において、撮像制御部104は放射線発生部101及び撮像部103を駆動して撮像(動画撮影における1フレーム分の撮影)を実行する。画像登録部106は、撮像部103により撮像した動画像を画像保持部107に保持する。また、撮像制御部104は、その動画像を画像表示部111に表示する。尚、ステップS203において撮像を終えたならば直ちに(画像の保持や表示処理の完了を待たずに)処理をステップS204へ進め、次のフレームもしくは静止画撮影のための動作を開始するようにしても良い。
ステップS204において、撮影指示部105から静止画撮影指示が入力されたか否かを判定する。即ち、動画撮影中の静止画撮影の開始が指示されたか否かが判定される。静止画撮影の指示が入力されていなければ、ステップS208に進み、撮影指示部105から撮影終了の指示が入力されたか否かを判定する。撮影終了の指示が入力された場合には、当該撮影処理を終了する。撮影終了が指示されていなければ、処理をステップS201に戻す。こうして、撮影終了が指示されるまで動画撮影が継続される。
上記動画撮影中に撮影指示部105から静止画撮影が指示されると、処理はステップS204からステップS205へ進む。
ステップS205において、撮像制御部104は、装置内に内蔵された不図示の、静止画撮影期間が設定されたタイマをONにする。静止画撮影期間として、撮影レートにより決まる1フレーム期間の正の整数倍が設定される。例えば、本実施形態では、動画撮影の撮影レートが30フレーム/秒(30fps)に設定されており、動画撮影の1フレーム期間は1/30秒である。そして静止画撮影期間にはその3倍の1/10秒が設定されている。次に、ステップS206において、発生放射線制御部102および撮像制御部104は、動画撮影を中断し、放射線発生部101及び撮像部103に静止画撮影の駆動条件を設定する。そして、ステップS207において、撮像制御部104は放射線発生部101及び撮像部103を駆動して撮像(静止画撮影)を実行する。そして、画像登録部106は、撮像部103により撮像した静止画像を画像保持部107に保持する。また、撮像制御部104は、その静止画像を画像表示部111に表示する。そして、処理をステップS201に戻す。尚、ステップS207において撮像を終えたならば直ちに(画像の保持や表示処理の完了を待たずに)処理をステップS201へ戻すようにしても良い。
ステップS207を経て処理がステップS202に進んだ場合は、ステップS202において、撮像制御部104は、静止画撮影により中断していた動画撮影を、動画のフレーム期間の正の整数倍の時点で動画撮影を再開する同期処理を行う。本実施形態では、1/10秒が設定されたタイマのタイムアップを検出して、動画撮影を再開することにより、上記同期処理を実現する。
図4にマーゲンファントムを撮影した上部消化器造影撮影の画像例を示す。41は静止画像を、42は動画像の1フレームの画像を表す。静止画撮影では、1枚の画像で診断が可能なように、十分な放射線の線量(例えば300mAs)を用い、高い解像度かつ高い階調で撮影を行う。例えば、撮像部103が160μmピッチの解像度、19インチ(2688pixel)四方の撮像エリアを有するとする。この撮像部103を用いて12ビット階調で撮影すると、画像サイズは非圧縮で約15Mバイト、可逆圧縮を行って約7.5Mバイト、非可逆圧縮を行って約1.5Mバイトのサイズとなる。
一方、動画撮影では、被験者が継続して浴びる放射線量軽減のため、静止画撮影より少ない放射線の線量(例えば3mAs)で撮影を行う。また、静止画撮影と同じ解像度かつ階調で、30フレーム毎秒で撮影すると、非可逆圧縮を行っても、約360Mビット毎秒となり、ネットワーク経由でストリーム転送を行うのに支障をきたす情報量となる。したがって、動画撮影では、例えば動画像のフレーム42のように、画像のノイズを軽減するための四画素加算を行い(1344pixel四方となる)、階調を8ビットに落として非可逆圧縮する。このような処理により、動画撮影におけるストリーム量は、45Mビット毎秒程度となる。
以上の撮影処理により、動画撮影と静止画撮影の切替えを行って得られる動画像と静止画像を含む撮影画像データの模式図を図5に示す。動画像は30フレーム毎秒(fps)で撮影が行われるが、静止画撮影およびその切替えの処理(ステップS205〜207およびS201〜S202)の間、動画情報が欠落することになる。本実施形態では、フレーム期間の3倍が静止画撮影期間に割り当てられ、その間の動画撮影が中断されるので、3フレーム分の動画情報が欠落する。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、本実施形態における放射線画像処理装置の撮影処理の画像再生動作について具体的に説明する。
再生指示部108から再生の開始が指示されると、図3に示す処理が開始される。
まず、ステップS301において、再生制御部112は、動画保持部107に保持された撮影画像データの中から、再生すべき撮影画像データをユーザに選択させるインターフェースを提供する。例えば、画像表示部111に画像保持部107に保持されている撮影画像データのリストを提示し、ユーザに再生指示部108を用いて所望の撮影画像データを選択させる。動画像と静止画像を含む撮影画像データ(動画撮影中に静止画撮影が行われた撮影画像データ)が選択されると、ステップS302において、静止画像処理部109は、選択された撮影画像データに含まれる静止画像に対して後述する静止画像処理を行う。
ステップS303において、画像統合部110は、再生指示部109で指定された撮影画像データが含む動画像に、ステップS302の静止画像処理部109により処理された静止画像を埋め込む画像統合処理(後述)を行う。ステップS304において、再生制御部112は、画像統合部110において統合された動画像を画像表示部111に再生表示する。
次に、ステップS302における静止画像処理およびステップS303における画像統合処理について説明する。
図6は、第1実施形態における静止画像処理および画像統合処理を説明するための模式図である。静止画像を動画像に埋め込んで1つの動画像フレームにするためには、静止画像のサイズを1フレームの画像サイズと一致させる必要がある。静止画像においては、注目領域(ROI)が画像中心付近に撮影されていることが多い。そこで、本実施形態の静止画像処理においては、動画撮影の画像サイズ(例えば、1344pixel四方)と同じサイズの領域を静止画像の中央部分から切り出す処理を行う。以下、こうして切り出された画像を切り出し画像という。そして、ステップS304の画像統合処理において、静止画撮影時間に対応するフレーム分の切り出し画像(本実施形態では撮影レートが1/30秒、静止画撮影時間が0.1秒なので、3枚の切り出し画像)を動画像に埋め込む処理を行う。
尚、静止画像処理における画像の切り出し位置は上記例、即ち画像の中央部、に限られるものではない。また、再生指示部108を介して画像の切り出し位置をユーザが指定可能に構成しても良い。
以上のように、上記実施形態によれば、動画像と静止画像の両方の撮像が可能な放射線画像処理装置において、動画像の欠落部分に静止画像を適切に埋め込むことができる。即ち、静止画像のサイズを動画フレームの画像サイズに整合させ、且つ、欠落したフレーム分だけ静止画を埋め込むので、動画撮影中に静止画撮影が行われた動画の再生においてもユーザに与える違和感を低減することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の静止画像処理方法においては、動画撮影の画像サイズと同じサイズの領域を静止画像の中央部分から切り出したが、これに限られるものではない。例えば、静止画像の画素を間引く、もしくは、近傍の画素加算を行うことにより、静止画像を動画撮影のフレームのサイズに縮小しても構わない。図7にその例の模式図を示す。図7においては、2688pixel四方の静止画像の2×2の領域の四画素加算を行って、1344pixel四方の画像に縮小している。
[第3実施形態]
第1及び第2の実施形態においては、静止画像のサイズを縮小して動画像に埋め込み、動画像としている。一方、単一の撮像部103を動画撮影と静止画撮影に併用しているものの、動画撮影時と静止画撮影時では放射線の線量や撮像センサの感度を変えて撮影が行われる。そのため、動画の再生中、欠落部分に静止画像をそのまま埋め込むと、動画像として撮影された部分と静止画像を埋め込んだ部分のコントラストが異なり、診断しづらかったり、診断する人の目が疲れたりするという課題が生じる。そこで、第3実施形態では、埋め込まれる静止画像に対して、動画像にあわせてコントラストを下げる及び/又はノイズを付加したりする等の処理を施す。これにより、動画像と静止画像を観察者が違和感を覚えないようにつなぎ合わせることができ、診断し易く、目も疲れにくい放射線動画像を提供できる。尚、コントラストの調整やノイズの付加といった画像処理は周知の技術を適用できる。
図8に第3実施形態による統合処理後の動画像を説明するための模式図を示す。動画像81は注目領域を切り出した画像にコントラストを合わせた例である。また、動画像82は画素加算により縮小した画像にノイズを付加した例である。もちろん、注目領域を切り出した画像にノイズを付加しても良いし、縮小した画像のコントラストを調整するようにしても良い。また、ノイズの付加とコントラストの調整を併用しても良い。また、ノイズ付加やコントラスト調整以外の処理を加えても良い。
以上のように、第3実施形態によれば、解像度やコントラストが異なる動画と静止画を違和感無くつなぎ合わせ、診断し易く、目も疲れにくい放射線画像の再生画像を得ることができる。
[第4実施形態]
第1乃至第3の実施形態による動画再生においては、動画像として撮影された部分と、静止画像を埋め込んだ部分との区別がつきにくいことがある。そこで、第4実施形態では、静止画像を埋め込んだ部分のみ、もしくは、動画像として撮影された部分と静止画像を埋め込んだ部分の両方に、静止画像の埋め込み部分と動画撮影の動画フレームとを識別可能にするマークを付与する。
図9は第4実施形態による動画像表示を説明する模式図である。動画像91は、埋め込まれた静止画像(この例では、注目領域を切り出して得られた静止画像)に、静止画像を埋め込んだことを示すポーズマークを付与した例である。また、動画像92は、埋め込まれた静止画像(この例では、画素加算により縮小して得られた画像にノイズを付与したもの)に静止画像を埋め込んだことを示すポーズマークを付与し、動画として撮影された部分に再生マークを付与した例である。
以上のように第4実施形態によれば、動画再生表示の観察者は、表示中の画像が動画撮影によるフレームか静止画撮影で得られた静止画像から派生されたフレームかを判断することができる。
[第5の実施形態]
上記第1乃至第4の実施形態においては、静止画像を動画像に埋め込んで表示する場合を説明した。第5の実施形態では、動画撮影中の静止画撮影で取得された静止画像を、静止画像として画像表示部111に表示する場合を説明する。例えば、撮影画像データが選択され、動画再生が指示されると上述した動画再生処理が実行される。一方、撮影画像データが選択され、静止画再生が指示された場合は、当該撮影画像データに含まれている静止画像が取得され、これが再生表示される。このとき、画像統合部110は、取得された画像登録部106に保持されている当該静止画像に、その前後に撮影された動画像(フレーム画像)を関連付ける。そして、再生制御部112は、当該静止画像と、その前後に撮影された動画像のフレーム画像を画像表示部111に表示する。尚、静止画像に関連付けて表示されるフレーム画像の数は、当該静止画像の前後のそれぞれに1フレームずつを表示しても良いし、複数フレームを表示しても良い。また、当該静止画像の前後のそれぞれに表示するフレーム数が異なっていても良い。
[他の実施形態]
以上、説明した放射線画像処理装置の制御の一部もしくは全ては、上記処理を実行させるための制御プログラムを汎用コンピュータ等の情報処理装置に提供し、これを実行させることでも実現できる。
従って、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。
以上説明したように、上記実施形態によれば、動画と静止画の両方を撮像可能な放射線画像撮影装置において、動画像の撮影中に撮像レートの正の整数倍の期間で静止画像の撮影を行う。そして、動画情報の欠落部分に、上記静止画像を処理して得られた静止画像を埋め込むことで、動画撮影中に静止画撮影が行われた場合にも、診断しやすく、診断する人の目の疲れを軽減する動画再生を実現できる。また、動画像の再生および静止画像の埋め込みの区別を表示するマークを画像に付与することで、動画中に静止画が埋め込まれていることを解り易く表示することができる。
実施形態による放射線画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態による放射線画像処理装置の撮影処理の動作を説明するフローチャートである。 実施形態による放射線画像処理装置の画像再生処理の動作を説明するフローチャートである。 実施形態による、マーゲンファントムを撮影した上部消化器造影撮影の静止画像および動画像の1フレームの画像の例を示す図である。 実施形態による、動画撮影と静止画撮影の切替えを行って得られる動画像と静止画像の模式図である。 第1実施形態による、静止画像処理及び画像統合処理を説明する模式図である。 第2実施形態による、静止画像処理及び画像統合処理を説明する模式図である。 第3実施形態において再生される動画像の例を示す模式図である。 第4実施形態において再生される動画像の例を示す模式図である。

Claims (18)

  1. 放射線撮影装置により動画撮影を行う動画撮影制御手段と、
    前記動画撮影の実行中に、前記動画撮影の撮影レートに応じたフレーム期間のn倍(nは正の整数)の期間だけ前記動画撮影を中断し、その中断期間中に前記放射線撮影装置により前記動画撮影よりも高い解像度の静止画撮影を行う静止画撮影制御手段と、
    前記動画撮影制御手段で得られた動画像と前記静止画撮影制御手段で得られた静止画像を保持する保持手段と、
    前記静止画像から、縦横の画素数が前記動画像のフレーム画像と同じになるようにサイズ調整された画像を生成する処理手段と、
    前記処理手段で生成された前記サイズ調整された画像を、前記動画像中の前記中断期間に対応するn枚の動画フレームとして用いることにより、前記サイズ調整された画像を前記動画像に統合する統合手段と、
    前記統合手段で統合された前記動画像を再生表示する動画表示手段とを備えることを特徴とする放射線画像処理装置。
  2. 前記処理手段は、前記静止画像の一部を切り出すことにより前記サイズ調整された画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記静止画像の中央部分を切り出すことを特徴とする請求項2に記載の放射線画像処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記静止画像の解像度を下げることにより前記サイズ調整された画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記動画像のコントラストに合わせるべく、前記サイズ調整された画像におけるコントラストを調整する手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記動画像と同等のノイズを前記サイズ調整された画像に付与する手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  7. 前記統合手段は、前記動画撮影により得られた動画像のフレーム画像と、前記処理手段により生成された前記サイズ調整された画像とを区別するためのマーク表示を統合された動画像の各フレーム画像に付与することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  8. 前記静止画像を表示するとともに、当該静止画像の前後に撮影された前記動画像のフレーム画像を表示する静止画像表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  9. 動画撮影制御手段が、放射線撮影装置により動画撮影を行う動画撮影制御工程と、
    静止画撮影制御手段が、前記動画撮影の実行中に、前記動画撮影の撮影レートに応じたフレーム期間のn倍(nは正の整数)の期間だけ前記動画撮影を中断し、その中断期間中に前記放射線撮影装置により前記動画撮影よりも高い解像度の静止画撮影を行う静止画撮影制御工程と、
    保持手段が、前記動画撮影制御工程で得られた動画像と前記静止画撮影制御工程で得られた静止画像を保持する保持工程と、
    処理手段が、前記静止画像から、縦横の画素数が前記動画像のフレーム画像と同じになるようにサイズ調整された画像を生成する処理工程と、
    統合手段が、前記処理工程で生成された前記サイズ調整された画像を、前記動画像中の前記中断期間に対応するn枚の動画フレームとして用いることにより、前記サイズ調整された画像を前記動画像に統合する統合工程と、
    動画表示手段が、前記統合工程で統合された前記動画像を再生表示する動画表示工程とを有することを特徴とする放射線画像処理方法。
  10. 前記処理工程は、前記静止画像の一部を切り出すことにより前記サイズ調整された画像を生成することを特徴とする請求項9に記載の放射線画像処理方法。
  11. 前記処理工程は、前記静止画像の中央部分を切り出すことを特徴とする請求項10に記載の放射線画像処理方法。
  12. 前記処理工程は、前記静止画像の解像度を下げることにより前記サイズ調整された画像を生成することを特徴とする請求項9に記載の放射線画像処理方法。
  13. 前記処理工程は、前記動画像のコントラストに合わせるべく、前記サイズ調整された画像におけるコントラストを調整する工程を有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の放射線画像処理方法。
  14. 前記処理工程は、前記動画像と同等のノイズを前記サイズ調整された画像に付与する工程を有することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の放射線画像処理方法。
  15. 前記統合工程は、前記動画撮影により得られた動画像のフレーム画像と、前記処理工程で生成された前記サイズ調整された画像とを区別するためのマーク表示を統合された動画像の各フレーム画像に付与することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の放射線画像処理方法。
  16. 静止画像表示手段が、前記静止画像を表示するとともに、当該静止画像の前後に撮影された前記動画像のフレーム画像を表示する静止画像表示工程を更に備えることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の放射線画像処理方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載の方法の各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  18. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載の方法の各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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