JPH0775632A - 放射線診断装置 - Google Patents

放射線診断装置

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JPH0775632A
JPH0775632A JP5223172A JP22317293A JPH0775632A JP H0775632 A JPH0775632 A JP H0775632A JP 5223172 A JP5223172 A JP 5223172A JP 22317293 A JP22317293 A JP 22317293A JP H0775632 A JPH0775632 A JP H0775632A
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JP
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image
signal
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time
ccd
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JP5223172A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nishiki
雅行 西木
Kouichirou Nabuchi
好一郎 名渕
Akira Tsukamoto
明 塚本
Seiichiro Nagai
清一郎 永井
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】透視/撮影切換手段を備え時間分解能の優れた
透視像を得ることが可能であって、モニタに表示された
透視像の動画表示にちらつきが発生せず、診断に適した
X線診断装置を提供すること。 【構成】固体撮像素子を用いて被検体の放射線像を撮像
する放射線診断装置において、撮影時にはフレーム蓄積
モードで所定の画素数の撮像を行ない、透視時には奇フ
ィールドと偶フィールドとで同一の複数の水平ラインの
画素信号を加算するフィールド蓄積モードで前記所定の
画素数より少ない画素数の撮像を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体を通過した放射
線により形成された放射線画像をイメージインテンシフ
ァイア(以下、I.I.と称する)と固体撮像素子を用
いて可視画像に変換して表示する放射線診断装置に関
し、特に透視と撮影の両方を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、放射線診断装置の一例として
X線診断装置が用いられている。X線診断装置は、被検
体に対し、X線を曝射して透過したX線を光学像に変換
し、この光学像をTV映像信号に変換してモニタに透視
像として表示するものである。すなわち、このX線診断
装置によれば、X線管から被検体にX線が曝射される
と、このX線はI.I.により光学像に変換される。そ
してこのI.I.から光学像は光学系を介してTVカメ
ラに画像入力されてTV映像信号に変換され、モニタに
透視像として表示される。一方、前述したI.I.から
光学像を入力するTVカメラは、通常、撮像管を使用し
ているが、MTF(Moduration Transfer Function)が
低い、高速スキャンの際のノイズが大きい、残像が大き
い等の問題があった。
【0003】そこで、撮像管の問題点を回避するため
に、最近では、CCD等の固体撮像素子が使用されてい
る。しかし、固体撮像素子は次のような問題があった。
すなわち、画像診断方法としてモニタによる透視像を観
察する場合に加えて、イメージャ等の撮影装置によって
透視像を撮影して観察する場合がある。このとき、透視
の場合は、有効画素数は500×500画素程度の少な
いものでもよいが、フレームレートは最低でも毎秒30
フレームは必要である。一方、撮影ではフレームレート
については毎秒7.5フレーム程度の多少遅いものであ
ってもよいが、有効画素数は従来のフィルム撮影にとっ
てかわるためには1000×1000画素程度のものが
必要となる。撮像管の場合には、上述の要求を一つのT
Vカメラで満たすことは比較的容易であるが、画素数が
厳密に固定されている固定撮像素子では透視時及び撮影
時において有効画素数及びフレームレートを切り換える
手段が必要となる。このような透視/撮影の切換手段を
備えたX線診断装置の従来例が特開平4−61850に
記載されている。
【0004】図13は、この従来例のX線診断装置の構
成を示すブロック図である。図13において、1は撮影
部を示しており、10はX線管、11はX線画像を可視
光に変換する画像変換手段としてのI.I.、12は光
学系を示している。また、13はI.I.11から送ら
れる可視光像を画素毎に電気信号に変換する固体撮像素
子としてのCCD、14はCCD13から出力される画
素の信号を処理する信号処理回路、15はA/D変換
器、16は生成された1フレーム画像を記憶する記憶手
段としてのメモリ、17はD/A変換器、18はフレー
ム画像を表示する表示手段としてのモニタを示してい
る。さらに、20はX線管10のX線曝射量を制御する
X線コントローラ、21はCCD13で得られる複数の
画素の信号を電気的に加算して1画素の信号とする加算
手段としての駆動パルス発生部、22は駆動パルス発生
部21に透視/撮影切換時にCCD13へ透視/撮影切
換信号を送る制御装置を示している。
【0005】CCD13は1000×1000画素でイ
ンターレース走査を行なうCCDであって、図14
(a)に示すように、垂直方向においては、1000画
素分の信号の電荷を蓄積する1000個のフォトダイオ
ード31a,31b,31c,31d,31e,…と、
これらの1000画素分の信号電荷を垂直方向に転送す
る垂直転送CCD32とが交互に配列されている。垂直
転送CCD32は水平方向に1000個配列されてい
る。また、これら1000個の垂直転送CCD32から
転送された画素信号を水平方向に転送する水平転送路
(不図示)が設けられている。
【0006】このように構成された従来のX線診断装置
では、次のようにして、透視時には1フレームを500
×500画素としてフレームレートを高めるように駆動
され、撮影時にはフレームレートを低くして、その代わ
りに画素数を多くして1000×1000画素とするよ
うに駆動される。
【0007】撮影を行なう場合には、制御装置22から
の透視/撮影切換信号がX線コントローラ20及び駆動
パルス発生部21に送られ、このX線コントローラに制
御されたX線管10によって被検体PにX線が照射され
る。被検体Pを通過したX線はI.I.11に入射して
X線画像を形成する。このX線画像はI.I.11によ
って可視光像に変換され、光学系12を介してCCD1
3に送られる。CCD13は駆動パルス発生部21から
の駆動パルスに制御されており、次のようにして可視光
像を画素毎に電気信号に変換し、1フレーム1000×
1000画素となるような画像情報信号として出力す
る。すなわち、駆動パルス発生部21からフィールドシ
フトパルス信号が送られ、まず奇フィールドのフォトダ
イオード31a,31c,31e,…の信号電荷が図1
4の(a)の実線矢印で示すように垂直転送CCD32
に転送され水平転送路によって水平方向に転送されCC
D13外部に出力される。この後、偶フィールドのフォ
トダイオード31b,31d,31f,…の信号電荷が
同様に破線矢印で示すように垂直方向に転送され、水平
転送路を介して出力される。そして、全ての奇フィール
ドの信号と、偶フィールドの信号とがCCD13から1
フレーム分の画像情報信号として出力される。このと
き、CCD13から1フレームの画像情報信号として1
000×1000画素の信号を出力する。
【0008】CCD13から出力された画像情報信号は
信号処理回路14によりノイズ抑圧、増幅、DCレベル
調整等の処理が行われた後、A/D変換器15によりデ
ジタル化され、1フレーム分のデジタルデータから生成
されるフレーム画像がメモリ16に記憶される。この画
像データはD/A変換器17によりアナログ化されて映
像信号としてモニタ18に送られ、モニタ18上に被検
体Pの撮影画像としてのフレーム画像を表示される。な
お、必要に応じてイメージャ(不図示)により被検体P
の検査部位が撮影される。
【0009】一方、透視を行なう場合には、制御装置2
2からの透視/撮影切換信号がX線コントローラ20及
び駆動パルス発生部21に送られ、撮影を行なう場合と
同様にして可視光像が得られる。このとき、CCD13
はフィールド蓄積モードとなり500×500画素であ
るため、フィールドシフトパルス供給法が撮影時とは変
更される。CCD13は駆動パルス発生部21からの駆
動パルスに制御されており、次のようにして可視光像を
画素毎に電気信号に変換し、1フレーム500×500
画素となるように画像情報信号として出力される。すな
わち、駆動パルス発生部21からフィールドシフトパル
ス信号が送られ、奇フィールドでは図14の(b)に示
すように、奇フィールドのフォトダイオード31a,3
1c,31e,…の信号電荷と、これらのフォトダイオ
ードに隣接する偶フィールドのフォトダイオード31
b,31d,31f,…の信号電荷とが垂直転送CCD
32上で加算されるように、奇フィールドと偶フィール
ドの信号電荷がフィールドシフトされる。一方、偶フィ
ールドでは図14の(c)に示すように、垂直方向にお
いて、2画素の信号が加算されて1画素の信号とされ、
垂直方向の画素数が1000画素から500画素に半減
して水平転送路に転送される。なお、図15はこのとき
の垂直同期信号(V.D.)とフィールド・インデック
ス(F.I.)のタイミングチャートを示す図である。
さらに、水平転送路においても水平方向の信号が所定の
方法により2画素を1画素とするように加算される。し
たがって、最終的にはCCD13から1フレームの画像
情報信号として500×500画素の信号が出力され
る。
【0010】CCD13から出力された画像情報信号は
撮影を行なう場合と同様にして、モニタ18に送られ、
モニタ18上に被検体Pの透視像が表示される。したが
って、所定の方法によって撮影時の画素数と透視時の画
素数を切換えることによって、撮影時には1000×1
000画素の信号から高画質の撮影画像を得ることがで
き、透視時には500×500画素の信号から画像デー
タを高速で収集して、優れた時間分解能の透視像を速や
かに得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のX線診
断装置では、次のような問題があった。すなわち、透視
時に垂直方向の画素数を減らす方法として、インターレ
ース走査を行うCCDについては図14の(b)のよう
にフィールド蓄積インターレースモードを使って2ライ
ンの信号電荷を加算している。しかし、通常のフィール
ド蓄積インターレース走査では、奇フィールドと偶フィ
ールドでは加算されるラインの組み合わせが、例えば図
14の(b)や(c)に示すように変化する。このた
め、フィールド毎に表示される画像のサンプル点が異な
ることになり、動画表示においてちらつき(フリッカ)
が発生し、診断に支障を来たすという問題があった。
【0012】そこで本発明は、撮影及び透視切換手段を
備えることによって時間分解能の優れた透視像を得るこ
とが可能な放射線診断装置においても、モニタに表示さ
れた透視像の動画表示にちらつきが発生せず、診断に適
した放射線診断装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は、固体撮像素子を用いて被検
体の放射線像を撮像する放射線診断装置において、撮影
時にはフレーム蓄積モードで所定の画素数の撮像を行な
い、透視時には奇フィールドと偶フィールドとで同一の
複数の水平ラインの画素信号を加算するフィールド蓄積
モードで前記所定の画素数より少ない画素数の撮像を行
なうようにした。
【0014】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。フィールド蓄積モードである透視時において、垂直
方向の画素数を半減させるために加算する画素信号の組
み合わせをフィールド間で同一とする。すなわち、固体
撮像素子には常に同一フィールド、例えば常に偶フィー
ルドであるように信号F.I.(Field Index )が与え
られる。したがって、フィールドシフトの際に垂直方向
に並んだ加算される2画素の組み合わせは一定となるた
め、フィールド間でサンプル点が常に一定となる。した
がって、透視時においてフリッカの発生を最小限に抑え
ることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係るX線診断装
置の構成を示すブロック図である。なお、この図におい
て、図12と同一機能部分には同一符号が付されてい
る。この実施例に係るX線診断装置は、X線を被検体P
に照射するX線管10と、X線画像を可視光に変換する
画像変換手段としてのI.I.11と、光学系12と、
この光学系12を介してI.I.11から送られる可視
光像を画素毎に電気信号に変換する固体撮像素子として
のCCD50と、このCCD50から出力される画素の
信号を処理し、A/D変換を行なう画像データ処理回路
60と、生成された画像を記憶する記憶手段としてのメ
モリ16と、D/A変換器17と、画像を表示する表示
手段としてのモニタ18と、画像撮影を行なうイメージ
ャ19を備えている。また、X線管10にはX線管10
のX線曝射量を制御するX線コントローラ20が接続さ
れており、CCD50にはCCD50に所定のクロック
周波数を送る駆動パルス発生部21が接続されている。
さらに、X線コントローラ20及び駆動パルス発生部2
1及び画像データ処理回路60には透視/撮影切換モー
ド指定時に透視/撮影切換信号を送る制御装置40が接
続されている。
【0016】CCD50はインターレース走査を行なう
2線読み出し方式のCCDであって、2000×100
0画素のCCDを2枚組み合わせたものであり、その方
法は特開平3−13078に詳述されている。しかしな
がら、説明の便宜上2000×2000画素のCCDと
して説明する。
【0017】CCD50は図2の(a)に示すように、
CCD50の垂直方向においては、2000画素分の信
号の電荷を蓄積する2000個のフォトダイオード51
(51a,51b,51c,…)と、これらの2000
画素分の信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送CCD
52とが交互に配列されている。また、垂直転送CCD
52は水平方向に2000個配置されており、これらの
垂直転送CCD52は図4に示す2線読み出し方式の水
平転送路53に接続されている。なお、図3はCCD5
0に与えられる垂直同期信号(V.D.)とフィールド
インデックス(F.I.)との関係を示すタイミングチ
ャートである。これは後述するように、本発明の透視時
に使用されるF.I.の例である。
【0018】一方、水平方向の信号の2線の合成は後述
するようにして画像データ処理回路60において行なわ
れる。画像データ処理回路60には図4に示すようにC
CD50内の水平転送路53の出力端53aと出力端5
3bにそれぞれ接続された入力端61a,61bと、入
力端61bに接続されたセレクタ62と、このセレクタ
62の出力端62a,62bとが設けられている。出力
端62aには遅延回路63の入力端が接続されている。
出力端62aと出力端62bとは共に加算器64にの入
力端に接続されており、さらに入力端61aは加算器6
4の入力端に接続されている。加算器64の出力端は1
0MHzのLPF65を介してA/D変換器66に接続
されている。
【0019】このように構成されたX線診断装置を、透
視時には1フレームを1000×1000画素としてフ
レームレートを30フレーム/秒と高め、撮影時にはフ
レームレートを7.5フレーム/秒とし、画素数を多く
して2000×2000画素とする場合について説明す
る。
【0020】被検体撮影時には、撮影部1においてX線
管10により被検体PにX線を照射し、被検体Pを通過
したX線がI.I.11に入射してX線画像を形成す
る。I.I.11はこのX線画像を可視光像に変換し、
この可視光像を光学系12を介してCCD50に送る。
駆動パルス発生部21からCCD50にフィールドシフ
トパルスが送られ、まず奇フィールドのフォトダイオー
ド51a,51c,51e,…の信号電荷が図4に示す
水平転送路53に転送され出力される。続いて、偶フィ
ールドのフォトダイオード51b,51d,51f,…
の信号電荷が同様に垂直方向に転送され、水平転送路5
3から水平方向に転送されて出力される。そして、全て
の奇フィールドの信号と、偶フィールドの信号とがCC
D50から1フレーム分の2000×2000画素の画
像情報信号として2線出力される。図2(a)に示す実
線矢印は奇フィールドの電荷転送、破線矢印は偶フィー
ルドの電荷転送を示す。CCD50はこの可視光像を画
素毎に電気信号に変換して画像情報信号として出力す
る。この画像情報信号は画像データ処理回路60に入力
される。
【0021】水平方向の信号の合成は画像データ処理回
路60において次のようにして行われている。すなわ
ち、撮影時はセレクタ62を出力端62a側とし、水平
転送路53が9.28125MHzで駆動される。この
とき、水平転送路53から図5の(a)に画素信号が示
すように出力される。すなわち、出力端53aからはS
1,S3,S5,S7,…が出力され、出力端53bか
らはS2,S4,S6,S8,…が出力される。このと
き、出力のタイミングはS1及びS2,S3及びS4が
同時に出力される。また、S1とS3との出力周期は
9.28125MHzとなる。出力端53bからの出力
はセレクタ62を介して遅延回路63に入力され、半画
素すなわち18.5625MHzだけ遅れ、図5の
(b)に示す信号となる。遅延回路63からの出力は加
算器64に入力され、出力端53aからの画素信号に加
算される。加算器64からは図5の(c)に示すように
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,…
の順で出力される。また、各画素信号の出力周期は1
8.5625MHzとなる。この信号はLPF65を介
してA/D変換器66に入力され、A/D変換された
後、出力される。
【0022】デジタル化された画像信号は1フレーム分
のデジタルデータから生成されるフレーム画像がメモリ
16に記憶される。この画像データは画像処理回路(不
図示)により画像処理が行われた後、D/A変換器17
によりアナログ化されて映像信号としてモニタ18に送
られ、モニタ18上に被検体Pの撮影画像としてのフレ
ーム画像が表示される。さらに、このフレーム画像はイ
メージャ19で撮影され、医師等の診断に供される。
【0023】一方、透視時には、制御装置40から駆動
パルス発生部21に透視/撮影切換信号が送られ、駆動
パルス発生部21はCCD50の出力信号が1フレーム
1000×1000画素となるようにCCD50に駆動
パルスを送る。垂直方向の加算動作について説明する
と、この場合は、CCD50はインターレース走査方式
なので、フィールドシフトパルス供給法を変更すること
により、図2(b)に示すように、奇フィールドのフォ
トダイオード51a,51c,51e,…と、これらの
フォトダイオードに隣接する偶フィールドのフォトダイ
オード51b,51d,51f,…の信号電荷が垂直転
送CCD52上で加算されるように、奇フィールドと偶
フィールドの信号電荷をフィールドシフトされる。
【0024】また、図3に示すようにCCD50には常
に同一フィールド、例えば常に偶フィールドであるよう
に信号F.I.(Field Index )が与えられる。このよ
うな信号F.I.が与えられると、加算されるラインの
組み合わせは不変になる。このため、フィールドシフト
の際に垂直方向において、固定された組み合わせのまま
2画素の信号が加算されて1画素の信号とされ、垂直方
向の画素数は2000画素から1000画素に半減す
る。これらの画素信号は水平転送路53に送られ2線出
力される。
【0025】透視時は、セレクタ62を出力端62b側
とし、水平転送路53が18.5625MHzで駆動さ
れる。このとき、水平転送路53から図6の(a)に画
素信号が示すように出力される。すなわち、出力端53
aからはS1′,S3′,S5′,S7′,…が出力さ
れ、出力端53bからはS2′,S4′,S6′,S
8′,…が出力される。このとき、出力のタイミングは
S1′及びS2′,S3′及びS4′が同時に出力され
る。また、S1′とS3′との出力周期は18.562
5MHzとなる。出力端53bからの出力はそのまま加
算器64に入力され、出力端53aからの画素信号に加
算される。加算器64からの出力は図6の(b)に示す
ようにS1′及びS2′とが加算され、S3′及びS
4′が加算された信号となる。このため、水平方向の画
素数が2000画素から1000画素に半減する。ま
た、各画素信号の出力周期は18.5625MHzとな
る。この信号はLPF65を介してA/D変換器66に
入力され、A/D変換された後、出力される。デジタル
化された画像信号は1フレーム分のデジタルデータから
生成されるフレーム画像がメモリ16に記憶される。こ
の画像データは画像処理回路(不図示)により画像処理
が行われた後、D/A変換器17によりアナログ化され
て映像信号としてイメージャ19で撮影される。モニタ
18に送られ、モニタ18上に被検体Pの透視像として
のフレーム画像が表示され、医師等の診断に供される。
このときの透視像は時間分解能が優れているばかりでな
く、ちらつきが少ない。
【0026】したがって、本実施例によれば、CCD5
0内の垂直CCD52内で撮影時の2000画素と透視
時の1000画素を切換え、さらに画像データ処理回路
60において上述したように切り換えることによって、
最終的には撮影時には2000×2000画素の信号が
得られ、透視時には1000×1000画素の信号が得
られる。したがって、撮影時には高画質の撮影画像を得
ることができ、透視時には画像データを高速で収集し
て、優れた時間分解能の透視像を速やかに得ることがで
きる。また、奇フィールドと偶フィールドにおけるサン
プル点の変化がないので透視時におけるフリッカの発生
を最小限に抑えることができ、さらに診断に適した透視
像を得ることができる。一方、A/D変換器やメモリに
負担をかけずに透視及び撮影両方の要求を満足できると
いう利点もある。
【0027】図7は本発明の第2実施例に係るX線診断
装置に組み込まれた画像データ処理回路70を示す図で
ある。なお、この図において、図4と同一機能部分には
同一符号が付されている。すなわち、図7に示すように
画像データ処理回路70はCCD50内の水平転送路5
3の出力端53aと出力端53bにそれぞれ接続された
入力端71a,71bと、入力端71aに接続されたス
イッチ72aと、入力端71bに接続されたスイッチ7
2b、出力端53aの入力端とスイッチ72aとの中間
及び出力端53bの入力端とスイッチ72bとの中間は
共に分岐して加算器73に接続されている。加算器73
の出力はセレクタ72cに接続されている。セレクタ7
2cの一方の出力端はスイッチ72aの出力端と共に5
MHzのLPF74aに接続されている。セレクタ72
cの他方の出力はスイッチ72bと共に5MHzのLP
F74bの入力端に接続されている。LPF74aはA
/D変換器75aに接続されており、LPF74bはA
/D変換器75bに接続されている。A/D変換器75
a,75bはメモリ16に接続されている。
【0028】このように構成されていると、画像データ
処理回路70に入力されるまでは第1実施例と同様に行
われる。撮影時はスイッチ72a,72bをON側、セ
レクタ72cを中立とし、水平転送路53を9.281
25MHzで駆動する。このとき、水平転送路53から
画素信号が図8に示すように出力される。すなわち、出
力端53aからはS1,S3,S5,S7,…が出力さ
れ、出力端53bからはS2,S4,S6,S8,…が
出力される。このとき、出力のタイミングはS1及びS
2,S3及びS4が同時に出力される。また、画素信号
と画素信号の出力周期は9.28125MHzとなる。
出力端53aからの出力はスイッチ72a及びLPF7
4aを介してA/D変換器75aに入力され、出力端5
3bからの出力はスイッチ72b及びLPF74bを介
してA/D変換器75bに入力される。このときの信号
は図8に示したものと同じである。A/D変換器75
a,75bでA/D変換された後、出力される。メモリ
16に入力されたこれらの信号はメモリ内部で位相がず
らされ、図5の(c)と同様の信号となる。
【0029】一方、透視時はスイッチ72a,72bを
OFF側とし、水平転送路53を18.5625MHz
で駆動する。このとき、水平転送路53から画素信号が
図9の(a)に示すように出力される。すなわち、出力
端53aからはS1′,S3′,S5′,S7′,…が
出力され、出力端53bからはS2′,S4′,S
6′,S8′,…が出力される。このとき、出力のタイ
ミングはS1′及びS2′,S3′及びS4′,…が同
時に出力される。また、各画素信号の出力周期は18.
5625MHzとなる。出力端53a及び出力端53b
からの出力はそのまま加算器73に入力され、図9の
(b)に示すような信号となる。この信号はセレクタ7
2cに入力される。セレクタ72cはスイッチ72a側
とスイッチ72b側と18.5625MHzで切り換え
る。このときの出力は図9の(c)に示す信号となる。
この信号はLPF74a,74bを介してA/D変換器
75a,75bに入力され、A/D変換された後、出力
される。なお、このときのA/D変換器75a,75b
における変換タイミングは180度の位相差がある。メ
モリ16に入力されたこれらの信号はメモリ内部で加算
され、図9の(b)と同様の信号となる。
【0030】したがって、本実施例によれば、第1実施
例と同様の効果を得ることができる。図10は本発明の
第3実施例に係るX線診断装置に組み込まれた画像デー
タ処理回路を示す図である。なお、この図において、図
4と同一機能部分には同一符号が付されている。すなわ
ち、図7に示すように画像データ処理回路80はCCD
50内の水平転送路53の出力端53aと出力端53b
にそれぞれ接続されたセレクタ81a,81bと、セレ
クタ81aの一方に接続された5MHzのLPF82a
と他方に接続された10MHzのLPF83aと、LP
F82a及びLPF83aの出力側に設けられたセレク
タ81cと、セレクタ81bの一方に接続された5MH
zのLPF82bと他方に接続された10MHzのLP
F83bと、LPF82b及びLPF83bの出力側に
設けられたセレクタ81dと、セレクタ81cに接続さ
れたA/D変換器84aとセレクタ81dに接続された
A/D変換器84bと、これらA/D変換器84a,8
4bの出力側に接続された加算/MPX装置85とから
構成されている。
【0031】このように構成されていると、画像データ
処理回路80に入力されるまでは第1実施例及び第2実
施例と同様に行われる。撮影時はセレクタ81a,81
b,81c,81dを5MHz側とし、水平転送路53
を9.28125MHzで駆動する。このとき、水平転
送路53から図11に画素信号が示すように出力され
る。すなわち、出力端53aからはS1,S3,S5,
S7,…が出力され、出力端53bからはS2,S4,
S6,S8,…が出力される。このとき、出力のタイミ
ングはS1及びS2,S3及びS4が同時に出力され
る。また、各画素信号の出力周期は9.28125MH
zとなる。これらの信号はそのままLPF82a,82
bを介してA/D変換器84a,84bでA/D変換さ
れ、加算/MPX装置で複合化され、出力される。
【0032】一方、透視時は、セレクタ81a,81
b,81c,81dを10MHz側とし、水平転送路5
3を18.5625MHzで駆動する。このとき、水平
転送路53から画素信号が図12に示すように出力され
る。すなわち、出力端53aからはS1′,S3′,S
5′,S7′,…が出力され、出力端53bからはS
2′,S4′,S6′,S8′,…が出力される。この
とき、出力のタイミングはS1′及びS2′,S3′及
びS4′が同時に出力される。また、各画素信号の出力
周期は18.5625MHzとなる。これらの信号はそ
のままLPF83a,83bを介してA/D変換器84
a,84bでA/D変換され、加算/MPX装置85で
加算され、出力される。
【0033】したがって、本実施例によれば、第1実施
例及び第2実施例と同様の効果を得ることが可能であ
る。なお、本発明は上述した各実施例に限定されるもの
ではない。すなわち上記実施例では、水平方向の加算を
CCD外部で行なっているが、CCD内部で行なっても
よい。また、2線読み出し方式のCCDを用いているが
2線読み出し方式に限られない。さらに、このほか本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるの
は勿論である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、撮影時の有効画素と透
視時の有効画素を切り換えることにより、撮影時には高
画質の撮影画像を得ることができ、透視時には画像デー
タを高速で収集して、優れた時間分解能の透視像を速や
かに得ることができるX線診断装置において、透視時に
おけるフリッカの発生を最小限に抑えることができる。
このため、より診断に適した透視像を得ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るX線診断装置の構成
を示すブロック図。
【図2】同装置に組み込まれたCCDの動作を示す説明
図。
【図3】同装置に組み込まれた駆動パルス発生部に制御
されたV.D.及びF.I.の関係を示すタイミングチ
ャート。
【図4】同装置に組み込まれた画像データ処理回路を示
す回路図。
【図5】同画像データ処理回路の撮影時における画素デ
ータを示すタイミングチャート。
【図6】同画像データ処理回路の透視時における画素デ
ータを示すタイミングチャート。
【図7】本発明の第2実施例に係るX線診断装置に組み
込まれた画像データ処理回路を示す回路図。
【図8】同画像データ処理回路の撮影時における画素デ
ータを示すタイミングチャート。
【図9】同画像データ処理回路の透視時における画素デ
ータを示すタイミングチャート。
【図10】本発明の第3実施例に係るX線診断装置に組
み込まれた画像データ処理回路を示す回路図。
【図11】同画像データ処理回路の撮影時における画素
データを示すタイミングチャート。
【図12】同画像データ処理回路の透視時における画素
データを示すタイミングチャート。
【図13】従来のX線診断装置の構成を示すブロック
図。
【図14】同X線診断装置に組み込まれたCCDの動作
を示す説明図。
【図15】同装置に組み込まれた駆動パルス発生部に制
御されたV.D.及びF.I.の動作を示すタイミング
チャート。
【符号の説明】
10…X線管 11…I.I. 12…光学系 16…メモリ 17…D/A変換器 18…モニタ 19…イメージャ 20…X線コント
ローラ 21…駆動パルス発生部 40…制御装置 50…CCD 60,70,80…画像データ処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 明 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 永井 清一郎 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝メ ディカルエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像素子を用いて被検体の放射線像を
    撮像する放射線診断装置において、 撮影時にはフレーム蓄積モードで所定の画素数の撮像を
    行ない、透視時には奇フィールドと偶フィールドとで同
    一の複数の水平ラインの画素信号を加算するフィールド
    蓄積モードで前記所定の画素数より少ない画素数の撮像
    を行なうことを特徴とする放射線診断装置。
JP5223172A 1993-09-08 1993-09-08 放射線診断装置 Pending JPH0775632A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013062051A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 富士フイルム株式会社 放射線動画処理装置、放射線動画撮影装置、放射線動画撮影システム、放射線動画処理方法、放射線動画処理プログラム、及び記憶媒体
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