JP3055809B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP3055809B2
JP3055809B2 JP3034541A JP3454191A JP3055809B2 JP 3055809 B2 JP3055809 B2 JP 3055809B2 JP 3034541 A JP3034541 A JP 3034541A JP 3454191 A JP3454191 A JP 3454191A JP 3055809 B2 JP3055809 B2 JP 3055809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体像を光電変換し
て画像信号を得るインターライン読みだし型固体撮像素
子を備えた電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、先端部にCCDなどのイメージセ
ンサを内蔵し、内視鏡画像をテレビ信号として取り出す
電子内視鏡装置が、従来からの光学せんい束からなるイ
メージガイドを用い、手元操作部に設けた接眼部から観
察するファイバースコープにとってかわりつつある。
【0003】前記の電子内視鏡装置は、イメージガイド
に代わって先端部の観察用ヘッド部にイメージセンサを
配する為、その面積の極めて小さいものが要求される。
そこで、その限られた面積に構成を得るイメージセンサ
総画素数に対し、できるだけカラー解像度を向上させる
方法として、R、G、B面順次撮像方式がある。
【0004】以下、図面を用いて従来例を説明する。
【0005】図10ないし図16は従来例に係わり、図
10は電子内視鏡装置の構成を示す構成図、図11はモ
ザイクフィルタ付きCCDの画像情報の読みだしを説明
する説明図、図12は2線同時式読みだし方式の動作を
説明するタイミング図、図13は4相駆動による垂直転
送の動作を説明するタイミング図、図14は3相駆動方
式による1線順次読みだし動作を説明するタイミング
図、図15はカラー画像情報の再生を説明する説明図、
図16は図15の変形例の場合のカラー画像情報の再生
を説明する説明図である。
【0006】図10に示すように、このような電子内視
鏡装置150は、白色光源160の出射光路中に、R、
G、B各色の色フィルタを有するフィルタ内板162を
配置し、このフィルタ内板162を回転させ、電子内視
鏡装置150内のライトガイド156を介して図示しな
い被写体を各色光で順次照射し、イメージセンサ158
からの各色光毎の撮像信号をA/D変換器164で変換
し画像信号を取り出し、各画像メモリであるRメモリ1
66、Gメモリ168、Bメモリ170をそれぞれ介し
D/A変換器172、174、176で合成形成する事
により、図示しないカラーCRTスクリーン上にカラー
画像を得るものである。
【0007】その際、テレビジョン出画側(CRT)で
は、ちらつき防止の為にAフィールド、Bフィールド間
ではインタレースさせている。面順次出画方式をこれに
対応させる例として、本出願人は特開昭62−8288
8号公報によって提案している。 すなわち、イメージ
センサとしてフレームトランスファ方式、又はライン読
出し方式のCCDイメージセンサを用い、一走査ライン
毎に順次1、2、3、…、nの画像信号を発生させ、そ
れら画像信号を順次フレームメモリに記憶する。そし
て、R、G、B各色のフレーム画像情報がメモリに格納
された後に、それら情報を一ラインおきの交互フィール
ド読出し(Aフィールド時は1、3、5、…、Bフィー
ルド時は2、4、6、…)する事によって、インターレ
ーススキャンさせ、ちらつきが軽減された画像を得るこ
とができる。
【0008】しかしながら、この場合でもR、G、B3
フレーム画像から一枚のカラー画像を得る為、その時間
差によるちらつきや、色ずれが発生するのはまぬがれな
い。そこで、この欠点を解決する為に、イメージセンサ
感光面の各画素毎に色フィルタを貼布したカラーモザイ
クフィルタ付きイメージセンサを用い、各色信号を同時
に得るような装置も開発されている。当然のことなが
ら、この場合は前者に比べ色解像度および感度が犠牲と
なる。
【0009】ここで、モザイクフィルタ付きCCD(単
板カラーCCD)について説明する。単板カラー方式の
場合は、前記フレームトランスファ方式やライン読出し
方式(どちらも白黒撮像や面順次カラー方式にのみ適
応)に比べ、感光部の開口率が低く、又、前述のように
一枚のカラー画像を得るのに必要な露光時間が短いので
感度も低い。従って、それら欠点を改善する為、貼布さ
れる色フィルタはR、G、B原色フィルタよりも光の透
過率の高いCy、Mg、Yelなどの補色フィルタが用
いられる。
【0010】その場合の色分離プロセスの代表例を図1
1にて説明する。
【0011】Aフィールド読出し時は、例えばライン1
80では、Mg、Cy、Mg、Cyの繰り返し画素部分
の信号出力と、Yel、G、Yel、G繰り返し画素部
分の信号出力を同時加算しながら読み出す。従ってライ
ン1の出力は、2R+B+G、B+2G、2R+B+
G、B+2Gの繰り返しとなるので、交流成分として
(2R−G)Sinωtの形で考えられる。
【0012】又、同様にライン182では、Mg、C
y、Mg、Cyの繰り返し信号出力と、G、Yel、
G、Yelの繰り返し出力信号を加算し、(2B−G)
Sinωt が得られ、これらはキャリア成分を復調す
る事により、2R−G、2B−Gの2つの色差成分が抽
出される。以下のライン184以降も同様である。
【0013】Bフィールドに関しても、ライン186で
2R−Gとライン188で2B−Gの信号が交互に得ら
れるが、各ラインでの画素列の組合わせをフィールド毎
に1列ずらす事によって、テレビジョン出画時のインタ
ーレーススキャンと空間位置を揃え、出画におけるちら
つきやフリッカを軽減している。尚、以下のライン19
0以降も同様である。
【0014】補色フィルターCCDにおける電荷転送構
造は、2線同時読出しによるインターライン読出し方式
が一般的に行われている。これら概念を図12、図13
を用いて簡単に説明する。図12は代表的な2線同時読
出し方式での動作原理であり、図13は代表的な4相駆
動による垂直転送の動作原理である。
【0015】図12において、符号200、202、2
04、206、207はフォトダイオードで、符号20
8、210、212、214、216、216、21
8、220、222、224は前記の各フォトダイオー
ドの電荷読み出しようバケットである。まずBのタイミ
ングでバケット212及び220に隣接するフォトダイ
オード202、206の電荷がバケット212及び22
0に読出され、またHのタイミングでバケット208及
び216に隣接するフォトダイオード200、204の
電荷がバケット208及び216に読出され、バケット
212及び220の電荷と混合される。よって、結果的
に隣りどうしのフォトダイオード(フォトダイオード2
00と202、204と206)が加算される。また次
のフィールドの読出しでは加算するフォトダイオードの
組(フォトダイオード202と204、206と20
7)のように違うようになっているので、このことによ
りCCDからの電荷読出し時にインターレース動作が行
われる。
【0016】図13に示すように、2線同時読出しによ
って読出された電荷は、各バケットのバイアス電位を順
次変えていくことにより左から右へ転送されていく。こ
れが代表的な4相駆動による垂直転送の動作原理であ
る。尚、符号は図12と同様である。
【0017】このような構造のCCDでは、構造上電荷
が混ざり合うので、1線順次読出し転送はできない。そ
こで1線順次読出しを行うためには、1つのフォトダイ
オードに最低3つのレジスタがなければ転送はできな
い。
【0018】このような1つのフォトダイオードに最低
3つのレジスタを用いた3相駆動方式は図14に示すよ
うに、各フォトダイオードに対して最低3つのレジスタ
例えば、フォトダイオード200に対してレジスタ22
6、228、230、フォトダイオード202に対して
レジスタ232、234、236、フォトダイオード2
04に対してレジスタ238、240、242、フォト
ダイオード206に対してレジスタ244、246、2
48、フォトダイオード207に対してレジスタ25
0、252、254が必要となるので、1個当りのレジ
スタ容量、すなわち最大転送電荷量が減少してしまい、
結果、イメージセンサの飽和限界を低下させてしまう。
【0019】従って前述のような2線同時読出しによる
インターライン型イメージセンサでノンインターレース
対応型イメージセンサのような1ランイ毎の読出しが構
造上不可能なイメージセンサの場合、それを用いて(当
然カラーフィルタをはずした白黒イメージセンサ)R、
G、B面順次方式に対応させようとすると、各色につき
2フィールド分、つまり合計6フィールド分の露光によ
って1枚(1フレーム)のカラー画像を作る事になる。
【0020】すなわち、2対1の飛び越し走査を行って
いるので、奇数走査、偶数走査の各フィールド毎に色ビ
デオ信号が形成されており、同一色についての奇数分、
偶数分のフィールド信号を組み合わせる事によって、そ
の色に対する1枚のフレーム画像が形成され、それぞれ
につきR、G、Bの3色フレーム画像によって1枚のカ
ラーフレーム画像が形成される事になる。まず、カラー
静止画形成は、図15のように形成されるのが最も簡単
である。変形例としては、図16に示すように1フレー
ム中の対向フィールドにおいて露光色を支えた組み合わ
せで1フレームのカラー静止画を形成する方法がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
をそのまま動画に対応させると、1枚のカラーフレーム
画像を得るのに2フィールドすなわち1/10秒必要と
なり、動画観察時の被写体の動きに対するこの10Hz
のフリッカは観察者にとって見苦しいものである。この
フリッカについては、R、G、B面順次方式の場合、前
述のカラーフレーム周期でのちらつきやブレの他に、各
色の露光タイミングが時間的に順次(連続)である為
に、被写体が動いた時に発生する露光タイミングのズレ
による色ズレ現象があり、観察時の障害としてはこちら
の方が視覚に疲労を伴う。
【0022】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、2線同時読出しによるインターライン読みだし
型固体撮像素子を用いたR、G、B面順次方式の動画撮
像において、画像のフリッカを低減させることのできる
電子内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
装置は、被写体像を光電変換して画像情報を各々奇数フ
ィールド、偶数フィールドとの情報に分けて出力可能な
インターライン読み出し型固体撮像素子を備えた電子内
視鏡装置において、奇数フィールド、偶数フィールドの
情報を交互に表示する表示手段と前記表示手段の奇数
フィールド、偶数フィールドのそれぞれの1フィールド
に対応する期間内に、複数の異なる波長領域の照射光を
定められた順序で周期的に順次被写体に照射する面順次
照射光源と前記照射光を被写体に照射して得られた前
記固体撮像素子からの画像信号を、順次各波長領域毎の
画像情報として読み出す読み出し手段と、前記読み出し
手段により読み出された前記画像情報を同じ波長領域毎
に奇数フィールドと偶数フィールドに分けて記憶する
憶手段と、前記記憶された各波長領域毎の画像情報を奇
数フィールドと偶数フィールドを交互に1フィールド分
の画像情報として同時化して前記記憶手段より順次読み
出して画像として表示するように前記表示手段に出力す
る表示読み出し制御手段とを有することを特徴とし、前
面順次照射光源は異なる波長を選択する複数の波長
選択手段と前記複数の波長選択手段を所定の順序で配
置した波長選択手段群を複数有する回転体とを備えたこ
とを特徴とする。
【0024】
【作 用】表示手段の奇数、偶数フィールドのそれぞれ
の1フィールドに対応する期間内に、複数の異なる波長
領域の照射光を定められた順序で周期的に順次被写体に
照射する面順次照射光源よりの照射光を被写体に照射し
て得られる固体撮像素子からの画像信号を、読み出し手
段により、順次各波長領域毎の画像情報として読み出
し、これらの画像情報を同じ波長領域毎に奇数フィール
ドと偶数フィールドに分けて記憶手段に記憶し、表示読
み出し制御手段により、この記憶された各波長領域毎の
画像情報を奇数フィールドと偶数フィールドを交互に1
フィールド分の画像情報として同時化して順次読み出し
て表示手段に出力する。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0026】図1ないし図6は第1実施例に係わり、図
1は単板カラーチップCCDを用いた電子内視鏡の構成
を示す構成図、図2は単板モノクロCCDを用いたR、
G、B面順次信号処理を行う電子内視鏡の構成を示す構
成図、図3は映像信号のタイミングを示すタイミング
図、図4は映像情報を記憶するフレームメモリの状態を
示す状態図、図5は3枚構成の回転色フィルタの構成を
示す構成図、図6は9枚構成の回転色フィルタの構成を
示す構成図である。
【0027】単板カラーチップCCDと同等の構造のC
CDにてカラーフィルタ無しの単板モノクロCCDを用
いて、R、G、B面順次信号処理を行う電子内視鏡につ
いて説明する。
【0028】単板カラーチップを用いた電子内視鏡装置
は、図1に示すように、体腔内に挿入される電子内視鏡
2と、前記電子内視鏡2からの撮像信号を画像信号に変
換処理する処理装置4と、前記処理装置4からの画像信
号を表示するモニタ46とから構成されている。尚、前
記電子内視鏡2と前記処理装置4は絶縁されている。
【0029】前記電子内視鏡2は、固体撮像素子、例え
ば、CCD6と、このCCD6を駆動する駆動回路12
と、前記CCD6からの撮像信号を映像信号に変換する
プリプロセス回路8と、この映像信号を色分離しY信号
と色差信号を生成する色分離回路10と、前記色分離回
路10により生成されたY信号と色差信号を前記処理装
置4に伝送するパルストランス18とから構成されてい
て、さらに、前記駆動回路12に駆動同期信号を供給す
るSSG(同期信号発生器)14を備えていて、このS
SG14は前記処理装置4に基準クロックとして水平お
よび垂直クロックHD、VDをフォトカプラ20、22
を介して伝送できるようになっている。
【0030】尚、CCD6の水平シフトレジスタ駆動用
のクロックは前記SSG14の発振器16の基本クロッ
ク16MHzを用いている。
【0031】前記処理装置4は、前記パルストランス1
8から伝送されたY信号と色差信号をそれぞれA/D変
換するA/D変換回路24及び26と、前記A/D変換
回路24及び26で変換されたデジタル信号を記憶する
フリーズおよび画面位置移動用FIFOメモリ28及び
30と、このメモリ28及び30を介してD/A変換す
るD/A変換回路38及び40と、このD/A変換回路
38及び40からのアナログ信号からビデオ信号を生成
するポストプロセス回路42及び44とから構成されて
いる。
【0032】また、前記処理装置4は、前記フォトカプ
ラ20、22からのHD、VDを受けて、同じ周期のビ
デオ同期信号(SYNC信号)を発生する2次SSG3
2と、この2次SSG32により前記A/D変換回路2
4及び26と前記メモリ28及び30と前記D/A変換
回路38及び40との駆動のタイミング信号を生成する
タイミングジェネレータ36を備えている。
【0033】尚、前記2次SSG32の基準クロックは
発振器34により、例えば、14MHz(=4fsc)
にしている。これはNTSCクロマ変調用サブキャリア
fscが必要であるため、これを兼用する目的である。
従って、前記パルストランス18にて伝送されるY色差
信号は、4fscクロックにてA/D変換され、フリー
ズおよび画面位置移動用FIFOメモリ28及び30を
経由して、D/A変換後ポストプロセス回路42及び4
4にてYおよびC信号やNTSC信号を出力するように
なっている。
【0034】次に、単板モノクロチップを用いた本発明
の第1実施例の電子内視鏡装置は、図2に示すように、
体腔内に挿入される電子内視鏡60と、前記電子内視鏡
60からの撮像信号を画像信号に変換処理する処理装置
62と、前記処理装置62からの画像信号を表示するモ
ニタ122とから構成されている。尚、前記電子内視鏡
60と前記処理装置62は絶縁されている。
【0035】前記電子内視鏡60は、固体撮像素子、例
えば、CCD64と、このCCD64を駆動する駆動回
路66と、前記CCD64からの撮像信号を映像信号に
変換するプリプロセス回路70と、この映像信号を前記
処理装置4に伝送するパルストランス72とから構成さ
れていて、さらに、前記駆動回路66に分周回路68を
介して駆動同期信号を供給するSSG(同期信号発生
器)80を備えていて、このSSG80は前記処理装置
62に基準クロックとして水平クロック3HD及び垂直
クロック3VDをフォトカプラ84、86を介して伝送
できるようになっている。
【0036】尚、CCD64の水平シフトレジスタ駆動
用のクロックは前記SSG80の発振器82の基本クロ
ック48MHzを用いている。
【0037】前記処理装置62は、前記パルストランス
72から伝送された映像信号をA/D変換するA/D変
換回路88と、前記A/D変換回路88で変換されたデ
ジタル信号を記憶するフリーズおよび画面位置移動用各
色毎のFIFOのRメモリ104、Gメモリ106、B
メモリ108と、このRメモリ104、Gメモリ10
6、Bメモリ108を介してD/A変換するD/A変換
回路110、112、1140と、このD/A変換回路
110、112、1140からのアナログ信号からビデ
オ信号を生成するポストプロセス回路116、118、
120とから構成されている。
【0038】また、前記処理装置62は、前記フォトカ
プラ84、86からの水平クロック3HD及び垂直クロ
ック3VDを受けて前記のRメモリ104、Gメモリ1
06、Bメモリ108を切り替えるスイッチ96の切り
替え信号を生成するフィールドストア切替回路90と、
この水平クロック3HD及び垂直クロック3VDを1/
3に分周する分周回路92、94が設けられていて、こ
の分周回路92、94で1/3に分周されたクロックか
ら同周期のビデオ同期信号(SYNC信号)を発生する
2次SSG98と、前記の水平クロック3HD及び垂直
クロック3VDに基づいて前記A/D変換回路88と前
記のRメモリ104、Gメモリ106、Bメモリ108
との書き込み駆動のタイミング信号を生成する書き込み
用タイミングジェネレータ100を備えている。
【0039】さらに、水平クロック3HD及び垂直クロ
ック3VDを1/3に分周する前記分周回路94からの
VD及びHD信号を2次SSG98を介して受け、前記
のRメモリ104、Gメモリ106、Bメモリ108と
D/A変換回路110、112、1140との読み込み
駆動のタイミング信号を生成する読み込み用タイミング
ジェネレータ102を設けている。
【0040】尚、本第1実施例では、露光周期すなわち
CCD垂直レジスタへの電荷移送の周期を通常の1/3
の1/180sec にする為に、水平クロックを生成
する所望の基準クロック(16MHz)の3倍の基準ク
ロック48MHzを図示しない光源装置に与えている。
この為、フォトカプラ92、94にて伝送するパルスは
その3倍である3HD、3VDとなる。CCDからの出
力信号はプリプロセス回路70を得てパルストランス7
2を伝送後、処理装置62にてA/D変換される。図1
と同様の理由から、A/D変換器88およびRメモリ1
04、Gメモリ106、Bメモリ108の各メモリへの
書込みのクロックは、4fscを用いる。
【0041】また、CCD出力からA/Dまでの経路
は、白黒単信号の為、1系統で済む。この信号は図示し
ない被写体照明用面順次光源からの照明によって、フィ
ールド毎或いはフレーム毎にR、G、Bの照明下に対応
した振幅のCCD出力信号となっているので、切換回路
96によってそれぞれの照射光色に対応して、R用、G
用、B用の各メモリにストアされる。この際、図2にて
説明した理由で、1つのフィールドメモリにCCD出力
信号3フィールド画面分ストアできる。この為、各メモ
リの手前にて切換回路96によってA/D変換デジタル
信号を切換え、各色に対し専用のメモリ内に対応フィー
ルド信号をストアする。そして、D/A変換後、各ポス
トプロセス回路116、118、120を介して出力す
る。
【0042】次に、本第1実施例の電子内視鏡装置は、
そのCCD露光周期に同期して、図示しない光源装置か
らR、G、B順次光を被写体に照射し、図4に示すよう
に、各フィールド毎に各色の面順次信号を得る。そし
て、矢印の線で示したようにメモリにより時間軸移動を
行い、ODD、EVENのそれぞれのフィールドに対応
したR、G、Bフィールド信号、フレーム信号が得ら
れ、かつ、前記Rメモリ104、Gメモリ106、Bメ
モリ108の各FIFOメモリによって、時間軸を規定
のテレビジョン信号の周期に復元する。この場合、図5
に示すような円板型3色フィルタ134を照明光路中に
て回転させる事によって面順次照射ができる。
【0043】このような本実施例の電子内視鏡は、1枚
のカラーフレーム画像を得るのに従来の1フィールド期
間すなわち1/30秒でよく、動画観察時の被写体の動
きに対するフリッカは30Hzと軽減される。すなわ
ち、2線同時読出しによるインターライン読みだし型固
体撮像素子を用いたR、G、B面順次方式の動画撮像に
おいて、画面のフリッカを低減させることのできる。
【0044】尚、図5に示すような円板型3色フィルタ
134の変形例としては、図6に示しす9枚構成の円板
型色フィルタ136にすると、従来と同じ回転周波数で
よいので、光源本体としての互換性は保たれる。又、メ
モリのタイミングも同等なので、本体の制御系の互換性
も保たれている。更に、図5のような3枚構成の回転色
フィルタ134を用いる場合にはその回転周波数を3倍
にすれば良い。
【0045】また、前記上記回転色フィルタ134及び
136の色の順序は規定するものではない。同構造のC
CDチップに対し、モザイク状カラーフィルタを貼布し
た単板カラーチップCCDと、貼布しない単板モノクロ
CCDに応じて共通の回路構成を共有する装置として実
現できるので、設計、製造時のコストが大幅に低減でき
る。特に、イメージセンサを電子内視鏡用として新規開
発する場合や、又、それらイメージセンサが同等の受光
面積、寸法を有するので、スコープやそのレンズの設
計、製作時においても効果絶大である。その結果、低コ
スト、汎用用途として単板カラーチップ方式、高解像度
型、画像処理用として単板モノクロCCDによるR、
G、B面順次方式への展開が容易に実現できる。
【0046】図7ないし図9は第2実施例に係わり、図
4は単板モノクロCCDを用いたR、G、B面順次信号
処理を行う電子内視鏡の構成を示す構成図、図8は電子
内視鏡の表示モニタの表示内容を説明する説明図、図9
は映像信号のタイミングを示すタイミング図である。
【0047】第2実施例は、前記第1実施例とほとんど
同じであるため、異なる部分のみについて説明し、その
構成の詳細な説明は省略する。尚、第1実施例と同じ構
成部品には同一の符号を付す。
【0048】第2実施例の電子内視鏡装置は、図7に示
すように、SSG80の接続される発振器103の周波
数は16MHzになっている。その他の構成は第1実施
例と同じである。
【0049】このように構成された第2実施例の電子内
視鏡装置では、図8で示すように、電子内視鏡装置のモ
ニタ46の出力画は、内視鏡画像部49の他に、インデ
ックス情報表示部50にインデックス情報を出画させる
為に、内視鏡画像部49はフル画面よりも小さくなって
おり、それに対応し、CCDの画素数も一般テレビカメ
ラ用のものよりも削減させ、CCDチップ小型化により
内視鏡先端部の寸法の縮少を計っている。
【0050】さらに、例えば、気管支用の電子内視鏡で
は、挿入部が細いのでCCDチップはさらに小型とな
り、その結果この気管支用の電子内視鏡の出画面積は前
記モニタ46の内視鏡画像部49よりも小さい画像部4
8となる。
【0051】ここで、例えば、その有効出画期間52
と、CCD出力の黒基準電位作成の為のOB(オプティ
カルブラック)部分の期間54を合わせて0.33H
(1H=63.5μs=:水平走査期間)だとすると、
1H期間内にCCD水平レジスタ3ライン分のデータが
読み出せる事になる。
【0052】従って、第1実施例のように水平クロック
を3倍まで上げなくとも、1フィールド期間(1/60
sec)にCCD出力の3フィールド画面分の信号を詰
め込んで取出せる事になり(図9(A)及び(B)参
照)、高周波駆動の困難さが少しでも解消される。
【0053】さらに、本題2実施例では、水平方向のみ
に詰め込みを行ったが、垂直方向についても同様であ
る。つまり、1H期間内に3ライン分のデータを読み出
すのと同様に、1V(1/60sec)期間内に3フィ
ールド分のデータを読み出す。
【0054】その他の作用、効果は第1実施例と同じで
ある。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
示手段の奇数フィールド、偶数フィールドのそれぞれの
1フィールドに対応する期間内に、各波長領域毎の画像
情報を奇数フィールドと偶数フィールドを交互に1フィ
ールド分の画像情報として同時化して順次読み出して画
像として表示するので、画面のフリッカを低減させるこ
とができる。 本願発明は、標準TV信号の1フィールド
期間に、面順次の1周期分のデータ(面順次光の数だけ
分)を読み出すことを特徴にしている。従って、従来に
比べてフリッカは面順次光の数分の1になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る単板カラーチップCCDを
用いた電子内視鏡の構成を示す構成図である。
【図2】 第1実施例に係る単板モノクロCCDを用い
たR、G、B面順次信号処理を行う電子内視鏡の構成を
示す構成図である。
【図3】 第1実施例に係る映像信号のタイミングを示
すタイミング図である。
【図4】 第1実施例に係る映像情報を記憶するフレー
ムメモリの状態を示す状態図である。
【図5】 第1実施例に係る3枚構成の回転色フィルタ
の構成を示す構成図である。
【図6】 第1実施例に係る9枚構成の回転色フィルタ
の構成を示す構成図である。
【図7】 第2実施例に係る単板モノクロCCDを用い
たR、G、B面順次信号処理を行う電子内視鏡の構成を
示す構成図である。
【図8】 第2実施例に係る電子内視鏡の表示モニタの
表示内容を説明する説明図である。
【図9】 第2実施例に係る映像信号のタイミングを示
すタイミング図である。
【図10】従来例に係る電子内視鏡装置の構成を示す構
成図である。
【図11】従来例に係るモザイクフィルタ付きCCDの
画像情報の読みだしを説明する説明図である。
【図12】従来例に係る2線同時式読みだし方式の動作
を説明するタイミング図である。
【図13】従来例に係る4相駆動による垂直転送の動作
を説明するタイミング図である。
【図14】従来例に係る3相駆動方式による1線順次読
みだし動作を説明するタイミング図である。
【図15】従来例に係るカラー画像情報の再生を説明す
る説明図である。
【図16】従来例に係る図15の変形例の場合のカラー
画像情報の再生を説明する説明図である。
【符号の説明】
60…CCD 80…SSG 90…フィールドストア切替回路 98…2次SSG 100…書き込み用タイミングジェネレータ 102…読み込み用タイミングジェネレータ 104…Rメモリ 106…Gメモリ 108…Bメモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を光電変換して画像情報を各々
    奇数フィールド、偶数フィールドとの情報に分けて出力
    可能なインターライン読み出し型固体撮像素子を備えた
    電子内視鏡装置において、奇数フィールド、偶数フィールドの情報を交互に表示す
    る表示手段と前記表示手段の奇数フィールド、偶数フィールドのそれ
    ぞれの1フィールドに対応する期間内に、複数の異なる
    波長領域の照射光を定められた順序で周期的に順次被写
    体に照射する面順次照射光源と前記照射光を被写体に照射して得られた前記固体撮像素
    子からの画像信号を、順次各波長領域毎の画像情報とし
    読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段により読み出された前記画像情報を同
    じ波長領域毎に奇数フィールドと偶数フィールドに分け
    て記憶する記憶手段と、前記記憶された各波長領域毎の画像情報を奇数フィール
    ドと偶数フィールドを交互に1フィールド分の画像情報
    として同時化して前記記憶手段より順次読み出して画像
    として表示するように前記表示手段に出力する表示読み
    出し制御手段と 、 を有することを特徴とした電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記面順次照射光源は異なる波長を選択する複数の波長選択手段と前記複数の波長選択手段を所定の順序で配置した波長選
    択手段群を複数有する回転体とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡
    装置
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