JP2552399B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JP2552399B2
JP2552399B2 JP3020179A JP2017991A JP2552399B2 JP 2552399 B2 JP2552399 B2 JP 2552399B2 JP 3020179 A JP3020179 A JP 3020179A JP 2017991 A JP2017991 A JP 2017991A JP 2552399 B2 JP2552399 B2 JP 2552399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
field
color
signal
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3020179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04259441A (ja
Inventor
潔 辻
英明 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3020179A priority Critical patent/JP2552399B2/ja
Priority to US07/800,951 priority patent/US5258834A/en
Publication of JPH04259441A publication Critical patent/JPH04259441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552399B2 publication Critical patent/JP2552399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体像を光電変換し
て画像信号を得るインターライン読みだし型固体撮像素
子を備えた電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、先端部にCCDなどのイメージセ
ンサを内蔵し、内視鏡画像をテレビ信号として取り出す
電子内視鏡が、従来からの光学せんい束からなるイメー
ジガイドを用い、手元操作部に設けた接眼部から観察す
るファイバースコープにとってかわりつつある。
【0003】前記の電子内視鏡装置は、イメージガイド
に代わって先端部の観察用ヘッド部にイメージセンサを
配する為、その面積の極めて小さいものが要求される。
そこで、その限られた面積に構成得るイメージセンサ
総画素数に対し、できるだけカラー解像度を向上させる
方法として、R、G、B面順次撮像方式がある。
【0004】図1および図9ないし図15は従来例に係
わり、図1はモザイクフィルタ付きCCDを用い、上記
R、G、B面順次撮像方式に対する撮像方式である同時
撮像方式を採用した電子内視鏡装置の詳細な構成を示す
構成図、図9は面順次撮像方式による電子内視鏡装置の
概念を示す構成図、図10はモザイクフィルタ付きCC
Dの画像情報の読みだしを説明する説明図、図11は2
線同時式読みだし方式の動作を説明するタイミング図、
図12は4相駆動による垂直転送の動作を説明するタイ
ミング図、図13は3相駆動方式による1線順次読みだ
し動作を説明するタイミング図、図14はカラー画像情
報の再生を説明する説明図、図15は図14の変形例の
場合のカラー画像情報の再生を説明する説明図である。
【0005】図9に示すように、面順次撮像方式の電子
内視鏡装置150は、白色光源160の出射行路中に、
R、G、B各色の色フィルタを有するフィルタ内板16
2を配置し、このフィルタ内板162を回転させ、電子
内視鏡装置150内のライトガイド156を介して図示
しない被写体を各色光で順次照射し、イメージセンサ1
58からの各色光毎の撮像信号をA/D変換器164で
変換し画像信号を取り出し、各画像メモリである、Rメ
モリ166、Gメモリ168、Bメモリ170をそれぞ
れ介しD/A変換器172、174、176で合成形成
する事により、図示しないカラーCRTスクリーン上に
カラー画像を得るものである。
【0006】その際、テレビジョン出画側(CRT)で
は、ちらつき防止の為にAフィールド、Bフィールド間
ではインタレースさせている。面順次出画方式をこれに
対応させる例として、本出願人は特開昭62−8288
8号公報によって提案している。すなわち、イメージセ
ンサとしてフレームトランスファ方式、又はライン読出
し方式のCCDイメージセンサを用い、一走査ライン毎
に順次1、2、3、・・・、nの画像信号を発生させ、
それら画像信号を順次フレームメモリに記憶する。そし
て、R、G、B各色のフレーム画像情報がメモリに格納
された後に、それら情報を一ラインおきの交互フィール
ド読出し(Aフィールド時は1、3、5、・・・、Bフ
ィールド時は2、4、6、・・・)する事によって、イ
ンターレーススキャンさせ、ちらつきが軽減された画像
を得ることができる。
【0007】しかしながら、この場合でもR、G、B3
フレーム画像から一枚のカラー画像を得る為、その時間
差によるちらつきや、色ずれが発生するのはまぬがれな
い。そこで、この欠点を解決する為に、イメージセンサ
感光面の各画素毎に色フィルタを貼布したカラーモザイ
クフィルタ付きイメージセンサを用い、各色信号を同時
に得るような装置も開発されている。当然のことなが
ら、この場合は前者に比べ色解像度および感度が犠牲と
なる。
【0008】ここで、モザイクフィルタ付きCCD(単
板カラーCCD)について説明する。単板カラー方式の
場合は、前記フレームトランスファ方式やライン読出し
方式(どちらも白黒撮像や面順次カラー方式にのみ適
応)に比べ、感光部の開口率が低く、又、前述のように
一枚のカラー画像を得るのに必要な露光時間が短いので
感度も低い。従って、それら欠点を改善する為、貼布さ
れる色フィルタはR、G、B原色フィルタよりも光の透
過率の高いCy、Mg、Yelなどの補色フィルタが用
いられる。
【0009】その場合の色分離プロセスの代表例を図1
0にて説明する。
【0010】Aフィールド読出し時は、例えばライン1
80では、Mg、Cy、Mg、Cyの繰り返し画素部分
の信号出力と、Yel、G、Yel、G繰り返し画素部
分の信号出力を同時加算しながら読み出す。従って、ラ
イン1の出力は、2R+B+G、B+2G、2R+B+
G、B+2Gの繰り返しとなるので、交流成分として
(2R−G)Sinωtの形で考えられる。
【0011】又、同様にライン182では、Mg、C
y、Mg、Cyの繰り返し信号出力と、G、Yel、
G、Yelの繰り返し出力信号を加算し、(2B−G)
Sinωtが得られ、これらはキャリア成分を復調する
ことにより、2R−G、2B−Gの2つの色差成分が抽
出される。以下のライン184以降も同様である。
【0012】Bフィールドに関しても、ライン186で
2R−Gとライン188で2B−Gの信号が交互に得ら
れるが、各ラインでの画素列の組合せをフィールド毎に
1列ずらす事によって、テレビジョン出画時のインター
レーススキャンと空間位置を揃え、出画におけるちらつ
きやフリッカを軽減している。尚、以下のライン190
以降も同様である。
【0013】補色フィルターCCDにおける電荷転送構
造は、2線同時読出しによるインターライン読出し方式
が一般的に行われている。これら概念を図11、図12
を用いて簡単に説明する。図11は代表的な2線同時読
出し方式での動作原理であり、図12は代表的な4相駆
動による垂直転送の動作原理である。
【0014】図11において、符号200、202、2
04、206、207はフォトダイオードで、符号20
8、210、212、214、216、218、22
0、222、224は前記の各フォトダイオードの電荷
読み出しバケットである。まずBのタイミングでバケ
ット212及び220に隣接するフォトダイオード20
2、206の電荷がバケット212及び220に読出さ
れ、またHのタイミングでバケット208及び216に
隣接するフォトダイオード200、204の電荷がバケ
ット208及び216に読出され、バケット212及び
220の電荷と混合される。よって、結果的に隣りどう
しのフォトダイオード(フォトダイオード200と20
2、204と206)が加算される。また次のフィール
ドの読出しでは加算するフォトダイオードの組(フォト
ダイオード202と204、206と207)のように
違うようになっているので、このことによりCCDから
の電荷読出し時にインターレース動作が行われる。
【0015】図12に示すように、2線同時読出しによ
って読出された電荷は、各バケットのバイアス電位を順
次変えていくことにより左から右へ転送されていく。こ
れが代表的な4相駆動による垂直転送の動作原理であ
る。尚、符号は図11と同様である。
【0016】次に、図1により、このような2線同時読
出し方式の単板カラーCCDを用いた電子内視鏡装置の
詳細な構成を説明する。
【0017】単板カラーチップを用いた電子内視鏡装置
は、図1に示すように、体腔内に挿入される電子内視鏡
2と、前記電子内視鏡2からの撮像信号を画像信号に変
換処理する処理装置4と、前記処理装置4からの画像信
号を表示するモニタ46とから構成されている。尚、前
記電子内視鏡2と前記処理装置4は絶縁されている。
【0018】前記電子内視鏡2は、固体撮像素子、例え
ば、CCD6と、このCCD6を駆動する駆動回路12
と、前記CCD6からの撮像信号を映像信号に変 換する
プリプロセス回路8と、この映像信号を色分離しY信号
と色差信号を生成する色分離回路10と、前記色分離回
路10により生成されたY信号と色差信号を前記処理装
置4に伝送するパルストランス18とから構成されてい
て、さらに、前記駆動回路12に駆動同期信号を供給す
るSSG(同期信号発生器)14を備えていて、このS
SG14は前記処理装置4に基準クロックとして水平お
よび垂直クロックHD、VDをフォトカプラ20、22
を介して伝送できるようになっている。
【0019】尚、CCD6の水平シフトレジスタ駆動用
のクロックは前記SSG14の発振器16の基本クロッ
ク16MHzを用いている。
【0020】前記処理装置4は、前記パルストランス1
8から伝送されたY信号と色差信号をそれぞれA/D変
換するA/D変換回路24及び26と、前記A/D変換
回路24及び26で変換されたデジタル信号を記憶する
フリーズおよび画面位置移動用FIFOメモリ28及び
30と、このメモリ28及び30を介してD/A変換す
るD/A変換回路38及び40と、このD/A変換回路
38及び40からのアナログ信号からビデオ信号を生成
するポストプロセス回路42及び44とから構成されて
いる。
【0021】また、前記処理装置4は、前記フォトカプ
ラ20、22からのHD、VDを受けて、同じ周期のビ
デオ同期信号(SYNC信号)を発生する2次SSG3
2と、この2次SSG32により前記A/D変換回路2
4及び26と前記メモリ28及び30と前記D/A変換
回路38及び40との駆動のタイミング信号を生成する
タイミングジェネレータ36を備えている。
【0022】尚、前記2次SSG32の基準クロックは
発振器34により、例えば、14MHz(=4fsc)
にしている。これはNTSCクロマ変調用サブキャリア
fscが必要であるため、これを兼用する目的である。
従って、前記パルストランス18にて伝送されるY色差
信号は、4fscクロックにてA/D変換され、フリー
ズおよび画面位置移動用FIFOメモリ28及び30を
経由して、D/A変換後ポストプロセス回路42及び4
4にてYおよびC信号やNTSC信号を出力するように
なっている。
【0023】さて、図1で採用した2線同時読出し方式
のCCDでは、構造上電 荷が混ざり合うので、1線順次
読出し転送はできない。そこで1線順次読出しを行うた
めには、1つのフォトダイオードに最低3つのレジスタ
がなければ転送はできない。
【0024】このような1つのフォトダイオードに最低
3つのレジスタを用いた3相駆動方式は図13に示すよ
うに、各フォトダイオードに対して最低3つのレジスタ
例えば、フォトダイオード200に対してレジスタ22
6、228、230、フォトダイオード202に対して
レジスタ232、234、236、フォトダイオード2
04に対してレジスタ238、240、242、フォト
ダイオード206に対してレジスタ244、246、2
48、フォトダイオード207に対してレジスタ25
0、252、254が必要となるので、1個当たりのレ
ジスタ容量、すなわち最大転送電荷量が減少してしま
い、結果、イメージセンサの飽和限界を低下させてしま
う。
【0025】従って前述のような2線同時読出しによる
インターライン型イメージセンサでノンインターレース
対応型イメージセンサのような1ライン毎の読出しが構
造上不可能なイメージセンサの場合、それを用いて(当
然カラーフィルタをはずした白黒イメージセンサ)R、
G、B面順次方式に対応させようとすると、各色につき
2フィールド分、つまり合計6フィールド分の露光によ
って1枚(1フレーム)のカラー画像を作る事になる。
【0026】すなわち、2対1の飛び越し走査を行って
いるので、奇数走査、偶数走査の各フィールド毎に色ビ
デオ信号が形成されており、同一色についての奇数分、
偶数分のフィールド信号を組み合わせることによって、
その色に対する1枚のフレーム画像が形成され、それぞ
れにつきR、G、Bの3色フレーム画像によって1枚の
カラーフレーム画像が形成される事になる。まず、カラ
ー静止画形成は、図14のように形成されるのが最も簡
単である。変形例としては、図15に示すように1フレ
ーム中の対向フィールドにおいて露光色を変えた組み合
わせで1フレームのカラー静止画を形成する方法があ
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
をそのまま動画に対応させると、1枚のカラーフレーム
画像を得るのに2フィールドすなわち1/10秒 必要と
なり、動画観察時の被写体の動きに対するこの10Hz
のフリッカは観察者にとって見苦しいものである。この
フリッカについては、R、G、B面順次方式の場合、前
述のカラーフレーム周期でのちらつきやブレの他に、各
色の露光タイミングが時間的に順次(連続)である為
に、被写体が動いた時に発生する露光タイミングのズレ
による色ズレ現象があり、観察時の障害としてはこちら
の方が視覚に疲労を伴う。 このような画像劣化を防ぐに
は、1原色光照射期間内に各色の奇数フィールド・偶数
フィールドの2フィールド分の画像信号を固体撮像素子
から読み出す読み出し手段を設けることが行われる。こ
の場合、上記読み出し手段は通常の2倍の周波数のライ
ン読み出し用クロックパルスにて固体撮像素子を駆動す
る必要がある。ライン読み出し用のクロックパルスの高
周波化は信号伝送が困難になる点及び熱・雑音の輻射の
点から望ましくないものである。
【0028】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、2線同時読出しによるインターライン型イメー
ジセンサを用いた場合に、R、G、B面順次方式の動画
撮像方式を構成した場合のフリッカを低減させることの
できる電子内視鏡装置において、特にライン読み出し用
のクロックパルスの繰り返し周波数を低く抑えることの
できるものを提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、被写体像を光電変換して画像信号を得るインターラ
イン読み出し型であって、ライン読み出し期間が標準テ
レビジョン信号の水平走査線期間よりも短い固体撮像素
子と、3原色光を順次前記被写体に照射する面順次光照
射光源の1原色光照射期間に前記固体撮像素子から前記
画像信号を奇数フィールドと偶数フィールドの情報に分
けて順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段に
より読み出された前記奇数フィールドと前記偶数フィー
ルドの情報を同系色毎に順次記憶し同一フィールド毎に
順次読み出す記憶手段を有し、標準テレビジョン信号の
1フィールド期間内に前記固体撮像素子の2画面分の信
号を取り出せるようにした電子内視鏡装置において、前
記読み出し手段は、前記標準テレビジョン信号の水平走
査期間に対する前記ライン読み出し期間の比に応じて設
定された繰り返し周波数にて、前記固体撮像素 子のライ
ン読み出し用のクロックパルスを出力することを特徴と
するものである。
【0030】
【作用】3原色光を順次前記被写体に照射する面順次光
照射光源の1原色光照射期間内に前記インターライン読
み出し型固体撮像素子から前記画像信号を奇数フィール
ドと偶数フィールドとの情報に分けて交互に読みだす。
この際、ライン読み出し用クロックパルスは、標準テレ
ビジョン信号の水平走査期間に対するライン読み出し期
間の比に応じて、低く設定された繰り返し周波数にて出
力される。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0032】図2ないし図8は本発明の一実施例に係わ
り、図2は単板モノクロCCDを用いたR、G、B面順
次信号処理を行う電子内視鏡の構成を示す構成図、図3
は電子内視鏡の表示モニタの表示内容を説明する説明
図、図4は映像信号のタイミングを示すタイミング図、
図5は3枚構成の回転色フィルタを用いた場合の映像情
報を記憶するフレームメモリの状態を示す状態図、図6
は6枚構成の回転色フィルタを用いた場合の映像情報を
記憶するフレームメモリの状態を示す状態図、図7は3
枚構成の回転色フィルタの構成を示す構成図、図8は6
枚構成の回転色フィルタの構成を示す構成図である。
【0033】単板モノクロチップを用いた電子内視鏡装
置は、図2に示すように、体腔内に挿入される電子内視
鏡60と、前記電子内視鏡60からの撮像信号を画像信
号に変換処理する処理装置62と、前記処理装置62か
らの画像信号を表示するモニタ122とから構成されて
いる。尚、前記電子内視鏡60と前記処理装置62は絶
縁されている。
【0034】前記電子内視鏡装置60は、固体撮像素
子、例えば、CCD64と、このCCD64を駆動する
駆動回路66と、前記CCD64からの撮像信号を映像
信号に変換するプリプロセス回路70と、この映像信号
を前記処理装置4に伝送するパルストランス72とから
構成されていて、さらに、前記駆動回路66に分周回路
68を介して駆動同期信号を供給するSSG(同期信号
発生器)80を備えていて、このSSG80は前記処理
装置62に基準クロックとして水平および垂直クロック
をフォトカプラ84、86を介して伝送できるようにな
っている。
【0035】尚、CCD64の水平シフトレジスタ駆動
用のクロックは前記SSG80の発振器82の基本クロ
ック19MHzを用いている。
【0036】前記処理装置62は、前記パルストランス
72から伝送された映像信号をA/D変換するA/D変
換回路88と、前記A/D変換回路88で変換されたデ
ジタル信号を記憶するフリーズおよび画面位置移動用各
色毎のFIFOのRメモリ104、Gメモリ106、B
メモリ108と、このRメモリ104、Gメモリ10
6、Bメモリ108を介してD/A変換するD/A変換
回路110、112、114と、このD/A変換回路1
10、112、114からのアナログ信号からビデオ信
号を生成するポストプロセス回路116、118、12
0とから構成されている。
【0037】また、前記処理装置62は、前記フォトカ
プラ84、86からの水平および垂直クロックを受けて
前記のRメモリ104、Gメモリ106、Bメモリ10
8を切り替えるスイッチ96の切り替え信号を生成する
フィールドストア切替回路90と、この水平および垂直
クロックを1/2に分周する分周回路92、94が設け
られていて、この分周回路92、94で1/2に分周さ
れたクロックから同周期のビデオ同期信号(SYNC信
号)を発生する2次SSG98と、この2次SSG98
により前記A/D変換回路88と前記のRメモリ10
4、Gメモリ106、Bメモリ108との書き込み駆動
のタイミング信号を生成する書き込み用タイミングジェ
ネレータ100を備えている。さらに、垂直クロックを
1/2に分周する前記分周回路94からの信号を受け
て、前記のRメモリ104、Gメモリ106、Bメモリ
108とD/A変換回路110、112、114との読
み込み駆動のタイミング信号を生成する読み込み用タイ
ミングジェネレータ102を設けている。
【0038】図2のように構成された電子内視鏡では、
CCD64の水平シフトレジスタ駆動用のクロックは、
図1での16MHzのかわりに、その約1.2倍の19
MHzにて行う。これは、図3で示すように、電子内視
鏡装置のモニタ46の出力画は、内視鏡画像部48の他
に、インデックス情報表示部50にインデックス情報を
出画させる為に、内視鏡画像部48はフル画面よりも小
さくなっており、それに対応し、CCDの画素数も一般
テレビカメラ用のものよりも削減させ、CCDチップ小
型化により内視鏡先端部の寸法の縮少を計っている。
【0039】さらに、ここで、例えば、その有効出画期
間52と、CCD出力の黒基準電位作成の為のOB(オ
プティカルブラック)部分の期間54を合わせて0.6
H(1H=63.5μs=:水平走査期間)だとする
と、そのCCDは、その1.2倍のクロックで水平シフ
トレジスタを駆動してやれば0.6/1.2=0.5と
なり、1H期間内にCCD水平レジスタ2ライン分のデ
ータが読み出せる事になる。(尚、前記16MHz、1
9MHzともHDパルスとPLLのかかる周波数条件の
パルスである。)従って、水平クロックを2倍まで上げ
なくとも、1フィールド期間(1/60sec)にCC
D出力の2フィールド画面分の信号が取出せる事になり
(図4(A)及び(B)参照)、高周波駆動の困難さが
少しでも解消される。
【0040】尚、本実施例では露光周期すなわちCCD
垂直レジスタへの電荷移送の周期を通常の半分の1/1
20secにする為に、水平クロックから来る所望の基
準クロック(19MHz)の2倍の基準クロック38M
Hzを図示しない光源装置に与えている。この為、フォ
トカプラ92、94にて伝送するパルスはその2倍であ
る、2HD、となる。CCDからの出力信号はプリプロ
セス回路70を得てパルストランス72を伝送後、処理
装置62にてA/D変換される。図1と同様の理由か
ら、A/D変換器88およびRメモリ104、Gメモリ
106、Bメモリ108の各メモリへの書込みのクロッ
クは、4fscを用いる。
【0041】また、CCD出力からA/Dまでの経路
は、白黒単信号の為、1系統で済む。この信号は図示し
ない被写体照明用面順次光源からの照明によって、フィ
ールド毎或いはフレーム毎にR、G、Bの照明下に対応
した振幅のCCD出力信号となっているので、スイッチ
96によってそれぞれの照明光色に対応して、R用、G
用、B用の各メモリにストアされる。この際、図4にて
説明した理由で、1つのフィールドメモリにCCD出力
信号2フィールド画面分ストアできる。この為、各メモ
リの手前にてスイッチ96によってA/D変換デジタル
信号を切換え、各色に対し専用のメモリ内に対応フィー
ルド信号をストアする。そして、D/A変換後、各ポス
トプロセス回路116、118、120を介して出力す
る。この際、Rメモリ104、Gメモリ106、Bメモ
リ108の各FIFOメモリの読出し、およびD/A変
換のクロックを書込み時の14MHzに対し、その1/
1.2の12MHzにて行う事によってCCD駆動時に
水平方向1.2倍に圧縮された出力信号を復元してい
る。
【0042】次に、本装置はそのCCD露光周期に同期
して、図示しない光源装置からR、G、B順次光を被写
体に照射し、図5に示すように、各フィールド毎に各色
の面順次信号を得る。そして、矢印の線で示したように
メモリにより時間軸移動を行い、ODD、EVENのそ
れぞれのフィールドに対応したR、G、Bフィールド信
号、フレーム信号が得られ、かつ、前記Rメモリ10
4、Gメモリ106、Bメモリ108の各FIFOメモ
リによって、時間軸を規定のテレビジョン信号の周期に
復元する。この場合、図7に示すような円板型色フィル
タ134を照明光路中にて回転させる事によって面順次
照射ができる。
【0043】このような本実施例の電子内視鏡は、1枚
のカラーフレーム画像を得るのに従来の1フィールド期
間すなわち1/20秒でよく、動画観察時の被写体の動
きに対するフリッカは20Hzと軽減される。すなわ
ち、2線同時読出しによるインターライン型イメージセ
ンサ用いた場合に、R、G、B面順次方式の動画撮像
装置を構成した場合のフリッカを低減させることでき
る。
【0044】尚、変形例としては、図6に示すように、
隣接する各フィールド毎に照射色を変えた方法があり、
メモリによる時間軸移動の様子は、図5の例と同等でよ
い。この場合、円板型色フィルタとしては、図8に示す
6枚構成の円板型色フィルタ136にすると、従来と同
じ回転周波数でよいので、光源本体としての互換性は保
たれる。又、メモリのタイミングも同等なので、本体の
制御系の互換性も保たれている。更に、図7のような3
枚構成の回転色フィルタ134を用いる場合にはその回
転周波数を2倍にすれば良い。
【0045】また、上記回転色フィルタ134及び13
6の色の順序は規定するものではない。同構造のCCD
チップに対し、モザイク状カラーフィルタを貼布した単
板カラーチップCCDと、貼布しない単板モノクロCC
Dに応じて共通の回路構成を共有する装置として実現で
きるので、設計、製造時のコストが大幅に低減できる。
特に、イメージセンサを電子内視鏡として新規開発する
場合や、又、それらイメージセンサが同等の受光面積、
寸法を有するので、スコープやそのレンズの設計、製作
時においても効果絶大である。その結果、低コスト、汎
用用途として単板カラーチップ方式、高解像度型、画像
処理用として単板モノクロCCDによるR、G、B面順
次方式への展開が容易に実現できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
発明の電子内視鏡装置は、被写体像を光電変換して画像
信号を得るインターライン読み出し型であって、ライン
読み出し期間が標準テレビジョン信号の水平走査線期間
よりも短い固体撮像素子と、3原色光を順次前記被写体
に照射する面順次光照射光源の1原色光照射期間に前記
固体撮像素子から前記画像信号を奇数フィールドと偶数
フィールドの情報に分けて順次読み出す読み出し手段
と、前記読み出し手段により読み出された前記奇数フィ
ールドと前記偶数フィールドの情報を同系色毎に順次記
憶し同一フィールド毎に順次読み出す記憶手段を有し、
標準テレビジョン信号の1フィールド期間内に前記固体
撮像素子の2画面分の信号を取り出せるようにした電子
内視鏡装置において、前記読み出し手段は、前記標準テ
レビジョン信号の水平走査期間に対する前記ライン読み
出し期間の比に応じて設定された繰り返し周波数にて、
前記固体撮像素子のライン読み出し用のクロックパルス
を出力する構成としたので、3原色光を順次被写体に照
射し、インターライン型イメージセンサによって画像信
号を順次読み出す電子内視鏡装置を構成した場合のフリ
ッカを低減でき、さらにライン読み出し用のクロックパ
ルスの繰り返し周波数を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係る単板カラーチップCCDを用いた
同時撮像方式の電子内視鏡の構成を示す構成図である。
【図2】一実施例に係る単板モノクロCCDを用いた
R、G、B面順次信号処理を行う電子内視鏡の構成を示
す構成図である。
【図3】一実施例に係る電子内視鏡の表示モニタの表示
内容を説明する説明図である。
【図4】一実施例に係る映像信号のタイミングを示すタ
イミング図である。
【図5】一実施例に係る3枚構成の回転色フィルタを用
いた場合の映像情報を記憶するフレームメモリの状態を
示す状態図である。
【図6】一実施例に係る6枚構成の回転色フィルタを用
いた場合の映像情報を記憶するフレームメモリの状態を
示す状態図である。
【図7】一実施例に係る3枚構成の回転色フィルタの構
成を示す構成図である。
【図8】一実施例に係る6枚構成の回転色フィルタの構
成を示す構成図である。
【図9】従来例に係る電子内視鏡装置の構成を示す構成
図である。
【図10】従来例に係るモザイクフィルタ付きCCDの
画像情報の読みだしを説明する説明図である。
【図11】従来例に係る2線同時式読みだし方式の動作
を説明するタイミング図である。
【図12】従来例に係る4相駆動による垂直転送の動作
を説明するタイミング図である。
【図13】従来例に係る3相駆動方式による1線順次読
みだし動作を説明するタイミング図である。
【図14】従来例に係るカラー画像情報の再生を説明す
る説明図である。
【図15】従来例に係る図14の変形例の場合のカラー
画像情報の再生を説明する説明図である。
【符号の説明】
60・・・CCD 80・・・SSG 90・・・フィールドストア切替回路 98・・・2次SSG 100・・・書き込み用タイミングジェネレータ 102・・・読み込み用タイミングジェネレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を光電変換して画像信号を得るイ
    ンターライン読み出し型であって、ライン読み出し期間
    が標準テレビジョン信号の水平走査線期間よりも短い
    体撮像素子と、3原色光を順次前記被写体に照射する面
    順次光照射光源の1原色光照射期間に前記固体撮像素子
    から前記画像信号を奇数フィールドと偶数フィールドの
    情報に分けて順次読み出す読み出し手段と、前記読み出
    し手段により読み出された前記奇数フィールドと前記偶
    数フィールドの情報を同系色毎に順次記憶し同一フィー
    ルド毎に順次読み出す記憶手段を有し、標準テレビジョ
    ン信号の1フィールド期間内に前記固体撮像素子の2画
    面分の信号を取り出せるようにした電子内視鏡装置にお
    いて、前記読み出し手段は、前記標準テレビジョン信号
    の水平走査期間に対する前記ライン読み出し期間の比に
    応じて設定された繰り返し周波数にて、前記固体撮像素
    子のライン読み出し用のクロックパルスを出力すること
    を特徴とする電子内視鏡装置。
JP3020179A 1991-02-13 1991-02-13 電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP2552399B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3020179A JP2552399B2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 電子内視鏡装置
US07/800,951 US5258834A (en) 1991-02-13 1991-11-29 Electronic endoscope for producing a color image by extracting a plurality of field picture images in one field period without changing a horizontal clock rate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3020179A JP2552399B2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 電子内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04259441A JPH04259441A (ja) 1992-09-16
JP2552399B2 true JP2552399B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=12019955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3020179A Expired - Fee Related JP2552399B2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552399B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103491852B (zh) 2012-03-01 2015-08-26 奥林巴斯医疗株式会社 摄像系统

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61277272A (ja) * 1985-05-31 1986-12-08 Nec Home Electronics Ltd システムリモ−トコントロ−ル送信器
JPH0773571B2 (ja) * 1988-12-05 1995-08-09 富士写真光機株式会社 電子内視鏡装置における画像処理方法
JPH0773570B2 (ja) * 1988-12-05 1995-08-09 富士写真光機株式会社 電子内視鏡装置における画像処理方法
JP3038838B2 (ja) * 1990-08-24 2000-05-08 富士写真光機株式会社 内視鏡の映像信号処理方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04259441A (ja) 1992-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5258834A (en) Electronic endoscope for producing a color image by extracting a plurality of field picture images in one field period without changing a horizontal clock rate
JP3448169B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
US4831453A (en) Solid-state imaging device having high-speed shutter function and method of realizing high-speed function in solid-state imaging device
US9544517B2 (en) Electric camera
KR100254504B1 (ko) 고속 이동하는 피사체의 영상을 발생하는 카메라
US20040263645A1 (en) Sequential scan imaging device
KR100347494B1 (ko) 고체 촬상 장치
JP2552399B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3055809B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2000023046A (ja) 撮像装置
JP3494569B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2000308075A (ja) 撮像素子および撮像素子の駆動方法
JP2713295B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法と撮像装置
JP3398551B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3403588B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3485745B2 (ja) 固体撮像装置
JPH0316476A (ja) 撮像素子
JPS631278A (ja) カラ−固体撮像装置
JPH05276452A (ja) 撮像装置
JP3425511B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3378790B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3180191B2 (ja) 撮像装置
JP2655698B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2618954B2 (ja) Ccd撮像装置
JP2000261817A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees