JP3003760B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3003760B2
JP3003760B2 JP6129744A JP12974494A JP3003760B2 JP 3003760 B2 JP3003760 B2 JP 3003760B2 JP 6129744 A JP6129744 A JP 6129744A JP 12974494 A JP12974494 A JP 12974494A JP 3003760 B2 JP3003760 B2 JP 3003760B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮像素子(イメージ
センサ)を利用した撮像装置にかかり、更に具体的には
NTSC方式やPAL方式などの通常解像度の撮像素子
を用いてハイビジョンのような高解像度の映像情報を得
るために好適な撮像装置に関するものである。
【0002】
【背景技術と発明が解決しようとする課題】よく知られ
ているように、通常解像度のテレビジョン方式,例えば
NTSC方式における水平走査線期間は約63.5μs
であり、そのうちの有効期間は約52.7μs、ブラン
キング期間は約10.8μsとなっている。図7(A)
に、それらの関係が示されている。同図中、斜線部分が
ブランキング期間である。
【0003】これに対し、高解像度のテレビジョン方
式,例えばハイビジョン方式における水平走査線期間は
約29.6μsであり、そのうちの有効期間は約25.
8μs、ブランキング期間は約3.8μsとなってい
る。同図(B)に、それらの関係が示されている。
【0004】ところで、NTSC方式やPAL方式のC
CDを2枚使用してハイビジョン方式に相当する走査線
数を得る撮像装置では、一方のCCDに対して他方のC
CDが一画素相当分垂直方向に画素ズラシして配置され
る。そして、2枚のCCDから映像信号を同時に読み出
し合成することによって、ハイビジョン方式に相当する
1フィールド500本程度の走査線の信号が得られる。
具体的には、1枚のCCD当り、ハイビジョン方式の2
倍の水平走査周期で信号読み出しを行った後に、倍速変
換を行うようにする。
【0005】同図(C)にその関係が示されており、ハ
イビジョン方式の2倍の水平走査線期間は29.6×2
≒59.2μs、そのうちの有効期間は25.8×2≒
51.6μs、ブランキング期間は3.8×2≒7.6
μsとなる。これとNTSC方式の場合とを比較する
と、同図(C)の場合のブランキング期間は、同図
(A)の場合よりも約3.2μs,つまり約30%短く
なっている。
【0006】このブランキング期間では、CCDからの
信号読み出し動作において重要な動作が行われている。
1つは、各画素に相当するフォトダイオードに蓄積され
た電荷を垂直転送用CCDによって1水平ブランキング
当り一段の転送を行う動作である。2つ目は、CCD出
力における基準となる黒レベル(ゼロレベル)であるオ
プティカルブラックOBの出力動作である。これらの動
作のタイミング,すなわちOBの出力タイミングと電荷
の垂直転送タイミングは、OB出力に垂直転送によるノ
イズが混入しないように、ブランキング期間中で重なら
ないようにする必要がある。
【0007】図8には、NTSC方式のブランキング期
間における撮像装置の動作例が示されている。同図
(A)のように、ブランキング期間は10.8μsであ
る。CCD出力は、同図(C)に示すようになる。これ
が、信号処理回路により約1.2μs遅延されて、同図
(B)に示すように撮像装置から出力される。同図
(D)〜(G)は垂直転送駆動パルスであり、垂直転送
期間は同図(D)に示す通りである。
【0008】同図(A)に示すブランキング期間におい
て、同図(C)のオプティカルブラックOB出力と同図
(D)〜(G)の垂直転送動作終了後の余裕は、同図
(C)に示すように約1.2μsとなっている。従っ
て、最大で1.2μsまでブランキング期間を短くして
9.6μsとすることが可能である。
【0009】ところが、図7(C)に示したハイビジョ
ン方式の2倍の周期で信号を読み出す手法では、上述し
たようにブランキング期間が7.6μsであり、NTS
C方式よりも約3.2μs短い。つまり、ブランキング
期間として最低9.6μs必要であるにもかかわらず、
7.6μsしかない。従って、このままでは、ハイビジ
ョン信号用の信号読み出しは不可能である。
【0010】このような不都合に対する対策としては、
図8(D)に示す垂直転送期間を短くする手法が考えら
れる。垂直転送期間が2.0μs短くなれば、ブランキ
ング期間が7.6μsでも、オプティカルブラックOB
の出力と電荷の垂直転送のタイミングが重ならないよう
にすることが可能となる。ところが、この方法では、電
荷の垂直転送効率の低下による読出信号のS/Nの悪化
が予想されるとともに、ダイナミックレンジの低下が懸
念されるので、望ましくない。
【0011】この発明は、これらの点に着目したもの
で、その目的は、電荷の垂直転送効率の低下による読出
信号のS/Nの悪化やダイナミックレンジの低下を招く
ことなく、NTSCやPALなどの通常解像度の撮像手
段を用いてハイビジョンなどの高解像度の映像信号を得
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段と作用】前記目的を達成す
るため、この発明では、複数の通常解像度のテレビジョ
ン方式に対応した撮像手段から読み出された映像信号
が、通常解像度のテレビジョン方式の水平走査線期間に
おける有効期間とブランキング期間の比率でメモリ手段
に書き込まれる。そして、書き込まれた映像信号は、高
解像度のテレビジョン方式の水平走査線期間における有
効期間とブランキング期間,あるいはそれに対応する比
率でメモリ手段から読み出される。このような有効期間
とブランキング期間の比率の変換を行うことで、撮像手
段からの映像信号読出に必要なブランキング期間が確保
される。この発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、
次の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0013】
【好ましい実施例の説明】この発明の撮像装置には数多
くの実施例が有り得るが、ここでは適切な数の実施例を
示し、詳細に説明する。
【0014】<実施例1>図1には、実施例1の撮像装
置の構成が示されている。同図において、撮像光学系1
0の光出力側には、撮像素子であるCCD12,14が
それぞれ設けられている。CCD12の出力側には、相
関二重サンプリング回路(CDSで表示)16,OBク
ランプ回路18,γ(ガンマ)補正回路20,A/D変
換器22,切換スイッチ24の直列回路が接続されてい
る。また、CCD14の出力側には、相関二重サンプリ
ング回路26,OBクランプ回路28,γ補正回路3
0,A/D変換器32,切換スイッチ34の直列回路が
接続されている。
【0015】切換スイッチ24の切換出力側はラインメ
モリ36,38に接続されており、切換スイッチ34の
切換出力側はラインメモリ40,42に接続されてい
る。ラインメモリ36,38の出力側は切換スイッチ4
4の切換入力側に接続されており、ラインメモリ40,
42の出力側は切換スイッチ46の切換入力側に接続さ
れている。切換スイッチ44,46の出力側は倍速変換
回路48,50にそれぞれ接続されており、倍速変換回
路48,50の出力側は切換スイッチ52の切換入力側
に接続されている。また、切換スイッチ52の出力側は
D/A変換器54に接続されている。
【0016】切換スイッチ24,34には、ハイビジョ
ンレートのライン切換パルス(ハイビジョン方式におけ
る水平走査線の切換パルス)を1/2分周器56で1/
2分周したパルスが切換制御用パルスとして入力されて
いる。切換スイッチ44,46には、1/2分周器56
の出力をインバータ58で反転したパルスが切換制御用
パルスとして入力されている。切換スイッチ52には、
ハイビジョンレートのライン切換パルスがそのまま切換
制御用パルスとして入力されている。ラインメモリ36
〜42には、書込クロックWCK,読出クロックRCK
がそれぞれ供給されている。
【0017】以上の各部のうち、撮像光学系10は、白
黒の映像信号を得るためのものであり、撮像対象からの
入力光を単純2分割してCCD12,14にそれぞれ入
射するためのものである。CCD12,14は、例えば
NTSC方式の規格に沿った構成となっている。相関二
重サンプリング回路16,26は、CCD12,14の
出力のノイズを低減するためのものである。OBクラン
プ回路18,28は、ブランキング期間に存在するオプ
ティカルブラックOBを基準レベル(黒レベル)として
クランプするための回路である。
【0018】γ補正回路20,30は、入力映像信号に
γ補正を行うための回路である。A/D変換器22,3
2は、入力されたアナログ映像信号をデジタルに変換す
るための回路である。切換スイッチ24,34は、ハイ
ビジョンの水平周期の2倍で出力側を切換制御するため
の回路である。ラインメモリ36〜42は、入力映像信
号を1ライン分(1走査分)格納するためのメモリであ
る。切換スイッチ44,46は、ハイビジョンの水平周
期の2倍で入力側を切換制御するための回路である。な
お、インバータ58による反転作用により、切換スイッ
チ24がラインメモリ36側に切り換えられているとき
は、切換スイッチ44はラインメモリ38側に切り換え
られる。逆に、切換スイッチ24がラインメモリ38側
に切り換えられているときは、切換スイッチ44はライ
ンメモリ36側に切り換えられる。切換スイッチ34,
46についても同様である。
【0019】倍速変換回路48,50は、入力データを
倍の速度で出力するための回路である。切換スイッチ5
2は、ハイビジョンレートのライン切換パルスによって
入力側を切換制御するための回路である。D/A変換器
54は、入力デジタル信号をアナログに変換するための
回路である。
【0020】次に、ラインメモリ36〜42の書込クロ
ックWCK及び読出クロックRCKは、図2に示すよう
になっている。まず、書込クロックWCKは、同図
(A)に示すように、ブランキング期間が10.1μ
s,書込期間が49.1μsに設定されている。このブ
ランキング期間と書込期間との時間関係で、CCD1
2,14からの信号読出も行われるようになっている。
上述したように、ブランキング期間としては最低9.6
μsあればよいが、この実施例では10.1μsとなっ
ており0.5μsの余裕がある。
【0021】なお、図2(A)の期間の値は、次のよう
にして設定されたものである。NTSC方式では、垂直
走査線数が525本であるのに対して、ハイビジョンは
1125本である。この実施例ではNTSC方式のCC
Dを2枚用いるので、CCD1枚当りの走査線数は11
25/2=562.5本となる。また、NTSC方式の
フレーム周波数は29.97Hz,ハイビジョンのフレ
ーム周波数は30Hzなので、それらの比率を考慮する
と、ブランキング期間は、 10.8×(525/562.5)×(29.97/30)=10.1μs となる。
【0022】また、有効期間も、同様に、 52.7×(525/562.5)×(29.97/30)=49.1μs となる。
【0023】このように、ブランキング期間,有効期間
とも、NTSC方式(図7(A)参照)よりも短くなる
ものの、それらの期間の比率は、10.8/52.7=10.1/4
9.1で等しくなっている。なお、両者を合せた全期間
は、59.2μsとなり、図7(C)に示したハイビジ
ョン方式における水平走査線期間の2倍,つまり1/2
分周器56の分周出力と一致する。従って、切換スイッ
チ24,34の切換えも、書込クロックWCKと同期し
て行われることになる。
【0024】読出クロックRCKは、同図(B)に示す
ように、ブランキング期間が7.6μs,書込期間が5
1.6μsに設定されている。このブランキング期間と
書込期間との時間関係は、図7(C)に示した関係であ
り、同図(B)のハイビジョンの場合の2倍である。な
お、書込クロックWCKの有効期間中にラインメモリに
書き込まれるデータ数と読出クロックRCKの有効期間
中にラインメモリから読み出されるデータ数は等しいの
で、クロックWCK,RCKの周波数fWCK,fRCKの比
は、fWCK:fRCK=516:491となる。
【0025】次に、実施例1の動作を説明する。被写体
は、撮像光学系10によってCCD12,14にそれぞ
れ結像する。CCD12,14では、図2(A)に示し
た時間関係でアナログの映像信号SG1,SG2がそれ
ぞれ読み出される。これらのアナログ映像信号SG1,
SG2に対して、相関二重サンプリング回路16,26
によるノイズ低減,OBクランプ回路18,28による
オプティカルブラックOBを基準レベル(黒レベル)と
するクランプ動作,γ補正回路20,30によるγ補
正,A/D変換器22,32によるデジタル信号への変
換が順次行われる。
【0026】A/D変換された映像信号SG1,SG2
は、切換スイッチ24,34にそれぞれ供給される。切
換スイッチ24,34は、1/2分周器56の出力に基
づいて図7(C)で示す59.2μs毎に切り換えられ
る。他方、切換スイッチ24,34には、図2(A)に
示す59.2μsで映像信号が入力されている。これに
よって、切換スイッチ24では、1ライン分の映像信号
SG1がラインメモリ36,38に交互に書込クロック
WCKに基づいて格納される。切換スイッチ34では、
1ライン分の映像信号SG2がラインメモリ40,42
に交互に書込クロックWCKに基づいて格納される。
【0027】次に、切換スイッチ44,46は、インバ
ータ58の出力に基づいて切換制御されているため、切
換スイッチ24,34と反対側のラインメモリに切り換
えられる。例えば、切換スイッチ24がラインメモリ3
6に切り換えられるときは、切換スイッチ44はライン
メモリ38に切り換えられるという具合である。そし
て、切り換えられたラインメモリから、今度は図2
(B)の読出クロックRCKに基づいて映像信号SG
1,SG2が読み出される。このとき、ブランキング期
間と有効期間の比率が変換される。
【0028】図3にはその様子が示されており、同図
(A)には、CCD12から読み出されてラインメモリ
36,38に書き込まれる映像信号SG1のブランキン
グ期間と有効期間との関係が示されている。また、同図
(B)には、CCD14から読み出されてラインメモリ
40,42に書き込まれる映像信号SG2のブランキン
グ期間と有効期間との関係が示されている。同図
(C),(D)には、それら映像信号SG1,SG2の
変換後の様子が示されている。
【0029】これらの図のように、ラインメモリに対す
る書込クロックと読出クロックを変更することで、ブラ
ンキング期間が10.1μsから7.6μsに、有効期
間が49.1μsから51.6μsにそれぞれ変換され
る。変換後の関係は、図7(C)に示したハイビジョン
方式の2倍の関係になっている。
【0030】このようにして変換処理が行われた映像信
号SG1,SG2は、倍速変換回路48,50に供給さ
れ、ここで入力の倍の速度,つまり59.2÷2=2
9.6μsで出力されて切換スイッチ52に供給され
る。切換スイッチ52では、ハイビジョンのライン切換
の周期,つまり図7(B)に示す29.6μsの周期で
入力切換が制御されている。このため、倍速変換回路4
8,50から出力された倍速の映像信号は、図3(E)
に示す時間関係となる。これは、図7(B)に示したハ
イビジョン方式におけるブランキング期間と有効期間の
関係に一致する。このハイビジョンの映像信号は、D/
A変換器54によってアナログ信号に変換される。
【0031】このように、実施例1によれば、NTSC
方式と等しい有効期間とブランキング期間の比率でCC
Dから映像信号が読み出され、ラインメモリに書き込ま
れる。そして、ラインメモリからの読出時に、有効期間
とブランキング期間の比率がハイビジョン方式の比率に
変換される。その後、倍速処理により、ハイビジョン方
式の有効期間とブランキング期間となった映像信号が得
られる。
【0032】このため、CCDからの映像信号読出時に
必要なブランキング期間を確保でき、CCDから読み出
された映像信号におけるS/Nの悪化やダイナミックレ
ンジの低下や、電荷の垂直転送効率の低下を招くことな
く、NTSC方式やPAL方式などの通常解像度のCC
Dを用いてハイビジョン方式などの高解像度の映像信号
を得ることができる。
【0033】<実施例2>図4には、実施例2の撮像装
置の構成が示されている。実施例2は、実施例1から倍
速変換回路48,50を省略するとともに、その代わり
にラインメモリ36〜42の読出クロックRCKを変更
するようにして、切換スイッチ24から切換スイッチ4
4に至る回路,切換スイッチ34から切換スイッチ46
に至る回路が、それぞれ倍速変換回路として動作するよ
うにしたものである。
【0034】図5には、実施例2における書込クロック
WCK,読出クロックRCKが示されている。同図
(A)の書込クロックWCKは、実施例1と同様であ
る。つまり、ラインメモリ36〜42に対する映像信号
の書込動作は、図6(A),(B)に示すように実施例
1と全く同様に行われる。
【0035】これに対し、ラインメモリ36〜42に対
する映像信号の読出クロックRCKは、図5(B)に示
すようにハイビジョンの規格に沿ったものとなってい
る。このため、ラインメモリ36,38から読み出され
た映像信号は、図6(C)に示すようなブランキング期
間と有効期間の関係となっており、ラインメモリ40,
42から読み出された映像信号は、図6(D)に示すよ
うなブランキング期間と有効期間の関係となっている。
つまり、ラインメモリ36〜42からの映像信号読出し
を、実施例1の2倍の速度で行うことで、ブランキング
期間と有効期間の比率が直接ハイビジョンの規格に変換
されている。このため、切換スイッチ52の出力は図6
(E)に示すようになり、これがD/A変換器54でア
ナログ信号に変換される。
【0036】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例では、ブランキング期間と有効期間と
の比率の変換をラインメモリを用いて行ったが、フィー
ルドメモリやフレームメモリを用いてもよい。 (2)撮像素子としては、白黒用の他、多板カラー用や
単板カラー用など、各種のものを用いてよい。また、前
記実施例では2つの撮像素子を用いたが、それ以上用い
る場合でも同様に適用可能である。
【0037】(3)前記実施例では、映像信号に相関二
重サンプリングやγ補正などの処理を行ったが、どのよ
うな処理を行うかは任意であり、必要に応じた処理を行
ってよい。 (4)前記実施例は、通常解像度としてNTSC方式,
高解像度としてハイビジョン方式にこの発明を適用した
が、それら以外のテレビジョン方式にも適用可能であ
る。例えば、 通常解像度としてNTSC方式,高解像度としてAT
V方式 通常解像度としてハイビジョン方式,高解像度として
ATV方式 の組み合わせにも、適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような効果がある。 (1)メモリ手段を用いて水平走査線期間における有効
期間とブランキング期間を変換することとしたので、撮
像手段からの映像信号読出時に充分なブランキング期間
を確保でき、読出信号のS/Nの悪化やダイナミックレ
ンジの低下、あるいは電荷の垂直転送効率の低下を招く
ことなく、NTSCやPALなどの通常解像度の撮像手
段を用いてハイビジョンなどの高解像度の映像信号を得
ることができる。 (2)加えて、速度変換をメモリ手段で兼用することと
したので、構成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】実施例1のラインメモリに対するクロックを示
す図である。
【図3】実施例1における比率変換前後のブランキング
期間と有効期間との関係を示す図である。
【図4】この発明の実施例2の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】実施例2のラインメモリに対するクロックを示
す図である。
【図6】実施例2における比率変換前後のブランキング
期間と有効期間との関係を示す図である。
【図7】各種テレビジョン方式における水平走査線期間
の規格を示す図である。
【図8】ブランキング期間における動作の一例を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
10…撮像光学系 12,14…CCD(撮像手段) 16,26…相関二重サンプリング回路 18,28…OBクランプ回路 20,30…γ補正回路 22,32…A/D変換器 24,34…切換スイッチ 36,38,40,42…ラインメモリ(メモリ手段) 44,46…切換スイッチ 48,50…倍速変換回路(信号速度変換手段) 52…切換スイッチ(信号合成手段) 54…D/A変換器 56…1/2分周器 58…インバータ SG1,SG2…映像信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 哲也 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−269010(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 H04N 5/335 H04N 7/015

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通常解像度のテレビジョン方式に
    対応した撮像手段;これらの撮像手段から読み出された
    映像信号が、通常解像度のテレビジョン方式の水平走査
    線期間における有効期間とブランキング期間の比率で書
    き込まれるとともに、高解像度のテレビジョン方式の水
    平走査線期間における有効期間とブランキング期間の比
    率で読み出されるメモリ手段;読み出された映像信号の
    速度変換を行って、高解像度のテレビジョン方式の水平
    走査線期間における有効期間とブランキング期間の映像
    信号を得るための信号速度変換手段;これによる変換後
    の映像信号を合成して高解像度のテレビジョン方式の映
    像信号を得る信号合成手段;を備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 複数の通常解像度のテレビジョン方式に
    対応した撮像手段;これらの撮像手段から読み出された
    映像信号が、通常解像度のテレビジョン方式の水平走査
    線期間における有効期間とブランキング期間の比率で書
    き込まれるとともに、高解像度のテレビジョン方式の水
    平走査線期間における有効期間とブランキング期間で読
    み出されるメモリ手段;読み出された映像信号を合成し
    て高解像度のテレビジョン方式の映像信号を得る信号合
    成手段;を備えた撮像装置。
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