JP2693684B2 - テレビジョンカメラ - Google Patents

テレビジョンカメラ

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JP2693684B2 JP4066219A JP6621992A JP2693684B2 JP 2693684 B2 JP2693684 B2 JP 2693684B2 JP 4066219 A JP4066219 A JP 4066219A JP 6621992 A JP6621992 A JP 6621992A JP 2693684 B2 JP2693684 B2 JP 2693684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCCDのような固体撮像
装置を具えるテレビジョンカメラ、特に順次走査方式の
テレビジョン受像機で受像した場合にも静止画は勿論の
こと動画に対しても垂直解像度を改善することができる
信号を出力するテレビジョンカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現行カラーテレビジョン方式はNTSC
方式と呼ばれているもので、受像機側においては、イン
タレース走査が行われている。すなわち、1枚の画像、
すなわち1フレームを第1および第2フィールドの2フ
ィールドを以て構成し、第1フィールドにおいては奇数
ラインを走査し、第2フィールドにおいては偶数ライン
を走査している。換言すれば、2つのフィールドによっ
て1枚の完全な画像を映出するようにしている。このよ
うな現行方式において垂直解像度を改善するために、各
フィールド毎に全ラインを走査する順次走査方式の受像
機が提案されている。
【0003】このような順次走査方式の受像機において
は、1フィールドの期間内に525ラインを走査する必
要があるが、テレビジョンカメラから送られてくる映像
信号はインタレースとなっているので、受像機側におい
て不足する走査ラインの映像信号を作成しなければなら
ない。その方法としては、前フィールドの走査ラインの
信号を用いて当該フィールドの不足する映像信号を補間
するものと、当該フィールドの映像信号から不足する走
査ラインの映像信号を補間するものとが提案されてい
る。
【0004】前者の方法は、静止画については有効であ
るが、動画ではフィールド間での動きがあるので垂直解
像度の改善が図られない欠点がある。これに対し、後者
の方法は、動画については有効であるが、静止画に対し
ては垂直解像度が劣化してしまう欠点がある。このよう
な特性を利用し、画像が静止画であるのか動画であるの
かを判断し、静止画の場合には前フィールドの映像信号
から不足の走査ラインの映像信号を作成する前者の方法
を取り、動画の場合には当該フィールドの映像信号から
不足する走査ラインの映像信号を作成する後者の方法を
取ることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな静止画および動画の判断を受像機側で行う場合に
は、映像信号に含まれるノイズの影響を大きく受け、静
止画を動画として誤って判定してしまい垂直解像度を改
善できない欠点がある。このような欠点を除去するため
に、テレビジョンカメラ側において静止画か動画かを判
定し、その判定結果を受像機側に送るようにすることが
提案されている。この場合にはノイズによる影響は軽減
されるが、テレビジョンカメラ自体が複雑となり、大型
となる欠点がある。
【0006】このように受像機側で順次方式を採用して
も従来のインタレース方式のテレビジョンカメラを用い
たのでは垂直解像度を効果的に改善することができな
い。このような欠点を解消するために、順次走査方式の
テレビジョンカメラを用いたり、1フレーム当たりの走
査線本数が1125本のハイビジョン方式のテレビジョンカ
メラを用いることも考えられるが、このようなテレビジ
ョンカメラは一般に非常に高価であり、機器設備の点に
おいて採用が難しい欠点がある。
【0007】本発明の目的は上述した欠点を除去し、順
次走査方式の受像機において垂直解像度を効果的に改善
することができる信号を出力することができ、しかも順
次走査方式のテレビジョンカメラやハイビジョン方式の
テレビジョンカメラのように高価ではないテレビジョン
カメラを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるテレビジョ
ンカメラは、被写体の光学像を形成する光学系と、この
光学像を受けて、各画素毎に光強度に応じた電荷を発生
する受光部およびこの電荷を蓄積転送する2つの蓄積部
を有する固体撮像装置と、この固体撮像装置を駆動する
駆動回路と、前記固体撮像装置の2つの蓄積部から同時
に読み出される2つの画像信号を処理して主映像信号お
よび副映像信号を作成する映像信号処理回路と、これら
の主映像信号および副映像信号を外部へ出力する手段と
を具え、前記固体撮像装置の画素をマトリックス状に配
列し、或るフィールドにおいては、奇数ラインの画素を
第1の蓄積部へ読み出すとともに偶数ラインの画素を第
2の蓄積部へ読み出し、次のフィールドにおいては奇数
ラインの画素を第2の蓄積部へ読み出すとともに偶数ラ
インの画素を第1の蓄積部へ読み出し、第1の蓄積部か
ら主映像信号を出力し、第2の蓄積部から副映像信号を
出力するように構成したことを特徴とするものである。
さらに、本発明のテレビジョンカメラは、被写体の光学
像を形成する光学系と、この光学像を受けて、各画素毎
に光強度に応じた電荷を発生する受光部およびこの電荷
を蓄積転送する2つの蓄積部を有する固体撮像装置と、
この固体撮像装置を駆動する駆動回路と、前記固体撮像
装置の2つの蓄積部から同時に読み出される2つの画像
信号を処理して主映像信号および副映像信号を作成する
映像信号処理回路と、これらの主映像信号および副映像
信号を外部へ出力する手段とを具え、前記副映像信号か
ら垂直解像度補正信号を生成するように前記映像信号処
理回路を構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】こにょうな本発明によるテレビジョンカメラに
おいては、インタレース方式の1走査期間中に連続する
2走査ラインの映像信号を得ることができ、例えばその
一方を主映像信号として通常のように出力し、他方を副
映像信号としてそのまま出力したり、副映像信号を処理
して作成した垂直解像度補正信号を出力する。順次走査
方式の受像機側においては、副映像信号をそのまま用い
て不足する走査ラインの映像信号として映出するか、垂
直解像度補正信号に基づいて作成した映像信号を不足す
る走査ラインの映像信号として映出する。このように本
発明によるテレビジョンカメラによれば、従来のインタ
レース方式のテレビジョンカメラでは得ることができな
かった副映像信号または垂直解像度補正信号を出力する
ことができ、これによって静止画は勿論のこと動画に対
しても垂直解像度を有効に改善することができ、しかも
テレビジョンカメラそのものは順次方式のテレビジョン
カメラやハイビジョン方式のテレビジョンカメラに比べ
て大幅に簡単となり、安価とすることができる。
【0010】
【実施例】図1は従来のインタレース方式のテレビジョ
ン受像機における走査方法を示すものである。第1フィ
ールドにおいては○印で示す奇数ラインを走査し、第2
フィールドにおいては破線で示す偶数ラインを走査し、
2フィールド、すなわち1フレームで全走査ラインを走
査するようにしている。図2は順次走査方式のテレビジ
ョン受像機における走査方法を示すものであり、各フィ
ールドにおいて常に全走査ラインを走査するようにして
いる。この場合、1フィールドの期間をインタレース方
式の1フィールドの期間と同じとするには、水平走査期
間をインタレース方式に比べて 1/2 とする必要があ
る。図3は従来のインタレース方式の固体撮像装置の構
成および動作を線図的に示すものである。図3Aに示す
ように、固体撮像装置は多数の受光素子をマトリックス
状に配列して構成した受光部1と、この受光部の受光素
子において光強度に応じて生成された電荷を蓄積し、転
送する蓄積部2と、アンプ3とから構成されている。受
光部1から蓄積部2への電荷の移動は図3Bに示すよう
に第1フィールドにおいては第1走査ラインと第2走査
ライン、第3走査ラインと第4走査ライン・・・にある
受光素子の電荷を加算して転送し、第2フィールドにお
いては、第2走査ラインと第3走査ライン、第4走査ラ
インと第5走査ライン・・・にある受光素子の電荷を加
算して転送するようにしている。すなわち、第1フィー
ルドと第2フィールドとの間で垂直方向にずらして読み
出しを行うようにしている。
【0011】図4は本発明によるテレビジョンカメラの
基本的動作を示すもので、第1フィールドにおいては奇
数走査ラインを主映像信号として読み出し、偶数走査ラ
インを副映像信号として読み出し、第2フィールドにお
いては偶数走査ラインを主映像信号として読み出すとと
もに奇数走査ラインを副走査ラインとして読み出すもの
である。これらの主映像信号および副映像信号は同時に
読み出すようにしている。
【0012】図5Aは本発明によるテレビジョンカメラ
における固体撮像装置の基本的構成を示すものであり、
図5Bはその動作を示すものである。本発明において
は、受光部1は従来と同様に1つであるが、蓄積部2A
および2Bを2つ設けるとともにアンプ3Aおよび3B
も2つ設ける。第1フィールドにおいては、奇数走査ラ
インの電荷を第1蓄積部2Aに読み出すとともに偶数走
査ラインの電荷を第2蓄積部2Bへ読み出すようにして
いる。また、第2フィールドにおいては、偶数走査ライ
ンの電荷を第1蓄積部2Aに読み出すとともに奇数走査
ラインの電荷を第2蓄積部2Bへ読み出すようにしてい
る。そして、第1蓄積部2Aからの信号を主映像信号と
して出力し、第2蓄積部2Bからの信号を副映像信号と
して出力するものである。
【0013】受光部1から第1および第2の蓄積部2A
および2Bへの電荷の転送は、第1および第2の蓄積部
2Aおよび2Bに対してそれぞれ独立に転送路を設けれ
ば完全に同時に行うことができるが、これらの蓄積部に
対して共通の1つの転送路を設ける場合には時分割方式
で読み出すことができる。すなわち、前者の場合には従
来1つの画素の電荷を転送するのに割り当てられた時間
内で2つの受光素子の電荷を第1および第2の蓄積部2
Aおよび2Bへ同時に読み出せば良いが、この場合には
電荷の転送路が2倍となるので、画素密度が上がらない
とともに転送路の巾は狭くなるので転送効率が悪くなる
欠点がある。一方、後者の場合には、従来1画素の電荷
を転送するに要する時間の 1/2の時間で一方の受光素子
の電荷を第1の蓄積部2Aへ読み出し、残りの 1/2の時
間で他方の受光素子の電荷を第2の蓄積部2Bへ読み出
すようにすれば良い。この場合には転送路は従来と同じ
で良いので、画素密度を高くすることができるとともに
転送効率も上げることができるので、2本の転送路を設
ける場合よりも好適である。
【0014】いずれの場合でも蓄積部2Aおよび2Bに
読み出された電荷は蓄積部内を同時に転送され、それぞ
れアンプ3Aおよび3Bで増幅される。このように本発
明においては、各フィールドにおいて、従来のインター
レース方式の第1フィールドの映像信号に対応する主映
像信号と第2フィールドの映像信号に対応する副映像信
号とが同時に得られることになる。
【0015】図6は本発明によるテレビジョンカメラの
一実施例の構成を示すブロック図である。本例ではカラ
ーテレビジョンカメラとして構成したものである。被写
体からの光を3色分解光学系11によって赤、緑および青
の3原色の像に分解し、これらの像をそれぞれCCD12
R, 12Gおよび12B によって撮像する。これらCCDの各
々は、上述したように奇数ラインを走査して得られる画
像信号と偶数ラインを走査して得られる画像信号とを別
々に読み出すものである。ここで主映像信号をそれぞれ
R、GおよびBで示し、副映像信号をR′、G′および
B′でそれぞれ示すが、これらは交互に奇数走査ライン
および偶数走査ラインとなるものである。
【0016】主映像信号R,GおよびBを主映像信号処
理回路13に供給し、副映像信号R′、G′およびB′を
副映像信号処理回路13′に供給し、それぞれ通常のテレ
ビジョン色信号を生成し、これらを主および副伝送回路
14および14′によってカメラコントロールユニット15に
伝送する。このカメラコントロールユニット15において
は、主および副映像信号に基づいて主および副コンポジ
ット信号および主および副コンポーネント信号を作成し
て出力する。CCD12R 、12G および12B はCCD駆動
回路16によって図5Aおよび5Bに示したように駆動す
る。このような出力信号はNTSC方式の規格に合わないの
で、通常のように電波で伝送することはできないが、ク
ローズド回路に組み込んでケーブルを介して伝送するこ
とができる。
【0017】図7は図6に示した本発明によるテレビジ
ョンカメラから出力される信号を受けてテレビジョン画
像を再生する装置の一例を示すものである。主映像信号
および副映像信号をそれぞれ水平走査速度を2倍に変換
する倍速変換回路21および21′に供給し、走査速度が2
倍となった主および副映像信号を作成する。これらの主
および副映像信号をさらに通常の水平走査周期Hの 1/2
の走査周期で切り換わるスイッチング回路22によって交
互に選択し、これをCRT を有するカラーモニタ23に供給
する。カラーモニタ23においては、図8に示すように通
常の水平走査期間H内に倍速変換された主映像信号M0,
M1, M2・・・および副映像信号S0, S1,S2・・・を順次
に再生する。このようにして順次走査方式の画像を再生
することができる。本発明においては、これらの主およ
び副映像信号は上述したように同一フィールド内の隣接
する走査線から得られたものであるから、順次走査方式
のテレビジョンカメラで撮像して得られる映像信号と同
じものとなり、静止画は勿論のこと動画においても垂直
解像度を有効に改善することができる。
【0018】図9は本発明によるテレビジョンカメラの
他の実施例の構成を示すものであり、図6に示した回路
と同様の回路には図6と同一の符号を付けて示す。本例
においては、CCD12R, 12Gおよび12B から出力される
主映像信号は図6に示した実施例と同様に処理する。す
なわち、これらのCCDから読み出された主映像信号を
主信号処理回路13で処理して3原色信号を作成し、これ
らを主伝送回路14によってカメラコントロールユニット
15に供給する。本例はこのカメラコントロールユニット
15は主映像信号に基づいてコンポジット信号およびコン
ポーネント信号を作成する。これらのコンポジット信号
およびコンポーネント信号は通常のNTSC方式のカラーテ
レビジョンカメラから供給される信号と同様のものであ
る。本例においては、CCD12R, 12Gおよび12B から同
時に出力される副映像信号を混合回路17に供給し、垂直
解像度補正信号として作用する輝度信号Y'を作成する。
この輝度信号Y'は、副映像信号をNTSC方式において規定
されている所定の比率で混合することにより生成するこ
とができる。この垂直解像度補正信号を副信号処理回路
13′に供給し、通常のテレビジョン信号に所定のタイミ
ングで重畳されるように加工する。さらにこの垂直解像
度補正信号を副伝送回路14′によってカメラコントロー
ルユニット15に供給する。カメラコントロールユニット
15はこの垂直解像度補正信号をコンポジット信号および
コンポーネント信号の所定の場所に重畳して伝送する。
例えば、クリアビジョンと称されている現行のEDTV
−Iにおいては、16:9の縦横比が採用されているが、縦
横比が4:3のNTSC方式の映像信号を再生する場合
には、画面の上部と下部には画像信号を入れていない。
図10に示すようにこの部分に垂直解像度補正信号を挿
入して出力する。画面の上部および下部の空き部分は走
査線本数にして120 本程度であるので、副映像信号をそ
のまま重畳することはできないが、上述したような輝度
信号 Y′は圧縮されたものと考えることができるので、
これを重畳することはできる。垂直解像度を改善するに
はこのような輝度信号 Y′だけでも十分である場合が多
い。また、前例と比較した場合、テレビジョンカメラの
組み込まれる回路が簡単となる利点がある。
【0019】図11は本例における送信機側のエンコーダ
回路と、受信機側デコーダ回路を示すものである。送信
機側エンコーダにおいては、主映像信号から生成した主
輝度信号Y と、副映像信号から生成した垂直解像度補正
信号である副輝度信号Y ′とをLD/VT(Line Differentia
l/Vertical Temporal)信号発生回路31に供給し、LD信号
またはVT信号を第1加算器32で主輝度信号Y と加算す
る。また、色情報を表すI, Q信号をそれぞれ変調器33お
よび34に供給し、これらの変調器の出力信号を第2加算
器35で加算し、その出力を第3の加算器36において第1
加算器31の出力と加算し、この第3加算器36の出力を複
合映像信号として伝送する。この複合映像信号はNTSC方
式の規格に合うもので、通常のように電波として伝送す
ることができる。受像機側においては、先ず第1の分離
回路37によって輝度信号と色信号とを分離し、輝度信号
はさらに第2の分離回路38に主輝度信号Y と、LDまたは
VT信号とを分離し、変換回路39に供給する。この変換回
路39には、色信号をIQ分離回路40で分離したI およびQ
信号をも供給する。変換回路39においては、主輝度信号
Y、LDまたはVT信号およびI, Q信号に基づいて垂直解像
度が改善された順次走査方式のR, G, R 信号を作成す
る。これらのR, G, R 信号をカラーCRT41 に供給してカ
ラー画像を映出することができる。
【0020】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、種々の変更や変形が可能である。例え
ば、図6に示した実施例のテレビジョンカメラから得ら
れる映像信号を再生する場合、液晶ディスプレイを有す
るカラーモニタを使用する場合には、図7に示したよう
な倍速変換回路を用いずに、主映像信号および副映像信
号を同時の表示することもできる。すなわち、2本の隣
接する走査ラインを同時に映出するようにしても良い。
また、図9に示した実施例においては、副映像信号のみ
から垂直解像度補正信号を作成するようにしたが、主映
像信号および副映像信号の両方から垂直解像度補正信号
を作成することもできる。これは、例えば主映像信号と
副映像信号との差信号を取り、これを垂直解像度補正信
号として出力するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるテレ
ビジョンカメラは、隣接する2本の走査ラインを同時に
読み出して、主映像信号と副映像信号を取り出し、主映
像信号および副映像信号をそのまま映像信号として出力
したり、副映像信号または副映像信号と主映像信号を処
理して得られる垂直解像度補正信号を主映像信号ととも
に出力するように構成したものであるから、構成が複雑
で高価な順次走査方式のテレビジョンカメラやハイビジ
ョン方式のテレビジョンカメラを用いることなく、垂直
解像度を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、インタレース方式のテレビジョン受像
機での走査状況を示す線図である。
【図2】図2は、順次走査方式のテレビジョン受像機で
の走査状況を示す線図である。
【図3】図3Aは、従来のインタレース方式のCCDカ
メラの原理的構成を示す線図、図3Bは同じくその動作
を示す線図である。
【図4】図4は、本発明によるテレビジョンカメラにお
ける走査状況を説明するための線図である。
【図5】図5Aは本発明によるテレビジョンカメラの基
本的構成を示す線図、図5Bは同じくその動作を示す線
図である。
【図6】図6は、本発明によるテレビジョンカメラの一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、図6に示すテレビジョンカメラから出
力される映像信号を再生する装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】図8は、同じくその動作を説明するための線図
である。
【図9】図9は、本発明によるテレビジョンカメラの他
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】図10は、同じくその動作を説明するための
信号波形図である。
【図11】図11は、同じくその受像機側の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 受光部 2A 第1の蓄積部 2B 第2の蓄積部 10 光学系 11 3色分解光学系 12R, 12G, 12B CCD 13 主信号処理回路 13′副信号処理回路 14 主伝送回路 14′副伝送回路 15 カメラコントロールユニット 16 CCD駆動回路 17 混合回路 21, 21′倍速変換回路 22 スイッチング回路 23 カラーモニタ 31 LD/VT 信号発生器 32, 35, 36 加算器 33, 34 変調器 37, 38 分離回路 39 変換回路 40 IQ分離回路 41 カラーCRT

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像を形成する光学系と、こ
    の光学像を受けて、各画素毎に光強度に応じた電荷を発
    生する受光部およびこの電荷を蓄積転送する2つの蓄積
    部を有する固体撮像装置と、この固体撮像装置を駆動す
    る駆動回路と、前記固体撮像装置の2つの蓄積部から同
    時に読み出される2つの画像信号を処理して主映像信号
    および副映像信号を作成する映像信号処理回路と、これ
    らの主映像信号および副映像信号を外部へ出力する手段
    とを具え、前記固体撮像装置の画素をマトリックス状に
    配列し、或るフィールドにおいては、奇数ラインの画素
    を第1の蓄積部へ読み出すとともに偶数ラインの画素を
    第2の蓄積部へ読み出し、次のフィールドにおいては奇
    数ラインの画素を第2の蓄積部へ読み出すとともに偶数
    ラインの画素を第1の蓄積部へ読み出し、第1の蓄積部
    から主映像信号を出力し、第2の蓄積部から副映像信号
    を出力するように構成したことを特徴とするテレビジョ
    ンカメラ。
  2. 【請求項2】 各画素から前記第1の蓄積部への電荷の
    読み出しと第2の蓄積部への読み出しとを時分割的に行
    い、第1および第2の蓄積部における転送は同時に行な
    うように前記駆動回路を構成したことを特徴とする請求
    記載のテレビジョンカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体の光学像を形成する光学系と、こ
    の光学像を受けて、各画素毎に光強度に応じた電荷を発
    生する受光部およびこの電荷を蓄積転送する2つの蓄積
    部を有する固体撮像装置と、この固体撮像装置を駆動す
    る駆動回路と、前記固体撮像装置の2つの蓄積部から同
    時に読み出される2つの画像信号を処理して主映像信号
    および副映像信号を作成する映像信号処理回路と、これ
    らの主映像信号および副映像信号を外部へ出力する手段
    とを具え、前記副映像信号から垂直解像度補正信号を生
    成するように前記映像信号処理回路を構成したことを特
    徴とするテレビジョンカメラ。
  4. 【請求項4】 前記垂直解像度補正信号を、前記副映像
    信号から生成した輝度信号とするように前記映像信号処
    理回路を構成したことを特徴とする請求項3記載のテレ
    ビジョンカメラ。
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