JP6824106B2 - 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6824106B2
JP6824106B2 JP2017090235A JP2017090235A JP6824106B2 JP 6824106 B2 JP6824106 B2 JP 6824106B2 JP 2017090235 A JP2017090235 A JP 2017090235A JP 2017090235 A JP2017090235 A JP 2017090235A JP 6824106 B2 JP6824106 B2 JP 6824106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
images
image
thinned
transfer
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017090235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018186929A (ja
Inventor
晋平 手塚
晋平 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017090235A priority Critical patent/JP6824106B2/ja
Priority to PCT/JP2018/006692 priority patent/WO2018198509A1/ja
Publication of JP2018186929A publication Critical patent/JP2018186929A/ja
Priority to US16/580,269 priority patent/US11079341B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6824106B2 publication Critical patent/JP6824106B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/56Details of data transmission or power supply, e.g. use of slip rings
    • A61B6/563Details of data transmission or power supply, e.g. use of slip rings involving image data transmission via a network
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/461Displaying means of special interest
    • A61B6/463Displaying means of special interest characterised by displaying multiple images or images and diagnostic data on one display
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/48Diagnostic techniques
    • A61B6/486Diagnostic techniques involving generating temporal series of image data
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/548Remote control of the apparatus or devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/02Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/208Circuits specially adapted for scintillation detectors, e.g. for the photo-multiplier section
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/24Measuring radiation intensity with semiconductor detectors
    • G01T1/247Detector read-out circuitry

Description

本発明は、放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラムに関する。
従来、放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線強度分布をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施し、鮮明な放射線画像を得る放射線撮影装置および放射線撮影システムが製品化されている。
このような放射線画像撮影システムでは、放射線発生装置が放射線を照射し、放射線撮影装置が取得した放射線画像データを、医療画像診断や記憶のために制御コンピュータなどの制御装置に転送する。
放射線撮影装置は、放射線を信号電荷(電気信号)に変換する変換素子と、当該電気信号を外部に転送するTFT(Thin Film Transistor)などのスイッチ素子とで構成される画素を二次元に配列したセンサアレイが用いられる。TFTなどのスイッチ素子を用いて変換素子で変換された信号電荷を読出し、読み出した電荷量からデジタル画像を形成する。
近年、形成されたデジタル画像を無線通信により制御装置に画像転送を行い、また充電可能なバッテリを放射線撮影装置内部に持つことで、ケーブル接続の不要な可搬性の高い放射線撮影装置が実用化されている。
特許文献1では、連続して撮影した複数フレームの画像から、画像サイズを縮小したプレビュー画像のみ先に制御装置に連続で送信して表示させる方法が開示されている。
特開2013−226243号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、プレビュー画像に対応する複数の間引き画像の転送完了後に、残りの未転送画像を転送することは開示されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数の間引き画像を動画表示し、画像サイズが縮小されていない複数の放射線画像を動画表示するための技術を提供する。
上記の目的を達成する本発明に係る放射線撮影装置は、
放射線画像撮影を複数回行うことにより複数の放射線画像を動画像として取得可能な撮影手段と、
前記撮影手段により動画像として取得された複数の放射線画像に対応して生成された複数の間引き画像をそれぞれ無線でリアルタイムに転送する転送手段と、を備え、
前記転送手段は、前記複数の間引き画像の転送完了後に、前記複数の放射線画像からそれぞれが対応する前記複数の間引き画像を除いた残りの複数の未転送画像を転送することを特徴とする。
本発明によれば、複数の間引き画像を動画表示し、画像サイズが縮小されていない複数の放射線画像を動画表示することができる。
放射線撮影システムの構成例を示す図。 放射線撮影装置内の放射線検出部の概略構成図。 実施形態1に係る放射線撮影システムの撮影動作の一例を示すタイミングチャート。 実施形態2に係る放射線撮影装置の撮影動作を示すフローチャート。 放射線撮影装置の動作条件を示す撮影モードテーブルの一例を示す図。 間引き画像生成時の間引き方法の一例を示す図。 実施形態2に係る放射線撮影システムの撮影動作の一例を示すタイミングチャート。 実施形態2に係る転送フレーム番号を定義したテーブルの一例を示す図。 実施形態2に係る処理の手順を示すフローチャート。 実施形態3に係る処理の手順を示すフローチャート。 実施形態4に係る処理の手順を示すフローチャート。 実施形態5に係る放射線撮影システムの構成例を示す図。 実施形態5に係る処理の手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、各実施形態に示す寸法や構造の詳細は、本文および図中に示す限りではない。なお、本明細書では、X線だけでなく、α線、β線、γ線、各種粒子線なども、放射線に含まれるものとする。
(実施形態1)
本実施形態では、間引き画像データをリアルタイムに転送できる場合、間引き画像データの動画像を転送先で表示(プレビュー表示)し、当該間引き画像データの転送後に未転送の画像データ(すなわち、元画像データと間引き画像データとの差分)を転送する。その後、元画像データを転送先で表示・記憶する。一方、間引き画像データをリアルタイムに転送できない場合、通信状況に応じて転送フレームレートを変更したり、間引き画像データのサイズを変更したりして転送を行う。
<システム構成>
図1は、本発明の実施形態1における放射線撮影システム100の概略構成の一例を示す図である。放射線撮影システム100は、放射線撮影装置101と、放射線源109と、放射線発生制御装置110と、制御装置113と、表示装置114、入力装置115と、アクセスポイント116と、HUB117と、インタフェースユニットI/F118とを含む。ただし、図1に示した全ての構成を含んでいる必要はなく、例えば放射線撮影装置101と、制御装置113とを少なくとも含んで構成されていればよい。
放射線撮影装置101は、放射線源109から照射されて被写体112を透過した放射線111に基づいて被写体112の放射線画像データを取得する装置であり、例えばフラットパネルディテクタ(FPD)を用いた装置である。放射線撮影装置101は、放射線検出部200と、撮影制御部102と、無線通信部103と、記憶部104と、電源105とを備えている。ただし、これらの構成を全て含んでいる必要はなく、例えば放射線検出部200と、撮影制御部102とを少なくとも含んで構成されていればよい。
放射線検出部200は、放射線を検出し、検出された放射線に応じた撮影画像データを生成する。放射線検出部200は、複数回の撮影により複数の放射線画像を動画像として取得可能である。
撮影制御部102は、駆動制御部106と、画像処理部107と、転送制御部108とを備えている。撮影制御部102は、放射線検出部200の駆動制御、撮影された画像データに対する各種の画像処理や画像データの記憶、転送タイミングの判定および転送制御等に関する処理を行う。撮影制御部102で処理された画像データは制御装置113等に転送される。
駆動制御部106は、放射線検出部200の駆動、読み出し動作等の制御を行う。画像処理部107は、取得されたデジタル画像情報に対して各種の処理を行う。ここで、画像処理部107は、例えば画像の欠陥やオフセットを補正するための補正処理や、様々なノイズを低減するための処理を含む画像処理などである。また、撮影画像から一部の画素のみ間引いてプレビュー用の間引き処理を行って間引き画像データを生成するなど、間引き画像の生成処理も含まれる。なお、制御装置に転送する画像を作成するために必要な処理のすべてを画像処理部で実施する必要はなく、必要な処理だけが行われればよい。残りの処理はたとえば外部の制御装置において行うこともできる。
転送制御部108は、画像処理が行われた撮影画像の転送制御を行う。画像全体を転送する場合だけでなく、撮影画像の一部の画素情報から生成された間引き画像を転送する場合もある。また、間引き画像として一部の画素データのみ間引いて先に転送した場合、プレビューで使用しなかった残りの画素データに対応する画像を、未転送画像として転送する場合もある。
記憶部104は、例えばフラッシュメモリなどのデバイスであり、画像処理部107で処理された画像データと当該画像データに付随する様々な情報を合わせて記憶する。画像データに付随する様々な情報とは、撮影した患者に関する情報や、撮影者に関する情報、撮影した部位に関する情報、撮影した日時に関する情報、動画の場合には取得フレームの識別を行うためのユニークなID等の情報などを含む。記憶部104は、これらの情報のうち一つまたはいくつかを組み合わせて画像データと関連付けて記憶することができる。また、転送制御部108によりリアルタイムで画像を転送したかどうかの転送実施情報も画像データと関連付けて記憶することができる。また、記憶部104には、画像補正に用いるための欠陥情報や、ゲイン情報、オフセット情報などを記憶することもできるし、放射線撮影装置101の動作ログの記憶などに用いることもできる。
無線通信部103は、例えばアンテナを含んで構成されており、記憶部104に記憶された画像データ等を、転送制御部108による制御により外部の制御装置113等へ無線送信する。また、無線通信部103により送受信される情報には、放射線画像データだけでなく他の情報(例えば放射線撮影のための同期情報)も含まれてもよい。例えば、制御装置113からの動作モード設定情報、放射線撮影装置101の状態確認などのコマンド通信情報、放射線発生制御装置110からの撮影スイッチによる撮影開始要求および停止要求の信号情報が含まれてもよい。また、放射線撮影装置101からの放射線照射可能期間を通知する情報が含まれてもよい。
電源105は、放射線撮影装置101の動作用電源ユニットである。電源105は放射線撮影装置101から着脱可能なバッテリとして構成されてもよいし、外部からの電源供給を受けることにより充電可能なバッテリ、またはキャパシタとして構成されてもよい。
制御装置113は、不図示のCPU等の制御部により、放射線撮影システム100の動作、撮影モードなどの制御や、放射線撮影装置101で撮影された画像データの処理などの各種制御を行う。制御装置113としては、各種のコンピュータやワークステーションなどを用いることができる。制御装置113には、制御用のメニューや撮影後の画像データなどを表示するためのディスプレイ等の表示装置114や、各種入力を行うためのマウスやキーボードなどの入力装置115を接続して、これらの動作を制御してもよい。
放射線源109は、放射線111を発生させるための電子銃とロータなどによって構成されている。放射線発生制御装置110は、放射線源109の動作を制御する。放射線発生制御装置110で発生させた高電圧によって電子が加速されながらロータに衝突することにより放射線が発生する。また、放射線発生制御装置110には、照射スイッチや透視ペダルといった放射線撮影を要求するスイッチ(不図示)や、放射線の照射条件などの設定を行う操作部(不図示)が接続されてもよい。
ここで、放射線撮影装置101と制御装置113との間の通信は、アクセスポイント116を介して無線LANによって行われている。しかし、アクセスポイント116を介さずに、放射線撮影装置101と制御装置113とのいずれかがアクセスポイントとなって直接通信を行ってもよい。あるいはBluetooth(登録商標)などの別の無線通信手法を利用してもよい。
制御装置113と放射線発生制御装置110との間にはインタフェースユニット118が設けられている。インタフェースユニット118は、放射線撮影装置101と放射線発生制御装置110との間で行わる通信を媒介する回路を保有しており、同期信号等のやりとりを中継する。放射線撮影装置101及び放射線発生制御装置110の状態を監視することで、例えば放射線撮影装置101の状態に応じて放射線源109からの放射線の照射タイミングを調整することができる。さらに制御装置113にも接続されることで、各種制御信号や情報の中継が可能となる。
インタフェースユニット118は、HUB117を介してEthernetにより制御装置113と接続されている。HUB117は、複数のネットワーク機器を接続するためのユニットである。さらに、インタフェースユニット118は、HUB117にアクセスポイント116を接続することで無線LANによって放射線撮影装置101とも接続されている。
<放射線検出部の構成>
図2は、放射線検出部200の構成の一例を示している。放射線検出部200は、駆動制御部106の制御下で動作可能であり、ドライブ回路201と、サンプルホールド回路202と、マルチプレクサ203と、センサアレイ204と、アンプ205と、A/D変換器206とを備えている。
センサアレイ204は、複数の行および複数の列を構成するように2次元アレイ状に配列された複数の画素を含む。センサアレイ204上の各画素207は、例えばTFTのようなスイッチ素子208および光電変換素子209を含み、各画素207上には例えば蛍光体が設けられて形成される。この場合、放射線検出部200に入射した放射線は蛍光体で可視光に変換され、変換された可視光が各画素207の光電変換素子209に入射し、各光電変換素子209において、可視光に応じた電荷が生成される。なお、本実施形態では、上述した蛍光体及び光電変換素子によって入射した放射線を電荷に変換する変換素子を構成する形態として説明する。ただし、例えば蛍光体を設けずに、入射した放射線を直接電荷に変換する、いわゆる直接変換型の変換素子を構成する形態であってもよい。TFT208のONとOFFの切替により、電荷の蓄積と電荷の読み出しを実施し、放射線画像を取得することができる。
放射線検出部200が有する2次元のセンサアレイ204上のある行上の画素は、ドライブ回路201により駆動線211にTFTのON電圧が印加されることで、行上の各画素のTFTがONになる。そして、電荷がそれぞれの信号線210を通してサンプルホールド回路202に保持される。その後、保持された画素出力の電荷はマルチプレクサ203を介して順次読出され、アンプ205により増幅された後、A/D変換器206によりデジタル値の画像データに変換される。また、電荷の読み出しが終了した行は、ドライブ回路201により駆動線211にTFTのOFF電圧が印加されることにより、行上の各画素は電荷の蓄積に戻る。このように、ドライブ回路201がセンサアレイ上の各行を順次ドライブして走査を行い、最終的に全ての画素出力の電荷がデジタル値に変換される。これにより放射線画像データを読み出すことができる。
<放射線撮影システムの動作>
次に図3を参照して、放射線撮影システム全体の動作の一例を説明する。図3は、動画撮影時の放射線撮影システムの動作の一例を示したタイミングチャートである。まず、図3(a)及び図3(b)を参照して、リアルタイムに画像転送できる場合の例を説明する。図3(a)と図3(b)とは、未転送画像の転送中における表示装置114での画像表示の仕方が異なっている。図3(a)ではループ表示、図3(b)では静止画像の表示が行われる。リアルタイムに画像転送できる場合とは、転送する画像の解像度にも依存するが、例えば通信速度が100Mbps以上である場合を想定する。
図3(a)及び図3(b)において、撮影準備が完了した状態で撮影要求がONになると、放射線源109は放射線撮影装置101とタイミングの同期をとって放射線の照射を開始する。放射線照射を受けた放射線撮影装置101は、既定のタイミングでセンサ駆動制御を行い、放射線照射に応じた画像データを取得する。ここで取得された画像データに対してオフセット補正、間引き処理など必要な画像処理を行った後、リアルタイムでプレビュー表示用のプレビュー画像、すなわち間引き画像の転送を行う。
図示の例では、画像転送において、放射線撮影装置101から間引き画像1、間引き画像2、...、間引き画像5が順次リアルタイムに転送される。そして、リアルタイム転送の後に、間引き画像の残りの未転送画像が転送される。例えば、4分の1サイズの間引き画像がプレビュー画像として転送される場合、間引き画像1、間引き画像2、...の転送後に、間引き画像1に対する残り4分の3の未転送画像1、間引き画像2に対する残り4分の3の未転送画像2、...、間引き画像5に対する残り4分の3の未転送画像5が順次転送される。このように、一連の間引き画像の転送と同じ順序で、一連の未転送画像を転送する。これにより、元画像のすべてが転送されることになる。
制御装置113は、放射線撮影装置101により撮影された放射線画像の間引き画像を受信し、間引き画像を表示装置114に動画表示させる。そして、間引き画像の受信完了後に、放射線画像から間引き画像を除いた残りの未転送画像を受信し、未転送画像の受信後には、放射線画像を表示装置114に動画表示させる。例えば、間引き画像1、間引き画像2、...、間引き画像5を順次取得して表示装置114上でプレビュー表示1、プレビュー表示2、...、プレビュー表示5を行う。そして、図3(a)の例のように、未転送画像の受信中には、受信された間引き画像を表示装置114に繰り返し動画表示させるループ再生を行う。例えば、放射線撮影装置101から残りの未転送画像が転送されている間にはプレビュー表示1、プレビュー表示2、...、プレビュー表示5を、この順にループ再生させる。残りの未転送画像の転送が完了すると、元画像のフルサイズ表示を行うとともに記憶する。このように、制御装置113は、未転送画像の受信中には、受信された間引き画像を表示装置114に繰り返し動画表示させるループ再生を行う。
また、制御装置113は、未転送画像を段階的に分けて受信し、間引き画像と受信済の未転送画像の一部とから構成される画像を表示装置114に動画表示させ、段階的に画像の解像度を上げる制御を行ってもよい。
例えば、放射線撮影装置101は、間引き画像1、間引き画像2、...、間引き画像5の転送後に、間引き画像1に対応する残りの未転送画像1のうちの一部、間引き画像2に対応する残りの未転送画像2のうちの一部、...、間引き画像5に対応する残りの未転送画像5のうちの一部を転送する。そして、再び、未転送画像1の更に残りの一部、未転送画像2の更に残りの一部...といったように段階的に転送を行う。制御装置113は、間引き画像と受信済の未転送画像の一部とから構成される画像を表示装置114に繰り返し動画表示させるループ再生を行う。この際、未転送画像の段階的な受信によって、ループ再生時の画像の解像度を段階的に上げることが可能となる。
このように、間引き画像データのプレビュー表示によってリアルタイムに画像を確認することが可能になるとともに、さらに、元画像データを後からフルサイズ表示させることによって高解像度の画像を確認することが可能となる。そして、段階的に解像度を上げる処理を行うことで、徐々に動画が綺麗になっていく様子を確認することが可能となる。
なお、間引いていないフルサイズの元画像は、表示させることなく記憶するように構成してもよい。そして、ユーザ操作に応じて再生できるようにしてもよい。
また、制御装置113は、図3(b)の例のように、未転送画像の受信中には、最後に受信した間引き画像に対応する未転送画像の受信に応じて、間引き画像の動画表示(プレビュー表示)の後、当該最後に受信した間引き画像に対応する放射線画像の静止画像を表示装置114に表示させ続けてもよい。すなわち、各プレビュー表示をループ再生させるのではなく、最後に転送された間引き画像のプレビュー表示を継続してもよい。例えば、図示の例では、プレビュー表示5をそのまま継続してもよい。その際、間引き画像5に対する残り4分の3の未転送画像5の転送を先に行い、その後、間引き画像5に対するフルサイズの元画像5に置き換えてもよい。この場合、表示装置114ではプレビュー表示1〜5の後にしばらくの間プレビュー表示5が継続され、間引き画像5に対する残りの4分の3の未転送画像5の転送が完了すると、フルサイズの元画像5の静止画像が表示されることになる。
また、間引き画像5に対する残りの4分の3の未転送画像5の転送完了後に置き換えるのではなく、転送に応じて段階的に置き換えて解像度を上げていってもよい。そして、他の間引き画像に対する残りの4分の3の未転送画像の転送もすべて完了した場合、フルサイズの元画像でのループ再生を行ってもよい。
次に、図3(c)及び図3(d)を参照して、無線通信状況に応じて、間引き画像の転送フレームレートを変更する例を説明する。図3(c)及び図3(d)はリアルタイムに画像転送できない場合の例である。図3(c)と図3(d)とは、未転送画像の転送中における表示装置114での画像表示の仕方が異なっている。図3(c)ではループ表示、図3(d)では静止画像の表示が行われる。間引き画像を無線でリアルタイムに転送できない無線通信状況にある場合、間引き画像の転送フレームレートを下げる。リアルタイムに画像転送できない場合とは、転送する画像の解像度にも依存するが、例えば通信速度が100Mbps未満である場合を想定する。
図示の例では、リアルタイムに転送できないため、間引き画像の転送フレームレートを下げており、2フレームにつき1フレームの割合で転送を行う。画像転送において、間引き画像1、間引き画像3、間引き画像5が順次転送される。
そして、当該転送の後に、間引き画像1、3、5の残りの未転送画像1、3、5と、フルサイズの元画像2、4が転送される。例えば、4分の1サイズの間引き画像がプレビュー画像として転送される場合、間引き画像1、3、5の転送後に、間引き画像1に対する残り4分の3の未転送画像1、元画像2、間引き画像3に対する残り4分の3の未転送画像3、元画像4、間引き画像3に対する残り4分の3の未転送画像5が順次転送される。これにより、元画像データのすべてが転送されることになる。
表示装置114では、制御装置113の制御下で、間引き画像1、間引き画像3、間引き画像5を順次取得してプレビュー表示1、プレビュー表示3、プレビュー表示5を行う。そして、図3(c)に示すように、図3(a)と同様に、放射線撮影装置101から制御装置113へ残りの未転送画像が転送されている間には、プレビュー表示をループ再生させてもよい。その場合、プレビュー表示1、プレビュー表示3、プレビュー表示5がループ再生される。なお、図3(d)に示すように、放射線撮影装置101から制御装置113へ残りの未転送画像が転送されている間には、最後に転送された間引き画像5のプレビュー表示5を継続してもよい。残りの未転送画像の転送が完了すると、元画像のフルサイズ表示を行うとともに記憶する。
なお、図3(c)及び図3(d)の例では、通信状況に応じて転送フレームレートを落とすように変更を行う例を説明したが、無線通信状況に応じて、間引き画像のサイズを変更してもよい。より具体的には、間引き画像を無線でリアルタイムに転送できない無線通信状況にある場合、間引き画像のサイズを小さく変更してもよい。例えば通信速度が100Mbps未満である場合に、より小さい8分の1サイズの間引き画像を生成して転送するように変更してもよい。これにより、間引き画像をリアルタイムに転送することが可能となる。残り8分の7の未転送画像については、同様に後から順次転送し、転送完了後に元画像のフルサイズ表示を行えばよい。
また、無線通信状況に応じて転送フレームレートを変更するか、間引き画像のサイズを変更するかはユーザ操作の受付により選択可能であってもよい。例えば、間引き画像を無線でリアルタイムに転送できない無線通信状況にある場合に、間引き画像の転送フレームレートを下げるか、あるいは、間引き画像のサイズを小さく変更するかの選択を受け付けてもよい。
また、撮影が行われていない期間に未転送画像を転送するように構成してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る放射線撮影装置(例えば101)は、放射線画像を撮影する撮影部(例えば200)と、撮影部により撮影された複数の放射線画像の間引き画像をそれぞれ生成する生成部(例えば102)と、複数の間引き画像を無線で転送する転送部(例えば103、108)とを備え、転送部は、複数の間引き画像の転送完了後に、放射線画像から間引き画像を除いた残りの未転送画像をそれぞれ転送する。これにより、転送先で放射線画像全体を動画表示することが可能となるため、画像サイズが縮小されていない放射線画像の確認が容易になる。
また、本実施形態に係る制御装置(例えば113)は、撮影部により撮影された複数の放射線画像に対応する間引き画像をそれぞれ受信する受信部と、複数の間引き画像を表示装置(例えば114)に動画表示させる制御部とを備え、受信部は、複数の間引き画像の受信完了後に、放射線画像から間引き画像を除いた残りの未転送画像をそれぞれ受信し、制御部は、未転送画像の受信後には、複数の放射線画像を表示装置に動画表示させる。これにより、放射線画像全体を表示することが可能となるため、画像サイズが縮小されていない放射線画像の確認が容易になる。
(実施形態2)
本実施形態では、撮影された放射線画像に付与された撮影順序を識別可能なフレーム番号が所定の番号である場合には当該フレーム番号に対応する間引き画像を転送し、フレーム番号が所定の番号ではない場合には当該フレーム番号に対応する間引き画像を転送しない例を説明する。
<処理>
図4のフローチャートを参照しながら、実施形態2に係る放射線撮影装置101の撮影時の処理手順を説明する。S001において、放射線撮影装置101の撮影制御部102は、起動処理として、制御装置113や放射線発生制御装置110との接続処理や各種設定処理を行う。次いで、制御装置113において撮影情報の入力が行われ、その撮影情報が放射線撮影装置101に送信される。ここで入力される撮影情報としては、撮影される被写体に関する情報や撮影部位に関する情報、放射線の発生条件に関する情報、放射線撮影装置101を動作させるための撮影条件の情報が含まれる。放射線撮影装置101は、図5に示すような複数の撮影モードを備えており、例えば画像サイズ、ビニング、フレームレート、及び出力ゲインのうち少なくとも1つのパラメータを有する複数の撮影モードで動作可能である。
S002において、放射線撮影装置101の無線通信部103は、当該撮影情報を受信する。S003において、撮影制御部102(駆動制御部106)は、撮影情報に含まれる撮影条件に応じた撮影モードを選択し、撮影準備を行う。S004において、撮影制御部102(駆動制御部106)は、撮影開始要求が通知されたか否かを判定する。撮影開始要求は放射線発生制御装置110に接続された照射スイッチや透視ペダルの押下に応じて、放射線発生制御装置110から放射線撮影装置101へ通知される。
撮影開始要求が通知された場合(S004;YES)、S005へ進む。一方、撮影開始要求が通知されていない場合(S004;NO)、すなわち照射スイッチや透視ペダルの押下が解除された場合や、撮影手技で定義された指定のフレーム数の撮影が完了した場合には、S010へ進む。
S005において、撮影制御部102(駆動制御部106)は、放射線源109から照射される放射線照射タイミングと同期をとりながら撮影を実施し、放射線画像を取得する。S006において、撮影制御部102(画像処理部107)は、オフセット補正などの必要な画像処理を取得した放射線画像に対して行い、処理後の画像を記憶部104に記憶する。
S007において、撮影制御部102(転送制御部106)は、取得した画像フレームを即時に外部へ転送するかどうかの転送判定処理を行う(S007)。転送判定処理の詳細に関しては後述する。転送を実施すると判定された場合(S007;YES)、S008へ進む。一方、転送を実施しないと判定された場合(S007;NO)、S009へ進む。
S008において、撮影制御部102(転送制御部106)は、取得画像に対応するプレビュー画像の無線転送を開始する。ここで、プレビュー画像とは、例えば取得画像の一部の画素を間引いて縮小した間引き画像データである。プレビュー画像の生成方法に関しては、例えば図6に示すように、4画素×4画素の単位から斜線で示した斜め方向に並んだ画素のみを使用する方法が考えられる。ただし、この方法に限られるものではなく、間引き方法を変えてもよいし、間引きではなく複数画素情報を平均化して間引きするなどの方法をとってもよい。また、必ずしも画像を間引きする必要もなく、取得画像全体をそのままプレビュー画像として転送してもよい。また、撮影モードや撮影手技に応じてプレビュー画像の間引比率を変えてもよいし、使用する表示装置114で表示できる解像度に応じてプレビュー画像の間引き比率を変えてもよい。プレビュー画像は少なくとも撮影者が撮影状況を把握できる程度の大きさであればよい。
S009において、撮影制御部102(転送制御部106)は、転送実施状況に応じて記憶部104に記憶した該当フレーム画像に転送情報を関連付けて記憶する。プレビュー画像を転送した場合(S007;YES)には転送実施済であることを示す情報を関連付け、プレビュー画像を転送していない場合(S007;NO)には転送未実施であることを示す情報と該当フレーム画像とを関連付けて記憶する。なお、プレビュー画像転送開始(S008)後のステップとして転送情報の関連付け(S009)を行う例を示したが、プレビュー画像転送の完了通知を受けたことに応じて、転送実施済であることを示す情報の関連付けを行うように構成してもよい。その後、S004に戻る。
なお、プレビュー画像転送自体は複数フレームの撮影にまたがって行われる可能性があり、放射線撮影装置101の撮影制御部102は、実際にはプレビュー画像転送の完了を待たずに、次のフレームの撮影制御に処理を移してもよい(S004へ戻る)。また、画像の転送の際は、無線通信時に発生する電波の影響により、取得画像にノイズが生じる可能性がある。このため、画像データを取得する読み出し期間には、画像転送を一時的に中断し、読み出しが完了してから続きの画像転送を再開するように制御してもよい。
このように、撮影開始要求がなされている間は、上述のステップ(S004〜S009)を繰り返し行うことで動画撮影および連続撮影が行われる。
S010において、撮影制御部102は、無線通信部103により撮影条件の変更指示を受信したか否かを判定する。撮影条件の変更指示を受信した場合(S010;YES)、S003に戻り、別の撮影手技を行うために、変更された撮影条件に応じた動作に切り替え、再度撮影の準備を行う。一方、撮影条件の変更指示を受信していない場合(S010;NO)、S011へ進む。
S011において、撮影制御部102(転送制御部108)は、記憶部104に記憶されている複数のフレーム画像の転送情報を参照し、未転送画像データが存在するか否かを判定する。未転送画像データが存在する場合(S011;YES)、S012へ進む。一方、未転送画像データが存在しない場合(S011;NO)、S004へ進む。
S012において、撮影制御部102(転送制御部108)は、該当するフレームの画像データの転送を順に開始する。ここで、プレビュー画像として画像の一部の画素データを間引いて転送していたフレームの場合には、プレビュー画像の転送で使用しなかった残りの画素データを転送すればよい。ただし、もちろんプレビューで使用した画素も含めて、該当フレーム画像の全データを転送してもよい。
S013において、撮影制御部102(転送制御部108)は、該当するフレームの全データの転送が完了した際に、転送を実施済みであることを示す情報を該当フレームの画像に関連付けて記憶する。
S014において、撮影制御部102は、撮影処理を終了するか否かを判定する。電源OFF等の操作により撮影処理を終了する場合、そのまま一連の処理を終了する。撮影処理を終了しない場合には、S004に戻る。
なお、本フローチャート上では便宜上、画像の転送情報(実施済であることを示す情報)の関連付け(S013)を、未転送画像の転送開始後のステップとしているが、該当フレームの転送の完了後に関連付けを行うように構成してもよい。また、未転送画像の転送が完了する前に、次の撮影要求を受け付けられるように撮影要求を確認するステップ(S014でNOの後にS004)へ戻ってもよい。
<放射線撮影システム全体の動作>
次に図7を参照して、放射線撮影システム全体の動作の一例を説明する。図7は、動画撮影時の放射線撮影装置101、放射線発生制御装置110、制御装置113および表示装置114を含む放射線撮影システムの動作の一例を示したタイミングチャートである。
ある撮影条件による撮影準備が完了した状態で、撮影要求がON(TC01)になると、放射線源109は放射線撮影装置101とタイミングの同期をとって放射線の照射を開始する(TC02)。なお、ここでは放射線照射は撮影フレーム毎にパルス照射により行うものとして示しているが、場合により連続的に放射線照射を行ってもよい。放射線照射を受けた放射線撮影装置101は、既定のタイミングで駆動制御を行い、該当する放射線照射(TC02)に応じた画像データ(F0)を取得する(TC03)。ここで取得された画像データに対してオフセット補正などの必要な画像処理を行った後、リアルタイムでプレビュー転送するかどうかの転送判定を行う。なお、本タイミングチャートでは、3フレーム毎(F0、F3、F6、・・・)に「転送実施」と判定するものとして記載している。
取得画像データF0の転送判定にて「転送実施」として判定された場合、F0に応じたプレビュー画像の転送を開始する(TC04)。プレビュー画像転送の間も、放射線撮影装置101、および放射線発生制御装置110は同期をとりながら指定された撮影条件のフレームレートで撮影を実施する。この際の取得フレームF1、F2は転送判定にて「転送非実施」と判定されるため、プレビュー画像転送は行わず、放射線撮影装置101内の記憶部104に記憶される。制御装置113は、プレビュー画像F0の受信が完了すると、プレビュー画像を表示するために必要な画像処理を行い(TC05)、表示装置114に表示させる(TC06)。
同様に、次に取得画像データF3の転送判定で「転送実施」と判定されると、F3に応じたプレビュー画像の転送を開始する(TC07)。制御装置113はプレビュー画像F3の受信が完了すると、必要なプレビュー用の画像処理を行い、表示装置114に表示するプレビュー画像をF0からF3へと更新する(TC08)。
このように動画撮影動作を繰り返したのち、撮影終了に伴い撮影要求がOFF(TC09)になり、プレビュー画像の転送が完了すると、記憶部104に記憶された各画像の転送情報を参照しながら、未転送画像を順次転送していく(TC10)。また、制御装置113は最後のプレビュー画像F(N−2)の表示まで完了すると、残りのデータ転送待ちに移行するため、表示装置114への表示内容を待機中表示に切り替える。ここで待機中表示では、例えば残りのデータ受信の進捗状態を示すようなプログレスバーを画面に表示させてもよい。あるいは、受信済みのプレビュー画像のみを使用してプレビュー動画として再生表示させてもよい。また、最後に取得したプレビュー画像をそのまま継続して表示させてもよい。さらに、未転送画像データの受信に応じて、順次表示内容を更新して表示させてもよい。これらの方法の少なくとも1つ、又は複数を組み合わせて表示してもよい。また、入力装置115からの入力に応じて表示画面を切り替えてもよい。
一連の連続撮影の全画像データの受信が完了すると、制御装置113は撮影に応じた診断用画像データの生成を行う(TC12)。生成が完了すると、生成した診断データを表示装置114に表示させる(TC13)。ここで診断用画像データの生成とは、例えばトモシンセシス撮影の場合には、取得した複数の位置関係から撮影した画像データに基づいて、3次元に再構成した診断用の画像データの生成である。また、長尺撮影の場合には、取得した複数の画像データを結合した長尺撮影データの生成である。また、呼吸器の膨張・収縮や、消化器官の嚥下の動きなどを動画で撮影するような場合には、プレビュー画像で不足していたフレーム画像を補間した状態での動画再生を行うなどの場合が考えられる。
なお、本タイミングチャートでは動画撮影時には毎フレーム放射線を照射して画像を取得する例を示しているが、これに限られるものではない。例えば、複数回の駆動毎に1度放射線を照射して、撮影画像フレームを取得する制御をしてもよい。
<転送判定処理>
次に、図4のS007における撮影中の転送判定処理の詳細について説明する。本実施形態では、動画などの連続撮影時のフレーム番号が、あらかじめ定義された特定の転送実施フレーム番号(所定の番号)と一致した場合に転送実施と判定する。
ここで、転送実施フレーム番号(所定の番号)は、例えば、撮影手技ごとに定義された番号であるか、あるいは、撮影モードごとに定義された番号である。図4に示したように放射線撮影装置101は複数の撮影モードを有しており、撮影手技に応じて適した撮影モードが使用される。例えば、撮影手技Aでは撮影モードNo.2、撮影手技Bでは撮影モードNo.5、撮影手技Cでは撮影モードNo.1を使用するように定義した場合、図8のような撮影条件テーブルが記憶部104に記憶される。ここで、転送実施フレーム番号は、図8中のプレビュー転送実施フレーム番号の項目のように、撮影手技に応じてあらかじめ定義しておくことができる。例えば撮影手技Aが選択された場合には、撮影時のフレーム番号が0、15、30、45、60となった際に、転送実施として判定する。なお、ここではフレーム番号は0から開始するように定義しているが、この限りではない。例えば1や、別の番号から開始してもよい。
このように、トモシンセシス撮影のように位置や方向を変えながら数十枚程度画像を撮影する手技の場合、ある程度の位置関係に相互に離れたタイミング毎に撮影状況を確認できれよい。そのため、例えばフレーム番号0、15、30、45、60といった間隔に定義する。また、長尺撮影のように、数枚程度の撮影のみの場合は、例えばフレーム番号0だけをプレビュー転送実施するように定義するなど、撮影手技に応じてプレビュー転送したいフレームを定義しておくことができる。
なお、ここでは撮影手技を例として説明したが、この例に限定されるものではない。例えば撮影モードに含まれるパラメータである、フレームレートや画像サイズ情報に基づいてプレビュー転送実施フレーム番号を定義してもよい。例えば、フレームレートの高いモードほど転送実施フレーム番号の間隔を大きく定義し、フレームレートの低いモードほど、転送実施フレーム番号の間隔を小さく定義することが考えられる。また、転送実施フレーム番号は、必ずすべてのフレーム番号としてテーブル上に登録されている必要はなく、例えば、「10フレーム毎」といった情報や、「1fps」で転送するといった情報として定義されてもよい。
また、これらの撮影条件テーブルの情報は固定値である必要はなく、例えば制御装置113からの指示に応じて設定値を変更可能に構成してもよい。例えば、全ての撮影モードでフレーム番号0のみを転送実施するように定義することで、撮影開始時の1フレームのみをプレビューとして転送するような定義も可能である。
続いて、図9のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る転送判定処理の手順を説明する。S101において、転送判定を行う際に、撮影制御部102(転送制御部108)は、現在の撮影条件テーブルを参照する。S102において、撮影制御部102(転送制御部108)は、今回取得したフレーム番号と、定義された転送実施フレーム番号とを比較して両者が一致するか否かを判定する。一致した場合(S102;YES)、S103において、撮影制御部102(転送制御部108)は、転送実施と判定する。一方、不一致の場合(S102;NO)、S104において、撮影制御部102(転送制御部108)は、転送非実施と判定する。
本実施形態に係る放射線撮影装置は、撮影された放射線画像に付与された撮影順序を識別可能なフレーム番号が所定の番号である場合には当該フレーム番号に対応する間引き画像を転送し、フレーム番号が所定の番号ではない場合には当該フレーム番号に対応する間引き画像を転送しない。
これにより、簡易的にリアルタイムでの撮影状況の確認が可能になり、放射線の照射条件の設定ミスや、被写体・グリッド等のアラインメントミスの場合でも、即座に撮影を中断し、再撮影に移ることが可能になる。また、撮影手技や撮影モードに適したプレビュー画像転送頻度を定義することが可能である。
(実施形態3)
実施形態3では、間引き画像の転送に用いる無線通信部の無線通信状態に応じて間引き画像の転送を制御する例を説明する。例えば、間引き画像の転送に用いる無線通信部が他の間引き画像を転送中でない場合には間引き画像を転送し、無線通信部が他の間引き画像を転送中である場合には間引き画像を転送しないように制御する。放射線撮影システムの構成例、および動画撮影時の動作の流れは、実施形態1と同様である。本実施形態における放射線撮影装置101内の転送制御部108は、無線通信部103の状態を確認し、画像の無線転送の実施状態を確認可能であるものとする。
<転送判定処理>
図10のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る転送判定処理の手順を説明する。S201において、転送制御部108は、現在の無線通信状態を確認する。S202において、転送制御部108は、以前の取得フレームのプレビュー画像が転送中であるか否かを判定する。転送中である場合(S202;YES)、S203へ進む。一方、転送中ではない場合(S202;NO)、S204へ進む。S203において、転送制御部108は、今回の取得フレームは転送非実施と判定する。S204において、転送制御部108は、今回の取得フレームを転送実施と判定する。以上で一連の処理が終了する。
本実施形態によれば、あらかじめ撮影手技や撮影モードに応じた転送フレーム番号の定義テーブルを用意する必要がない。また、無線の通信環境により通信可能速度にばらつきがあった場合にでも、リアルタイムでは環境に応じた可能な速度でプレビュー画像を確認することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4では、実施形態3と同様に無線の通信状況を確認し、現在の無線通信の実行速度を取得する。そして、取得した無線通信速度からプレビュー画像の転送フレームレートを決定し、毎回の取得フレームに対しての転送判定を行う例を説明する。例えば、前回の間引き画像の転送実施からの経過時間が、転送フレームレートの周期を超過していない場合には間引き画像を転送しないように制御する。そして、前回の間引き画像の転送実施からの経過時間が、転送フレームレートの周期を超過している場合であって、間引き画像の転送に用いる無線通信部が他の間引き画像を転送中ではない場合には、間引き画像を転送するように制御する。なお、放射線撮影システムの構成例、および動画撮影時の動作の流れは、実施形態1および実施形態3と同様である。本実施形態における放射線撮影装置101内の転送制御部108は、無線通信部103の状態を確認し、画像の無線転送の実施状態および無線通信速度を確認可能であるものとする。
<転送判定処理>
図11のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る転送判定処理の手順を説明する。S301において、転送制御部108は、転送判定を行う際、現在の無線通信状態を確認する。S302において、転送制御部108は、現在の無線通信速度を計測する。
S303において、転送制御部108は、計測した無線通信速度に基づいて、プレビュー画像転送のフレームレートを決定する。無線通信速度情報と現在の撮影モードで転送するプレビュー画像のサイズ情報とに基づいて、転送可能な範囲でプレビュー画像転送のフレームレートを決定する。
なお、現在の撮影モードのフレームレートがFps1、プレビュー画像のフレームレートをFps2とした場合、Fps1≧Fps2となる範囲で決定する。無線の通信速度が十分にある場合、または現在の撮影モードのフレームレートが低い場合には、Fps1=Fps2となり、リアルタイムで全フレームのプレビュー画像転送が可能となる。
S303のプレビュー画像のフレームレートの決定後、S304において、転送制御部108は、前回のプレビュー転送実施からの経過時間を確認し、プレビュー画像転送フレームレートの周期を超過しているか否かを判定する。プレビュー転送フレームレートの周期に未達の場合(S304;NO)、S306へ進む。一方、プレビュー転送フレームレートの周期を超過している場合(S304;YES)、S305へ進む。
S305において、転送制御部108は、前回のプレビュー画像が転送中であるか否かを判定する。転送中である場合(S305;YES)、S306へ進む。一方、転送していない状態である場合(S305;NO)、S307へ進む。
S306において、転送制御部108は、今回の取得フレームを転送非実施として判定する。S307において、転送制御部108は、今回の取得フレームを転送実施と判定する。以上で一連の処理が終了する。
本実施形態によれば、あらかじめ無線通信速度を確認してプレビュー画像の転送フレームレートを決定することで、現在の無線通信環境に応じた適切なフレームレートでプレビュー転送が可能である。また、取得フレーム毎に通信速度を確認することで、無線通信速度が一時的に低下した場合でも、動的にフレームレートを調整してプレビュー画像を転送することができる。
また、瞬間的な無線環境の悪化により、前回転送実施判定されたプレビュー画像の転送が終わらない場合には、次のプレビュー画像は転送非実施と判定することで、不要な転送要求を溜めることによるリアルタイムでの視認性の低下を防ぐことが可能となる。
(実施形態5)
実施形態5では、放射線撮影装置101が、位置をスライド可能な支持台に装着されて使用される例を説明する。本実施形態では、撮影時に放射線源と放射線撮影装置との位置関係を参照し、位置関係に基づいてプレビュー画像の転送判定を行う。例えば、放射線撮影装置へ向けて放射線を照射する放射線源と放射線撮影装置との位置関係が規定の位置関係を満たさない場合には、間引き画像を転送しないように制御する。なお、実施形態1で説明した構成要素と同様の構成要素には同一の参照符号を付している。
図12は、実施形態5に係る放射線撮影システム300の概略構成の一例を示す。本実施形態では、放射線撮影装置101は支持台301に装着され、制御装置113からの指示により、支持台301上の装着位置をスライドすることで放射線撮影装置101の位置を動かすことが可能となる。
支持台301は、例えばEthernetのようなケーブルで放射線撮影装置101と接続され、HUB117を介して制御装置113と通信可能であるものとする。なお、Ethernetはあくまで一例であり、その他の専用ケーブルを使用した接続により通信を行ってもよい。この場合は例えば支持台301と制御装置113とが直接接続されてもよい。なお、支持台301は例えば寝台テーブルとしての形態でもよいし、立位スタンドのような形態でもよい。
また、本実施形態に係る放射線源109は、放射線発生制御装置110からの指示により、撮影に応じて放射線源109の位置や、照射方向の角度などを変えることができる。また、放射線撮影装置101は、制御装置113または放射線発生制御装置110との通信により、撮影時の放射線源109と放射線撮影装置101との位置関係を取得可能であるものとする。
取得方法としては、例えば放射線源109または放射線撮影装置101の位置を変更する制御を行う際、制御装置113または放射線発生制御装置110から定期的に位置情報を含むコマンドを通知する方法が挙げられる。また、これに限らずに、放射線撮影装置101が定期的または任意のタイミングで各位置関係を制御装置113に問い合わせてもよい。なお、その他のシステムの構成要素および撮影時の動作の流れは、実施形態1と同様である。
<転送判定処理>
続いて、図13のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る転送判定処理の手順を説明する。S401において、放射線撮影装置101内の転送制御部108は、転送判定を行う際、放射線源109と放射線撮影装置101との位置関係の情報を取得して確認する。その後、S402において、転送制御部108は、放射線源109と放射線撮影装置101とが、記憶部104等に規定の位置関係に到達したか否かを判定する。規定の位置関係に到達した場合(S402;YES)、S403へ進む。一方、規定の位置関係に到達していない場合(S402;NO)、S404へ進む。
S403において、転送制御部108は、以前のプレビュー画像の転送中であるか否かを判定する。例えば無線通信環境の悪化などに起因して、転送中である場合(S403;YES)、S404へ進む。一方、転送中ではない場合(S403;NO)、S405へ進む。S404において、転送制御部108は、今回の取得フレームを転送非実施と判定する。S405において、転送制御部108は、今回の取得フレームを転送実施と判定する。以上で一連の処理が終了する。本実施形態によれば、放射線源109または放射線撮影装置101を動かしながら複数フレームの撮影を行う、例えばトモシンセシス撮影の場合に、特定の角度からの撮影フレームを選択的にリアルタイムで確認可能になる。また、複数回撮影を行う長尺撮影などの場合には、特定の撮影位置をリアルタイムで確認できるようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:放射線撮影システム、101:放射線撮影装置、102:撮影制御部、103:無線通信部、104:記憶部、105:電源、106:駆動制御部、107:画像処理部、108:転送制御部、109:放射線源、110:放射線発生制御装置、113:制御装置、114:表示装置、115:入力装置、116:アクセスポイント、117:HUB、118:インタフェースユニット、200:放射線検出部

Claims (24)

  1. 放射線画像撮影を複数回行うことにより複数の放射線画像を動画像として取得可能な撮影手段と、
    前記撮影手段により動画像として取得された複数の放射線画像に対応して生成された複数の間引き画像をそれぞれ無線でリアルタイムに転送する転送手段と、を備え、
    前記転送手段は、前記複数の間引き画像の転送完了後に、前記複数の放射線画像からそれぞれが対応する前記複数の間引き画像を除いた残りの複数の未転送画像を転送することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記転送手段は、前記複数の間引き画像の転送と同じ順序で、前記複数の未転送画像を転送することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記転送手段は、無線通信状況に応じて、前記複数の間引き画像の転送フレームレートを変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記転送手段は、前記複数の間引き画像を前記無線でリアルタイムに転送できない無線通信状況にある場合、前記複数の間引き画像の転送フレームレートを下げることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記転送手段は、無線通信状況に応じて、それぞれのサイズが変更された前記複数の間引き画像を転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記転送手段は、前記複数の間引き画像を前記無線でリアルタイムに転送できない無線通信状況にある場合、それぞれのサイズを小さくする変更がなされた前記複数の間引き画像を転送することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記複数の間引き画像を前記無線でリアルタイムに転送できない無線通信状況にある場合に、前記複数の間引き画像の転送フレームレートを下げるか、あるいは、前記複数の間引き画像のサイズを小さく変更するかの選択を受け付ける受付手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記転送手段は、前記複数の放射線画像に付与された撮影順序を識別可能なフレーム番号が所定の番号である場合には前記複数の間引き画像のうち当該フレーム番号に対応する間引き画像を転送し、前記フレーム番号が前記所定の番号ではない場合には前記複数の間引き画像のうち当該フレーム番号に対応する間引き画像を転送しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記所定の番号は、前記撮影手段による撮影手技ごとに定義された番号であることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記放射線撮影装置は、画像サイズ、ビニング、フレームレート、及び出力ゲインのうち少なくとも1つのパラメータを有する複数の撮影モードで動作可能であり、
    前記所定の番号は、撮影モードごとに定義された番号であることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記転送手段は、前記複数の間引き画像の転送に用いる無線通信部が前記複数の間引き画像のうちのある間引き画像を転送中でない場合には前記複数の間引き画像のうちの他の間引き画像を転送し、前記無線通信部が前記ある間引き画像を転送中である場合には前記他の間引き画像を転送しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記転送手段は、前回の間引き画像の転送実施からの経過時間が、転送フレームレートの周期を超過していない場合には前記間引き画像を転送しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  13. 前記転送手段は、前回の間引き画像の転送実施からの経過時間が、前記転送フレームレートの周期を超過している場合であって、前記間引き画像の転送に用いる無線通信部が他の間引き画像を転送中ではない場合には、前記間引き画像を転送することを特徴とする請求項12に記載の放射線撮影装置。
  14. 前記転送手段は、前記放射線撮影装置へ向けて放射線を照射する放射線源と前記放射線撮影装置との位置関係が規定の位置関係を満たさない場合には、前記複数の間引き画像を転送しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  15. 前記転送手段は、前記撮影手段により撮影が行われていない期間に、前記複数の未転送画像を転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影装置。
  16. 放射線画像の撮影を複数回行うことにより複数の放射線画像を動画像として取得可能な撮影手段により動画像として取得された複数の放射線画像に対応して生成された複数の間引き画像をそれぞれ無線でリアルタイムに受信する受信手段と、
    前記複数の間引き画像を表示装置に動画表示させる制御手段と、を備え、
    前記受信手段は、前記複数の間引き画像の受信完了後に、前記複数の放射線画像からそれぞれが対応する前記複数の間引き画像を除いた残りの複数の未転送画像を受信し、
    前記制御手段は、前記複数の未転送画像の受信後には、前記複数の放射線画像を前記表示装置に動画表示させることを特徴とする制御装置。
  17. 前記撮影手段は、無線通信状況に応じて、前記複数の間引き画像の転送フレームレート又はサイズを変更することを特徴とする請求項16に記載の制御装置。
  18. 前記制御手段は、前記複数の未転送画像の受信中には、受信された間引き画像を前記表示装置に繰り返し動画表示させるループ再生を行うことを特徴とする請求項16に記載の制御装置。
  19. 前記受信手段は、前記複数の未転送画像を段階的に分けて受信し、
    前記制御手段は、前記複数の間引き画像と受信済の未転送画像の一部とから構成される画像を動画表示させ、段階的に画像の解像度を上げる制御を行うことを特徴とする請求項16に記載の制御装置。
  20. 前記制御手段は、前記複数の未転送画像の受信中には、最後に受信した間引き画像に対応する未転送画像の受信に応じて、前記複数の間引き画像の動画表示の後、前記最後に受信した間引き画像に対応する放射線画像の静止画像を前記表示装置に表示させ続けることを特徴とする請求項16に記載の制御装置。
  21. 放射線画像撮影を複数回行うことにより複数の放射線画像を動画像として取得可能な撮影手段を備える放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記撮影手段により動画像として取得された複数の放射線画像に対応して生成された複数の間引き画像をそれぞれ無線でリアルタイムに転送する転送工程を有し、
    前記転送工程では、前記複数の間引き画像の転送完了後に、前記複数の放射線画像からそれぞれが対応する前記複数の間引き画像を除いた残りの複数の未転送画像を転送することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  22. 制御装置の制御方法であって、
    放射線画像の撮影を複数回行うことにより複数の放射線画像を動画像として取得可能な撮影手段により動画像として取得された複数の放射線画像に対応して生成された複数の間引き画像をそれぞれ無線でリアルタイムに受信する受信工程と、
    前記複数の間引き画像を表示装置に動画表示させる制御工程と、を有し、
    前記受信工程では、前記複数の間引き画像の受信完了後に、前記複数の放射線画像からそれぞれが対応する前記複数の間引き画像を除いた残りの複数の未転送画像を受信し、
    前記制御工程では、前記複数の未転送画像の受信後には、前記複数の放射線画像を前記表示装置に動画表示させることを特徴とする制御装置の制御方法。
  23. コンピュータを、請求項1乃至15の何れか1項に記載の放射線撮影装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  24. コンピュータを、請求項16乃至20の何れか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2017090235A 2017-04-28 2017-04-28 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム Active JP6824106B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017090235A JP6824106B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム
PCT/JP2018/006692 WO2018198509A1 (ja) 2017-04-28 2018-02-23 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム
US16/580,269 US11079341B2 (en) 2017-04-28 2019-09-24 Radiation imaging apparatus, control apparatus, and control methods and storage mediums therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017090235A JP6824106B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018186929A JP2018186929A (ja) 2018-11-29
JP6824106B2 true JP6824106B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=63918208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017090235A Active JP6824106B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11079341B2 (ja)
JP (1) JP6824106B2 (ja)
WO (1) WO2018198509A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7308694B2 (ja) 2019-08-27 2023-07-14 キヤノン株式会社 放射線撮像装置の制御装置及び制御方法並びに放射線撮像システム
JP2022085288A (ja) * 2020-11-27 2022-06-08 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法、及び、そのプログラム
JP2022119627A (ja) 2021-02-04 2022-08-17 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3535693B2 (ja) * 1997-04-30 2004-06-07 キヤノン株式会社 携帯電子機器、画像処理方法、撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002032295A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Yafoo Japan Corp ネットワークを通じてクライアントに画像データを送達するサーバーの制御方法
JP5241047B2 (ja) * 2001-04-26 2013-07-17 キヤノン株式会社 デジタル放射線撮像装置、情報処理装置、放射線撮影装置、デジタル放射線撮像装置の制御方法、情報処理装置の制御方法、および放射線撮影装置の制御方法
JP4974726B2 (ja) 2007-03-23 2012-07-11 富士フイルム株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像方法、及びプログラム
JP5998615B2 (ja) 2012-04-25 2016-09-28 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影システム
US20130336445A1 (en) * 2012-06-14 2013-12-19 Carestream Health, Inc. Roi selection for imaging apparatus
JP6102147B2 (ja) * 2012-09-26 2017-03-29 株式会社Jvcケンウッド システム及び撮像装置
JP6442144B2 (ja) 2013-02-28 2018-12-19 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム
JP6413927B2 (ja) * 2015-05-25 2018-10-31 コニカミノルタ株式会社 動態解析装置及び動態解析システム
US10498975B2 (en) 2016-03-17 2019-12-03 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging apparatus, method of controlling the same, and radiation imaging system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018198509A1 (ja) 2018-11-01
JP2018186929A (ja) 2018-11-29
US11079341B2 (en) 2021-08-03
US20200018710A1 (en) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6072097B2 (ja) 放射線撮影装置、制御装置、長尺撮影システム、制御方法、及びプログラム
JP6413534B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP2004180931A (ja) X線撮像装置
JP2013104826A (ja) 放射線画像検出装置及び放射線撮影システム
JP6486090B2 (ja) 放射線撮像システム及びその制御方法
JP6824106B2 (ja) 放射線撮影装置、制御装置、それらの制御方法およびプログラム
JP2023026606A (ja) 放射線発生制御装置、放射線発生制御システム及び放射線撮影システム
JP6305085B2 (ja) X線撮影装置及びその制御方法
JP7130394B2 (ja) 放射線撮影装置及びその制御方法、プログラム、並びに、放射線撮影システム
JP6817750B2 (ja) 放射線撮像装置、および放射線撮像装置の制御方法
JP2014171532A (ja) 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
JP6848407B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP2023144044A (ja) 撮影制御装置及び放射線撮影システム
JP6900178B2 (ja) 放射線撮影システム用制御装置
JP6861512B2 (ja) 放射線撮影装置およびその制御方法
JP2012152340A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像方法及びプログラム
JP2022095053A (ja) 放射線撮影装置及びその制御方法、放射線撮影システム、並びに、プログラム
JP2017113344A (ja) 動態撮影装置及び動態撮影システム
JP6840519B2 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム
JP2019076219A (ja) 放射線撮影システム、時刻同期方法、及びプログラム
JP2019115557A (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2003014848A (ja) 放射線撮像装置
JP2021090664A (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法及びプログラム
JP6072099B2 (ja) 放射線撮影システム、制御方法、制御方法、及びプログラム
JP2022053999A (ja) 放射線撮影装置及びその制御方法、放射線撮影システム、並びに、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210112

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6824106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151