JP6757206B2 - 製菓製パンの製造方法 - Google Patents
製菓製パンの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6757206B2 JP6757206B2 JP2016157004A JP2016157004A JP6757206B2 JP 6757206 B2 JP6757206 B2 JP 6757206B2 JP 2016157004 A JP2016157004 A JP 2016157004A JP 2016157004 A JP2016157004 A JP 2016157004A JP 6757206 B2 JP6757206 B2 JP 6757206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mmsc
- bread
- dough
- oil
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
バター、上白糖、全卵、薄力粉、水を以下に記載した配合でミキサーボールに投入し、ビーターを使用して、下記条件にてミキシングを行い、クッキー生地を得た。すなわち、上白糖とバターをすり合わせ、全卵とMMSC水溶液を徐々に加え合わせる。薄力粉を加えビーターでなじませた後、手で軽く合わせ、冷蔵庫で1時間リタードした。これを成型、リタードした後、脱型したクッキー生地を厚さ10mmにスライスし、オーブンで焼成した。二枚の天板を使用し、上段を180℃、下段を150℃に設定して18分間焼成してアイスボックスクッキーが得られた。なお、水中にあらかじめ所定量のMMSCを溶解した。後述する評価については、焼成直後のクッキー、20℃に1日、1週間および2週間保管したクッキーを用いた。
バター 180g
上白糖 120g
全卵 45g
薄力粉 300g
水 0.8g(所定量のMMSCを溶解)
上記のクッキー生地の水中に、生地の総重量に対して1.4ppmとなるようにMMSC(東京化成工業株式会社製)を溶解し、アイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCの添加量を4.2ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCの添加量を9.8ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCの添加量を12.6ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCを添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCの添加量を0.03ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCの添加量を0.3ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
MMSCの添加量を16.7ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
水中にMMSCの代わりに、DMS(東京化成工業株式会社製)を直接クッキー生地に5.6ppm添加したこと以外は、実施例1と同様にしてアイスボックスクッキーの製造を行った。
マーガリン以外の材料をミキサーに投入し、低速3分、中高速4分ミキシングを行った後、マーガリンを入れ低速2分、中高速4分ミキシングを行い、生地を得た。捏上げ温度は27℃であった。この生地を、室温で60分発酵させた後、パン生地を320gに分割し室温でベンチタイムを取り生地を休ませた後、成型してワンローフ型用の焼成型に入れ、38℃、湿度80%のホイロで60分発酵させた後、200℃で30分焼成して、食パンの製造を行った。なお、水中にあらかじめ所定量のMMSCを溶解した。後述する評価については、焼成直後の食パン、20℃に1日および3日保管した食パンを用いた。
強力粉 100質量部
上白糖 6質量部
食塩 1.8質量部
脱脂粉乳 3質量部
マーガリン 8質量部
イースト 3質量部
イーストフード 0.1質量部
水 68質量部(所定量のMMSCを溶解)
上記の食パンの生地の水中に、生地の総重量に対して1.4ppmとなるようにMMSCを溶解し、食パンの製造を行った。
MMSCの添加量を4.2ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
MMSCの添加量を9.8ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
MMSCの添加量を12.6ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
MMSCを添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
MMSCの添加量を0.03ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
MMSCの添加量を0.3ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
MMSCの添加量を16.7ppmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
水中にMMSCの代わりに、DMSを生地に5.6ppm添加したこと以外は、実施例1と同様にして食パンの製造を行った。
実施例1〜4、比較例1〜5のアイスボックスクッキーおよび実施例5〜8、比較例6〜10の食パンについて、SPME−GC/MS(固相マイクロ抽出−GC/MS)によるDMSの捕集、測定を行った。
[製菓製パンの風味の評価]
実施例1〜4、比較例1〜5のアイスボックスクッキーおよび実施例5〜8、比較例6〜10の食パンについて、上記パネルにより喫食し、以下の基準でその風味を評価した。
○:クセの無い自然な乳感がやや向上している。
△:乳感があるが、やや青海苔臭がする。
×:乳感はせず、青海苔臭がきつい。または、乳感が弱い。
Claims (1)
- S−メチルメチオニンスルフォニウムクロライド(MMSC)を、生地に対して4.0〜10ppm添加し、加熱調理する製菓製パンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016157004A JP6757206B2 (ja) | 2016-08-09 | 2016-08-09 | 製菓製パンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016157004A JP6757206B2 (ja) | 2016-08-09 | 2016-08-09 | 製菓製パンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018023310A JP2018023310A (ja) | 2018-02-15 |
JP6757206B2 true JP6757206B2 (ja) | 2020-09-16 |
Family
ID=61193265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016157004A Active JP6757206B2 (ja) | 2016-08-09 | 2016-08-09 | 製菓製パンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6757206B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005143465A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-09 | Kiyomitsu Kawasaki | 海藻類フレーバーの製造方法 |
-
2016
- 2016-08-09 JP JP2016157004A patent/JP6757206B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018023310A (ja) | 2018-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7114650B2 (ja) | 可塑性油脂組成物 | |
JP5792080B2 (ja) | 生地練り込み用油脂組成物 | |
JPWO2012147554A1 (ja) | 油脂及びそれを使用してなる油脂含有食品 | |
TW202214120A (zh) | 飲食品的風味持久性提升劑、提升飲食品所具有的風味的持久性的方法及飲食品 | |
JP6075731B2 (ja) | 焼き菓子 | |
CN105767217B (zh) | 油脂组合物及其制备方法 | |
JP6757206B2 (ja) | 製菓製パンの製造方法 | |
JP6316604B2 (ja) | ベーカリー製品の製造方法 | |
JP7115940B2 (ja) | ベーカリー製品用乳化油脂組成物とそれを用いたベーカリー製品 | |
CN107072230A (zh) | 乳风味增强油脂及增强饮食品的乳风味的方法 | |
JP6717729B2 (ja) | 可塑性油脂組成物とそれを用いたマーガリン、スプレッド、バタークリーム | |
JP7382751B2 (ja) | 乳化油脂組成物と、これを用いた焼成品の製造方法および発酵臭の抑制方法 | |
JP6817710B2 (ja) | 製パン用油脂組成物とそれを用いた可塑性油脂およびパンの製造方法 | |
JP7313588B1 (ja) | 可塑性油脂組成物とそれを用いた食品 | |
JP6836320B2 (ja) | 加熱調理用油脂組成物およびバタークリーム用油脂組成物 | |
JP2019165653A (ja) | クッキー生地用油脂組成物 | |
JP7397613B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP2019010039A (ja) | 食用油脂および該食用油脂を含む食品 | |
JP7246985B2 (ja) | 乳風味の強化方法 | |
JP6914754B2 (ja) | 可塑性油脂組成物及び食品 | |
JP5868591B2 (ja) | 製菓製パン用油脂組成物 | |
JP6257739B2 (ja) | 焼菓子中の油分を高油分にする方法 | |
JP2024006626A (ja) | パン生地 | |
JP2022127804A (ja) | 冷凍喫食用ベーカリー食品の製造方法 | |
JP2022102537A (ja) | 油脂組成物および油脂組成物を含有する食品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6757206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |