JP6754979B2 - シートヒータ - Google Patents

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Description

本開示は座席に装着されるシートヒータに関するものであり、主に車両用の座席に装着されるシートヒータに関するものである。
従来、自動車を中心とした座席の暖房方法として、座席内にシートヒータを装着し、採暖を行う手法が一般的であった。しかし近年、車室内環境の快適性をさらに向上する手段の一つとして、座席自体の冷房手段の追加が求められ、ペルチェ素子を利用した冷暖房化が実用化されている。しかしこの手法では暖房時に暖かい風を座席表面から吹き出すため、実際の温風温度よりも体感的に低く感じ、十分な暖房効果が得られなかった。その結果従来のシートヒータとペルチェ素子を用いた冷房またはファンによる送風との併用が考えられ、そのための必要要素としてシートヒータの通気性向上が求められた。
この種の通気性を持たせるために、メッシュ構造の基材に発熱線を固定したシートヒータが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−297532号公報
本開示により、通気性を確保しつつ、さらに快適性を向上できるシートヒータが提供される。
本開示のシートヒータは、座席に装着されるシートヒータであって、前記シートヒータは、発熱線と、基材と、温度過昇防止素子と、補助発熱線と、を備える。前記基材は、前記発熱線が配設され、通気性を有し、前記温度過昇防止素子は、前記発熱線の温度過昇を防止し、前記補助発熱線は、前記温度過昇防止素子を加熱し、さらに、基材は、補助ヒータ領域を有し、前記補助ヒータ領域には、前記温度過昇防止素子の冷却低減部を有する。
本発明のシートヒータは、通気性を確保しつつ、さらに快適性を向上できる。
本開示の実施の形態におけるシートヒータが装着された座席の断面図 本開示の実施の形態におけるシートヒータの斜視図 図2のA−A線での断面図 本開示の実施の形態の変形例1におけるシートヒータの斜視図 本開示の実施の形態の変形例1におけるシートヒータの他の基材の構成を示す図 本開示の実施の形態の変形例2におけるシートヒータの構成を示す図
本開示の実施の形態の説明に先駆け、従来の構成における問題を詳細に説明する。
近年、ハイブリッド車や電気自動車が普及し始めている。これらの自動車は、他の自動車と比べてエンジンの排熱が減少しているため、エンジンの排熱のみでは十分な車室内暖房を行うことができない。そこで、着座した人員を直接暖めるシートヒータが注目されている。このような自動車に用いられるシートヒータに関して、エンジンの排熱の少ない自動車の暖房に対応できるよう、更なる性能の向上、特に昇温性能の向上(高出力化)が求められている。
上記特許文献1には開示されていないが、シートヒータには発熱線の温度過昇防止機能として、サーモスタット等の温度過昇防止素子が配置され、さらにその温度過昇防止素子を加熱するための補助発熱線が設けられる。その温度検知素子と補助発熱線を発熱線と同じ通気性の高い基材上に設けると、次のような問題が発生する。
高出力化したシートヒータにおいては、従来のシートヒータと比較して、発熱線の温度上昇が早い。この発熱線の温度上昇に追従して温度検知素子を加熱するために補助発熱線の出力も上げる必要がある。しかし、メッシュ構造等の通気性の高い基材では、補助発熱線の出力を上げても温度過昇防止素子が効率よく温められないという問題が新たに見出された。
以下、このような問題を解決するシートヒータの構成について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本開示が限定されるものではない。また、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
本開示の第1の態様のシートヒータは、座席に装着されるシートヒータであって、発熱線と、発熱線が配設される通気性を有する基材と、発熱線の温度過昇を防止する温度過昇防止素子と、温度過昇防止素子を加熱する補助発熱線とを備え、補助発熱線が配設される補助ヒータ領域は、温度過昇防止素子の冷却低減部を有する。そして、冷却低減部は、補助ヒータ領域の通気性が、発熱線が配設されるヒータ領域の通気性より低くなる構成を有する。
補助ヒータ領域の通気性をヒータ領域より低くしているため、補助ヒータ領域の放熱は抑えられ、ヒータ領域の温度上昇に追従して温度過昇防止素子を効率的に昇温させることができる。この構成により、座席内部からの空気を容易に通過させて着座者に送ることができると共に、シートヒータを高出力化することができ、寒い時期に座席の着座者を急速に保温することができるため、快適性を向上することができる。
本開示の第2の態様のシートヒータは、第1の態様のシートヒータにおいて、ヒータ領域の基材には通風孔が設けられ、補助ヒータ領域の基材には通風孔が設けられないことで、冷却低減部を構成する。この構成により、ヒータ領域の通気性を高め、補助ヒータ領域の通気性を低くすることができる。
本開示の第3の態様のシートヒータは、第1の態様のシートヒータにおいて、基材はメッシュ構造であって、補助ヒータ領域のメッシュの目はヒータ領域のメッシュの目より細かくすることで、冷却低減部を構成する。この構成により、ヒータ領域の通気性を高め、補助ヒータ領域の通気性を低くすることができる。
本開示の第4の態様のシートヒータは、第1から第3のいずれかのシートヒータにおいて、補助ヒータ領域の基材に、基材より通気性の低いシートを配設することで、冷却低減部を構成する。この構成により、ヒータ領域の通気性を高め、補助ヒータ領域の通気性を低くすることができる。
本開示の第5の態様のシートヒータは、第1から第4のいずれかのシートヒータにおいて、基材より通気性の低い被覆材で温度過昇防止素子と補助ヒータ領域を被覆することで、前記冷却低減部を構成する。この構成により、補助ヒータ領域の放熱は抑えられ、温度過昇防止素子を効率的に昇温させることができる。
(実施の形態)
図1は本実施の形態のシートヒータが装着された座席の断面図である。車両の室内に設置された座席100は、着座者が座る座部40と、着座者の背中を保持する背もたれ部50を備える。座部40の内部には送風機45が設置されており、送風機45からの空気が座部40および背もたれ部50の内部に設けられた通風路60を通って、クッション材であるウレタン発泡樹脂等からなるパッド部70に導入される。そして、パッド部70に導入された空気はシートヒータ10を通って、表皮80に設けられた噴出穴90から噴出される。
以上のように構成することで、座席100に座った着座者の背中から臀部、さらに下肢に空気が吹きつけられる。このようにして、人体表面に接する領域に空気を噴出する。そのため、夏季の日射により表皮80の温度が上昇した状態でも、汗が気化乾燥して気化熱が皮膚表面から奪われるため、着座者は快適に座ることができる。
また、本実施の形態における座席100には、シートヒータ10をパッド部70と表皮80の間に有している。冬季の暖房運転ではシートヒータ10に通電して発熱させると表皮80に伝導して、表皮80を温めることができる。表皮80が温まると、着座者も伝導と輻射で暖まる。この構成により、温風で暖房をする場合に比べ、表皮80の温度が高くなる。しかもその温度上昇速度も速くなり、快適性が向上する。
なお、通風路60の途中にペルチェ素子65を設けることにより、夏季に温度が上昇した場合には送風機45からの空気を冷却して冷風を送ることができるため、快適性がより向上する。さらに、冬季にシートヒータ10に通電して着座者を急速に温めた後、定常状態に達すると、ペルチェ素子65で送風機45からの空気を温めて、温風を噴出穴90から噴出する温風暖房に切り替えることもできる。
図2は本実施の形態の通気性を有する基材に発熱線を固定したシートヒータの斜視図である。図2において通気性を有する基材1は貫通孔3を有している。発熱線2には温度過昇防止のためサーモスタット4が直列に接続されている。発熱線2は縫製によって基材1に任意の配線パターンに基づいて固定されている。その配線パターンは、リード線8に接続される発熱線2が、座席の着座者を保温するヒータ領域6に伸びて蛇行し、さらにサーモスタット4を加熱する補助発熱線5を構成する。すなわち、この場合は発熱線2と補助発熱線5は同じ1本の電熱線で構成されているが、別々の電熱線をリード線で接続して発熱線2と補助発熱線5とを構成してもよい。この補助発熱線5が配設されている領域を、ヒータ領域6に対して補助ヒータ領域7という。そして、補助発熱線5はサーモスタット4の一端に接続され、サーモスタット4の他端はリード線9に接続される。このリード線8、9を電源(図示せず)に接続することで電力が供給され、発熱線2と補助発熱線5が発熱する。
ここで、基材1の貫通孔3はヒータ領域6には形成されているが、サーモスタット4がある補助ヒータ領域7には形成されていない。このようにして、サーモスタット4の冷却低減部が構成される。すなわち、冷却低減部は、基材1に貫通孔3が形成されない補助ヒータ領域7の部分である。これにより、補助ヒータ領域7が比較的小さな領域であっても、放熱が抑えられサーモスタット4を効率的に加熱することができる。そのため、シートヒータを高出力化した場合にも、ヒータ領域6の温度上昇に追従してサーモスタット4を昇温させることができる。
本実施形態では、貫通孔3を発熱線2の間に形成している。そのため、発熱線2を配線した後にプレス等で貫通孔3を基材1に設けることができる。逆に、図示していないが、孔径が発熱線2の縫製ピッチ以下の貫通孔3を予め基材1に設けておいて、発熱線2を配線することも可能である。この場合は、貫通孔3が設けられているヒータ領域6の全面に渡って均一な通気性を確保することができると共に、縫製時の空うちが生じないので確実に発熱線2を基材1に固定することができる。
図3は図2のA−A線での断面図で、発熱線2の固定を縫製によりおこなった一例を示している。図3において上糸11と下糸12によって発熱線2は基材1に固定されている。なお、本実施形態では縫製によって発熱線2を基材1に固定する手段として上糸11と下糸12を用いたが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、縫製方法によっては下糸12自体をなくし、替わりに発熱線2を使用することにより、発熱線2を基材1に固定することもできる。さらに、発熱線2を基材1に固定する手段として、接着剤を使用しても構わない。
(変形例1)
図4はメッシュ構造の基材13に発熱線2を固定したシートヒータ20の斜視図である。ここで、基材13がメッシュ構造であることを分かりやすくするために、メッシュの目を実際より粗く描いている。図2と同様に、発熱線2はメッシュ構造の基材13に任意の配線パターンに基づいて縫製により固定されている。基材13はメッシュ構造であるため、不織布などの基材1に貫通孔を設けるよりも良好な通気性を容易に持たせることが可能である。
サーモスタット4がある補助ヒータ領域7において、基材13のメッシュの目は、座席の着座者を保温するヒータ領域6におけるメッシュの目より細かい。このようにして、サーモスタット4の冷却低減部が構成される。すなわち、冷却低減部は、基材13のメッシュの目が細かい補助ヒータ領域7の部分である。ヒータ領域6においては通気性が良好であるため、座席内部からの空気を容易に通過させることができる。補助ヒータ領域7においては、ヒータ領域6より通気性が低いため放熱が抑えられ、補助ヒータ領域7が比較的小さな領域であっても、サーモスタット4を効率的に加熱することができる。それにより、シートヒータを高出力化した場合にも、ヒータ領域6の温度上昇に追従してサーモスタット4を昇温させることができる。
図5は基材のメッシュ構造を糸を編んで構成した例を示す図で、基材14は、糸15が密に編み込まれた小開口部16aと、小開口部16aの間に形成される大開口部16bとから構成されている。図5に示すように、小開口部16aと大開口部16bとを組み合わせて基材14を構成することにより、基材14の機械的強度を向上させると共に、ヒータ領域6における十分な通気性を得ることができる。即ち、一般的にメッシュの交差部を2本の糸だけで構成した場合、基材にかかるストレスがメッシュの交差部に集中し、その結果交差部においてメッシュが破れるなどの問題があるが、本実施例のように大開口部16b間を複数の糸で構成する網目状の小開口部16aとすることにより、着座による荷重に対して交差部にかかる応力を分散することができ、基材14の強度を向上させることができるのである。なお、メッシュの開口形状については、図5に限定されるものではない。
なお、図4においては、補助ヒータ領域7における基材13のメッシュの目をヒータ領域6におけるメッシュの目より細かくすることで放熱を抑えたが、その構成には限定されない。基材13において、補助ヒータ領域7とヒータ領域6における基材13のメッシュの目の大きさを同じにして、補助ヒータ領域7に基材13より通気性の低い不織布や布などのシートを配設することで冷却低減部を構成し、放熱を抑えてもよい。ここで、不織布や布などのシートを基材13の下面に配設して上面に補助発熱線5を配設しても、不織布や布などのシートを基材13の上面に配設してその上に補助発熱線5を配設してもよい。このようにすることで、補助発熱線5はヒータ領域6における発熱線2の配線パターンより密に配置しても、確実に発熱線2を縫製して基材13に固定することができる。また、補助ヒータ領域7に基材より通気性の低い不織布や布などのシートを配設する構成は、図2のシートヒータ10の基材1にも適用できる。
(変形例2)
図6は、本実施の形態の変形例2に係るシートヒータ30の構成を示す図である。通気性を有する基材17の上に発熱線2が縫製等により固定されている。ここで、基材17は、図2で用いた貫通孔を有する基材1や、図4、5で用いたメッシュ構造の基材13、14であってもよい。また、通気性のよい基材の補助ヒータ領域7に通気性の低い不織布や布などを配設したものであってもよい。
図6の(b)は、図6の(a)の楕円の点線で囲った領域の拡大図を示している。サーモスタット4とそれを加熱する補助発熱線5が配設された補助ヒータ領域7を覆うように、通気性の低い不織布や布などで構成される被覆材18が配設されている。このようにして、サーモスタット4の冷却低減部が構成される。すなわち、冷却低減部は、被覆材18が配設された補助ヒータ領域7の部分である。なお、図6においてサーモスタット4、補助発熱線5の位置が分かるように、被覆材18を透過させて表示している。補助ヒータ領域7を被覆材18で覆うことにより、補助ヒータ領域7が比較的小さな領域であっても、サーモスタット4を効率的に加熱することができる。そのため、シートヒータを高出力化した場合にも、ヒータ領域6の温度上昇に追従してサーモスタット4を昇温させることができる。
以上、説明したように、本開示のシートヒータによれば、補助ヒータ領域7がサーモスタット4の冷却低減部を有するため、補助ヒータ領域7の放熱は抑えられ、ヒータ領域6の温度上昇に追従して温度過昇防止素子であるサーモスタット4を効率的に昇温させることができる。この構成により、座席内部からの空気を容易に通過させて着座者に送ることができると共に、シートヒータを高出力化することができ、寒い時期に座席の着座者を急速に保温することができるため、快適性を向上することができる。
なお、サーモスタット4および補助発熱線5が配設されている補助ヒータ領域7は、座席100において、着座者が容易に触れることがない位置に配置される。例えば、図1において、補助ヒータ領域7が座部40における背もたれ部50の近傍の位置になるように配置される。このようにすることで、サーモスタット4が検出する温度への着座者による影響や、着座者に与える違和感を防ぐことができる。
さらに、座席100の噴出穴90は、この補助ヒータ領域7の近傍には設けられていない。このようにすることで、補助ヒータ領域7からの放熱をさらに防ぐことができる。また、補助ヒータ領域7は着座者が容易に触れることがない位置に配置されるため、この位置に噴出穴90がなくても、着座者の快適性への影響はない。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本開示のシートヒータは、通気性を確保しつつ、さらに快適性を向上できるという効果を有し、車両等の座席に装着されるシートヒータに広く好適に用いることができる。
1,13,14,17 基材
2 発熱線
3 貫通孔
4 サーモスタット(温度過昇防止素子)
5 補助発熱線
6 ヒータ領域
7 補助ヒータ領域
8,9 リード線
10,20,30 シートヒータ
11 上糸
12 下糸
15 糸
16a 小開口部
16b 大開口部
18 被覆材
40 座部
45 送風機
50 背もたれ部
60 通風路
65 ペルチェ素子
70 パッド部
80 表皮
90 噴出穴
100 座席

Claims (4)

  1. 座席に装着されるシートヒータであって、
    前記シートヒータは、
    発熱線と、
    基材と、
    温度過昇防止素子と、
    補助発熱線と、を備え、
    前記基材は、前記発熱線が配設され、通気性を有し、前記温度過昇防止素子は、前記発熱線の温度過昇を防止し、前記補助発熱線は、前記温度過昇防止素子を加熱し、
    さらに、基材は、ヒータ領域と補助ヒータ領域を有し、
    前記補助ヒータ領域には、前記温度過昇防止素子の冷却低減部を有し、
    前記ヒータ領域の基材には通風孔が設けられ、前記補助ヒータ領域の基材には通風孔が設けられないことで、前記冷却低減部は構成されるシートヒータ。
  2. 座席に装着されるシートヒータであって、
    前記シートヒータは、
    発熱線と、
    基材と、
    温度過昇防止素子と、
    補助発熱線と、を備え、
    前記基材は、前記発熱線が配設され、通気性を有し、前記温度過昇防止素子は、前記発熱線の温度過昇を防止し、前記補助発熱線は、前記温度過昇防止素子を加熱し、
    さらに、基材は、ヒータ領域と補助ヒータ領域を有し、
    前記補助ヒータ領域には、前記温度過昇防止素子の冷却低減部を有し、
    前記基材はメッシュ構造であって、前記補助ヒータ領域のメッシュの目は前記ヒータ領域のメッシュの目より細かくされることで、前記冷却低減部は構成されるシートヒータ。
  3. 前記補助ヒータ領域の基材に、前記基材より通気性の低いシートを配設することで、前記冷却低減部は構成される、請求項1または2に記載のシートヒータ。
  4. 前記基材より通気性の低い被覆材で前記温度過昇防止素子と前記補助ヒータ領域を被覆することで、前記冷却低減部は構成される、請求項1または2に記載のシートヒータ。
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