JP2003109721A - シートヒータ - Google Patents

シートヒータ

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JP2003109721A
JP2003109721A JP2001300700A JP2001300700A JP2003109721A JP 2003109721 A JP2003109721 A JP 2003109721A JP 2001300700 A JP2001300700 A JP 2001300700A JP 2001300700 A JP2001300700 A JP 2001300700A JP 2003109721 A JP2003109721 A JP 2003109721A
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heater
thermostat
heating
seat
auxiliary
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Application number
JP2001300700A
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English (en)
Inventor
Naohito Asami
直仁 朝見
Mitsuru Yoneyama
充 米山
Akira Shiratake
昭 白岳
Kazumi Nagayama
一巳 永山
Norio Abe
憲生 阿部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重安全回路を確保しつつ、サーモスタット
の補助ヒータに必要な電力を削減する。 【解決手段】 温度制御機能と温度過昇防止機能を有す
る一つのサーモスタット11でクッション採暖用ヒータ
13aおよびバック採暖用ヒータ13bの温度制御と温
度過昇防止を行うとともに、サーモスタット11の温度
制御機能と温度過昇防止機能を復帰型としたものであ
る。これによって、補助ヒータを一箇所削減できるた
め、電力を採暖用として効率よく使用できるとともに、
補助ヒータ12が一箇所なので、補助ヒータ12の加熱
能力の設定が容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの座席
に用いられるシートヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートヒータとしては、
例えば特開平2−47764号公報に記載されているよ
うなものがあった。図13は、前記公報に記載された従
来のシートヒータの回路図で、図14は、従来のシート
ヒータのヒータユニットの構成を示すものである。
【0003】図13および図14において、二重安全回
路を形成するために二個のサーモスタット1a、1bを
直列に接続し、かつそれぞれの近傍にサーモスタット1
a、1bを加熱するための補助ヒータ2a、2bを配設
しており、採暖用ヒータ3a、3bは、補助ヒータ2
a、2bと直列に接続されている。なお、座席の座部を
加熱するための採暖用ヒータ3aと補助ヒータ2aの直
列接続体と、座席の背部を加熱するための採暖用ヒータ
3bと補助ヒータ2bの直列接続体は並列に接続されて
いる。
【0004】また、採暖用ヒータ3a、3bおよび補助
ヒータ2a,2bは基材4に縫製により、上糸および下
糸で挟持されている(図示せず)。
【0005】さらに、最近の自動車では、電力を使用す
る様々な電気、電子機器が数多く搭載され、バッテリー
容量あるいはオルタネータの発電量等の制約で、シート
ヒータに使用できる電力が限られてきているとともに、
少ない電力で効率よく暖房することが求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、二重安全回路を形成するため二個のサー
モスタット1a、1bを直列に接続し、前記二個のサー
モスタット1a、1bを加熱するための二つの補助ヒー
タ2a、2bが必要なので、採暖用以外の部分で電力を
使用しており、採暖用として使用できる電力が少なくな
るという課題を有していた。
【0007】さらに、二つの補助ヒータ2a、2bが座
席の座部を加熱するための採暖用ヒータ3aおよび、座
席の背部を加熱するための採暖用ヒータ3bとそれぞれ
直列に接続されており、座席の座部を加熱するための採
暖用ヒータ側に流れる電流と、座席の背部を加熱するた
めの採暖用ヒータ側に流れる電流が異なっているため、
それぞれのサーモスタットを所定の温度上昇とさせるよ
うに二つの補助ヒータの配線パターンをそれぞれ調整
し、加熱能力を設定する必要があるので、補助ヒータの
加熱能力の設定が非常に難しいという課題を有してい
た。
【0008】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
であり、電力を採暖用として効率よく使用できるととも
に、補助ヒータの加熱能力の設定が容易にできるシート
ヒータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明のシートヒータは、温度制御機能と温
度過昇防止機能を有する一つのサーモスタットで採暖用
ヒータの温度制御と温度過昇防止を行うとともに、サー
モスタットの温度制御機能と温度過昇防止機能を復帰型
としたものである。
【0010】これによって、補助ヒータを一箇所削減で
きるため、電力を採暖用として効率よく使用できるとと
もに、補助ヒータが一箇所なので、補助ヒータの加熱能
力の設定が容易にできるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、温度制
御機能と温度過昇防止機能を有する一つのサーモスタッ
トで採暖用ヒータの温度制御と温度過昇防止を行うこと
により、補助ヒータを一箇所削減できるようになり、縫
製の針数を減少し生産性を向上でき、電力を採暖用とし
て効率よく使用できるとともに、補助ヒータが一箇所と
なるので補助ヒータの加熱能力の設定が容易にできる。
さらに、温度制御機能および温度過昇防止機能を復帰型
とすることにより、車室内が高温となった時に正常な状
態にもかかわらず動作し、動作以降使用できなくなると
いう誤動作を防止し、異常な状態になったときに確実に
動作し、安全性を確保できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、特に請求項1記
載のサーモスタットを動作温度の異なる二枚のバイメタ
ル板からなる一つのサーモスタットで実現することによ
り、サーモスタットの生産工程が同一にできるようにな
り、安価に製造することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、特に請求項2記
載のサーモスタットを温度過昇用バイメタル板と温度制
御用バイメタル板の動作温度の異なる二枚のバイメタル
板を積層し、一つの接点を開閉することにより形状を小
さくできるようになり、さらに補助ヒータの電力を減少
できるので、電力を採暖用として効率よく使用できると
ともに、二枚のバイメタル板を積層しているので、温度
制御用バイメタル板と温度過昇防止用バイメタル板の温
度差が少なくなり、さらに補助ヒータの加熱能力の設定
が容易にできる。
【0014】請求項4に記載の発明は、特に請求項3記
載のサーモスタットにおいて、温度過昇防止用バイメタ
ル板の動作時の反転力を、温度制御用バイメタル板の動
作時の反転力よりも大きくしたことにより、接点が溶着
しても温度過昇防止用バイメタル板で溶着した接点の開
動作を行うことができ、再度温度制御できるようにな
り、サーモスタットの耐久性が向上できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、特に請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の採暖用ヒータを座席の座部
および背部に備え、背部の採暖用ヒータと補助ヒータを
電気的に接続したことにより、荷重のかかり難い背部の
採暖用ヒータが断線しない限りサーモスタットが動作で
きるようになり、シートヒータの安全性が向上できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、特に請求項5記
載のサーモスタットと補助ヒータは、背部のヒータユニ
ットに配設したことにより、接続箇所が1ヶ所削減でき
るようになり、シートヒータの信頼性が向上できる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おけるシートヒータの構成を示す平面図であり、図2
は、図1のA部の拡大平面図である。また、図3は本発
明の第1の実施例におけるシートヒータの回路図であ
る。
【0019】図4は本発明の実施例1におけるサーモス
タットの平断面図である。
【0020】図1において、10は、温度過昇防止機能
と温度制御機能を有する一つのサーモスタット11を備
えた座席の座部を加熱するためのクッション用ヒータユ
ニットであり、サーモスタット11の近傍にサーモスタ
ット11を加熱するための補助ヒータ12を配設してい
る。
【0021】そして、座席の座部を加熱するクッション
採暖用ヒータ13aおよび補助ヒータ12は、不織布、
布等からなる支持体14aに縫製により上糸および下糸
で挟持されており(図示せず)、同様に座席の背部を加
熱するためのバック用ヒータユニット15は、座席の背
部を加熱するバック採暖用ヒータ13bが不織布、布等
からなる支持体14bに縫製により上糸および下糸で挟
持されている(図示せず)。
【0022】また、補助ヒータ12はクッション採暖用
ヒータ13a、バック採暖用ヒータ13bよりも配線間
隔を狭くしており、配線形状を安定させるため縫製ピッ
チを小さくしている。
【0023】図2および図3において、補助ヒータ12
は、クッション採暖用ヒータ13aと直列に接続され、
補助ヒータ12とクッション採暖用ヒータ13aの直列
接続体の一端とバック採暖用ヒータ13bの一端はリー
ド線16a、16bを介して、サーモスタット11の一
端に並列に接続されている。
【0024】また、補助ヒータ12とクッション採暖用
ヒータ13aの直列接続体の他端とバック採暖用ヒータ
13bの他端はリード線16c、16dを介して電源の
GNDに、サーモスタット11の他端はリード線16e
を介して電源の+極に接続されている。
【0025】なお、補助ヒータ12とクッション採暖用
ヒータ13aの直列接続体の他端とバック採暖用ヒータ
13bの他端は電源の+極に、サーモスタット11の他
端は電源のGNDに接続してもよい。
【0026】図4において、サーモスタット11は、非
導電性のケース17内に温度過昇防止用バイメタル板1
8、温度過昇防止用可動接点板19、固定接点20、2
1、温度制御用バイメタル板22、温度過昇防止用可動
接点板23および導電板24が内蔵され、端子25、2
6はケース17の外部に突出したものである。
【0027】温度過昇防止用可動接点板19は、一端は
端子25にスポット溶接されており、他端には可動接点
27がスポット溶接されている。温度制御用可動接点板
23は、一端は端子26にスポット溶接されており、他
端には可動接点28がスポット溶接されている。導電板
24には固定接点20、21がスポット溶接されてお
り、可動接点27、28と固定接点20、21が接触
し、端子25と端子26が導通されるようになってい
る。
【0028】なお、温度過昇防止用バイメタル板18の
動作温度は、温度制御用バイメタル板22の動作温度よ
りも高く設定している。
【0029】以上のように構成されたシートヒータにつ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0030】まず、クッション用ヒータユニット10お
よびバック用ヒータユニットに通電すると、補助ヒータ
12によりサーモスタット11が加熱されるため、一定
時間経過後、サーモスタット11が所定の温度に達する
と、温度制御用バイメタル板22が反転し、温度制御用
可動接点板23を押し上げ、可動接点28と固定接点2
1の接触を解除することで、クッション採暖用ヒータ1
3aおよびバック採暖用ヒータ13bへの通電を停止
し、さらに一定時間経過し、サーモスタット11が所定
の温度に低下すると温度制御用バイメタル板22が逆転
し、温度制御用可動接点板23が元の位置に戻るため、
可動接点28と固定接点21が接触することで、クッシ
ョン採暖用ヒータ13aおよびバック採暖用ヒータ13
bへの通電を再開する。このような動作を繰り返し行な
うことで、クッション採暖用ヒータ13aおよびバック
採暖用ヒータ13bの温度を制御している。
【0031】ここで、長期にわたる使用等で接点が摩耗
し、可動接点28と固定接点21が溶着した場合には、
温度制御が不能となり、不安全になる危険性があるが、
可動接点28と固定接点21が溶着した場合には、所定
の温度で温度過昇防止用バイメタル板18が反転し、温
度過昇防止用可動接点板19を押し上げ、可動接点27
と固定接点20の接触を解除することで、クッション採
暖用ヒータ13aおよびバック採暖用ヒータ13bへの
通電を停止し、安全を確保するという二重安全を実現し
ている。
【0032】本発明では、温度制御用バイメタル板22
と温度過昇防止用バイメタル板18を一つのケース17
内に内蔵した一つのサーモスタット11で温度制御機能
と温度過昇防止機能を実現しているため、従来と比べて
サーモスタット加熱用の補助ヒータが一ヶ所削減でき
る。
【0033】それにより、補助ヒータに使用する電力が
削減でき、より多くの電力を採暖用として効率よく使用
できる。
【0034】また、補助ヒータは、サーモスタットの温
度に対する応答性を高くする必要があり、採暖用ヒータ
に比べて配線ピッチを小さくしており、配線形状を安定
させるため、縫製ピッチを小さくしている。よって、縫
製ピッチが小さい補助ヒータが一ヶ所削減できることに
より、縫製時の針数を減少することができ、生産性を向
上することができる。
【0035】さらに、座席のデザイン、電気容量等の制
約により、それぞれに流れる電流が異なっているクッシ
ョン採暖用ヒータとバック採暖用ヒータにそれぞれ直列
に接続された二つの補助ヒータの配線パターンを各々調
整し、それぞれのサーモスタットを所定の温度上昇とさ
せるように加熱能力を設定するといった必要がなく、ク
ッション採暖用ヒータ13aに直列に接続された一ヶ所
の補助ヒータ12の加熱能力を設定すればよいため、補
助ヒータ12の加熱能力の設定が容易にできる。
【0036】さらに、この温度制御用バイメタル板22
と温度過昇防止用バイメタル板18を一つのケース17
内に内蔵した一つのサーモスタット11で温度制御機能
と温度過昇防止機能を実現しており、温度制御機能と温
度過昇防止機能はそれぞれのバイメタルの動作温度が異
なるのみで、基本的な構成が同一のため、生産工程が同
一となり、生産性を向上できる。
【0037】また、温度過昇防止機能を温度ヒューズで
実現したものは、温度ヒューズの動作温度を低く設定す
ると、車室内が高温となった時に正常な状態にもかかわ
らず、温度ヒューズが動作すると、それ以降使用できな
くなるという誤動作をしたり、温度ヒューズの動作温度
を高く設定すると、温度制御用の接点が溶着し異常な状
態となったときでも確実にヒータユニットの通電を停止
できないという課題がある。すなわち、誤動作せず、安
全性を確保できるように温度ヒューズの動作温度の設定
をすることが非常に困難である。
【0038】そこで、本発明は、温度過昇防止機能を復
帰型としており、温度過昇防止用バイメタル板18の動
作温度を、接点が溶着し異常な状態となったとき確実に
動作する温度に設定すれば、車室内が高温となった時に
動作をしても、車室内の温度が低下すれば復帰して使用
できるので、異常な状態になったときに確実に動作し、
安全性を確保できる。
【0039】以上のように、本実施例においては、温度
制御機能と温度過昇防止機能を有する一つのサーモスタ
ットで採暖用ヒータの温度制御と温度過昇防止を行うこ
とにより、補助ヒータを一箇所削減できるようになり、
縫製の針数を減少し生産性を向上できる。
【0040】また、補助ヒータを一箇所削減できるよう
になり、電力を採暖用として効率よく使用できる。
【0041】さらに、補助ヒータが一箇所となり、補助
ヒータの加熱能力の設定が容易にできる。
【0042】さらに、温度制御機能および温度過昇防止
機能を復帰型とすることにより、車室内が高温となった
時に正常な状態にもかかわらず、温度ヒューズが動作す
ると、それ以降使用できなくなるという誤動作をしなく
なり、異常な状態になったときに確実に動作し、安全性
を確保できる。
【0043】さらに、温度過昇防止機能と温度制御機能
の構成を同一とすることにより、生産工程が同一にで
き、安価に製造できる。
【0044】(実施例2)図5は、本発明の実施例2の
シートヒータに使用されるサーモスタットの側断面図、
図6は本発明の第2の実施例のシートヒータに使用され
るサーモスタットの平断面図である。
【0045】ここで、実施例1と異なるところは、サー
モスタットを動作温度の異なる二枚のバイメタル板を積
層し、一つの可動接点板で開閉動作するようにした点で
ある。
【0046】図5および図6において、サーモスタット
11は、非導電性のケース17内には、積層された温度
過昇防止用バイメタル板18と温度制御用バイメタル板
22、 更に、可動接点板29、固定接点30、導電板
24が内蔵されており、端子25、26はケース17の
外部に突出している。
【0047】可動接点板29は、一端は端子25にスポ
ット溶接されており、他端には可動接点31がスポット
溶接されている。導電板24には固定接点30がスポッ
ト溶接されており、導電板の一部が端子26となってい
る。
【0048】可動接点31と固定接点30が接触し、端
子25と端子26が導通されるようになっている。
【0049】以上のように構成されたシートヒータにつ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0050】サーモスタット11の温度過昇用バイメタ
ル板18と温度制御用バイメタル板22の動作温度の異
なる二枚のバイメタル板を積層し、一つの可動接点板2
9を動作することにより、サーモスタット11の形状を
小さくできるようになり、さらに補助ヒータの電力を減
少できるので、電力を採暖用として効率よく使用でき
る。
【0051】また、二枚のバイメタル板を積層している
ので、温度制御用バイメタル板22と温度過昇防止用バ
イメタル板18の温度差が少なくなり、さらに補助ヒー
タの加熱能力の設定が容易にできる。
【0052】なお、サーモスタット11の温度過昇防止
用バイメタル板18の動作時の反転力を、温度制御用バ
イメタル板22の動作時の反転力よりも大きく設定する
ことにより、長期にわたる使用等で接点が摩耗し、可動
接点31と固定接点30が溶着し温度制御用バイメタル
板18の反転力で可動接点板29が押し上げられない場
合でも、温度過昇防止用バイメタル板18の反転力で、
可動接点板31を押し上げ、可動接点30と固定接点3
1の溶着を解除することができるので、再度温度制御が
可能となり、サーモスタットの耐久性が向上できる。
【0053】(実施例3)図7、図8は、本発明の実施
例3のシートヒータの回路図、および平面図を示すもの
で、図9は図8におけるB部の拡大平面図である。
【0054】図7、図8および、図9において実施例2
と異なるところは、バック採暖用ヒータ13bと補助ヒ
ータ12をリード線32a、32bを介して電気的に接
続した点である。
【0055】以上の構成により、クッション採暖用ヒー
タ13aと比べて荷重のかかり難いバック採暖用ヒータ
13bが断線しない限りサーモスタット11が動作でき
るようになり、シートヒータの安全性が向上できる。
【0056】(実施例4)図10、図11は、本発明の
実施例4のシートヒータの回路図、および平面図で、図
12は図11におけるB部の拡大平面図である。
【0057】図7、8および、図9において実施例3と
異なるところは、サーモスタット11と補助ヒータ12
を、バック用ヒータユニット15に配設した点である。
【0058】以上の構成により、接続箇所が1ヶ所削減
できるようになり、シートヒータの信頼性が向上できる
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電力を
採暖用として効率よく使用できるとともに、補助ヒータ
の加熱能力の設定が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシートヒータの構造を示す
平面図
【図2】本発明の実施例1のシートヒータの構造を示す
拡大平面図
【図3】本発明の実施例1のシートヒータの回路図
【図4】本発明の実施例1のサーモスタットの構造を示
す平断面図
【図5】本発明の実施例2のサーモスタットの構造を示
す側断面図
【図6】本発明の実施例2のサーモスタットの構造を示
す平断面図
【図7】本発明の実施例3のシートヒータの回路図
【図8】本発明の実施例3のシートヒータの構造を示す
平面図
【図9】本発明の実施例3のシートヒータの構造を示す
拡大平面図
【図10】本発明の実施例4のシートヒータの回路図
【図11】本発明の実施例4のシートヒータの構造を示
す平面図
【図12】本発明の実施例4のシートヒータの構造を示
す拡大平面図
【図13】従来のシートヒータの回路図
【図14】従来のシートヒータの構造を示す平面図
【符号の説明】
11 サーモスタット 12 補助ヒータ 13a クッション採暖用ヒータ(採暖用ヒータ) 13b バック採暖用ヒータ(採暖用ヒータ) 14a、14b 支持体 15 バック用ヒータユニット(背部のヒータユニッ
ト) 18 温度過昇防止用バイメタル板(バイメタル板) 22 温度制御用バイメタル板(バイメタル板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白岳 昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永山 一巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿部 憲生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B084 JA03 JA06 JF01 3K058 AA87 BA01 CA12 CA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、支持体に配設された採暖用ヒ
    ータと、前記採暖用ヒータの温度制御機能と温度過昇防
    止機能を有する一つのサーモスタットと、前記サーモス
    タットを加熱する補助ヒータを備え、前記サーモスタッ
    トの温度制御機能と温度過昇防止機能を復帰型としたこ
    とを特徴とするシートヒータ。
  2. 【請求項2】 サーモスタットは、動作温度の異なる二
    枚のバイメタル板からなることを特徴とする請求項1に
    記載のシートヒータ。
  3. 【請求項3】 サーモスタットは、温度過昇防止用バイ
    メタル板と温度制御用バイメタル板の動作温度の異なる
    二枚のバイメタル板を積層し、前記二枚のバイメタル板
    で、一つの接点を開閉することを特徴とする請求項2に
    記載のシートヒータ。
  4. 【請求項4】 温度過昇防止用バイメタル板は、温度制
    御用バイメタル板よりも動作時の反転力を大きくしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のシートヒータ。
  5. 【請求項5】 座席の座部および背部に採暖用ヒータを
    備え、前記背部の採暖用ヒータと補助ヒータを電気的に
    接続したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載のシートヒータ。
  6. 【請求項6】 サーモスタットと補助ヒータは、背部の
    ヒータユニットに配設したことを特徴とする請求項5に
    記載のシートヒータ。
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