JP6754100B2 - 籾摺機の脱ぷロール異常判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、籾摺(もみすり)機に係り、特に、籾摺機に使用する脱ぷロールの異常を判定する籾摺機の脱ぷロール異常判定装置に関する。
高速ロールと低速ロールからなる一対の脱ぷロールで籾米の脱ぷを行う籾摺機においては、脱ぷ作業の継続に伴って脱ぷロールのゴム部が次第に摩耗し、ロール周速度が下がることにより脱ぷ能力が低下するため、ゴム部の厚さが5mm程度になった時点で脱ぷロールを新品と交換している(特許文献1参照)。連続して大量の籾摺作業を行う農業施設等における大型の籾摺機(脱ぷロールの幅が10インチ程度)の場合、比較的高頻度で脱ぷロールを新品と交換する必要がある。
このような脱ぷロールの交換に際し、新品の脱ぷロールが一定の品質を備えたもの(いわゆる、純正品等)であれば何ら問題ないが、アジアの国々等においては、廉価な低品質の脱ぷロールを使用することも珍しくない。この廉価な脱ぷロールは、使用済の脱ぷロールの金属製ドラムを再利用し、該金属製ドラムの表面に廉価なゴム材を周設して形成されるため、脱ぷロールの表面が微妙に歪んでおり、真円状態でないものがほとんどである。
また、使用済の脱ぷロールを繰り返し使用することにより、籾摺機のロール取付体に嵌合する脱ぷロールの金属ドラムの取付用開口部が摩耗し、正確な位置決め(芯出し)が行えないこともある。
そのため、前記廉価な脱ぷロール(以下「リサイクルロール」という。)を使用すると、籾摺運転開始時に可動ロール(低速ロール)側の副軸支点軸を中心に振動する現象(いわゆる「振れ回り」)が生じ、脱ぷ率の低下や砕米の発生、更には脱ぷ部等の亀裂や破壊につながるおそれがある。
ところで、前記リサイクルロールの品質も様々であり、籾摺運転を一定時間継続することにより、ゴム部の歪や表面の凹凸が摩耗するに従って前記振れ回り現象が漸次収束し、その後は正常に使用できるものもある。
特開2014−208321
本発明は、上記問題点にかんがみ、籾摺運転を開始して所定の時間が経過するまでの間、連続して前記振れ回り現象が継続する脱ぷロールのみを異常とされる籾摺機の脱ぷロール異常判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、
主軸と該主軸に対して遠近に移動可能な副軸とにそれぞれ脱ぷロールを軸着してなる籾摺機であって、前記一対の脱ぷロールの脱ぷ作用によって生じる振動を検知する振動センサを前記主軸及び/又は副軸の軸受部に設け、前記脱ぷ作用が開始されてから前記脱ぷロールの表面の歪が消滅するまでの期間に対応する時間が経過するまでの間、前記振動センサが連続して設定強度以上の振動を検知したとき、前記脱ぷロールが異常であると判定される異常判定手段を設けたことを特徴とする。
上記籾摺機において、前記脱ぷロールの表面の歪が消滅するまでの期間に対応する時間は60分〜180分とすることが好ましい。
また、上記籾摺機は、前記脱ぷロール異常判定装置の異常判定手段により異常と判定された場合、強制的に脱ぷ作業を終了させる強制停止手段を備えてもよい。
本発明の籾摺機の脱ぷロール異常判定装置によれば、廉価な低品質な脱ぷロールを使用した場合であっても、一定時間使用することによって異常な振動が収束しない場合のみを異常と判定するので、真円度等が相当程度不良な脱ぷロールを長時間使用することによる未脱ぷ米や砕米の大量発生や、振動による脱ぷ部等の亀裂・破壊を防止することができる。
請求項2に記載された発明によれば、振動が収束するための時間を60〜180分としたので、国や地域の実情に応じて前記時間を適宜設定できる。
本発明の実施形態に係る籾摺機の全体を示し、脱ぷ部を露出した斜視図である。 同上の内部構造を示す概略正縦断面図である。 同上の各プーリ及び各プーリ間のベルトの掛け回しを示す背面図である。 同上の脱ぷ部を露出した正面図である(脱ぷロール非装着)。 同上の背面の一部拡大斜視図である。 移動軸受に装着した振動センサが検知したロール交換後3時間の振動速度を表す図である。 本発明の実施形態に係る籾摺機の異常判定装置を表すブロック図である。 同上のフロー図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る籾摺機の全体を示す斜視図であり(脱ぷロール非装着時)、図2は同上の内部構造を示す概略縦断面図であり(脱ぷロール装着時)、図3は同上のベルトの掛け回しを示す背面図である。
<籾摺機の全体>
図1乃至図3に示すように、籾摺機1の主要部は、複数の支柱2により支持された筐体内部に形成された風選経路にて脱ぷ米の選別を行う風選部3と、該風選部3の上部に載置され、一方を固定軸受に支持し、他方を固定軸受に対して遠近方向に移動可能な移動軸受に支持して、それぞれを互いに異なる周速度で、かつ、互いに反対方向(内側方向)に回転させる一対のゴムロール製脱ぷロール4,5を配設してなる脱ぷ部6と、該脱ぷ部6の上部に載置され、原料籾を貯留するとともに前記脱ぷ部6へ原料籾を供給する原料供給部7と、前記風選部3及び前記脱ぷ部6の一側部に設置され、前記風選部3で風選された籾殻などの比重の小さい異物や夾雑物などを風力により吸引除去するアスピレータ8と、から構成される。
<原料供給部>
図2に示されるように、前記原料供給部7には原料貯留部9が設けられ、その原料貯留部9の上部に原料供給口9aから投入された原料籾を貯留でき、該貯留部9の中間部には、貯留部9に貯留された原料籾を機内へ投入又は堰き止めるシャッター10が設けられている。貯留部9の一側に設けられたエアシリンダ11のオン・オフ制御により該シャッター10の開閉が制御される。シャッター10の下方には流量調節バルブ12が設けられる。図4に示されるように、該流量調節バルブ12の開度は調節つまみ13を回動することにより調節することができる。
前記流量調節バルブ12の下方には、後述の案内シュートへ原料籾を送る手段として、適宜駆動手段により回転する繰り込みロール14が設けられる。そして、流量調節バルブ12とこのバルブ12と対向して設けられた棚15との間で該繰り込みロール14が回転することによりブリッジが崩壊され、一定流量の原料籾を下方の脱ぷ部6に搬送することができる。そして、前記繰り込みロール14から落下する原料籾を後述の案内シュートに供給する供給樋16が設けられる。
前記供給樋16の先端下方には、前記繰り込みロール14から落下した原料籾を、脱ぷ部6の脱ぷロール4,5間に送り込むための案内シュート17が所定の傾斜角で設けられている。該案内シュート17はシュート枠18によって固持され、該シュート枠18の上端が支持軸19を中心に回動可能に取り付けられる一方、該シュート枠18の下端が調節ロッド20に嵌合され、機外に設けたハンドル21を回転することにより案内シュート17の傾斜角が調節される。前記案内シュート17の幅は、前記一対の脱ぷロール4,5と略等しい。
なお、前記案内シュート17の下端延長線と前記一対の脱ぷロール4,5の回転中心軸を結ぶ線が略垂直になるように構成すれば、原料籾が、回転する一対の脱ぷロール4,5に弾かれて原料籾の姿勢が乱れることが少なくなり、原料米が1〜2粒の層状に整然と脱ぷロール4,5の間隙に供給されるので、砕米の発生が抑えられるという効果がある。
<脱ぷ部>
前記脱ぷ部6は、一方の脱ぷロール4を遠近自在に回動する(図4において紙面左右方向)移動軸受22と、他方の脱ぷロール5を支持する固定軸受23とからなり、それぞれの脱ぷロール4,5は互いに異なる周速度で互いに内側方向に回転する構造である。前記移動軸受22は、座部25を介して回動可能に立設したロール開閉リンク26と、該ロール開閉リンク26下端に設けた支軸27と、前記ロール開閉リンク26中間部に設けた軸受部28と、該ロール開閉リンク26上端に設けたロール開閉機構29とから構成される。前記ロール開閉機構29は、ロール開閉リンク26上端のロール開閉支軸30と、該ロール開閉支軸30と連結したロール開閉用シリンダ31とから構成される。
そして、前記移動軸受22の軸受部28には、脱ぷロール支承軸32が支持され、該脱ぷロール支承軸32には一方の脱ぷロール4が軸着され、軸端部には大径プーリ34を軸着してVベルト56によって回転駆動するよう構成される。
なお、図面の煩雑さを避けるため、図5におけるロール開閉用シリンダ31は図2におけるロール開閉用シリンダ31とは反対側に設けた場合を示しているが、ロール開閉用シリンダ31がロール開閉機構29を開閉させる作用は同一である。
一方、前記固定軸受23は、座部35を介して立設した軸受部36に脱ぷロール支承軸37が支持される。そして、上記同様に、脱ぷロール支承軸37には他方の脱ぷロール5が軸着され、軸端部には小径プーリ39を軸着して前記Vベルト56によって回転駆動できる構成となっている。
図2に示されるように、脱ぷ部6の筐体6a内下部には漏斗状の集穀樋40,41が設けられ、これら集穀樋40,41の下方には、前記脱ぷロール4,5の直下にあって、擦落米を衝突させて衝撃を緩和させる緩衝板42が脱ぷロール4,5の全幅にわたって設けられる。また、前記筐体6a内上部一側壁には、脱ぷ処理によって舞い上がる塵埃等を吸引する吸引口43が設けられ、該吸引口43は吸引管44を介してアスピレータ8に連絡される。
<風選部>
前記風選部3の筐体3aの内部には、前記一対の脱ぷロール4,5によって脱ぷ作用を受けて落下する擦落米を案内する下り傾斜状の流下路45を設け、該流下路45から流下した擦落米の風選を行う上り傾斜状の風選路46を前記流下路45の直下に隣接して設ける。前記流下路45内には、流下路45を流下する擦落米の流路幅を拡幅させるための均分器47を設けるとともに、前記風選路46には、摺落米中の玄米が風選路46下流側に吸引されないよう下方に落下させるための複数の整流板48a,48bを配設し、さらに、前記風選路46の傾斜下端部には、摺落米の精選を行った後の精品となる玄米と脱ぷされなかった籾との混合粒を機外に排出する精品排出路49を設ける一方、同傾斜上端部は摺落米中の籾殻やその他夾雑物を前記アスピレータ8に搬送する籾殻排出路50を接続する。
<アスピレータ>
前記籾殻排出路50に接続するアスピレータ8は、鉛直方向上方に空気が流れる構造の吸引風路51からなり、該吸引風路51の下流側終端部には比重の小さい籾殻や夾雑物などを風力により吸引除去するための吸引ファン(図示せず)が接続される。
<脱ぷ部の回転駆動部>
次に、図3を参照して脱ぷ部6の回転駆動部について説明する。
前記脱ぷ部6の筐体6a上の一側には駆動モータ52が設置され、該駆動モータ52の回転力により前記脱ぷロール4,5が回転駆動される。詳述すれば、前記駆動モータ52の駆動軸52aに軸着されたモータプーリ53と、前記筐体6a上部中央に配設される中継プーリ54との間にVベルト55が巻回され、駆動モータ52からの回転力が、一たん前記中継プーリ54に中継された後、後述する各部へ伝達される。
すなわち、前記中継プーリ54と、移動側の脱ぷロール4の支承軸32に軸着された大径プーリ34と、固定側の脱ぷロール5の支承軸37に軸着された小径プーリ39との間はVベルト56が襷掛け状に巻回されており、これにより、脱ぷロール4,5を互いに異なる周速度で、かつ、互いに内側方向に回転させるよう構成される。そして、テンションプーリ60をエアシリンダ61によって回動させることにより、前記Vベルト56の張力が調整される。
前記中継プーリ54には、同軸上に小径の中継プーリ57も軸着されており、この中継プーリ57と繰り込みロール用プーリ58との間にVベルト59を巻回させることにより、繰り込みロール14を常時回転させることができる。前記Vベルト59はテンションプーリ24によって張力が調整される。
<脱ぷロールの交換>
脱ぷ作業により前記脱ぷロール4,5が摩耗してくると、次第に脱ぷ率が低下するので、適宜、脱ぷロール4,5を新品のものと交換する。脱ぷロール4,5の交換に際しては、移動軸受22及び固定軸受23をそれぞれ支持する座部25,35を、これら座部25,35をそれぞれ貫通するガイド軸25a,35aと共に前方側へ引き出すとともに、脱ぷロール支承軸32,37から移動軸受22及び固定軸受23の各軸受部28,36を引き抜き、次いで、前記各ガイド軸25a,35aを中心に前記各座部25,35をチューリップ状に回動させることで前記各軸受部28,36を互いに遠ざけ、各脱ぷロール支承軸32,37から脱ぷロール4,5を順次取り外し、新品の脱ぷロールと交換する。
<振動センサ>
図5は脱ぷ部6の背面側の斜視図であり、移動側支承軸32に軸着した大径プーリ34、固定側支承軸37に軸着した小径プーリ39及びVベルト55,56,59を装着していない状態を示している。前記移動側支承軸32の移動軸受22には振動センサ62を略水平方向に向けて螺着する。前記振動センサ62は、移動軸受22における振動の大きさ(振動速度や変位)を測定できる一般的な振動計であって、種々のタイプの振動計から適宜選択できる。また、本実施形態においては、固定軸受23にも振動センサ63を下方(鉛直方向)に向けて螺着してあるが、前記移動軸受22側のみでもよい。
前記振動センサ62,63は、信号処理手段(図示せず)を介して異常判定手段64に接続される(図7参照)。前記異常判定手段64は、前記振動センサ62,63で検出された振動速度や変位の振動データを基に異常判定を行う(図8参照)。そして、前記異常判定手段65は警報手段65に接続されるとともに、警報手段65は更に強制停止手段に接続され、前記異常判定手段65で異常と判定された際に異常発生をランプやスピーカ等で報知するとともに、一定時間、前記異常報知状態が継続された場合にロール開閉用シリンダ31を駆動させて移動軸受22を移動させ、可動側の脱ぷロール4を固定側の脱ぷロール5から遠ざけることにより、強制的に脱ぷ作業を終了させるよう構成される。
なお、前記強制停止手段は、脱ぷロール4,5を回転させる駆動モータ52を緊急停止させたり、エアシリンダ11を駆動させてシャッター10を閉じるよう構成してもよい。
ここで、脱ぷロールのゴム表面に凹凸等のない正常な状態での脱ぷロールによる脱ぷ作業時で発生する振動速度は15mm/s(変位0.3mm)以下であることが実験により確認されている。
一方、リサイクルロールを装着した10インチ型の籾摺機において、固定側支承軸37を毎分1200回転及び移動側支承軸32を毎分900回転とし、原料籾(長粒種)を時間当たり5トンの流量で供給して籾摺機1の脱ぷ運転を開始した場合、図6に示すように、運転開始直後の振動速度(振動強度)は26mm/sであり、このときの脱ぷ率が83.2%、砕米率が16.4%であった。そして、運転開始から1時間経過すると、振動速度が11.8mm/sに減少し、そのときの脱ぷ率が90.9%、砕米率が16.0%であり、さらに、運転開始後2時間30分経過すると、振動速度が10.5mm/sに減少し、そのときの脱ぷ率が92.1%、砕米率が15.6%であり、運転開始義3時間後の振動速度は10.7mm/sであった。
これにより、いわゆるリサイクルロールであっても、ロール交換して脱ぷ運転開始後1時間経過すると振動が徐々に小さくなり、脱ぷ作用が安定するロールがあることが分かる。
前記知見に基づき、前記異常判定手段64では、振動速度15mm/sを上限の閾値Tとなし、該閾値Tと前記振動センサ62,63で検出された振動検出値とを比較し、最短の場合で1時間、最長の場合で3時間、それぞれ前記振動速度が連続して15mm/s以上である場合に異常であると判定するよう設定される。
なお、前記振動速度に代えて変位が0.3mm以上の場合を異常と判定するように設定してもよい。

本発明は、ゴムロール式脱ぷロールを使用する籾摺機であって、特に、日常的にリサイ
クルロールが使用される国・地域において、劣悪な脱麩ロールを長時間使用し続けることによる製品玄米の品質低下や本機の破損事故を防止するうえで有用である。
1 籾摺機
2 支柱
3 風選部
4 脱ぷロール
5 脱ぷロール
6 脱ぷ部
7 原料供給部
8 アスピレータ
9 原料貯留部
10 シャッター
11 エアシリンダ
12 流量調節バルブ
13 調節つまみ
14 繰り込みロール
15 棚
16 供給樋
17 案内シュート
18 シュート枠
19 支持軸
20 調節ロッド
21 ハンドル
22 移動軸受
23 固定軸受
25 座部
26 ロール開閉リンク
27 支軸
28 軸受部
29 ロール開閉機構
30 ロール開閉支軸
31 ロール開閉用シリンダ
32 脱ぷロール支承軸
34 大径プーリ
35 座部
36 軸受部
37 脱ぷロール支承軸
39 小径プーリ
40 集穀樋
41 集穀樋
42 緩衝板
43 吸引口
44 吸引管
45 流下路
46 風選路
47 均分器
48a 整流板
48b 整流板
49 精品排出路
50 籾殻排出路
51 吸引風路
52 駆動モータ
53 モータプーリ
54 中継プーリ
55 Vベルト
56 Vベルト
57 中継プーリ
58 繰り込みロール用プーリ
59 Vベルト
60 テンションプーリ
61 エアシリンダ
62 振動センサ
63 振動センサ
64 異常判定手段
65 警報手段
66 停止手段













































Claims (6)

  1. 主軸と該主軸に対して遠近に移動可能な副軸とにそれぞれ脱ぷロールを軸着してなる籾摺機であって、前記一対の脱ぷロールの脱ぷ作用によって生じる振動を検知する振動センサを前記主軸及び副軸の少なくとも一方の軸受部に設け、前記脱ぷ作用が開始されてから前記脱ぷロールの表面の歪が消滅するまでの期間に対応する時間が経過するまでの間、前記振動センサが連続して設定強度以上の振動を検知したとき、前記脱ぷロールが異常であると判定される異常判定手段を設けたことを特徴とする籾摺機の脱ぷロール異常判定装置。
  2. 前記脱ぷロールの表面の歪が消滅するまでの期間に対応する時間は60分〜180分としてなる請求項1の籾摺機の脱ぷロール異常判定装置。
  3. 請求項1に記載の脱ぷロール異常判定装置を備えた籾摺機。
  4. 請求項2に記載の脱ぷロール異常判定装置を備えた籾摺機。
  5. 前記脱ぷロール異常判定装置の異常判定手段により異常と判定された場合、強制的に脱ぷ作業を終了させる強制停止手段を備えた請求項3に記載の籾摺機。
  6. 前記脱ぷロール異常判定装置の異常判定手段により異常と判定された場合、強制的に脱ぷ作業を終了させる強制停止手段を備えた請求項4に記載の籾摺機。
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