JP6749820B2 - 頂部サポート - Google Patents
頂部サポート Download PDFInfo
- Publication number
- JP6749820B2 JP6749820B2 JP2016186661A JP2016186661A JP6749820B2 JP 6749820 B2 JP6749820 B2 JP 6749820B2 JP 2016186661 A JP2016186661 A JP 2016186661A JP 2016186661 A JP2016186661 A JP 2016186661A JP 6749820 B2 JP6749820 B2 JP 6749820B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- side wall
- tank
- wall surface
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
従来では、上記回転を抑制するため、側壁の外壁面にアンカーボルトを埋め込んでH鋼などの鉄骨鋼材を接合し、この鉄骨鋼材と頂部サポートとを連結していた。この構成によれば、上記回転を抑えようとする反力が鉄骨鋼材及びアンカーボルトを介して側壁の外壁面に伝わり、上記回転を抑えることができる。しかしながら、この構成では、側壁の外壁面に、アンカーボルトのせん断荷重が大きく作用するため、アンカーボルトを多数埋め込まなければならなかった。
したがって、本発明では、壁の頂部を支点とした回転を抑制するのに必要なアンカーボルトの本数を削減することができる。
本手法では、先ず、図1に示すように、略円板状の基礎版1を構築する。基礎版1の外周縁部には、内槽アンカーストラップ4を埋設する。また、基礎版1の外周縁部には、側壁2(壁)を構築する。側壁2は、内壁面2a(一方の壁面)に複数の外槽側板3が配列されてなるPC壁である。
本手法では、図3に示すように、内槽側板9の最下段を、第1の構造物9aとは別にアニュラー部13上に組み立てる。門型架台10の解体後、内槽側板9の最下段をアニュラー部13上に載置したら、隣り合う内槽側板9同士を溶接し、全体で円筒状になるように周方向に繋ぎ合わせ、第2の構造物9bを組み立てる。第2の構造物9bを組み立てたら、基礎版1に設置された内槽アンカーストラップ4を取り付ける。また、側壁2の外部には、昇降階段23を設ける。また、側壁2の内側に、ポンプバレル25を搬入する。
次に、本手法では、図4に示すように、第1の構造物9aをジャッキダウンし、第1の構造物9aの下端部を第2の構造物9bの上端部に降ろし、第1の構造物9aと第2の構造物9bとを溶接し、内槽30を組み立てる。本手法では、ジャッキアップ装置19による内槽30の組み立てから、内槽30の最下段の組み立てを分離し、内槽30の最下段である第2の構造物9bのアニュラー部13上への固定を前倒しで行っている。したがって、本手法では、例えば1カ月程度かかる内槽30のアニュラー部13上への固定がクリティカルパスとならず、従来手法よりも工期の短縮化を図ることができる。
内槽30が完成したら、外槽屋根22は、不図示の連結材による内槽屋根14との連結を解除し、最上段まで組み立てられた側壁2の上端部に据え付ける。また、外槽屋根22に屋根階段24を設ける。また、ポンプバレル25を設置する。また、ジャッキアップ装置19を撤去する。
その後、側壁2の緊張工事を行う。そして、工事口8の閉鎖後、水張りをして耐圧・気密試験を実施する。最後に、内槽30と側壁2との間の内外槽間15に保冷材44を配置し、また、内槽屋根14と外槽屋根22の間にも保冷材44を配置して保冷工事を行い、塗装工事、配管保冷工事を経てLNGタンク50が構築される。
頂部サポート100は、図6に示すように、側壁2の頂部2Aに設置され、側壁2の内壁面2a側でジャッキアップ装置19を支持するものである。頂部サポート100は、アンカーボルト101と、ベースプレート102と、サポート本体103と、を有する。
ベースプレート102は、側壁2の外壁面2bに複数のアンカーボルト101を介して取り付けられている。このベースプレート102には、ロッド連結部102aが接合されている。
台座部110は、側壁2の頂部2Aに複数のアンカーボルト108を介して固定されている。この台座部110は、I形鋼などの鉄骨鋼材から形成できる。アンカーボルト108は、側壁2の頂部2Aに対し垂直(鉛直方向)に複数埋め込まれ、台座部110の下部フランジを側壁2の頂部2Aに固定する。
頂部サポート100は、側壁2の頂部2Aに設置され、側壁2の内壁面2a側でジャッキアップ装置19を支持する。サポート本体103の柱部130には、ジャッキアップ装置19を支持する支持部105が取り付けられており、サポート本体103は、支持部105に荷重Fを受ける。そうすると、側壁2の頂部2Aを支点としたモーメントが発生し、サポート本体103は、側壁2の内壁面2a側に向かって回転し(倒れ)ようとする。
なお、第3の連結部170では、撓みの影響は少ないため、ロッドではなく鉄骨鋼材としており、これによりコストを削減することができる。
2A 頂部
2a 内壁面(一方の壁面)
2b 外壁面(他方の壁面)
14 内槽屋根(タンクの屋根)
19 ジャッキアップ装置(物体)
22 外槽屋根(タンクの屋根)
50 LNGタンク
60 揚体
100 頂部サポート
101 アンカーボルト
102 ベースプレート
103 サポート本体
103A 頂部
120 第1の梁部(梁部)
140 第2の梁部
150 第1の連結部(連結部)
153 長さ調節部
160 第2の連結部
163 長さ調節部
170 第3の連結部
Claims (7)
- 壁の頂部に設置され、前記壁の一方の壁面側で物体を支持する頂部サポートであって、
前記壁の他方の壁面に埋め込まれたアンカーボルトと、
前記アンカーボルトに取り付けられたベースプレートと、
前記壁の頂部に立設し、前記物体を支持するサポート本体と、を有し、
前記サポート本体は、
前記壁の他方の壁面側に張り出す梁部と、
前記梁部と前記ベースプレートとを連結する連結部と、を有する、ことを特徴とする頂部サポート。 - 前記連結部は、長さ調節部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の頂部サポート。
- 前記サポート本体は、
前記梁部よりも上方で、前記壁の他方の壁面側に張り出す第2の梁部と、
前記梁部と前記第2の梁部とを連結する第2の連結部と、
前記第2の梁部と前記サポート本体の頂部とを連結する第3の連結部と、を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の頂部サポート。 - 前記第2の連結部は、長さ調節部を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の頂部サポート。
- 前記第3の連結部は、鉄骨鋼材である、ことを特徴とする請求項3または4に記載の頂部サポート。
- 前記物体は、ジャッキアップ装置である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の頂部サポート。
- 前記壁は、タンクの側壁であり、
前記ジャッキアップ装置は、前記タンクの屋根を含む揚重物を吊り上げる、ことを特徴とする請求項6に記載の頂部サポート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016186661A JP6749820B2 (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 頂部サポート |
TW106132617A TWI675956B (zh) | 2016-09-26 | 2017-09-22 | 頂部支撐件 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016186661A JP6749820B2 (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 頂部サポート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018053430A JP2018053430A (ja) | 2018-04-05 |
JP6749820B2 true JP6749820B2 (ja) | 2020-09-02 |
Family
ID=61835314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016186661A Active JP6749820B2 (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 頂部サポート |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6749820B2 (ja) |
TW (1) | TWI675956B (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026762A (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-09 | 川崎重工業株式会社 | タンク屋根作業装置 |
US5899039A (en) * | 1998-01-23 | 1999-05-04 | Chicago Bridge & Iron Company | Method for installing a suspended ceiling in a storage tank |
JP6127459B2 (ja) * | 2012-11-12 | 2017-05-17 | 株式会社Ihi | 円筒型タンクの構築方法 |
JP6319869B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2018-05-09 | 株式会社Ihi | 円筒型タンクの構築方法 |
JP6106539B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-04-05 | 株式会社Ihi | 円筒型タンクの構築方法 |
-
2016
- 2016-09-26 JP JP2016186661A patent/JP6749820B2/ja active Active
-
2017
- 2017-09-22 TW TW106132617A patent/TWI675956B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI675956B (zh) | 2019-11-01 |
TW201816244A (zh) | 2018-05-01 |
JP2018053430A (ja) | 2018-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2611091C2 (ru) | Способ строительства цилиндрического резервуара | |
JP5732527B2 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
WO2014073240A1 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
JP6202729B2 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
TW201632699A (zh) | 圓筒型槽的建構方法 | |
WO2014208660A1 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
JP6749820B2 (ja) | 頂部サポート | |
JP6018865B2 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
JP6971761B2 (ja) | タンクの構築方法 | |
JP6889045B2 (ja) | 頂部サポート、頂部サポートシステム及びタンクの構築方法 | |
JP2018066232A (ja) | 埋込金物及びタンクの構築方法 | |
JP2019078051A (ja) | タンク及びタンクの構築方法 | |
WO2017043622A1 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
WO2014208672A1 (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
JP7027118B2 (ja) | タンク用ジャッキサポート及びタンクの構築方法 | |
TWI620861B (zh) | 圓筒型槽之建構方法 | |
JP6756558B2 (ja) | タンクの構築方法 | |
TWI608153B (zh) | 圓筒型槽的建構方法 | |
JP2018127860A (ja) | タンクの構築方法 | |
JP2019070295A (ja) | タンクの構築方法 | |
JP2016098508A (ja) | 円筒型タンクの構築方法 | |
JP2019070294A (ja) | タンクの構築方法及びタンク |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160927 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181109 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190614 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20191128 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20191206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200624 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6749820 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |