JP7027118B2 - タンク用ジャッキサポート及びタンクの構築方法 - Google Patents
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一方で、上記従来手法では、ジャッキロッドのストローク分、揚体をジャッキアップしたら、吊側のジャッキポイント(支持位置)を順次上方に盛り替えていく。この際、当該張り出し部が揚体と干渉する虞があるため、当該張り出し部を、例えばガス切断機等を用いて撤去するが、強度を高めた張り出し部の撤去は容易ではなく、この張り出し部の撤去に時間を要していた。
したがって、本発明では、ジャッキアップ装置を支持する張り出し部の強度を高めつつ、張り出し部の撤去に要していた時間を削減し、工期のさらなる短縮を図ることができる。
本手法では、先ず、図1に示すように、略円板状の基礎版1を構築する。基礎版1の外周縁部には、内槽アンカーストラップ4を埋設する。また、基礎版1の外周縁部には、外槽2を構築する(外槽構築工程)。この外槽2は、内壁面2aに複数の外槽側板3(側板)が配設されてなるPC壁である。
本手法では、図3に示すように、内槽側板9の最下段を、第1の構造物9aとは別にアニュラー部13上に組み立てる。門型架台10の解体後、内槽側板9の最下段をアニュラー部13上に載置したら、隣り合う内槽側板9同士を溶接し、全体で円筒状になるように周方向に繋ぎ合わせ、第2の構造物9bを組み立てる。第2の構造物9bを組み立てたら、基礎版1に設置された内槽アンカーストラップ4を取り付ける。また、外槽2の外部には、昇降階段23を設ける。また、外槽2の内側に、ポンプバレル25を搬入する。
次に、本手法では、図4に示すように、第1の構造物9aをジャッキダウンし、第1の構造物9aの下端部を第2の構造物9bの上端部に降ろし、第1の構造物9aと第2の構造物9bとを溶接し、内槽30を組み立てる。本手法では、ジャッキアップ装置19による内槽30の組み立てから、内槽30の最下段の組み立てを分離し、内槽30の最下段である第2の構造物9bのアニュラー部13上への固定を前倒しで行っている。したがって、本手法では、例えば1カ月程度かかる内槽30のアニュラー部13上への固定がクリティカルパスとならず、従来手法よりも工期の短縮化を図ることができる。
内槽30が完成したら、外槽屋根22は、不図示の連結材による内槽屋根14との連結を解除し、最上段まで組み立てられた外槽2の上端部に据え付ける。また、ジャッキアップ装置19を撤去する。また、外槽屋根22に屋根階段24を設ける。また、ポンプバレル25を設置する。
その後、外槽2の緊張工事を行う。そして、工事口8の閉鎖後、水張りをして耐圧・気密試験を実施する。最後に、内槽30と外槽2との間の内外槽間15に保冷材44を配置し、また、内槽屋根14と外槽屋根22の間にも保冷材44を配置して保冷工事を行い(保冷材配置工程)、塗装工事、配管保冷工事を経てLNGタンク50が構築される。
中間ジャッキサポート100は、図6に示すように、外槽2に設けられ、ジャッキアップ装置19を支持する。
上述したように、本手法の内槽構築工程においては、外槽2の側壁に中間ジャッキサポート100を設置し、中間ジャッキサポート100にジャッキアップ装置19を支持させ、ジャッキアップ装置19による揚体60の上昇と、上昇した揚体60の下側への内槽側板9の溶接と、を交互に繰り返して内槽30を構築する。
2a 内壁面(壁面)
3 外槽側板(側板)
3a 側板本体
3a1 開口部
5 コンクリート
9 内槽側板
19 ジャッキアップ装置
19a ジャッキ本体
19b ジャッキロッド
20 座金
30 内槽
50 LNGタンク(タンク)
60 揚体
70 吊側架台(吊架台)
76 回動軸
100 中間ジャッキサポート(タンク用ジャッキサポート)
110 ベースプレート
111 アンカーボルト
111A 第1のアンカーボルト
111B 第2のアンカーボルト
113 ナット
120 張り出し部
121 支持部
121a 取付孔
122 脚部
130 掛止部
Claims (6)
- 側壁に設けられ、ジャッキアップ装置を支持するタンク用ジャッキサポートであって、
前記側壁に沿って配設されたベースプレートと、
前記ベースプレートから張り出した張り出し部と、を有し、
前記張り出し部は、
前記ジャッキアップ装置を支持する支持部と、
前記支持部と前記ベースプレートとの間を接続する複数の脚部と、を有し、
前記複数の脚部は、前記支持部から前記ベースプレートに向かうに従って互いの間隔が漸次大きくなるように一対で設けられている、
ことを特徴とするタンク用ジャッキサポート。 - 前記ジャッキアップ装置の高さ方向の位置を位置決めすると共に、前記支持部の上方で、前記ジャッキアップ装置が回動可能に掛止する掛止部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のタンク用ジャッキサポート。
- 前記ジャッキアップ装置は、
ジャッキ本体と、
前記ジャッキ本体の作動によりストロークするジャッキロッドと、を有し、
前記ジャッキロッドは、座金を介して吊架台に連結され、
前記支持部は、前記吊架台を介して前記ジャッキアップ装置を支持する、ことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のタンク用ジャッキサポート。 - コンクリート製の外槽の側壁を構築する外槽構築工程と、
前記外槽の側壁にジャッキサポートを設置し、前記ジャッキサポートにジャッキアップ装置を支持させ、前記ジャッキアップ装置による揚体の上昇と、前記上昇した揚体の下側への内槽側板の溶接と、を交互に繰り返して内槽を構築する内槽構築工程と、を有するタンクの構築方法であって、
前記ジャッキサポートとして、請求項1~3のいずれか一項に記載のタンク用ジャッキサポートを使用する、ことを特徴とするタンクの構築方法。 - 前記内槽構築工程は、
前記ジャッキアップ装置の支持位置を上方に変更する支持位置変更工程と、
前記支持位置変更工程の後、前記ジャッキアップ装置を支持していた前記ジャッキサポートの張り出し部を除去する張り出し部除去工程と、を有する、ことを特徴とする請求項4に記載のタンクの構築方法。 - 前記張り出し部除去工程では、前記複数の脚部を切断する、ことを特徴とする請求項5に記載のタンクの構築方法。
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JP5791232B2 (ja) | 2010-02-24 | 2015-10-07 | 三菱重工航空エンジン株式会社 | 航空用ガスタービン |
JP5941571B2 (ja) | 2008-06-05 | 2016-06-29 | オプティス ワイヤレス テクノロジー エルエルシー | セルラ通信システムにおける方法および装置 |
JP2017053183A (ja) | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 株式会社Ihi | 円筒型タンクの構築方法 |
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