JP6749716B2 - 新規な化合物半導体及びその活用 - Google Patents

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Description

関連出願との相互引用
本出願は、2017年3月15日付韓国特許出願第10−2017−0032641号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は、優れた電気伝導度と共に向上した熱電性能指数を有し、熱電変換素子の熱電変換材料、太陽電池などのように多様な用途に活用できる新規な化合物半導体及びその製造方法と用途に関する。
化合物半導体は、シリコンやゲルマニウムのような単一元素でない2種以上の元素が結合して半導体として動作する化合物である。このような化合物半導体は、現在多様な種類が開発されて多様な分野に使用されている。代表的に、ペルチェ効果(Peltier Effect)を用いた熱電変換素子、光電変換効果を用いた発光ダイオードやレーザダイオードなどの発光素子、または太陽電池などに化合物半導体が用いられ得る。
この中で熱電変換素子は、熱電変換発電や熱電変換冷却などに適用されるが、熱電変換発電は、熱電変換素子に温度差をおくことによって発生する熱気電力を用いて熱エネルギを電気エネルギに変換させる発電形態である。このような熱電変換素子のエネルギ変換効率は、熱電変換材料の性能指数値であるZTに依存する。ここで、ZTはゼーベック(Seebeck)係数、電気伝導度及び熱伝導度などに応じて決定されるが、より具体的にはゼーベック係数の自乗及び電気伝導度に比例し、熱伝導度に反比例する。したがって、熱電変換素子のエネルギ変換効率を上げるために、ゼーベック係数または電気伝導度が高いか、熱伝導度が低い熱電変換材料の開発が必要である。
結晶学的に立方型Im3の空間群に属する単位格子を有する2元系スクッテルダイト(skutterudite)構造は高いZT値を有するための条件を満たす物質として知られている。スクッテルダイト構造は、単位格子の中に8個のTX3グループに32個の原子を含むだけでなく、比較的に単位格子が大きいため格子熱伝導度の減少による熱伝特性の向上が可能な格子構造である。この時、前記Tは、遷移元素としてCo、Rh、Irなどの元素が占有し、Xはニコゲン(nicogen)元素としてP、As、Sb元素が占有する。
しかし、2元系スクッテルダイトは相対的に高い格子熱伝導度に起因した低効率の熱伝特性を示す。これを改善するために、スクッテルダイト単位格子の中に存在する2個の空隙(void)にフィラー(filler)としてラトラー原子(rattler atom)を充填(filling)してラットリング(rattling)効果を誘発させることによって、格子熱伝導度を減少させる方法、または元素の一部をドーピング元素に置換してバンド調節(band engineering)、質量変動(mass fluctuation)などを形成し、正孔キャリアの濃度調節及び格子散乱を誘導して熱電性能指数を改善する方法などが研究されている。
物質の熱伝導度の低下に影響を与える多様なフィラーが提案されているが、優れた熱伝特性を示すラトラー原子の原価が非常に高く、かつ酸化にぜい弱であるため工程コストが追加され、またこれらを用いた熱伝物質は高温で不安定性が示されるので、発電用熱電モジュールの耐久性を低下させる。
したがって、ラトラー原子の含有量を減らして原価を節減し、かつこれを補完できる新たなラトラー原子の追加により高温で安定的でかつ高いZT値を維持できるスクッテルダイトの開発が求められている。
本発明の目的は、優れた電気伝導度と共に向上した熱電性能指数を有し、熱電変換素子の熱電変換材料、太陽電池の光吸収層材料などのように多様な用途に活用できる新規な化合物半導体及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記した化合物半導体を含む熱電変換素子を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明者は化合物半導体に関する研究を重ねた結果、下記の化学式1で表される化合物半導体の合成に成功して、この化合物が熱電変換素子の熱電変換材料や太陽電池の光吸収層などに使用できることを確認して本発明を完成した。
以下、本発明の好ましい実施例について詳しく説明する。これに先立ち、本明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は、通常的であるか辞典的な意味に限定して解釈されず、発明者は自身の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できる原則に立って本発明の技術的な思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
したがって、本明細書に記載された実施例に示された構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎないだけであり、本発明の技術的な思想を全て代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替できる多様な均等物と変形例が存在し得ることを理解しなければならない。
本発明の一実施例によれば、下記の化学式1で表される新規な化合物半導体を提供する:
〔化学式1〕
CoSb12−y−zSn
前記化学式1において、
QはO、Se及びTeのうちの少なくとも一つを含み、
x、y、及びzは各元素のモル比率を意味し、0<x≦1、0<y<12、0<z<12、0<y+z<12及びy≧3xである。
前記化学式1において、Sは硫黄(sulfur)元素を表わす元素記号であり、Coはコバルト(cobalt)元素を表わす元素記号であり、Sbはアンチモン(antimony)元素を表わす元素記号であり、Snは錫(tin)元素を表わす元素記号であり、Qは酸素(oxygen)、セレニウム(selenium)、及びテルリウム(tellurium)からなる群より選ばれた1種以上のカルコゲン元素の代わりの意味として使用された。
また、前記化学式1において、xは硫黄(S)元素の相対的なモル比率、yは酸素(O)、セレニウム(Se)、及びテルリウム(Te)からなる群より選ばれた1種以上の元素(Q)の相対的なモル比率、そしてzは錫(Sn)元素の相対的なモル比率を意味する。
前記のように本発明の一実施例による化学式1の化合物半導体は、Sb(antimony)の位置にカルコゲン元素Qと、Snが同時に置換されたCo−Sb系n−タイプスクッテルダイトに、フィラーとしてSが充填されたものである。このように、Sb位置にQ2−が置換されることによって、n−タイプキャリア(n−type carrier)が増加し、これによって電気的特性が向上され得る。また、スクッテルダイト格子内に存在する空隙空間にSが充填されて振動(vibration)などをすることによって、フォノン散乱(phonon scattering)が起こり、その結果として格子熱伝導度(lattice thermal conductivity)が減少し、これによって熱電性能指数が向上できる。また、Sb位置にSnが置換されて格子を成す質量(mass)の差が発生し、これによってフォノン散乱が起きるので、格子熱伝導度がさらに減少できる。そのために取り扱いが難しくかつ高コストのラトラー原子を使用する従来のスクッテルダイト系熱伝材料の限界を解消し、高温で安定的でかつ高いZT値を維持できる。
また、このようなSの充填と、カルコゲン元素Q及びSnの置換による効果は、半導体化合物内の含有量の最適化によりさらに増加できる。
具体的に、前記化学式1の化合物半導体において、Sは高い電気陰性(electronegative)を表す充填元素であって、Sbと極性共有結合を形成し、新たな振動モード(new vibration mode)が生成されて格子熱伝導度を低くする役割を果たす。特にSの充填による格子熱伝導度の減少効果は従来のSn充填時に比べても顕著である。また、Sは高温でも酸化に対する安定性が高いため、工程コストを最少化し、かつ熱電モジュール内で耐久性を向上させることができる。
このようなSは、前記化学式1の化合物半導体を構成する構成元素に対する相対的なモル比であるxの値、0<x≦1で含まれ得る。xが1を超える場合、SがCo−Sb格子内部の空の空間に位置できない状態で2次相を形成する恐れがあり、その結果、前記化学式1の化合物半導体の熱伝導度が急激に増加することによって、熱電性能が減少し得る。S充填による改善効果の優秀性を考慮する時、Sは具体的に0.01≦x<1、より具体的には0.1≦x≦0.5、よりさらに具体的には0.1≦x≦0.2のモル比で含まれ得る。
また、前記化学式1の化合物半導体において、QはSb位置に置換されて導入時のキャリア濃度(carrier concentration)を増加させて前記化学式1の化合物半導体の電気的特性をさらに向上させ得る。前記Qは、具体的にO、SeまたはTeの単一元素を含んだり、または前記した元素中の2以上を含み得、改善効果の優秀性を考慮する時より具体的にはSeまたはTeの単一元素を含み、この中でもより具体的にはTeを含み得る。
このようなQは、前記化学式1の化合物半導体を構成する構成元素に対する相対的なモル比であるyの値、具体的には0<y<12で含まれ得る。Qのモル比yが12以上である場合、空隙空間を有しているスクッテルダイト相が形成されない恐れがあり、yが0である場合、化合物半導体の電気的特性の改善効果が得られない。Q元素の含有量制御による改善効果の優秀性を考慮する時前記Qはより具体的には0<y≦1、よりさらに具体的には0.6≦y≦0.8の含有量で含まれ得る。
また、前記化学式1の化合物半導体において、SnはS−充填されたスクッテルダイト(S−filled skutterudite)のSb位置に置換されて導入されることによって、格子熱伝導度を減少させ、その結果として熱電性能指数を向上させ得る。
前記Snは、前記化学式1の化合物半導体を構成する構成元素に対する相対的なモル比であるzの値、具体的には0<z<12で含まれ得る。zが12を超える場合、格子熱伝導度のバウンディング(bounding)発生の恐れがあり、zが0である場合、格子熱伝導度の減少及びこれに伴う熱電性能指数の向上効果が得られない。Sn置換量制御による半導体化合物の改善効果の優秀性を考慮する時、Snはより具体的には0<z≦0.2の含有量であり、よりさらに具体的には0.05≦z≦0.2であり得る。
また、前記化学式1の化合物半導体において、Qの含有量は、Sの充填量及びSn量に影響を与え、Sの充填と共にSnの置換による十分な格子熱伝導度の減少効果を得るためには前記した含有量範囲の条件下でSの充填量と、Q及びSnの置換量が共に制御されることが好ましい。
具体的に、Sの充填のためにはSはドーピング(doping)の概念で該当組成が構成されるが、この時Sの含有量xと、元素Qの含有量yはy≧3xの条件を満たさなければならない。y<3xの場合、Sが安定的に空隙に存在できないため、他の組成形成により安定相として存在しようとする傾向を表すが、この時CoSSbのような2次相が形成されて添加されたSが完全に充填されない結果を招いて、また格子熱伝導度の減少が十分でなくなる。
また、Snの置換による十分な格子熱伝導度の減少効果を得るためには、Snの置換量が所定水準以上でなければならず、Snの置換は、格子熱伝導度の減少と共にp−タイプキャリア(p−type carrier)の増加を招いて電気的特性を減少させるため、Snの置換によるp−タイプキャリアの増加が一定水準以上になると、これを相殺させるためにQの含有量がさらに増加しなければならない。そのために、前記化学式1の化合物半導体において、Sの充填と共にSnの置換による十分な格子熱伝導度の減少効果を得るためには具体的に0<y+z<1である時y≧3xであり、1≦y+z<12である時y=3x+zであり得、より具体的にはy>3xであり得る。
一方、前記化学式1で表される化合物半導体には、2次相が一部含まれ得、その量は熱処理条件に応じて変わり得る。
このような本発明の一実施例による化学式1の化合物半導体は、S、Co、Sb、Q元素(QはO、Se及びTeのうちの少なくとも一つの元素を含む)及びSnを混合し、前記化学式1における化合物組成を満たすように混合して混合物を準備する段階(段階1)と、前記混合物を熱処理する段階(段階2)を含む製造方法によって製造され得る。そのために本発明のまた他の一実施例によれば、前記した化合物半導体の製造方法が提供される。
以下、各段階別に詳しく説明すると、本発明の一実施例による化合物半導体の製造のための段階1は、化合物半導体を構成する構成成分の混合段階である。
前記混合は、それぞれの構成成分を前記した含有量比を条件として混合することを除いては通常の方法により行われ得る。
また、各構成成分の混合は、前記化学式1における化合物組成を満たすように行われ得る。
一般に化合物半導体に対するSの充填時、Sを単独で充填させることは難しく、特にSnが置換される場合、n−タイプキャリアが減少するため、Sの充填はさらに難しい。反面、TeをはじめとするQ元素の置換はn−タイプキャリアを増進させる。そのために、本発明ではSnの置換量だけQ元素の置換量を増加させてn−タイプキャリアの減少を防ぎ、Sの充填を可能にする。具体的に、S、Q及びSnのモル比をそれぞれx、y、zという時、0<x≦1、0<y<12、0<z<12、0<y+z<12及びy≧3xの条件を満たすようにS、Q及びSnが使用され得、Sの充填と共にSnの置換による十分な格子熱伝導度の減少効果を得るためには3x<yであり得、より具体的には0<y+z<1である時y≧3xであり、1≦y+z<12である時y=3x+zの含有量で使用され得る。
また、前記混合物形成段階で混合する各原料は粉末形態であり得るが、本発明は必ずこのような混合原料の特定形態によって制限されない。
次に、本発明の一実施例による化合物半導体の製造のための段階2は、段階1で準備した混合物を熱処理する段階である。
前記熱処理は、真空状態で行われるか;または水素を含んでいるか若しくは水素を含まないAr、HeまたはNなどの不活性気体を流しながら行われ得る。
この時、熱処理温度は400℃〜800℃であり得る。熱処理温度が400℃未満であれば、半導体化合物の形成反応が十分に起きない恐れがあり、また800℃を超えるとき、副反応発生による半導体化合物の特性低下の恐れがある。より具体的には前記熱処理温度は450℃〜700℃、よりさらに具体的には500℃〜700℃であり得る。
一方、前記熱処理段階は、1段階で行われ得、または2段階以上の多段階で行われ得る。例えば、2段階で行われるとき、段階1で準備した混合物に対して、400℃〜600℃の第1温度で1次熱処理を行った後、600℃〜800℃の第2温度で2次熱処理を行うこともできる。
また、前記複数の熱処理段階のうちの一部の熱処理段階は、原料を混合する前記混合物の形成段階で行われ得る。例えば、3段階で行う時、1次熱処理段階は400℃〜600℃の温度範囲で行われ得、2次熱処理段階及び3次熱処理段階は600℃〜800℃の温度範囲で行われ得、この時、1次熱処理段階は原料が混合される混合物形成段階中に行われ、2次熱処理段階及び3次熱処理段階はその後順に行われ得る。
また、前記熱処理段階の以降には、2次相形成を防止するために熱処理された混合物を冷却させる段階が選択的にさらに行われ得る。
前記冷却段階は、前記熱処理された混合物の温度を常温(約20℃〜30℃)に至るように減少させることによって行われ、従来に知られた多様な冷却方法または冷却装置を制限なしに用い得る。
また、前記熱処理された混合物、または必要に応じて熱処理後に冷却された混合物に対して追加的に、Sの充填とTeをはじめとするQ元素の活性化のために加圧焼結段階が選択的にさらに行われ得る。
前記加圧焼結段階を行う具体的な方法は、特に限定されないが、具体的にはホットプレス方式または放電プラズマ焼結(spark plasma sintering:SPS)方式が用いられ得る。より具体的には前記加圧焼結段階は放電プラズマ焼結(spark plasma sintering:SPS)方式を用いて行われ得る。放電プラズマ焼結法(spark plasmasintering、SPS)は、粉末や板材を1軸に加圧しながら加圧方向と平行な方向に直流パルス電流を印加して焼結する方法であって、粉末や板材に圧力と低電圧及び大電流を投入してこの時発生するスパークによって瞬く間に発生するプラズマの高エネルギを電界拡散、熱拡散などに応用する焼結法である。このような放電プラズマ焼結法は、従来の熱間圧縮法(Hot Press)に比べて、焼結温度がさらに低く、昇温及び維持時間を含んで短時間で焼結を完了できるので、電力消費が大幅に減り、取り扱いが簡便であり、ランニングコストが安い。また焼結機術に対する熟練を必要とせず、難焼結材及び高温での加工が難しい材料に対しても適用が可能である利点がある。
また、前記加圧焼結段階は、具体的に、500℃〜700℃の温度及び20MPa〜50MPa圧力で10分〜60分間行われ得る。前記焼結温度が500℃未満であるか焼結時間及び圧力が低い場合、高密度の焼結体は得られない。また圧力が高い場合、適用モールド及び装備の危険を招くため好ましくない。
また、前記加圧焼結段階を行う前に熱処理または必要に応じて熱処理後に冷却された混合物を粉砕する段階をさらに含み得る。前記粉砕方法の例は大きく限定されず、従来に知られた多様な粉砕方法または粉砕装置を制限なしに適用できる。
前記した製造方法により製造された半導体化合物は、低い格子熱伝導度を有して向上した熱電性能指数を示し、また優れた電気伝導度を有する。そのために、前記化合物半導体は、従来の化合物半導体を代替するか、または従来の化合物半導体に加えてもう一つの素材として使用され得、熱電変換素子の熱電変換材料、太陽電池の光吸収層材料、赤外線を選択的に通過させる赤外線ウィンドウ(IR window)や赤外線センサ、マグネチック素子、メモリなどのように多様な用途に活用できる。
そのために、本発明の他の一実施例によれば、前記した化合物半導体を熱電変換材料として含む熱電変換素子が提供される。
前記熱電変換素子は、熱電変換材料として前記した化合物半導体を含むことを除いては通常の熱電変換素子と同じであるため、詳細な説明は省略する。
本発明のまた他の一実施例によれば、前記した化合物半導体を含む太陽電池が提供される。この時前記太陽電池は、前記した化合物半導体を太陽電池の光吸収層形成用材料として含み得る。
具体的に太陽電池は、太陽光が入射される方から順に、前面透明電極、バッファー層、光吸収層、背面電極及び基板などが積層された構造で製造し得る。最も下に位置する基板はガラスからなり、その上に全面的に形成される背面電極はMoなどの金属を蒸着することによって形成され得る。
次に、背面電極の上部に本発明による化合物半導体を電子ビーム蒸着法、ゾル−ゲル(sol−gel)法、PLD(Pulsed Laser Deposition)などの方法で積層することによって前記光吸収層を形成し得る。このような光吸収層の上部には、前面透明電極として使用されるZnO層と光吸収層との間の格子定数差及びバンドギャップ差を緩衝するバッファー層が存在し得るが、このようなバッファー層はCdSなどの材料をCBD(Chemical Bath Deposition)などの方法により蒸着することによって形成され得る。次に、バッファー層上にZnOやZnO及びITOの積層膜として前面透明電極がスパッタリングなどの方法で形成され得る。
本発明による太陽電池は多様な変形が可能である。例えば、本発明による化合物半導体を光吸収層として用いた太陽電池を積層した積層型太陽電池を製造できる。そして、このように積層された他の太陽電池は、シリコンや他に知られている化合物半導体を用いた太陽電池を使用できる。
また、本発明の化合物半導体のバンドギャップを変化させることによって、互いに異なるバンドギャップを有する化合物半導体を光吸収層として使用する複数の太陽電池を積層することもできる。本発明による化合物半導体のバンドギャップは、この化合物をなす構成元素、特にTeの組成比を変化させることによって調節が可能である。
また、本発明による化合物半導体は、赤外線を選択的に通過させる赤外線ウィンドウ(IR window)や赤外線センサなどにも適用される。
本発明による化合物半導体は、低い格子熱伝導度を有して向上した熱電性能指数を表し、また優れた電気伝導度を有する。そのために前記化合物半導体は、従来の化合物半導体を代替するか、または従来の化合物半導体に加えてもう一つの素材として用いることができ、熱電変換素子の熱電変換材料、太陽電池の光吸収層材料などのように多様な用途に活用することができる。
実施例1〜3、及び比較例1〜6の化合物半導体に対する格子熱伝導度(k)の評価結果を示すグラフである。 実施例4〜6、及び比較例1〜6の化合物半導体に対する格子熱伝導度(k)の評価結果を示すグラフである。 実施例1〜3、及び比較例1〜6の化合物半導体を含む熱電素子の熱電性能指数(ZT)の評価結果を示すグラフである。 実施例4〜6、及び比較例3の化合物半導体に対する電気伝導度(σ)の評価結果を示すグラフである。
発明を下記の実施例でさらに詳細に説明する。但し、下記の実施例は、本発明を例示するだけであり、本発明の内容は下記の実施例によって限定されない。
実施例1
0.2CoSb11.35Te0.6Sn0.05を合成するために、パウダー形態のSn、S、Co、Sb及びTeを称量した後、これらをアルミナモルタル(alumina mortar)に入れて混合した。混合された材料は超硬モールドに入れてペレットを作って、フューズドシリカチューブ(fused silica tube)に入れて真空密封した。そして、これを箱形炉(box furnace)に入れて680℃で15時間加熱してS0.2CoSb11.35Te0.6Sn0.05を収得した。以降室温まで徐々に冷却し、放電プラズマ焼結用グラファイトモールドに充填した後、650℃温度、50MPa圧力で10分間放電プラズマ焼結した。収得した化合物半導体の相対密度は98%以上で測定された。
実施例2
混合物組成をS0.2CoSb11.325Te0.6Sn0.075に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
実施例3
混合物組成をS0.2CoSb11.3Te0.6Sn0.1に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
実施例4
混合物組成をS0.2CoSb11.3Te0.65Sn0.05に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
実施例5
混合物組成をS0.2CoSb11.2Te0.7Sn0.1に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
実施例6
混合物組成をS0.2CoSb11Te0.8Sn0.2に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
比較例1
試薬としてS、Co、Sb及びTeを準備し、混合物組成をS0.2CoSb11.6Te0.4に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
しかし、製造された化合物の組成は、charge balanceの不均衡によりS2−が安定されず、一部のSがCoSSbのようなS−rich phaseに存在し、Sの充填が完全に行われなかった。
比較例2
試薬としてS、Co、Sb及びTeを準備し、混合物組成をS0.2CoSb11.5Te0.5になるように変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で実施した。しかし、製造された化合物の組成もcharge balanceの不均衡によりSの充填が完全に行われなかった。
比較例3
試薬としてS、Co、Sb及びTeを準備し、混合物組成をS0.2CoSb11.4Te0.6に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
比較例4
試薬としてS、Co、Sb及びTeを準備し、混合物組成をS0.05CoSb11.4Te0.6に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
比較例5
試薬としてS、Co、Sb及びTeを準備し、混合物組成をS0.1CoSb11.4Te0.6に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
比較例6
試薬としてS、Co、Sb及びTeを準備し、混合物組成をCoSb11.275Te0.6Sn0.125に変更したことを除いては、前記実施例1と同様の方法で化合物半導体を製造した。
<実験例1:格子熱伝導度測定>
前記実施例及び比較例で得られた化合物半導体の格子熱伝導度を測定し、その結果を図1及び図2に示した。
詳しくは、前記実施例及び比較例で得られた化合物半導体を直径12.7mm、高さ1.5mmのコイン型(coin−type)で加工して試片を製造した。そして、前記試片に対して、50℃〜500℃までの範囲でレーザフラッシュ法(Netzsch社製、LFA−457)による熱拡散度、比熱及び密度の測定値から熱伝導度を算出した後、ローレンツ数を計算してその値を算出された熱伝導度に適用して格子熱伝導度を求めた。
実験結果、図1に示すように、実施例1〜3はSnが置換されない比較例1〜5と比較して全体温度測定区間にわたって減少した格子熱伝導度を示した。このような結果は、S−充填されたスクッテルダイトのSb位置にSnが置換され、格子熱伝導度が減少したからである。さらに、実施例1〜3は、Sの充填なしにSb位置にTe及びSnが置換された比較例6に比べて顕著に減少した格子熱伝導度を示した。このような結果からSの充填による格子熱伝導度の減少効果が顕著であることが確認できる。
また、図2に示すように、実施例4〜6は、Snが置換量が増加したにもかかわらず、Te置換量との調節により比較例1〜6に比べて減少した格子熱伝導度を示した。
<実験例2:熱電性能指数(ZT)>
前記実施例1〜3、及び比較例1〜6で得られた化合物半導体の熱電性能指数を測定し、その結果を下記表1、2及び図3に示した。
前記実施例1〜3、及び比較例1〜6で得られた化合物半導体を横3mm、縦3mm、高さ12mmの長方形(rectangular−type)に加工して試片を製造した。そして、前記試片に対して50℃〜500℃までの範囲でZEM−3(Ulvac−Rico、Inc社製)を用いて電気伝導度及びゼーベック係数を測定した。
そして、前記測定された電気伝導度、ゼーベック係数と、上述した実験例1の熱伝導度値を用いて下記数式1により熱電性能指数(ZT)を算出した。
〔数式1〕
ZT=σST/K
ここで、ZTは熱電性能指数、σは電気伝導度、Sはゼーベック係数、Tは温度、Kは熱伝導度を示す。
Figure 0006749716
実験結果、前記表1、2及び図3に示すように、実施例1〜3の化合物半導体は低下した格子熱伝導度によって全体温度測定区間にわたって比較例1〜6に比べて高い熱電性能指数を示した。
<実験例3:電気伝導度測定>
前記実施例及び比較例で得られた化合物半導体の電気伝導度を測定し、その結果を図4に示した。
電気伝導度は、ZEM−3(Ulvac−Rico、Inc社製)を用いて測定した。
実験結果、図4に示すように、実施例4〜6の化合物半導体は、比較例3と比較して全体温度区間で増加した電気伝導度を示した。これからS−充填されたスクッテルダイトのSb位置にSnが置換され、下落し得る電気伝導度がTe置換により向上したことが確認できる。

Claims (12)

  1. 下記の化学式1で表される化合物半導体:
    〔化学式1〕
    CoSb12−y−zSn
    前記化学式1において、
    QはO、Se及びTeのうちの少なくとも一つを含み、
    x、y、及びzは、0<x≦1、0<y<12、0<z<12、0<y+z<12及びy≧3xである。
  2. 前記化学式1において、0<y+z<1である時y≧3xである、請求項1に記載の化合物半導体。
  3. 前記化学式1において、1≦y+z<12である時y=3x+zである、請求項1に記載の化合物半導体。
  4. xは0.1≦x≦0.2である、請求項1に記載の化合物半導体。
  5. 前記化学式1において、y及びzは、0.6≦y≦0.8及び0.05≦z≦0.2である、請求項1に記載の化合物半導体。
  6. 前記化学式1において、QがTeである、請求項1に記載の化合物半導体。
  7. S、Co、Sb、Q元素(QはO、Se及びTeのうちの少なくとも一つの元素を含む)及びSnを混合し、下記の化学式1の化合物組成を満たす含有量で混合して混合物を準備する段階と、
    前記混合物を熱処理する段階とを含む、請求項1に記載の化合物半導体の製造方法:
    〔化学式1〕
    CoSb12−y−zSn
    前記化学式1において、
    QはO、Se及びTeのうちの少なくとも一つを含み、
    x、y、及びzは各元素のモル比率を意味し、0<x≦1、0<y<12、0<z<12、0<y+z<12及びy≧3xである。
  8. 前記熱処理段階が400℃〜800℃で行われる、請求項7に記載の化合物半導体の製造方法。
  9. 前記熱処理段階後、冷却段階をさらに含む、請求項7に記載の化合物半導体の製造方法。
  10. 前記熱処理段階後、加圧焼結段階をさらに含む、請求項7に記載の化合物半導体の製造方法。
  11. 請求項1ないし6のうちのいずれか一項による化合物半導体を含む熱電変換素子。
  12. 請求項1ないし6のうちのいずれか一項による化合物半導体を含む太陽電池。
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