JP6747961B2 - 回転出没式万年筆 - Google Patents

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Description

本発明は、軸筒本体の前方よりペン先が出没する回転出没式万年筆に関する。
従来、インキ乾燥防止や筆記先端部の保護を目的としての機能を有する筆記具は知られており、特に軸筒とは別体であるキャップを備えたキャップ式の筆記具は一般的である。
また、キャップを省略できる構造としては、特許文献1(特開2007−320209号公報)に、軸筒本体に対して尾冠を回転操作することにより、軸筒本体の前方部をバネで弾発して閉塞する蓋体を開閉しながらペン先を出没させる構造の万年筆が開示されている。引用文献1の構造は、蓋体をペン先が押して開放する構造であることから、ペン先に負担が掛からぬよう、あるいはその反対にペン先で蓋体を傷付けて気密性が悪くならぬよう、蓋体を弾発するバネの力を設定する必要があり、気密性との関係で相反する状況が存在している。また、蓋体や当該蓋体を閉塞するバネを必要とすることから、軸筒本体の前方の内部の空間が狭くなり、大きなペン体を採用することには向いていない。
これに対し、特許文献2(特開2006−103333号公報)には、半円形状の固定壁を前方に有した外部管状ハウジングに、同じく半円形状の可動壁を前方に有した内部管状ハウジングを挿着して、内部管状ハウジングを回転させることで固定壁と可動壁とをずれた位置にして軸筒の前方を閉じる構造が記載されている。この引用文献2の構造は、外部管状ハウジングと内部管状ハウジングとの相対的な回転に伴い、軸筒の内部に収容した筆記ユニットのペン先を軸筒から出没させる構造である。当該構造は、蓋体や当該蓋体を閉塞するバネを必要としないことから、軸筒の前方の内部の空間にゆとりができ、大きなペン体を採用することにも向いている。
しかしながら引用文献2の構造では、ペン先を突出させる時と、ペン先を没入させる時のいずれの場合に、使用者が回転操作を行う必要があり、特に使用後にペン先を没入させるために回転操作を行うことは使用者が負担を感じることとなり、回転操作を行うことなく自動でペン先の没入を行うことができるが回転出没式万年筆が求められている。
特開2007−320209号公報 特開2006−103333号公報
本件発明者は、回転操作によりペン先を突出させる回転出没式万年筆が、その高級感の向上に効果的であることを知見し、その高級感の向上に好適な大きなペン体の採用を可能とし、且つ回転操作を行うことなくペン先の没入を行うことができる回転出没式万年筆を得ることを目的とした。
本発明は、
「軸筒本体の前方より筆記体のペン先が出没する回転出没式万年筆であって、
軸筒本体の後方部に操作部である尾冠を配して軸筒を構成し、
前記軸筒本体が、前方に底面を有する有底筒形状の前軸部材と前方に底面を有する回転筒とを備え、当該前軸部材の底面と当該回転筒の底面とが隣接し、当該前軸部材の底面と当該回転筒の底面とに窓部がそれぞれ設けられ、且つ当該回転筒の側面には、螺旋溝と、その前方で連接させた軸心に沿って延びる直線溝とからなる摺動溝が設けられ、当該摺動溝に前記筆記体に設けた摺動突起が遊嵌され、前記筆記体に設けたガイド突起を軸筒本体の内面に形成したスライド溝へ遊嵌させて当該筆記体を回転不能で前後動可能にし、
前記尾冠が内部に螺旋状のカム溝を有し、且つ該尾冠と一体で回転可能に当該尾冠へ装着したカム筒を配し、前記カム筒の内部に前記カム溝と前記尾冠に形成した軸心に沿った方向のスリットとに遊嵌するカム突起を有した押圧体を配し、前記押圧体を前記軸筒本体内に配設した弾性体により前記筆記体を介して後方へ弾発し、
前記尾冠を回転操作して前記カム筒を回転させることにより、前記カム突起を前記カム溝および前記スリットにて前進させると共に、前記押圧体の前方部に当接した筆記体を前記弾性体の弾発力に抗して前進させ、同時に前進された当該筆記体の摺動突起に摺動する摺動溝の螺旋溝により前記回転筒を回転させ、当該回転筒の窓部の前方に前記前軸部材の底面が位置して前記軸筒本体の前方が閉塞された状態から、当該回転筒の窓部の前方に当該前軸部材の窓部が位置して当該軸筒本体の前方が開放された状態とし、前記尾冠のさらなる回転により、当該筆記体の摺動突起に摺動する摺動溝の直線溝により前記回転筒を回転させることなく、当該筆記体を前進させて前記ペン先を当該回転筒の窓部および当該前軸部材の窓部より突出させ、前記押圧体のカム突起を前記カム筒のカム溝に設けた保持溝へ係止させることにより、当該ペン先を当該軸筒本体から突出させた状態を維持する構造の回転出没式万年筆。」である。
本発明によれば、大きなペン体の採用を可能とし、且つ回転操作を行うことなくペン先の没入を行うことができる回転出没式万年筆を得ることができる。
本実施例の回転出没式万年筆の断面図である。 回転出没式万年筆の回転操作時における要部を模式的に示した図であり、図1と同じ状態を示す図である。 回転出没式万年筆の回転操作時における要部を模式的に示した図であり、図2の状態から進行した状態を示す図である。 回転出没式万年筆の回転操作時における要部を模式的に示した図であり、図3の状態から進行した状態を示す図である。 回転出没式万年筆の回転操作時における要部を模式的に示した図であり、図4の状態から進行した状態を示す図である。
図1は本実施例の回転出没式万年筆の縦断面図である。本実施例の回転出没式万年筆1は、軸筒本体2の後方部に回転操作部となる尾冠3を配設して軸筒4としている。軸筒本体2は、螺合により連結した前部内筒5と後部内筒6とに、前軸部材7と後軸部材8とをそれぞれ被着して構成されている。後軸部材8は前後が開口している。前軸部材7は有底形状であり底面7aが前方に位置しており、底面7aには半円形状の窓部7bを設けてある。
前部内筒5の前方部には中空パイプ9を装着してあり、中空パイプ9及び前部内筒5の内部には回転筒10を回転可能に配設してある。
前記回転筒10は有底形状であり底面10aが前方に位置しており、底面10aには半円形状の窓部10bを設けてある。また回転筒10の側面10cには、螺旋溝10dと、その前方に連接した軸心に沿って延びる直線溝10eとからなる摺動溝10fを設けてある。本実施例では、摺動溝10fを軸対称に二つずつ設けてある。
図1に示す回転出没式万年筆1は、前軸部材7の底面7aと回転筒10の底面10aとが隣接しており、前軸部材7の半円形状の窓部7bと回転筒10の半円形状の窓部10bとが180度反対の位置関係にあり、回転筒10の窓部10bが前軸部材7の底面7aによって塞がれた状態である。
軸筒本体2の内部には万年筆構造である筆記体11を配設してある。筆記体11は、筆記体本体11aの前方にペン体のペン先11bを有し、後方部に万年筆用インキを収容したインキカートリッジ11cを具備している。また、筆記体本体11aの中間部に形成した段部11dと前記前部内筒5に形成した段部5aとの間には、コイルスプリング12を配設して、筆記体11を常時後方へ弾発する構造としてあり、筆記体本体11aに設けたガイド突起11eを前部内筒5の内面に形成したスライド溝5bへ遊嵌させて、筆記体11が回転することなく前後動できるようにしてある。
前記回転筒10に設けた二つの摺動溝10fには、前記筆記体11の前方に設けた二つの摺動突起11fをそれぞれ遊嵌させており、筆記体11が前後動することで、摺動突起11fと前記螺旋溝10dとが摺動して回転筒10が回転し、前記前軸部材7の半円形状の窓部7bと回転筒10の半円形状の窓部10bとが一致して回転筒10の窓部7bを解放することができるようにしてある。
後部内筒6の後端に形成した雄螺子部6aには、円筒状の尾冠内筒14の雌螺子部14aを螺合してある。その尾冠内筒14の内部には螺旋状のカム溝13aを有し前記尾冠3の雌螺子部3aに雄螺子部13bを螺合させて当該尾冠3と一体で回転するカム筒13を配設してある。そのカム筒13の内部には押圧体15を配設してある。押圧体15の側面にはカム突起15aを設けてあり、当該カム突起15aは前記カム溝13aに遊嵌すると共に、前記尾冠内筒14に形成した軸心に沿った方向に延びるスリット14bへも遊嵌している。本実施例では、カム溝13aおよびスリット14bを軸対称に二つずつ設けてあり、カム突起15aもそれらに対応させて二つずつ設けてある。
押圧体15の前端部には、径を大きくしたフランジ15bを設けてあり、当該フランジ15bに前記筆記体11のインキカートリッジ11cの後端を当接させている。前記コイルスプリング12は、筆記体11と共に押圧体15も常時後方へ弾発しており、フランジ15bの後部に装着したゴム製のOリング16を、後部内筒6の内面に形成した内段6bへ当接させている。
したがって、図1に示すように、本実施例の回転出没式万年筆1はペン先11bが軸筒本体2内に没入した状態では、軸筒本体2の前方部においては、回転筒10の窓部10bが前軸部材7の底面7aで塞がれた状態であり、軸筒本体2の後方部においては、Oリング16が内段6bに当接することにより気密性を確保し、軸筒本体2の内部が密閉され、筆記体11のインキの乾燥防止を行える。
次に、本実施例の回転出没式万年筆の尾冠を回転操作して筆記体の筆記先端部を軸筒本体から突出させる回転操作時の説明をする。図2〜図5は、回転出没式万年筆の回転操作時における要部を模式的に示した図である。
図2は図1と同じ状態を示す図であり、図3は図2の状態から進行した状態を示す図であり、図4は図3の状態から進行した状態を示す図であり、図5は図4の状態から進行した状態を示す図である。
各図においてAを付した図(図2A、図3A、図4A、図5A)は、回転出没式万年筆の前方部を示す図である。
また、各図においてBを付した図(図2B、図3B、図4B、図5B)は、カム筒(展開図)のカム溝とカム突起との関係を示す図である。
また、各図においてCを付した図(図2C、図3C、図4C、図5C)は、回転筒(展開図)の摺動溝と摺動突起との関係を示す図である。
また、各図においてDを付した図(図2D、図3D、図4D、図5D)は、前軸部材の前端面を前から見た図である。
また、各図においてEを付した図(図2E、図3E、図4E、図5E)は、回転筒の前端面を前から見た図である。
図2の状態の回転出没式万年筆1は、筆記体11のペン先11bが軸筒本体2内で待機した状態にあり、カム突起15aがカム筒13のカム溝13aの最後端13a1に位置し、摺動突起11fが回転筒10の摺動溝10fの最後端10f1に位置している。前述の通り、この状態では、前軸部材7の半円形状の窓部7bと回転筒10の半円形状の窓部10bとが180度反対の位置関係にあり、回転筒10の窓部10bが前軸部材7の底面7aで塞がれた状態で、軸筒本体2内の気密性が確保されている。
図3の状態の回転出没式万年筆1は、筆記体11のペン先11bが軸筒本体2内で少し前進した状態にあり、カム突起15aがカム溝13aの第一中間点13a2に位置し、摺動突起11fが回転筒10の螺旋溝10dの中央10f2に位置している。この状態では、前軸部材7の半円形状の窓部7bと回転筒10の半円形状の窓部10bとが90度の位置関係にあり、回転筒10の窓部10bが前軸部材7の底面7aで半分塞がれた状態である。
図2の状態から図3の状態へ進行する際、コイルスプリング12は圧縮され、スライド溝5bへ遊嵌されたガイド突起11eにより回転が規制された筆記体11は回動することなく前進して、螺旋溝10dを摺動する筆記体11の摺動突起11fによって回転筒10が回転される。
図4の状態の回転出没式万年筆1は、筆記体11のペン先11bが軸筒本体2内で前進した状態にあり、カム突起15aがカム溝13aの第二中間点13a3に位置し、摺動突起11fが回転筒10の直線溝10eと螺旋溝10dとの交点10f3に位置している。この状態では、前軸部材7の半円形状の窓部7bと回転筒10の半円形状の窓部10bとが一致して回転筒10の窓部10bが解放された状態である。
図3の状態から図4の状態へ進行する際、コイルスプリング12は更に圧縮され、スライド溝5bへ遊嵌されたガイド突起11eにより回転が規制された筆記体11は回動することなく前進して、螺旋溝10dを摺動する筆記体11の摺動突起11fによって回転筒10が更に回転される。
図5の状態の回転出没式万年筆1は、筆記体11のペン先11bが軸筒本体2から突出した状態にあり、カム突起15aがカム溝13aの最前端に形成した後方へ凹む保持溝13a4へ係止され、摺動突起11fが回転筒10の直線溝10eの最前端10f4に位置している。
図4の状態から図5の状態へ進行する際、コイルスプリング12は更に圧縮され、スライド溝5bへ遊嵌されたガイド突起11eにより回転が規制された筆記体11は回動することなく前進し、直線溝10eを摺動する筆記体11の摺動突起11fは回転筒10を回動させることがないことから、ペン先11bが回転筒10の底面10aに干渉することなく、筆記体11のペン先11bを軸筒本体2から突出させることができる。したがって、前軸部材7の半円形状の窓部7bおよび回転筒10の半円形状の窓部10bは、筆記体11のペン先11bが挿通できるだけの大きさで設ければよいことから気密性の点で優れ、また従来構造と異なり、軸筒本体2の前方に蓋体やそれを閉塞させるバネを必要としないことからスペースの点でも優れ、大型のペン体の採用も可能となる。
本実施例の回転出没式万年筆1は,図5の状態の尾冠3を先ほどと逆方向に少し回転させることによって、保持溝13a4へ係止されたカム突起15aの係止状態が解かれ、筆記体11が軸筒本体2の後方へ後退するようコイルスプリング12の弾発力が働き、筆記体11が回転筒10およびカム筒13を逆回転させながら、図2に示すようにペン先11bを自動で没入させ、回転筒10の窓部10bを前軸部材7の底面10aで塞いだ状態に戻して、軸筒本体2内の気密性を確保することができる。
本実施例のカム筒13のカム溝13aの角度は軸心に対して45度傾斜するよう形成してあり、回転筒10の螺旋溝10dの角度は軸心に沿った方向に対して63.65度傾斜するよう形成してあるが、カム溝13aおよび螺旋溝10dの角度は限定されるものではない。
カム溝13aを急な角度(軸心に沿った方向と近い角度)にした場合には、尾冠3を回転させた際に筆記体11が前進する距離が大きくなることから、尾冠3の少ない回転操作で、筆記体11のペン先11bを軸筒本体2から突出させることができるものとなる。
カム溝13aを緩やかな角度(軸心に沿った方向と遠い角度)にした場合には、尾冠3を回転させる際に必要となる回転力を小さくすることができる。
本実施例では、カム溝13aと摺動10fとの関係を、軸筒本体2に対し尾冠3を一回転(360度)させることで、筆記体11のペン先11bが軸筒本体2から突出するようにしてあることから、筆記体11を常に後方へ弾発するコイルスプリング12の力が働く本件発明の構造においては、軸筒本体2や尾冠3の持ち替えを必要せず操作性に優れており、操作性を考慮すると軸筒本体2と尾冠3との相対的な回転角度は450度以下でペン先11bが突出するよう設定することが好ましい。
また、本実施例におけるカム筒13は、軸筒本体2を細く形成するために筆記体11の後方に設けてあるが、カム筒3のカム溝13aの傾斜角度を25〜65度の範囲に、且つ回転筒10の螺旋溝10dの傾斜角度をカム溝13aの傾斜角度より大きく設定することにより、尾冠3をコンパクトな長さにしながらも、筆記体を前進させるストローク量が得られ、大きなペン体の採用が可能となる。
1…回転出没式万年筆、
2…軸筒本体、
3…尾冠、3a…雌螺子部、
4…軸筒、
5…前部内筒、5a…段部、5b…スライド溝、
6…後部内筒、6a…雄螺子部、6b…内段、
7…前軸部材、7a…底面、7b…半円形状の窓部、
8…後軸部材、
9…中空パイプ、
10…回転筒、10a…底面、10b…半円形状の窓部、10c…側面、10d…螺旋溝、10e…直線溝、10f…摺動溝、10f1…最後端、10f2…中央、10f3…交点、
10f4…最前端、
11…筆記体、11a…筆記体本体、11b…ペン先、11c…インキカートリッジ、11d…段部、11e…ガイド突起、11f…摺動突起、
12…コイルスプリング、
13…カム筒、13a…カム溝、13a1…最後端、13a2…第一中間点、13a3…第二中間点、13a4…保持溝、13b…雄螺子部、
14…尾冠内筒、14a…雌螺子部、14b…スリット、
15…押圧体、15a…カム突起、15b…フランジ、
16…Oリング。

Claims (1)

  1. 軸筒本体の前方より筆記体のペン先が出没する回転出没式万年筆であって、
    軸筒本体の後方部に操作部である尾冠を配して軸筒を構成し、
    前記軸筒本体が、前方に底面を有する有底筒形状の前軸部材と前方に底面を有する回転筒とを備え、当該前軸部材の底面と当該回転筒の底面とが隣接し、当該前軸部材の底面と当該回転筒の底面とに窓部がそれぞれ設けられ、且つ当該回転筒の側面には、螺旋溝と、その前方で連接させた軸心に沿って延びる直線溝とからなる摺動溝が設けられ、当該摺動溝に前記筆記体に設けた摺動突起が遊嵌され、前記筆記体に設けたガイド突起を軸筒本体の内面に形成したスライド溝へ遊嵌させて当該筆記体を回転不能で前後動可能にし、
    前記尾冠が内部に螺旋状のカム溝を有し、且つ該尾冠と一体で回転可能に当該尾冠へ装着したカム筒を配し、前記カム筒の内部に前記カム溝と前記尾冠に形成した軸心に沿った方向のスリットとに遊嵌するカム突起を有した押圧体を配し、前記押圧体を前記軸筒本体内に配設した弾性体により前記筆記体を介して後方へ弾発し、
    前記尾冠を回転操作して前記カム筒を回転させることにより、前記カム突起を前記カム溝および前記スリットにて前進させると共に、前記押圧体の前方部に当接した筆記体を前記弾性体の弾発力に抗して前進させ、同時に前進された当該筆記体の摺動突起に摺動する摺動溝の螺旋溝により前記回転筒を回転させ、当該回転筒の窓部の前方に前記前軸部材の底面が位置して前記軸筒本体の前方が閉塞された状態から、当該回転筒の窓部の前方に当該前軸部材の窓部が位置して当該軸筒本体の前方が開放された状態とし、前記尾冠のさらなる回転により、当該筆記体の摺動突起に摺動する摺動溝の直線溝により前記回転筒を回転させることなく、当該筆記体を前進させて前記ペン先を当該回転筒の窓部および当該前軸部材の窓部より突出させ、前記押圧体のカム突起を前記カム筒のカム溝に設けた保持溝へ係止させることにより、当該ペン先を当該軸筒本体から突出させた状態を維持する構造の回転出没式万年筆。
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