JP6747327B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、助手席用エアバッグ装置に関する。
乗員保護制御装置として、車両平面視で回転可能なシートと、複数の乗員保護装置を備えた構成が開示されている(特許文献1参照)。この乗員保護制御装置は、シートアレンジ検出部により検出されたシートの回転状態と、各種センサやカメラ等からの情報により検知された衝突形態とを含む検知結果に基づいて、乗員の保護に必要な装置を作動させ、乗員の保護に不要な装置の作動を禁止するようになっている。
例えば、シートが車両前方に向いた状態から90度回転した内向きや外向きの状態では、運転席用エアバッグ及び助手席用エアバッグがオンとされ、サイドエアバッグがオフとされる。また、シートが車両前方に向いた状態から180度回転した後向きの状態では、運転席用エアバッグ及び助手席用エアバッグがオフとされ、他の乗員保護装置がオンとされる。このように、乗員保護制御装置は、シートの回転状態(シートアレンジ)に応じて、複数種類の乗員保護装置を適正に作動させる。
特開2016−175513号公報
シートが車両平面視で回転すると、乗員の腰部の位置が変化するため、保護すべき乗員の頭部や胸部の位置が、車両前方に向いた正規着座位置と比べ車幅方向外側又は車幅方向内側へ移動してしまう。シートの状態により位置が変化する乗員の頭部や胸部をエアバッグにより適切に保護するためには、エアバッグの展開領域を車幅方向に拡大させることが考えられる。しかしながら、この場合、エアバッグの大容量化やインフレータの高出力化等の対策が必要となる。
本発明は、助手席が回転する構成において、エアバッグの大容量化やインフレータの高出力化を行うことなく、乗員の頭部や胸部を適切に保護できるようにすることを目的とする。
第1の態様に係る助手席用エアバッグ装置は、車両平面視で回転可能な助手席の状態を検知する検知手段と、前記助手席の車両前方に設けられ、ガスの供給を受けて前記助手席側へ展開するエアバッグが折畳み収納されたエアバッグモジュールと、前記エアバッグモジュールの車幅方向移動及び車両平面視での回動の少なくとも一方を行う駆動機構と、車両衝突前において、前記検知手段からの情報に基づき前記駆動機構を作動させ、前記助手席が車両前方に向いている場合、前記エアバッグの展開領域を前記助手席の正面となる基準位置に設定し、前記助手席が車両前方に対して横向きとなっている場合、前記エアバッグの展開領域を前記基準位置より前記助手席のシートバック側に調整する制御手段と、を有する。
この助手席用エアバッグ装置は、車両平面視で回転可能な助手席に対応しており、該助手席の状態を検知手段により検知する。制御手段は、助手席の状態に応じて、車両衝突前に駆動機構を作動させ、エアバッグモジュールの車幅方向移動及び車両平面視での回動の少なくとも一方を行い、エアバッグの展開領域を調整する。
助手席が車両前方に向いている場合には、エアバッグの展開領域が、助手席の正面となる基準位置に設定される。したがって、車両衝突時には、エアバッグが、車両前方に向いて助手席に着座している乗員の正面に展開する。
また、助手席が車両前方に対して横向きとなっている場合には、エアバッグの展開領域が、上記基準位置よりも助手席のシートバック側に調整される。このとき、助手席に着座した乗員の頭部や胸部は、シートバックに近い位置にあり、車両前方に向いた正規着座位置と比べ車幅方向外側又は車幅方向内側へ移動している。このような場合であっても、車両衝突時に、エアバッグが該頭部や胸部に向けて展開する。
第2の態様は、第1の態様に係る助手席用エアバッグ装置において、前記検知手段により検知される前記助手席の状態が、車両平面視での前記助手席の角度位置、前記助手席の前後方向位置及び前記シートバックのリクライニング角度のうち前記角度位置を含む少なくとも1つである。
この助手席用エアバッグ装置では、検知手段が、助手席の状態として、車両平面視での助手席の角度位置、助手席の前後方向位置及びシートバックのリクライニング角度のうち角度位置を含む少なくとも1つを検知する。そして、制御手段が、検知手段により検知された情報に基づいて駆動機構を作動させ、エアバッグの展開領域を調整する。したがって、車両衝突前の乗員の着座位置を考慮して、エアバッグの展開領域を調整することができる。
第3の態様は、第1の態様又は第2の態様に係る助手席用エアバッグ装置において、前記制御手段が、車両の衝突発生時に検知した衝突形態情報に基づいて、前記展開領域を更に調整する。
車両衝突時における乗員の頭部の慣性移動方向は、衝突形態によって異なる。この助手席用エアバッグ装置では、車両衝突時に検知した衝突形態情報に基づいて、制御手段がエアバッグの展開領域を更に調整する。したがって、各衝突形態に応じてエアバッグを展開させることができる。
第4の態様は、第1〜第3の態様の何れか1態様に係る助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグモジュールより車両後方かつ車両中央部のインストルメントパネルには、ディスプレイが設けられており、前記ディスプレイは、前記エアバッグの展開圧により、車幅方向において前記エアバッグと反対側の回転軸を中心に、車両後方側へ回動可能に構成されている。
この助手席用エアバッグ装置では、エアバッグモジュールより車両後方かつ車両中央部のインストルメントパネルに設けられたディスプレイが、エアバッグの展開時に、該エアバッグの展開圧により車両後方側へ回動する。したがって、エアバッグの展開時に、ディスプレイが障壁とならない。
第5の態様は、第1〜第4の態様の何れか1態様に係る助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグモジュールを覆うインストルメントパネルには、前記エアバッグの展開時の開裂起点となるティアラインが設けられており、前記ティアラインは、前記エアバッグモジュールの移動範囲を越えて延びている。
この助手席用エアバッグ装置では、インストルメントパネルのティアラインが、エアバッグモジュールの移動範囲を越えて延びているので、エアバッグモジュールの位置にかかわらず、エアバッグの展開圧によってティアラインを開裂させることができる。ティアラインが開裂することで、インストルメントパネルに開口部が形成される。エアバッグは、この開口部を通じてインストルメントパネルの外側へ展開する。
第1の態様に係る助手席用エアバッグ装置によれば、助手席が回転する構成において、エアバッグの大容量化やインフレータの高出力化を行うことなく、乗員の頭部や胸部を適切に保護することができる。
第2の態様に係る助手席用エアバッグ装置によれば、乗員の頭部や胸部をより適切に保護することができる。
第3の態様に係る助手席用エアバッグ装置によれば、車両の各種衝突形態に応じて乗員を適切に保護することができる。
第4の態様に係る助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグの展開領域にディスプレイが設けられていても、エアバッグを適切に展開させることができる。
第5の態様に係る助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグモジュールの位置にかかわらず、インストルメントパネルの内側のみでのエアバッグの展開を抑制できる。
第1実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、助手席が車両前方に向いた状態でのエアバッグの展開状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、助手席が車幅方向内側に向いた状態でのエアバッグの展開状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、助手席が車幅方向外側に向いた状態でのエアバッグの展開状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る助手席用エアバッグ装置の制御フローを示すブロック図である。 第1実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、エアバッグモジュールの駆動機構を示す斜視図である。 第1実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、インパネリインフォースメントに対するエアバッグモジュールの取付け状態、及び駆動機構を示す断面図である。 ティアラインの第1例を示す斜視図である。 ティアラインの第2例を示す斜視図である。 ティアラインの第3例、及び回動可能なディスプレイを示す斜視図である。 第2実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、助手席が車幅方向内側に向いた状態でのエアバッグの展開状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、助手席が車幅方向外側に向いた状態でのエアバッグの展開状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、インパネリインフォースメントに対するエアバッグモジュールの取付け状態、及び駆動機構の一例を示す断面図である。 第2実施形態に係る助手席用エアバッグ装置において、インパネリインフォースメント及び支持部材に対するエアバッグモジュールの取付け状態、及び駆動機構の一例を示す断面図である。 ティアラインの第4例を示す斜視図である。 ティアラインの第5例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図面において、矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印RHは車両右側を示している。また、シートベルトの図示を省略している。
[第1実施形態]
本実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10(図1)は、検知手段としてのシート状態検知センサ12(図4)と、衝突検知ECU13と、エアバッグモジュール14(図1)と、駆動機構15と、制御手段としての乗員保護制御ECU(Electronic Control Unit)16とを有している。
図4において、シート状態検知センサ12は、車両平面視で回転可能な助手席18(図1)の状態を検知する。このシート状態検知センサ12により検知される助手席18の状態は、図1において、車両平面視での助手席18の角度位置、助手席18の前後方向位置及びシートバック22のリクライニング角度である。車両平面視での助手席18の角度位置は、該助手席18が車両前方に向いた状態を基準とした矢印C方向の角度位置である。助手席18の前後方向位置は、矢印A方向におけるシートスライド位置である。シートバック22のリクライニング角度は、矢印B方向における例えば車両上下方向に対する傾斜角度である。
衝突検知ECU13は、車両の衝突発生と、その際の衝突形態情報とを検知する加速度センサを含む装置である。衝突形態情報とは、正面衝突、微小ラップ衝突、オブリーク衝突のような衝突の種類を判別するための情報である。ここで、微小ラップ衝突とは、例えば車両のフロントサイドメンバ(図示せず)より車幅方向外側での衝突をいう。また、オブリーク衝突とは、車両前部に対する斜め前方側からの衝突をいう。
図1において、エアバッグモジュール14は、助手席18の車両前方に設けられている。図6において、エアバッグモジュール14では、エアバッグケース24に、ガスの供給を受けて助手席18側へ展開するエアバッグ26が折畳み収納されている。このエアバッグモジュール14は、エアバッグ26の展開領域を変更可能に構成されている。エアバッグケース24の底部には、ガス発生源であるインフレータ28が取り付けられている。エアバッグケース24の車両前後方向の側部には、爪部30が設けられている。この爪部30には、エアバッグケース24の開口部を覆うエアバッグドア部材32が係止されている。エアバッグドア部材32は、エアバッグ26の展開圧によって開き、インストルメントパネル34(図1)を、破断予定部であるティアライン36(図7〜図9)から開裂させるように構成されている。
図6において、駆動機構15は、エアバッグモジュール14を車幅方向(図5の矢印W方向)に移動させる機構であり、例えば、レール42、ラック44、ピニオン46、モータ48を有している。インストルメントパネル34(図1)の内側には、車幅方向に延び、左右のフロントピラー(図示せず)を連結するインパネリインフォースメント38(図5)が設けられている。図5、図6に示されるように、インパネリインフォースメント38には、取付けブラケット40が固定されている。取付けブラケット40は、例えばインパネリインフォースメント38に被さるように配置されている。レール42は、この取付けブラケット40上に、車両平面視で例えば車幅方向に延設されている。車両平面視でのレール42の延設方向は車幅方向と平行に限られず、車幅方向に対して傾斜していてもよい。
図6において、ラック44は、レール42に沿って摺動可能に設けられている。エアバッグモジュール14におけるエアバッグケース24の底部には、取付けブラケット50が、インフレータ28を避けて設けられている。ラック44は、取付けブラケット50の底面に固定され、車幅方向に延びている。
ピニオン46及びモータ48は、レール42の長手方向の中央に設けられている。モータ48は、例えばステッピングモータであり、レール42の外部に設けられている。ピニオン46は、レール42の内側に設けられ、エアバッグモジュール14の車幅方向位置にかかわらず、ラック44と常時噛み合っている。ピニオン46の中心には、モータ48の回転軸52が結合されている。モータ48によりピニオン46を回転させると、該ピニオン46と噛み合っているラック44が車幅方向に移動し、それと伴いエアバッグモジュール14も車幅方向に移動するようになっている。図4に示されるように、モータ48は、乗員保護制御ECU16により制御される。
乗員保護制御ECU16は、車両衝突前において、シート状態検知センサ12からの情報に基づき、助手席18が車両前方に向いている場合、エアバッグの展開領域を助手席18の正面となる基準位置Oに設定する(図1)。基準位置Oは、車両前方に向いた状態の助手席18のシート幅方向中央部に対応している。この基準位置Oは、例えばレール42の長手方向の中央であるが、中央でなくてもよい。
また、乗員保護制御ECU16は、車両衝突前に、助手席18が車両前方に対して横向きとなっている場合、車両衝突前に、エアバッグ26の展開領域を基準位置Oより助手席18のシートバック22側に調整する。図2に示されるように、助手席18が車両平面視で車両前方に対して90°右回転し、車幅方向内側に向いているとき、シートバック22は、助手席18が車両前方に向いている場合と比較して、車幅方向外側に移動している。そこで、乗員保護制御ECU16は、モータ48(図4、図6)を作動させて、エアバッグモジュール14を基準位置Oより車幅方向外側へ移動させるようになっている。
また、図3に示されるように、助手席18が車両平面視で車両前方に対して90°左回転し、車幅方向外側に向いているとき、シートバック22は、助手席18が車両前方に向いている場合(図1)と比較して、車幅方向内側に移動している。そこで、乗員保護制御ECU16は、モータ48(図4、図6)を作動させて、エアバッグモジュール14を基準位置Oより車幅方向内側へ移動させるようになっている。
更に、乗員保護制御ECU16は、衝突検知ECU13により車両の衝突が検知されると、着火制御装置17によりインフレータ28を作動させて、エアバッグ26にガスを供給するようになっている。
また、乗員保護制御ECU16は、衝突検知ECU13により車両の衝突発生時に検知した衝突形態情報に基づいて、エアバッグ26の展開領域を更に調整するようになっている。乗員60の頭部60Hや胸部60Cは、正面衝突時には車両前方(図2の矢印FR方向)へ慣性移動する。一方、車両左前部への微小ラップ衝突時やオブリーク衝突時には、車両前方側かつ車両幅方向外側(図2の矢印D方向)へ慣性移動する。
このように、衝突形態の違いによって乗員60の慣性移動方向が異なるので、エアバッグ26の展開領域の制御においては、各々の衝突形態において、乗員60を受け止め易い領域にエアバッグ26を展開させることが好ましい。本実施形態では、衝突検知ECU13から乗員保護制御ECU16へ衝突形態情報を伝えることで、エアバッグ26の展開領域の制御において、乗員60の慣性移動方向を考慮するようになっている。この衝突形態に応じたエアバッグ26の展開領域の制御を可能にするため、車両衝突前のエアバッグモジュール14の移動範囲を、車両衝突時の最大移動範囲に比べて制限してもよい。換言すれば、車両衝突時に、エアバッグモジュール14を車幅方向外側や車幅方向内側へ更に移動させる余地を残しておいてもよい。
なお、助手席18が車両後方に向いている場合、つまりシートバック22の背面がインストルメントパネル34に相対している場合には、乗員保護制御ECU16は、エアバッグ26を展開させないようになっている。
図7から図9において、エアバッグモジュール14を覆うインストルメントパネル34には、エアバッグ26の展開時の開裂起点となるティアライン36が設けられている。なお、ティアライン36は、インストルメントパネル34の裏面側に形成されているので、本来破線で示されるべきであるが、便宜上実線で示している。
図7に示される第1例では、ティアライン36は、横ライン54と、縦ライン56,58と、Vライン62,64,66,68とを有している。横ライン54は、車幅方向に延びている。
縦ライン56,58は、横ライン54と交差し、車両平面視で車両前後方向に延びている。縦ライン56は、例えば、車幅方向外側の移動端L(図2)に移動したエアバッグモジュール14の車幅方向中央部に対応して設けられている。また、縦ライン58は、例えば、車幅方向内側の移動端R(図3)に移動したエアバッグモジュール14の車幅方向中央部に対応して設けられている。
Vライン62は、横ライン54の車幅方向外側の端部54Aに設けられ、該端部54Aから車幅方向外側に向かって、車両前方側及び車両後方側に分岐した形状を有している。Vライン68は、横ライン54の車幅方向内側の端部54Bに設けられ、該端部54Bから車幅方向内側に向かって、車両前方側及び車両後方側に分岐した形状を有している。
Vライン64,66は、縦ライン56,58の間に設けられ、車幅方向に対称に設けられている。Vライン64は、Vライン62と同様の形状を有している。Vライン66は、Vライン68と同様の形状を有している。
図8に示される第2例では、ティアライン36は、横ライン54と、縦ライン70と、Vライン62,68,72,74とを有している。横ライン54及びVライン62,68については、図7に示される例と同様である。
縦ライン70は、横ライン54の車幅方向中央部と交差し、車両平面視で車両前後方向に延びている。縦ライン70は、横ライン54と交差し、車両平面視で車両前後方向に延びている。
Vライン72は、Vライン62と縦ライン70との間に設けられ、Vライン68と同様の形状を有している。Vライン74は、縦ライン70とVライン68との間に設けられ、Vライン62と同様の形状を有している。
図9に示される第3例では、ティアライン36は、横ライン54と、縦ライン76,78と、Vライン62,68とを有している。横ライン54及びVライン62,68については、図7に示される例と同様である。縦ライン76,78は、例えば横ライン54を3分割する位置で該横ライン54と交差し、車両前後方向に延びている。
また、図9に示される例では、ディスプレイ80が、エアバッグモジュール14より車両後方かつ車両中央部のインストルメントパネル34に設けられている。このディスプレイ80は、エアバッグ26の展開圧により、車幅方向においてエアバッグ26と反対側の回転軸82を中心として、車両後方側へ回動可能に構成されている。なお、ディスプレイ80は、例えばカーナビゲーションシステムにおける表示装置である。
図7から図9において、ティアライン36は、エアバッグモジュール14の移動範囲を越えて延びている。具体的には、Vライン62の車幅方向外側の末端が、エアバッグモジュール14の車幅方向外側の移動端L(図2)より更に車幅方向外側に位置している。また、Vライン68の車幅方向内側の末端が、エアバッグモジュール14の車幅方向内側の移動端R(図3)より更に車幅方向内側に位置している。
なお、横ライン54の車幅方向外側の端部54Aを、エアバッグモジュール14の車幅方向外側の移動端L(図2)より更に車幅方向外側に配置し、Vライン62をその先に設けてもよい。同様に、横ライン54の車幅方向内側の端部54Bを、エアバッグモジュール14の車幅方向内側の移動端R(図3)より更に車幅方向内側に配置し、Vライン68をその先に設けてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10は、車両平面視で矢印C方向に回転可能な助手席18に対応しており、該助手席18の状態をシート状態検知センサ12(図4)により検知する。また、シート状態検知センサ12(図4)が、助手席18の状態として、車両平面視での助手席18の角度位置、助手席18の前後方向位置及びシートバック22のリクライニング角度を検知する。乗員保護制御ECU16は、シート状態検知センサ12により検知された助手席18の状態に応じて、車両衝突前に、エアバッグ26の展開領域を調整する。したがって、車両衝突前の乗員60の着座位置を考慮して、エアバッグ26の展開領域を調整することができる。
図1に示されるように、助手席18が車両前方に向いている場合には、エアバッグ26の展開領域が、助手席18の正面となる基準位置Oに設定される。したがって、車両衝突時には、エアバッグ26が、車両前方に向いて助手席18に着座している乗員60の正面に展開する。
また、助手席18が車両前方に対して横向きとなっている場合には、エアバッグ26の展開領域が、上記基準位置Oよりも助手席18のシートバック22側に調整される。このとき、助手席18に着座した乗員60の頭部60Hや胸部60Cは、シートバック22に近い位置にあり、車両前方に向いた正規着座位置と比べ車幅方向外側又は車幅方向内側へ移動している。
図2に示される例では、助手席18が車両平面視で車両前方に対して90°右回転し、車幅方向内側に向いている。このとき、シートバック22は、助手席18が車両前方に向いている場合と比較して車幅方向外側に移動しており、乗員60の頭部60Hや胸部60Cも車幅方向外側に移動している。そこで、乗員保護制御ECU16(図4)は、駆動機構15のモータ48(図4、図6)を作動させて、エアバッグモジュール14を基準位置Oより車幅方向外側へ移動させる。
図3に示される例では、助手席18が車両平面視で車両前方に対して90°左回転し、車幅方向外側に向いている。このとき、シートバック22は、助手席18が車両前方に向いている場合と比較して、車幅方向内側に移動しており、乗員60の頭部60Hや胸部60Cも車幅方向内側に移動している。そこで、乗員保護制御ECU16(図4)は、駆動機構15のモータ48(図4、図6)を作動させて、エアバッグモジュール14を基準位置Oより車幅方向内側へ移動させる。
図6において、駆動機構15においては、ピニオン46がモータ48により回転駆動されることにより、該ピニオン46と噛み合っているラック44が、レール42に沿って移動する。ラック44はエアバッグモジュール14に固定されているので、ラック44の移動と共にエアバッグモジュール14が移動する。これにより、エアバッグモジュール14をシートバック22が位置する側、つまり乗員60の頭部60Hや胸部60Cが位置する側へ移動させて、エアバッグ26の展開領域を乗員60の頭部60Hや胸部60Cに対応させることができる。
なお、乗員保護制御ECU16によるエアバッグモジュール14の位置制御は、助手席18に乗員60が着座し、イグニッションがONとされている間、例えば常時行われる。助手席18の角度位置が変更される等、助手席18の状態が変化した場合には、その都度エアバッグモジュール14の位置が調整される。
図4において、衝突検知ECU13が車両の衝突を検知すると、乗員保護制御ECU16が、着火制御装置17を作動させる。これによりインフレータ28(図6)が作動し、エアバッグ26にガスが供給されることで、エアバッグ26が展開する。
本実施形態では、上記のように助手席18が車両前方に対して横向きとなっている場合であっても、車両衝突時に、エアバッグ26が該頭部60Hや胸部60Cに向けて展開する。このため、助手席18が回転する構成において、エアバッグ26の大容量化やインフレータ28の高出力化を行うことなく、乗員60の頭部60Hや胸部60Cを適切に保護することができる。
更に、本実施形態では、車両衝突時に衝突検知ECU13により検知した衝突形態情報に基づいて、乗員保護制御ECU16がエアバッグ26の展開領域を更に調整する。乗員60の頭部60Hや胸部60Cは、正面衝突時には車両前方(図2の矢印FR方向)へ慣性移動する。一方、車両左側への微小ラップ衝突時やオブリーク衝突時には、乗員60の頭部60Hや胸部60Cが、車両前方側かつ車両幅方向外側(図2の矢印D方向)へ慣性移動する。このように、乗員60の慣性移動方向は、衝突形態の違いによって異なる。
本実施形態では、正面衝突時には、乗員保護制御ECU16が、エアバッグモジュール14を乗員60の正面位置(基準位置O)に配置する。一方、微小ラップ衝突時やオブリーク衝突時には、乗員保護制御ECU16が、乗員60の頭部60Hや胸部60Cが慣性移動する方向に、エアバッグモジュール14を更に移動させる。
このように、衝突検知ECU13から乗員保護制御ECU16へ衝突形態情報を伝えることで、乗員60の慣性移動方向を考慮しつつ、エアバッグ26の展開領域を制御できる。換言すれば、各衝突形態に応じて、乗員60を受け止め易い領域にエアバッグ26を展開させることができる。このため、車両の各種衝突形態に応じて乗員60を適切に保護することができる。
図7から図9において、エアバッグ26(図6)の展開時におけるティアライン36の開裂について説明する。図7に示される例では、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)にあるときにエアバッグ26(図6)が展開すると、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の中央部、具体的にはVライン64,66と、該Vライン64,66間の横ライン54から始まる。また、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)よりも車幅方向外側に移動している場合には、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の左側部、具体的には縦ライン56、Vライン62,64、該Vライン62,64間の横ライン54から始まる。更に、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)よりも車幅方向内側に移動している場合には、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の右側部、具体的には縦ライン58、Vライン66,68、該Vライン66,68間の横ライン54から始まる。
図8に示される例では、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)にあるときにエアバッグ26(図6)が展開すると、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の中央部、具体的には縦ライン70と、Vライン72,74間の横ライン54から始まる。また、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)よりも車幅方向外側に移動している場合には、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の左側部、具体的にはVライン62,72と、該Vライン62,72間の横ライン54から始まる。更に、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)よりも車幅方向内側に移動している場合には、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の右側部、具体的にはVライン74,68と、該Vライン74,68間の横ライン54から始まる。
図9に示される例では、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)にあるときにエアバッグ26(図6)が展開すると、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の中央部、具体的には縦ライン76,78と、縦ライン76,78間の横ライン54から始まる。また、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)よりも車幅方向外側に移動している場合には、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の左側部、具体的にはVライン62と,縦ライン76と、Vライン62と縦ライン76との間の横ライン54とから始まる。更に、エアバッグモジュール14が基準位置O(図2)よりも車幅方向内側に移動している場合には、インストルメントパネル34の開裂は、ティアライン36の右側部、具体的には縦ライン78と、Vライン68と、縦ライン78とVライン68との間の横ライン54とから始まる。
このようにしてティアライン36が開裂することで、インストルメントパネル34に開口部(図示せず)が形成される。エアバッグ26は、この開口部を通じてインストルメントパネル34の外側へ展開する。
何れのティアライン36も、エアバッグモジュール14の移動範囲を越えて延びているので、エアバッグモジュール14の位置にかかわらず、エアバッグ26の展開圧によってティアライン36を開裂させることができる。またこれによって、インストルメントパネル34の内側のみでのエアバッグ26の展開を抑制できる。
図9に示される例では、エアバッグモジュール14より車両後方かつ車両中央部のインストルメントパネル34にディスプレイ80が設けられているが、該ディスプレイ80は、エアバッグ26の展開時に、該エアバッグ26の展開圧により車両後方側へ回動する。したがって、エアバッグ26の展開時に、ディスプレイ80が障壁とならない。このため、エアバッグ26の展開領域にディスプレイ80が設けられていても、エアバッグ26を適切に展開させることができる。
なお、助手席18が車両後方に向いている場合、つまりシートバック22の背面がインストルメントパネル34に相対している場合には、乗員保護制御ECU16は、車両衝突時に着火制御装置17(図4)を作動させない。したがって、エアバッグ26の展開が防止される。
[第2実施形態]
図10、図11において、本実施形態に係る助手席用エアバッグ装置20は、エアバッグモジュール14を車両平面視で回動させる駆動機構25を有している。
図12に示される例では、インパネリインフォースメント38に固定された取付けブラケット40上に、モータ48が固定されている。モータ48の回転軸52は、例えば車両上下方向に延び、取付けブラケット50に結合されている。この取付けブラケット50に対する回転軸52の結合点は、例えば、車両平面視でのエアバッグモジュール14の重心に対応している。モータ48を回転させることにより、エアバッグモジュール14を車両平面視で回転させることが可能となっている。
図13に示される例では、インストルメントパネル34の裏面側に、エアバッグモジュール14を支持するための支持部材84が取り付けられている。支持部材84の上には、スラスト軸受86を介してエアバッグモジュール14が回動自在に支持されている。モータ48の配置は、図12に示される例と同様である。モータ48の回転軸52は、支持部材84を貫通して、取付けブラケット50に結合されている。
この例では、エアバッグモジュール14の自重をスラスト軸受86及び支持部材84により支えることで、エアバッグモジュール14をより円滑に回動させることができる。また、支持部材84により、エアバッグ26が展開する際、ティアライン36が破断するまでの間にモータ48側に作用する力を受けたり、インストルメントパネル34の内側でのエアバッグ26の展開を抑制したりすることができるようになっている。
図14、図15において、インストルメントパネル34には、ティアライン88、ヒンジ部90が設けられている。なお、ティアライン88は、インストルメントパネル34の裏面側に形成されているので、本来破線で示されるべきであるが、便宜上実線で示している。
図14に示される第4例では、ティアライン88は、横ライン92と、縦ライン94とを有している。また、ヒンジ部90は、横ライン92を長軸とし、ライン94を短軸とする楕円形に形成されている。
図15に示される第5例では、ティアライン88は、ヒンジ部90が車幅方向に長い長方形に形成されている。ティアライン88は、横ライン92と、縦ライン94と、斜めライン96とを有している。横ライン92は、ヒンジ部90の短辺の中心同士を結ぶように形成されている。縦ライン94は、ヒンジ部90の長辺の中心同士を結ぶように形成されている。斜めライン96は、ヒンジ部90の対角線をなしている。横ライン92、縦ライン94及び斜めライン96は、中央部の一点で互いに交わっている。
図14、図15において、ティアライン88が、全体的に車幅方向に長く形成されているので、エアバッグモジュール14が回転してエアバッグ26の展開領域が変化しても、エアバッグの展開時にインストルメントパネル34を安定して開裂させることが可能となっている。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図10において、本実施形態に係る助手席用エアバッグ装置20では、シート状態検知センサ12(図4)により検知した助手席18の状態に応じて、エアバッグモジュール14を駆動機構25により車両平面視で回動させる助手席18が車両前方に対して横向きとなっている場合には、エアバッグモジュール14が、シートバック22が位置する側、つまり乗員60の頭部60Hや胸部60Cが位置する側に向くように回動する。
図10に示される例では、助手席18が車両平面視で車両前方に対して90°右回転し、車幅方向内側に向いている。このとき、シートバック22は、助手席18が車両前方に向いている場合と比較して車幅方向外側に移動しており、乗員60の頭部60Hや胸部60Cも車幅方向外側に移動している。そこで、乗員保護制御ECU16(図4)は、エアバッグモジュール14を駆動機構25により車幅方向外側(図10の矢印E方向)に回転させる。
図11に示される例では、助手席18が車両平面視で車両前方に対して90°左回転し、車幅方向外側に向いている。このとき、シートバック22は、助手席18が車両前方に向いている場合と比較して、車幅方向内側に移動しており、乗員60の頭部60Hや胸部60Cも車幅方向内側に移動している。そこで、乗員保護制御ECU16(図4)は、エアバッグモジュール14を駆動機構25により車幅方向内側に回転させる(図11の矢印F方向)。
したがって、エアバッグモジュール14を車両平面視で回動させて、エアバッグ26の展開領域を乗員60の頭部60Hや胸部60Cに対応させることができる。これにより、車両衝突時には、エアバッグ26が乗員60の頭部60Hや胸部60Cに向けて展開することとなる。エアバッグ26の展開ストロークが大きい場合でも、横向きの助手席18とエアバッグ26との干渉を抑制し、エアバッグ26の展開性を確保できる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
シート状態検知センサ12(検知手段)により検知される助手席18の状態は、車両平面視での助手席18の角度位置、助手席18の前後方向位置及びシートバック22のリクライニング角度であるものとしたが、助手席18の状態はこれらに限られない。例えば、助手席18の角度位置のみを助手席18の状態としてもよい。また、助手席18の状態として、更に他の情報を検知してもよい。
乗員保護制御ECU16(制御手段)が、車両の衝突発生時に検知した衝突形態情報に基づいて、エアバッグ26の展開領域を調整するものとしたが、このような制御を行わなくてもよい。
ディスプレイ80が、エアバッグ26展開圧により車両後方側へ回動可能に構成されるものとしたが、該ディスプレイ80がエアバッグ26の展開時の障壁とならないものであれば、該ディスプレイ80を回動可能に構成しなくてもよい。
第1実施形態において、インストルメントパネル34に設けられたティアライン36が、エアバッグモジュール14の移動範囲を越えて延びているものとしたが、ティアライン36の構成はこれに限られない。エアバッグモジュール14の移動範囲が十分に長い場合には、ティアライン36の範囲が、エアバッグモジュール14の移動範囲以下であってもよい。
上記実施形態では、助手席18が車両前方に対して横向きとなる角度として、90°の場合を例示したが、例えば45°のような中間的な角度であってもよい。助手席18の角度が車両前方に対して例えば0〜90°の範囲において、エアバッグ26の展開領域が適宜調整される。
助手席18の状態を検知する検知手段としてシート状態検知センサ12を挙げたが、シート状態を検知できるものであれば、カメラ等であってもよい。
制御手段として乗員保護制御ECU16を挙げたが、制御手段はこれに限られず、検知手段からの情報に基づき、エアバッグ26の展開領域を調整できるものであれば、どのような構成であってもよい。
第1実施形態の駆動機構15の構成は、一例であり、エアバッグモジュール14を移動可能であれば、他の構成であってもよい。第2実施形態の駆動機構25についても同様である。また、第1実施形態の駆動機構15と、第2実施形態の駆動機構25とを組み合わせ、エアバッグモジュール14の移動及び回転を制御して、エアバッグ26の展開領域を調整するようにしてもよい。
10 助手席用エアバッグ装置
12 シート状態検知センサ(検知手段)
14 エアバッグモジュール
15 駆動機構
16 乗員保護制御ECU(制御手段)
18 助手席
20 助手席用エアバッグ装置
22 シートバック
25 駆動機構
26 エアバッグ
34 インストルメントパネル
36 ティアライン
60 乗員
60C 胸部
60H 頭部
80 ディスプレイ
82 回転軸
O 基準位置

Claims (5)

  1. 車両平面視で回転可能な助手席の状態を検知する検知手段と、
    前記助手席の車両前方に設けられ、ガスの供給を受けて前記助手席側へ展開するエアバッグが折畳み収納されたエアバッグモジュールと、
    前記エアバッグモジュールの車幅方向移動及び車両平面視での回動の少なくとも一方を行う駆動機構と、
    車両衝突前において、前記検知手段からの情報に基づき前記駆動機構を作動させ、前記助手席が車両前方に向いている場合、前記エアバッグの展開領域を前記助手席の正面となる基準位置に設定し、前記助手席が車両前方に対して横向きとなっている場合、前記エアバッグの展開領域を前記基準位置より前記助手席のシートバック側に調整する制御手段と、
    を有する助手席用エアバッグ装置。
  2. 前記検知手段により検知される前記助手席の状態は、車両平面視での前記助手席の角度位置、前記助手席の前後方向位置及び前記シートバックのリクライニング角度のうち前記角度位置を含む少なくとも1つである請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。
  3. 前記制御手段は、車両の衝突発生時に検知した衝突形態情報に基づいて、前記展開領域を更に調整する請求項1又は請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグモジュールより車両後方かつ車両中央部のインストルメントパネルには、ディスプレイが設けられており、
    前記ディスプレイは、前記エアバッグの展開圧により、車幅方向において前記エアバッグと反対側の回転軸を中心に、車両後方側へ回動可能に構成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の助手席用エアバッグ装置。
  5. 前記エアバッグモジュールを覆うインストルメントパネルには、前記エアバッグの展開時の開裂起点となるティアラインが設けられており、
    前記ティアラインは、前記エアバッグモジュールの移動範囲を越えて延びている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の助手席用エアバッグ装置。
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