JP6747024B2 - 電子制御装置及びモータ制御装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、複数の制御系統の間における処理タイミングの時間的ずれを補正する場合、処理タイミングの時間的ずれの検出精度の低下が抑えられている同期状態検出部の検出結果を用いることができるので、補正についても補正精度の低下が抑えられるようになる。したがって、電子制御装置の信頼性の向上を図ることができる。
上記構成によれば、複数の制御系統の各重畳同期信号生成部において、各同期信号生成部によって生成される各同期信号をほぼ一致するタイミングで取得させることができるようになる。これにより、各同期信号の伝達のタイミングのずれが低減され、複数の制御系統のそれぞれにおいて重畳同期信号が生成される場合であっても、複数の制御系統の間における重畳同期信号を高い精度で一致させることができる。したがって、処理タイミングの検出精度とともに、処理タイミングの補正の精度を共に高めることができる。
上記構成によれば、モータ制御装置は、複数の制御系統を用いてモータの駆動を制御することによって、何れかの制御系統に故障が生じた場合でも、残りの制御系統がモータの駆動の制御を継続できるようにすることができ、モータの制御系統の冗長化を実現することができる。このようにモータの制御系統の冗長化を実現する場合においても、複数の制御系統の間における処理タイミングのずれの検出精度の低下を抑制することができる。
図1に示すように、本実施形態の電子制御装置は、モータ11を制御対象として、当該モータ11の動作を制御するモータ制御装置10である。なお、モータ制御装置10は、モータ11の駆動を制御することによって、例えば、車両の操舵機構にモータトルクを付与し、ユーザーのステアリング操作を補助するパワステ制御等を実行する制御ユニット、所謂、「ECU(Electronic Control Unit)」である。
また、三角波生成部34は、生成した三角波に基づいて、A/D変換部35に対して、AD変換実行タイミング信号を出力するとともに、演算部31に対して、処理タイミング信号を出力する。なお、AD変換実行タイミングとは、三角波における山(頂点)と谷(最下点)となる時点で、AD変換を実行するタイミングであり、三角波における山(頂点)と谷(最下点)と同期する。
図5に示すように、同期監視部37aは、同期信号生成部50a、重畳同期信号生成部51a、同期状態検出部52a、及び同期信号補正部53aを有している。同じく同期監視部37bは、同期信号生成部50b、重畳同期信号生成部51b、同期状態検出部52b、及び同期信号補正部53bを有している。
(1)上記同期状態を検出する際に基準となる重畳同期信号Spcは、制御系統A及び制御系統Bの間における処理タイミングに時間的ずれが生じていれば、少なくとも各同期信号Spa,Spbよりも大きい幅を有するものである。これにより、制御系統A及び制御系統Bの間における処理タイミングの時間的ずれを連続量として検出することができる。
本実施形態では、上記同期状態の時間的ずれを補正する場合、上記同期状態の時間的ずれの検出精度の低下が抑えられている各同期状態検出部52a,52bの検出結果を用いることができるので、補正についても補正精度の低下が抑えられるようになる。したがって、モータ制御装置10の信頼性の向上を図ることができる。
これにより、制御系統A及び制御系統Bがそれぞれ独立して、他の制御系統に対する処理タイミングのずれを検出したり、処理タイミングのずれを補正したりすることができるようになる。これにより、制御系統A及び制御系統Bの独立化を促進することができ、制御系統の冗長化の観点で有利になる。
・各重畳同期信号生成部51a,51b、各同期状態検出部52a,52b、及び各同期信号補正部53a,53bの機能は、第1制御演算部21及び第2制御演算部22とは異なるASIC(エーシック)等の演算部に持たせるようにしてもよい。この場合には、各同期信号生成部50a,50bの機能についても上記ASIC等の演算部に持たせるようにしてもよい。また、上記ASIC等の演算部は、制御系統A(第1制御演算部21)及び制御系統B(第2制御演算部22)の何れかに属していてもよいし、何れの制御系統にも属していなくてもよい。
・同期状態検出部52aでは、同期信号Spaと同様、同期信号Spbについても上記同期状態を検出するようにしてもよい。これは、同期状態検出部52bについても同様である。これにより、上記同期状態の検出について相互監視することができるようになり、モータ制御装置10の信頼性の向上を図ることができる。
・上記同期状態を検出する場合、各同期状態検出部52a,52bは、パルス幅Ptcと各パルス幅Pta,Ptbの差と閾値とを比較することによって、上記同期状態の補正の必要有無を判断するようにしてもよい。
・モータ制御装置10では、複数の制御系統が構成されていればよく、3系統や4系統以上の制御系統が構成されていればよい。
・上記実施形態は、モータ11を制御対象とするモータ制御装置10の替わりに、発電機等、制御信号によって動作するものを制御対象とする電子制御装置として実現することもできる。
Claims (6)
- 制御対象の動作を制御するために制御信号を出力する制御部と、前記制御部の処理タイミングを生成するタイマ生成部とを有する制御系統として、複数の制御系統が構成される電子制御装置において、
予め定めた幅を有する信号である同期信号を複数の制御系統毎に生成する同期信号生成部と、
前記複数の制御系統の各同期信号をそれぞれ受信することによって、前記複数の制御系統の各同期信号を重ね合わせた幅として、当該各同期信号の少なくとも何れかが現れている間の幅を有する信号である重畳同期信号を生成する重畳同期信号生成部と、
前記各同期信号と前記重畳同期信号とに基づいて、前記複数の制御系統の間における処理タイミングのずれである同期状態を検出する同期状態検出部と、
を備えていることを特徴とする電子制御装置。 - 前記同期状態検出部の検出結果に基づいて、前記複数の制御系統の処理タイミングの進み又は遅れを補正する同期信号補正部をさらに備えている請求項1に記載の電子制御装置。
- 前記同期信号補正部は、前記同期状態検出部の検出結果に基づいて、前記重畳同期信号を補正の基準として、前記複数の制御系統の各同期信号が補正されるようにそれぞれについて処理タイミングの進み又は遅れを補正する請求項2に記載の電子制御装置。
- 前記複数の制御系統は、前記同期信号生成部、前記重畳同期信号生成部、前記同期状態検出部、及び前記同期信号補正部をそれぞれに有するものであり、
前記同期信号生成部は、自身が属する制御系統の処理タイミングに基づいて、前記同期信号を生成するものである請求項2又は請求項3に記載の電子制御装置。 - 前記複数の制御系統の各同期信号生成部及び各重畳同期信号生成部は、共通信号線によって電気的に接続されるものである請求項4に記載の電子制御装置。
- 請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の電子制御装置は、モータを制御対象とするモータ制御装置である。
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