JP2595192Y2 - 位相同期装置 - Google Patents

位相同期装置

Info

Publication number
JP2595192Y2
JP2595192Y2 JP1993066762U JP6676293U JP2595192Y2 JP 2595192 Y2 JP2595192 Y2 JP 2595192Y2 JP 1993066762 U JP1993066762 U JP 1993066762U JP 6676293 U JP6676293 U JP 6676293U JP 2595192 Y2 JP2595192 Y2 JP 2595192Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
phase
phase difference
signal
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993066762U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0733031U (ja
Inventor
三四一 正垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP1993066762U priority Critical patent/JP2595192Y2/ja
Publication of JPH0733031U publication Critical patent/JPH0733031U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595192Y2 publication Critical patent/JP2595192Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は商用周波帯域の信号に位
相周期する位相周期装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の商用周波帯域で用いられる
位相同期装置を示す。図示のように矩形波入力信号1に
対し、排他的論理和をとる位相差検出器4、位相差増幅
器5、VCO(電圧制御発振器)6、固定分周カウンタ
11が接続され、前記固定分周カウンタ11よりの位相差検
出用信号3を前記位相差検出器4に入力する。
【0003】
【動作】位相差検出器4においては、同期したい信号の
位相情報を含んだ入力信号1と分周器11から出力された
位相差検出用信号3(正常時入力信号と90度位相差があ
る)との排他的論理和を取る。位相差があれば、位相差
検出器4の出力信号のHとLの区間幅に差が生じる。位
相差がなければ、正負面積の等しい波形が得られる。位
相差があれば正負で面積に違いが生じる。この信号を増
幅器5に掛けることによって、位相差に相当する電圧出
力が得られる。この信号をあらかじめ、ある周波数(例
えば商用周波数)で自走発振するように調整したVCO
6に加算入力し、その出力を分周することにより位相差
に対応し、分周のうえで90度位相差をもった位相差検出
用信号を得る。
【0004】
【欠点】ところで、上記構成においては、位相差増幅器
5を構成する部品の製品精度、VCOの温度特性に対す
る使用周囲温度の変動により位相同期誤差(定常位相誤
差)が変化する。また、あらかじめある周波数でVCO
6が発振するようにバイアスを掛けておく必要があるな
ど、使用前に調整を必要とする。
【0005】
【考案の構成】本考案は上記問題の解決を含め、新規な
同期位相装置を提案するもので、入力信号と位相差検出
用信号の位相差時間をカウントする位相差カウンタと、
カウンタ値の変化に着目して周波数同期と位相同期のい
ずれの状態にあるかを識別し、基準クロックを可変分周
する可変分周カウンタに分周比をセットできる制御部
と、当該可変分周カウンタの出力をある値カウントする
ことにより位相差検出用信号を出力する固定分周カウン
タを備えることを特徴とする位相同期装置にある。
【0006】
【考案の効果】本考案においては従来の、この種位相同
期装置において使用されているVCOを使用せず、その
ためVCOの使用時、温度変動による位相同期の変化を
考慮する必要はなく、周波数同期過程と位相同期過程の
いずれにあるかも制御部において識別して可変分周器に
分周比信号を送出し、周波数同期、位相同期を迅速に進
行させることができる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す。図4と同一符
号は同一部分を示す。入力信号1と位相差検出用信号3
の排他的論理和のH,Lにより基準クロックをアップ−
ダウンカウントする位相カウンタ8と制御部(MPU)
9とが接続され、制御部9と可変分周カウンタ10とが接
続され、前記位相カウンタ8,可変分周カウンタ10には
基準クロック13の信号が入力する。可変分周カウンタ10
の出力側は固定分周カウンタ11に接続され、その出力側
は位相カウンタ8と接続され、同時にカウンタ11より出
力信号2が取り出される。なお本例では基準クロックを
3.6MHzとして説明する。
【0008】
【位相カウンタ】基準クロックを3.6MHzとした場合、位
相カウンタ8は排他的論理和を求める回路と二つのアッ
プカウンタもしくは一つのアップ−ダウンカウンタによ
り構成される。本例ではアップ−ダウンカウンタとして
説明するが、この位相カウンタ8に入力信号1と位相差
検出用信号3と基準クロック12の信号が入力する。あら
かじめ位相カウンタ8をカウンタ幅の中間値にセットす
る。入力信号1に位相差検出用信号3が同期していれ
ば、入力信号1と90°ずれた波となる。この入力信号1
と位相差検出用信号との排他的論理和を取ったパルス信
号がアップ−ダウン信号としてアップ−ダウンカウンタ
に入力するため、入力信号1と位相同期装置よりの位相
差検出用信号3(VCO−OUT)が同期状態にない場
合、図2に示すようなカウント動作を行い、入力の半サ
イクルごとに出力されるカウンタリセット時には位相差
に相当するカウント値を保持している。これは図中の太
線で示される。つまり、ここでは、入力半サイクルにお
ける入力信号1と位相差検出用信号3の排他的論理和に
よって求められるH,Lの時間幅の差から位相差を求め
ており、リセット動作は、入力の半サイクルごとの信号
により制御部9に割り込みをかけ、保持しているカウン
ト値を読み出した後、カウンタをリセットする。以上の
動作により、入力の半サイクルごとに入力信号と位相同
期装置の出力の位相差に相当するカウント値が得られ
る。
【0009】
【デイジタルVCO】本考案においては、前記カウント
値の状態をみて後述のようにカウントデータの示す結果
を可変分周カウンタ10に反映させ、可変分周カウンタ10
とこれに接続される固定分周カウンタによってデイジタ
ル的なVCOのようなものを実現している。基準クロッ
ク3.6MHzより商用周波60Hzを出力するためには、 ( 3.6×103 )/60=6000分周 を行う必要があり、この6000分周を前記可変分周カウン
タ10と固定分周カウンタ11で実現する。固定分周カウン
タの分周値Nは、位相差検出用信号3、出力信号(入力
同期信号)以外に入力周波数の逓倍の制御信号、例えば
他のMPUへの割り込信号等を取り出させるように設定
する。仮に、固定分周値を 300とした場合、可変分周値
は 200となり、ここでは18kHz の中間信号が取り出せる
(但し60Hz同期時)。
【0010】
【同期動作】すでに説明したところから理解されるよう
に、位相カウンタ8では位相差検出用信号3と入力信号
1の周波数が違う場合、位相差に相当するカウンタ値は
変化し続ける。一方、位相差検出用信号3と入力信号1
の周波数が同じで、位相のみが違う場合、位相差に相当
するカウンタ値は変化しない。この違いを利用して、同
期過程を周波数同調と位相同期に分けて制御を行う。制
御部9と可変分周カウンタ10を接続し、可変分周カウン
タ10には基準クロック12の信号を入力する。図3に示す
ように制御部(MPU)9において可変分周カウンタ10
の分周値を細かく変化させることで、位相差検出用信号
の周波数を変化させ、位相同期を行う。可変分周カウン
タ10にセットされるカウントデータ(例えばMPUメモ
リ内のカウントテーブル)は、 X+val (f)+val (p) X:入力周波数に相当するカウンタ値(入力60Hz、基準
クロック3.6MHz、固定分周 300とすれば200 ) val (f):周波数に対応した値(先の条件ではval
(f)=10とすれば、出力周波数は 57.14Hzとなる) val (p):位相に対応した値 実際は、入力の半サイクルごとに読み出されるカウンタ
値の変化に着目し、制御部9にて例えば5サイクル連続
でカウンタ値に変化がない場合は周波数は同調している
と判断して、その時点でX+val (f)の値をロックす
る。以降カウンタ値を零(位相同期)とするように、va
l (p)の値を変化させて最終的に位相同期させる。図
4Aは周波数は同調しているが、位相はずれた状態でロ
ックされた状態を示している。これに対して、図4Bは
X+val (f)が固定された状態で、位相的にずれた分
に相当するカウント数分カウントの数を変えていく(こ
の場合カウント数を小さくする)。val (p)は1サイ
クルのみ有効であるので、次のサイクルからカウント値
はX+val (f)にもどり、周波数,位相とも合ったも
のとなる。つまりval (f)は1サイクルの間一時的に
周波数を変化させるものである。カウンタ値の変化が連
続している時は、前回のカウンタ値と今回読み出したカ
ウンタ値の差が零(周波数同調)となるように、val
(f)の値を変化させて周波数同調させ、X+val
(f)の値をロックする。以下繰返しとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す。
【図2】位相カウンタの動作例を示す。
【図3】可変分周カウンタ、固定分周カウンタの動作例
を示す。
【図4】Aは周波数は同調しているが位相がずれた状態
を示し、Bはval (p)を変化させ位相同期した状態を
示す。
【図5】従来の位相同期装置の一例を示す。
【符号の説明】
1 入力信号 2 出力信号 3 位相差検出用信号 4 位相差検出器 5 位相差増幅器 6 VCO 7 VCO出力クロック 8 位相カウンタ 9 制御部 10 可変分周カウンタ 11 固定分周カウンタ 12 基準クロック 13 位相カウントデータ 14 カウンタパターン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号と位相差検出用信号の位相差時
    間をカウントする位相差カウンタと、カウンタ値を入力
    し、カウント値の変化に着目し、周波数同期と位相同期
    の2つの過程に分けて基準クロックを可変分周する分周
    カウンタに分周比をセットできる制御部と、可変分周カ
    ウンタの出力をある値カウントすることにより位相差検
    出用信号を出力する固定分周カウンタを備えたことを特
    徴とする位相同期装置。
JP1993066762U 1993-11-18 1993-11-18 位相同期装置 Expired - Fee Related JP2595192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993066762U JP2595192Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 位相同期装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993066762U JP2595192Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 位相同期装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0733031U JPH0733031U (ja) 1995-06-16
JP2595192Y2 true JP2595192Y2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=13325221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993066762U Expired - Fee Related JP2595192Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 位相同期装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595192Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7974333B2 (en) * 2005-07-04 2011-07-05 Panasonic Corporation Semiconductor apparatus and radio circuit apparatus using the same
JP6747024B2 (ja) * 2016-04-06 2020-08-26 株式会社ジェイテクト 電子制御装置及びモータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0733031U (ja) 1995-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4005479A (en) Phase locked circuits
JPS6277770A (ja) ビデオ信号のサンプリングクロツク発生回路
JPH06244717A (ja) 発振器クロック信号生成回路
JPH1041812A (ja) Pll回路
US4344045A (en) Phase locked loop frequency synthesizer with fine tuning
JP2595192Y2 (ja) 位相同期装置
JP3523362B2 (ja) クロック回路及びこれを用いたプロセッサ
JPS5922406B2 (ja) 同調装置
JPH0645930A (ja) 周波数シンセサイザ
JPH10143133A (ja) Osd装置
US4354164A (en) Digital phase lock loop for TIM frequency
JP3528916B2 (ja) 位相同期発振器
JP2524617B2 (ja) 周波数測定装置
JP2002217714A (ja) 基準周波数発生装置
JPH066211A (ja) 基準発振器およびその制御方法
JPS6327477Y2 (ja)
JPH04268841A (ja) 相互同期装置
JPH04344712A (ja) Pll式同期信号発生器
JPH07123000A (ja) 周波数シンセサイザ
JP2940220B2 (ja) Fsk変調器
KR0162463B1 (ko) 디지탈 위상 조정 장치
JP2600714Y2 (ja) Rfモジュレータのキャリア信号およびテスト信号発生回路
JP2000180569A (ja) 刻時同期方法及び刻時同期回路
JPH09186976A (ja) 周波数変換回路
JPS6030134B2 (ja) 位相ロックル−プ用の基準周波数発振装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees