JP6642111B2 - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、モータを複数系統のモータ制御部により同期制御する際、複数系統におけるモータ制御部における同期ずれを抑制することができ、モータの同期制御を好適に行うことができるモータ制御装置を提供することにある。
以下、本発明のモータ制御装置を、電動パワーステアリング装置における力の発生源であるモータのモータ制御装置に具体化した第1実施形態を図1〜図3を参照して説明する。
まず、制御装置の制御対象であるモータの構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態では、モータ11は、いわゆるIPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)である。なお、モータは、IPMモータに限定するものではなく、SPMモータ(Surface Permanent Magnet Motor)であってもよい。
次に、モータ11の駆動を制御するモータ制御装置20を説明する。
図1に示すように、モータ制御装置20は、第1制御演算部21及び第2制御演算部22、並びに第1モータ駆動部23及び第2モータ駆動部24を備えている。第1モータ駆動部23及び第2モータ駆動部24はそれぞれ駆動回路部に相当する。第1制御演算部21と第2制御演算部22とは、同一構成のため、第1制御演算部21について説明し、第2制御演算部22の構成については、第1制御演算部21(モータ制御部)を構成する各部に付した符号を付してその詳細説明を省略する。第1制御演算部21及び第2制御演算部22は、複数系統のモータ制御部の一例である。
また、三角波生成部34は、前記生成した三角波に基づいて、A/D変換部35に対して、AD変換実行タイミング信号を出力するとともに、演算部31に対して、演算周期タイミング信号を出力する。なお、AD変換実行タイミングとは、前記三角波における山(頂点)と谷(最下点)となる時点で、AD変換を実行するタイミングであり、前記三角波における山(頂点)と谷(最下点)と同期する。
第1モータ駆動部23及び第2モータ駆動部24の各FETが、第1制御演算部21及び第2制御演算部22により生成される制御信号(PWM信号)に基づきスイッチングすることにより直流電力が三相の交流電力に変換される。
モータ11が電動パワーステアリング装置における操舵アシスト力の発生源として使用される場合、第1制御演算部21及び第2制御演算部22は車両に設けられる各種のセンサの検出結果を運転者の要求あるいは走行状態を示す情報として取得し、これら取得される各種の情報に応じてモータ11を制御する。
上記のように構成されたモータ制御装置20の作用を図3(a)を参照して説明する。
本実施形態では、第1制御演算部21及び第2制御演算部22の両演算部31は、その演算周期は同じであり、同期して演算を行うように、系統A及び系統Bの発振器30と、独立して同じ基本周波数のクロックを生成する。しかし、系統A及び系統Bの発振器30の発振子(例えば、水晶素子)にばらつきがある場合、両者が生成するクロックにはずれが生ずる。
本実施形態では、第1制御演算部21の演算部31が演算周期中の中で、演算が終了した時点(すなわち、演算未実施期間kが開始される時点)に、同期トリガ信号を出力し、同期フラグFをリセットする。そして、第1制御演算部21の演算部31は、演算未実施期間kを計時(カウント)した後に、自身の系統Aのタイマ生成部33のアップダウンカウンタのカウント値を0にリセットするとともに同期フラグFをセットする。第1制御演算部21の演算部31は、タイマリセット部に相当する。
なお、本実施形態では、演算周期の開始時には、第1制御演算部21及び第2制御演算部22のタイマ生成部33のカウンタはアップカウントから開始する。
従って、本実施形態では、モータを2つのモータ制御部により同期制御する際、モータ制御部間の同期ずれを抑制することができ、モータの同期制御を好適に行うことができる。
ここで、従来例を図7〜図10を参照して説明する。
従来例のモータ制御装置のハード構成は、図7及び図8に示すように本実施形態と同様のハード構成を有している。このため、図7及び図8では、従来例のモータ制御装置のハード構成には本実施形態と同一符号が付されている。
本実施形態では、上記のような従来例の問題はない。
(1)本実施形態のモータ制御装置20は、複数系統、すなわち2系統の第1制御演算部21及び第2制御演算部22(モータ制御部)を有する。系統Aの第1制御演算部21(モータ制御部)は、モータ11に電力を供給する第1モータ駆動部23(駆動回路部)と、第1モータ駆動部23に出力するモータ駆動指令(モータ指令値)を演算する演算部31と、演算部31の演算時間を計時するタイマ生成部33(タイマ部)とを備える。また、系統Bの第2制御演算部22(モータ制御部)は、モータ11に電力を供給する第2モータ駆動部24(駆動回路部)と、第2モータ駆動部24に出力するモータ駆動指令(モータ指令値)を演算する演算部31と、演算部31の演算時間を計時するタイマ生成部33(タイマ部)とを備える。両系統間は、第1制御演算部21、第2制御演算部22が自身の系統のタイマ生成部33(タイマ部)の計時により、同期させてモータ11を制御する。そして、系統Aの演算部31(タイマリセット部)は、各系統における演算部31の演算未実施期間k(演算オフ期間)が相互に重なっているときに、各系統のタイマ生成部33(タイマ部)に対してリセット動作を開始させる。この結果、本実施形態によれば、モータを各系統のモータ制御部により同期制御する際、モータ制御部間の同期ずれを抑制することができ、モータの同期制御を好適に行うことができる。
次に、第2実施形態を図4〜図6を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成には、同一符号を付してその詳細説明を省略し、異なる構成について説明する。
第2実施形態の作用を図6を参照して説明する。
本実施形態においても、両系統の各演算部31の演算周期は同じであり、図6に示すように、演算周期は「演算中期間e+演算未実施期間k」を含み、各系統の演算部31の演算周期は、演算中期間eの開始時点から開始される。
(1)本実施形態のモータ制御装置20では、同期トリガ生成部50をタイマリセット部としている。同期トリガ生成部50は、系統A、Bの演算部31が、演算未実施期間k(演算オフ期間)にともに入ったときに、系統A、Bの第1制御演算部21及び第2制御演算部22(モータ制御部)に対して同期トリガ信号を出力する。そして、系統A、Bの第1制御演算部21及び第2制御演算部22(モータ制御部)の演算部31は、入力した同期トリガ信号に基づいて自身の系統のタイマ生成部33(タイマ部)をリセットする。
・第1実施形態では、第1制御演算部21からの同期トリガの出力タイミングを演算未実施期間kが開始される時点で出力し、演算未実施期間kが経過した時点で第1制御演算部21におけるタイマ生成部33のアップダウンカウントを0にリセットした。
・上記実施形態では、2系統のモータ制御部の場合について説明したが、3系統以上の複数系統のモータ制御部を備えたモータ制御装置においても同様に適用できることは自明である。
16A…第1コイル群、16B…第2コイル群、20…モータ制御装置、
21…第1制御演算部(モータ制御部、タイマリセット部)、
22…第2制御演算部(モータ制御部)、
23…第1モータ駆動部(駆動回路部)、
24…第2モータ駆動部(駆動回路部)、
25…第1電流センサ、26…第2電流センサ、
30…発振器、31…演算部、32…クロック発生部、
33…タイマ生成部(タイマ部)、
34…三角波生成部、35…A/D変換部、36…モータ駆動指令生成部、
40…回転角センサ、42…センサ、
50…同期トリガ生成部(タイマリセット部)、
e…演算中期間、k…演算未実施期間(演算オフ期間)、
k1…第1演算未実施期間、k2…第2演算未実施期間(演算オフ期間)。
Claims (4)
- モータに電力を供給する駆動回路部と、前記駆動回路部に出力するモータ指令値を演算する演算部と、前記演算部の演算時間を計時するタイマ部とを備えるモータ制御部を一系統として、複数系統のモータ制御部を備え、各モータ制御部が自身の系統のタイマ部の計時により、系統間を同期させて前記モータを制御するモータ制御装置であって、
各系統のモータ制御部における演算部の演算オフ期間が相互に重なっているときに、前記各系統のタイマ部に対してリセット動作を開始させるタイマリセット部を有するモータ制御装置。 - 前記タイマリセット部は、前記複数系統のモータ制御部のうち、一つのモータ制御部の演算部であり、該演算部は、演算オフに同期して、残りの全系統のモータ制御部に対して同期トリガ信号を出力し、前記残りの全系統のモータ制御部における演算部は、自身が演算オフ期間にある場合に、入力した前記同期トリガ信号に基づき、自身の系統のタイマ部をリセットする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 前記タイマリセット部は、全系統のモータ制御部における演算部が、演算オフ期間にともに入ったときに、全系統のモータ制御部に対して同期トリガ信号を出力し、前記全系統のモータ制御部の演算部は、入力した前記同期トリガ信号に基づいて自身の系統のタイマ部をリセットする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のモータ制御装置において、
各系統のモータ制御部は、前記演算部がモータ指令値に演算に使用する外部パラメータのアナログ値をデジタル値に変換するA/D変換部を備え、
前記駆動回路部は、インバータ回路を含み、
前記A/D変換部のAD変換タイミング及び前記インバータ回路のスイッチングタイミングは、前記演算部の演算周期タイミングと同じとしているモータ制御装置。
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