JP4793068B2 - モータインバータ - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子をオン、オフさせることによりモータに交流電流を流してそのモータを駆動させるモータインバータに関する。
図3は、既存のモータインバータを示す図である。
図3に示すモータインバータ30は、互いに直列接続される2つのスイッチング素子31が3組それぞれ直流電源32に並列接続されて構成されるスイッチング部33と、各スイッチング素子31がそれぞれ所定タイミングでオン、オフすることによりスイッチング素子31の各接続点(U相、V相、W相)から交流電流が出力されて駆動されるモータ34の回転子の現在の電気角位置に対応する信号を出力するレゾルバ35と、レゾルバ35から出力される信号に基づいて各スイッチング素子31のオン、オフを制御する制御回路36とを備えて構成されている。
上記制御回路36は、レゾルバ35から出力される信号に基づいてモータ34の回転子の現在の電気角位置を計算しその電気角位置を示す位置情報を出力する電気角位置計算部37と、電気角位置計算部37から出力される位置情報などに基づいて各スイッチング素子31を所定dutyでPWM(Pulse Width Modulation)制御するための正弦波状の基本波(指令値)を3相分互いに120度ずつ位相をずらして生成する基本波生成部38と、基本波生成部38により生成される3相分の基本波と基準波(三角波)との比較結果に基づいて各スイッチング素子31のオン、オフを制御するための6つの制御信号を生成するPWM生成器39とを備えて構成されている。
このように構成されるモータインバータ30には、基本波の1周期のうち全体で120度の期間、常に3相のうちのある1相の各スイッチング素子31をオン、オフさせないようにしてモータ34を駆動する、いわゆる、2相変調方式によりモータ34を駆動するものがある。このように構成されるモータインバータ30は、3相のうちの2相の各スイッチング素子31がPWM制御によりオン、オフしているとき残りの1相の各スイッチング素子31が停止しているため、各スイッチング素子31のスイッチング損失を低減することができ電力変換効率を上げることができる。
また、このように構成されるモータインバータ30には、3相の各スイッチング素子31のPWM制御期間をそれぞれゼロ度にすることにより3相にそれぞれ印加される電圧を180度期間180度ずつ繰り返される矩形波の電圧にしてモータ34を駆動する、いわゆる、180度通電矩形波電圧制御方式によりモータ34を駆動するものもある。このように構成されるモータインバータ30は、各相に矩形波の電圧が印加される期間がそれぞれ180度と最大になるため、モータ34への出力を向上させることができる。
しかしながら、この180度通電矩形波電圧制御方式は、上述したように、各相に電圧が印加される期間が最大となりモータ34のコイルに蓄積されるエネルギーが大きくなるため、モータ34のコイルのリアクタンス値によってはモータ34の各相に流れる交流電流がモータ34のコイルによる誘起電圧の影響を受けてしまう。そして、モータ34の各相に流れる交流電流が誘起電圧の影響を受けてしまうと、例えば、図4(a)に示すように、モータ34の各相に流れる交流電流にノイズやトルクリップルなどが多く含まれ、それらの交流電流が正弦波にならず、モータ34の駆動時の音の悪化が懸念されるという問題がある。また、このモータ34の各相に流れる交流電流をフーリエ変換すると、図4(b)に示すような結果が得られる。そして、この結果からモータ34の各相に流れる交流電流には5次の高調波成分(以下、5次高調波という)が多く含まれていることがわかる。
そこで、この5次高調波をモータ34の各相に流れる交流電流から取り除くことによりモータ34の各相に流れる交流電流を正弦波に近づけてモータ34の駆動時の音の悪化を抑えることが考えられる。
そして、モータ34の各相に流れる交流電流から5次高調波を取り除く構成としては、例えば、予め基本波に5次高調波の反転波形を重畳させておき、その基本波と基準波とを比較して制御信号を生成するものがある(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
このような構成で制御信号を生成することにより、モータ34の各相に印加される電圧波形を5次高調波を打ち消す波形にすることができるので、モータ34の各相に流れる交流電流から5次高調波を取り除くことができる。これにより、モータ34の各相に流れる交流電流が正弦波に近づきモータ34の駆動時の音の悪化を抑えることができる。
特開2001−286181号公報 特開2001−275390号公報
しかしながら、上述のように、予め基本波に5次高調波の反転波形を重畳させておき、その基本波と基準波とを比較して制御信号を生成する構成は、180通電矩形波電圧制御用の基本波全体(360度)にわたって、対応する5次高調波の反転波形を重畳するため、常にPWM制御により各スイッチング素子31をオン、オフさせてモータ34を駆動することと同じになり、基本波に5次高調波の反転波形を重畳させずに180度通電矩形波電圧制御方式によりモータ34を駆動する場合に比べて、モータ34の各相に印加される電圧が低下しモータ34への出力が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明では、モータへの出力を向上させつつ、モータの各相に流れる交流電流を正弦波に近づけることが可能なモータインバータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明のモータインバータは、スイッチング素子を備えそのスイッチング素子がオン、オフすることによりモータに交流電流を流してそのモータを駆動させるスイッチング部と、モータの回転子の電気角位置を検出する検出手段と、その検出手段により検出される電気角位置に基づいてスイッチング素子のオン、オフを制御する制御回路とを備える。また、上記制御回路は、モータの回転子の1回転分の電気角位置を分割した各範囲のうちの所定範囲に対して、回転子の電気角位置が所定範囲に対応するとき、一定デューティのPWM制御、または180度通電矩形波電圧制御用基本波に対して交流電流に含まれる高調波成分に対応する波形を重畳した波形に基づいてスイッチング素子のオン、オフを制御し、回転子の電気角位置が所定範囲に対応しないとき、180度通電矩形波電圧制御する。
これにより、モータの回転子の電気角位置が所定範囲に対応するときは、モータに印加される電圧の波形を、5次高調波を打ち消す波形またはPWM制御パルス波形にすることができるため、その分モータに流れる交流電流に含まれるノイズやトルクリップルなどを抑えることができ交流電流を正弦波に近づけることができる。
また、モータの回転子の電気角位置が所定範囲に対応するとき以外は、モータに印加される電圧の波形を、180度通電矩形波電圧制御方式によりモータが駆動されるときにそのモータに印加される電圧波形と同じ波形にすることができるので、その分モータへの出力を向上させることができる。
また、上記制御回路は、180度通電矩形波電圧制御用基本波を生成する基本波生成手段と、回転子の電気角位置が各範囲のうちのどの範囲に対応するかを判定する範囲判定手段と、所定範囲を記憶し、範囲判定手段により判定される範囲が、所定範囲に対応するか否かを判定する所定範囲判定手段と、所定範囲に対応する高調波成分またはPWM制御用基本波を記憶し、範囲判定手段により判定される範囲が所定範囲であると所定範囲判定手段が判定すると、高調波成分またはPWM制御用基本波を出力する所定範囲対応波形出力手段と、所定範囲対応波形出力手段から高調波成分またはPWM制御用基本波が出力されるとき、180度通電矩形波電圧制御用基本波から高調波成分またはPWM制御用基本波を差し引いて出力し、所定範囲対応波形出力手段から高調波成分またはPWM制御用基本波が出力されないとき、180度通電矩形波電圧制御用基本波をそのまま出力する重畳手段と、重畳手段から出力される波形に基づいてスイッチング素子のオン、オフを制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段とを備えるように構成してもよい。
また、上記所定範囲対応波形出力手段は、所定範囲に対応する高調波成分として交流電流に含まれる5次の高調波成分を予め記憶しておくように構成してもよい。
また、上記所定範囲は、交流電流がピークになるときの回転子の電気角位置に対応する範囲としてもよい。
本発明によれば、モータへの出力を向上させつつ、モータの各相に流れる交流電流を正弦波に近づけることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のモータインバータを示す図である。なお、図3に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図1に示すモータインバータ1は、スイッチング部33と、レゾルバ35と、モータ34に流れる交流電流がピークになるとき、180度通電矩形波電圧制御用基本波(以下、180度通電用基本波という)に対して5次高調波の反転波形を重畳し、その重畳後の波形と基準波との比較結果に基づいて各スイッチング素子31のオン、オフを制御し、モータ34に流れる交流電流がピークではないとき、180度通電用基本波と基準波との比較結果に基づいて各スイッチング素子31のオン、オフを制御する制御回路2とを備えて構成されている。
なお、上記180度通電用基本波とは、180度通電矩形波電圧制御方式によりモータ34を駆動する際に用いられる基本波のことである。
また、モータ34は、例えば、PM(Permanent Magnet)モータなどが考えられる。
また、上記モータ34の回転子の現在の電気角位置に対応する信号を出力する構成としては、ロータリーエンコーダなどでもよく、レゾルバ35に限定されない。
上記制御回路2は、電気角位置計算部37と、基本波生成部38(基本波生成手段)と、範囲判定部3(範囲判定手段)と、ピーク判定部4(所定範囲判定手段)と、ピーク対応波形出力部5(所定範囲対応波形出力手段)と、重畳部6(重畳手段)と、PWM生成器7(制御信号生成手段)とを備えている。
基本波生成部38は、180度通電用基本波を生成する。範囲判定部3は、電気角位置計算部37から出力される位置情報に基づいてモータ34の回転子の現在の電気角位置が回転子の1回転分の電気角位置を24に分割した各範囲のうちのどの範囲に対応するかを判定する。ピーク判定部4は、予め上記各範囲のうちモータ34に流れる交流電流がピークになるときの回転子の電気角位置に対応する範囲(以下、ピーク範囲という)を記憶しておき、範囲判定部3により判定される範囲がピーク範囲であるか否かを判定する。ピーク対応波形出力部5は、予めピーク範囲に対応する5次高調波を記憶しておき、範囲判定部3により判定される範囲がピーク範囲であるとピーク判定部4が判定すると、5次高調波を出力する。重畳部6は、ピーク対応波形出力部5から5次高調波が出力されるとき、基本波生成部38により生成される180度通電用基本波からピーク対応波形出力部5により出力される5次高調波を差し引いて出力し、ピーク対応波形出力部5から5次高調波が出力されないとき、基本波生成部38により生成される180度通電用基本波をそのまま出力する。PWM生成器7は、重畳部6から出力される波形と三角波などの基準波との比較結果に基づいて制御信号を生成して各スイッチング素子31へ出力する。
なお、特許請求の範囲に記載される検出手段は、例えば、レゾルバ35や電気角位置計算部37などにより構成されるものとする。
また、電気角位置計算部37は、レゾルバ35から出力される信号以外に、モータ34の3相のうちの2相に流れる各交流電流を検出する電流検出器から出力される各交流電流を示す信号に基づいてモータ34の回転子の電気角位置を計算するように構成してもよい。
また、範囲判定部3は、例えば、電気角位置計算部37から出力される位置情報に基づいて回転子1回転分の電気角位置を求め、その求めた電気角位置を24に分割し、その24の各範囲を記憶しておくように構成してもよい。
また、モータ34の回転子の1回転分の電気角位置の分割数は、24に限定されない。
また、ピーク判定部4が予め記憶しておく範囲は、ピーク範囲以外でもよい。
また、ピーク対応波形出力部5が予め記憶しておく高調波成分は、モータ34に流れる交流電流に含まれる7次の高調波成分など5次高調波に限定されない。
このように構成されるモータインバータ1では、重畳部6からPWM生成器7へ出力される波形のうちピーク範囲に対応する部分が180度通電用基本波と5次高調波の反転波形とが重畳されたものになり、重畳部6からPWM生成器7へ出力される波形のうちピーク範囲以外に対応する部分が180度通電用基本波と同じものになる。
従って、モータ34の回転子の電気角位置がピーク範囲に対応するときは、モータ34に印加される電圧の波形を、5次高調波を打ち消す波形にすることができるため、その分モータ34に流れる交流電流に含まれるノイズやトルクリップルなどを抑えることができ交流電流を正弦波に近づけることができる。これにより、モータ34の駆動時の音の悪化を抑えることができる。
また、モータ34の回転子の電気角位置がピーク範囲に対応するとき以外は、モータ34に印加される電圧の波形を、180度通電矩形波電圧制御方式によりモータ34が駆動されるときにそのモータ34に印加される電圧波形と同じ波形にすることができるので、その分モータ34への出力を向上させることができる。
また、モータ34に流れる交流電流が正弦波に近づき交流電流が安定化するため、交流電流をフィードバックして制御信号を生成する際の制御回路2におけるロバスト性を向上させることができる。
図2は、U相に流れる交流電流のピークにおいてU相に対応する180度通電用基本波に5次高調波を重畳したときにU相に流れる交流電流、V相に流れる交流電流、U相に印加される電圧、及びV相に印加される電圧を示す図である。
図2に示すように、U相に流れる交流電流がピークになるタイミングすなわちU相に印加される電圧が立ち下がるタイミングにおいてU相に対応する180度通電用基本波に5次高調波を重畳すると、U相に流れる交流電流に含まれるノイズやトルクリップルなどが抑えられ、U相に流れる交流電流が図4(a)に示すU相に流れる交流電流に比べて正弦波に近づく。
また、上述したように、180度通電用基本波に5次高調波の反転波形を重畳し、その重畳後の波形に基づいてモータ34を駆動させる構成は、PWM制御により各スイッチング素子31のオン、オフを制御してモータ34を駆動させてもよい。そのため、上記ピーク対応波形出力部5は、予めピーク範囲に対応するPWM制御用基本波を記憶しておき、範囲判定部3により判定される範囲がピーク範囲であるとピーク判定部4が判定すると、PWM制御用基本波を出力するように構成してもよい。
これにより、モータ34の回転子の電気角位置がピーク範囲に対応するときは、モータ34に印加される電圧の波形を、PWM制御パルス波形にすることができるため、その分モータ34に流れる交流電流に含まれるノイズやトルクリップルなどを抑えることができ交流電流を正弦波に近づけることができる。
また、上記実施形態と同様に、モータ34の回転子の電気角位置がピーク範囲に対応するとき以外は、モータ34に印加される電圧の波形を、180度通電矩形波電圧制御方式によりモータ34が駆動されるときにそのモータ34に印加される電圧波形と同じ波形にすることができるので、その分モータ34への出力を向上させることができる。
なお、上記PWM制御用基本波とは、各スイッチング素子31を所定duty(この所定dutyは、例えば、モータ34に流れる交流電流により決定されるdutyで一定デューティである。)でPWM制御する際に用いられる基本波のことである。また、このように構成される場合の重畳部6は、ピーク対応波形出力部5からPWM制御用基本波が出力されるとき、基本波生成部38により生成される180度通電用基本波からピーク対応波形出力部5により出力されるPWM制御用基本波を差し引いて出力し、ピーク対応波形出力部5からPWM制御用基本波が出力されないとき、基本波生成部38により生成される180度通電用基本波をそのまま出力する。
上記実施の形態において、モータ電流が小さく交流電流に含まれるノイズやトルクリップルなどが小さい時には、高調波成分に対応する波形を重畳したり、PWM制御したりしなくても良い。また、常に180度通電矩形波電圧制御でなくとも、場合によって正弦波、過変調、120度通電矩形波などに切り替え可能にしてもよい。
上記実施の形態において、所定範囲であるピーク範囲はピーク判定部4に予め記憶されていたが、この構成に限らない。例えば、モータ電流が小さい時、即ち交流電流に含まれるノイズやトルクリップルなどが小さい時の電流値から、所定範囲を推測して記憶させても良いし、一周期前の電流値から推測して記憶させても良い。
上記実施の形態において、高調波成分であるピーク範囲に対応する5次高調波またはPWM制御用基本波はピーク対応波形出力部5に予め記憶されていたが、この構成に限らない。都度演算した上で記憶させても良い。
上記実施の形態において、ピーク範囲においてPWM制御する際に、180度通電用基本波にPWM制御用基本波を差し引いた波形に基づいてPWM制御したが、ピーク対応波形出力部5または基本波生成部38から180度通電用基本波に優先してPWM制御用の波形を出力し、PWM制御用波形に基づいてPWM生成器7でPWM信号を出力しても良い。
本発明の実施形態のモータインバータを示す図である。 U相交流電流のピークにおいてU相の180度通電用基本波に5次高調波を重畳したときのU相交流電流、V相交流電流、U相電圧、及びV相電圧を示す図である。 既存のモータインバータを示す図である。 180度通電矩形波電圧制御方式によりモータを駆動させたときのU相交流電流、V相交流電流、U相電圧、及びV相電流を示す図である。
符号の説明
1 モータインバータ
2 制御回路
3 範囲判定部
4 ピーク判定部
5 ピーク対応波形出力部
6 重畳部
7 PWM生成器
30 モータインバータ
31 スイッチング素子
32 直流電源
33 スイッチング部
34 モータ
35 レゾルバ
36 制御回路
37 電気角位置計算部
38 基本波生成部
39 PWM生成器

Claims (5)

  1. スイッチング素子を備えそのスイッチング素子がオン、オフすることによりモータに交流電流を流して前記モータを駆動させるスイッチング部と、
    前記モータの回転子の電気角位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される電気角位置に基づいて前記スイッチング素子のオン、オフを制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記モータの回転子の1回転分の電気角位置を分割した各範囲のうちの所定範囲に対して、
    前記回転子の電気角位置が前記所定範囲に対応するとき、PWM制御用基本波、または180度通電矩形波電圧制御用基本波に対して前記交流電流に含まれる高調波成分の反転波形を重畳した波形に基づいて前記スイッチング素子のオン、オフを制御し、
    前記回転子の電気角位置が前記所定範囲に対応しないとき、180度通電矩形波電圧制御する、
    ことを特徴とするモータインバータ。
  2. 請求項1に記載のモータインバータであって、
    前記制御回路は、
    前記180度通電矩形波電圧制御用基本波を生成する基本波生成手段と、
    前記回転子の電気角位置が前記各範囲のうちのどの範囲に対応するかを判定する範囲判定手段と、
    前記所定範囲を記憶し、前記範囲判定手段により判定される範囲が、前記所定範囲に対応するか否かを判定する所定範囲判定手段と、
    前記所定範囲に対応する前記高調波成分または前記PWM制御用基本波を記憶し、前記範囲判定手段により判定される範囲が前記所定範囲であると前記所定範囲判定手段が判定すると、前記高調波成分または前記PWM制御用基本波を出力する所定範囲対応波形出力手段と、
    前記所定範囲対応波形出力手段から前記高調波成分または前記PWM制御用基本波が出力されるとき、前記180度通電矩形波電圧制御用基本波から前記高調波成分または前記PWM制御用基本波を差し引いて出力し、前記所定範囲対応波形出力手段から前記高調波成分または前記PWM制御用基本波が出力されないとき、前記180度通電矩形波電圧制御用基本波をそのまま出力する重畳手段と、
    前記重畳手段から出力される波形に基づいて前記スイッチング素子のオン、オフを制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    を備えることを特徴とするモータインバータ。
  3. 請求項2に記載のモータインバータであって、
    前記所定範囲対応波形出力手段は、前記所定範囲に対応する前記高調波成分として前記交流電流に含まれる5次の高調波成分を予め記憶しておく、
    ことを特徴とするモータインバータ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータインバータであって、
    前記所定範囲は、前記交流電流がピークになるときの前記回転子の電気角位置に対応する範囲である、
    ことを特徴とするモータインバータ。
  5. スイッチング素子を備えそのスイッチング素子がオン、オフすることによりモータに交流電流を流して前記モータを駆動させるスイッチング部と、
    前記モータの回転子の電気角位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される電気角位置に基づいて前記スイッチング素子のオン、オフを制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記モータの回転子の1回転分の電気角位置を分割した各範囲のうちの所定範囲に対して、
    前記回転子の電気角位置が前記所定範囲に対応するとき、PWM制御用基本波、または180度通電矩形波電圧制御用基本波に対して前記交流電流に含まれる高調波成分の反転波形を前記モータの相別に重畳した波形に基づいて前記スイッチング素子のオン、オフを制御し、
    前記回転子の電気角位置が前記所定範囲に対応しないとき、180度通電矩形波電圧制御する、
    ことを特徴とするモータインバータ。
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