JP6744918B2 - スプライシング装置及びスプライシング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、キャリアテープ同士をスプライシングテープで接続するスプライシング装置及びスプライシング方法に関する。
一般に電子部品装着機においては、複数の電子部品(以下、単に「部品」という)を一定の間隔で収納したキャリアテープが巻回されたリールをテープフィーダに装填する。そして、キャリアテープに穿設した送り穴に係合するスプロケットを駆動することにより、キャリアテープを定量ずつ送出して部品を部品供給位置に順次供給し、これら部品を吸着ノズルにより吸着して基板に装着する。
この種の電子部品装着機においては、1つのリールに収納された部品の残量が少なくなると、残量が少なくなったキャリアテープ(以下、「第1キャリアテープ」という)の終端部に、同一種類の部品を収納した別のリールに巻回したキャリアテープ(以下、「第2キャリアテープ」という)の始端部をスプライシングテープによって接続する、いわゆる、スプライシングがスプライシング装置で行われる。
例えば、特許文献1に記載のスプライシング装置は、第1キャリアテープ及び第2キャリアテープを装置両側から互いに接近する方向に送って、第1キャリアテープの終端部及び第2キャリアテープの始端部をスプライシング位置に位置決めする。そして、カム駆動で表面用スプライシングテープと裏面用スプライシングテープを、スプライシング位置に位置決めされた第1キャリアテープ及び第2キャリアテープに跨って表面と裏面にそれぞれ押し付けて貼着する。
国際公開第2013/157107号
従来のスプライシング装置では、スプライシングテープの貼着力によってはスプライシングテープのキャリアテープに対する貼着が不十分で剥がれてしまう場合がある。この課題に対しては、カム駆動を低速で行い、スプライシングテープのキャリアテープに対する押し付け時間を長くすることで対応可能であるが、スプライシングのサイクルタイムが長くなる。また、カム溝の形状を変更してスプライシングテープのキャリアテープに対する押し付け時間を長くすることも可能であるが、カムが大きくなってスプライシング装置が大型化する。
本発明は、スプライシングテープをキャリアテープに確実に貼着できるスプライシング装置及びスプライシング方法を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明のスプライシング装置は、部品収納用キャビティを有する第1キャリアテープと第2キャリアテープとを第1スプライシングテープ及び第2スプライシングテープによって接続するスプライシング装置であって、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープを互いに接近する方向に送って、前記第1キャリアテープの端部及び前記第2キャリアテープの端部をスプライシング位置に位置決めする位置決め装置と、前記第1スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの一方面に押し付ける第1押付部材と、前記第2スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの他方面に押し付ける第2押付部材と、一連動作によって、前記第1押付部材の押付面と前記第2押付部材の押付面とを相互に接近離間する方向に相対的に往復移動させる駆動装置と、前記駆動装置の前記一連動作によって前記第1押付部材及び前記第2押付部材が前記第1スプライシングテープ及び前記第2スプライシングテープを前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに押し付けている押付状態において、前記駆動装置の前記一連動作を一時停止する制御装置と、を備える。
これによれば、スプライシング装置は、第1、第2押付部材がスプライシングテープを第1、第2キャリアテープに押し付けている押付状態において、第1、第2押付部材を駆動する駆動装置の一連動作を一時停止するので、スプライシングテープの第1、第2キャリアテープに対する押し付け時間を長くすることができる。よって、スプライシングテープを第1、第2キャリアテープに確実に貼着できる。
上記した目的を達成するため、本発明のスプライシング方法は、部品収納用キャビティを有する第1キャリアテープと第2キャリアテープとを第1スプライシングテープ及び第2スプライシングテープによって接続するスプライシング方法であって、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープを互いに接近する方向に送って、前記第1キャリアテープの端部及び前記第2キャリアテープの端部をスプライシング位置に位置決めする位置決め工程と、駆動装置の一連動作によって、前記第1スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの一方面に押し付け、前記第2スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの他方面に押し付ける押付工程と、前記駆動装置の前記一連動作によって前記第1スプライシングテープ及び前記第2スプライシングテープを前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに押し付けている押付状態において、前記駆動装置の前記一連動作を一時停止する停止工程と、を備える。これによれば、本発明のスプライシング装置と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態を示すスプライシング装置の全体を示す斜視図である。 テープフィーダに保持されるキャリアテープを示す図である。 図2の3−3線に沿って切断した断面図である。 スプライシングテープ供給部材におけるベーステープに対するスプライシングテープの貼付状態を示す図である。 スプライシング装置の蓋体を開いた状態を示す図である。 スプライシング装置にスプライシングテープ供給部材を装着した状態を示す図である。 スプライシングテープ供給部材を送るスプライシングテープ供給部材搬送装置を示す図である。 キャリアテープにスプライシングテープを接合する接合装置を示す斜視図である。 接合装置を示す平面図である。 図9の矢印10方向から見た正面図である。 図9の矢印11方向から見た右側面図である。 図9の矢印12方向から見た左側面図である。 接合装置のカムドラムに形成される第1カム溝を示す図である。 第1カム溝のカム線図である。 接合装置のカムドラムに形成される第2カム溝を示す図である。 第2カム溝のカム線図である。 接合装置のカムドラムに形成される第3カム溝を示す図である。 第3カム溝のカム線図である。 接合装置のカムドラムに形成される第4カム溝を示す図である。 第4カム溝のカム線図である。 カムドラムに配置されるセンサを軸線方向から見た図である。 カムドラムに配置されるセンサを径方向から見た図である。 スプライシング装置においてキャリアテープにスプライシングテープを接合する前の動作を説明するためのフローチャートである。 スプライシング位置におけるキャリアテープとスプライシングテープとの関係をキャリアテープの送り方向から見た断面図である。 図23の24−24線に沿って切断した断面図である。 第1昇降台及び第2昇降台が上昇する状態を示す図である。 第2昇降台に設けられる旋回台が旋回する状態を示す図である。 第2昇降台に設けられる旋回台が旋回完了した状態を示す図である。 第1昇降台と第2昇降台でキャリアテープ及びスプライシングテープを押し付けている状態を示す図である。
(1.スプライシング装置の概略構成)
以下本発明の実施の形態のスプライシング装置の概略構成を図面に基づいて説明する。図1に示すように、スプライシング装置20は、開閉可能な蓋体22が閉じられた状態で、装置本体21の両側からそれぞれ挿入される現リールのキャリアテープT(図2及び図3参照)と次リールのキャリアテープTとを、装置本体21の中央で突き合わせてスプライシングテープ供給部材TT(図4参照)で供給されるスプライシングテープ30(図4参照)によりスプライシングする。
ここで、図2及び図3に示すように、キャリアテープTは、所定の幅で細長く形成され、長手方向に多数のキャビティCtを一定のピッチ間隔Pcで配設しており、これらキャビティCtに、基板に装着される部品eがそれぞれ収納される。キャビティCtの上部は開口されていて、キャリアテープTの表面に貼り付けられたカバーテープTtによって覆われる。キャリアテープTの幅方向の一端側には、送り穴HcがキャビティCtと同一のピッチ間隔Pc、あるいはキャビティCtの2倍のピッチ間隔2Pcで形成され、これら送り穴HcはキャビティCtと一定の位置関係に配置される。
また、図4に示すように、スプライシングテープ供給部材TTは、スプライシングテープ30とベーステープ31とトップフィルム32の3層構造体をなす。スプライシングテープ30は、連続したベーステープ31の上面に、2つのキャリアテープTに跨ってその両面に接着される表面用と裏面用で1組のスプライシングテープ30a、30bからなる。すなわち、スプライシングテープ30は、2つのキャリアテープTの表面側に接合される表面用スプライシングテープ30a(第1スプライシングテープ)と、2つのキャリアテープTの裏面側に接合される裏面用スプライシングテープ30b(第2スプライシングテープ)を1組としたものである。
表面用と裏面用で1組のスプライシングテープ30は、ベーステープ31の両サイドに一定のピッチ間隔で穿孔した送り穴31aと一定の位置関係を保ちながら、ベーステープ31の長手方向に一定のピッチ間隔Pdを有して貼付される。また、1組のスプライシングテープ30は、表面用スプライシングテープ30aを先行側にして所定の間隔Pd1を有して配置される。そして、スプライシングテープ30の上面には、連続したトップフィルム32が接着される。スプライシングテープ30には、金属粉が埋設されており、スプライシング装置20は、金属を検知できる図略のテープ検知センサによってスプライシングテープ30を検知する。
なお、スプライシングテープ30の両面に接着されるトップフィルム32及びベーステープ31との接着力は、ベーステープ31に対する接着力の方が強く、スプライシングテープ30よりトップフィルム32を剥がしても、スプライシングテープ30がベーステープ31より剥がれることがないようにしている。しかしながら、トップフィルム32が剥がされたスプライシングテープ30の接着面に、キャリアテープTが接着されると、その粘着力は、ベーステープ31に対する粘着力よりも強く、スプライシングテープ30よりベーステープ31を剥がれ易くしている。
ベーステープ31の幅方向寸法は、トップフィルム32の幅方向寸法より大きく、ベーステープ31の幅方向の両端はトップフィルム32の幅方向の両端より突出される。一方、スプライシングテープ30の幅方向寸法は、トップフィルム32の幅方向寸法と等しく、スプライシングテープ30は、送り穴31aの内側でベーステープ31に貼付される。ベーステープ31には、表面用スプライシングテープ30aに近接した位置に、キャリアテープTに形成される送り穴Hcと同じピッチ間隔に位置決め穴31bがベーステープ31の幅方向に沿って複数形成される。
また、裏面用スプライシングテープ30bには、キャリアテープTに形成される送り穴Hcと同じピッチ間隔に位置決め穴30b1がベーステープ31を貫いてベーステープ31の幅方向に沿って複数形成される。なお、ベーステープ31に形成される送り穴31aや位置決め穴31bは、ベーステープ31にスプライシングテープ30が所定位置に貼り付けられた後に、裏面用スプライシングテープ30bに位置決め穴30b1を形成するのに合わせてパンチングプレス等によって形成される。
図5、図6及び図7に示すように、スプライシング装置20は、第1、第2テープ送り装置50,51と、第1、第2切断装置54,55と、第1、第2取込装置56,57と、供給リール保持部34と、トップフィルム搬送装置35と、スプライシングテープ供給部材搬送装置36(本発明の「搬送装置」に相当)と、接合装置58と、制御装置59(図1参照)等とを備える。なお、以下の説明では、スプライシング対象の2つのキャリアテープTは、第1、第2キャリアテープT1,T2と称する。
図5に示すように、第1、第2テープ送り装置50,51は、第1、第2キャリアテープT1,T2を装置本体21両側面から中央に向かう第1、第2搬送経路60a,60bに沿って搬送し、第1、第2キャリアテープT1,T2の所定の第1、第2切断箇所を第1、第2切断位置Lc1,Lc2及びスプライシング位置LSに順次位置決めする。すなわち、第1、第2テープ送り装置50,51は、第1、第2位置決め装置として機能する。
第1、第2切断装置54,55は、第1、第2キャリアテープT1,T2の第1、第2切断箇所において第1、第2不要部分を切断する。第1キャリアテープT1の第1切断箇所としては、例えば、第1キャリアテープT1の部品eが有るキャビティCtと部品eが無い空のキャビティCtとの中間位置が選択される。第2キャリアテープT2の第2切断箇所も同様である。
第1、第2取込装置56,57は、第1、第2キャリアテープT1,T2の切断される第1、第2不要部分をそれぞれ取り込む。すなわち、切断後の空のキャビティCtが連なる第1キャリアテープT1が、第1不要部分として第1取込装置56に取り込まれて廃棄される。第2キャリアテープTの第2不要部分も同様である。
図6に示すように、供給リール保持部34は、装置本体21に取付けられ、スプライシングテープ供給部材TTがロール状に巻回された供給リール33を回転可能に支持する。供給リール保持部34は、ばね力による所定の摩擦力で供給リール33に押圧され、この供給リール保持部34により、供給リール保持部34に対する供給リール33の回転を制限するようになっている。そして、摩擦力に打ち勝つ作用力でベーステープ31が引っ張られると、供給リール保持部34に対して供給リール33の回転が可能となる。
トップフィルム搬送装置35は、トップフィルム32を挟持して送り出すローラ352a及びローラ352aを回転させるモータ352bを備え、供給リール33の下方に配置される。トップフィルム搬送装置35は、作業者によりスプライシングテープ供給部材TTの搬送方向とは逆方向に折り返されたトップフィルム32を送り出してベーステープ31からトップフィルム32を引き剥がす。
図7に示すように、スプライシングテープ供給部材搬送装置36は、送り用スプロケット46とステッピングモータ47を備え、スプライシングテープ30が剥がされたベーステープ31を送り出す。すなわち、送り用スプロケット46には、ベーステープ31に穿孔された送り穴31aのピッチと同一ピッチで複数の係合歯46aが円周方向に等角度間隔に形成される。
トップフィルム32が剥がされたベーステープ31、すなわち、スプライシングテープ30を接着面を上側にして多数貼付したベーステープ31は、スプライシング位置LSの中心を横切るようにして接合装置58を通り、ベーステープ31の送り穴31aが、送り用スプロケット46の係合歯46aに係合される。
ステッピングモータ47は、送り用スプロケット46に連結されており、1ピッチ駆動することにより係合歯46aに係合されたベーステープ31を単位量送り出す。ステッピングモータ47は、電源の投入により原点復帰され、送り用スプロケット46の係合歯46aを常に頂点に位置するように位置決めされる。
また、ステッピングモータ47は、例えば、サーボロック装置等の回転拘束手段47aにより、もしくは励磁を掛けることにより適宜回転を拘束できるようになっている。上記した供給リール保持部34による摩擦作用及び回転拘束手段47aにより、スプライシングが完了した第1、第2キャリアテープT1,T2をスプライシング装置20内より取り出す場合に、ベーステープ31の両端側の移動を制限して、ベーステープ31の浮き上がりを阻止する阻止装置を構成している。
図5に示すように、接合装置58は、第1切断装置54と第2切断装置55との間に設けられる。接合装置58は、供給リール33から送り込まれるベーステープ31の下方となるスプライシング位置LSの手前側に、スプライシング位置LSに対して一定の距離だけ離間した位置に設置されるスプライシングテープ30a,30bを検知する図略のテープ検知センサを備える。
図6に示すように、接合装置58は、第1、第2搬送経路60a,60bの中間のスプライシング位置LSにおいて、装置本体21の左右より送り込まれて第1、第2切断箇所が突き合わされている第1、第2キャリアテープT1,T2を、それに直交する上方向より送り込まれてテープ検知センサの検知信号に基づいて位置決めされるスプライシングテープ30によって接続する。
(2.接合装置の詳細構成)
次に、接合装置58の詳細構成について説明する。図8から図12に示すように、接合装置58は、第1昇降台91、支持プレート97、第2昇降台101、旋回台103等を備える。
装置本体21には、第1昇降台91の脚部92が昇降可能に案内支持される。第1昇降台91上には、第1押付部材91aが設けられ、この第1押付部材91aには、第1、第2キャリアテープT1,T2の接合位置(突合せ位置)を中心にして両側に、スプライシングテープ30に形成された位置決め穴30b1,31b及び第1、第2キャリアテープT1,T2の各送り穴Hcに係合可能な各2つずつの第1位置決めピン93,94が第1、第2キャリアテープT1,T2の送り方向に沿って突設される。
これら2組の第1位置決めピン93,94の各ピッチは、第1、第2キャリアテープT1,T2の送り穴Hcのピッチ間隔Pcの2倍に定められる。また、第1昇降台91には、第1位置決めピン93,94の各間に、ピン穴95が形成されており、これらピン穴95に後述する旋回台103側の第2位置決めピン105が突入できる。
さらに、装置本体21には、第1、第2キャリアテープT1,T2の長手方向と直交する水平方向に、可動台96が移動可能に案内支持され、この可動台96に、第1位置決めピン93,94の上方位置において、支持プレート97が取付けられる。支持プレート97の先端には、第1位置決めピン93,94を収容できるU字形状の溝98が形成され、支持プレート97は、溝98が第1位置決めピン93,94より離脱する後退端と、溝98が第1位置決めピン93,94を収容する前進端との間で進退できる。支持プレート97の上面には、第1キャリアテープT1の終端部及び第2キャリアテープT2の始端部が支持される。
さらに、装置本体21には、第2昇降台101の脚部102が昇降可能に案内支持される。第2昇降台101上には、旋回台103が第1、第2キャリアテープT1,T2の長手方向に平行なピボット軸104を旋回中心にして180度旋回可能に両端支持される。旋回台103には、旋回中心よりオフセットした位置に第2押付部材103aが設けられ、この第2押付部材103aには、複数の第2位置決めピン105とピン穴106が設けられる。
第2位置決めピン105は、上記した第1昇降台91に設けた第1位置決めピン93,94の各間に対応する位置に配列され、第1昇降台91に設けたピン穴95に突入できる。また、ピン穴106は、第2位置決めピン105の各間に対応する位置に配列され、第1昇降台91に設けた第1位置決めピン93,94が突入できる。第2位置決めピン105は、旋回台103の180度旋回によって、スプライシング位置LSに位置決めされた第1、第2キャリアテープT1,T2の送り穴Hc及びスプライシングテープ30の位置決め穴31b,30b1に係合され、第1、第2キャリアテープT1,T2とこれを接続するスプライシングテープ30の三者の位置関係を一定に保つ。
旋回台103のピボット軸104には、ピニオン107が取付けられ、このピニオン107に噛合うラック108が第1、第2キャリアテープT1,T2の搬送方向と直交する水平方向に移動可能な可動台109に取付けられる。これにより、可動台109が移動されると、ピニオン107とラック108からなるラックピニオン機構により、旋回台103が旋回される。そして、第1昇降台91の上昇及び第2昇降台101の下降により、旋回台103の第2押付部材103aの押付面103bと第1昇降台91の第1押付部材91aの押付面91bとを接近させることで、最終的に第2押付部材103aの押付面103bと第1押付部材91aの押付面91bとの間で、第1、第2キャリアテープT1,T2及びスプライシングテープ30の三者が挟持され、互いに接続される。
さらに、装置本体21には、カムドラム110(本発明の「駆動装置」、「カム」に相当)が旋回台103の旋回中心と平行な軸線の回りに回転可能に支持され、駆動モータ120(本発明の「駆動装置」、「カム駆動装置」に相当)によって一定方向に低速回転される。カムドラム110の両面には、内外2つずつのカム溝110a,110b,110c,110d(本発明の「駆動装置」、「カム」に相当)がそれぞれ円周方向に無端状に形成される。
図12及び図13に示すように、第1カム溝110c(本発明の「第1カム」に相当)には、第1昇降台91の脚部92に軸支された第1フォロアローラ110cc(本発明の「第1カム」に相当)が係合される。第1カム溝110cは、第1昇降台91を昇降させるために設けられる。すなわち、図13及び図14に示すように、カムドラム110がカム位相角度0°のとき、第1昇降台91は下死点に位置している。
そして、カムドラム110が回転開始してカム位相角度が145°に達すると、第1昇降台91は上昇して上死点に達する。そして、カムドラム110が回転してカム位相角度が265°に達するまで、第1昇降台91は上死点に位置している。さらに、カムドラム110が回転してカム位相角度が305°に達すると、第1昇降台91は下降して下死点に達し、カムドラム110が回転してカム位相角度が360°(0°)に達するまで、第1昇降台91は下死点に位置している。
図12及び図15に示すように、第2カム溝110d(本発明の「第2カム」に相当)には、可動台109に当接するフォロア109aを有する連結部材109bに軸支された第2フォロアローラ110dd(本発明の「第2カム」に相当)が係合される。なお、可動台109は、引張ばね109cにより常に図12の左方に引っ張られている。第2カム溝110dは、旋回台103を旋回させるために設けられる。すなわち、図15及び図16に示すように、カムドラム110がカム位相角度0°のとき、旋回台103は第2位置決めピン105が上向き(以下、「旋回上向き」という)の状態にある。
そして、カムドラム110が回転開始してカム位相角度が30°に達すると、旋回台103は旋回開始し、さらに、カムドラム110が回転してカム位相角度が110°に達すると、旋回台103は第2位置決めピン105が下向き(以下、「旋回下向き」という)の状態になる。そして、カムドラム110が回転してカム位相角度が235°に達するまで、旋回台103は旋回下向きの状態を維持している。
さらに、カムドラム110が回転すると、旋回台103は先ほどとは逆方向に旋回開始し、さらに、カムドラム110が回転してカム位相角度が305°に達すると、旋回台103は旋回上向きの状態になり、カムドラム110が回転してカム位相角度が360°(0°)に達するまで、旋回台103は旋回上向きの状態を維持している。
図11及び図17に示すように、第3カム溝110a(本発明の「第3カム」に相当)には、第2昇降台101の脚部102に軸支された第3フォロアローラ110aa(本発明の「第3カム」に相当)が係合される。第3カム溝110aは、第2昇降台101を昇降させるために設けられる。すなわち、図17及び図18に示すように、カムドラム110がカム位相角度0°のとき、第2昇降台101は下死点に位置している。
そして、カムドラム110が回転開始してカム位相角度が95°に達すると、第2昇降台101は上昇して上死点に達する。そして、カムドラム110が回転してカム位相角度が110°に達するまで、第2昇降台101は上死点に位置している。さらに、カムドラム110が回転してカム位相角度が145°に達すると、第2昇降台101は下降して下死点に達し、カムドラム110が回転してカム位相角度が215°に達するまで、第2昇降台101は下死点に位置している。
そして、カムドラム110が回転してカム位相角度が235°に達すると、第2昇降台101は上昇して上死点より低い高さhに達し、カムドラム110が回転してカム位相角度が280°に達するまで、第2昇降台101は高さhに位置している。さらに、カムドラム110が回転してカム位相角度が305°に達すると、第2昇降台101は下降して下死点に達し、カムドラム110が回転してカム位相角度が360°(0°)に達するまで、第2昇降台101は下死点に位置している。
ここで、上述のように、可動台109は、引張ばね109cにより常に図12の左方に引っ張られ、連結部材109bのフォロア109aに当接されている。よって、連結部材109bが、第2カム溝110dに倣って可動台109を水平移動させるときでも、可動台109及び第2昇降台101は、第3カム溝110aに倣って昇降可能となる。
図11及び図19に示すように、第4カム溝110b(本発明の「第4カム」に相当)には、支持プレート97に連結された可動台96から延びるアーム96aに軸支された第4フォロアローラ110bb(本発明の「第4カム」に相当)が係合される。第4カム溝110bは、支持プレート97を水平方向に進退させるために設けられる。すなわち、図19及び図20に示すように、カムドラム110がカム位相角度0°のとき、支持プレート97は溝98が第1位置決めピン93,94を収容する前進端に位置している。
そして、カムドラム110が回転開始してカム位相角度が30°に達すると、支持プレート97は後退開始し、さらに、カムドラム110が回転してカム位相角度が80°に達すると、支持プレート97は溝98が第1位置決めピン93,94より離脱する後退端に達する。そして、カムドラム110が回転してカム位相角度が310°に達するまで、支持プレート97は後退端に位置している。さらに、カムドラム110が回転すると、支持プレート97は前進開始し、カム位相角度が360°(0°)に達すると、支持プレート97は前進端に達する。
以上のように、カムドラム110がカム位相角度0°から回転されると、第1、第2、第3、第4カム溝110c,110d,110a,110bにそれぞれ係合する第1、第2、第3、第4フォロアローラ110cc,110dd,110aa,110bbを介して、第1及び第2昇降台91,101の各昇降運動、支持プレート97の進退運動、並びに旋回台103の旋回運動(可動台96の水平移動)が連動して行われる。そして、カムドラム110の1回転(カム位相角度0°から360°(0°)まで回転)で、第1、第2昇降台91,101、支持プレート97及び旋回台103(可動台96)は、原位置(カム位相角度0°)に復帰される。すなわち、カムドラム110は、1回転することにより、第1、第2昇降台91,101、支持プレート97及び旋回台103(可動台96)の一連動作を1回行う。なお、以下の説明でカムとは、カムドラム110、第1、第2、第3、第4カム溝110c,110d,110a,110b及び第1、第2、第3、第4フォロアローラ110cc,110dd,110aa,110bbを指す。
ここで、課題でも説明したように、スプライシングテープの貼着力によってはスプライシングテープのキャリアテープに対する貼着が不十分で剥がれてしまう場合がある。そこで、本実施形態のスプライシング装置20では、カムの一連動作によって第1昇降台91及び第2昇降台101が表面用スプライシングテープ30a及び裏面用スプライシングテープ30bを第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に押し付けている押付状態において、駆動モータ120を一時停止することによってカムの一連動作を一時停止し、制御装置59に設定されている所定時間経過後にカムの一連動作を再開する。駆動モータ120の一時停止により、上記押付状態を任意の時間継続できるので、スプライシングテープ30をキャリアテープTに十分に貼着できる。一時停止する所定時間は、スプライシングテープ30の種類(貼着材の種類)、キャリアテープTの種類、スプライシングを行うときの外気温等に応じて調整可能であり、制御装置59に設定される。
すなわち、図14、図16及び図18に示すように、上記押付状態は、カムドラム110の1回転中の所定の角度範囲、本例では、カム位相角度が145°−215°の範囲において継続される。そこで、制御装置59は、カムが一連動作における145°−215°の範囲を動作中に、駆動モータ120を一時停止することによってカムの一連動作を一時停止する。駆動モータ120を一時停止するタイミングとしては、カムが所定の角度範囲の中央部、本例では、カム位相角度が180°(以下、「駆動停止点」という)に位置するときがよい。駆動モータ120の一時停止のタイミングにばらつきが生じても、上記押付状態は維持されているからである。駆動モータ120の一時停止時間は、キャリアテープTに対するスプライシングテープ30の粘着力に応じて設定する。駆動モータ120の一時停止時間の計測は、制御装置59に内蔵されたタイマで行う。
本例では、駆動モータ120は、DCモータが用いられるので、図21A及び図21Bに示すように、装置本体21には、原点センサ111及びスプライシングセンサ112が設けられる。原点センサ111は、第1、第2昇降台91,101、支持プレート97及び旋回台103(可動台96)の原位置(カム位相角度0°)を検出するセンサである。原点センサ111は、発光素子111a及び受光素子111bを有する光電センサである。発光素子111a及び受光素子111bは、カムドラム110のカム位相角度0°の位置に穿設された貫通孔111cをセンサ光が通過可能なように、カムドラム110の側面両側に配置される。
スプライシングセンサ112は、カムドラム110の駆動停止点(カム位相角度180°)、すなわち駆動モータ120を一時停止するタイミングを検出するセンサである。スプライシングセンサ112は、発光素子112a及び受光素子112bを有する光電センサである。発光素子112a及び受光素子112bは、カムドラム110のカム位相角度180°の位置に穿設された貫通孔112cをセンサ光が通過可能なように、カムドラム110の側面両側に配置される。なお、原点センサ111のセンサ光とスプライシングセンサ112のセンサ光が干渉しないように、貫通孔111cの穿設位置と貫通孔112cは、カムドラム110の径方向にずれた位置に穿設される。
(3.スプライシング装置の動作)
次に上記した実施の形態におけるスプライシング装置20の動作について説明する。制御装置59は、第1、第2テープ送り装置50,51で装置本体21両側面から挿入される第1、第2キャリアテープT1,T2を第1、第2搬送経路60a,60bに沿って搬送し、第1、第2キャリアテープT1,T2の所定の第1、第2切断箇所を第1、第2切断位置Lc1,Lc2に搬送位置決めする(図22のステップS1)。
制御装置59は、第1、第2切断装置54,55で第1、第2キャリアテープT1,T2の第1、第2切断箇所を切断し、第1、第2取込装置56,57で第1、第2不要部分を取り込ませる(図22のステップS2)。
そして、第1テープ送り装置50で第1キャリアテープT1の切断箇所である終端部をスプライシング位置LSに搬送位置決めする(図22のステップS3、位置決め工程)。同時に、第2テープ送り装置51で第2キャリアテープT2の切断箇所である始端部をスプライシング位置LSに搬送位置決めする(図22のステップS3、位置決め工程)。このとき、第1キャリアテープT1の終端部及び第2キャリアテープT2の始端部は、支持プレート97の上面に支持される。これにより、第1、第2キャリアテープT1,T2の送り穴Hc1,Hc2が、スプライシング位置LSに設けられた接合装置58の第1位置決めピン93,94に係合可能な位置に位置決めされる。
制御装置59は、スプライシングテープ供給部材搬送装置36のステッピングモータ47を駆動し、供給リール33に巻回されたスプライシングテープ供給部材TTを供給リール33から引き出す。そして、裏面用スプライシングテープ30bをテープ検知センサによって検知される位置まで一旦送り、その位置からさらに一定距離送ることにより、表面用と裏面用で1組のスプライシングテープ30をスプライシング位置LSに搬送位置決めする(図22のステップS4)。
これにより、図23及び図24に示すように、表面用スプライシングテープ30a側のベーステープ31に形成した位置決め穴31bが、スプライシング位置LSに設けられた接合装置58の第2位置決めピン105に係合可能な位置に位置決めされる。また、裏面用スプライシングテープ30bに形成した位置決め穴30b1が、スプライシング位置LSに設けられた接合装置58の第1位置決めピン93、94に係合可能な位置に位置決めされる。
制御装置59は、第1、第2のキャリアテープT1,T2及びスプライシングテープ30をそれぞれスプライシング位置LSに位置決めしたら、スプライシングテープ供給部材搬送装置36のステッピングモータ47に励磁を掛ける。すなわち、スプライシングテープ30をスプライシング位置LSに位置決めして静止保持状態にする。このとき、供給リール保持部34は、供給リール33を回転方向とは逆方向の摩擦力を付加して保持するので、静止保持状態となっているスプライシングテープ供給部材搬送装置36と相俟ってスプライシングテープ30をスプライシング位置LSに高精度に位置決めできる。
制御装置59は、駆動モータ120を駆動してカムドラム110をカム位相角度0°の状態から回転させる(図22のステップS5)。このカムドラム110の回転によって、まず、第1カム溝110cに係合する第1フォロアローラ110ccを介して、第1昇降台91が上昇されるとともに、第3カム溝110aに係合する第3フォロアローラ110aaを介して、第2昇降台101が上昇される。これにより、図25に示すように、第1昇降台91の第1位置決めピン93,94は、裏面用スプライシングテープ30bの位置決め穴30b1及び第1、第2キャリアテープT1,T2の各送り穴Hcにそれぞれ係合される。また、第2昇降台101の第2位置決めピン105は、表面用スプライシングテープ30a側の位置決め穴31bに係合される。
この際、裏面用スプライシングテープ30bと第1、第2キャリアテープT1,T2との間には、図25に示すように、支持プレート97が介在されているため、裏面用スプライシングテープ30bに第1、第2キャリアテープT1,T2が接着することはない。これによって、第1、第2キャリアテープT1,T2とこれの裏面側に接着される裏面用スプライシングテープ30bの三者の位置関係が一定の関係に保たれる。
そして、カムドラム110のカム位相角度が30°になると、第4カム溝110bに係合する第4フォロアローラ110bbを介して、可動台96が水平方向に移動されるとともに、第2カム溝110dに係合する第2フォロアローラ110ddを介して、可動台109が水平方向に移動される。そして、この可動台109の水平移動により、ラックピニオン機構(107,108)を介して旋回台103が図25の時計回りに旋回される。
可動台96が水平方向に移動されると、裏面用スプライシングテープ30bと第1、第2キャリアテープT1,T2との間に介在された支持プレート97が、第1昇降台91に対して図26の矢印Qで示す方向に後退され、裏面用スプライシングテープ30bと第1、第2キャリアテープT1,T2とが接着可能な状態となる。そして、カムドラム110のカム位相角度が80°になると、支持プレート97は後進端に達し、カムドラム110のカム位相角度が310°になるまで後進端で停止する。
また、旋回台103が図26の矢印Rで示す方向に旋回されると、第2位置決めピン105に係合されたベーステープ31が折り曲げられ、表面用スプライシングテープ30aが、第1、第2キャリアテープT1,T2の上方位置に接着面を下向きにして反転される。すなわち、ベーステープ31は、第1、第2キャリアテープT1,T2を挟み込むように折り曲げられ、第1、第2キャリアテープT1,T2の裏面側に裏面用スプライシングテープ30bが位置され、第1、第2キャリアテープT1,T2の表面側に表面用スプライシングテープ30aが位置される。この際、スプライシングテープ供給部材搬送装置36のステッピングモータ47が逆回転されて、ベーステープ31に弛みが与えられ、ベーステープ31の折り曲げが許容される。
そして、カムドラム110のカム位相角度が110°になると、第2昇降台101は上死点に達するとともに旋回台103は旋回下向きに達する。旋回台103の旋回下向きは、カムドラム110のカム位相角度が235°になるまで維持される。カムドラム110のカム位相角度が30°から110°に至る間、第1昇降台91は上昇している。第1、第2キャリアテープT1,T2の端部を支えていた支持プレート97が後退することで、第1、第2キャリアテープT1,T2の端部が撓む可能性があるが、第1昇降台91が上昇することで、第1押付部材91aが第1、第2キャリアテープT1,T2の端部を支持するので、上記撓みを防止できる。
そして、カムドラム110のカム位相角度が110°を超えると、第2昇降台101は下降開始する。このとき、第1昇降台91は、上昇し続けている。これにより、図27に示すように、第2昇降台101の第2位置決めピン105は、ベーステープ31の裏側からベーステープ31の位置決め穴31b、第1、第2キャリアテープT1,T2の送り穴Hc及び裏面用スプライシングテープ30bの位置決め穴30b1に係合される。
カムドラム110のカム位相角度が145°になると、第2昇降台101は下死点に達するとともに第1昇降台91は上死点に達する。このとき、図28に示すように、第1、第2キャリアテープT1,T2を挟持した状態で、折り曲げたベーステープ31が、旋回台103と第1昇降台91との間で押付けられる(押付工程)。この押付けにより、ベーステープ31に貼付された裏面用スプライシングテープ30bが、第1、第2キャリアテープT1,T2の裏面に跨るように接着され、表面用スプライシングテープ30aが、第1、第2キャリアテープT1,T2の表面に貼付された各カバーテープTtに跨るように接着され、第1キャリアテープT1の終端部と第2キャリアテープT2の始端部が互いに接続される。
スプライシングテープ30による第1、第2キャリアテープT1,T2の接続は、第1、第2キャリアテープT1,T2とスプライシングテープ30を、第1位置決めピン93,94及び第2位置決めピン105によって相対的なずれを拘束した状態で行われるので、第1、第2キャリアテープT1,T2をピッチずれを生ずることなく正確に接合できる。
旋回台103と第1昇降台91との押付け状態は、カムドラム110のカム位相角度が215°になるまで持続されるが、制御装置59は、この押付け状態の途中でカムドラム110のカム位相角度が180°に達したか否か、すなわちスプライシングセンサ112から検出信号を受信したか否かを判断する(図22のステップS6)。スプライシングセンサ112から検出信号を受信したときは、駆動モータ120を駆動停止してカムの一連の動作を一時停止する(図22のステップS7、停止工程)。そして、制御装置59に内蔵されたタイマ計測により、駆動モータ120を駆動停止時間が所定時間経過したか否かを判断し(図22のステップS8)、駆動モータ120の駆動停止時間が所定時間経過したときは、駆動モータ120の駆動を再開する(図22のステップS9)。
カムドラム110のカム位相角度が145°になると、第2昇降台101は上昇開始し、カムドラム110のカム位相角度が235°になるまで、すなわち上死点に達する手前の高さh(図18参照)まで第2昇降台101は上昇して停止する。これにより、折り曲げたベーステープ31の押付けが解除されるとともに、第2位置決めピン105が表面用スプライシングテープ30a側の位置決め穴31b及び第1、第2キャリアテープT1,T2の各送り穴Hcより離脱される。
カムドラム110のカム位相角度が235°になると、旋回台103は図28の反時計回りに旋回開始する。このとき、スプライシングテープ供給部材搬送装置36のステッピングモータ47が正回転されて、ベーステープ31の弛みが除去される。カムドラム110のカム位相角度が265°になると、第1昇降台91が下降開始し、カムドラム110のカム位相角度が280°になると、第2昇降台101が下降開始する。これにより、第1位置決めピン93,94が裏面用スプライシングテープ30bの位置決め穴30b1及び第1、第2キャリアテープT1,T2の各送り穴Hcより離脱される。
カムドラム110のカム位相角度が305°になると、第1昇降台91及び第2昇降台101が下死点に達し、旋回台103は旋回上向きの状態になり、カムドラム110のカム位相角度が360°(0°)になるまで維持される。また、カムドラム110のカム位相角度が310°になると、支持プレート97が、第1昇降台91に対して前進開始され、カムドラム110のカム位相角度が360°(0°)になると、支持プレート97は前進端に達する。以上により、第1、第2昇降台91,101、支持プレート97及び旋回台103は、原位置に復帰される。
制御装置59は、原点センサ111から検出信号を受信したら(図22のステップS10)、駆動モータ120の駆動を停止し(図22のステップS11)、トップフィルム搬送装置35のモータ352bを駆動して、トップフィルム32にテンションを与え、トップフィルム32を必要な量だけ剥がした後、モータ352bを駆動停止する。以上により、第1キャリアテープT1の終端部と第2キャリアテープT2の始端部との接合が完了する。そして、次のスプライシングを行うか否かを判断し(図22のステップS12)、次のスプライシングを行う場合はステップS1に戻って上述の処理を繰り返し、次のスプライシングを行わない場合は全ての処理を終了する。
(4.その他)
上記した実施の形態においては、第1、第2キャリアテープT1,T2をスプライシングテープ30で接続する際の一連動作とは、カムドラム110が1回転することにより、第1、第2昇降台91,101が昇降し、支持プレート97が水平移動し、旋回台103が左右回りに旋回(可動台96が水平移動)する動作である。すなわち、第1押付部材91aの押付面91bと第2押付部材103aの押付面103bとが、押し付けされていない非押付状態の初期位置から、押付方向へ移動を開始し、押付状態に移行し、離脱方向へ移動を開始し、初期位置へ戻るという動作である。よって、一連動作が可能な駆動装置であれば、本実施形態のカム及び駆動モータ120に限定されるものではなく、第1、第2昇降台91,101、支持プレート97及び可動台96の各部材にそれぞれ直結した4つの直動型アクチュエータ(例えばエアシリンダ、油圧シリンダ又はリニアモータ等)を用いてもよく、また各部材を1つのリンク機構で連結し、このリンク機構を動作させる1つのモータ又は1つの直動型アクチュエータを用いてもよい。
また、上述の各部材は、4つのカム溝110c,110a,110d,110bを設けた1つのカムドラム110及び1つの駆動モータ120で動作させる構成としたが、各部材に対しカム溝を形成した4つのカムドラムを備え、又は任意の組合せのカム溝を形成した複数のカムドラムを備えるとともに、各カムドラムを駆動する1つ又は複数の駆動モータを備えて動作させる構成としてもよい。この構成は、上述のリンク機構とモータ又は直動型アクチュエータとの組み合わせの場合も同様である。
また、駆動モータ120としてDCモータを用いたが、ステッピングモータ、サーボモータ、ACモータ、超音波モータ、静電気力モータ、油圧モータ、空気圧モータ等を用いることができる。ステッピングモータを用いるときは、パルス数で制御でき、原点センサ111及びスプライシングセンサ112が設けられる。サーボモータを用いるときは、エンコーダで制御でき、スプライシングセンサ112のみが設けられる。
また、原点センサ111及びスプライシングセンサ112として透過型の光電センサを用いたが、反射型の光電センサでもよい。また、電磁センサ、音波センサ、機械接触式センサ等を用いることができる。
また、駆動停止点は、スプライシングセンサ112で検出する構成としたが、原点センサ111で原点を検出してからの経過時間で駆動停止点を求める構成としてもよい。
(5.実施形態の効果)
上記した実施の形態のスプライシング装置20は、部品収納用キャビティCtを有する第1キャリアテープT1と第2キャリアテープT2とを第1スプライシングテープ30a及び第2スプライシングテープ30bによって接続するスプライシング装置20であって、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープt2を互いに接近する方向に送って、第1キャリアテープT1の端部及び第2キャリアテープT2の端部をスプライシング位置LSに位置決めする位置決め装置50,51と、第1スプライシングテープ30aを、スプライシング位置LSに位置決めされた第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に跨って、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2の一方面に押し付ける第1押付部材91aと、を備える。
さらに、第2スプライシングテープ30bを、スプライシング位置LSに位置決めされた第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に跨って、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2の他方面に押し付ける第2押付部材101aと、一連動作によって、第1押付部材91aの押付面91bと第2押付部材101aの押付面101bとを相互に接近離間する方向に相対的に往復移動させる駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等と、駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等の一連動作によって第1押付部材91a及び第2押付部材101aが第1スプライシングテープ30a及び第2スプライシングテープ30bを第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に押し付けている押付状態において、駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等の一連動作を一時停止する制御装置59と、を備える。
これによれば、スプライシング装置20は、第1、第2押付部材91a,101aがスプライシングテープ30a,30bを第1、第2キャリアテープT1,T2に押し付けている押付状態において、第1、第2押付部材91a,101aを駆動する駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等の一連動作を一時停止するので、スプライシングテープ30a,30bの第1、第2キャリアテープT1,T2に対する押し付け時間を長くすることができる。よって、スプライシングテープ30a,30bを第1、第2キャリアテープT1,T2に確実に貼着できる。
また、駆動装置は、一連動作によって、第1押付部材91aの押付面91bと第2押付部材101aの押付面101bとを相互に接近離間する方向に相対的に往復移動させるカム110,110a,110b,110c,110d等と、カム110,110a,110b,110c,110d等を駆動してカム110,110a,110b,110c,110d等に一連動作を実行させるカム駆動装置120と、を備え、制御装置59は、押付状態において、カム駆動装置120を一時停止することによってカム110,110a,110b,110c,110d等の一連動作を一時停止する。駆動装置を簡易且つ低コストで構成できる。
また、カム110,110a,110b,110c,110d等は、1回転することにより一連動作を1回行い、カム110,110a,110b,110c,110d等は、1回転中の所定角度範囲において押付状態を継続させ、制御装置59は、カム110,110a,110b,110c,110d等が一連動作における所定角度範囲を動作中に、カム110,110a,110b,110c,110d等の一連動作を一時停止する。制御装置59は、カム110,110a,110b,110c,110d等が一連動作における所定角度範囲を動作中に一時停止すればよいので、一時停止制御を容易に行うことができる。
また、制御装置59は、カム110,110a,110b,110c,110d等が所定角度範囲の中央部に位置するときに、カム110,110a,110b,110c,110d等の一連動作を一時停止する。カム110,110a,110b,110c,110d等の一時停止のタイミングにばらつきが生じても、第1、第2押付部材91a,101aがスプライシングテープ30a,30bを第1、第2キャリアテープT1,T2に押し付けている押付状態は維持されており、スプライシングテープ30a,30bを第1、第2キャリアテープT1,T2に確実に貼着できる。
また、スプライシング装置20は、ベーステープ31とベーステープ31に貼付された第1スプライシングテープ30a及び第2スプライシングテープ30bを備えるスプライシングテープ供給部材TTを、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2の送り方向と交差する方向に送る搬送装置36を備え、駆動装置は、一連動作によって、第1押付部材91aの押付面91bが第2押付部材101aの押付面101bに対向する状態において、第1押付部材91aを第2押付部材101aに向かって接近離間する方向に往復移動させる、カムとしての第1カム110c,110ccと、一連動作によって第2押付部材101aを揺動させ、ベーステープ31を折り曲げて第1押付部材91aの押付面91bに対向する位置とベーステープ31を伸ばして第1押付部材91aの押付面91bに対向しない位置との間で移動する、カムとしての第2カム110d,110ddと、を備える。
さらに、一連動作によって、第2押付部材101aの押付面101bが第1押付部材91aの押付面91bに対向する状態において、第2押付部材101aを第1押付部材91aに向かって接近離間する方向に往復移動させる、カムとしての第3カム110a,110aaと、第1カム110c,110cc、第2カム110d,110dd及び第3カム110a,110aaを同期して駆動するカム駆動装置120と、を備え、制御装置59は、押付状態において、カム駆動装置120を一時停止することによって第1カム110c,110cc、第2カム110d,110dd及び第3カム110a,110aaの一連動作を一時停止する。制御装置59は、カム駆動装置120のみを制御すればよいので、カム110,110a,110b,110c,110d等の一連動作の一時停止を確実に行うことができる。
上記した実施の形態のスプライシング方法は、部品収納用キャビティCtを有する第1キャリアテープT1と第2キャリアテープT2とを第1スプライシングテープ30a及び第2スプライシングテープ30bによって接続するスプライシング方法であって、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2を互いに接近する方向に送って、第1キャリアテープT1の端部及び第2キャリアテープT2の端部をスプライシング位置LSに位置決めする位置決め工程と、駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等の一連動作によって、第1スプライシングテープ30aを、スプライシング位置LSに位置決めされた第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に跨って、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2の一方面に押し付け、第2スプライシングテープ30bを、スプライシング位置LSに位置決めされた第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に跨って、第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2の他方面に押し付ける押付工程と、を備える。
さらに、駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等の一連動作によって第1スプライシングテープ30a及び第2スプライシングテープ30bを第1キャリアテープT1及び第2キャリアテープT2に押し付けている押付状態において、駆動装置120,110,110a,110b,110c,110d等の一連動作を一時停止する停止工程と、を備える。上述のスプライシング装置20と同様の効果を得ることができる。
20…スプライシング装置、30(30a、30b)…スプライシングテープ、36…スプライシングテープ供給部材搬送装置、50…第1テープ送り装置(位置決め装置)、51…第2テープ送り装置(位置決め装置)、58…接合装置、91…第1昇降台、91a…第1押付部材、91b…押付面、97…支持プレート、101…第2昇降台、103…旋回台、103a…第2押付部材、103b…押付面、110…カムドラム、110c…第1カム溝、110d…第2カム溝、110a…第3カム溝、110b…第4カム溝、110cc…第1フォロアローラ、110dd…第2フォロアローラ、110aa…第3フォロアローラ、110bb…第4フォロアローラ、120…駆動モータ、T(T1,T2)…キャリアテープ、TT…スプライシングテープ供給部材、LS…スプライシング位置。

Claims (6)

  1. 部品収納用キャビティを有する第1キャリアテープと第2キャリアテープとを第1スプライシングテープ及び第2スプライシングテープによって接続するスプライシング装置であって、
    前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープを互いに接近する方向に送って、前記第1キャリアテープの端部及び前記第2キャリアテープの端部をスプライシング位置に位置決めする位置決め装置と、
    前記第1スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの一方面に押し付ける第1押付部材と、
    前記第2スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの他方面に押し付ける第2押付部材と、
    一連動作によって、前記第1押付部材の押付面と前記第2押付部材の押付面とを相互に接近離間する方向に相対的に往復移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置の前記一連動作によって前記第1押付部材及び前記第2押付部材が前記第1スプライシングテープ及び前記第2スプライシングテープを前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに押し付けている押付状態において、前記駆動装置の前記一連動作を一時停止する制御装置と、
    を備える、スプライシング装置。
  2. 前記駆動装置は、
    前記一連動作によって、前記第1押付部材の押付面と前記第2押付部材の押付面とを相互に接近離間する方向に相対的に往復移動させるカムと、
    前記カムを駆動して前記カムに前記一連動作を実行させるカム駆動装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記押付状態において、前記カム駆動装置を一時停止することによって前記カムの前記一連動作を一時停止する、請求項1に記載のスプライシング装置。
  3. 前記カムは、1回転することにより前記一連動作を1回行い、
    前記カムは、1回転中の所定角度範囲において前記押付状態を継続させ、
    前記制御装置は、前記カムが前記一連動作における前記所定角度範囲を動作中に、前記カムの前記一連動作を一時停止する、請求項2に記載のスプライシング装置。
  4. 前記制御装置は、前記カムが前記所定角度範囲の中央部に位置するときに、前記カムの前記一連動作を一時停止する、請求項3に記載のスプライシング装置。
  5. 前記スプライシング装置は、ベーステープと前記ベーステープに貼付された前記第1スプライシングテープ及び前記第2スプライシングテープを備えるスプライシングテープ供給部材を、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの送り方向と交差する方向に送る搬送装置を備え、
    前記駆動装置は、
    前記一連動作によって、前記第1押付部材の押付面が前記第2押付部材の押付面に対向する状態において、前記第1押付部材を前記第2押付部材に向かって接近離間する方向に往復移動させる、前記カムとしての第1カムと、
    前記一連動作によって前記第2押付部材を揺動させ、前記ベーステープを折り曲げて前記第1押付部材の押付面に対向する位置と前記ベーステープを伸ばして前記第1押付部材の押付面に対向しない位置との間で移動する、前記カムとしての第2カムと、
    前記一連動作によって、前記第2押付部材の押付面が前記第1押付部材の押付面に対向する状態において、前記第2押付部材を前記第1押付部材に向かって接近離間する方向に往復移動させる、前記カムとしての第3カムと、
    前記第1カム、前記第2カム及び前記第3カムを同期して駆動する前記カム駆動装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記押付状態において、前記カム駆動装置を一時停止することによって前記第1カム、前記第2カム及び前記第3カムの前記一連動作を一時停止する、請求項2に記載のスプライシング装置。
  6. 部品収納用キャビティを有する第1キャリアテープと第2キャリアテープとを第1スプライシングテープ及び第2スプライシングテープによって接続するスプライシング方法であって、
    前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープを互いに接近する方向に送って、前記第1キャリアテープの端部及び前記第2キャリアテープの端部をスプライシング位置に位置決めする位置決め工程と、
    駆動装置の一連動作によって、前記第1スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの一方面に押し付け、前記第2スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに跨って、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの他方面に押し付ける押付工程と、
    前記駆動装置の前記一連動作によって前記第1スプライシングテープ及び前記第2スプライシングテープを前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープに押し付けている押付状態において、前記駆動装置の前記一連動作を一時停止する停止工程と、
    を備える、スプライシング方法。
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