JP6754440B2 - スプライシング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つのキャリアテープをスプライシングするスプライシング装置に関するものである。
電子部品装着機には、例えば、電子部品を供給するテープフィーダが装着されている。また、このテープフィーダには、リールが装填されている。リールには、複数の電子部品を一定の間隔で収納したキャリアテープが巻回されている。電子部品装着機は、テープフィーダを駆動してキャリアテープから電子部品を順次供給し基板に装着する。また、電子部品装着機の作業者は、各テープフィーダの電子部品がなくなって生産ラインが停止する前に、電子部品を補給する作業を行う。特許文献1には、部品切れになりそうなキャリアテープの終端と、補給用のキャリアテープの始端とをスプライシングテープによってスプライシングするスプライシング装置が記載されている。
国際公開第2013/157107号
上記したスプライシング装置は、2つのキャリアテープをスプライシングする位置であるスプライシング位置に、スプライシングテープを自動で搬送する。スプライシングテープは、例えば、ベーステープの上に所定の間隔ごとに貼り付けられている。ベーステープには、スプライシングテープの上面を覆うようにカバーテープが貼り付けられている。従って、スプライシングテープは、下面をベーステープに貼り付けられ、上面をカバーテープによって覆われている。スプライシング装置は、この三層構造の部材(以下、「スプライシングテープ供給部材」という)を搬送することで、スプライシング位置にスプライシングテープを搬送する。スプライシング装置は、スプライシング供給部材のカバーテープを剥がした後、ベーステープを送り出してスプライシング位置までスプライシングテープを搬送する。
スプライシングテープは、スプライシング位置においてベーステープに貼り付けられた状態となる。このため、スプライシングテープは、カバーテープを剥がした上面をキャリアテープに貼り付けられた後、下面に貼り付けられたベーステープから剥離される必要がある。しかしながら、スプライシングテープとベーステープとの粘着力は、製造時の品質や購入後の保管状況等によって変動する。その結果、ベーステープからスプライシングテープが上手く剥がれない場合がある。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、ベーステープからスプライシングテープを剥がれ易くすることができるスプライシング装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示するスプライシング装置は、ベーステープとカバーテープとの間にスプライシングテープを貼り付けたスプライシングテープ供給部材を用いて、第一キャリアテープ及び第二キャリアテープをスプライシングするスプライシング装置であって、筐体と、筐体内に設けられ、第一キャリアテープ及び第二キャリアテープを支持するテープ搬送路と、テープ搬送路に支持された第一キャリアテープ及び第二キャリアテープを互いに接近する方向に搬送し、第一キャリアテープの第一端部及び第二キャリアテープの第二端部を、テープ搬送路のスプライシング位置に位置決めする位置決め装置と、スプライシングテープ供給部材を搬送し、スプライシングテープをスプライシング位置に搬送する供給部材搬送装置と、スプライシング位置に搬送されたスプライシングテープを、スプライシング位置に位置決めされた第一端部及び第二端部の両方に跨がって貼り付けて第一キャリアテープ及び第二キャリアテープを接合する接合装置と、接合装置による接合に先立って、供給部材搬送装置によってスプライシング位置に向かって搬送されるベーステープに貼り付けられた状態のスプライシングテープを温める加熱装置と、を備える。
これによれば、供給部材搬送装置は、第一キャリアテープ及び第二キャリアテープを接合するスプライシング位置に向かってスプライシングテープ供給部材を搬送する。加熱装置は、スプライシング位置まで搬送される前に、ベーステープに貼り付けられた状態のスプライシングテープを予め温める。スプライシングテープとベーステープとの粘着性は、スプライシングテープを温めることで変化する(例えば、粘性が下がる)。これにより、スプライシングテープとベーステープとの粘着力を低下させ、ベーステープからスプライシングテープを剥がれ易くすることができる。
本発明の実施形態におけるスプライシング装置の全体を示す斜視図である。 閉止保持部を示すスプライシング装置を側面から見た一部断面図である。 本発明の実施に好適なテープフィーダを示す図である。 トップテープを取り除いたキャリアテープの平面図である。 図4に示す5−5線に沿って切断した断面図である。 スプライシングテープ供給部材の平面図である。 スプライシング装置のカバー部を開いた状態を示す図である。 スプライシング装置にスプライシングテープ供給部材を配置した状態を示す図である。 スプライシング装置の内部を露呈させた状態を示す図である。 スプライシングテープ供給部材のカバーテープを剥離するフィルム剥がし部材を示す図である。 スプライシングテープ供給部材を送る供給部材搬送装置を示す模式図である。 接合装置の斜視図である。 持ち上げ部の動作を説明するための模式図である。 スプライシング位置におけるキャリアテープとスプライシングテープとの関係を示す断面図である。 図14の15A−15A線に沿って切断した断面図であり、スプライシングテープによる接合動作を示す図である。 スプライシングテープによる接合動作を示す図である。 スプライシングテープによる接合動作を示す図である。 スプライシングテープによる接合動作を示す図である。 接合後の持ち上げ部の動作を示す図である。 接合後の持ち上げ部の動作を示す図である。
(1.スプライシング装置の概略構成)
以下、本願の実施形態のスプライシング装置の概略構成を図面に基づいて説明する。なお、スプライシング装置の詳細構成については後述する。図1及び図2に示すように、本実施形態のスプライシング装置20は、箱状の装置本体部21(筐体の一例)と、カバー部22(筐体の一例)と、閉止保持部24(図2参照)と、付勢部29と、を備えている。
スプライシング装置20は、例えば、図示略の台車等に載置されており、テープフィーダ10(図3参照)を装着された電子部品装着機間の移動が可能となっている。スプライシング装置20は、電子部品装着機のテープフィーダ10に装填された部品切れとなる補給対象のリール12(図3参照)に巻回されたキャリアテープTc(図4及び図5参照)の終端部を、補給用のリール12に巻回されたキャリアテープTcの始端部に接合する装置である。スプライシング装置20は、2つのキャリアテープTcを、図6に示すスプライシングテープ供給部材TTのスプライシングテープ30によって接合する。
スプライシング装置20は、一方向に長い略直方体形状をなしている。スプライシング装置20の長手方向の両側には、挿入口20a(図1では手前側のみを図示)が設けられている。スプライシング装置20は、各挿入口20aから挿入された補給対象のリール12のキャリアテープTcと、補給用のリール12のキャリアテープTcとを、装置本体部21の中央で突き合わせてスプライシングテープ供給部材TT(図6参照)によりスプライシングする。
カバー部22には、スプライシング装置20の外部から内部を視認可能な窓部41が設けられている。窓部41は、貫通孔41aと、透明板41bと、を備えている。貫通孔41aは、カバー部22の長手方向の中央部に設けられている。貫通孔41aは、内部を視認できる大きさで形成され、後述するスプライシング位置LS(図9参照)を視認できる位置に設けられている。透明板41bは、貫通孔41aを閉塞する大きさの透明又は半透明の板である。透明板41bは、例えば、プラスチックやガラスである。
図2に示すように、カバー部22は、装置本体部21に保持されたピボット23を中心にして回動可能に支持され、装置本体部21の上面を開閉する。カバー部22は、スプライシング時には手動で閉止され、スプライシング後のキャリアテープTcの取り出し時には自動で開放される。
詳述すると、閉止保持部24は、スプライシング動作中にカバー部22を閉止状態に保持する。閉止保持部24は、ソレノイド25と、フック27と、係合ピン28と、を備えている。ソレノイド25は、装置本体部21に設置され、作動ロッド25aを上下方向に作動可能となっている。フック27は、装置本体部21に支軸26を中心にして回動可能に支持され、ソレノイド25によって回動される。係合ピン28は、カバー部22に下方に突出するように設けられ、フック27に係脱可能に構成されている。
装置本体部21とカバー部22との間には、カバー部22を開ける方向(図2における上方)に向かって付勢する付勢部29が設けられている。付勢部29は、例えば、カバー部22の開閉に応じて伸張又は収縮するバネである。これにより、フック27と係合ピン28との係合が解除されると、カバー部22は、付勢部29によって自動的に開放される。
また、カバー部22には、ドッグ(図示略)が設けられている。装置本体部21には、このドッグによって動作される閉止確認用センサ(図示略)が設けられている。閉止確認用センサは、例えば、カバー部22の閉止時において、ドッグによってオン操作される。スプライシング装置20の制御装置43(図1参照)は、閉止確認用センサのオン信号に基づいて、カバー部22を閉じている状態であることを検出できる。
例えば、作業者によってカバー部22が閉止され、ドッグによって閉止確認用センサがオン操作されると、制御装置43は、閉止確認用センサのオン信号に基づいて、ソレノイド25の作動ロッド25aを図2の上方向に作動させる。フック27は、図2における反時計回り方向へと回動し、係合ピン28に係合する。これにより、制御装置43は、閉止保持部24によってカバー部22を閉じた状態で保持する。
また、制御装置43は、補給対象のキャリアテープTcと、補給用のキャリアテープTcとをスプライシングテープ30(図6参照)によって接合する作業を完了させると、ソレノイド25の作動ロッド25aを図2の下方向に作動させる。フック27は、図2における時計回り方向へと回動し、係合ピン28との係合を解除する。カバー部22は、閉止保持部24を解除されることで、付勢部29によって開けられる。これにより、制御装置43は、カバー部22をスプライシングの作業の完了に応じて自動的に開けることができる。
(2.テープフィーダの概略構成)
図3に示すように、テープフィーダ10には、キャリアテープTcを巻回したリール12が着脱可能に取り付けられる。テープフィーダ10には、リール12に巻回されたキャリアテープTcを定量ずつ送り出して、部品e(図4及び図5参照)をテープフィーダ10の先端部に設けられる部品供給位置17に1個ずつ供給する定量送り機構18が内蔵されている。定量送り機構18は、テープフィーダ10の本体に回転可能に支持され、キャリアテープTcの送り穴Hc(図4及び図5参照)に係合するスプロケット19と、スプロケット19を1ピッチ分ずつ回転させる図示略のモータを備えている。
(3.キャリアテープの概略構成)
図4及び図5に示すように、キャリアテープTcは、ベーステープTbと、トップテープTtと、を備えている。ベーステープTbは、所定の幅で細長く形成されている。ベーステープTbには、長手方向に沿って複数のキャビティCtが一定のピッチ間隔Pcごとに形成されている。キャビティCtは、上部を開口した有底箱形に形成されている。各キャビティCtには、基板に装着される部品eがそれぞれ収納されている。
トップテープTtは、ベーステープTbの表面に貼り付けられ、キャビティCtの開口を覆っている。ベーステープTbの幅方向の一端側には、送り穴Hcが形成されている。送り穴Hcは、例えば、キャビティCtと同一のピッチ間隔Pcで形成されている。
(4.スプライシングテープ供給部材の概略構成)
図6は、スプライシングテープ供給部材TTを上面から見た平面図を示している。図6に示すように、スプライシングテープ供給部材TTは、スプライシングテープ30と、ベーステープ31と、カバーテープ32と、を備える3層構造の部材である。スプライシングテープ30は、表面用のスプライシングテープ部30a及び裏面用のスプライシングテープ部30bの2つを一組としたものである。表面用のスプライシングテープ部30aは、2つのキャリアテープTcに跨ってその表面に貼り付けられる。同様に、裏面用のスプライシングテープ部30bは、2つのキャリアテープTcに跨がって裏面に貼り付けられる。
ベーステープ31は、所定の幅で細長く形成されている。ベーステープ31には、幅方向D3の両端部のそれぞれに送り穴31aが形成されている。送り穴31aは、ベーステープ31を貫通して形成され、ベーステープ31の長手方向(搬送方向D1)に沿って一定のピッチ間隔で形成されている。一組のスプライシングテープ30(スプライシングテープ部30a,30b)は、幅方向D3において送り穴31aよりも内側に設けられ、送り穴31aとの間に所定の間隔を設けて配置されている。
一組のスプライシングテープ30は、ベーステープ31の長手方向に沿って一定のピッチ間隔Pdで貼り付けられている。表面用のスプライシングテープ部30aは、裏面用のスプライシングテープ部30bに対してスプライシングテープ供給部材TTの搬送方向D1の先頭側(図6における下側)に配置されている。表面用のスプライシングテープ部30aは、裏面用のスプライシングテープ部30bとの間に間隔Pd1を設けて配置されている。従って、本実施形態のスプライシングテープ30は、互いに分離した2つの部材(スプライシングテープ部30a,30b)で構成されている。なお、スプライシングテープ30は、一組のスプライシングテープ部30a,30bを互いに接続して一体的に設けた構成でもよい。
ベーステープ31及びスプライシングテープ30の上面には、カバーテープ32が貼り付けられいる。カバーテープ32は、ベーステープ31上に貼り付けられた複数組のスプライシングテープ30を覆うようにスプライシングテープ30及びベーステープ31に貼り付けられている。また、スプライシングテープ30には、金属粉が埋設されている。スプライシング装置20の制御装置43(図1参照)は、金属を検知できるテープ検知センサ48(図11参照)によってスプライシングテープ30を検知する。
また、スプライシングテープ30とベーステープ31との粘着力は、スプライシングテープ30とカバーテープ32との粘着力に比べて強い。このため、スプライシングテープ30からカバーテープ32を剥がしたとしても、スプライシングテープ30は、ベーステープ31から剥がれにくくなっている。
一方で、スプライシングテープ30は、カバーテープ32が貼り付けられた面(図6における上面)が2つのキャリアテープTcに貼り付けられる接着面30a1,30b1となっている。カバーテープ32を剥がしたスプライシングテープ30の接着面30a1,30b1にキャリアテープTcを貼り付けた場合、その粘着力は、スプライシングテープ30とベーステープ31との粘着力に比べて強い。このため、スプライシングテープ30をキャリアテープTcに貼り付けた後で、スプライシングテープ30からベーステープ31を剥がしたとしても、スプライシングテープ30は、キャリアテープTcから剥がれにくくなっている。
また、ベーステープ31の幅方向D3(図6参照)における長さは、カバーテープ32の幅方向D3における長さに比べて長い。このため、ベーステープ31の幅方向D3の両端は、カバーテープ32の幅方向D3の両端より外側に突出している。また、スプライシングテープ部30a,30bの各々は、送り穴31aの内側においてベーステープ31の幅方向D3に沿って延設され、所定の幅で細長く形成されている。ベーステープ31の幅方向D3におけるスプライシングテープ30の長さ、即ち、スプライシングテープ部30a,30bの長手方向の長さは、カバーテープ32の幅方向D3における長さと略同一となっている。
ベーステープ31には、表面用のスプライシングテープ部30aに近接した位置に、位置決め穴31bが貫通して形成されている。位置決め穴31bは、キャリアテープTcに形成された送り穴Hcと同一のピッチ間隔で、ベーステープ31の幅方向D3(スプライシングテープ部30aの長手方向)に沿って形成されている。また、裏面用のスプライシングテープ部30bには、キャリアテープTcに形成された送り穴Hcと同一のピッチ間隔で位置決め穴30b2が形成されている。位置決め穴30b2は、裏面用のスプライシングテープ部30b及びベーステープ31を貫通して形成されている。位置決め穴30b2は、ベーステープ31の幅方向D3に沿って形成されている。
(5.スプライシング装置の詳細構成)
図7及び図8に示すように、スプライシング装置20は、第一及び第二位置決め装置50,51と、第一及び第二部品検知装置52,53と、第一及び第二切断装置54,55と、第一及び第二取込装置56,57と、カバーテープ剥離装置35と、供給部材搬送装置36と、供給リール保持部38(供給装置の一例)と、接合装置58等を備えている。
第一及び第二位置決め装置50,51、第一及び第二部品検知装置52,53、第一及び第二切断装置54,55、第一及び第二取込装置56,57、供給部材搬送装置36、接合装置58(一部を除く)、及び上記した制御装置43は、装置本体部21及びカバー部22の内部に収納されている。供給リール保持部38及びカバーテープ剥離装置35(一部を除く)は、装置本体部21の背面外側に配置される。
図9に示すように、第一及び第二位置決め装置50,51は、装置本体部21及びカバー部22(図7参照)の内部に設けられ、スプライシング装置20の長手方向の両側にそれぞれ配置されている。第一及び第二切断装置54,55は、第一及び第二位置決め装置50,51の間にそれぞれ配置されている。第一及び第二取込装置56,57は、第一及び第二切断装置54,55の間にそれぞれ配置されている。接合装置58は、第一及び第二取込装置56,57の間に配置されている。
本実施形態のスプライシング装置20は、スプライシング装置20の中央部に設けられた位置であり、2つのキャリアテープTcを接合する位置であるスプライシング位置LSに対して対象な構成となっている。このため、以下の説明では、主に図9における右側の装置(第一位置決め装置50等)を説明し、左側の装置(第二位置決め装置51等)についての説明を適宜省略する。
第一位置決め装置50は、テープ搬送路60aと、スプロケット61aと、ステッピングモータ62aと、スプロケット歯検知装置63aと、テープ検知装置64a等を備えている。テープ搬送路60aは、装置本体部21の一方側の面から中央のスプライシング位置LSに向かって水平方向に延在するように設けられている。スプロケット61aは、テープ搬送路60aの下方に配置されている。スプロケット61aの外周には歯67aが形成されている。歯67aは、キャリアテープTcの送り穴Hc(図4参照)のピッチ間隔Pcと同一ピッチで形成されている。スプロケット61aは、挿入口20aからテープ搬送路60aに挿入されるキャリアテープTcの送り穴Hcに係合するように配置されている。
ステッピングモータ62aは、制御装置43(図1参照)の制御に基づいて、スプロケット61aを回転させる。また、制御装置43は、スプロケット歯検知装置63aの検出信号に基づいて、スプロケット61aを原点位置(初期位置)に配置する。テープ検知装置64aは、挿入口20aからキャリアテープTcが挿入されたことを検知し、検知した旨を制御装置43に通知する。制御装置43は、テープ検知装置64aからの通知に基づいてステッピングモータ62aを駆動する。これにより、第一位置決め装置50は、制御装置43の制御に基づいて、挿入口20aから挿入されたキャリアテープTcをテープ搬送路60aに沿って搬送する。第一位置決め装置50は、キャリアテープTcを第一切断装置54の切断位置Lc1や、スプライシング位置LSに順次位置決めする。
第一部品検知装置52は、テープ搬送路60aの検知位置Ld1の上方に配置される。第一部品検知装置52は、テープ搬送路60aを搬送されるキャリアテープTcのキャビティCt、キャビティCt間のテープ部分、及びキャビティCt内の部品eを検知する。
第一切断装置54は、キャリアテープTcを所定の切断箇所で切断する。第一取込装置56は、第一切断装置54によって切断されたキャリアテープTcの不要部分を取り込む装置である。第一取込装置56は、切断位置Lc1とスプライシング位置LSとの間に設けられ、固定部材78aと、固定部材78aに回動可能に支持される取込部材75aと、取込部材75aを回動させる取込部材回動装置76a等を備えている。
取込部材75aは、キャリアテープTcの不要部分を開口80aから取り込んで、取り込んだ不要部分を、ダクト82aを介して図示略の廃却箇所に案内する。取込部材回動装置76aは、制御装置43の制御に基づいて、取込部材75aの位置を図9に示す位置に変更し、不要部分の取り込みを行う。また、切断した後のキャリアテープTcをスプライシング位置LSに搬送する場合には、取込部材回動装置76aは、取込部材75aの位置を図9に示す位置から下方に変更し、取込部材75aに形成した可動搬送経路79aをテープ搬送路60aに整列させる。
(5−1.カバーテープ剥離装置及び供給リール保持部の構成)
図8に示すように、供給リール保持部38、カバーテープ剥離装置35及び供給部材搬送装置36は、キャリアテープTcの搬送方向D2に直交し、且つスプライシング位置LSを横切る線(搬送方向D1に向かう線)に沿うように配置されている。供給リール保持部38は、装置本体部21に取り付けられ、スプライシングテープ供給部材TTがロール状に巻回された供給リール33を回転可能に支持する。供給リール保持部38は、図示略の弾性部材の弾性力により供給リール33を内周側から外側へと押圧し供給リール33との間に摩擦力を発生させ、供給リール保持部38に対する供給リール33の回転を制限する。そして、摩擦力に打ち勝つ作用力でベーステープ31が引っ張られると、供給リール33は、供給リール保持部38に対して回転可能となる。
カバーテープ剥離装置35は、フィルム剥がし部材351と、カバーテープ搬送装置352と、を備えている。図7に示すように、装置本体部21には、長手方向(搬送方向D2)における中央部に金属板59が設けられている。金属板59は、装置本体部21(筐体の一例)に固定されている。金属板59は、スプライシング位置LSに搬送されるキャリアテープTcの搬送方向D2に対して直交し且つ水平な平面を有している。図8に示すように、金属板59は、搬送方向D1に沿ってスプライシング位置LSへ搬送されるスプライシングテープ30のベーステープ31を下方から支持する。
図8及び図10に示すように、フィルム剥がし部材351は、板状に形成され、スプライシングテープ供給部材TTの搬送方向D1においてスプライシング位置LSの手前に配置されている。フィルム剥がし部材351は、上下方向の間にスプライシングテープ供給部材TTを挟んで金属板59と対向する位置に設けられている。
フィルム剥がし部材351の後端部には、ローラ351bが設けられている。ローラ351bは、引き剥がされたカバーテープ32が架け渡され、架け渡されたカバーテープ32をフィルム剥がし部材351の後方へと誘導する。図10に示すように、フィルム剥がし部材351は、スプライシング位置LSに配置された一組のスプライシングテープ部30a,30bからカバーテープ32を引き剥がして先端部351a(図示右側の端部)に当接される。引き剥がされたカバーテープ32は、フィルム剥がし部材351の先端部351aに当接した状態でスプライシングテープ供給部材TTの搬送方向D1とは逆方向の搬送方向D4に向かって折り返され、ローラ351bを介してカバーテープ搬送装置352(図8参照)により送り出される。
この状態では、スプライシングテープ30は、スプライシング位置LSに位置決めされた一組のスプライシングテープ部30a,30bのみが露出されるように配置されている。換言すれば、カバーテープ剥離装置35は、ベーステープ31に貼り付けられた複数組のスプライシングテープ部30a,30bのうち、搬送方向D1における先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bのみをスプライシング位置LSにて露出させ、先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bより搬送方向D1の後方にある後続の他の組のスプライシングテープ部30a,30bをカバーテープ32で被覆された状態で維持する。
また、本実施形態の金属板59は、カバーテープ32に被覆された複数組のスプライシングテープ部30a,30b、即ち、上記した後続の他の組のスプライシングテープ部30a,30bを下方から支持している。なお、スプライシング装置20は、金属板59上に、一組のスプライシングテープ部30a,30bのみを配置する構成でもよい。
図8に示すように、カバーテープ搬送装置352は、供給リール33の下方に配置されている。カバーテープ搬送装置352は、カバーテープ32を挟持して送り出すローラ352aと、ローラ352aを回転させるモータ352bと、を備えている。カバーテープ搬送装置352は、作業者によりスプライシングテープ供給部材TTの折り返されたカバーテープ32をセッティングされると、カバーテープ32を送り出すことでベーステープ31からカバーテープ32を引き剥がす。
(5−2.供給部材搬送装置36)
図11に示すように、供給部材搬送装置36は、スプライシングテープ30が剥がされたベーステープ31を送り出す装置である。供給部材搬送装置36は、送り用スプロケット46と、ステッピングモータ47と、を備えている。送り用スプロケット46の外周には、係合歯46aが形成されている。係合歯46aは、ベーステープ31の送り穴31a(図6参照)のピッチと同一ピッチで円周方向に等角度間隔に形成されている。
カバーテープ32が剥がされたベーステープ31は、スプライシング位置LSの中心を横切るようにして接合装置58を通り、送り穴31aに送り用スプロケット46の係合歯46aを係合した状態にセッティングされる。ステッピングモータ47は、送り用スプロケット46に連結されており、1ピッチ駆動することにより係合歯46aに係合されたベーステープ31を単位量だけ送り出す。ステッピングモータ47は、電源の投入により原点復帰され、送り用スプロケット46の係合歯46aを常に頂点に位置するように位置決めされる。
また、ステッピングモータ47は、例えば、サーボロック装置等の回転拘束手段47aにより、もしくは励磁を掛けることにより適宜回転を拘束できるようになっている。そして、スプライシングが完了した2つのキャリアテープTcを後述する持ち上げ部120によって持ち上げてスプライシングテープ30をベーステープ31から剥がす際に(図15E及び図15F参照)、上記した供給リール保持部38による摩擦作用及び回転拘束手段47aによってベーステープ31の長手方向の両端側の移動を制限する。これにより、ベーステープ31の浮き上がりを阻止し、ベーステープ31からスプライシングテープ30を適切に剥離することができる。
(5−3.接合装置58)
接合装置58は、図11に示すテープ検知センサ48を備えている。テープ検知センサ48は、ベーステープ31の搬送方向D1において、スプライシング位置LSよりも手前側で、ベーステープ31の下方となる位置に設けられている。テープ検知センサ48は、スプライシング位置LSから一定距離だけ離間した位置のスプライシングテープ部30a,30bに埋設された金属粉を検知する。制御装置43は、例えば、テープ検知センサ48により裏面用のスプライシングテープ部30bの金属粉を検出するのに応じて、その検出位置から供給部材搬送装置36のステッピングモータ47によってベーステープ31を一定量だけ送り出す。これにより、スプライシングテープ30をスプライシング位置LSに位置決めする。接合装置58は、装置本体部21内を搬送され切断箇所を突き合わせてスプライシング位置LSに位置決めされた2つのキャリアテープTcを、スプライシング位置LSに位置決めされたスプライシングテープ30によって接合する。
詳述すると、図12に示すように、接合装置58は、第一昇降台91と、シャッター97と、第二昇降台101と、旋回台103等を備えている。第一昇降台91上には、第一位置決めピン93が突設されている。第一位置決めピン93は、スプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2(図6参照)及びキャリアテープTcの送り穴Hcに係合する。また、第一昇降台91には、第一位置決めピン93の各間に、ピン穴95が形成されており、これらピン穴95に後述する旋回台103側の第二位置決めピン105が挿入される。
装置本体部21には、キャリアテープTcの長手方向と直交する水平方向に、可動台96が移動可能に案内支持されている。可動台96には、第一位置決めピン93の上方位置に設けられたシャッター97が取り付けられている。シャッター97の先端には、第一位置決めピン93を収容できるU字形状の溝98が形成されている。シャッター97は、第一位置決めピン93から溝98を離脱させる後退端位置と、第一位置決めピン93を溝98に収容する前進端位置との間で進退可能となっている。シャッター97は、カバー部22を閉じた際の位置(原位置)では、第一位置決めピン93から溝98を離脱させるために、第一位置決めピン93から若干後退した位置となっている。シャッター97の後側の部分には、U字形状に凹設された収容部97aが設けられている。収容部97aには、シャッター97を進退方向に付勢する一対のバネ97bが設けられている。バネ97bは、例えば、後退端位置まで後退したシャッター97を原位置まで移動するように付勢する。
また、シャッター97の下面には、カバー部22の開放に連動して、スプライシングテープ30によって接合された2つのキャリアテープTcを持ち上げる持ち上げ部120が設けられている。2つの持ち上げ部120は、キャリアテープTcの搬送方向D2(図7参照)におけるシャッター97の両側の下面にそれぞれ固定されている。持ち上げ部120の各々は、螺子121によってシャッター97に固定されている。持ち上げ部120は、例えば、螺子121によってシャッター97と共締めされ固定されている。持ち上げ部120は、カバー部22の開放動作に連動して、ベーステープ31から裏面用のスプライシングテープ部30bを剥離する。なお、持ち上げ部120を設ける位置は、シャッター97に限らず、例えば、カバー部22に設けられた他の部材でもよい。
持ち上げ部120の各々は、図13に示すように、シャッター97の先端部分に固定されている。持ち上げ部120は、アーム部122と、フック123と、を備えている。アーム部122は、螺子121によりシャッター97に固定された上端部から下方に向かって延設されている。フック123は、アーム部122の下部から前方側(スプライシング位置LS側)に向かって形成されている。本実施形態のフック123は、例えば、シャッター97の溝98よりも前方側に突出している。
フック123には、スプライシングテープ30によって接合された2つのキャリアテープTcを持ち上げる受部123aが形成されている。受部123aは、ベーステープ31の幅方向D3(図6参照)における両端部に接近した位置で、即ち、キャリアテープTcの搬送方向D2(図7参照)におけるベーステープ31の外側の位置で、且つキャリアテープTcの下方に配置される。受部123aは、スプライシング位置LSに位置決めした状態のキャリアテープTcの平面に対して所定の角度で傾斜した形状をなしている。受部123aは、カバー部22の閉止時には、図13の実線で示す位置に配置され、テープ搬送路60aの延長線より下方、即ち、スプライシング位置LSで接合されたキャリアテープTcの下方に配置される。
カバー部22が閉止状態より開放されると、持ち上げ部120は、シャッター97と一体的に回動する。一対の持ち上げ部120の受部123aは、スプライシングテープ30によって接合された2つのキャリアテープTcのそれぞれを引っ掛けて持ち上げる。受部123aは、カバー部22の開放時には、図13の1点鎖線で示す位置まで上昇し、テープ搬送路60aの延長線より上方までキャリアテープTcを移動させる。キャリアテープTcの裏面(下面)に貼り付けられたスプライシングテープ30(裏面用のスプライシングテープ部30b)は、キャリアテープTcを持ち上げることでベーステープ31から剥離される。
この際、受部123aに傾斜を設けたことで、キャリアテープTcは、幅方向(図4における上下方向)の一端(奥側)より徐々に持ち上げられる。これにより、スプライシングテープ部30bは、幅方向(図6における上下方向)の一端(奥側)より徐々にベーステープ31から剥がされる。従って、スプライシングテープ部30bをベーステープ31から剥がす際に、スプライシングテープ部30bがキャリアテープTcより剥がれるのを抑制し、スプライシングテープ部30bによるキャリアテープTcの接合を精度よく行うことができる。
図12に示すように、旋回台103は、第二昇降台101の上に設けられ、キャリアテープTcの長手方向に平行なピボット軸104を旋回中心にして180度旋回可能に両端支持されている。旋回台103の押圧板103aには、複数の第二位置決めピン105とピン穴106とが設けられている。第二位置決めピン105は、第一昇降台91の第一位置決めピン93の間に対応する位置に配列され、旋回台103の180度旋回に伴って第一昇降台91に設けたピン穴95に挿入される。また、ピン穴106には、第一昇降台91の第一位置決めピン93が挿入される。この際に、第二位置決めピン105は、スプライシング位置LSに位置決めされた2つのキャリアテープTcの送り穴Hc及びスプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2に挿入され、キャリアテープTc及びスプライシングテープ30を位置決めする。
旋回台103は、可動台109が移動されると、ピボット軸104のピニオン107と可動台109のラック108からなるラックピニオン機構により、180度旋回する。かかる旋回台103の旋回により、押圧板103aと第一昇降台91との間で、2つのキャリアテープTc及びスプライシングテープ30が挟持され、互いに接続される。
装置本体部21には、旋回台103の旋回中心と平行な軸線の回りに回転可能にカムドラム110が支持されている。カムドラム110は、図示略の駆動モータによって一定方向に低速回転される。カムドラム110には、第一昇降台91の脚部92、可動台96、第二昇降台101の脚部102、及び可動台109の4つの部材を駆動連結するカム溝110aがそれぞれ設けられている。これにより、カムドラム110が回転されると、第一及び第二昇降台91,101の各昇降運動、可動台96に取り付けられたシャッター97の進退運動、及び旋回台103の旋回運動が連動して行われる。カムドラム110の1回転で、第一及び第二昇降台91,101、シャッター97及び旋回台103は、原位置に復帰される。
(6.加熱装置130)
次に、本実施形態のスプライシング装置20が備える加熱装置130について説明する。図7に示すように、本実施形態のカバー部22は、加熱装置130を備えている。加熱装置130は、例えば、カバー部22内におけるシャッター97の内側部分に設けられている。加熱装置130は、例えば、白熱電球を備える照明装置である。
加熱装置130は、装置本体部21の中央部に設けられた金属板59を温める。図12に示すように、加熱装置130は、シャッター97の後側の部分に設けたU字形状の収容部97a内を通じて金属板59に向けて光を照射する。加熱装置130は、例えば、図7に示す照射位置131に向けて光を照射するように照射方向が設定されている。照射位置131は、例えば、金属板59の略中央部の位置であって、金属板59上を搬送されるスプライシングテープ供給部材TTの幅方向D3(図6参照)における中央位置を設定することができる。加熱装置130は、光を照射して金属板59を温める。これにより、加熱装置130は、金属板59上を搬送される複数組のスプライシングテープ部30a,30b(図8及び図10参照)を温める。この複数組のスプライシングテープ部30a,30bは、本実施形態では、ベーステープ31上に貼り付けられた状態だけでなく、カバーテープ32に被覆された状態となっている。
スプライシングテープ30とベーステープ31との粘着性は、スプライシングテープ30を温めることで変化する(例えば、粘性が下がる)。その結果、スプライシングテープ30とベーステープ31との粘着力を低下させ、ベーステープ31からスプライシングテープ30を剥がれ易くすることができる。
なお、加熱装置130は、スプライシングテープ30を温め可能な他の装置、例えば、電熱線を用いたヒータでもよい。また、加熱装置130を配置する位置を適宜変更してもよい。例えば、加熱装置130は、金属板59の下に配置したヒータでもよい。
また、加熱装置130は、カバー部22を閉じた状態では、金属板59に光を照射して温めつつ、スプライシング装置20の内部を照らす内部照明として機能する。これにより、作業者は、加熱装置130によってスプライシング装置20内が照らされることで、カバー部22の窓部41からスプライシング作業の様子を確認することができる。
また、図7及び図10に示すように、金属板59の下には、金属板59の温度を検出する温度検出センサ133が設けられている。本実施形態の温度検出センサ133は、例えば、加熱装置130の照射位置131における金属板59の下面に取り付けられている。スプライシング装置20の制御装置43(図1参照)は、温度検出センサ133により検出した温度に基づいて加熱装置130を制御し、金属板59の温度を一定温度に制御する。例えば、スプライシングテープ30の製造メーカが設定した好適な保管温度が20度〜30度である場合に、金属板59を温める一定温度として保管温度よりも若干高い30度〜40度の温度を設定することができる。この場合、制御装置43は、例えば、温度検出センサ133の検出温度に基づいて、金属板59を30度〜40度の一定温度に保つように、加熱装置130に供給する電力を変更する。
(7.スプライシング装置の動作)
次に、スプライシング装置20によるスプライシングの動作について説明する。以下の説明では、スプライシングの動作のうち、特に、キャリアテープTcを切断した後の動作について説明する。図14は、スプライシング位置LSにおける2つのキャリアテープTcの状態を示している。以下の説明では、図14に示すように、2つのキャリアテープTcのうち、一方のキャリアテープTcのスプライシング装置20に挿入された先端部を第一端部141と、他方のキャリアテープTcのスプライシング装置20に挿入された先端部を第二端部142と称して説明する。
第一及び第二切断装置54,55によって2つのキャリアテープTcの第一及び第二端部141,142を切断すると、スプライシング装置20の制御装置43は、取込部材75aを下方向に回動させる。次に、制御装置43は、ステッピングモータ62aによってスプロケット61aを回転させ、一方のキャリアテープTcの第一端部141と、他方のキャリアテープTcの第二端部142とをスプライシング位置LSまで搬送して位置決めする(図14参照)。
図14に示すように、第一及び第二端部141,142の送り穴Hcは、スプライシング位置LSに設けられた接合装置58の第一位置決めピン93に係合可能な位置に位置決めされる。また、制御装置43は、供給部材搬送装置36のステッピングモータ47(図11参照)を駆動して、供給リール33に巻回されたスプライシングテープ供給部材TTを送り出し、複数組のスプライシングテープ30をスプライシング位置LSに向けて搬送する。先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bは、スプライシング位置LSに送り込まれる。このスプライシング位置LSに送り込まれる一組のスプライシングテープ部30a,30bは、上記した加熱装置130及び金属板59によって温められ、ベーステープ31との接着性を低下させたものである。裏面用のスプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2は、スプライシング位置LSに設けられた接合装置58の第一位置決めピン93に係合可能な位置に位置決めされる。
そして、図10に示すように、スプライシング位置LSに送り込まれた先頭のスプライシングテープ部30a,30bに貼り付けられたカバーテープ32を、カバーテープ剥離装置35により剥がす。カバーテープ32は、スプライシングテープ供給部材TTの搬送方向D1とは逆の搬送方向D4に折り返されて引き剥がされ、フィルム剥がし部材351の先端部351aに当接される。カバーテープ搬送装置352は、カバーテープ32がフィルム剥がし部材351の先端部351aに当接するまでカバーテープ32を送り出すと、当該送り出しを停止する。これにより、カバーテープ32は、フィルム剥がし部材351の先端部351aに当接した後は引き剥がされることがない。スプライシング位置LSには、搬送方向D1の先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bのみが露出され位置決めされる。これにより、後続の他の組のスプライシングテープ部30a,30bの接着面30a1,30b1の粘着性の低下を抑制できる。
キャリアテープTc及びスプライシングテープ部30a,30bのそれぞれをスプライシング位置LSに位置決めすると、制御装置43は、供給部材搬送装置36の回転拘束手段47aを動作させ、ステッピングモータ47の回転を拘束する。供給部材搬送装置36は、スプライシングテープ部30a,30bをスプライシング位置LSに位置決めして静止状態となる。また、供給リール保持部38は、供給リール33を回転方向とは逆方向の摩擦力を付加して保持する。これにより、供給部材搬送装置36と供給リール33とによってスプライシングテープ供給部材TT(ベーステープ31)の基端と先端との両端を保持することで、ベーステープ31の弛みをなくし、スプライシングテープ30をキャリアテープTcに精度よく貼り付けできる。
次に、制御装置43は、図示略の駆動モータを制御してカムドラム110を回転させ、第一昇降台91を上昇させる。第一位置決めピン93は、裏面用のスプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2と、第一及び第二端部141,142の各送り穴Hcとのそれぞれに係合される。これにより、2つのキャリアテープTcと裏面用のスプライシングテープ部30bとの三つの部材の位置関係が一定の関係に保たれる。この際、裏面用のスプライシングテープ部30bと第一及び第二端部141,142との間には、図15Aに示すように、原位置から前進したシャッター97が配置されているため、裏面用のスプライシングテープ部30bと第一及び第二端部141,142とが接着することはない。シャッター97は、カバー部22を閉じた際の原位置では第一位置決めピン93から若干後退した位置に配置されるが、カムドラム110の回転にともなって、図15Aの前進端位置まで前進する。
次に、カムドラム110の回転に応じて可動台96が水平方向に移動されると、シャッター97は、前進端位置(第一昇降台91)に対して後退し、裏面用のスプライシングテープ部30bと第一及び第二端部141,142との間から抜き出される。次に、可動台109が水平移動されると、旋回台103は、ラックピニオン機構(ピニオン107など)によって旋回する。図15Bに示すように、第二位置決めピン105(図12参照)に係合されたベーステープ31は、旋回台103とともに旋回して折り曲げられる。
表面用のスプライシングテープ部30aは、キャリアテープTcの上方位置に配置され、接着面30a1を下方のキャリアテープTcに向けた状態に反転される。即ち、2つのスプライシングテープ部30a,30bは、互いの接着面30a1,30b1の間に2つのキャリアテープTc(第一及び第二端部141,142)を挟み込むように配置される。この際、供給部材搬送装置36は、モータを逆回転させ、ベーステープ31に弛みを与え、ベーステープ31の折り曲げを許容する。
次に、カムドラム110の回転に応じて第二昇降台101を下降させると、第二位置決めピン105は、ベーステープ31の裏側からベーステープ31の位置決め穴31b、キャリアテープTcの送り穴Hc及び裏面用のスプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2に係合される。さらに、第二昇降台101を下降させると、図15Cに示すように、ベーステープ31は、第一及び第二端部141,142を上下方向から挟持した状態で、旋回台103の押圧板103aと第一昇降台91との間で押付けられる。この押付けにより、ベーステープ31に貼り付けされた裏面用のスプライシングテープ部30bは、2つのキャリアテープTc(第一及び第二端部141,142)の裏面に跨るように接着される。表面用のスプライシングテープ部30aは、2つのキャリアテープTc(第一及び第二端部141,142)の表面に貼り付けられた各トップテープTtに跨るように接着される。2つのキャリアテープTcは、スプライシングテープ部30a,30bによって接合される。この押付け状態は、一定時間(数秒間)持続される。
上記したスプライシングテープ30によるキャリアテープTcの接合は、カムドラム110のほぼ180度の回転によって達成される。残りの180度の回転では、上記した動作と逆の動作が行われ、各構成部材は、原位置に復帰する。即ち、まず、第二昇降台101が上昇されて、旋回台103は、第一昇降台91に対して上昇する。図15Dに示すように、ベーステープ31は、旋回台103による押付けを解除され折り曲げられた部分を上昇(復帰)させるとともに、第二位置決めピン105が裏面用のスプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2及びキャリアテープTcの各送り穴Hcより離脱される。旋回台103の旋回とともに、供給部材搬送装置36のモータが正回転されて、ベーステープ31の弛みが除去される。これにより、スプライシングテープ部30aは、接着面30a1とは反対側の面(図15Dにおける上面)からベーステープ31を剥がされる。この際に、スプライシングテープ部30aとベーステープ31との粘着力は、加熱装置130によって予め温めたことで低下している。このため、スプライシングテープ部30aは、ベーステープ31から剥がれ易く、且つキャリアテープTcに貼り付けられた状態を維持し易くなる。
一方で、シャッター97は、カムドラム110の回転にともなって後退端位置まで後退した後、カムドラム110の回転の所定位置でバネ97bの付勢力により原位置(カバー部22を閉じた際の位置)まで復帰している。また、第一昇降台91が下降され、第一位置決めピン93が裏面用のスプライシングテープ部30bの位置決め穴30b2及びキャリアテープTcの各送り穴Hcより離脱される。図15Eに示すように、持ち上げ部120は、シャッター97を原位置まで前進させた状態では、溝98よりも前方に突出させたフック123を、スプライシングテープ部30a,30bによって接合された第一及び第二端部141,142の下方に配置する。
一方、制御装置43は、カバーテープ剥離装置35のモータ352bを駆動して、カバーテープ32にテンションを与える。制御装置43は、上記したように供給リール保持部38及び回転拘束手段47aを制御してベーステープ31の両端側の移動を制限する。
制御装置43は、ソレノイド25(図2参照)を駆動して作動ロッド25aを下方に移動させ、フック27と係合ピン28との係合を解除する。これにより、カバー部22は、付勢部29の付勢力によりピボット23を中心にして回動され、自動的に開放される。
図15Fに示すように、第一及び第二端部141,142の下方に配置された持ち上げ部120(フック123)は、カバー部22(シャッター97)の回動にともなって上昇し、第一及び第二端部141,142、即ち、キャリアテープTcの接合部分を受部123aで持ち上げる。持ち上げ部120は、ベーステープ31の幅方向D3(図6参照)における両端部に接近した位置で、第一及び第二端部141,142を持ち上げる。従って、持ち上げ部120は、スプライシングテープ部30bを下から持ち上げるのではなく、スプライシングテープ30の外側において2つのキャリアテープTc(第一及び第二端部141,142)を持ち上げる。この際に、ベーステープ31は、供給リール保持部38及び回転拘束手段47aによって両端の移動を制限され浮き上がりを制限される。また、キャリアテープTcの裏面に貼り付けられたスプライシングテープ部30bとベーステープ31との粘着力は、加熱装置130によって予め温めたことで低下している。このため、スプライシングテープ部30bは、ベーステープ31から剥がれ易く、キャリアテープTcに貼り付いた状態を維持し易くなる。これにより、スプライシングテープ部30bは、カバー部22の開放にともなってベーステープ31から自動で剥離される。作業者は、スプライシングが完了し、且つベーステープ31から剥離されたキャリアテープTcをスプライシング装置20から取り出すことが可能となる。
(8.実施形態の構成による効果)
上記した実施形態のスプライシング装置20は、ベーステープ31とカバーテープ32との間にスプライシングテープ30を貼り付けたスプライシングテープ供給部材TTを用いて、第一キャリアテープ(キャリアテープTc)及び第二キャリアテープ(キャリアテープTc)をスプライシングする。スプライシング装置20は、装置本体部21及びカバー部22(筐体)と、装置本体部21及びカバー部22内に設けられ、第一キャリアテープ及び第二キャリアテープ(キャリアテープTc)を支持するテープ搬送路60aと、テープ搬送路60aに支持された第一キャリアテープ及び第二キャリアテープ(キャリアテープTc)を互いに接近する方向に搬送し、第一キャリアテープの第一端部141及び第二キャリアテープの第二端部142を、テープ搬送路60aのスプライシング位置LSに位置決めする第一及び第二位置決め装置50,51(位置決め装置)と、スプライシングテープ供給部材TTを搬送し、スプライシングテープ30をスプライシング位置LSに搬送する供給部材搬送装置36と、スプライシング位置LSに搬送されたスプライシングテープ30を、スプライシング位置LSに位置決めされた第一端部141及び第二端部142の両方に跨がって貼り付けて第一キャリアテープ及び第二キャリアテープ(キャリアテープTc)を接合する接合装置58と、接合装置58による接合に先立って、供給部材搬送装置36によってスプライシング位置LSに向かって搬送されるベーステープ31に貼り付けられた状態のスプライシングテープ30を温める加熱装置130と、を備える。
これによれば、供給部材搬送装置36は、2つのキャリアテープTc(第一及び第二キャリアテープ)を接合するスプライシング位置LSに向かってスプライシングテープ供給部材TTを搬送する。加熱装置130は、スプライシング位置LSまで搬送される前に、ベーステープ31に貼り付けられた状態のスプライシングテープ30を予め温める。スプライシングテープ30とベーステープ31との粘着性は、スプライシングテープ30を温めることで変化する(例えば、粘性が下がる)。これにより、スプライシングテープ30とベーステープ31との粘着力を低下させ、ベーステープ31からスプライシングテープ30を剥がれ易くすることができる。
さらに、スプライシング装置20は、スプライシングテープ供給部材TTを供給する供給リール保持部38(供給装置)と、装置本体部21(筐体)に固定され、供給リール保持部38からスプライシング位置LSまで搬送されるスプライシングテープ供給部材TTのベーステープ31を支持する金属板59と、をさらに備える。ベーステープ31における金属板59により支持された部分には、複数のスプライシングテープ30が貼り付けられる。加熱装置130は、金属板59を温める。
これによれば、加熱装置130は、金属板59を温めることで、金属板59に支持されたベーステープ31を介して複数のスプライシングテープ30をまとめて温めることができる。また、複数のスプライシングテープ30は、金属板59上を搬送される間、金属板59の熱によって温められる。このため、加熱装置130は、金属板59を温めることで、各スプライシングテープ30を時間を掛けて徐々に温めることができる。換言すれば、スプライシングテープ30の急激な温度変化を抑制できる。
さらに、スプライシング装置20は、金属板59の温度を検出する温度検出センサ133と、温度検出センサ133により検出した温度に基づいて加熱装置130を制御し、金属板59の温度を一定温度に制御する制御装置43と、をさらに備える。
これによれば、制御装置43は、金属板59の温度を一定温度に制御することで、金属板59上の複数のスプライシングテープ30を均等に温めることができる。これにより、スプライシングテープ30をより確実に所望の温度に温めることができ、ベーステープ31からスプライシングテープ30をより確実に剥がれ易くすることができる。また、金属板59は、一度温められた熱を保持する。このため、制御装置43は、金属板59が一定温度になった後に加熱装置130を停止等することで、加熱装置130における消費電力の低減等を図ることが可能となる。
さらに、カバー部22(筐体)は、筐体の外部から内部を視認可能な窓部41を備える。加熱装置130は、スプライシングテープ30を温めつつ、カバー部22及び装置本体部21(筐体)の内部を照らす白熱電球である。
これによれば、作業者は、白熱電球で照らされた筐体(スプライシング装置20)の内部を窓部41から確認することができる。従って、作業者は、スプライシング装置20にスプライシングを実行させながら動作等を確認し、適切な対応を実施できる。
さらに、スプライシング装置20の筐体は、装置本体部21と、装置本体部21に対して開閉可能に支持されたカバー部22と、カバー部22を閉じた状態で保持する閉止保持部24と、閉止保持部24を解除した際に、カバー部22を開ける方向に付勢する付勢部29と、カバー部22に設けられ、スプライシングテープ30によって接合した後の第一端部141及び第二端部142を、カバー部22を開ける動作に連動して持ち上げて、第一端部141及び第二端部142に貼り付けられたスプライシングテープ30(裏面用のスプライシングテープ部30b)をベーステープ31から剥がす持ち上げ部120と、をさらに備える。
これによれば、付勢部29は、例えば、スプライシングの完了にともなって閉止保持部24を解除すると、カバー部22を開ける。持ち上げ部120は、カバー部22を開ける動作に連動してスプライシングの完了した第一及び第二端部141,142(第一及び第二キャリアテープ)を持ち上げる。この際に、持ち上げ部120は、第一及び第二端部141,142に貼り付けられたスプライシングテープ30(スプライシングテープ部30b)をベーステープ31から剥がす。これにより、作業者は、ベーステープ31からスプライシングテープ部30bを剥がす作業が不要となる。さらに、加熱装置130によって予めスプライシングテープ部30bを温めているため、持ち上げ部120は、ベーステープ31からスプライシングテープ部30bを容易且つ確実に剥がすことができる。
さらに、スプライシングテープ30は、カバーテープ32が貼り付けられた面(接着面30a1,30b1)に、第一端部141及び第二端部142を貼り付ける一組のスプライシングテープ部30a,30bを備える。ベーステープ31は、供給部材搬送装置36によって搬送される搬送方向D1に向かって複数組のスプライシングテープ部30a,30bが一定の間隔ごとに貼り付けられる。スプライシング装置20は、スプライシングテープ供給部材TTを供給する供給リール保持部38(供給装置)と、供給リール保持部38からスプライシング位置LSまで搬送されるベーステープ31からカバーテープ32を剥がすカバーテープ剥離装置35と、をさらに備える。カバーテープ剥離装置35は、ベーステープ31に貼り付けられた複数組のスプライシングテープ部30a,30bのうち、搬送方向D1における先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bのみをスプライシング位置LSにて露出させ、先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bより搬送方向D1の後方にある後続の他の組のスプライシングテープ部30a,30bをカバーテープ32で被覆された状態で維持する。
これによれば、スプライシングテープ30は、カバーテープ32が貼り付けられた面(接着面30a1,30b1)に、第一端部141及び第二端部142を貼り付ける一組のスプライシングテープ部30a,30bを備える。ベーステープ31に貼り付けられた複数組のスプライシングテープ部30a,30bのうち、搬送方向D1における先頭の一組のスプライシングテープ部30a,30bのみが、カバーテープ32を剥した状態でスプライシング位置LSに配置される。また、スプライシング位置LSに配置された(カバーテープ32から露出された)一組のスプライシングテープ部30a,30b以外の他の組のスプライシングテープ部30a,30bは、2つのキャリアテープTc(第一及び第二キャリアテープ)に貼り付けられる直前まで、カバーテープ32に被覆される。これにより、スプライシングテープ部30a,30bのカバーテープ32を貼り付けた接着面30a1,30b1(第一及び第二端部141,142を貼り付ける面)の粘着性が、スプライシング位置LSまで搬送する間に乾燥等によって低下するのを抑制できる。さらに、スプライシングテープ部30a,30bは、ベーステープ31に貼り付けられ、カバーテープ32で被覆された状態で加熱装置130により温められる。その結果、スプライシングテープ部30a,30bの接着面30a1,30b1における粘着性の低下を抑制しつつ、ベーステープ31からスプライシングテープ部30a,30bを剥がれ易くすることがきる。
(9.実施形態の変形態様)
上記実施形態において、スプライシング装置20は、金属板59を備えない構成でもよい。例えば、スプライシング装置20は、加熱装置130の光によってスプライシングテープ30を直接温めてもよい。
また、上記実施形態において、スプライシング装置20は、温度検出センサ133を備えず、加熱装置130に対する制御を実施しない構成でもよい。この場合、加熱装置130は、光の照射量を時間に基づいて制御してもよい。
また、カバー部22は、窓部41を備えなくともよい。
また、スプライシング装置20は、手動で開閉される装置でもよい。
また、スプライシング装置20は、持ち上げ部120を備えなくともよい。
また、カバーテープ剥離装置35は、搬送方向D1における先頭の一組だけでなく、先頭の一組を含む複数組のスプライシングテープ部30a,30bからカバーテープ32を剥がして露出させてもよい。
20:スプライシング装置、21:装置本体部(筐体)、22:カバー部(筐体)、24:閉止保持部、29:付勢部、30:スプライシングテープ、30a,30b:スプライシングテープ部、31:ベーステープ、32:カバーテープ、35:カバーテープ剥離装置、36:供給部材搬送装置、38:供給リール保持部(供給装置)、41:窓部、43:制御装置、50:第一位置決め装置(位置決め装置)、51:第二位置決め装置(位置決め装置)、58:接合装置、59:金属板、60a:テープ搬送路、120:持ち上げ部、130:加熱装置、133:温度検出センサ、141:第一端部、142:第二端部、D1:搬送方向、TT:スプライシングテープ供給部材、Tc:キャリアテープ(第一キャリアテープ及び第二キャリアテープ)、LS:スプライシング位置。

Claims (6)

  1. ベーステープとカバーテープとの間にスプライシングテープを貼り付けたスプライシングテープ供給部材を用いて、第一キャリアテープ及び第二キャリアテープをスプライシングするスプライシング装置であって、
    筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記第一キャリアテープ及び前記第二キャリアテープを支持するテープ搬送路と、
    前記テープ搬送路に支持された前記第一キャリアテープ及び前記第二キャリアテープを互いに接近する方向に搬送し、前記第一キャリアテープの第一端部及び前記第二キャリアテープの第二端部を、前記テープ搬送路のスプライシング位置に位置決めする位置決め装置と、
    前記スプライシングテープ供給部材を搬送し、前記スプライシングテープを前記スプライシング位置に搬送する供給部材搬送装置と、
    前記スプライシング位置に搬送された前記スプライシングテープを、前記スプライシング位置に位置決めされた前記第一端部及び前記第二端部の両方に跨がって貼り付けて前記第一キャリアテープ及び前記第二キャリアテープを接合する接合装置と、
    前記接合装置による接合に先立って、前記供給部材搬送装置によって前記スプライシング位置に向かって搬送される前記ベーステープに貼り付けられた状態の前記スプライシングテープを温める加熱装置と、
    を備える、スプライシング装置。
  2. 前記スプライシングテープ供給部材を供給する供給装置と、
    前記筐体に固定され、前記供給装置から前記スプライシング位置まで搬送される前記スプライシングテープ供給部材の前記ベーステープを支持する金属板と、
    をさらに備え、
    前記ベーステープにおける前記金属板により支持された部分には、複数の前記スプライシングテープが貼り付けられ、
    前記加熱装置は、前記金属板を温める、請求項1に記載のスプライシング装置。
  3. 前記金属板の温度を検出する温度検出センサと、
    前記温度検出センサにより検出した温度に基づいて前記加熱装置を制御し、前記金属板の温度を一定温度に制御する制御装置と、をさらに備える請求項2に記載のスプライシング装置。
  4. 前記筐体は、前記筐体の外部から内部を視認可能な窓部を備え、
    前記加熱装置は、前記スプライシングテープを温めつつ、前記筐体の内部を照らす白熱電球である、請求項1乃至3の何れか一項に記載のスプライシング装置。
  5. 前記筐体は、
    装置本体部と、
    前記装置本体部に対して開閉可能に支持されたカバー部と、
    前記カバー部を閉じた状態で保持する閉止保持部と、
    前記閉止保持部を解除した際に、前記カバー部を開ける方向に付勢する付勢部と、
    前記カバー部に設けられ、前記スプライシングテープによって接合した後の前記第一端部及び前記第二端部を、前記カバー部を開ける動作に連動して持ち上げて、前記第一端部及び前記第二端部に貼り付けられた前記スプライシングテープを前記ベーステープから剥がす持ち上げ部と、
    をさらに備える請求項1乃至4の何れか一項に記載のスプライシング装置。
  6. 前記スプライシングテープは、前記カバーテープが貼り付けられた面に、前記第一端部及び前記第二端部を貼り付ける一組のスプライシングテープ部を備え、
    前記ベーステープは、前記供給部材搬送装置によって搬送される搬送方向に向かって複数組の前記スプライシングテープ部が一定の間隔ごとに貼り付けられるものであり、
    前記スプライシング装置は、
    前記スプライシングテープ供給部材を供給する供給装置と、
    前記供給装置から前記スプライシング位置まで搬送される前記ベーステープから前記カバーテープを剥がすカバーテープ剥離装置と、
    をさらに備え、
    前記カバーテープ剥離装置は、前記ベーステープに貼り付けられた複数組の前記スプライシングテープ部のうち、前記搬送方向における先頭の一組のスプライシングテープ部のみを前記スプライシング位置にて露出させ、前記先頭の一組のスプライシングテープ部より前記搬送方向の後方にある後続の他の組のスプライシングテープ部を前記カバーテープで被覆された状態で維持する、請求項1乃至5の何れか一項に記載のスプライシング装置。
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