JP6742636B2 - コンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテナ容器を順送りしつつ自動的に洗浄して回収するコンテナ洗浄ラインにおいて、洗浄後のコンテナ容器を水切り乾燥させる遠心脱水装置に関する。
一般的に、飲料クレート、食品クレート、パック食材用トレー等の各種の小物品を収容して搬送するのに用いる浅い箱型のコンテナ容器は、ある程度の反復使用後もしくは使用した都度に回収し、汚れ除去及び滅菌のために洗浄・乾燥を施して再使用に供される。そのコンテナ容器の洗浄・乾燥を連続方式で自動的に行う装置として、遠心脱水タイプ及びブロワータイプのコンベア式洗浄乾燥装置が知られる。
これらコンベア式洗浄乾燥装置は、一般的に、コンベアライン上でコンテナ容器を順送りしつつ、そのライン上流側に設けた洗浄チャンバー内の洗浄部において洗浄液を噴射して洗浄し、次いでリンス部において水(通常は水道水)を噴射してコンテナ容器表面に付着した洗浄液を洗い流したのち、遠心脱水タイプではライン下流側に設けた遠心脱水機にかけて水切り乾燥し、またブロワータイプでは前記洗浄チャンバー内の後段側又はライン下流側に設けた乾燥室においてブロアより熱風を吹き付けて乾燥し、更に乾燥後のコンテナ容器をライン末尾側でスタッカーによって多段に積み重ねて集荷するようになっている。そして、特に遠心脱水タイプのコンベア式洗浄乾燥装置では、処理効率を高めるために、洗浄チャンバーと遠心脱水機との間のライン途中にプレスタッカーを配置し、該プレスタッカーにてコンテナ容器を複数段に積み重ねた状態で遠心脱水にかける方式や、遠心脱水前に乾燥部を通してコンテナ容器を加温することで、乾燥を促進させる方式も採用されている(非特許文献1)。
インターネット・ウエブ・コンテナ洗浄機|製品紹介|業務用洗浄機の株式会社ショウワ、検索日:2017年12月18日、http//www.e-showa.net/product/container.html
しかしながら、従来のコンベア式洗浄乾燥装置では、各機能部の搬送路ならびに機能部間を繋ぐ搬送路として、チェーンコンベアやメッシュコンベア等からなる各々独立したコンベア架台を用い、これらコンベア架台を直列に配置して長いコンベアラインを構築するため、大きな設置スペースを要することが基本的な難点であり、また処理効率をより高めることも常に課題になっている。
本発明は、上述の事情に鑑みて、遠心脱水タイプのコンベア式洗浄乾燥装置のコンベアラインにおいて、洗浄後のコンテナ容器を遠心脱水前に複数段に積み重ねるプレスタッカーを介在させる場合に、該プレスタッカーと遠心脱水機とを一体化することにより、コンベアラインの短縮による省スペース、処理効率の向上、ライン施工作業の省力化を可能とする、コンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係るコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置は、コンテナ容器Cを順送りしつつ自動的に洗浄して回収するコンテナ洗浄ラインLにおいて、洗浄後のコンテナ容器Cを水切り乾燥させる遠心脱水装置であって、一基の架台1上に、コンテナ容器Cを左右両側部で支承して搬送する第一チェーンコンベア11及び第二コンベア12が配設されると共に、第一コンベア11の下流側搬送区間11bと第二チェーンコンベア12の上流側搬送区間12aとが重なって配置し、第一及び第二チェーンコンベア11,12が重なった搬送区間10に、洗浄部(洗浄装置WA)から一個ずつ送られてくるコンテナ容器Cを上下複数段に積み重ねるプレスタッカー2が設置され、その重なった搬送区間10よりも下流側の第二チェーンコンベア12による搬送区間(下流側搬送区間12b)に、プレスタッカー2にて積み重ねられた複数個のコンテナ容器Cを積重ね状態で回転させる遠心脱水機3が設置されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、上記請求項1のコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置において、遠心脱水機3は、第二チェーンコンベア12の両側チェーン間で昇降動作する持上げ台座31と、該持上げ台座31を昇降駆動させる昇降用シリンダ32と、該持上げ台座31の上方に対設された回転駆動枠33と、該回転駆動枠33の回転駆動手段(モーターM4)と、遠心脱水中に搬入口30a及び搬出口30bを遮蔽する開閉扉34とを具備し、持上げ台座31は、昇降用シリンダ32の上方突出するピストンロッド32aの上端に回転自在に保持され、第二チェーンコンベア12の搬送面より下位の待機位置と、載置した積重ね状態のコンテナ容器Cの上部側が回転駆動枠33に係合する押上げ位置とに昇降変位可能であり、回転駆動枠33は、持上げ台座31によって持ち上げられた積重ね状態のコンテナ容器Cに係合して、該コンテナ容器Cの回転時の位置ずれを防止する係合手段(ずれ止めピン35)を備えてなる構成としている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2のコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置において、コンテナ容器Cが平面視略矩形の飲料クレート又は食品クレートであり、遠心脱水機3における回転駆動枠33の係合手段が該コンテナ容器Cの各角部を両側から挟んで位置決めする突片対(ずれ止めピン35,35)からなる構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかのコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置において、プレスタッカー2は、コンテナ容器Cの所要段数の積重ね操作が遠心脱水機3による一回の遠心脱水中に完了するように設定されてなる構成としている。
次に、本発明の効果について図面の参照符号を付して説明する。まず、請求項1の発明に係るコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置では、一基の架台1上にプレスタッカー2及び遠心脱水機3が設置されて一つのラインユニットを構成し、しかもライン上流側から順送りされてくるコンテナ容器Cをプレスタッカー2へ搬入する第一チェーンコンベア11の下流側搬送区間11bと、該プレスタッカー2にて積み重ねられたコンテナ容器Cを遠心脱水機3へ搬入する第二チェーンコンベア12の上流側搬送区間12aとが重なって配置しているから、従来のようにプレスタッカー及び遠心脱水機と両者間を繋ぐ搬送路を各々独立したコンベア架台にて構成する場合に比較し、コンベア洗浄ラインLが大幅に短縮されて省スペースになると共に、プレスタッカー2及び遠心脱水機3を設けた一基の架台1を一つのラインユニットとして取り扱えるので、コンテナ洗浄ラインLを構築する際の施工作業性が大きく向上し、またプレスタッカー2にて積み重ねたコンテナ容器Cを直ちに水切り乾燥できるため、処理効率も向上する。
請求項2の発明によれば、遠心脱水機3において、第二チェーンコンベア12にて搬入される積重ね状態のコンテナ容器Cを、搬送面より下位で待機している持上げ台座31の上昇によって持ち上げ、上方に配置する回転駆動枠33に係合させ、そのまま該回転駆動枠33を回転駆動させることで、コンテナ容器C及び持上げ台座31が一体に回転するから、非常に能率よく遠心脱水できる上、動作部分の全体を機能的にコンパクトに構成できるという利点がある。
請求項3の発明によれば、平面視略矩形の飲料クレート又は食品クレートを処理対象として、遠心脱水機3において確実に効率よく水切り乾燥を行える。
請求項4の発明によれば、プレスタッカー2におけるコンテナ容器Cの所要段数の積重ね操作が遠心脱水機3による一回の遠心脱水中に完了するから、より高い処理効率が得られる。
本発明の一実施形態に係る遠心脱水装置を組み入れたコンテナ洗浄ラインを示し、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。 同遠心脱水装置の上部側を除いて示す平面図である。 同遠心脱水装置の側面図である。 同遠心脱水装置におけるプレスタッカー部の縦断正面図である。 同遠心脱水装置における遠心脱水機の動作を示し、(a)は遠心脱水開始前の縦断正面図、(b)は遠心脱水中の縦断正面図である。
以下に、本発明に係るコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1(a)(b)は、本発明の遠心脱水装置を組み入れたコンテナ洗浄ラインLを示す。このコンテナ洗浄ラインLは、上流側から順次、搬入コンベア架台CF1、洗浄入口側コンベア架台CF2、洗浄装置WA、洗浄出口コンベア架台CF3、遠心脱水装置CD、スタッカー架台SFが直線状に連続して配置し、更にスタッカー架台SFの末尾側から直角に向きを変えて続く搬出コンベア架台CF4が配置して一連の搬送ラインを構成しており、上流側からコンテナ容器Cを順送りしつつ、洗浄装置WAの処理チャンバー4内で洗浄・リンスしたのち、遠心脱水装置CDのプレスタッカー2で上下複数段に積み重ねた上で、遠心脱水機3にて水切り乾燥し、スタッカー架台SFのスタッカー5によって多数段に積み上げた状態とし、搬出コンベア架台CF4上に集荷するようになっている。
遠心脱水装置CDは、図2及び図3に示すように、搬送方向に沿って長い形態の架台1の上部に第一〜第三チェーンコンベア11〜13が配設されているが、第一チェーンコンベア11の下流側搬送区間11bの外側に第二チェーンコンベア12の上流側搬送区間12aが重なるように配置しており、その重なった搬送区間10にプレスタッカー2が設置されると共に、第二チェーンコンベア12の下流側搬送区間12bに遠心脱水機3が設置されている。また、第三チェーンコンベア13は第二チェーンコンベア12の末端に続く形で配設されている。そして、第一〜第三チェーンコンベア11〜13よりなる一連の搬送路には、第一チェーンコンベア11の中間位置及び末端位置、遠心脱水機3のチャンバー30内における前部側及び後部側、第三チェーンコンベア13の始端位置、にそれぞれ駆動シリンダー61を介して搬送面に対して出退動作する左右一対の突片より構成されるストッパー6A〜6Eが設置されている。なお、M1〜M3は第一〜第三チェーンコンベア11〜13の各々の駆動モータ、P1〜P3は第一〜第三チェーンコンベア11〜13の各々のプーリーである。
本実施形態で例示したコンテナ容器Cは、硬質合成樹脂成形物からなる上方に開放した矩形籠型の飲料クレートであり、図2〜図5に示すように、やや深い形態であって積み重ねで嵩高になるため、プレスタッカー2では上下2段に積み重ねるように設定している。すなわち、図では内外面の凹凸や周面及び底面の多数の孔等の細部形状を省略しているが、標準規格の該コンテナ容器Cは、上縁側外周に沿って突縁部eを有して外形サイズの大きい上部と、それよりも外形サイズが小さく且つ全体的に下方へ若干窄まった形態の下部とで構成されており、空状態で交互に向きを180°変えて積み重ねることで、上位側のコンテナ容器Cの下部が下位側のコンテナ容器C内に嵌入する形で、両コンテナ容器C,Cの上部同士が上下に重なった段積み形態なる。また、飲料製品を収容した状態で搬送や保管を行う場合は、上下のコンテナ容器C,Cの同じ向きで積み重ねることにより、収容製品に接触せずに浅く嵌合した段積み形態なる。そして、この空状態と製品収容状態との積み重ねの向きの混同を防止するために、コンテナ容器Cの長手方向の両半部が異なる色合いに設定されている。
プレスタッカー2は、図2〜図4に示すように、前記搬送区間10を跨ぐ門形の支持架20上に、昇降用シリンダー21と左右一対のガイド筒25が垂直に取り付けられ、該昇降用シリンダー21より下方突出するピストンロッド21aの下端に昇降枠22が固設され、該昇降用シリンダー21の駆動によって昇降枠22がガイド筒25に挿通するガイドピン25aを介して昇降動作する。その昇降枠22は、左右方向(搬送路横断方向)に沿う帯板22aと、該帯板22aの両端部下面側に固着した前後方向(搬送路方向)に沿うピン取付板22bとで平面視略H形に構成され、各ピン取付板22bの両端部内面側に、ピン出退シリンダー23aを介して内向きに出退動作する支持ピン23が設けられている。図4中の符号24は、搬送路の両側に沿って配設された断面L字形の搬送ガイドプレートであり、搬送されるコンテナ容器Cの左右方向の位置ずれを防止する。
遠心脱水機3は、図2,図3及び図5に示すように、開閉扉34付きの搬入口30a及び搬出口30bを有する箱型のチャンバー30内に、第二チェーンコンベア12の両側チェーン間で昇降動作する円板状の持上げ台座31と、該持上げ台座31の上方に対設された矩形の回転駆動枠33とを備えている。その持上げ台座31は、架台1に設置した昇降用シリンダ32の上方突出するピストンロッド32aの上端に、軸受31aを介して回転自在に保持されており、図3及び図5(a)で示すように第二チェーンコンベア12の搬送面より僅かに下位となる待機位置と、図5(b)で示すように載置した積重ね状態のコンテナ容器Cの上部側が回転駆動枠33に係合する押上げ位置とに昇降変位する。一方、回転駆動枠33は、チャンバー30の天井部30cに軸受37aを介して回転自在に貫通する回転駆動軸37の下端に固着されており、その四隅部には各一対のずれ止めピン35が垂設されている。そして、回転駆動軸37は、その上端側に固着されたプーリー37b及びタイミングべルト37cを介して、チャンバー30上に設置した駆動モータM4の作動によって回転駆動する。また、搬入口30a及び搬出口30bの各開閉扉34は、昇降用シリンダー36より下方へ突出するピストンロッド36aの先端に固着されており、該昇降用シリンダー36の作動によって上下に開閉動作する。
なお、図5(a)(b)に示すように、チャンバー30内の天井部30c側には、付着した水滴の流れを搬送路の両外側へ誘導する断面笠形の水滴誘導板38が配設されると共に、第二チェーンコンベア12の両外側には、搬送されるコンテナ容器Cの左右方向の位置ずれを防止する搬送ガイドプレート39が配設されている。また、チャンバー30の左右両側面には、横スライド式に開閉する点検用ガラス窓30dが嵌装されている。
上記構成の遠心脱水装置CDでは、洗浄装置WAによる洗浄後のコンテナ容器Cが洗浄出口コンベア架台CF3を経て一つずつ順送りされてくるが、第一チェーンコンベア11上に載った一番目のコンテナ容器Cがプレスタッカー2の直下位置に達した際、下流側のストッパー6Bが突出作動して該コンテナ容器Cを所定位置で停止させると共に、二番目のコンテナ容器Cも上流側のストッパー6Aによってプレスタッカー2の手前で停止させられる。そして、上方で待機していた昇降枠22が昇降用シリンダー21の進出作動によって所定高さまで下降し、その下降位置で左右各一対の支持ピン23が突出作動して停止中の一番目のコンテナ容器Cの突縁部eの下側に入り込み、次いで昇降用シリンダー21の退入作動によって昇降枠22が上昇して待機位置に戻ることで、一番目のコンテナ容器Cが突縁部eで支承されて持ち上げられると共に、手前位置で停止していた二番目のコンテナ容器Cが上流側のストッパー6Aの退入作動に伴ってプレスタッカー2の直下位置まで搬送され、下流側のストッパー6Bによって停止する。これによって、図3及び図4に示すように、二番目のコンテナ容器Cの真上に一番目のコンテナ容器Cが配置した状態になるが、続いて昇降枠22が下降することにより、持ち上げられていた一番目のコンテナ容器Cが下方で停止中の二番目のコンテナ容器C上に降ろされ、次いで支持ピン23が退入作動して一番目のコンテナ容器Cから離脱したのち、昇降枠22が再び上昇して待機位置に戻る。
かくして上下に積み重なった二つのコンテナ容器Cは、下流側のストッパー6Bの退入作動に伴って第二チェーンコンベア12に載って遠心脱水機3のチャンバー30内へ搬送され、該チャンバー30内の前後のストッパー6C,6Dの突出作動により、図3及び図5(a)に示すように定位置で停止する。そして、この停止した二段重ねのコンテナ容器Cは、次いで下方に待機していた持上げ台座31が昇降用シリンダ32の進出作動で上昇することにより、第二チェーンコンベア12上から該持上げ台座31上に乗り移って持ち上げられ、図5(b)に示すように上方の回転駆動枠33に押し付けられると共に、その四つの角部に各々両側から一対のずれ止めピン35が係合することで回転駆動枠33に相対回転不能に係止される。次いで、駆動モータM4の作動によって回転駆動枠33が高速回転し、該回転駆動枠33に係合する二段重ねのコンテナ容器Cと持上げ台座31が一体に回転することで、両コンテナ容器Cに付着していた水分が遠心脱水作用によって除去される。なお、チャンバー30の搬入口30a及び搬出口30bは、遠心脱水中に開閉扉34にて閉鎖され、遠心脱水の終了に伴って開放される。
所要時間の遠心脱水後、駆動モータM4の作動が停止すると共に、昇降用シリンダ32の退入作動によって持上げ台座31が下降し、これに伴って二段重ねのコンテナ容器Cが回転駆動枠33から離脱し、次いで持上げ台座31が下限の待機位置に戻ることで、両コンテナ容器Cは図3及び図5(a)の如く再び第二チェーンコンベア12上に載る。そして、チャンバー30内の両ストッパー6C,6Dと搬出口30bの外側のストッパー6Eが退入作動し、遠心脱水後の両コンテナ容器Cは第二チェーンコンベア12の駆動によって搬出口30bから外側へ搬出され、続いてスタッカー架台SFへ搬送され、図1(b)で示すようにスタッカー5によって更に多数段に積み重ねられた上で、図1(a)で示す搬出コンベア架台CF4へ送られる。
しかして、この遠心脱水装置CDにおいては、遠心脱水機3での遠心脱水中、プレスタッカー3では次の一番目と2番目のコンテナ容器Cの段積み操作が既述のように行われ、遠心脱水後の両コンテナ容器Cがチャンバー30の搬出口30bから搬出される際に、プレスタッカー3による段積み操作を経た二段重ねのコンテナ容器Cが同時にチャンバー30内へ搬入されるように設定される。従って、遠心脱水機3での遠心脱水とプレスタッカー3での段積み操作が同時に並行して進行し、段積み後のコンテナ容器Cを直ちに水切り乾燥できるから、非常に高い処理効率を達成できる。
また、この遠心脱水装置CDは、一基の架台1上にプレスタッカー2及び遠心脱水機3を備えたラインユニットを構成し、しかもコンテナ容器Cをプレスタッカー2へ搬入する第一チェーンコンベア11の下流側搬送区間11bと、該プレスタッカー2にて積み重ねたコンテナ容器Cを遠心脱水機3へ搬入する第二チェーンコンベア12の上流側搬送区間12aとが重なって配置しているから、従来のようにプレスタッカー及び遠心脱水機と両者間を繋ぐ搬送路を各々独立したコンベア架台にて構成する場合に比較し、コンベア洗浄ラインLが大幅に短縮されて省スペースになると共に、プレスタッカー2及び遠心脱水機3を設けた一基の架台1を一つのラインユニットとして取り扱えるので、コンテナ洗浄ラインLを構築する際の施工作業性が大きく向上する。
なお、処理対象とするコンテナ容器Cは、実施形態ではやや深い形態の飲料クレートを例示しているが、例えば標準規格の食品クレートやパック食材用トレーのような浅い形態のものでもよい。これら浅い形態のコンテナ容器を処理対象とする場合、処理効率上からプレスタッカー2での積み重ねを3段以上の多段(通常は4〜5段)に設定することが推奨される。しかして、プレスタッカー2では、その積み重ねの段数に応じてコンテナ容器Cの持ち上げ及び嵌合を反復することになるが、昇降枠22の支持ピン25の如き係止部材について、適用するコンテナ容器の外周形状及び積み重ね高さに合わせて係止位置を設定すればよい。
また、本発明のコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置CDにおけるプレスタッカー2としては、実施形態では支持ピン25付きの昇降枠22にてコンテナ容器Cを持ち上げて次位のコンテナ容器C上に降ろすことで積み重ねる方式を例示したが、これに限らず種々の積重ね方式を採用できる。例えば、通常のコンテナ容器用スタッカーで多用されているように、搬入されたコンテナ容器Cを搬送路の下位に待機させた昇降台座の上昇によって持ち上げ、その持上げた定位置で該コンテナ容器Cをクランプし、次に搬入されるコンテナ容器Cを同様に持ち上げて先のコンテナ容器Cに下側から重ねてクランプさせる形で、順次所要段数の積み重ねを行ったのち、その積み重ね状態のコンテナ容器Cを昇降台座で支承してクランプ解除し、該昇降台座の下降によって搬送路上に降ろす方式としてもよい。
一方、遠心脱水機3は、実施形態で例示したものに限らず、積み重ねたコンテナ容器Cのクランプ機構や昇降機構について種々の方式を採用できる。そのクランプ機構としては、実施形態ではコンテナ容器Cの各角部を両側から挟み付ける一対のずれ止めピン35を例示しているが、ピン形以外の種々の形状の突片対を採用できる他、様々な駆動方式による可動式係合手段やバネ式係合手段も採用可能である。そして、実施形態のように、積み重ねたコンテナ容器Cを搬送面より下位で待機している持上げ台座31の上昇によって持ち上げ、上方に配置する回転駆動枠33に係合させ、そのまま該回転駆動枠33を回転駆動させる方式によれば、非常に能率よく遠心脱水できる上、動作部分の全体を機能的にコンパクトに構成できるという利点がある。
その他、本発明の遠心脱水装置CDにおいては、遠心脱水機3での回転駆動機構、搬入口30a及び搬出口30bの開閉機構、架台1の形態、搬送路の各所要位置でコンテナ容器Cを停止させるためのストッパー機構等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
1 架台
10 重なった搬送区間
11 第一チェーンコンベア
11b 下流側搬送区間
12 第二チェーンコンベア
12a 上流側搬送区間
12b 下流側搬送区間
2 プレスタッカー
3 遠心脱水機
30a 搬入口
30b 搬出口
31 持ち上げ台座
32 昇降用シリンダ
32a ピストンロッド
33 回転駆動枠
34 開閉扉
35 ずれ止めピン(係合手段、突片対)
C コンテナ容器
CD 遠心脱水装置
L コンテナ洗浄ライン
M4 モーター(回転駆動手)

Claims (4)

  1. コンテナ容器を順送りしつつ自動的に洗浄して回収するコンテナ洗浄ラインにおいて、洗浄後のコンテナ容器を水切り乾燥させる遠心脱水装置であって、
    一基の架台上に、コンテナ容器を左右両側部で支承して搬送する第一チェーンコンベア及び第二コンベアが配設されると共に、第一コンベアの下流側搬送区間と第二チェーンコンベアの上流側搬送区間とが重なって配置し、
    前記の第一及び第二チェーンコンベアが重なった搬送区間に、洗浄部から一個ずつ送られてくるコンテナ容器を上下複数段に積み重ねるプレスタッカーが設置され、その重なった搬送区間よりも下流側の第二チェーンコンベアによる搬送区間に、前記プレスタッカーにて積み重ねられた複数個のコンテナ容器を積重ね状態で回転させる遠心脱水機が設置されていることを特徴とする、コンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置。
  2. 前記遠心脱水機は、第二チェーンコンベアの両側チェーン間で昇降動作する持上げ台座と、該持上げ台座を昇降駆動させる昇降用シリンダと、該持上げ台座の上方に対設された回転駆動枠と、該回転駆動枠の回転駆動手段と、遠心脱水中に搬入口及び搬出口を遮蔽する開閉扉とを具備し、
    前記持上げ台座は、前記昇降用シリンダの上方突出するピストンロッドの上端に回転自在に保持され、第二チェーンコンベアの搬送面より下位の待機位置と、載置した積重ね状態のコンテナ容器の上部側が前記回転駆動枠に係合する押上げ位置とに昇降変位可能であり、
    前記回転駆動枠は、前記持上げ台座によって持ち上げられた積重ね状態のコンテナ容器に係合して、該コンテナ容器の回転時の位置ずれを防止する係合手段を備えてなる、請求項1に記載のコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置。
  3. コンテナ容器が平面視略矩形の飲料クレート又は食品クレートであり、前記遠心脱水機における回転駆動枠の係合手段が該コンテナ容器の各角部を両側から挟んで位置決めする突片対からなる請求項2に記載のコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置。
  4. 前記プレスタッカーは、コンテナ容器の所要段数の積重ね操作が前記遠心脱水機による一回の遠心脱水中に完了するように設定されてなる、請求項1〜3のいずれかに記載のコンテナ洗浄ライン用遠心脱水装置。
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