JP2006188337A - 食器皿移動装置 - Google Patents

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Harunori Ishino
晴紀 石野
Takasuke Amahi
崇介 天日
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Abstract

【課題】 食器皿洗浄装置の排出部から積層されて排出された複数の食器皿を、安定させた状態で食器皿搬送装置の搬送路に迅速に移動させる食器皿移動装置を提供すること。
【解決手段】 食器皿2を保持する保持手段15と、保持手段15を上下移動させる第1昇降手段14と、保持手段15を水平移動させる第1水平移動手段11と、を含み、食器皿洗浄装置3の排出部7に排出された食器皿2を、食器皿搬送装置4の搬送路9と同一平面に配置されるスライド面18に移動させる第1食器皿移動手段11、14、15と、食器皿2を押圧できる押圧手段21と、押圧手段21を水平移動させる第2水平移動手段19と、を含み、第1食器皿移動手段11、14、15によってスライド面18に移動された食器皿2を、搬送路9までスライド移動させる第2食器皿移動手段19、21と、を備えるように食器皿移動装置1を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に寿司などの飲食物を載置する食器皿を移動させる移動装置に関する。
従来、寿司などの飲食物を載置する食器皿などを、人手を煩わすことなく自動的に洗浄する食器皿洗浄装置が使用されている。この種の食器皿洗浄装置は、筐体の上面に投入口と排出口とが形成されており、投入口から投入された洗浄前の食器皿は、筐体内を通過する間に洗浄され、洗浄後の食器皿が食器皿洗浄装置の排出口(排出部)に積み重なって排出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、積層された状態の食器皿を収容保持できる運搬可能な食器皿案内体を、食器皿洗浄装置の投入口および排出口に着脱自在に取り付けることで、洗浄前の積層された食器皿を食器皿洗浄装置の投入口まで運搬して投入できるとともに、洗浄後の積層された食器皿を排出口に取り付けられた食器皿案内体に収容保持させることで、手作業による食器皿の移動作業を容易に行えるものもある(例えば、特許文献2参照)。
更に、飲食店内において飲食客に飲食物を提供するために、食器皿(飲食容器)を搬送するための無端状の搬送路が設けられた飲食容器搬送装置などが使用されており、このような飲食容器搬送装置は、飲食客に飲食物を提供する目的以外にも、飲食物を調理する調理場等にて、空の食器皿を搬送するためにも用いられている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−86091号公報(第3頁、図2) 特開2004−222775号公報(第5頁、図5) 特開2004−290396号公報(第4頁、図1)
しかしながら、例えば特許文献1に記載の食器皿洗浄装置の排出口(排出部)に排出された洗浄後の積層された食器皿を、特許文献3に記載の飲食容器搬送装置(食器皿搬送装置)の搬送路まで移動させる際には、作業者が積層された食器皿を手作業で移動させており、その移動作業は重労働を伴う作業であるとともに、人手を介しているため迅速に食器皿の移動作業を行うことができない。
また、特許文献2に記載の食器皿案内体を用いて、作業者が食器皿洗浄装置で洗浄後の食器皿を飲食容器搬送装置(食器皿搬送装置)の搬送路に移動させる場合には、食器皿案内体ごと搬送路に載置して、食器皿案内体を積層された食器皿から取り外す必要があるが、搬送路は常に移動しているため、食器皿案内体を取り外す際に、積層された食器皿全体が不安定になり、食器皿の積層状態が崩れてしまうことがある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、食器皿洗浄装置の排出部から積層されて排出された複数の食器皿を、安定させた状態で食器皿搬送装置の搬送路に迅速に移動させる食器皿移動装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の食器皿移動装置は、
食器皿洗浄装置によって洗浄されて排出部に積層された状態で排出される複数の食器皿を食器皿搬送装置の搬送路に移動させる食器皿移動装置であって、
積層された複数の食器皿を保持する保持手段と、前記保持手段を上下方向に移動させる第1昇降手段と、前記保持手段を水平方向に移動させる第1水平移動手段と、を含み、前記排出部に積層された複数の食器皿を前記搬送路と同一平面に配置されるスライド面に移動させる第1食器皿移動手段と、
積層された複数の食器皿を側方から押圧する押圧手段と、前記押圧手段を水平方向に移動させる第2水平移動手段と、を含み、前記第1食器皿移動手段によって前記スライド面に移動された複数の食器皿を前記搬送路までスライド移動させる第2食器皿移動手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿搬送装置の搬送路と同一平面に配置されるスライド面から積層された複数の食器皿をスライド移動させることで、積層された食器皿を安定させた状態で食器皿搬送装置の搬送路に移動させることができるばかりか、かつ第1食器皿移動手段によってスライド面上に食器皿を一旦載置することで、第2食器皿移動手段が食器皿搬送装置の搬送路に食器皿をスライド移動させている間に、第1食器皿移動手段を稼動させ、食器皿洗浄装置の排出部に載置された次に移動させる食器皿を保持する動作を行わせることができるので、食器皿の移動作業を迅速に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の食器皿移動装置は、請求項1に記載の食器皿移動装置であって、
前記保持手段は、複数の食器皿に側方当接される上下方向に延びる一対のガイド体と、該一対のガイド体各々の下部に設けられ、食器皿の縁辺を係止する係止片と、を備え、
前記一対のガイド体同士を、互いに近づく方向または互いに離間する方向に移動させることができることを特徴としている。
この特徴によれば、一対のガイド体を互いに近づく方向に移動させることで、ガイド体の下部に設けられた係止片が食器皿の縁辺に係止され、係止片に係止された食器皿と、該食器皿よりも上方に積層されている食器皿がまとめて保持されるとともに、ガイド体が複数の食器皿に側方から当接されるため、積層された状態の食器皿を崩すことなく保持することができる。
本発明の請求項3に記載の食器皿移動装置は、請求項1または2に記載の食器皿移動装置であって、
前記押圧手段が、積層された複数の前記食器皿を、少なくとも2側方から押圧する押圧部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、スライド面上の積層された食器皿をスライド移動させる際に、積層された複数の食器皿を、少なくとも2側方から押圧することで、食器皿が移動方向に対して左右方向にずれることなく移動させることができるため、積層された食器皿を安定させた状態でスライド移動させることができる。
本発明の請求項4に記載の食器皿移動装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の食器皿移動装置であって、
前記排出部の高さと前記搬送路の高さとが異なっており、前記スライド面の少なくとも一部を上下方向に移動させる第2昇降手段が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿洗浄装置の排出部の高さと食器皿搬送装置の搬送路の高さとが異なっていても、スライド面の少なくとも一部が第2昇降手段によって上下昇降されることで、第1昇降手段を用いた保持手段の上下方向の移動距離が短くなり、これにより第1昇降手段をより早く次の皿を保持する動作に復帰させることができるようになるため、洗浄された食器皿を迅速に移動させることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、食器皿移動装置を示す正面図であり、図2は、食器皿移動装置を示す右側面図であり、図3は、食器皿移動装置を示す平面図である。以下、図2の左側を食器皿移動装置の正面側(前方側)とし、図3の下方側を食器皿移動装置の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された食器皿移動装置であり、この食器皿移動装置1は、寿司などの飲食物を載置する食器皿2を自動的に洗浄する食器皿洗浄装置3の側方に近接されて設置されており、図3に示すように、食器皿移動装置1および食器皿洗浄装置3の背面側には、食器皿2を搬送できる食器皿搬送装置4が設置されている。
図1に示すように、食器皿洗浄装置3の筐体5の上面には、洗浄前の食器皿2を投入するための投入口6と、洗浄後の食器皿2が排出される本実施例における排出部としての排出口7とが設けられており、筐体5内には、投入口6から投入された食器皿2に、洗浄液を噴き付けるノズル(図示略)や、食器皿2を洗浄するブラシ(図示略)などが設けられている。食器皿洗浄装置3の筐体5内で洗浄された食器皿2は、排出口7の下方に設けられた押上げ装置(図示略)によって上方に押し上げられ、排出口7の周囲に設けられた係止爪(図示略)に係止され、排出口7の上方に複数の食器皿2が積み重なった状態で排出される。投入口6と排出口7の周囲には、積層された複数の食器皿2が崩れることを防止するガイドバー8が立設されている。
図2に示すように、食器皿移動装置1および食器皿洗浄装置3の背面側に近接して配置された食器皿搬送装置4の上面には、無端状のクレセントチェーンで構成された本実施例における搬送路としてのクレセントコンベア9が水平方向に回動可能に設けられている。このクレセントコンベア9の上面に、食器皿洗浄装置3で洗浄後の食器皿2を載置することで、調理場内の食器皿洗浄装置3から離れた位置まで食器皿2を搬送することができる。
次に、食器皿移動装置1について詳述すると、図1に示すように、この食器皿移動装置1は、金属フレームが矩形状に組み立てられることで形成された脚体10を有し、この脚体10の上部には、水平方向(左右方向)に延びる本実施例における第1水平移動手段としての第1レール11が配置されている。第1レール11は、食器皿洗浄装置3の上面よりも高い位置に配置され、第1レール11の一方の端部は、食器皿洗浄装置3の排出口7の上方にまで延設されている。
また、第1レール11の他方の端部には、本実施例における第1水平移動手段としてモータ12が取り付けられ、この第1レール11の上部には、上下方向に立設された昇降機13が設けられている。第1レール11の端部に設けられたモータ12を駆動させることで、第1レール11内部のリードスクリュー(図示略)が回動し、昇降機13が第1レール11に沿って水平方向(左右方向)に移動されるようになっている。
図2に示すように、昇降機13は、上下方向に延びる本実施例における第1昇降手段としての垂直レール14を有しており、この垂直レール14には、積層された複数の食器皿2を保持できる本実施例における保持手段としてのキャッチャー15が支持部材16を介して取り付けられ、垂直レール14の上端部には、本実施例における第1昇降手段としてのモータ17が取り付けられている。
垂直レール14の上端部に設けられたモータ17を駆動させることで、垂直レール14内部のリードスクリュー(図示略)が回動し、キャッチャー15が垂直レール14に沿って上下方向に移動されるようになっている。尚、キャッチャー15で構成された保持手段と、第1レール11とモータ12とで構成された第1水平移動手段と、垂直レール14とモータ17とで構成された第1昇降手段とにより、本実施例における第1食器皿移動手段が構成されている。
また、図2および図3に示すように、食器皿移動装置1は、矩形状の板体で構成されたスライド面18を有しており、このスライド面18は前後方向を向き、スライド面18の上面と、クレセントコンベア9の上面とが同じ高さになるように配置されるとともに、スライド面18の背面側の端縁が、クレセントコンベア9の端縁に近接されて配置されている。
図3に示すように、このスライド面18の上面には、本実施例における第2水平移動手段としての第2レール19が設けられており、この第2レール19は前後方向を向き、第2レール19の正面側(前方側)の端部には、本実施例における第2水平移動手段としてのモータ20が設けられている。スライド面18の上方には、積層された複数の食器皿2を側方から押圧できる垂直に立設された略板状を成す本実施例における押圧手段および押圧部としてのプッシャー21が配置されており、プッシャー21の左右両側部は背面側に向かって屈曲されてテーパ面22(押圧部)が形成されている。
このプッシャー21は、支持部材23を介して第2レール19に取り付けられている。第2レール19の端部に設けられたモータ20を駆動させることで、第2レール19内部のリードスクリュー(図示略)が回動し、プッシャー21が第2レール19に沿って水平方向(前後方向)に移動されるようになっている。尚、プッシャー21で構成された押圧手段と、第2レール19とモータ20とで構成された第2水平移動手段とにより、本実施例における第2食器皿移動手段が構成されている。
また、図3に示すように、スライド面18の一部には、スライド面18が円形に刳り貫かれて穴部24が形成されており、この穴部24には、食器皿2が載置されるスライド面18の一部を構成する載置台25が配置されている。図2に示すように、載置台25の下部には、本実施例における第2昇降手段としてのシャフト26が取り付けられ、スライド面18の下方に配置された本実施例における第2昇降手段としてのアクチュエータ27を駆動させることによってシャフト26が上下動し、載置台25が上下方向に移動できるようになっている。
次に、食器皿2を保持することができるキャッチャー15につき、図4から図5に基づいて説明すると、図4は、キャッチャー15を示す右側面図であり、図5は、図4におけるV−V断面図である。以下、図4および図5の左側をキャッチャー15の正面側(前方側)として説明する。
図4および図5に示すように、キャッチャー15は、昇降機13に取り付けられた支持部材16に連結される略板状を成すベース体28を有し、このベース体28の下面には、水平方向(前後方向)を向く左右2つのガイドレール29が配置され、ガイドレール29の端部がベース体28の前後端に配置された固定体30に固着されている。
図4に示すように、このキャッチャー15には、前後に配置される2つのガイドベース31を有し、このガイドベース31は、ガイドレール29に水平方向に移動可能に取り付けられている。各々のガイドベース31には、ベース体28の中央部に向かって延びるラック32が設けられている。ベース体28の下面の略中央部には、ピニオン33が配置されており、このピニオン33はベース体28の上面に設けられたモータ34によって回動されるようになっている。このピニオン33が各々のガイドレール29から延びるラック32と係合されている。
各々のベース体28の下部には、長手方向が上下方向を向く3つの本実施例におけるガイド体としてのガイドバー35が取り付けられている。ガイドバー35の下端には、食器皿2の縁辺に係止できる略板状を成す係止片36が取り付けられており、係止片36の内方側には、半円形状に切り欠かれた切欠部37が形成されている。
図4に示すように、ベース体28の上面に設けられたモータ34を駆動させることで、ピニオン33が回動され、前後一対のガイドベース31が内方側に向かって移動される。すると前後に配置されたガイドバー35は、互いに近づく方向に移動され、積層された食器皿2の縁辺に側方当接され、ガイドバー35の下端に取り付けられた係止片36は、食器皿2の前後縁辺に係止される。このようにキャッチャー15は、係止片36に係止された食器皿2よりも上方に配置されている積層された食器皿2をまとめて保持できるとともに、複数のガイドバー35が食器皿2に側方当接されているため、積層状態の食器皿2を崩すことなく保持できるようになっている。
尚、キャッチャー15が積層された食器皿2の保持を解除する際には、食器皿2を保持するときと逆の方向にピニオン33を回動させることで、ガイドベース31が互いに離間する方向に移動され、係止片36が食器皿2の縁辺から離れることで、キャッチャー15は食器皿2の保持を解除できる。また、係止片36の内方側に切欠部37が形成されていることで、ガイドベース31の前後方向の移動を最小限度に構成でき、コンパクトなキャッチャー15を形成できるようになっている。
次に、食器皿2をクレセントコンベア9に移動させる際の食器皿移動装置1の使用例につき、図6から図8に基づいて説明すると、図6は、キャッチャー15が食器皿2を移動させるときの正面図であり、図7は、食器皿2をスライド面18に載置させるときの右側面図であり、図8は、食器皿2をクレセントコンベア9に移動させるときの平面図である。
尚、特に詳細な図示はしないが、食器皿洗浄装置3の排出口7の所定箇所には、排出された食器皿2を検出する排出皿検出センサが設けられており、食器皿移動装置1の駆動を制御する制御装置は、例えば排出口7に10枚の食器皿2が排出されたことを検出したことに基づいて、食器皿移動装置1のキャッチャー15に食器皿2の取り出し動作を開始させるようになっている。
また、本実施例においては、食器皿移動装置1と食器皿洗浄装置3との駆動を特に連動させる制御は行っていないが、例えば互いの制御装置を接続、または1つの制御装置にて駆動制御できるようにし、食器皿洗浄装置3の洗浄速度と食器皿移動装置1の移動速度とを調整できるようにしてもよい。
食器皿洗浄装置3によって洗浄された食器皿2をクレセントコンベア9に移動させる際には、先ず図6に示すように、食器皿移動装置1の第1レール11に設けられたモータ12を駆動させて昇降機13を水平方向に移動させることで、キャッチャー15を食器皿洗浄装置3の排出口7の上方に移動させる。
次に、昇降機13に設けられたモータ17を駆動させることで、キャッチャー15を下方に移動させ、キャッチャー15を積層された複数の食器皿2に近接させる。そして、キャッチャー15に設けられたモータ34を駆動させることで、キャッチャー15に配置されているガイドバー35が前後方向から積層された食器皿2に当接され、ガイドバー35の下端の係止片36を食器皿2の縁辺に係止させることで、食器皿2が積層状態を崩すことなくキャッチャー15に保持される。
そして図6に示すように、キャッチャー15を上昇させ、積層された食器皿2の内、最下端に配置される食器皿2が、排出口7の周囲に設けられたガイドバー8の上端よりも高くなる位置にまで持ち上げる。そして昇降機13を水平方向に移動させることで、キャッチャー15をスライド面18の上方まで移動させるとともに、スライド面18の下方に配置されたアクチュエータ27を駆動させることによって、スライド面18に配置された載置台25を上昇させる。
図7に示すように、スライド面18の上方でキャッチャー15を降下させると、上昇された載置台25に積層された複数の食器皿2が載置される。載置台25に食器皿2を載置した後、キャッチャー15による食器皿2の保持を解除し、再びキャッチャー15を上昇させるとともに、食器皿2が載置された載置台25を降下させることで、積層された食器皿2をスライド面18上に移動させる。
そして図8に示すように、第2レール19に設けられたモータ20を駆動させることで、プッシャー21を背面側(後方側)に移動させると、積層された食器皿2がプッシャー21によって押圧されてスライド面18上をスライド移動されるようになる。プッシャー21が食器皿2を押圧する際に、プッシャー21にテーパ面22が形成されているため、プッシャー21が、積層された複数の食器皿2に対して3つの面で(3つの側方から)当接することとなり、食器皿2がスライド移動方向に対して水平方向にずれることなくスライド移動される。そのため積層された食器皿2を安定させた状態でスライド移動させることができる。プッシャー21によって押圧された食器皿2は、スライド面18の端部からクレセントコンベア9上に移動される。
尚、スライド面18がクレセントコンベア9の上面と同一平面に配置されているため、積層された食器皿2を安定させた状態でクレセントコンベア9にスライド移動させることができ、更に、スライド移動によって食器皿2をクレセントコンベア9の上面に移動させることで、既にクレセントコンベア9の上面に、他の積層された食器皿2が流れていても、互いの食器皿2同士が水平方向から当接し合い移動するようになり、スムーズにクレセントコンベア9の上面に食器皿2を移動させることができる。
また、クレセントコンベア9上に既に他の積層された食器皿2が流れている場合には、プッシャー21による食器皿2のスライド移動を待機させておき、任意のタイミングで食器皿2をクレセントコンベア9上にスライド移動させることもできる。そのためプッシャー21がクレセントコンベア9に食器皿2をスライド移動させる待機中に、キャッチャー15を移動させて、再び食器皿洗浄装置3の排出口7に載置された次に移動させる食器皿2を保持することができる。かつプッシャー21が食器皿2をスライド移動させている間に、キャッチャー15を稼動させることもできるので、食器皿2の移動作業を迅速に行うことができる。
更にまた、食器皿洗浄装置3の排出口7の高さと食器皿搬送装置4のクレセントコンベア9の高さとが異なっていても、スライド面18に配置された載置台25が上下昇降されるので、昇降機13用いたキャッチャー15の上下方向の移動距離を短く構成でき、コンパクトな食器皿移動装置1を提供することができるとともに、垂直レール14およびモータ17で構成される第1昇降手段を稼動させてキャッチャー15をより早く排出口7に積層された次の食器皿2を保持する動作に復帰させることができるようになるため、洗浄された食器皿2を迅速に移動させることができる。
本発明の食器皿移動装置1では、クレセントコンベア9と同一平面に配置されるスライド面18上に、積層された複数の食器皿2を一旦載置させてからクレセントコンベア9上にスライド移動させることで、積層された食器皿2を安定させた状態でクレセントコンベア9上に載置させることができる。
このように、本実施例における食器皿移動装置1にあっては、食器皿洗浄装置3の排出口7から排出される複数枚の食器皿2を、第1の移動手段としてのキャッチャー15により取り出してスライド面18まで移動させるとともに、スライド面18まで移動された食器皿2は、第2の移動手段としてのプッシャー21により押圧されてスライド移動されることにより、クレセントコンベア9の搬送面まで移動される。
つまり、例えばクレセントコンベア9において他の食器皿2が搬送されていて、移動してきた食器皿2を載置することができない状況が発生しても、本実施例の食器皿移動装置1のように、移動形態の異なる2つの移動手段によりクレセントコンベア9まで移動させることで、第1の移動手段としてのキャッチャー15は、スライド面18まで食器皿2を移動すれば、その食器皿2がクレセントコンベア9まで搬送されるか否かに関わらず、次の食器皿2を排出口7から取り出す動作に移行して、洗浄して排出されてくる食器皿2を次々に取り出すことができ、これにより、排出口7から食器皿2が取り出されずに食器皿洗浄装置3の駆動が止まるといった事態が生じることがないので、食器皿2の洗浄速度の低下を防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、食器皿搬送装置4のクレセントコンベア9の高さが、食器皿洗浄装置3の排出口7よりも、低い位置に配置される構成となっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、食器皿搬送装置のクレセントコンベアの高さが、食器皿洗浄装置の排出口よりも、高い位置に配置されており、食器皿をキャッチャーによって食器皿洗浄装置の排出口よりも高い位置に配置されるスライド面に移動させることで、食器皿をクレセントコンベアにスライド移動させてもよいし、食器皿搬送装置のクレセントコンベアと、食器皿洗浄装置の排出口が同じ高さにあっても本発明を適用することができる。
また、前記実施例においては、保持手段としてのキャッチャー15は、一対のガイドバー35を、ラック32とピニオン33とにより互いに近接または互いに離間させる方向にスライド移動させることで、食器皿2を保持または開放することができるように構成されていたが、例えば一対のガイドバー35を、上端を中心として、下端が内向きまたは外向きに揺動自在となるように設けてもよく、このようにしても、複数の食器皿2をまとめて保持することができる。
食器皿移動装置を示す正面図である。 食器皿移動装置を示す右側面図である。 食器皿移動装置を示す平面図である。 キャッチャーを示す右側面図である。 図4におけるV−V断面図である。 キャッチャーが食器皿を移動させるときの正面図である。 食器皿をスライド面に載置させるときの右側面図である。 食器皿をクレセントコンベアに移動させるときの平面図である。
符号の説明
1 食器皿移動装置
2 食器皿
3 食器皿洗浄装置
4 食器皿搬送装置
7 排出口(排出部)
9 クレセントコンベア(搬送路)
11 第1レール(第1水平移動手段、第1食器皿移動手段)
12 モータ(第1水平移動手段、第1食器皿移動手段)
13 昇降機
14 垂直レール(第1昇降手段、第1食器皿移動手段)
15 キャッチャー(保持手段、第1食器皿移動手段)
17 モータ(第1昇降手段、第1食器皿移動手段)
18 スライド面
19 第2レール(第2水平移動手段、第2食器皿移動手段)
20 モータ(第2水平移動手段、第2食器皿移動手段)
21 プッシャー(押圧手段、押圧部、第2食器皿移動手段)
22 テーパ面(押圧部)
25 載置台(スライド面)
26 シャフト(第2昇降手段)
27 アクチュエータ(第2昇降手段)
34 モータ
35 ガイドバー(ガイド体)
36 係止片

Claims (4)

  1. 食器皿洗浄装置によって洗浄されて排出部に積層された状態で排出される複数の食器皿を食器皿搬送装置の搬送路に移動させる食器皿移動装置であって、
    積層された複数の食器皿を保持する保持手段と、前記保持手段を上下方向に移動させる第1昇降手段と、前記保持手段を水平方向に移動させる第1水平移動手段と、を含み、前記排出部に積層された複数の食器皿を前記搬送路と同一平面に配置されるスライド面に移動させる第1食器皿移動手段と、
    積層された複数の食器皿を側方から押圧する押圧手段と、前記押圧手段を水平方向に移動させる第2水平移動手段と、を含み、前記第1食器皿移動手段によって前記スライド面に移動された複数の食器皿を前記搬送路までスライド移動させる第2食器皿移動手段と、
    を備えることを特徴とする食器皿移動装置。
  2. 前記保持手段は、複数の食器皿に側方当接される上下方向に延びる一対のガイド体と、該一対のガイド体各々の下部に設けられ、食器皿の縁辺を係止する係止片と、を備え、
    前記一対のガイド体同士を、互いに近づく方向または互いに離間する方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の食器皿移動装置。
  3. 前記押圧手段が、積層された複数の前記食器皿を、少なくとも2側方から押圧する押圧部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の食器皿移動装置。
  4. 前記排出部の高さと前記搬送路の高さとが異なっており、前記スライド面の少なくとも一部を上下方向に移動させる第2昇降手段が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食器皿移動装置。
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