JPH09173996A - 箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法

Info

Publication number
JPH09173996A
JPH09173996A JP7351147A JP35114795A JPH09173996A JP H09173996 A JPH09173996 A JP H09173996A JP 7351147 A JP7351147 A JP 7351147A JP 35114795 A JP35114795 A JP 35114795A JP H09173996 A JPH09173996 A JP H09173996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folding container
container
folding
box
brushing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7351147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3116267B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Tanaka
信博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP07351147A priority Critical patent/JP3116267B2/ja
Publication of JPH09173996A publication Critical patent/JPH09173996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3116267B2 publication Critical patent/JP3116267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱型容器における内部の隅部まで良好に洗浄
できるようにすること。 【解決手段】 上部に開口部を有する折畳み状態の折畳
み容器2を搬送する搬送装置42と、この搬送装置の上
方で水平配置され周囲にブラシ体65が植設されたメイ
ンブラッシングユニット52と、このメインブラッシン
グユニットを搬送装置上の折畳み容器の底板11の内面
まで下降させ、又この折畳み容器の上方まで上昇させる
昇降機構部54と、メインブラッシングユニットを回転
駆動させる回転機構部55とを有し、メインブラッシン
グユニットの幅寸法が折畳み容器の内幅寸法よりも若干
大に設定されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部に開口部を備
える箱型容器の、特に内部を洗浄する箱型容器の洗浄装
置及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来の箱型容器の洗浄装置1
を示す。箱型容器としての組立状態の折畳み容器2は、
搬送装置3にて搬送され、第1洗浄位置4及び第2洗浄
位置5にて後述の各種ブラッシングユニットによりブラ
ッシング洗浄される。
【0003】折畳み容器2が第1洗浄位置4に至ると、
端板内面ブラッシングユニット6、端板外面ブラッシン
グユニット7及び側板外面ブラッシングユニット8と折
畳み容器2とが相対的に接近し、端板内面ブラッシング
ユニット6により折畳み容器2の両端板9の内面が、
又、端板外面ブラッシングユニット7により折畳み容器
2の両端板9の外面が、更に、側板外面ブラッシングユ
ニット8により側板10の外面が、それぞれブラッシン
グ洗浄される。
【0004】これらの洗浄後、折畳み容器2と端板内面
ブラッシングユニット6、端板外面ブラッシングユニッ
ト7及び側板外面ブラッシングユニット8とが相対的に
離反して、折畳み容器2が搬送装置3にて搬送される。
そして、折畳み容器2が第2洗浄位置5に至ると、この
折畳み容器2と底板内面ブラッシングユニット19及び
隅部ブラッシングユニット19Aとが相対的に接近し
て、底板内面ブラッシングユニット19により折畳み容
器2の側板10及び底板11の各内面が、更に隅部ブラ
ッシングユニット19Aにより折畳み容器2の隅部12
がそれぞれブラッシング洗浄される。この洗浄後、折畳
み容器2と底板内面ブラッシングユニット19及び隅部
ブラッシングユニット19Aとが相対的に離反して、搬
送装置3により折畳み容器2が搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記箱型容器の洗浄装
置1の端板内面ブラッシングユニット6は、回転軸が搬
送装置3の搬送面3A、つまり折畳み容器2の底板11
に対し直交しているため、単独では折畳み容器2の隅部
12を良好に洗浄できず、隅部ブラッシングユニット1
9Aを用いて上記隅部12をブラッシング洗浄してい
る。しかし、この隅部ブラッシングユニット19Aも回
転軸が搬送装置3の搬送面3Aに対し直交しているの
で、図26に示すように、隅部12を確実に洗浄できな
いおそれがある。
【0006】また、上記箱型容器の洗浄装置1を用いた
洗浄方法では、搬送装置3による折畳み容器2の搬送中
や、端板内面ブラッシングユニット6、端板外面ブラッ
シングユニット7、側板外面ブラッシングユニット8、
底板内面ブラッシングユニット19及び隅部ブラッシン
グユニット19Aの昇降中には、これらのブラッシング
ユニット6、7、8、19及び19Aによるブラッシン
グ洗浄ができないので、図24(B)に示すように、1
つの折畳み容器2を洗浄する洗浄の1サイクルが長時間
となってしまい、折畳み容器2を効率的に洗浄できな
い。
【0007】上述の事情を考慮して、請求項1及び2に
記載の発明の課題は、箱型容器における内部の隅部まで
良好に洗浄できる箱型容器の洗浄装置を提供することに
あり、請求項3及び4に記載の発明の課題は、箱型容器
の内部を効率的に洗浄できる箱型容器の洗浄方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上部に開口部を有する箱型容器を搬送する搬送装置
と、この搬送装置の上方で水平配置され周囲にブラシ体
が植設されたブラッシングユニットと、このブラッシン
グユニットを上記搬送装置上の上記箱型容器の底板の内
面まで下降させ、又、この箱型容器の上方まで上昇させ
る昇降機構部と、上記ブラッシングユニットを回転駆動
させる回転機構部と、を有し、上記ブラッシングユニッ
トの幅寸法が上記箱型容器の内幅寸法よりも若干大又は
同等に設定して構成されたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ブラッシングユニットは、外周に
ブラシ体が植設されたブラシ軸と、このブラシ軸を回転
可能に、且つ水平に支持する支持ステーと、上記ブラシ
軸の端部に設置されて外周にブラシ体が植設されたエン
ド部材と、を有して構成されたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、上部に開口部を
備え、互いに対向する一対の壁板が直立して2組配置さ
れた箱型容器を搬送装置上に配置し、上記搬送装置の搬
送方向に対応する一対の壁板のうち一方の壁板の内面に
請求項1又は2に記載のブラッシングユニットを回転さ
せながら接触させつつ、この一方の壁板に沿って下降さ
せて、この一方の壁板の内面をブラッシング洗浄し、上
記ブラッシングユニットが上記箱型容器の底板の内面に
接触した後に、このブラッシングユニットを回転させた
状態で上記搬送装置により上記箱型容器を搬送させて、
上記底板の内面をブラッシング洗浄し、上記ブラッシン
グユニットが上記一対の壁板における他方の壁板の内面
に接触した後に、この接触状態を保持しつつ、このブラ
ッシングユニットを回転させながらこの他方の壁板に沿
って上昇させて、この他方の壁板の内面をブラッシング
洗浄するよう構成されたものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、箱型容器におい
て、搬送装置の搬送方向に対応する一対の壁板の内面を
請求項3の洗浄方法にてブラッシング洗浄した後に、上
記箱型容器を直角に方向変換して搬送し、上記一対の壁
板と直交配置された他の一対の壁板の内面及び上記箱型
容器の底板の内面を請求項3の洗浄方法にてブラッシン
グ洗浄するよう構成されたものである。
【0012】請求項1及び2に記載の発明には、次の作
用がある。水平配置されて回転駆動されるブラッシング
ユニットの幅寸法が、箱型容器の内幅寸法よりも若干大
か又は同等に設定されたので、このブラッシングユニッ
トにて箱型容器の壁板内面及び底板内面をブラッシング
洗浄する際に、相互に隣接する壁板と底板とで囲まれた
隅部に上記ブラッシングユニットのブラシ体が至り、こ
の隅部を良好にブラッシングすることができる。
【0013】また、上述のようにブラッシングユニット
が上記壁板及び上記底板のそれぞれの内面と上記隅部と
を共にブラッシング洗浄できるので、隅部をブラッシン
グ洗浄するために必要な隅部ブラッシングユニットを不
要とすることができる。
【0014】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。ブラッシングユニットの下降中に箱型容器の一方の
壁板の内面を、又、搬送装置による箱型容器の搬送中に
箱型容器の底板の内面を、又、ブラッシングユニットの
上昇中に箱型容器の上記一方の壁板と対向する他方の壁
板の内面を、それぞれブラッシング洗浄することから、
ブラッシングユニットの箱型容器に対する相対的昇降中
や箱型容器の搬送中にブラッシング洗浄を停止する場合
に比べ、箱型容器の内部の洗浄を効率よく実施でき、洗
浄時間を短縮できる。
【0015】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。箱型容器を直角に方向変換させる前後で、ブラッシ
ングユニットにより箱型容器の底板の内面をともにブラ
ッシング洗浄するので、汚れ易い底板内面を良好に洗浄
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、折畳み容器の洗浄ライン
を示すレイアウト図である。図2は、図1の洗浄ライン
における折畳み容器の状態を示す斜視図である。図3
は、折畳み容器積みパレットの搬出入装置を示し、
(A)がその全体斜視図、(B)がその搬入側部分の概
略平面図である。図4は、折畳み容器の組立設備を示す
側面図である。図5は、図4の移送装置を示す正面図で
ある。図6は、図4の組立装置を示す正面図である。図
7は、折畳み容器の組立過程を示す図である。図8は、
本発明に係る箱型容器の洗浄装置の一つの実施の形態が
適用された折畳み容器の洗浄装置であり、(A)がその
平面図であり、(B)がその側面図である。図9(A)
は、図8(A)のIXA−IXA線に沿う矢視図であり、図
9(B)は、図9(A)のIXB矢視図である。図10
は、図9(A)のブラッシングユニットを示す図であ
る。図11(A)は、図10のXIA部拡大断面図であ
り、図11(B)は、図10のXIB部拡大断面図であ
る。図12は、折畳み容器の第1反転装置を示し、
(A)がその側面図、(B)がその正面図である。図1
3は、折畳み容器の水洗い装置を示し、(A)がその平
面図、(B)が図13(A)のXIIIB矢視図、(C)が
図13(B)のXIIIC矢視図である。図14は、折畳み
容器の折畳み装置を示す正面図である。図15は、折畳
み容器の折畳み過程を示す斜視図である。図16は、折
畳み容器の第2反転装置を示し、(A)がその側面図、
(B)がその正面図である。図17は、折畳み容器の段
積み装置を示す側面図である。図18は、図17のXVII
I 矢視図である。図19は、折畳み容器の第1乾燥装置
を示し、(A)がその正面図、(B)がその平面図であ
る。図20は、組立状態の折畳み容器を示し、(A)が
その正面図、(B)がその側面図である。図21は、折
畳み状態の折畳み容器を示し、(A)がその平面図、
(B)がその側面図、(C)、(D)が図21(A)の
XXI C−XXI C線、XXI D−XXI D線にそれぞれ沿う断
面図である。図22は、折畳み容器の第2乾燥装置を示
し、(A)がその正面図、(B)が図22(A)の折畳
み容器の側面図、(C)が熱風供給状態を示す概略断面
図である。図23は、折畳み容器積みパレットの搬出入
装置を示し、(A)がその全体斜視図、(B)が搬出側
部分の概略平面図である。図24は、図8の折畳み容器
の洗浄装置と従来の技術とを比較するタイムチャートで
ある。
【0017】図1に示す折畳み容器の洗浄ライン20
は、折畳み容器2をパレット単位で搬入し、洗浄して乾
燥し、パレット単位で搬出するものであり、折畳み容器
積みパレットの搬出入装置21に、折畳み容器の組立設
備22、箱型容器の洗浄装置としての折畳み容器の洗浄
設備23、折畳み容器の第1反転装置24、折畳み容器
の水洗い装置25、折畳み容器の折畳み装置26、折畳
み容器の第2反転装置27、折畳み容器の段積み装置2
8、折畳み容器の第1乾燥装置29及び折畳み容器の第
2乾燥装置30が順次連設され、この折畳み容器の第2
乾燥装置30が折畳み容器積みパレットの搬出入装置2
1に連設して構成される。
【0018】上記折畳み容器2(昭和電工株式会社の登
録商標「オリコン」)は、図7、図20及び図21に示
すように、枠形状の側枠13に対向して一対軸支され、
関節部14にて屈曲可能とされる側板10と、側枠13
に対向して一対軸支され、側板10と隣接配置された端
板9と、側板10の端部に軸支された底板11と、を備
えて構成される。
【0019】この折畳み容器2は、組立状態では、図7
(E)及び(H)並びに図20に示すように、端板9及
び側板10を底板11に対し垂直配置して内容物を収容
可能とし、折畳み状態では、図7(A)及び(B)並び
に図21に示すように、端板9及び側板10を底板11
に対し平行配置し、更に側板10を関節部14にて屈曲
させて、管理及び輸送スペースを減少させる。折畳み容
器2の組立状態では、底板11に対向する上方に開口部
を有し、一対の端板9及び側板10が壁板を構成する。
【0020】上述の折畳み容器2は、折畳み容器積みパ
レットの搬出入装置21においては、図2(A)に示す
ように、折畳まれた状態で複数枚段積みされた折畳み容
器群15が複数本(例えば 6本)パレット16に載置さ
れた状態で搬入され、各折畳み容器群15単位にばらさ
れる(図2(B))。折畳み容器2は、折畳み容器の組
立設備22及び折畳み容器の洗浄設備23においては、
図2(C)に示すように組立状態とされ、折畳み容器の
第1反転装置24及び折畳み容器の水洗い装置25にお
いては、図2(D)に示すように底板11を上方とした
反転状態とされる。
【0021】更に、折畳み容器2は、折畳み容器の折畳
み装置26において反転状態の姿勢で折畳まれ(図2
(E))、折畳み容器の第2反転装置27において正転
される(図2(F))。折畳み容器2は、折畳み容器の
段積み装置28、折畳み容器の第1乾燥装置29及び折
畳み容器の第2乾燥装置30において、図2(G)に示
すように折畳み容器群15の状態にあり、折畳み容器積
みパレットの搬出入装置21にて、この折畳み容器群1
5が複数本パレット16に載置された状態となる(図2
(H))。以下、上述の各装置、設備毎に説明する。
【0022】(A) 折畳み容器積みパレットの搬出入装置
21(図3) 折畳み容器積みパレットの搬出入装置21は、折畳み容
器2をパレット16単位で搬入し、折畳み容器群15単
位にばらすとともに、この折畳み容器群15単位の折畳
み容器2をパレット16単位で搬出して、搬入工程及び
搬出工程を実施するものである。
【0023】この折畳み容器積みパレットの搬出入装置
21では、折畳み容器2が例えばフォークリフト等によ
ってパレット16単位で搬入側パレットコンベア31に
搬入されると、この搬入側パレットコンベア31が例え
ば 6本の折畳み容器群15を載置したパレット16を移
載ステーション32の搬入エリア32Aに搬入する。こ
の移載ステーション32には、この移載ステーション3
2の搬入エリア32Aと搬出エリア32Bとの間を往復
移動する移載プッシャ33が配設されており、搬入エリ
ア32Aに搬入された折畳み容器群15が配置されたパ
レット16のうち、 6本の全ての折畳み容器群15を、
この移載プッシャ33にて搬入側第1コンベア34上へ
同時に移載させる。
【0024】この搬入側第1コンベア34は、移載され
た全ての折畳み容器群15を同時に搬入側第2コンベア
35へ向かって搬送し、前半の 3本の折畳み容器群15
が搬入側第2コンベア35に当接したときに停止する。
搬入側第2コンベア35の搬送速度v2 が搬入側第1コ
ンベア34の搬送速度v1 よりも大に設定されているた
め(v2 >v1 )、搬入側第1コンベア34及び搬入側
第2コンベア35間で、前半の 3本の折畳み容器群15
と後半の 3本の折畳み容器群15とが分離される。次
に、搬入側第2コンベア35上の 3本の折畳み容器群1
5を押出しプッシャ36て搬入側第3コンベア37及び
搬入側第4コンベア38へ移載する。
【0025】搬入側第3コンベア37、搬入側第4コン
ベア38は、それぞれ 2本分、 1本分の折畳み容器群1
5に相当するスペースを有し、先に搬入側第4コンベア
38が駆動して 1本の折畳み容器群15を折畳み容器の
組立設備22へ搬送する。搬入側第4コンベア38上の
折畳み容器群15が折畳み容器の組立設備22へ搬送さ
れた後に搬入側第3コンベア37が駆動して、この搬入
側第3コンベア37上の 1本の折畳み容器群15を搬入
側第4コンベア38へ搬送して前詰めし、その後、搬入
側第3コンベア37が停止し搬入側第4コンベア38が
駆動して、この搬入側第4コンベア38上の 1本の折畳
み容器群15を折畳み容器の組立設備22へ搬送する。
残りの 1本についても同様にして折畳み容器の組立設備
22へ搬送する。
【0026】前記搬入側第1コンベア34に残留した後
半の 3本の折畳み容器群15は、搬入側第2コンベア3
5が空いた時点で搬入側第1コンベア34により前詰め
され、上述のようにして折畳み容器の組立設備22へ搬
送される。
【0027】この折畳み容器積みパレットの搬出入装置
21では、折畳み容器2がフォークリフト(不図示)等
によってパレット16単位で搬入可能とされるので、折
畳み容器2の搬入回数を低減できる。尚、パレット16
には 6本の折畳み容器群15が満杯状態で載置されてい
なくてもよく、満杯状態であるときの所定位置に折畳み
容器群15が載置されていればよい。
【0028】(B) 折畳み容器の組立設備(図4、図5、
図6、図7) この折畳み容器の組立設備22は、折畳み容器群単位を
折畳み容器2の 1個単位とし、且つ組立状態にして搬送
する組立工程を実施するものであり、図4に示すよう
に、リフト装置39、移送装置40、組立設備41及び
搬送装置42を有して構成される。
【0029】折畳み容器積みパレットの搬出入装置21
の搬入側第4コンベア38にてリフト装置39の昇降台
43に 1本の折畳み容器群15が移載されると、リフト
装置39は、昇降台43に載置された折畳み容器群15
の最上段の折畳み容器2が把持レベルAに至るまで昇降
台43を上昇させる。
【0030】その後、移載装置40の把持部44におけ
る把持エレメント44A(図5)が、把持用シリンダ装
置45の作用で、上記最上段の折畳み容器2の側枠13
を両側から把持する。ここで、左右の各把持部44は、
2本のリンク46にて揺動可能に構成されている。折畳
み容器2における側枠13の把持後、移送装置40の揺
動シリンダ装置47(図4)を伸張させて、上記最上段
の折畳み容器2を把持したままで持ち上げ、この折畳み
容器2を搬送装置42へ移送する。この移送中に把持さ
れた折畳み容器2は、側板10が伸展され、端板15が
自重で下がって半組立状態(図7(C)、(F))又は
仮組立状態(図7(D)、(G))となる。
【0031】折畳み容器2が新しく、端板9が側枠13
に対し回動しにくい場合には、移送装置40による移送
過程で直接仮組立状態とならず、半組立状態となる。こ
の場合には、次に仮組立用シリンダ装置48を作動させ
て、折畳み容器2の端板9を強制的に押し下げて仮組立
状態とする。
【0032】移送装置40は、折畳み容器2が搬送装置
42に載置される直前で揺動シリンダ装置47を停止さ
せ、把持用シリンダ装置45を収縮作動させて、把持エ
レメント44Aによる折畳み容器2の把持を解除し、そ
の後、揺動シリンダ装置47を収縮作動させ、把持部4
4をリフト装置39側へ揺動させる。把持部44がリフ
ト装置39側へ戻る前に、このリフト装置39が折畳み
容器2の厚さ分tだけ1ピッチ上昇する。
【0033】折畳み容器2の仮組立の終了後、図6に示
す組立装置41の本組立シリンダ装置49が収縮作動し
て、揺動アーム50を介し、拡開バー51が折畳み容器
2の端板9を垂設させ、この折畳み容器2を本組立させ
る(図7(E)、(H))。この本組立ての間に移送装
置40の把持用シリンダ45が伸長作動して、把持エレ
メント44Aにて次に最上段となった折畳み容器2を把
持し、この把持された折畳み容器2が、上述と同様にし
て移送装置40により移送されて半組立或いは仮組立さ
れる。
【0034】上述の折畳み容器2の組立動作が折畳み容
器群15の各折畳み容器2について実行されるが、この
最下段の折畳み容器2が移送装置40により搬送装置4
2上へ移送された後、リフト装置39が下降して、次の
段積み状態の折畳み容器群15が搬入側第4コンベア3
8にてリフト装置39の昇降台43に載置される。
【0035】(C) 折畳み容器の洗浄設備23(図8、図
9、図10、図11) 折畳み容器の洗浄設備23は、図8に示すように、折畳
み容器2を洗浄剤を用いて洗浄する洗浄工程を実施する
ものであり、L方向洗浄装置23A及びW方向洗浄装置
23Bを有して構成される。これらのL方向洗浄装置2
3A、W方向洗浄装置23Bは、それぞれ搬送装置4
2、メインブラッシングユニット52、サブブラッシン
グユニット53、昇降機構部54及び駆動機構部55を
有して構成される。
【0036】搬送装置42は、前記折畳み容器の組立設
備22における搬送装置であり、底板11を接して折畳
み容器2を搬送させる。この搬送装置42は、図8
(A)に示すようにターンガイド56を備え、最初に、
側板10と平行な方向(L方向)に折畳み容器2を搬送
させて、この折畳み容器2をL方向洗浄装置23Aへ導
くが、その後、このL方向に搬送される折畳み容器2を
ターンガイド56に当接させて、直角に方向変換させ、
端板9と平行な方向(W方向)に折畳み容器2を搬送さ
せて、この折畳み容器2をW方向洗浄装置23Bへ導
く。
【0037】この搬送装置42をまたぐようにして、図
9に示すようにフレーム57が設置される。このフレー
ム57には、鉛直方向に延びるガイド部材58が設置さ
れ、このガイド部材58に、支持プレート59に固着さ
れたスライダ60が嵌合されて、支持プレート59が昇
降可能に設けられる。この支持プレート59に、支持ス
テー61によってメインブラッシングユニット52が支
持される。
【0038】メインブラッシングユニット52は、図1
0及び図11に示すように、センターブラシ62の両端
側にエンドブラシ63が配置されたものであり、複数
本、例えば 2本の支持ステー61により水平状態に支持
される。センターブラシ62は、ブラシ軸64の周囲に
ブラシ体65が植設して構成される。また、エンドブラ
シ63は、エンド部材66の周囲にブラシ体65が植設
して構成され、このエンド部材66が、ブラシ軸64の
両端に突設されたエンド軸67に貫通されナット68に
て固定されて、エンドブラシ63とセンターブラシ62
とが一体化される。
【0039】センターブラシ62のブラシ軸64は、軸
受69を備えた各支持ステー61によって水平状態で回
転可能に支持される。
【0040】また、センターブラシ62及びエンドブラ
シ63が一体化されたメインブラッシングユニット52
の幅方向(軸方向)寸法Xは、組立状態の折畳み容器2
の内幅寸法、つまり図8(A)に示すようなL方向洗浄
装置23Aにおいては折畳み容器2の両側板10の内面
間寸法Y、W方向洗浄装置23Bにおいては折畳み容器
2の両端板9の内面間寸法Zよりも若干大か又は同等に
それぞれ設定される。このメインブラッシングユニット
52により、後述の如く、組立状態の折畳み容器2にお
ける端板9、側板10及び底板11のそれぞれの内面、
並びにこれら端板9、側板10及び底板11にて形成さ
れる隅部12がブラッシング洗浄される。
【0041】図9に示すように、上記支持プレート59
には回転駆動モータ70が設置され、この回転駆動モー
タ70のモータ軸に固定されたスプロケット71と、メ
インブラッシングユニット52のブラシ軸64(図1
1)に固定されたスプロケット72とにチェーン73が
巻き掛けられて、回転駆動モータ70によりメインブラ
ッシングユニット52が回転駆動される。上記回転駆動
モータ70、スプロケット71、72及びチェーン73
が前記駆動機構部55を構成する。
【0042】上記チェーン73は、一方の支持ステー6
1に固着された保護カバー74(図11)にて被覆され
ている。また、支持プレート59には洗浄剤タンク75
が設置され、この洗浄剤タンク75に洗浄剤チューブ7
6が接続されている。図10に示すように、この洗浄剤
チューブ76は、支持ステー61内に収容されてメイン
ブラッシングユニット52近傍まで延在され、洗浄剤タ
ンク75内の洗浄剤をメインブラッシングユニット52
へ滴下する。
【0043】図9に示すように、上記フレーム57には
昇降モータ77にて駆動されるプーリ78と、ガイドプ
ーリ79とが設置され、これらのプーリ78及びガイド
プーリ79にロープ80が巻き掛けられる。このロープ
80の一端は支持プレート59に固定され、他端がカウ
ンタウェイト81に固定される。このカウンタウェイト
81は、回転駆動モータ70、支持プレート59、支持
ステー61及びメインブラッシングユニット52等、ス
ライダ60によりガイド部材58に沿って昇降する部分
とほぼ同一重量に設定されて、これらとの重量バランス
が常時保持される。
【0044】上記昇降モータ77、プーリ78、ガイド
プーリ79、ロープ80及びカウンタウェイト81によ
り前記昇降機構部54が構成される。昇降モータ77の
駆動にてメインブラッシングユニット52が、搬送装置
42上の折畳み容器2の底板11の内面に接触するまで
下降し、搬送装置42上の折畳み容器2の上方位置まで
上昇可能とされる。
【0045】前記サブブラッシングユニット53は、フ
レーム57において、搬送装置42にて搬送される折畳
み容器2の両側に設置されて、図8に示すL方向洗浄装
置23Aにあっては、搬送中の折畳み容器2の両側板1
0の外面をブラッシング洗浄し、W方向洗浄装置23B
にあっては、搬送中の折畳み容器2の両端板9の外面を
ブラッシング洗浄可能とする。符号86が、サブブラッ
シングユニット53駆動用の回転駆動モータである。
【0046】また、搬送装置42の下方には、図8
(B)に示すように、L方向洗浄装置23Aに対応して
第1ストッパ82及び第2ストッパ83が配置され、W
方向洗浄装置23Bに対応して第1ストッパ84及び第
2ストッパ85が配置される。
【0047】第1ストッパ82は、L方向洗浄装置23
Aのメインブラッシングユニット52が、折畳み容器2
における搬送方向前方側の端板9の内面に接触可能な位
置で、この折畳み容器2を停止可能とする。また、第2
ストッパ83は、上記メインブラッシングユニット52
が、折畳み容器2における搬送方向後方側の端板9の内
面に接触可能な位置で、この折畳み容器2を停止可能と
する。
【0048】また、第1ストッパ84は、W方向洗浄装
置23Bのメインブラッシングユニット52が、折畳み
容器2における搬送方向前方側の側板10の内面に接触
可能な位置で、この折畳み容器2を停止可能とする。更
に、第2ストッパ85は、W方向洗浄装置23Bのメイ
ンブラッシングユニット52が、折畳み容器2における
搬送方向後方側の側板10の内面に接触可能な位置で、
この折畳み容器2を停止可能とする。
【0049】フレーム57には、図9に示すように、搬
送装置42上の折畳み容器2を両側から把持して、この
折畳み容器2を固定可能とする一対の固定装置87が設
置される。L方向洗浄装置23Aの固定装置87は、折
畳み容器2の両側板10を把持して、折畳み容器2を固
定し、W方向洗浄装置23Bの固定装置87は、折畳み
容器2の両端板9を把持して折畳み容器2を固定する。
【0050】次に、上記折畳み容器2の洗浄設備の作用
を説明する。図8に示すように、搬送装置42にてL方
向に搬送される折畳み容器2を、まずL方向洗浄装置2
3Aが同方向に取り込み、第1ストッパ82にてこの折
畳み容器2を停止させ、L方向洗浄装置23Aの固定装
置87にてこの折畳み容器2を固定する。
【0051】次に、L方向洗浄装置23Aは、洗浄剤チ
ューブ76から洗浄剤を滴下させながら、回転駆動モー
タ70を起動してメインブラッシングユニット52を回
転させ、この状態で昇降モータ77を作動させてメイン
ブラッシングユニット52を下降させる。この下降過程
では、メインブラッシングユニット52が折畳み容器2
における搬送方向前方側の端板9の内面に接触してお
り、このメインブラッシングユニット58は、上記搬送
方向前方側の端板9の内面をブラッシング洗浄する。
【0052】メインブラッシングユニット52が折畳み
容器2の底板11に接触したら、このメインブラッシン
グユニット52を回転させつつ、昇降モータ77を停止
して、メインブラッシングユニット52の下降を停止さ
せる。このとき、折畳み容器2における搬送方向前方側
の端板9、底板11及び両側板10に囲まれた隅部12
がメインブラッシングユニット52によりブラッシング
洗浄される。
【0053】次に、L方向洗浄装置23Aの固定装置8
7による固定を解除して、搬送装置42により折畳み容
器2をL方向に搬送し、回転中のメインブラッシングユ
ニット52によって折畳み容器2の底板11の内面をブ
ラッシング洗浄する。この間に、回転駆動モータ86を
起動させてサブブラッシングユニット53も回転させ、
このサブブラッシングユニット53にて折畳み容器2の
両側板10の外面をブラッシング洗浄する。
【0054】メインブラッシングユニット52が、折畳
み容器2における搬送方向(L方向)後方側の端板9の
内面に接触して、この折畳み容器2が第2ストッパ83
に当接したら、搬送装置42を停止して折畳み容器2の
搬送を停止し、同時にサブブラッシングユニット53も
停止し、更に固定装置87にて折畳み容器2を固定す
る。この間に、折畳み容器2における搬送方向後方側の
端板9と底板11及び両側板10に囲まれた隅部12が
ブラッシング洗浄される。
【0055】その後、引き続きメインブラッシングユニ
ット52を回転させつつ、昇降モータ77を起動させて
メインブラッシングユニット52を、折畳み容器2にお
ける搬送方向後方側の端板9と接触させながら上昇させ
る。この上昇するメインブラッシングユニット52によ
り、折畳み容器2の搬送方向後方側の端板9の内面がブ
ラッシング洗浄される。メインブラッシングユニット5
2が折畳み容器2の端板9の上端に至ったら、昇降モー
タ77及び回転駆動モータ70を停止させて、メインブ
ラッシングユニット52の上昇と回転を停止させる。
【0056】その後、固定装置87の固定を解除し、搬
送装置42を起動させて折畳み容器2を搬送する。この
搬送途中で、折畳み容器2はターンガイド56に当接し
て搬送方向がL方向からW方向に変換され、W方向洗浄
装置23Bへ搬入される。
【0057】W方向洗浄装置23Bは、W方向に搬入さ
れる折畳み容器2を取り込んで、上記L方向洗浄装置2
3Aと同様にブラッシング洗浄する。つまり、このW方
向洗浄装置23Bは、メインブラッシングユニット52
の下降過程で折畳み容器2の搬送方向前方側の側板10
の内面をブラッシング洗浄し、搬送装置42の搬送過程
で折畳み容器2の底面11の内面及び端板9の外面を同
時にブラッシング洗浄し、メインブラッシングユニット
52の上昇過程で折畳み容器2の搬送方向後方側の側板
10の内面をブラッシング洗浄する。
【0058】(D) 折畳み容器の第1反転装置24(図1
2) この折畳み容器の第1反転装置24は、底板11を搬送
装置42に接して上向きで搬入された折畳み容器2を、
底板11を上方にして下向きに反転し搬出するものであ
り、タイヤ88を備えたフレーム89と、第1コンベア
91及び第2コンベア92を備えたリング90と、を有
して構成される。
【0059】リング90がタイヤ88に載置され、この
リング90が駆動モータ93によりベルト93Aを介し
て±180 °それぞれ正転、逆転可能とされる。第1コン
ベア91、第2コンベア92の各ローラ94は、モータ
95により駆動可能とされ、又、各第1コンベア91、
第2コンベア92にストッパ96が設置される。更に、
第1コンベア91と第2コンベア92との距離は、組立
状態の折畳み容器2の高さ寸法とほぼ一致して設定され
る。
【0060】この折畳み容器の第1反転装置24に折畳
み容器2が上向きで搬入されると、下側配置の第1コン
ベア91のストッパ96がこの折畳み容器2を停止し、
駆動モータ93の起動で、リング90を右回りに+180
°正転する。次に、新たに下側に配置された第2コンベ
ア92のローラ94を駆動させ、折畳み容器2を下向き
に搬送する。
【0061】次に、折畳み容器2を上述と同様にして上
向きに搬入し、第2コンベア92のストッパ96でこの
折畳み容器2を停止させた後、今度は、駆動モータ93
を逆転させてリング90を−180 °逆転させ、新たに下
側に配置された第1コンベア91のローラ94により、
折畳み容器2を下向きに搬送する。
【0062】上述のように、折畳み容器2を下向きに搬
出させることにより、折畳み容器の洗浄装置23にて使
用された洗浄剤や次工程の折畳み容器の水洗い装置25
にて使用された水が、折畳み容器2内に溜らないよう排
出される。
【0063】また、リング90を第1コンベア91及び
第2コンベア92と共に、交互に右回りに正転し、左回
りに逆転させることにより、駆動モータ93やストッパ
96に接続された配線にねじりの発生を防止できる。
【0064】(E) 折畳み容器の水洗い装置25(図1
3) この折畳み容器の水洗い装置25は、折畳み容器2が搬
送装置97により下向きに搬送される間にこの折畳み容
器2を水洗いして、汚れや洗浄剤を落とす洗浄工程を実
施するものであり、ノズルユニット98及び99を備え
て構成される。
【0065】このノズルユニット98及び99は、搬送
装置97による折畳み容器2の搬送方向に所定間隔を有
して設置され、ポンプ100を介し水タンク101に接
続される。各ノズルユニット98、99には、上下左右
の4箇所に吹出ノズル102A、102B、102C、
102Dがそれぞれ設けられる。これらの吹出ノズル1
02A〜102Dから、搬送装置97にて搬送される折
畳み容器2にジェット水流を噴出させて、この折畳み容
器2を水洗いする。
【0066】このうち、ノズルユニット98及び99の
左部、右部にそれぞれ設置された吹出ノズル102C、
102Dは、搬送中の折畳み容器2に対しジェット水流
を直角方向に噴射させて、折畳み容器2の両端板9の外
面を洗浄する。
【0067】また、ノズルユニット98及び99の上
部、下部にそれぞれ設置された吹出ノズル102A、1
02Bは、ジェット水流を搬送中の折畳み容器2に対し
斜めに噴射させる(図13(C))。このノズルユニッ
ト98の吹出ノズル102Aからのジェット水流によ
り、折畳み容器2の底板11の外面と、搬送方向前方側
の側板10の外面とが水洗いされる。また、ノズルユニ
ット99の吹出ノズル102Aからのジェット水流によ
り、折畳み容器2の底板11の外面と、搬送方向後方側
の側板10の外面とが水洗いされる。また、ノズルユニ
ット98の吹出ノズル102Bからのジェット水流によ
り、折畳み容器2の底板11及び両端板9のそれぞれの
内面の一部と、搬送方向後方側の側板10の内面とが水
洗いされる。更に、ノズルユニット99の吹出ノズル1
02Bからのジェット水流により、折畳み容器2の底板
11及び両端板9のそれぞれの内面の残部と、搬送方向
前方側の側板10の内面とが水洗いされる。
【0068】上述のような折畳み容器の水洗い装置25
によって、ノズルユニット98及び99の各吹出ノズル
102A〜102Dを動かすことなく、搬送装置97に
より下向きで搬送された折畳み容器2に、各吹出ノズル
102A〜102Dからジェット水流を噴射して、この
折畳み容器2に付着した汚れや洗浄剤を洗い落すことが
できる。
【0069】(F) 折畳み容器の折畳み装置26(図1
4、図15) この折畳み容器の折畳み装置26は、組立状態で搬入さ
れた折畳み容器2を下向き状態で折畳み、折畳み状態と
して搬出するものであり、折畳みシリンダ装置103及
び104を左右に備えて構成される。
【0070】搬送装置97にて下向き状態で搬送された
折畳み容器2の一方の端板9を折畳みシリンダ装置10
3にて突き倒し、他方の端板9を折畳みシリンダ装置1
04にて突き倒す(図15(A))。このとき、折畳み
シリンダ装置103と折畳みシリンダ装置104とのピ
ストンロッド突出のタイミングをずらして、突き倒され
た両端板9が衝突しないよう考慮される。また、折畳み
シリンダ装置103及び104による端板9の突き倒し
時に折畳み容器2が動かないよう、搬送装置97にガイ
ド板105が設置されている。
【0071】上述の折畳みシリンダ装置103及び10
4による端板9の突き倒しにより、底板11の自重で両
側板10が関節部14を中心に屈曲して(図15
(B))、折畳み容器2が折畳まれる(図15
(C))。
【0072】(G) 折畳み容器の第2反転装置27(図1
6) この折畳み容器の第2反転装置27は、前述の折畳み容
器の第1反転装置24と同様な構造であり、同一部分は
同一の符号を付すことにより説明を省略する。この折畳
み容器の第2反転装置27が折畳み容器の第1反転装置
24と異なるのは、第1コンベア91及び第2コンベア
92の距離が、折畳み状態の折畳み容器2の高さ寸法と
ほぼ一致して設定されている点である。
【0073】この折畳み容器の第2反転装置27によ
り、下向き状態で搬入された折畳み状態の折畳み容器2
を反転し、上向き状態にして搬出し、次工程の折畳み容
器の段積み装置28における段積みの準備がなされる。
【0074】また、この折畳み容器の第2反転装置27
においても、リング90は、第1コンベア91及び第2
コンベア92と共に右回り或いは左回りに交互に180 °
正転、逆転して、第1コンベア91、第2コンベア92
又はストッパ96に接続された配線のねじれの発生が防
止される。
【0075】(H) 折畳み容器の段積み装置28(図1
7、図18) この折畳み容器の段積み装置28は、 1個単位の折畳み
容器2を複数枚段積みして折畳み容器群15単位として
搬出するものであり、リフタ装置106、段積みプレー
ト装置107及び搬送装置108を有して構成される。
【0076】リフタ装置106の昇降台109は、支柱
110に沿って昇降し、折畳み状態の複数枚の折畳み容
器2を載置可能に設けられる。この昇降台109は、搬
送装置108の切欠部111(図18)内を通過して段
積みされた折畳み容器2(折畳み容器群15)を搬送装
置108上に移載可能とする。
【0077】段積みプレート装置107は、シリンダ1
12にて段積みプレート113を水平方向に移動可能と
するものであり、この段積みプレート装置113に 1個
の折畳み状態の折畳み容器2が載置可能とされる。ま
た、上記シリンダ112は、リフタ装置106の支柱1
10に固着された位置決めストッパ114上に取り付け
られる。
【0078】上述の折畳み容器の段積み装置28では、
搬送装置97の左右にそれぞれ設置されたガイド115
にて、折畳み状態の折畳み容器2を位置決めしながら、
閉状態(図17の実線表示)にある段積みプレート11
3上にこの折畳み容器2を搬入する。次に、シリンダ1
12を作動させて段積みプレート113を図7の破線で
示す開状態とし、折畳み容器2を位置決めストッパ11
4に当接させて位置決めしながら、この折畳み容器2を
リフタ装置106の昇降台109上に落下させる。
【0079】その後、昇降台109を、折畳み状態の折
畳み容器2の 1個の厚さ相当分だけ下降させ、この昇降
台109に載置された折畳み容器2上に、上記段積みプ
レート装置107及び位置決めストッパ114の作用で
折畳み容器2を載置する。上記昇降台109による折畳
み容器2の厚さ相当分の下降の停止は、下降位置検出光
電管116からの検出信号によってなされる。
【0080】上述のようにして、リフタ装置106の昇
降台109上に折畳み状態の折畳み容器2を順次段積み
し、この昇降台109が段積み完了検出光電管117に
て検出される位置まで下降した時点で、段積みが完了
し、折畳み容器群15が形成される。段積み完了後、昇
降台109を更に搬出位置まで下降して、搬送装置10
8上に、形成された折畳み容器群15を搬出する。
【0081】(I) 折畳み容器の第1乾燥装置29(図1
9、図20、図21) この折畳み容器の第1乾燥装置29は、折畳まれて段積
みされた折畳み容器群15の折畳み容器2を回転して、
この折畳み容器2に付着した液滴としての水滴を飛散さ
せ、折畳み容器2を乾燥させる第1乾燥工程を実施する
ものであり、ターンテーブル118、押え部材としての
押え板119、並びに脱水室120を構成する入口扉1
21及び出口扉122を有して構成される。
【0082】上記脱水室120内には、折畳み容器の段
積み装置28の搬送装置108からの折畳み容器群15
を搬入し、折畳み容器の第2乾燥装置30の搬送装置1
23へ搬出する搬送装置124が配置される。この搬送
装置124にストッパ125が設置され、搬送装置10
8の両側にガイド126が装着される。このガイド12
6により、折畳み容器群15が案内されて搬送装置12
4に搬入され、折畳み容器群15がストッパ125に当
接して位置決めされる。
【0083】上記ターンテーブル118は、脱水室12
0内に配置される。このターンテーブル118は、リフ
タ127によって搬送装置124の搬送面の上方及び下
方に昇降可能に設けられ、折畳み容器2が底板11に接
した状態で折畳み容器群15を載置可能とする。更に、
このターンテーブル118は、載置された折畳み容器群
15における折畳み容器2の底板11に垂直な軸を中心
軸128として回転モータ129により高速回転可能に
構成される。
【0084】上記押え板119は、脱水室120内にお
いてターンテーブル118の上方に配置され、ターンテ
ーブル118との間で折畳み容器群15を挟持可能とす
る。更に、この押え板119は、折畳み容器群15にお
ける上記中心軸128まわりに回転可能に設けられる。
【0085】入口扉121は、折畳み容器群15が搬送
装置108上の入口扉開光電管130にて検出されると
きに開操作され、搬送装置124上の回転位置到着光電
管131にて検出されたときに閉操作される。また、出
口扉122は、ターンテーブル118の回転が停止した
ときに開操作され、搬送装置123上の出口扉閉光電管
132にて検出されたときに閉操作される。
【0086】次に、折畳み容器の第1乾燥装置29の作
用を説明する。搬送装置108にて折畳み容器群15が
搬送され、この折畳み容器群15が入口扉開光電管13
0にて検出されると入口扉121が開操作し、この折畳
み容器群15を搬送装置124にて脱水室120内に搬
入する。このとき、ガイド126にて折畳み容器群15
が案内される。
【0087】折畳み容器群15がストッパ125に当接
して回転位置に到着すると、この折畳み容器群15を回
転位置到着光電管131が検出して入口扉121を閉操
作し、搬送装置124を停止する。
【0088】次に、リフタ127を作動して、ターンテ
ーブル118を上昇させ、このターンテーブル118上
に折畳み容器群15を載置する。このとき、折畳み容器
群15における最下段の折畳み容器2の底板11がター
ンテーブル118に接する。上記ターンテーブル118
の上昇により、このターンテーブル118と押え板11
9との間に折畳み容器群15が挟持される。
【0089】その後、回転モータ129を起動させて、
ターンテーブル118及び押え板119により折畳み容
器群15を高速回転する。ここで、折畳み容器2が組立
状態であると、図20に示すように、折畳み容器2内の
水滴aは、端板9及び側板10の内面に付着して飛散さ
れず、回転終了後底板11に流れて溜ってしまう。これ
に対し、折畳み容器群15の折畳み容器2は、図21に
示すように折畳み状態であり、端板9及び側板10が底
板11に平行配置されているので、この端板9及び側板
10に付着した水滴aは、折畳み容器群15の回転時に
発生する遠心力F(この遠心力Fは、折畳み状態の折畳
み容器2における端板9、側板10及び底板11とほぼ
平行な水平方向に作用する。)により移動し、折畳み容
器2の内部の凹凸部を飛び越えて、この折畳み容器2に
おける側枠13と底板11との隙間17や、側枠13に
形成された開口状態の取手部18から外部へ飛散し除去
されて、折畳み容器群15の各折畳み容器2が乾燥され
る。
【0090】折畳み容器群15の回転終了後、出口扉1
22が開操作し、搬送装置124の作動によって折畳み
容器群15が搬送装置123へ搬送される。この折畳み
容器群15が出口扉閉光電管132にて検出されたとき
に、出口扉122が閉操作する。
【0091】(J) 折畳み容器の第2乾燥装置30(図2
2) この折畳み容器の第2乾燥装置30は、折畳み状態の折
畳み容器2内へ熱風を供給して、この折畳み容器2を乾
燥する乾燥工程を実施するものであり、搬送装置123
及びドライヤ装置133を有して構成される。
【0092】ドライヤ装置133は、搬送装置123の
側方に配置され、支柱134にシリンダ装置135を介
して支持バー136を備え、この支持バー136に複数
の熱風供給手段としてのドライヤ137を設置したもの
である。ドライヤ137は、少なくとも搬送装置123
上の折畳み容器群15を構成する折畳み容器2の数だけ
支持バー136に設置されている。また、このドライヤ
137は、シリンダ装置135の作動で、先端部が各折
畳み容器2の取手部18内へ進入或いは退出可能に構成
される(図22(B)及び(C))。
【0093】次に、この折畳み容器の第2乾燥装置30
の作用を説明する。まず、搬送装置123が、折畳み容
器の第1乾燥装置29にて水滴が除去された折畳み容器
群15を搬入し停止させる。次に、シリンダ装置135
を作動して、各ドライヤ137を折畳み容器群15にお
ける各折畳み容器2のそれぞれの取手部18内へ進入さ
せる。
【0094】この状態で、ドライヤ137から熱風を各
折畳み容器2内へ供給する。前記折畳み容器の第1乾燥
装置29の作動によっても、折畳み容器2の中心軸12
8付近に水滴が残る場合がある(図21(A))が、上
記折畳み容器2内への熱風の供給により、この水滴が完
全に除去される。
【0095】各ドライヤ137から折畳み状態の折畳み
容器2内へ所定時間熱風を供給した後、この熱風の供給
を停止し、ドライヤ137を退出させて折畳み容器2の
取手部18から抜き取り、搬送装置123を作動させて
折畳み容器群15を搬送装置138(図23)へ搬出す
る。
【0096】(K) 折畳み容器積みパレットの搬出入装置
21(図23、図3) この折畳み容器積みパレットの搬出入装置21は、前記
(A) で述べた如く、折畳み容器2をパレット16単位で
搬入し折畳み容器群15単位にばらすと共に、この折畳
み容器群15単位の折畳み容器2をパレット16単位で
搬出して、搬入工程及び搬出工程を実施するものであ
る。前述の(A) では、この折畳み容器積みパレットの搬
出入装置21の搬入工程について説明したが、この(K)
では搬出工程について説明する。
【0097】折畳み容器の第2乾燥装置30から搬送装
置138へ搬出された洗浄及び乾燥済の折畳み容器群1
5は、搬出側第1コンベア141へ搬送され、ストッパ
139に当接して停止される。同様に、搬送装置138
から搬送側第1コンベア141へ他の折畳み容器群15
を搬送して、この搬出側第1コンベア141に 3本の折
畳み容器群15を溜める。
【0098】移載ステーション32における移載プッシ
ャ33が図23(A)の破線に示す原点位置に戻ってい
るときにストッパ139を解除して、 3本の折畳み容器
群15を搬出側第2コンベア142へ搬送する。次に、
移載プッシャ33を作動して、搬出側第2コンベア14
2上の 3本の折畳み容器群15を、移載ステーション3
2の搬出エリア32Bに位置付けられたパレット16に
移載する(図23(B))。
【0099】上述の搬出側第1コンベア141、搬出側
第2コンベア142及び移載プッシャ33による操作を
再度実施して、搬出エリア32B上のパレット16に 6
本の折畳み容器群15を載置させる。これにより、パレ
ット16単位の折畳み容器2が形成される。
【0100】次に、この完成されたパレット16単位の
折畳み容器2を搬出側パレットコンベア140へ搬送
し、この搬出側パレットコンベア140にてフォークリ
フト(不図示)の抜取り位置143まで移動する。この
抜取り位置143にてフォークリフトにより、折畳み容
器2がパレット16単位で抜き取られる。このように、
上記折畳み容器積みパレットの搬出入装置21では、折
畳み容器2がフォークリフトによってパレット16単位
で搬出可能とされるので、折畳み容器2の搬出回数を低
減できる。
【0101】(L) 実施の形態の効果 前述の(C) に述べた折畳み容器の洗浄設備23によれ
ば、次の効果〜を奏する。 水平配置されて回転駆動されるメインブラッシングユ
ニット52(図10)の幅寸法Xが、組立状態の折畳み
容器2の内幅寸法Y、Zよりも若干大か又は同等に設定
されたので、L方向洗浄装置23Aのメインブラッシン
グユニット52にて組立状態の折畳み容器2の端板9の
内面及び底板11の内面をブラッシング洗浄する際、
又、W方向洗浄装置23Bのメインブラッシングユニッ
ト52にて組立状態の折畳み容器2の側板10内面及び
底板11の内面をブラッシング洗浄する際に、相互に隣
接する端板9、側板10及び底板11にて囲まれた隅部
12に上記メインブラッシングユニット52のブラシ体
65が至り、この隅部12を良好にブラッシング洗浄で
きる。
【0102】上述のように、メインブラッシングユニ
ット52が、組立状態の折畳み容器2における端板9、
側板10及び底板11のそれぞれの内面と上記隅部12
とを共にブラッシング洗浄できるので、この隅部12を
ブラッシング洗浄するために必要な従来の隅部ブラッシ
ングユニット19A(図25)を不要とすることができ
る。
【0103】メインブラッシングユニット52の下降
中に組立状態の折畳み容器2における搬送方向前方側の
端板9或いは側板10の内面を、又、搬送装置42によ
る組立状態の折畳み容器2の搬送中にこの折畳み容器2
の底板11の内面を、更に、メインブラッシングユニッ
ト52の上昇中に組立状態の折畳み容器2における搬送
方向後方側の端板9或いは側板10の内面をそれぞれブ
ラッシング洗浄することから、メインブラッシングユニ
ット52の昇降中や折畳み容器2の搬送中にブラッシン
グ洗浄を停止する従来技術の場合(図24(B))に比
べ、 1個の折畳み容器2の内部を洗浄する 1サイクルの
洗浄時間を短縮できるので(図24(A))、組立状態
の折畳み容器2の内部の洗浄を効率よく実施できる。
【0104】組立状態の折畳み容器2をターンガイド
56を用いて直角に方向変換させる前後で、L方向洗浄
装置23A及びW方向洗浄装置23Bのメインブラッシ
ングユニット52により、組立状態の折畳み容器2の底
板11の内面を共にブラッシング洗浄するので、汚れ易
いこの底板11の内面を良好に洗浄することができる。
【0105】また、前述の(I) に述べた折畳み容器の第
1乾燥装置によれば、次の効果及びを奏する。 折畳み容器2を折畳み状態でターンテーブル118及
び押え板119間に挟持し、折畳み容器2の底板11に
垂直な軸を中心軸128として回転させたことから、折
畳み状態の折畳み容器2の端板9、側板10及び底板1
1とほぼ平行な方向に遠心力が作用するので、この遠心
力により、上記端板9、側板10及び底板11等に付着
した水滴aを確実に飛散させて除去でき、良好な乾燥を
実施させることができる。
【0106】また、ターンテーブル118及び押え板
119間で折畳み状態の折畳み容器2を複数枚段積みし
て挟持したことから、折畳み容器2の遠心力による水滴
除去を複数枚同時に実施でき、効率的に折畳み容器2を
乾燥することができる。
【0107】前述の(J) に述べた折畳み容器の第2乾燥
装置によれば、次の効果を奏する。 スペースの狭い折畳み状態の折畳み容器2内へドライ
ヤ装置133のドライヤ137から熱風を供給するの
で、熱風伝達効率が良好になり、折畳み容器2内を迅速
且つ良好に乾燥させることができる。
【0108】前述の(A) 〜(K) に述べた折畳み容器の洗
浄ラインによれば、次の効果を奏する。 折畳み容器2を折畳み状態で複数枚段積みして折畳み
容器群15としパレット16に載置した状態で、折畳み
容器積みパレットの搬出入装置21により搬入し、同状
態で搬出する間に、折畳み容器の洗浄装置23及び折畳
み容器の水洗い装置25により上記折畳み容器2を洗浄
し、折畳み容器の第1乾燥装置29及び折畳み容器の第
2乾燥装置30にて洗浄済の折畳み容器2を乾燥するこ
とから、折畳み容器2をパレット単位で搬出入するだけ
で各折畳み容器2を自動的に洗浄及び乾燥できるので、
折畳み容器2の洗浄乾燥処理を効率的に実施することが
できる。
【0109】尚上記実施の形態では、折畳み容器2の底
板11が側板10に軸支されるものを述べたが、一対の
端板9に軸支されてもよい。また、折畳み容器の第1乾
燥装置29において折畳み容器2の側枠13がターンテ
ーブル118に接して、折畳み容器群15がこのターン
テーブル118に載置されてもよい。更に、この折畳み
容器の洗浄設備23において、 1個の折畳み容器2が折
畳み状態でターンテーブル118に載置されてもよい。
また、折畳み容器の第2乾燥装置は、折畳み容器の第1
乾燥装置にて折畳み容器に付着した水滴が完全に除去さ
れる場合には、削除されてもよい。
【0110】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の箱型容器の洗浄
装置によれば、箱型容器における内部の隅部まで良好に
洗浄することができ、請求項3及び4の箱型容器の洗浄
方法によれば、箱型容器の内部を効率的に洗浄すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、折畳み容器の洗浄ラインを示すレイア
ウト図である。
【図2】図2は、図1の洗浄ラインにおける折畳み容器
の状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、折畳み容器積みパレットの搬出入装置
を示し、(A)がその全体斜視図、(B)がその搬入側
部分の概略平面図である。
【図4】図4は、折畳み容器の組立設備を示す側面図で
ある。
【図5】図5は、図4の移送装置を示す正面図である。
【図6】図6は、図4の組立装置を示す正面図である。
【図7】図7は、折畳み容器の組立過程を示す図であ
る。
【図8】図8は、本発明に係る箱型容器の洗浄装置の一
つの実施の形態が適用された折畳み容器の洗浄装置であ
り、(A)がその平面図であり、(B)がその側面図で
ある。
【図9】図9(A)は、図8(A)のIXA−IXA線に沿
う矢視図であり、図9(B)は、図9(A)のIXB矢視
図である。
【図10】図10は、図9(A)のブラッシングユニッ
トを示す図である。
【図11】図11(A)は、図10のXIA部拡大断面図
であり、図11(B)は、図10のXIB部拡大断面図で
ある。
【図12】図12は、折畳み容器の第1反転装置を示
し、(A)がその側面図、(B)がその正面図である。
【図13】図13は、折畳み容器の水洗い装置を示し、
(A)がその平面図、(B)が図13(A)のXIIIB矢
視図、(C)が図13(B)のXIIIC矢視図である。
【図14】図14は、折畳み容器の折畳み装置を示す正
面図である。
【図15】図15は、折畳み容器の折畳み過程を示す斜
視図である。
【図16】図16は、折畳み容器の第2反転装置を示
し、(A)がその側面図、(B)がその正面図である。
【図17】図17は、折畳み容器の段積み装置を示す側
面図である。
【図18】図18は、図17のXVIII 矢視図である。
【図19】図19は、折畳み容器の第1乾燥装置を示
し、(A)がその正面図、(B)がその平面図である。
【図20】図20は、組立状態の折畳み容器を示し、
(A)がその正面図、(B)がその側面図である。
【図21】図21は、折畳み状態の折畳み容器を示し、
(A)がその平面図、(B)がその側面図、(C)、
(D)が図21(A)のXXI C−XXI C線、XXI D−XX
I D線にそれぞれ沿う断面図である。
【図22】図22は、折畳み容器の第2乾燥装置を示
し、(A)がその正面図、(B)が図22(A)の折畳
み容器の側面図、(C)が熱風供給状態を示す概略断面
図である。
【図23】図23は、折畳み容器積みパレットの搬出入
装置を示し、(A)がその全体斜視図、(B)が搬出側
部分の概略平面図である。
【図24】図24は、図8の折畳み容器の洗浄装置と従
来の技術とを比較するタイムチャートである。
【図25】図25は、従来の箱型容器(組立状態の折畳
み容器)の洗浄装置を示す平面図である。
【図26】図26は、図25の一部を拡大して示す平面
図である。
【符号の説明】
2 折畳み容器 9 折畳み容器の端板 10 折畳み容器の側板 11 折畳み容器の底板 12 折畳み容器の隅部 13 折畳み容器の側枠 15 折畳み容器群 16 パレット 20 折畳み容器の洗浄ライン 23 折畳み容器の洗浄設備 29 折畳み容器の第1乾燥装置 30 折畳み容器の第2乾燥装置 42 搬送装置 52 メインブラッシングユニット 54 昇降機構部 55 駆動機構部 56 ターンガイド 61 支持ステー 62 センターブラシ 63 エンドブラシ 64 ブラシ軸 65 ブラシ体 66 エンド部材 69 軸受 118 ターンテーブル 119 押え板 120 脱水室 133 ドライヤ装置 137 ドライヤ X メインブラッシングユニットの幅方向寸法 W 側板の内面間寸法 Z 端板の内面間寸法 a 水滴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部を有する箱型容器を搬送す
    る搬送装置と、 この搬送装置の上方で水平配置され周囲にブラシ体が植
    設されたブラッシングユニットと、 このブラッシングユニットを上記搬送装置上の上記箱型
    容器の底板の内面まで下降させ、又、この箱型容器の上
    方まで上昇させる昇降機構部と、 上記ブラッシングユニットを回転駆動させる回転機構部
    と、を有し、 上記ブラッシングユニットの幅寸法が上記箱型容器の内
    幅寸法よりも若干大又は同等に設定して構成された箱型
    容器の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記ブラッシングユニットは、外周にブ
    ラシ体が植設されたブラシ軸と、 このブラシ軸を回転可能に、且つ水平に支持する支持ス
    テーと、 上記ブラシ軸の端部に設置されて外周にブラシ体が植設
    されたエンド部材と、を有して構成された請求項1に記
    載の箱型容器の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上部に開口部を備え、互いに対向する一
    対の壁板が直立して2組配置された箱型容器を搬送装置
    上に配置し、 上記搬送装置の搬送方向に対応する一対の壁板のうち一
    方の壁板の内面に請求項1又は2に記載のブラッシング
    ユニットを回転させながら接触させつつ、この一方の壁
    板に沿って下降させて、この一方の壁板の内面をブラッ
    シング洗浄し、 上記ブラッシングユニットが上記箱型容器の底板の内面
    に接触した後に、このブラッシングユニットを回転させ
    た状態で上記搬送装置により上記箱型容器を搬送させ
    て、上記底板の内面をブラッシング洗浄し、 上記ブラッシングユニットが上記一対の壁板における他
    方の壁板の内面に接触した後に、この接触状態を保持し
    つつ、このブラッシングユニットを回転させながらこの
    他方の壁板に沿って上昇させて、この他方の壁板の内面
    をブラッシング洗浄するよう構成された箱型容器の洗浄
    方法。
  4. 【請求項4】 箱型容器において、搬送装置の搬送方向
    に対応する一対の壁板の内面を請求項3の洗浄方法にて
    ブラッシング洗浄した後に、 上記箱型容器を直角に方向変換して搬送し、上記一対の
    壁板と直交配置された他の一対の壁板の内面及び上記箱
    型容器の底板の内面を請求項3の洗浄方法にてブラッシ
    ング洗浄するよう構成された箱型容器の洗浄方法。
JP07351147A 1995-12-27 1995-12-27 箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法 Expired - Fee Related JP3116267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07351147A JP3116267B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07351147A JP3116267B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09173996A true JPH09173996A (ja) 1997-07-08
JP3116267B2 JP3116267B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=18415371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07351147A Expired - Fee Related JP3116267B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3116267B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999052655A1 (es) * 1998-04-08 1999-10-21 Ocana Pueyo Pedro Jose Tunel de lavado automatico para la limpieza y desinfeccion externa e interna de contenedores de residuos
CN103170485A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 上海烟草集团有限责任公司 一种储丝箱清扫装置以及储丝箱清扫方法
WO2016013729A1 (ko) * 2014-07-21 2016-01-28 주식회사 포스코 금속 섬유의 제품화 시스템
CN105344637A (zh) * 2015-10-26 2016-02-24 江苏智胜医疗器械科技有限公司 血型板清洗设备
KR20160042341A (ko) * 2014-10-08 2016-04-19 주식회사 포스코 금속 섬유 배출장치
CN107552460A (zh) * 2017-10-14 2018-01-09 陈益敏 一种万圣节装饰南瓜喷涂设备上的清洁装置
CN109047229A (zh) * 2018-09-03 2018-12-21 山东女子学院 一种国际贸易港口可用调节式集装箱除尘装置
CN110340087A (zh) * 2019-08-16 2019-10-18 王洪彬 一种化学工业设备清洗设备
CN113102412A (zh) * 2020-12-31 2021-07-13 山东同大海岛新材料股份有限公司 清理装置及清洗系统
CN113696320A (zh) * 2021-09-14 2021-11-26 张春风 一种大理石瓷砖制备工艺

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999052655A1 (es) * 1998-04-08 1999-10-21 Ocana Pueyo Pedro Jose Tunel de lavado automatico para la limpieza y desinfeccion externa e interna de contenedores de residuos
ES2152806A1 (es) * 1998-04-08 2001-02-01 Pueyo Pedro Jose Ocana Tunel de lavado automatico para la limpieza y desinfeccion externa e interna de contenedores de residuos.
CN103170485A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 上海烟草集团有限责任公司 一种储丝箱清扫装置以及储丝箱清扫方法
CN106536086A (zh) * 2014-07-21 2017-03-22 株式会社Posco 金属纤维的产品化系统
WO2016013729A1 (ko) * 2014-07-21 2016-01-28 주식회사 포스코 금속 섬유의 제품화 시스템
US10076782B2 (en) 2014-07-21 2018-09-18 Posco Metal fiber manufacturing system
KR20160042341A (ko) * 2014-10-08 2016-04-19 주식회사 포스코 금속 섬유 배출장치
CN105344637A (zh) * 2015-10-26 2016-02-24 江苏智胜医疗器械科技有限公司 血型板清洗设备
CN107552460A (zh) * 2017-10-14 2018-01-09 陈益敏 一种万圣节装饰南瓜喷涂设备上的清洁装置
CN109047229A (zh) * 2018-09-03 2018-12-21 山东女子学院 一种国际贸易港口可用调节式集装箱除尘装置
CN110340087A (zh) * 2019-08-16 2019-10-18 王洪彬 一种化学工业设备清洗设备
CN110340087B (zh) * 2019-08-16 2022-02-18 重庆奕翔化工有限公司 一种化学工业设备清洗设备
CN113102412A (zh) * 2020-12-31 2021-07-13 山东同大海岛新材料股份有限公司 清理装置及清洗系统
CN113696320A (zh) * 2021-09-14 2021-11-26 张春风 一种大理石瓷砖制备工艺
CN113696320B (zh) * 2021-09-14 2022-09-16 河北汇力瓷业有限公司 一种大理石瓷砖制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3116267B2 (ja) 2000-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100990391B1 (ko) 파레트 세척장치
KR100764573B1 (ko) 드럼통 세척장치
JP3116267B2 (ja) 箱型容器の洗浄装置及び洗浄方法
KR101178131B1 (ko) 연속 박스 세척건조장치
JP3132753B2 (ja) 折畳み容器の洗浄乾燥装置及び方法
JP3151743B2 (ja) 折畳み容器の洗浄乾燥方法
KR20200113882A (ko) 야채 수납 박스 운반장치
JP2001170576A (ja) パレット洗浄装置
JPH10245283A (ja) 施釉設備
JPH06179990A (ja) 洗浄装置
JP4009316B2 (ja) パレット洗浄方法及び装置
JP2925235B2 (ja) 蓋付移動容器の自動洗浄乾燥装置
KR20210066761A (ko) 드럼 내부 세정장치
JP2944844B2 (ja) コンテナ移載装置
JP5660286B2 (ja) 物品洗浄システム
JP2864233B2 (ja) 容器洗浄装置
JPH0731941A (ja) 洗浄装置
WO1997046330A1 (fr) Appareil de lavage et de sechage pour cage pliante
KR100465377B1 (ko) 음료 운반상자의 저장 시스템 및 적재 방법
KR20210046387A (ko) 더블형 자동 멸치 털이기
JP2012152667A (ja) コンテナ清掃システム及びコンテナ清掃方法
CN115571649A (zh) 一种运输架清洁系统及清洁方法
KR102665533B1 (ko) 무한궤도 트랙슈의 연속 침지 도장장치 및 방법
JPH0380701B2 (ja)
JPH0233911Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000905

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071006

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees