以下、添付図面を参照して本発明に係る第1、第2の実施の形態及び変形例を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図12を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。
図1は、本実施の形態の商品注文システム1の構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、端末装置20の機能構成を示すブロック図である。
図1を参照して、本実施の形態の商品注文システム1を説明する。商品注文システム1は、商品を販売する複数の商品卸会社の業務に関するサービスの提供を行うシステムである。商品注文システム1の利用者は、商品卸会社の管理者と、営業担当者と、得意先と、の3種類が存在する。
商品卸会社の管理者は、商品注文システム1を操作・管理する者である。商品卸会社の管理者は、例えば、商品注文システム1を利用して、商品卸会社のHP(Home Page)作成や、各種マスタ登録を行い、商品の注文入力も可能である。
営業担当者は、商品卸会社の従業員であり、得意先に関する担当者として、担当する得意先に関する営業処理を行う。商品卸会社には、少なくとも1名の営業担当者が配属されているものとする。各営業担当者は、少なくとも1つの得意先を担当している。営業担当者の営業処理は、商品注文システム1を利用して、外出先等から、担当する得意先の商品の注文入力を行うこと等である。
得意先は、商品卸会社の顧客であり、商品卸会社から商品を仕入れる事業者である。得意先は、商品注文システム1を利用して、商品の注文入力を行う。
商品注文システム1は、BtoB(企業(Business)間の電子商取引)用のシステムである。つまり、商品卸会社だけでなく、得意先も企業である。ここでは、商品卸会社が、商品としての野菜等の食品の卸会社であり、得意先が、製造工場、商店、食堂等である例を説明するが、これに限定されるものではない。なお、本実施の形態では、営業担当者又は得意先の顧客が商品注文システム1を利用する場合を主として説明する。
図1に示すように、商品注文システム1は、表示制御装置としてのサーバ10と、複数の端末装置20と、を備える。サーバ10と複数の端末装置20とは、通信ネットワークNを介して接続されている。
サーバ10は、端末装置20に商品の注文入力を受け付けるサービスを提供するWebアプリケーションサーバである。端末装置20は、顧客及び営業担当者がそれぞれ所有(使用)するデスクトップPC(Personal Computer)としての端末装置である。しかし、端末装置20は、少なくとも通信ネットワークNに接続できブラウザが使用できる端末装置であればよく、携帯電話機、スマートフォン、タブレットPC等としてもよい。
通信ネットワークNは、インターネットであるものとし、無線、専用線、LAN(Local Area Network)等を含んでもよい。
次いで、図2を参照して、サーバ10の機能構成を説明する。サーバ10は、記憶制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、通信部16と、計時部17と、を備える。サーバ10の各部は、バス18を介して接続されている。CPU11、通信部16は、第1、第2の送信手段として機能する。記憶部15は、第1、第2の記憶手段として機能する。
CPU11は、サーバ10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、第1の注文入力画面表示プログラム151に従い、担当者IDの入力により営業担当者が端末装置20からログインした場合に、当該担当者に対応する得意先の定番商品の情報を設定するための注文入力画面情報を営業担当者の端末装置20に送信し、端末装置20に注文入力画面を表示させる。定番商品とは、得意先が購入する頻度が高い商品や、得意先にお勧めの商品である。
また、CPU11は、第1の定番商品保存プログラム152に従い、営業担当者の端末装置20から設定された得意先の定番商品の情報を受信して記憶部15の定番商品テーブル80に記憶する。そして、CPU11は、第1の注文入力画面表示プログラム151に従い、得意先IDの入力により得意先の顧客が端末装置20からログインした場合に、当該得意先IDに対応する定番商品の情報を定番商品テーブル80から読み出し、当該定番商品の情報を含む注文入力画面を表示するための注文入力画面情報を得意先の端末装置20に送信し、得意先の端末装置20に注文入力画面を表示させる。
操作部12は、各種キー操作入力を受け付けるキーボードを備え、キー操作入力に応じた操作情報をCPU11に出力する。また、操作部12は、マウス等のポインティングデバイスを備え、位置情報の操作入力を受け付けて操作情報をCPU11に出力する。
RAM13は、情報を一時的に記憶する揮発性の半導体メモリであり、各種データ及びプログラムを格納するワークエリアを有する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)等により構成され、各種データ及び各種プログラムを読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部15には、後述する会社テーブル30、認証テーブル40、担当者テーブル50、得意先テーブル60、商品テーブル70、定番商品テーブル80と、第1の注文入力画面表示プログラム151、第1の定番商品保存プログラム152と、が記憶される。
通信部16は、ネットワークカード等で構成され、サーバ10と、通信ネットワークNとの間の通信の制御を行う。通信部16により、サーバ10は、通信ネットワークN上の端末装置20と通信が可能となる。
計時部17は、現在の日時情報を計時する計時回路を有し、当該計時回路により計時した現在日時情報をCPU11に出力する。
次いで、図3を参照して、端末装置20の機能構成を説明する。端末装置20は、CPU21と、操作部22と、RAM23と、表示部24と、記憶部25と、通信部26と、を備える。端末装置20の各部は、バス27を介して接続されている。
ここで、CPU21、操作部22、RAM23、表示部24、記憶部25、通信部26は、サーバ10のCPU11、操作部12、RAM13、表示部14、記憶部15、通信部16と同様の構成を有するので、異なる部分を主として説明する。
CPU21は、端末装置20の各部を制御する。CPU21は、ブラウザプログラム251に従い、操作部22を介して入力された操作情報をサーバ10に送信し、サーバ10から送信された表示情報を受信して表示部24に表示する。
記憶部25には、ブラウザプログラム251が記憶される。
次に、図4及び図5を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶される情報を説明する。
図4(a)は、会社テーブル30の構成を示す図である。図4(b)は、認証テーブル40の構成を示す図である。図4(c)は、担当者テーブル50の構成を示す図である。
図5(a)は、得意先テーブル60の構成を示す図である。図5(b)は、商品テーブル70の構成を示す図である。図5(c)は、定番商品テーブル80の構成を示す図である。
図4(a)に示すように、会社テーブル30は、会社ID31と、会社名32と、住所33と、郵便番号34と、電話番号35と、FAX番号36と、メールアドレス37と、の項目を有する。
会社ID31は、商品卸会社の識別情報である。会社名32は、会社ID31の商品卸会社の名前である。住所33は、会社ID31の商品卸会社の住所である。郵便番号34は、会社ID31の商品卸会社の郵便番号である。電話番号35は、会社ID31の商品卸会社の電話番号である。FAX番号36は、会社ID31の商品卸会社のFAX番号である。メールアドレス37は、会社ID31の商品卸会社のメールアドレスである。
図4(b)に示すように、認証テーブル40は、ユーザID41と、会社ID42と、パスワード43と、の項目を有する。
ユーザID41は、サーバ10へのログインユーザの識別情報である。会社ID42は、ユーザID41のユーザの所属先又は購入先の商品卸会社の識別情報である。パスワード43は、ユーザID41に対応するログイン認証用のパスワードである。
レコード40aは、ユーザが商品卸会社の管理者である場合のレコードである。レコード40bは、ユーザが営業担当者である場合のレコードである。レコード40cは、ユーザが得意先である場合のレコードである。このように、ユーザID41における商品卸会社の管理者、得意先及び営業担当者のユーザIDは、商品注文システム1内でユニークなIDにされているものとする。
図4(c)に示すように、担当者テーブル50は、会社ID51と、担当者コード52と、担当者名53と、メールアドレス54と、担当者ID55と、の項目を有する。
会社ID51は、商品卸会社の識別情報である。担当者コード52は、会社ID51の商品卸会社内での営業担当者の識別情報である。担当者名53は、担当者コード52の営業担当者の名前である。メールアドレス54は、担当者コード52の営業担当者のメールアドレスである。担当者ID55は、商品注文システム1内での担当者コード52の営業担当者の識別情報である。
図5(a)に示すように、得意先テーブル60は、会社ID61と、得意先コード62と、得意先名63と、メールアドレス64と、得意先ID65と、担当者ID66と、の項目を有する。
会社ID61は、商品卸会社の識別情報である。得意先コード62は、会社ID61の商品卸会社内での得意先の識別情報である。得意先名63は、得意先コード62の得意先の名前である。メールアドレス64は、得意先コード62の得意先のメールアドレスである。得意先ID65は、商品注文システム1内での得意先コード62の得意先の識別情報である。担当者ID66は、商品注文システム1内での得意先コード62の得意先を担当する営業担当者の識別情報である。
図5(b)に示すように、商品テーブル70は、会社ID71と、商品コード72と、品名73と、単位名74と、画像75との項目を有する。
会社ID71は、商品卸会社の識別情報である。商品コード72は、会社ID61の商品卸会社内での販売する商品の識別情報である。品名73は、商品コード72の商品の名前である。単位名74は、商品コード72の商品の注文単位の名称である。画像75は、商品コード72の商品の画像が記憶されている記憶部15の記憶場所を示す情報である。
図5(c)に示すように、定番商品テーブル80は、会社ID81と、得意先コード82と、行番号83と、商品コード84と、単位名85と、発注数86と、備考87と、の項目を有する。
会社ID81は、商品卸会社の識別情報である。得意先コード82は、会社ID81の商品卸会社内での得意先の識別情報である。行番号83は、会社ID81の商品卸会社及び得意先コード82の得意先に対応する注文入力画面の商品情報表示欄での商品コード84の定番商品の商品情報表示の行番号である。商品コード84は、会社ID81の商品卸会社及び得意先コード82の得意先に対応する定番商品の識別情報である。単位名85は、商品コード84の定番商品の注文単位名である。発注数86は、商品コード84の定番商品の発注数である。備考87は、商品コード84の定番商品に関する備考の情報である。備考87は、例えば、商品コード84の定番商品のサイズ等である。
定番商品の情報は、定番商品の商品コード等である。本実施の形態では、定番商品テーブル80において、1つの得意先(得意先コード82)に1パターンの定番商品(商品コード84)が対応付けられるものとする。1パターンの定番商品は、少なくとも1つの定番商品を含む。1パターンの定番商品の商品情報は、1つの注文入力画面に表示される。
次に、図6〜図12を参照して、商品注文システム1の動作を説明する。
図6は、端末装置20で実行されるブラウザ処理を示すフローチャートである。
図7は、サーバ10で実行される第1の注文入力画面表示処理を示すフローチャートである。
図8は、ログイン画面310を示す図である。
図9は、得意先選択画面320を示す図である。
図10は、注文入力画面330を示す図である。
図11は、サーバ10で実行される第1の定番商品保存処理を示すフローチャートである。
図12は、商品追加画面350を示す図である。
先ず、図6を参照して、端末装置20で実行されるブラウザ処理を説明する。ブラウザ処理は、サーバ10から受信した表示情報を表示するとともに、当該表示情報に対応してユーザ(営業担当者又は得意先)からの操作入力を受け付けてその操作情報をサーバ10に送信する処理である。
端末装置20において、操作部22を介してユーザからブラウザ処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出されて適宜RAM23に展開されたブラウザプログラム251との協働で、ブラウザ処理を実行する。ここでのユーザは、得意先又は営業担当者であるものとする。
図6に示すように、先ず、CPU21は、操作部22を介してユーザから表示情報に対応する各種操作入力があるか否かを判別する(ステップS11)。各種操作入力は、表示画面に対応する操作入力や、ブラウザの終了の指示操作である。
操作入力がある場合(ステップS11;YES)、CPU21は、ステップS11で入力された操作情報がブラウザの終了であるか否かを判別する(ステップS12)。ブラウザの終了である場合(ステップS12;YES)、ブラウザ処理が終了する。
ブラウザの終了でない場合(ステップS12;NO)、CPU21は、通信部26を介して、ステップS11で入力された操作情報をサーバ10に送信する(ステップS13)。そして、CPU21は、通信部26を介して、表示情報をサーバ10から受信したか否かを判別する(ステップS14)。
操作入力がない場合(ステップS11;NO)、ステップS14に移行される。表示情報をサーバ10から受信していない場合(ステップS14;NO)、ステップS11に移行される。表示情報をサーバ10から受信した場合(ステップS14;YES)、CPU21は、ステップS14で受信した表示情報を表示部24のブラウザのウインドウ内に表示し(ステップS15)、ステップS11に移行する。
ステップS13で送信される具体的な操作情報と、ステップS15で表示される具体的な表示情報とは、後述するサーバ10の第1の注文入力画面表示処理及び第1の定番商品保存処理の説明とともに説明する。
次いで、図7〜図9を参照して、サーバ10で実行される第1の注文入力画面表示処理を説明する。第1の注文入力画面表示処理は、ログインしたユーザに対応する定番商品情報を含む注文入力画面情報を端末装置20に送信して、端末装置20に注文入力画面を表示させる処理である。
サーバ10において、通信部16を介して端末装置20から、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてログイン要求を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された第1の注文入力画面表示プログラム151との協働で、第1の注文入力画面表示処理を実行する。ログイン要求は、例えば、ログイン画面のURL(Uniform Resource Locator)情報である。
図7に示すように、先ず、CPU11は、ログイン画面情報を生成し、生成したログイン画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン要求元の端末装置20に送信し、端末装置20にログイン画面310を表示させる(ステップS21)。
図8に示すように、ステップS21によりサーバ10から送信されたログイン画面情報に基づいて、ログイン画面310が端末装置20に表示される。ログイン画面310は、ユーザID入力欄311と、パスワード入力欄312と、を有する。端末装置20において、ユーザID入力欄311に入力されたユーザIDと、パスワード入力欄312に入力されたパスワードとが、操作部22を介して操作入力され、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。
そして、CPU11は、端末装置20から送信されたユーザID及びパスワードを、通信部16を介して受信する(ステップS22)。そして、CPU11は、記憶部15に記憶された認証テーブル40を参照し、ステップS22で受信したユーザID及びパスワードが認証テーブル40のレコードから検索されるか否かに応じてログイン認証を行う(ステップS23)。ステップS23では、受信したユーザID及びパスワードに対応するユーザID41及びパスワード43のレコードが検索され、そのレコードに記憶されている会社ID42が読み出されて取得される。
そして、CPU11は、ステップS23でログイン認証OKか否かを判別する(ステップS24)。ログイン認証がNGである場合(ステップS24;NO)、CPU11は、ログインエラー処理を行い(ステップS25)、ステップS21に移行する。ログインエラー処理は、例えば、次にステップS21で送信するログイン画面情報に、ログインエラーメッセージの情報を含むように設定する処理である。
ログイン認証がOKである場合(ステップS24;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された担当者テーブル50を参照し、ステップS22で受信したユーザIDが、営業担当者に対応するか否かを判別する(ステップS26)。ステップS26では、ユーザIDが、ステップS23で取得された会社ID51に対応する担当者ID55に対応するか否かが判別される。ユーザIDが、担当者IDで無い場合に、得意先IDであるものとする。
受信したユーザIDが営業担当者に対応する場合(ステップS26;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された得意先テーブル60を参照し、受信したユーザIDの営業担当者に対応する得意先選択画面情報を生成し、生成した得意先選択画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に得意先選択画面320を表示させる(ステップS27)。得意先選択画面情報は、選択対象として、受信したユーザIDの担当者ID66に対応する得意先ID65及び得意先名63を含む。
図9に示すように、ステップS27によりサーバ10から送信された得意先選択画面情報に基づいて、得意先選択画面320が端末装置20に表示される。得意先選択画面320は、受信したユーザIDの営業担当者の担当者ID66に対応する得意先名63及び得意先ID65を含む得意先選択欄321を有する。端末装置20において、得意先選択欄321の1つの得意先が、操作部22を介して選択操作され、その得意先選択情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。
そして、CPU11は、通信部16を介して端末装置20から送信された得意先選択情報を受信する(ステップS28)。そして、CPU11は、記憶部15に記憶された定番商品テーブル80を参照し、受信したユーザIDの得意先、又はステップS28で選択された得意先の定番商品があるか否かを判別する(ステップS29)。ステップS29では、定番商品テーブル80において、受信したIDの得意先、又は選択された得意先の得意先コード82に対応する定番商品の商品コード84があるか否かが判別される。
受信したユーザIDが得意先に対応する場合(ステップS26;NO)、ステップS29に移行される。得意先の定番商品がある場合(ステップS29;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された商品テーブル70及び定番商品テーブル80を参照し、注文入力画面情報に、ログインした営業担当者の得意先又はログインした得意先に対応する定番商品の商品情報を含めるように設定する(ステップS30)。ステップS30では、商品テーブル70及び定番商品テーブル80において、ステップS23で取得された会社ID81に対応するログインした営業担当者の得意先又はログインした得意先の得意先コード82の定番商品の商品コード71,84に対応する品名73、画像75に対応する画像、単位名85、発注数86、備考87が商品情報とされる。
そして、CPU11は、担当者テーブル50、得意先テーブル60、商品テーブル70、定番商品テーブル80を参照し、それらの情報を用いて注文入力画面情報を生成し、生成した注文入力画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に注文入力画面330を表示させ(ステップS31)、第1の注文入力画面表示処理を終了する。得意先の定番商品がない場合(ステップS29;NO)、ステップS31に移行される。
図10に示すように、ステップS31によりサーバ10から送信された注文入力画面情報に基づいて、注文入力画面330が端末装置20に表示される。注文入力画面330は、利用者表示欄331と、得意先選択ボタン332と、商品情報表示欄333と、商品追加ボタン334と、頁切替ボタン335と、削除ボタン336と、定番商品表示ボタン337と、発注数クリアボタン338と、定番商品保存ボタン339と、ログアウトボタン340と、注文確定ボタン341と、を有する。
注文入力画面330は、営業担当者がログインした場合の画面とする。利用者表示欄331は、得意先及びログインした営業担当者の名前(得意先名63、担当者名53)及び各ID(得意先ID65、担当者ID66)の表示欄である。得意先選択ボタン332は、注文入力画面330の表示後に、ステップS27,S28と同様に、得意先画面情報を端末装置20に表示して得意先の変更選択入力を行わせるための操作ボタンである。
商品情報表示欄333は、発注する商品の商品情報の操作入力を受け付け且つ表示する表示欄である。入力される商品情報は、商品に対応する画像75の画像、品名73、単位名74、単位名74での発注数、発注用の備考である。また、商品情報表示欄333には、定番商品が登録されている場合に、定番商品の商品情報がデフォルト表示される。
定番商品の商品情報は、ログインした得意先の得意先コード82の定番商品の商品コード84に対応する画像75の画像、品名73、単位名85、発注数86、備考87である。定番商品を発注するときは、定番商品の発注数、備考を編集入力するだけでよい。また、商品情報表示欄333は、1頁の商品情報の行数(商品の数)の上限が固定されており、複数頁を有することも可能である。また、商品情報表示欄333は、商品の少なくとも1つをチェックして選択することが可能である。
商品追加ボタン334は、商品情報表示欄333にない商品を発注する場合に、新たな商品を商品情報表示欄333に追加するためのボタンである。頁切替ボタン335は、商品情報表示欄333の頁切替を行うためのボタンである。削除ボタン336は、商品情報表示欄333のチェックが付けられた商品の商品情報を削除するためのボタンである。
定番商品表示ボタン337は、商品情報表示欄333に、デフォルトの定番商品の商品情報を再表示するためのボタンである。発注数クリアボタン338は、商品情報表示欄333のチェックがつけられた商品の発注数をクリアするためのボタンである。
定番商品保存ボタン339は、商品情報表示欄333に表示されている商品を定番商品として登録するためのボタンである。ログアウトボタン340は、ログアウトするためのボタンである。注文確定ボタン341は、商品情報表示欄333に表示されている商品の商品情報で注文を確定し発注するためのボタンである。
得意先がログインした場合には、注文入力画面330において、利用者表示欄331で、ログインした得意先及びその営業担当者の名前(得意先名63、担当者名53)及びユーザID(担当者ID66、得意先ID65)の表示がなされる。また、この注文入力画面330において、得意先選択ボタン332は、表示されない。
次いで、図11及び図12を参照して、サーバ10で実行される第1の定番商品保存処理を説明する。第1の定番商品保存処理は、第1の注文入力画面表示処理で表示された注文入力画面で、定番商品の設定及び保存を行う処理である。
サーバ10において、第1の注文入力画面表示処理のステップS31により注文入力画面情報が端末装置20に送信されたことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された第1の定番商品保存プログラム152との協働で、第1の定番商品保存処理を実行する。
先ず、端末装置20において、注文入力画面330の商品追加ボタン334のクリック入力による商品追加要求、又は削除ボタン336のクリック入力によるチェックされた商品の商品削除が、操作部22を介して操作入力された場合に、その商品の追加要求又は削除情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。削除情報には、削除する商品の品名を含む。
また、注文入力画面330の商品情報表示欄333に少なくとも1つの商品の商品情報が表示されている状態で、定番商品保存ボタン339のクリック入力による定番商品保存が、操作部22を介して選択操作された場合に、その商品情報表示欄333の商品を定番商品とする定番商品保存情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。定番商品保存情報は、定番商品とする商品の品名、行番号、単位名、発注数、備考を含む。
図11に示すように、CPU11は、通信部16を介して、端末装置20から送信された商品の追加要求を受信したか否かを判別する(ステップS41)。商品の追加要求を受信した場合(ステップS41;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された商品テーブル70を参照し、商品テーブル70のステップS23で取得された会社ID71に対応する商品のレコードを追加選択可能な商品追加画面情報を生成し、生成した商品追加画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に商品追加画面350を表示させる(ステップS42)。
図12に示すように、ステップS42によりサーバ10から送信された商品追加画面情報に基づいて、商品追加画面350が端末装置20に表示される。商品追加画面350は、商品情報表示欄351を有する。商品情報表示欄351は、追加対象の商品の品名73、単位名74、商品コード72の項目を含む。商品情報表示欄351の追加する商品のレコードのクリック入力による商品の追加が、操作部22を介して操作された場合に、その商品の商品追加情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。商品追加情報は、商品の品名、行番号、単位名、発注数、備考を含む。
そして、CPU11は、通信部16を介して、端末装置20から送信された商品追加情報を受信する(ステップS43)。そして、CPU11は、ステップS45で送信する注文入力画面情報に、商品追加情報に対応する追加商品の商品情報を追加するように設定する(ステップS44)。
そして、CPU11は、担当者テーブル50、得意先テーブル60、商品テーブル70、定番商品テーブル80を参照し、それらの情報を用いて注文入力画面情報を生成し、生成した注文入力画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に注文入力画面330を表示させ(ステップS45)、ステップS41に移行する。
商品の追加要求を受信していない場合(ステップS41;NO)、CPU11は、通信部16を介して、端末装置20から送信された商品削除情報を受信したか否かを判別する(ステップS46)。商品削除情報を受信した場合(ステップS46;YES)、CPU11は、ステップS45で送信する注文入力画面情報に、商品削除情報に対応する削除商品の商品情報を削除するように設定し(ステップS47)、ステップS45に移行する。
商品削除情報を受信していない場合(ステップS46;NO)、CPU11は、通信部16を介して、端末装置20から送信された定番商品保存情報を受信したか否かを判別する(ステップS48)。定番商品保存情報を受信していない場合(ステップS48;NO)、ステップS41に移行される。
定番商品保存情報を受信した場合(ステップS48;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された得意先テーブル60、定番商品テーブル80を参照し、ステップS23で取得された会社ID81に対応し、ログインした営業担当者の担当者ID66に対応する得意先コード82、又はログインした得意先の得意先コード82、に対応する定番商品の商品コード84の有無に応じて、既存の定番商品があるか否かを判別する(ステップS49)。既存の定番商品がある場合(ステップS49;YES)、CPU11は、定番商品テーブル80から、既存の定番商品の商品コード84のレコードを削除する(ステップS50)。
そして、CPU11は、記憶部15に記憶された商品テーブル70を参照し、ステップS23で取得された会社ID81に対応し、ログインした営業担当者の得意先、又はログインした得意先に対応する定番商品テーブル80のレコードに、ステップS48で受信した定番商品保存情報を追加し(ステップS51)、ステップS45に移行する。ステップ51では、会社ID81、得意先コード82、行番号83、商品コード84、単位名85、発注数86、備考87のレコードに、ステップS23で取得された会社ID、ログインした営業担当者の得意先又はログインした得意先の得意先コード62、定番商品保存情報の行番号、商品コード72、単位名74、発注数、備考が追加される。既存の定番商品がない場合(ステップS49;NO)、ステップS51に移行される。
次いで、第1の注文入力画面表示処理、第1の定番商品保存処理の具体的な実行の流れを説明する。一例として、営業担当者が、得意先の定番商品を設定していない状態、つまり、定番商品テーブル80に定番商品の情報が設定されていない状態を考える。
この状態で先ず、営業担当者は、端末装置20でブラウザ処理を実行し、サーバ10で第1の注文入力画面表示処理が実行される。第1の注文入力画面表示処理において、ステップS27,S28が実行され、ステップS29;NOであるので、ステップS31では、商品情報表示欄333に定番商品の商品情報が無い注文入力画面330が端末装置20に表示される。そして、サーバ10で第1の定番商品保存処理が実行され、得意先に対応する商品コード84のレコードに、定番商品の商品情報が設定及び保存される。
そして、定番商品を設定した営業担当者が担当している得意先の顧客が、端末装置20を操作してサーバ10に接続し、端末装置20でブラウザ処理を実行し、サーバ10で第1の注文入力画面表示処理が実行される。第1の注文入力画面表示処理において、ステップS27,S28が実行されず、ステップS29;YESであるので、ステップS31では、商品情報表示欄333に、設定された定番商品の商品情報を有する注文入力画面330が端末装置20に表示される。
なお、ログインした得意先は、サーバ10で実行される第1の定番商品保存処理により、自身で定番商品の商品情報を設定及び保存することも可能である。
また、端末装置20で注文入力画面330が表示されている場合に、ユーザから操作部22を介して注文する商品情報の編集入力がなされ、注文確定ボタン341がクリック入力されると、商品の品名、単位名、発注数、備考を含む商品発注情報がサーバ10に送信される。サーバ10は、商品発注情報を端末装置20から受信して、商品の注文を受け付ける。サーバ10のCPU11は、例えば、通信部16を介して、商品発注情報を受信すると、担当者テーブル50、得意先テーブル60を参照し、商品注文内容を含むメールを作成し、送信元に対応する得意先及び営業担当者のメールアドレス54,64に送信する。
以上、本実施の形態によれば、サーバ10は、得意先と当該得意先を担当する営業担当者とを対応付けた得意先テーブル60と、得意先と当該得意先が注文する定番商品の情報とを対応付けた定番商品テーブル80と、を記憶部15に記憶し、営業担当者の操作に応じて端末装置20が通信接続した(営業担当者が端末装置20からログインした)場合に、当該営業担当者に対応する得意先が注文する定番商品を設定するための設定画面情報としての注文入力画面情報を生成して営業担当者の端末装置20に送信して表示させる。そして、サーバ10は、営業担当者の端末装置20で設定され、営業担当者の端末装置20から送信された定番商品の商品情報を受信して定番商品テーブル80に記憶する。そして、サーバ10は、得意先の操作に応じて端末装置20が通信接続した場合に、当該得意先に対応する定番商品の商品情報を定番商品テーブル80から読み出し、当該定番商品の商品情報を含む注文入力画面情報を得意先の端末装置20に送信して表示させる。
このため、得意先を担当する営業担当者が、当該得意先の端末装置20に表示される注文入力画面にデフォルト表示される定番商品の商品情報を設定できる。得意先の顧客は、定番商品の情報を自ら設定しなくても、端末装置20の注文入力画面に表示される定番商品の商品情報を参照してその発注数、備考を編集入力するだけで注文入力を行うことができ、注文入力を行う際の得意先の顧客の操作負担を低減することができる。
(第2の実施の形態)
図13〜図17を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では、1つの得意先に1パターンの定番商品を設定する構成であったが、第2の実施の形態では、1つの得意先に複数パターンの定番商品を設定可能な構成である。
第2の実施の形態の装置構成は、第1の実施の形態の商品注文システム1と同様である。但し、サーバ10の記憶部15には、第1の注文入力画面表示プログラム151、第1の定番商品保存プログラム152に代えて、第2の注文入力画面表示プログラム(図示略)、第2の定番商品保存プログラム(図示略)が記憶されているものとする。
次いで、図13を参照して、記憶部15に記憶されるテーブルを説明する。
図13(a)は、定番商品テーブル80aの構成を示す図である。
図13(b)は、定番商品情報テーブル90の構成を示す図である。
記憶部15には、定番商品テーブル80に代えて、定番商品テーブル80a及び定番商品情報テーブル90が記憶される。
図13(a)に示すように、定番商品テーブル80aは、定番商品テーブル80の項目と、定番コード88の項目と、を有する。定番コード88は、注文入力画面の商品情報表示欄に表示する定番商品のパターンの識別情報である。
図13(b)に示すように、定番商品情報テーブル90は、会社ID91と、得意先コード92と、定番コード93と、定番商品保存名94と、の項目を有する。
会社ID91、得意先コード92、定番コード93は、定番商品テーブル80aの会社ID81と、得意先コード82と、定番コード88と同様である。定番商品保存名94は、定番コード93の定番商品のパターンの保存名である。
次に、図14〜図17を参照して、本実施の形態の商品注文システム1の動作を説明する。
図14は、サーバ10で実行される第2の注文入力画面表示処理を示すフローチャートである。
図15は、定番商品選択画面360を示す図である。
図16は、サーバ10で実行される第2の定番商品保存処理を示すフローチャートである。
図17は、定番商品保存名入力画面370を示す図である。
端末装置20では、ブラウザ処理が実行されるものとする。先ず、図14及び図15を参照して、サーバ10で実行される第2の注文入力画面表示処理を説明する。サーバ10において、通信部16を介して端末装置20から、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてログイン要求を受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された第2の注文入力画面表示プログラムとの協働で、第2の注文入力画面表示処理を実行する。
図14に示すように、ステップS61〜S69は、第1の実施の形態の第1の注文入力画面表示処理のステップS21〜S29と同様である。得意先の定番商品がある場合(ステップS69;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された商品テーブル70及び定番商品テーブル80aを参照し、ステップS71で表示する注文入力画面情報に、対象の得意先に対応する先頭の定番商品の商品情報を含めるように設定する(ステップS70)。先頭の定番商品の商品情報とは、最も小さい定番コード88のレコードの定番商品の商品情報である。
そして、CPU11は、担当者テーブル50、得意先テーブル60、商品テーブル70、定番商品テーブル80aを参照し、それらの情報を用いて注文入力画面情報を生成し、生成した注文入力画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に注文入力画面330を表示させる(ステップS71)。得意先の定番商品がない場合(ステップS69;NO)、ステップS71に移行される。
ステップS71の処理により、図10に示すように、注文入力画面330が端末装置20に表示されるものとする。但し、本実施の形態において、定番商品表示ボタン337は、定番商品のパターンの変更を行うためのボタンであるものとする。端末装置20において、定番商品表示ボタン337のクリック入力による定番商品のパターンの変更が、操作部22を介して操作入力された場合に、その定番商品のパターンを選択するための定番商品選択要求が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。
そして、CPU11は、通信部16を介して、定番商品選択要求を端末装置20から受信したか否かを判別する(ステップS72)。定番商品選択要求を受信していない場合(ステップS72;NO)、ステップS72に移行される。
定番商品選択要求を受信した場合(ステップS72;YES)、CPU11は、定番商品選択画面情報を生成し、生成した定番商品選択画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に定番商品選択画面360を表示させる(ステップS73)。
ステップS73の処理により、図15に示すように、定番商品選択画面360が端末装置20に表示される。定番商品選択画面360は、定番商品表示欄361と、移動ボタン362と、削除ボタン363と、キャンセルボタン364と、選択ボタン365と、を有する。定番商品表示欄361は、登録済の定番商品のパターンの定番商品保存名をリスト表示する。定番商品表示欄361の定番商品保存名をクリック入力することで選択が可能である。
移動ボタン362は、定番商品表示欄361の選択した定番商品保存名を上下に移動するボタンである。定番商品表示欄361の上から下への順番が、定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90の定番コード88,93の値の順番に反映される。定番商品保存名を選択して定番商品表示欄361の先頭に移動し保存すると、次回以降、その先頭の定番商品保存名の定番商品のパターンが注文入力画面330にデフォルト表示される。
削除ボタン363は、定番商品表示欄361の選択した定番商品保存名を削除するボタンである。定番商品保存名の削除により、定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90の定番商品保存名94に対応するレコードが削除されるとともに、定番コード88,93の値が再編される。キャンセルボタン364は、定番商品表示欄361の選択中の定番商品保存名の選択をキャンセルするボタンである。
選択ボタン365は、定番商品表示欄361の定番商品保存名の選択を確定するボタンである。端末装置20において、選択ボタン365のクリック入力による定番商品のパターンの選択確定が、操作部22を介して操作入力された場合に、定番商品選択情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。定番商品選択情報には、定番商品表示欄361の選択確定した定番商品保存名の情報と、移動や削除した定番商品保存名の情報と、を含むものとする。
そして、CPU11は、通信部16を介して、定番商品選択情報を端末装置20から受信し、定番商品選択情報の定番商品保存名の移動、削除の情報に応じて、定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90のレコードを更新する(ステップS74)。そして、CPU11は、商品テーブル70、定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90を参照し、ステップS71で送信する注文入力画面情報に、定番商品選択情報の選択確定した定番商品保存名94に対応する商品情報を含めるように設定し(ステップS75)、ステップS71に移行する。ステップS75での商品情報は、選択された定番商品保存名94の定番コード93,88に対応する商品コード84の定番商品の品名73、画像75の画像、単位名85、発注数86、備考87である。
次いで、図16及び図17を参照して、サーバ10で実行される第2の定番商品保存処理を説明する。第2の定番商品保存処理は、第2の注文入力画面表示処理で表示された注文入力画面で、定番商品の設定及び保存を行う処理である。
サーバ10において、第2の注文入力画面表示処理のステップS71により注文入力画面情報が端末装置20に送信されたことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された第2の定番商品保存プログラムとの協働で、第2の定番商品保存処理を実行する。
図16に示すように、ステップS81〜S88は、第1の定番商品保存処理のステップS41〜S48と同様である。定番商品保存情報を受信した場合(ステップS88;YES)、CPU11は、定番商品保存名入力画面情報を生成し、生成した定番商品保存名入力画面情報を、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、端末装置20に定番商品保存名入力画面370を表示させる(ステップS89)。
ステップS89の処理により、図17に示すように、定番商品保存名入力画面370が端末装置20に表示される。定番商品保存名入力画面370は、定番商品保存名入力欄371と、キャンセルボタン372と、登録ボタン373と、を有する。定番商品保存名入力欄371は、定番商品のパターンの保存名である定番商品保存名の入力欄である。キャンセルボタン372は、定番商品保存名入力欄371の定番商品保存名入力をキャンセルするためのボタンである。登録ボタン373は、定番商品保存名入力欄371に入力した定番商品保存名を登録するためのボタンである。
端末装置20において、登録ボタン373のクリック入力による定番商品保存名入力欄371に入力した定番商品保存名の登録が、操作部22を介して操作入力された場合に、その定番商品のパターンを選択するための定番商品登録情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。定番商品登録情報は、定番商品保存名を含む。定番商品保存名は、例えば、「平日用」、「土曜日用」、「日曜日用」等の曜日や、月、季節等を示すものが設定される。
そして、CPU11は、通信部16を介して、定番商品登録情報を端末装置20から受信したか否かを判別する(ステップS90)。キャンセルボタン372のクリック入力により、定番商品登録情報を受信していない場合(ステップS90;NO)、ステップS85に移行される。
定番商品登録情報を受信した場合(ステップS90;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90を参照し、ログインした営業担当者又は得意先に対応する会社ID81,91及び得意先コード82,92の定番コード88,93に最小の新たな定番コードのレコードを追加し、そのレコードに、定番商品登録情報及び定番商品保存情報の商品情報を追加し(ステップS91)、ステップS85に移行する。より具体的には、定番商品登録情報の定番商品の定番商品保存名、定番商品保存情報の商品情報の行番号、品名の商品コード、単位名、発注数、備考が、新たなレコードの定番商品保存名94、行番号83、商品コード84、単位名85、発注数86、備考87に追加される。定番コード88,93は、新たな定番商品のパターンの商品情報追加に応じて、適宜再編される。なお、ステップS91の新たな定番コードは、最小の値以外のものにする構成としてもよい。
次いで、第2の注文入力画面表示処理、第2の定番商品保存処理の具体的な実行の流れを説明する。一例として、営業担当者が、得意先の定番商品を設定していない状態、つまり、定番商品テーブル80aの定番商品の情報が設定されていない状態を考える。
この状態で先ず、営業担当者は、端末装置20でブラウザ処理を実行し、サーバ10で第2の注文入力画面表示処理が実行される。第2の注文入力画面表示処理において、ステップS67,S68が実行され、ステップS69;NOであるので、ステップS71では、商品情報表示欄333に定番商品の商品情報が無い注文入力画面330が端末装置20に表示される。そして、サーバ10で第2の定番商品保存処理が実行され、定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90において、得意先に対応する新たな定番コード88,93のレコードに、定番商品のパターンの定番商品保存名、商品情報が設定される。このとき、ステップS72〜75により、営業担当者は、デフォルト表示用の定番商品のパターンの定番商品保存名を選択し、その商品情報を定番コード88,93を最小にして定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90に記憶及び設定してもよい。
そして、定番商品を設定した営業担当者の得意先が、端末装置20でブラウザ処理を実行し、サーバ10で第2の注文入力画面表示処理が実行される。第2の注文入力画面表示処理において、ステップS67,S68が実行されず、ステップS69;YESであるので、ステップS71では、商品情報表示欄333に、定番商品テーブル80aの定番コード88が先頭の定番商品のパターンの商品情報を有する注文入力画面330が端末装置20に表示される。
その後、ステップS72〜S75により、得意先が、商品情報を表示する定番商品のパターンの定番商品保存名を選択でき、その定番商品のパターンの商品情報を有する注文入力画面330を端末装置20に表示させることもできる。なお、営業担当者は、ステップS72〜S75により、商品情報を表示する定番商品のパターンの定番商品保存名を選択することも可能である。
以上、本実施の形態によれば、サーバ10は、1つの顧客に複数パターンの定番商品を設定できるように、営業担当者の操作に応じて営業担当者の端末装置20が通信接続した場合に、当該営業担当者に対応する顧客が注文する定番商品のパターンを複数設定するための設定画面情報としての注文入力画面情報を営業担当者の端末装置20に送信して表示させる。そして、サーバ10は、営業担当者の端末装置20で設定された定番商品のパターンの情報を複数受信して記憶部15の定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90に記憶する。そして、サーバ10は、得意先に対応する複数の定番商品のパターンの情報を定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90から読み出し、当該複数の定番商品のパターンの情報から表示する定番商品のパターンの情報を選択するための第1の選択画面情報としての定番商品選択画面情報を生成して得意先の端末装置20に送信して表示させる。
このため、得意先に関する営業担当者が、当該得意先の注文入力画面に表示するための複数の定番商品のパターンの情報を設定できる。得意先は、複数の定番商品のパターンの情報から任意の定番商品のパターンの情報を選択して表示できる。
また、サーバ10は、営業担当者に対応付けられて記憶された得意先のデフォルト表示の定番商品のパターンの情報を選択するための第2の選択画面情報としての定番商品選択画面情報を営業担当者の端末装置20に送信して表示させる。そして、サーバ10は、送信された定番商品選択画面情報を受信した営業担当者の端末装置20で設定され、営業担当者の端末装置20から送信された得意先のデフォルト表示の定番商品のパターンの選択情報を受信し、当該選択情報に応じて、当該得意先のデフォルト表示の定番商品のパターンの選択情報を最小の定番コードとして定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90に記憶する。
そして、サーバ10は、得意先の操作に応じて得意先の端末装置20が通信接続(ログイン)した場合に、当該得意先のデフォルト表示の定番商品のパターンの選択情報を定番商品テーブル80aから読み出し、当該デフォルト表示の定番商品のパターンの選択情報を含む注文入力画面情報を得意先の端末装置20に送信する。このため、営業担当者は、デフォルト表示する定番商品のパターンの情報を自在に選択設定できる。
(変形例)
図18〜図20を参照して、第2の実施の形態の変形例を説明する。第2の実施の形態では、1つの得意先に複数パターンの定番商品を設定し、その1つのパターンを選択してその商品情報を注文入力画面に表示する構成であったが、第2の実施形態の変形例では、1つの得意先に複数パターンの定番商品を設定すると共に、表示日時条件を満たす定番商品のパターンの商品情報を注文入力画面に表示する構成である。
図18は、定番商品情報テーブル90aを示す図である。第2の実施形態の変形例の装置構成は、第2の実施の形態の商品注文システム1と同様である。但し、サーバ10の記憶部15には、定番商品情報テーブル90に代えて、図18に示す定番商品情報テーブル90aが記憶されている。
定番商品情報テーブル90aは、定番商品情報テーブル90の各項目と、日時条件95、日時条件(日)96、日時条件(月)97、日時条件(火)98、日時条件(水)99、日時条件(木)100、日時条件(金)101、日時条件(土)102、日時条件(開始日)103、日時条件(終了日)104、日時条件(開始時刻)105、日時条件(終了時刻)106の項目と、を更に有する。
日時条件95は、定番商品に設定されている表示日時条件の種類を示す情報である。日時条件95が、「1」で曜日に関する表示日時条件が設定されており、「2」で期間に関する表示日時条件が設定されており、「3」で時間に関する表示日時条件が設定されており、「0」で表示日時条件が設定されていないことを示す。
日時条件(日)96、日時条件(月)97、日時条件(火)98、日時条件(水)99、日時条件(木)100、日時条件(金)101、日時条件(土)102は、各曜日に定番商品の表示をするか否かの情報である。日時条件(曜日)96〜102は、「1」で表示日時条件の設定がオンされており、「0」で表示日時条件の設定がオフされている。
日時条件(開始日)103は、定番商品の表示をする開始日の情報である。日時条件(終了日)104は、定番商品の表示をする終了日の情報である。日時条件(開始時刻)105は、定番商品の表示をする開始時刻の情報である。日時条件(終了時刻)104は、定番商品の表示をする終了時刻の情報である。
次に、図19及び図20を参照して、第2の実施形態の変形例の商品注文システム1の動作を説明する。
図19は、サーバ10で実行される第2の注文入力画面表示処理の変形例の一部を示すフローチャートである。
図20は、定番商品保存名及び表示日時条件入力画面380を示す図である。
先ず、図19を参照して、サーバ10で実行される第2の注文入力画面表示処理の変形例を説明する。第2の注文入力画面表示処理の変形例は、図14の第2の注文入力画面表示処理のステップS69,S70を、図19のステップS101〜S106に代えた処理である。この代えた部分についてのみ説明する。
ステップS68の後、又は受信したユーザIDが得意先に対応する場合(ステップS66;NO)、CPU11は、ループカウンタの変数iに初期値の1を代入する(ステップS101)。そして、CPU11は、記憶部15に記憶された定番商品情報テーブル90aを参照し、ログインした営業担当者又は得意先に対応する得意先コード92の定番コード93について、先頭からi番目のレコードがあるか否かを判別する(ステップS102)。
i番目の定番コード93のレコードがある場合(ステップS102;YES)、CPU11は、i番目の定番コード93のレコードの表示日時条件95〜106を読み出して取得する(ステップS103)。そして、CPU11は、計時部17から現在日時情報を取得し、現在日時情報がステップS103で取得した表示日時条件95〜106の範囲内であるか否かを判別する(ステップS104)。
表示日時条件95〜106の範囲内でない場合(ステップS104;NO)、CPU11は、変数iを1インクリメントし(ステップS105)、ステップS102に移行する。表示日時条件95〜106の範囲内である場合(ステップS104;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶された定番商品テーブル80aを参照し、注文入力画面情報に、ログインした営業担当者又は得意先に対応するi番目の定番コード88に対応する定番商品の商品情報を含めるように設定し(ステップS106)、ステップS71に移行する。i番目の定番コード93のレコードがない場合(ステップS102;NO)、ステップS71に移行される。
次いで、図20を参照して、サーバ10で実行される第2の定番商品保存処理の変形例を説明する。第2の定番商品保存処理の変形例は、図16の第2の定番商品保存処理のステップS89〜S91を変更したものであり、変更した部分を説明する。
本変形例の第2の定番商品保存処理のステップS89において、CPU11は、定番商品保存名及び表示日時条件入力画面情報を生成し、通信部16を介して、ブラウザ処理のステップS15の表示情報として、ログイン元の端末装置20に送信し、定番商品保存名及び表示日時条件入力画面を表示させる。
本変形例におけるステップS89の処理により、図20に示すように、定番商品保存名及び表示日時条件入力画面380が端末装置20に表示される。定番商品保存名及び表示日時条件入力画面380は、定番商品保存名入力欄381と、表示日時条件入力欄382と、キャンセルボタン383と、登録ボタン384と、を有する。定番商品保存名入力欄381は、定番商品保存名の入力欄である。表示日時条件入力欄382は、定番商品の表示日時条件の入力欄である。キャンセルボタン383は、定番商品保存名入力欄381、表示日時条件入力欄382の定番商品保存名及び表示日時条件の入力をキャンセルするためのボタンである。登録ボタン384は、定番商品保存名入力欄381、表示日時条件入力欄382に入力した定番商品保存名及び表示日時条件を登録するためのボタンである。
端末装置20において、登録ボタン384のクリック入力による定番商品保存名入力欄381、表示日時条件入力欄382に入力した定番商品保存名及び表示日時条件の登録が、操作部22を介して操作入力された場合に、その定番商品のパターンを選択するための定番商品登録情報が、ブラウザ処理のステップS13の操作情報としてサーバ10に送信される。定番商品登録情報は、定番商品保存名及び表示日時条件を含む。
ステップS91では、CPU11は、記憶部15に記憶された定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90aを参照し、ログインした営業担当者又は得意先に対応する会社ID81,91及び得意先コード82,92の定番コード88,93に最小の新たな定番コードのレコードを追加し、そのレコードに、定番商品登録情報及び定番商品保存情報の商品情報を追加する。より具体的には、定番商品登録情報の定番商品の定番商品保存名、表示日時条件と、定番商品保存情報の定番商品保存情報の行番号、品名の商品コード、単位名、発注数、備考とが、新たなレコードの定番商品保存名94、表示日時条件95〜106、行番号83、商品コード84、単位名85、発注数86、備考87に追加される。
以上、本変形例によれば、サーバ10は、営業担当者に対応付けられて記憶された得意先の定番商品の情報及び表示日時条件を設定するための第2の設定画面情報としての注文入力画面情報、定番商品保存名及び表示日時条件入力画面情報を営業担当者の端末装置20に送信して表示させる。そして、サーバ10は、送信された注文入力画面情報、定番商品保存名及び表示日時条件入力画面情報を受信した営業担当者の端末装置20で設定され、当該営業担当者の端末装置20から送信された得意先の定番商品の情報及び表示日時条件を受信して記憶部15の定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90aに記憶する。そして、サーバ10は、得意先に対応する定番商品の情報及び表示日時条件を定番商品テーブル80a、定番商品情報テーブル90aから読み出し、現在日時情報が当該表示日時条件を満たすか否かを判別し、満たす場合に、当該定番商品の情報を含む注文入力画面を表示するための第2の注文入力画面情報を生成して得意先の端末装置20に送信して表示させる。
このため、得意先を担当する営業担当者が、当該得意先の注文入力画面にデフォルト表示するための定番商品の情報及びその表示日時条件を設定できる。得意先は、現在日時情報が表示日時条件を満たす適切な定番商品の情報を参照できる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部15(ハードディスク)を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る表示制御装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態及び変形例では、商品卸会社毎に注文入力画面情報が同様のレイアウトである構成としたが、これに限定されるものではない。商品卸会社毎に注文入力画面情報等の表示情報が異なるレイアウトである構成としてもよい。
また、上記実施の形態における商品注文システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ネットワークを介して複数の端末装置に接続される表示制御装置であって、
顧客と当該顧客を担当する営業担当者とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
前記顧客と前記顧客が注文する定番商品の情報とを対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
前記営業担当者の操作に応じて第1の端末装置が通信接続した場合に、当該営業担当者に対応する顧客が注文する前記定番商品を設定するための設定画面情報を前記第1の端末装置に送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段により送信された前記設定画面情報を受信した前記第1の端末装置で設定され、前記第1の端末装置から送信された前記定番商品の商品情報を受信して前記第2の記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記顧客の操作に応じて第2の端末装置が通信接続した場合に、当該顧客に対応する前記定番商品の商品情報を前記第2の記憶手段から読み出し、前記定番商品の商品情報を含む注文入力画面情報を前記第2の端末装置に送信する第2の送信手段と、
を備える表示制御装置。
<請求項2>
前記第1の送信手段は、1つの顧客に複数パターンの定番商品を設定できるように、前記営業担当者の操作に応じて第1の端末装置が通信接続した場合に、当該営業担当者に対応する顧客が注文する前記定番商品のパターンを複数設定するための設定画面情報を前記第1の端末装置に送信し、
前記記憶制御手段は、前記第1の端末装置で設定された前記定番商品のパターンの情報を複数受信して前記第2の記憶手段に記憶し、
前記第2の送信手段は、前記顧客に対応する複数の定番商品のパターンの情報を前記第2の記憶手段から読み出し、当該複数の定番商品のパターンの情報から表示する定番商品のパターンの情報を選択するための第1の選択画面情報を前記第2の端末装置に送信する請求項1に記載の表示制御装置。
<請求項3>
前記第1の送信手段は、前記営業担当者に対応付けられて前記第1の記憶手段に記憶された顧客の前記定番商品のパターンの情報を選択するための第2の選択画面情報を前記第1の端末装置に送信し、
前記記憶制御手段は、前記第1の送信手段により送信された前記第2の選択画面情報を受信した前記第1の端末装置で設定され、前記第1の端末装置から送信された前記顧客の前記定番商品のパターンの選択情報を受信し、当該選択情報に応じて、当該顧客の前記定番商品のパターンの選択情報を前記第2の記憶手段に記憶し、
前記第2の送信手段は、前記顧客の操作に応じて前記第2の端末装置が通信接続した場合に、当該顧客の前記定番商品のパターンの選択情報を前記第2の記憶手段から読み出し、前記定番商品のパターンの選択情報を含む前記注文入力画面情報を前記第2の端末装置に送信する請求項2に記載の表示制御装置。
<請求項4>
前記第1の送信手段は、前記営業担当者に対応付けられて前記第1の記憶手段に記憶された顧客の定番商品の情報及び表示日時条件を設定するための第2の設定画面情報を前記第1の端末装置に送信し、
前記記憶制御手段は、前記第1の送信手段により送信された前記第2の設定画面情報を受信した前記第1の端末装置で設定され、前記第1の端末装置から送信された前記顧客の定番商品の情報及び表示日時条件を受信して前記第2の記憶手段に記憶し、
前記第2の送信手段は、前記顧客に対応する定番商品の情報及び表示日時条件を前記第2の記憶手段から読み出し、現在日時情報が当該表示日時条件を満たすか否かを判別し、満たす場合に、当該定番商品の情報を含む注文入力画面を表示するための第2の注文入力画面情報を前記第2の端末装置に送信する請求項1から3のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項5>
ネットワークを介して複数の端末装置に接続される表示制御装置のコンピュータを、
顧客と当該顧客を担当する営業担当者とを対応付けて記憶する第1の記憶手段、
前記顧客と前記顧客が注文する定番商品の情報とを対応付けて記憶する第2の記憶手段、
前記営業担当者の操作に応じて第1の端末装置が通信接続した場合に、当該営業担当者に対応する顧客が注文する前記定番商品を設定するための設定画面情報を前記第1の端末装置に送信する第1の送信手段、
前記第1の送信手段により送信された前記設定画面情報を受信した前記第1の端末装置で設定され、前記第1の端末装置から送信された前記定番商品の商品情報を受信して前記第2の記憶手段に記憶する記憶制御手段、
前記顧客の操作に応じて第2の端末装置が通信接続した場合に、当該顧客に対応する前記定番商品の商品情報を前記第2の記憶手段から読み出し、前記定番商品の商品情報を含む注文入力画面情報を前記第2の端末装置に送信する第2の送信手段、
として機能させるためのプログラム。