JP6739989B2 - リンクル模様塗膜の形成方法 - Google Patents
リンクル模様塗膜の形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6739989B2 JP6739989B2 JP2016091322A JP2016091322A JP6739989B2 JP 6739989 B2 JP6739989 B2 JP 6739989B2 JP 2016091322 A JP2016091322 A JP 2016091322A JP 2016091322 A JP2016091322 A JP 2016091322A JP 6739989 B2 JP6739989 B2 JP 6739989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- coating film
- mass
- wrinkle
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/28—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for wrinkle, crackle, orange-peel, or similar decorative effects
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D5/00—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
- B05D5/06—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain multicolour or other optical effects
- B05D5/061—Special surface effect
- B05D5/062—Wrinkled, cracked or ancient-looking effect
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D7/00—Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
- C09D7/40—Additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K2201/00—Specific properties of additives
- C08K2201/002—Physical properties
- C08K2201/005—Additives being defined by their particle size in general
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/01—Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
- C08K3/013—Fillers, pigments or reinforcing additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
- C08K3/36—Silica
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/40—Glass
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
で表されるオルガノシリケート、前記2種のオルガノシリケートのいずれか一方若しくは両者の縮合物又は該縮合物の部分加水分解物であるシリケート化合物、及び(F)脱水剤とを含有するベース塗料A1であって、(A)成分と(B)成分との質量比が固形分で、60/40〜90/10であり、(A)成分と(B)成分との合計固形分100質量部に対して、(C)成分の含有量が固形分で0.1〜5質量部、(D)成分の含有量が固形分で1〜30質量部、(E)成分の含有量が固形分で0.5〜10質量部、(F)成分の含有量が固形分で0.1〜10質量部であることを特徴とするベース塗料A1であるリンクル模様塗膜の形成方法に関するものである。
R1−Si−(OR2)3 (1)
(式中、R1はフェニル基又は炭素数1〜18のアルキル基であり、R2は炭素数が1〜6のアルキル基である。)
Si−(OR3)4 (2)
(式中、R3は炭素数が1〜6のアルキル基である。)
本発明に使用される微粒子シリカは、公知の微粒子シリカの中から適宜選択して使用できるが、微粒子シリカの平均粒径は、0.1〜40μmが好ましく、より好ましくは、1〜25μmである。平均粒径が0.1μmより小さいと、微粒子シリカのつやけし効果が得られず、予め工場等で形成された特定のリンクル模様塗膜を設置現場で再現できない場合がある。また、平均粒径が40μmを超えると、塗膜外観が低下する場合がある。ここで微粒子シリカとは、数十nmの一次粒子が凝集した凝集体である。
R1−Si−(OR2)3 (1)
(式中、R1はフェニル基又は炭素数1〜18のアルキル基であり、R2は炭素数が1〜6のアルキル基である。)
Si−(OR3)4 (2)
(式中、R3は炭素数が1〜6のアルキル基である。)
無機質繊維としては、例えば、サーフェストランドREV1、REV4、REV8(商品名、日本板硝子(株)製)、EGP200、EGP−200−10、EFH−100−31、EFH150−31(商品名、セントラル硝子(株)製)などが市販されている。
R1−Si−(OR2)3 (1)
Si−(OR3)4 (2)
一般式(1)中、R1はフェニル基又は炭素数1〜18のアルキル基であり、アルキル基の炭素数は、好ましくは1〜14であり、特に好ましくは1〜9である。R1で示される有機基の炭素数が18を超えたオルガノシリケート及び/又はその縮合物を用いると、塗膜にした際十分な表面配向性が得られないため塗膜表面が親水化せず、良好な耐汚染性能が得られないことがある。また、一般式(1)中のR2又は一般式(2)中のR3は、炭素数が1〜6のアルキル基であり、好ましくは炭素数が1〜3のアルキル基である。R2又はR3で示されるアルキル基の炭素数が6を超えたオルガノシリケート及び/又はその縮合物を用いると、加水分解速度が遅くなることがある。
上記一般式(2)の具体例としては、例えばテトラヒドロキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシラン、ジメトキシジエトキシシランなどが挙げられる。これらは1種又は2種以上組合せて使用できる。
(C)成分の含有量が0.1質量部未満では十分な硬化が行われず耐溶剤性が低下し、5質量部を超える場合は過剰な3級アミン化合物により、親水化剤の安定性が低下する。
(D)成分の含有量が1質量部未満では安定したリンクル模様の柄が形成できず、30質量部を超える場合は加工性が低下する。
(E)成分の含有量が0.5質量部未満では十分な表面親水化が行われないため、良好な耐汚染性能が得られず、10質量部を超える場合は耐水性能が低下する。
(F)成分の含有量が0.1質量部未満では、脱水作用が不十分であり、親水化剤の安定性が十分ではなく、10質量部を超える場合は、リンクル模様の柄安定性が得られない。
ディーンスタークトラップ付きのステンレス充填材を充填した還流管、温度計、撹拌装置を装備した反応容器にイソフタル酸22.6質量部、アジピン酸12.5質量部、ネオペンチルグリコール19.0質量部、トリメチロールプロパン7.4質量部を仕込み、150℃に昇温した後、200℃まで2時間かけて昇温し、さらに、230℃まで1時間かけて昇温して、キシレン2.5質量部を加えながら、樹脂酸価が10になるまで脱水縮合反応を行い、その後反応温度を140℃まで下げ、シクロヘキサノン36.0質量部を仕込み、外観として透明な水酸基含有ポリエステル樹脂溶液を得た。得られた水酸基含有ポリエステル樹脂溶液の特性は加熱残分が60.3質量%で25℃におけるガードナー粘度がYであった。また、GPCによるポリスチレン換算分子量は数平均分子量で3,250であり、水酸基価は78mgKOH/gであった。
反応容器にパラトルエンスルホン酸(PTSA)の50質量%イソプロパノール溶液72質量部とトリエチルアミン(TEA、沸点89.4℃)12.7質量部とを混合後、全体が均一になるまで攪拌し、ブロック化スルホン酸化合物(TEA/PTSAモル比(理論値)=0.6)を得た。
製造例1に示した水酸基含有ポリエステル樹脂を固形分で80質量部と酸化チタン80質量部と混合溶剤(ソルベッソ#100(エッソ(株)製、商品名:芳香族石油ナフサ)とシクロヘキサノンとを質量部で50/50に混合した溶剤)30質量部とをサンドミルを用いて、顔料の粒度が10μmになるまで分散した。その後、溶剤を除く各原料を固形分比で記載した表1に記載されているその他の原料をそれぞれ添加混合し、ベース塗料A1−1を得た。得られたベース塗料A1−1は、上記混合溶剤により、フォードカップNo.4(25℃)で120±10秒になるように粘度調整を行った。なお、表1に記載されている原料の配合量は質量部(固形分で表示)である。
表1に記載されている原料を用いて、製造例3と同様の方法にて、ベース塗料A1−2、A1−3を得た。得られたベース塗料A1−2、A1−3は、上記混合溶剤により、フォードカップNo.4(25℃)で120±10秒になるように粘度調整を行った。
ベース塗料(A1−1)100質量部をディスパーで攪拌しながら微粒子シリカA5質量部を徐々に加えて均一に混合し、実施例1の塗料組成物A2とした。
表2および表3に記載されているベース塗料A1と微粒子シリカをそれぞれ実施例1と同様の方法で均一に混合し、実施例2〜27および比較例1〜15の塗料組成物A2とした。なお、比較例5及び6では微粒子シリカの代わりに樹脂粒子、無機ガラス粒子をそれぞれ用いた。
塗布型クロメート処理を施された板厚0.27mmのガルバリウム鋼板に、エポキシ樹脂系のプライマー(プレカラープライマー HP301、商品名、BASFジャパン(株)製)を乾燥塗膜厚が5μmになるようにロールコーターで塗装し、PMT(塗布板最高到達温度)が200℃になるような40秒間の条件で焼き付けた。次に、ベース塗料A1−1をロールコーターにて、乾燥塗膜厚が20μmとなるように塗装し、PMTが230℃になるような50秒間の条件で焼き付け、標準塗膜1とした。
ベース塗料A1−2を用いて、標準塗膜1の作成と同様の方法にて、標準塗膜2を作成した。
ベース塗料A1−3を用いて、標準塗膜1の作成と同様の方法にて、標準塗膜3を作成した。
塗布型クロメート処理を施された板厚0.27mmのガルバリウム鋼板に、エポキシ樹脂系のプライマープレカラープライマー HP301を乾燥塗膜厚が5μmになるようにロールコーターで塗装し、PMT(塗布板最高到達温度)が200℃になるような40秒間の条件で焼き付けた。次に、実施例1〜27及び比較例1〜14の塗料組成物A2を混合溶剤(ソルベッソ#100(エッソ(株)製、商品名:芳香族石油ナフサ)とシクロヘキサノンとを質量部で50/50に混合した溶剤)により、フォードカップNo.4(25℃)で20±5秒になるように粘度調整を行い、エアースプレーにて、乾燥塗膜厚が0〜25μmとなるように傾斜塗装し、熱風乾燥炉を用いてPMTが表2及び表3に記載の温度になるような50秒間の条件で焼き付けた。評価結果を表2及び表3に示す。
*1 微粒子シリカA: サイロイドC807、(商品名、グレースジャパン(株)製、平均粒径7μm)
*2 微粒子シリカB: SFP−20M、(商品名、デンカ(株)製、平均粒径0.3μm)
*3 微粒子シリカC: #200、(商品名、(株)丸東製、平均粒径36μm)
*4 微粒子シリカD: サイロイドC803、(商品名、グレースジャパン(株)製、平均粒径3μm)
*5 微粒子シリカE: #250、(商品名、(株)丸東、平均粒径22μm)
*6 微粒子シリカF: gicaster(43−00−501)、(商品名、コアフロント(株)製、平均粒径0.05μm)
*7 微粒子シリカG: #100、(商品名、(株)丸東製、平均粒径50μm)
*8 樹脂粒子: MBX−20、(商品名、積水化成品工業(株)製、平均粒径 20μm)
*9 無機ガラス粒子: EGB731、(商品名、ポッターズ・バロティーニ(株)製、平均粒径 20μm)(無機ガラス粒子は単独の粒子で構成され、凝集体により構成されていない)
*10 メラミン樹脂: サイメル303(ヘキサメトキシメチル化メラミン、商品名、日本サイテックインダストリーズ(株)製、固形分100質量%)
*11 脱水剤: OFE(オルソ蟻酸エチルエステル、商品名、日宝化学(株)製、固形分98質量%)
*12 シリケート化合物: MKCシリケートMS56(メチルシリケート、商品名、三菱化学(株)製)
*13 有機樹脂粒子: MBX−30(架橋ポリメタクリル酸メチル、商品名、積水化成品工業(株)製、平均粒径30μm)
*14 無機質繊維: サーフェストランドREV−4(商品名、日本板硝子(株)製、平均直径13μm、平均長さ70μm)
塗膜外観
塗膜外観の評価は、試験片のリンクル塗膜の乾燥膜厚が20±1μmとなる評価部位1と5±1μmとなる評価部位2の2箇所で試験片のリンクル模様を標準塗膜のリンクル模様と比較して、次のように目視にて評価した。
◎:非常に良好(標準塗膜との目視差が小さく、目立たない)
○:良好(標準塗膜との目視差が認められるが、目立たない)
△:悪い(標準塗膜との目視差が認められ、目立つ)
×:非常に悪い(標準塗膜との目視差が大きく認められ、非常に目立つ)
Claims (4)
- 工場施工でベース塗料A1を塗布して形成される特定のリンクル模様塗膜と同様のリンクル塗膜模様を現場施工で形成するリンクル模様塗膜の形成方法であって、前記ベース塗料A1に前記ベース塗料A1の固形分100質量部に対して0.1〜20質量部の平均粒径が0.1μm〜40μmである微粒子シリカを別途添加した塗料組成物A2をリンクル塗膜模様の対象部材の設置現場において該対象部材に塗布して加熱硬化することを特徴とし、前記ベース塗料A1が、
(A)水酸基価が5〜200mgKOH/g、数平均分子量500〜20000である水酸基含有ポリエステル樹脂、
(B)ヘキサキスアルコキシメチル化メラミン樹脂、及び
(C)沸点が50〜300℃の3級アミン化合物でブロックされたブロック化スルホン酸化合物、
を含有し、
(A)成分と(B)成分との質量比が固形分で、60/40〜90/10であり、(A)成分と(B)成分との合計固形分100質量部に対して、(C)成分の含有量が固形分で0.1〜5質量部であることを特徴とするベース塗料A1である、リンクル模様塗膜の形成方法。 - 工場施工でベース塗料A1を塗布して形成される特定のリンクル模様塗膜と同様のリンクル塗膜模様を現場施工で形成するリンクル模様塗膜の形成方法であって、前記ベース塗料A1に前記ベース塗料A1の固形分100質量部に対して0.1〜20質量部の平均粒径が0.1μm〜40μmである微粒子シリカを別途添加した塗料組成物A2をリンクル塗膜模様の対象部材の設置現場において該対象部材に塗布して加熱硬化することを特徴とし、該ベース塗料A1が、
(A)水酸基価が5〜200mgKOH/g、数平均分子量500〜20000である水酸基含有ポリエステル樹脂、
(B)ヘキサキスアルコキシメチル化メラミン樹脂、
(C)沸点が50〜300℃の3級アミン化合物でブロックされたブロック化スルホン酸化合物、及び、
(D)(a)平均粒径40μm以下の有機樹脂粒子、(b)平均粒径100μm以下の無機質ガラス粒子、(c)平均長さ300μm以下の無機質繊維から選ばれた少なくとも1種とを含有するベース塗料A1であって、
(A)成分と(B)成分との質量比が固形分で、60/40〜90/10であり、(A)成分と(B)成分との合計固形分100質量部に対して、(C)成分の含有量が固形分で0.1〜5質量部、(D)成分の含有量が固形分で1〜30質量部であることを特徴とするベース塗料A1である、リンクル模様塗膜の形成方法。 - 工場施工でベース塗料A1を塗布して形成される特定のリンクル模様塗膜と同様のリンクル塗膜模様を現場施工で形成するリンクル模様塗膜の形成方法であって、前記ベース塗料A1に前記ベース塗料A1の固形分100質量部に対して0.1〜20質量部の平均粒径が0.1μm〜40μmである微粒子シリカを別途添加した塗料組成物A2をリンクル塗膜模様の対象部材の設置現場において該対象部材に塗布して加熱硬化することを特徴とし、該ベース塗料A1が、
(A)水酸基価が5〜200mgKOH/g、数平均分子量500〜20000である水酸基含有ポリエステル樹脂、
(B)ヘキサキスアルコキシメチル化メラミン樹脂、
(C)スルホン酸に対してモル比が0.2〜0.9である、沸点が50〜300℃の3級アミン化合物でブロックされたブロック化スルホン酸化合物、
(D)(a)平均粒径40μm以下の有機樹脂粒子、(b)平均粒径100μm以下の無機質ガラス粒子、(c)平均長さ300μm以下の無機質繊維から選ばれた少なくとも1種と、
(E)一般式(1)で表されるオルガノシリケート
R1−Si−(OR2)3 (1)
(式中、R1はフェニル基又は炭素数1〜18のアルキル基であり、R2は炭素数が1〜6のアルキル基である。)、及び一般式(2)で表されるオルガノシリケート
Si−(OR3)4 (2)
(式中、R3は炭素数が1〜6のアルキル基である。)、前記2種のオルガノシリケートのいずれか一方若しくは両者の縮合物又は該縮合物の部分加水分解物であるシリケート化合物、及び
(F)脱水剤
とを含有するベース塗料A1であって、
(A)成分と(B)成分との質量比が固形分で、60/40〜90/10であり、(A)成分と(B)成分との合計固形分100質量部に対して、(C)成分の含有量が固形分で0.1〜5質量部、(D)成分の含有量が固形分で1〜30質量部、(E)成分の含有量が固形分で0.5〜10質量部、(F)成分の含有量が固形分で0.1〜10質量部であることを特徴とするベース塗料A1である、リンクル模様塗膜の形成方法。 - 該塗料組成物A2をリンクル塗膜模様の対象部材の設置現場において該対象部材にハケ塗り、および/または、スプレー塗装により塗布して加熱硬化することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のリンクル模様塗膜の形成方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016091322A JP6739989B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | リンクル模様塗膜の形成方法 |
PCT/EP2017/059790 WO2017186714A1 (en) | 2016-04-28 | 2017-04-25 | Method of forming wrinkle finish coating on a metal substrate |
ARP170101062A AR109453A1 (es) | 2016-04-28 | 2017-04-26 | Método para formar un revestimiento de acabado con arrugas sobre un sustrato metálico y método para repararlo en el sitio de instalación |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016091322A JP6739989B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | リンクル模様塗膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017196589A JP2017196589A (ja) | 2017-11-02 |
JP6739989B2 true JP6739989B2 (ja) | 2020-08-12 |
Family
ID=58671602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016091322A Active JP6739989B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | リンクル模様塗膜の形成方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6739989B2 (ja) |
AR (1) | AR109453A1 (ja) |
WO (1) | WO2017186714A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7385253B2 (ja) * | 2019-09-30 | 2023-11-22 | ナトコ株式会社 | 塗装物の製造方法および塗料組成物 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611879B2 (ja) | 1986-01-28 | 1994-02-16 | 日本油脂株式会社 | ちぢみ塗料 |
JPS62205173A (ja) | 1986-03-03 | 1987-09-09 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | ちぢみ塗料 |
JPH0619079B2 (ja) | 1987-07-27 | 1994-03-16 | 日本油脂株式会社 | ちぢみ塗料 |
JP3124072B2 (ja) * | 1991-08-08 | 2001-01-15 | 関西ペイント株式会社 | ちぢみ塗料組成物 |
JP3218253B2 (ja) | 1992-05-22 | 2001-10-15 | 関西ペイント株式会社 | 塗料組成物 |
JPH10195346A (ja) | 1996-11-14 | 1998-07-28 | Nippon Paint Co Ltd | ちぢみ塗料 |
JPH10265732A (ja) | 1997-03-26 | 1998-10-06 | Nippon Paint Co Ltd | ちぢみ模様形成塗料 |
JPH11172163A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Kansai Paint Co Ltd | ちぢみ塗料組成物 |
JPH11290769A (ja) | 1998-04-14 | 1999-10-26 | Sekisui House Ltd | 意匠性塗膜の形成方法及び補修方法並びに模様転写シート |
JP4255998B2 (ja) | 1998-09-01 | 2009-04-22 | 関西ペイント株式会社 | 塗料組成物及びこれを用いた塗装金属板 |
JP2002102791A (ja) | 2000-10-04 | 2002-04-09 | Kansai Paint Co Ltd | 模様塗膜の補修方法 |
JP2002146280A (ja) | 2000-11-17 | 2002-05-22 | Kansai Paint Co Ltd | 意匠性塗料組成物 |
JP2005066440A (ja) | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Nippon Yushi Basf Coatings Kk | ちぢみ模様塗膜形成方法及び塗装物品 |
JP5188072B2 (ja) | 2007-02-09 | 2013-04-24 | 東洋製罐株式会社 | ちぢみ模様塗料組成物及びそれを塗布した意匠金属容器 |
JP4416011B2 (ja) * | 2007-05-28 | 2010-02-17 | Basfコーティングスジャパン株式会社 | ちぢみ模様塗料用樹脂組成物 |
JP4561854B2 (ja) * | 2008-03-27 | 2010-10-13 | Basfコーティングスジャパン株式会社 | ちぢみ模様塗料用樹脂組成物 |
-
2016
- 2016-04-28 JP JP2016091322A patent/JP6739989B2/ja active Active
-
2017
- 2017-04-25 WO PCT/EP2017/059790 patent/WO2017186714A1/en active Application Filing
- 2017-04-26 AR ARP170101062A patent/AR109453A1/es unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2017186714A1 (en) | 2017-11-02 |
JP2017196589A (ja) | 2017-11-02 |
AR109453A1 (es) | 2018-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5074056B2 (ja) | 上塗塗料組成物 | |
JP5074055B2 (ja) | 上塗塗料組成物 | |
JPH06508391A (ja) | 顔料/バインダー比の高いポリエステルをベースとするコーティング用組成物 | |
KR101432175B1 (ko) | 피씨엠 컬러강판 제조용 피씨엠 도료 조성물 및 이에 의해 제조된 스톤매트형 컬러강판 | |
JP6490831B2 (ja) | 塗装金属板およびその製造方法 | |
JP2005139343A (ja) | 熱硬化性塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品 | |
JPH10503787A (ja) | 硬化性樹脂組成物、塗料組成物、塗膜形成方法及び塗装物 | |
JP6469749B2 (ja) | 塗装金属板用塗料 | |
JP4416011B2 (ja) | ちぢみ模様塗料用樹脂組成物 | |
JP6739989B2 (ja) | リンクル模様塗膜の形成方法 | |
JP4561854B2 (ja) | ちぢみ模様塗料用樹脂組成物 | |
JP6939142B2 (ja) | 金属板用塗料およびこれを用いた塗装金属板の製造方法 | |
US10822518B2 (en) | Curable coating compositions using succinic acid | |
JP6412532B2 (ja) | 塗装金属板の製造方法 | |
KR101467324B1 (ko) | 이소비드를 포함하는 폴리에스테르 수지 및 이를 포함하는도료 | |
JP6612705B2 (ja) | 塗装金属板の製造方法 | |
JPH08196991A (ja) | 加工性、耐汚染性に優れた塗装鋼板 | |
JP3994493B2 (ja) | 塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品 | |
JPH08245905A (ja) | 耐汚染性に優れた塗膜を形成できる塗料組成物 | |
JP2024124749A (ja) | 塗装金属板の製造方法および塗装金属板の製造装置 | |
KR20210110095A (ko) | 분체도료 조성물 | |
KR20230168441A (ko) | 분체도료 조성물 | |
KR20240115988A (ko) | 분체도료 조성물 | |
JP2006016485A (ja) | 塗料組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170424 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20170424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170424 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200114 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6739989 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |