JP2002102791A - 模様塗膜の補修方法 - Google Patents
模様塗膜の補修方法Info
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- JP2002102791A JP2002102791A JP2000304266A JP2000304266A JP2002102791A JP 2002102791 A JP2002102791 A JP 2002102791A JP 2000304266 A JP2000304266 A JP 2000304266A JP 2000304266 A JP2000304266 A JP 2000304266A JP 2002102791 A JP2002102791 A JP 2002102791A
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- coating
- repairing
- building
- coating film
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な作業でかつ模様一致性の良好な模様塗膜
の補修方法に関する。 【構成】実塗装と同一の環境及び条件で粘着シートに模
様塗装を行ない、それをすでに実塗装された模様塗膜面
の被補修部分に貼着することを特徴とする模様塗膜補修
方法、及び建造物に塗料を模様塗装する現場において、
建造物に模様塗装を行なうと同時に、粘着シート面にも
それと同じ条件で模様塗装を行ない、そのシートを建造
物に塗装した模様塗膜の被補修部分に貼着することを特
徴とする模様塗膜補修方法。
の補修方法に関する。 【構成】実塗装と同一の環境及び条件で粘着シートに模
様塗装を行ない、それをすでに実塗装された模様塗膜面
の被補修部分に貼着することを特徴とする模様塗膜補修
方法、及び建造物に塗料を模様塗装する現場において、
建造物に模様塗装を行なうと同時に、粘着シート面にも
それと同じ条件で模様塗装を行ない、そのシートを建造
物に塗装した模様塗膜の被補修部分に貼着することを特
徴とする模様塗膜補修方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な作業でかつ
模様一致性の良好な模様塗膜の補修方法に関する。
模様一致性の良好な模様塗膜の補修方法に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】一般住宅、ビル、塀などの建
造物の壁面に着色塗料を斑点状、大理石調などの模様に
塗装して仕上げることは意匠性向上のためによく行なわ
れている。そして、塗装直後や時間経過後にこの模様塗
膜がキズついたり剥がれたりすることがあり、美感の維
持及び塗膜保護のために、その部分を補修塗装すること
の必要性が比較的多く発生する。
造物の壁面に着色塗料を斑点状、大理石調などの模様に
塗装して仕上げることは意匠性向上のためによく行なわ
れている。そして、塗装直後や時間経過後にこの模様塗
膜がキズついたり剥がれたりすることがあり、美感の維
持及び塗膜保護のために、その部分を補修塗装すること
の必要性が比較的多く発生する。
【０００３】従来、模様塗膜の補修方法として、その模
様塗膜を形成したのと同じ塗料を用いて被補修部分に直
接再塗装するか、又は筆指し、タンポ塗りなどにより行
なっている。しかしながら、前者の方法では、時間経過
した後では前回と同じ塗料を調製することが困難であ
り、しかも前回と同一又は近似した条件で塗装しても非
補修部分との模様一致性が十分でなく、後者では補修面
積が広くなると多大の労力と時間を要するという欠陥を
有している。
様塗膜を形成したのと同じ塗料を用いて被補修部分に直
接再塗装するか、又は筆指し、タンポ塗りなどにより行
なっている。しかしながら、前者の方法では、時間経過
した後では前回と同じ塗料を調製することが困難であ
り、しかも前回と同一又は近似した条件で塗装しても非
補修部分との模様一致性が十分でなく、後者では補修面
積が広くなると多大の労力と時間を要するという欠陥を
有している。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、模様塗膜の補
修における上記した欠陥を解消し、簡単な作業でかつ模
様一致性の良好な補修方法に関し、その特徴は、実塗装
と同一の環境及び条件で粘着シートに模様塗装を行なっ
ておき、それを模様塗膜の補修部分に貼着するところに
ある。その結果、目的を達成することができた。
修における上記した欠陥を解消し、簡単な作業でかつ模
様一致性の良好な補修方法に関し、その特徴は、実塗装
と同一の環境及び条件で粘着シートに模様塗装を行なっ
ておき、それを模様塗膜の補修部分に貼着するところに
ある。その結果、目的を達成することができた。
【０００５】すなわち、本発明は、実塗装と同一の環境
及び条件で粘着シートに模様塗装を行ない、それをすで
に実塗装された模様塗膜面の被補修部分に貼着すること
を特徴とする模様塗膜補修方が提供される。
及び条件で粘着シートに模様塗装を行ない、それをすで
に実塗装された模様塗膜面の被補修部分に貼着すること
を特徴とする模様塗膜補修方が提供される。
【０００６】さらに、本発明は、建造物に塗料を模様塗
装する現場において、建造物に模様塗装を行なうと同時
に、粘着シート面にもそれと同じ条件で模様塗装を行な
い、そのシートを建造物に塗装した模様塗膜の被補修部
分に貼着することを特徴とする模様塗膜補修方法も提供
される。
装する現場において、建造物に模様塗装を行なうと同時
に、粘着シート面にもそれと同じ条件で模様塗装を行な
い、そのシートを建造物に塗装した模様塗膜の被補修部
分に貼着することを特徴とする模様塗膜補修方法も提供
される。
【０００７】
【発明の実施の態様】本発明における模様塗膜とは、例
えば、色調及び（又は）光沢が異なる２種以上の着色塗
料を用いて、斑点模様、糸状模様、グラデーション模
様、縮み模様、凹凸模様、亀裂模様、ユズ肌模様、多彩
模様、大理石調模様などに仕上げた塗膜のことであり、
これらの模様塗膜はスプレー塗装、静電塗装、ローラー
塗装などにより、それ自体既知の方法で形成することが
できる。これらの模様塗膜は、一般住宅、ビル、塀など
の建造物の外壁、内壁、天井などに施されていることが
多い。
えば、色調及び（又は）光沢が異なる２種以上の着色塗
料を用いて、斑点模様、糸状模様、グラデーション模
様、縮み模様、凹凸模様、亀裂模様、ユズ肌模様、多彩
模様、大理石調模様などに仕上げた塗膜のことであり、
これらの模様塗膜はスプレー塗装、静電塗装、ローラー
塗装などにより、それ自体既知の方法で形成することが
できる。これらの模様塗膜は、一般住宅、ビル、塀など
の建造物の外壁、内壁、天井などに施されていることが
多い。
【０００８】本発明は、このような模様塗膜に発生した
欠陥部分を補修するための方法であり、その特徴は実塗
装と同一の環境及び条件で粘着シートに模様塗装を行な
い、それを模様塗膜の被補修部分に貼着するところにあ
る。
欠陥部分を補修するための方法であり、その特徴は実塗
装と同一の環境及び条件で粘着シートに模様塗装を行な
い、それを模様塗膜の被補修部分に貼着するところにあ
る。
【０００９】まず、シート状基材の片面に離型剤を塗布
して離型剤層を形成し、さらにその離型剤層の表面に粘
着剤を塗装してなる粘着剤シートを調製する。シート状
基材は紙、布、プラスチック、金属などの折り曲げが自
由に行なえる柔軟性を有していることが好ましく、その
厚さは１０μｍ〜２ｍｍ程度が適している。離型剤とし
て、例えば、ワックス、シリコン樹脂、フッ素樹脂など
の既知のものが使用でき、離型剤層の膜厚は約１〜１０
０μｍ、特に３〜５０μｍが適している。ついで、この
離型剤層の表面に、天然ゴム、アクリル樹脂、エチレン
／酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエステル、
シリコンゴム、フッ素ゴム、ポリビニルブチラールなど
の既知の感圧性粘着剤を塗布して粘着剤層を形成するこ
とにより、粘着剤シートが得られる。粘着剤層の膜厚は
約１０〜１０００μｍ、特に２０〜５００μｍが適して
いる。
して離型剤層を形成し、さらにその離型剤層の表面に粘
着剤を塗装してなる粘着剤シートを調製する。シート状
基材は紙、布、プラスチック、金属などの折り曲げが自
由に行なえる柔軟性を有していることが好ましく、その
厚さは１０μｍ〜２ｍｍ程度が適している。離型剤とし
て、例えば、ワックス、シリコン樹脂、フッ素樹脂など
の既知のものが使用でき、離型剤層の膜厚は約１〜１０
０μｍ、特に３〜５０μｍが適している。ついで、この
離型剤層の表面に、天然ゴム、アクリル樹脂、エチレン
／酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエステル、
シリコンゴム、フッ素ゴム、ポリビニルブチラールなど
の既知の感圧性粘着剤を塗布して粘着剤層を形成するこ
とにより、粘着剤シートが得られる。粘着剤層の膜厚は
約１０〜１０００μｍ、特に２０〜５００μｍが適して
いる。
【００１０】次に、この粘着剤シートの粘着剤層の面
に、実塗装と同一の環境及び条件で模様塗装を行なう。
具体的には、実際に塗装を行なう一般住宅、ビル、塀な
どの建造物の外壁、内壁、天井などに、又はその近傍
に、上記の粘着剤シートを設置しておき、これらの壁面
に模様塗装を行なうのと全く同様にして粘着剤シートの
粘着剤層にも模様塗装を行なう。つまり、建造物の壁面
などと粘着剤層面には同一の塗料、条件、環境でほぼ同
時期に模様塗装が行なわれるので、この両者に形成され
る塗膜の模様が完全もしくは極めて近似しており、両者
間に模様の差違は全く又は殆ど認められない。また、粘
着剤層表面への模様塗装が、実際の塗装現場と同様な環
境、条件を再現して行なうことが可能であれば、塗装現
場ではなく、別の場所で粘着剤シートの粘着剤層に模様
塗装を行なっても差し支えない。
に、実塗装と同一の環境及び条件で模様塗装を行なう。
具体的には、実際に塗装を行なう一般住宅、ビル、塀な
どの建造物の外壁、内壁、天井などに、又はその近傍
に、上記の粘着剤シートを設置しておき、これらの壁面
に模様塗装を行なうのと全く同様にして粘着剤シートの
粘着剤層にも模様塗装を行なう。つまり、建造物の壁面
などと粘着剤層面には同一の塗料、条件、環境でほぼ同
時期に模様塗装が行なわれるので、この両者に形成され
る塗膜の模様が完全もしくは極めて近似しており、両者
間に模様の差違は全く又は殆ど認められない。また、粘
着剤層表面への模様塗装が、実際の塗装現場と同様な環
境、条件を再現して行なうことが可能であれば、塗装現
場ではなく、別の場所で粘着剤シートの粘着剤層に模様
塗装を行なっても差し支えない。
【００１１】さらに、建造物に直接塗装するのではな
く、あらかじめ工場で模様塗装しておき、それを現場で
建造物に取り付けるいわゆるプレコート方式では、その
工場での塗装時において、粘着剤シートの粘着剤層にも
同時に模様塗装を行なうことにより本発明が実施でき
る。
く、あらかじめ工場で模様塗装しておき、それを現場で
建造物に取り付けるいわゆるプレコート方式では、その
工場での塗装時において、粘着剤シートの粘着剤層にも
同時に模様塗装を行なうことにより本発明が実施でき
る。
【００１２】このようにして粘着剤シートの粘着剤層の
面に模様塗膜を形成し、所定の条件でその塗膜を乾燥硬
化してから、離型紙から模様塗膜と共に粘着剤層を剥離
し、それを適当な大きさに裁断し、建造物に塗装した模
様塗膜の被補修部分に貼着することにより本発明による
補修塗装が行なわれる。貼着するにあたり、被補修部分
を必要に応じて清浄、研磨しておくことが好ましい。粘
着剤層に形成した塗膜の模様は補修する建造物にすでに
塗装されている模様と同一又は極めて近似しているの
で、補修した部分とその周囲の塗膜の模様とに差違がな
く、しかも補修作業が極めて簡単で、塗装作業を全く必
要としないために周囲に塗料を飛散させることなしに、
初心者でも容易に行なうことができる。
面に模様塗膜を形成し、所定の条件でその塗膜を乾燥硬
化してから、離型紙から模様塗膜と共に粘着剤層を剥離
し、それを適当な大きさに裁断し、建造物に塗装した模
様塗膜の被補修部分に貼着することにより本発明による
補修塗装が行なわれる。貼着するにあたり、被補修部分
を必要に応じて清浄、研磨しておくことが好ましい。粘
着剤層に形成した塗膜の模様は補修する建造物にすでに
塗装されている模様と同一又は極めて近似しているの
で、補修した部分とその周囲の塗膜の模様とに差違がな
く、しかも補修作業が極めて簡単で、塗装作業を全く必
要としないために周囲に塗料を飛散させることなしに、
初心者でも容易に行なうことができる。
【００１３】
【実施例】次に、本発明に関する実施例について説明す
る。塗膜の膜厚は乾燥又は硬化した塗膜についてであ
る。
る。塗膜の膜厚は乾燥又は硬化した塗膜についてであ
る。
【００１４】実施例 １ 厚さ２０μｍのプラスチックシート（大きさ５０×５０
ｃｍ）の片面にワックス系離型剤を膜厚約１０μｍに塗
装し、ついで、この離型剤層の表面にアクリル樹脂系の
感圧性粘着剤を厚さ４０μｍに塗布して粘着剤層を形成
せしめてなる粘着剤シートを使用した。
ｃｍ）の片面にワックス系離型剤を膜厚約１０μｍに塗
装し、ついで、この離型剤層の表面にアクリル樹脂系の
感圧性粘着剤を厚さ４０μｍに塗布して粘着剤層を形成
せしめてなる粘着剤シートを使用した。
【００１５】一般住宅の外壁に白色及び黒色の水性アク
リル・シリコン樹脂系塗料を内部混合型スプレー塗装機
により塗装すると同時に、それと全く同一の条件で上記
の粘着剤シートの粘着剤層の表面に塗装を行なった。こ
の両塗膜を常温で２４時間乾燥させてから、外壁に塗装
した模様塗膜で発生した欠陥部分（引っ掻きキズなど）
とその周辺部を研磨して平滑にしておき、一方、粘着剤
シートから剥離した模様塗膜と粘着剤層からなる複層塗
膜を適宜の大きさに裁断し、それを外壁における研磨部
分に貼着することにより、本発明による補修塗装が達成
された。その結果、補修した部分の模様塗膜と補修しな
い非補修部分の模様塗膜との間に模様の差違は全く認め
られなかった。
リル・シリコン樹脂系塗料を内部混合型スプレー塗装機
により塗装すると同時に、それと全く同一の条件で上記
の粘着剤シートの粘着剤層の表面に塗装を行なった。こ
の両塗膜を常温で２４時間乾燥させてから、外壁に塗装
した模様塗膜で発生した欠陥部分（引っ掻きキズなど）
とその周辺部を研磨して平滑にしておき、一方、粘着剤
シートから剥離した模様塗膜と粘着剤層からなる複層塗
膜を適宜の大きさに裁断し、それを外壁における研磨部
分に貼着することにより、本発明による補修塗装が達成
された。その結果、補修した部分の模様塗膜と補修しな
い非補修部分の模様塗膜との間に模様の差違は全く認め
られなかった。
Claims (2)
- 【請求項１】実塗装と同一の環境及び条件で粘着シート
に模様塗装を行ない、それをすでに実塗装された模様塗
膜面の被補修部分に貼着することを特徴とする模様塗膜
補修方法。 - 【請求項２】建造物に塗料を模様塗装する現場におい
て、建造物に模様塗装を行なうと同時に、粘着シート面
にもそれと同じ条件で模様塗装を行ない、そのシートを
建造物に塗装した模様塗膜の被補修部分に貼着すること
を特徴とする模様塗膜補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000304266A JP2002102791A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 模様塗膜の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000304266A JP2002102791A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 模様塗膜の補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002102791A true JP2002102791A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18785339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000304266A Pending JP2002102791A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 模様塗膜の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002102791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017186714A1 (en) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | Akzo Nobel Coatings International B.V. | Method of forming wrinkle finish coating on a metal substrate |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000304266A patent/JP2002102791A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017186714A1 (en) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | Akzo Nobel Coatings International B.V. | Method of forming wrinkle finish coating on a metal substrate |
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