JPH08239979A - 擬似タイル模様の形成法 - Google Patents

擬似タイル模様の形成法

Info

Publication number
JPH08239979A
JPH08239979A JP7076795A JP7076795A JPH08239979A JP H08239979 A JPH08239979 A JP H08239979A JP 7076795 A JP7076795 A JP 7076795A JP 7076795 A JP7076795 A JP 7076795A JP H08239979 A JPH08239979 A JP H08239979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
paper
forming
bench
tile pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7076795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Matsuoka
義和 松岡
Koji Sahashi
孝治 佐橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
Priority to JP7076795A priority Critical patent/JPH08239979A/ja
Publication of JPH08239979A publication Critical patent/JPH08239979A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型紙と塗材を用いて、擬似タイル模様を形成
するのに、型紙貼着用の標線を特種な水性エマルジョン
を用いて形成することにより、上塗り塗装後には標線が
透明化して外観に違和感がなくなる。 【構成】 型紙1と塗材4を用いて壁面W等に擬似タイ
ル模様を形成するに際し、型紙を貼着するための基準と
なる標線5,6を常温で乾燥して、目視できる標線5,
6を形成し、該標線5,6が有機溶剤に溶解して透明化
する性質の合成樹脂水性エマルジョンを用いて形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の壁面や床面な
どに、れんが調,タイル調,石張り調,モサ゛イク調等の幾
何学模様を、型紙と塗材とを用いて形成する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁面あるいは床面などに、擬似
タイル模様,擬似れんが模様などを形成させる為の方法
としては、工程順に、下塗り塗材塗り付け、型紙を貼着
するための標線の形成(墨出し)、型紙貼り付け、模様
形成用塗材塗り付け、型紙剥がし、上塗り塗料塗り付け
から成るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの工程のうち、
型紙を貼着するための基準となる標線の形成(墨出し)
は、黒墨,粉チョーク(炭酸カルシウムの微粉末)等を
木綿製等の糸に付着させ、壁面等で、下塗り塗材の塗布
面 等の上からはじくことにより標線を形成していた。
【0004】従って、黒墨による黒色、粉チョークによ
る白色など標線の色相が、後工程の模様形成用塗材を塗
り付けて、型紙剥がし工程後に塗布する上塗り塗料が透
明である場合が多く、標線の色相が表面より透けて表わ
れて、仕上り外観に違和感があった。
【0005】本発明は、上記型紙を貼着するための基準
となる標線の色相が、後工程の上塗り塗料の塗布後には
消滅して、仕上り外観に違和感のない擬似タイル模様の
形成法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、型紙と塗材を
用いて壁面などに擬似タイル模様を形成するに際し、型
紙を貼着するための基準となる標線を、常温で乾燥し
て、目視できる標線を形成し、該標線が有機溶剤に溶解
して透明化する性質の合成樹脂水性エマルジョンを用い
て形成することを特徴とする擬似タイル模様の形成法で
ある。
【0007】以下、図示実施例に基づき説明する。型紙
(1)は、タイル調模様を作成するためのもので、長方
形の離型紙の台紙(2)に、タイル調模様の目地形状
(内側寸法が縦約60mm、横約153mm)を有する両面
粘着シート(3)を貼り付けてある(図1)。なお、台
紙(2)は、離型紙にかえて、表面を滑沢に処理したプ
ラスチックシート,布などでもよく、又、両面粘着シー
ト(3)の形状は、所望の模様を生ずる目地に合せて形
成すればよい。
【0008】次に、前記の工程順に従って説明すると、
通常はまず、建築物の壁面(W)に、下塗り塗材(4)を
塗布する。この下塗り塗材(4)は、完成時、目地とし
て露出する部分である。下塗り塗材(4)乾燥後、壁面
(W)に、最小限の水平及び垂直方向の基準となる標線
(5)(6)を形成し、標線に沿って、型紙(1)を貼
る(図2)。
【0009】壁面(W)に貼り付けた型紙(1)の台紙
(2)を剥離したのち、模様形成用塗材を塗り付け、硬
化した時点で、両面粘着シート(3)を、壁面より連続
して剥離する。そして最後に溶剤型の上塗り塗料を塗り
付けることにより擬似タイル模様を形成する。
【0010】ここで、下塗り塗材はセメントを結合材と
するものあるいは合成樹脂エマルジョンを結合材とする
もので、通常の下塗り塗材を目地色に着色して用いるこ
とが多い。また、模様形成用塗材は合成樹脂エマルジョ
ンを結合材として、骨材や顔料など及び着色硅砂等を使
用して着色塗材として使用される通常の中塗り材が用い
られる。また、上塗り塗料は合成樹脂を有機溶剤に分散
させた乾燥皮膜が透明を呈する表面被覆用として使用さ
れる通常アクリル系,アクリルウレタン系,シリコンア
クリル系,フッ素系などの溶剤型の上塗り塗材(トップ
コート)が使用される。
【0011】本発明は、上記において、下塗り塗材
(4)乾燥後の壁面(W)に基準となる標線(5)(6)
を形成するに際して、従来の黒墨や粉チョークの代りに
本発明では、常温で乾燥して、目視できる標線を形成
し、該標線が有機溶剤に溶解して透明化する性質の合成
樹脂水性エマルジョンを使用して、例えば、木綿製等の
糸に付着させて、壁面等で、下塗り塗材塗布面等の上か
らはじくことにより、基準となる標線(5)(6)を形
成することである。従って、乾燥後の標線は微粉末状の
白色を呈している。
【0012】この様な性質を有する合成樹脂水性エマル
ジョンの具体例としては、ヘキスト合成株式会社製の商
品名「モヒ゛ニール970,モヒ゛ニール972」であり、主成分がアクリ
ル,スチレン樹脂等で、濃度約40%水系エマルジョ
ン、粘度100CPS 以下、粒子径約0.1μ、最低造膜温
度100〜110℃、ガラス転移点102〜105℃で
ある。そして主たる用途は、ジアゾ感光紙プレコーティ
ング剤などの紙加工用である。
【0013】
【作用】そして、上記の如く微粉末状の白色を呈してい
る標線は、後工程の溶剤系上塗り塗材の塗布後に、該上
塗り塗材中に含まれる溶剤(例、トルエン)により溶解
して透明体となる。従って、標線は透明化して消滅し、
仕上り外観に違和感がなくなる。
【0014】
【発明の効果】本発明では、特定の水性エマルジョンを
用いて標線を形成するので、上塗り塗装後に標線が消え
て、仕上り外観に違和感がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】れんが調模様形成用の型紙の平面図。
【図2】壁面に型紙を貼り付けた状態の平面図。
【符号の説明】 1 型紙 2 台紙 3 両面粘着テープ 4 下塗り塗材 5 標線 6 標線 W 壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型紙と塗材を用いて壁面等に擬似タイル
    模様を形成するに際し、型紙を貼着するための基準とな
    る標線を、常温で乾燥して、目視できる標線を形成し、
    該標線が有機溶剤に溶解して透明化する性質の合成樹脂
    水性エマルジョンを用いて形成することを特徴とする擬
    似タイル模様の形成法。
JP7076795A 1995-03-02 1995-03-02 擬似タイル模様の形成法 Pending JPH08239979A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7076795A JPH08239979A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 擬似タイル模様の形成法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7076795A JPH08239979A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 擬似タイル模様の形成法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08239979A true JPH08239979A (ja) 1996-09-17

Family

ID=13441006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7076795A Pending JPH08239979A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 擬似タイル模様の形成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08239979A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4428994A (en) Anti-graffiti facing of walls or similar surfaces
JPH0732715A (ja) 図柄・模様などの転写方法
JPH08239979A (ja) 擬似タイル模様の形成法
JPH1037486A (ja) タイル及びタイル調仕上塗膜の塗り替え方法
JP2676575B2 (ja) コンクリート表面補修方法およびそれに用いる着色補修シート
JPS61242252A (ja) 建物外装仕上工法
US3553044A (en) Process for transferring a design to a surface
JPS6132076B2 (ja)
JPH08120877A (ja) 目地模様を有する壁面仕上げ方法
JP2613519B2 (ja) 表装材および模様の形成方法
JPS62282672A (ja) 構造物表面に目地入り模様を形成する方法及び該模様形成用シ−ト
JPH11151792A (ja) 化粧板
JPS6174680A (ja) 凹凸面の塗装方法
KR20160091643A (ko) 벽면마감 시공방법
JPH0760737A (ja) コンクリート及び鋼材の表面模様仕上げ工法
JP2000325869A (ja) 無機塗料を用いた加飾方法
JPS628787B2 (ja)
JPH0343298Y2 (ja)
JPH04367764A (ja) 模様塗膜形成方法
JP2004076269A (ja) キズ補修用転写テープ
JPH1088765A (ja) 打放しコンクリート意匠ボード及びその製造方法
JPS6016653A (ja) 目地模様作成方法
JPH07324432A (ja) 窯業系壁板材の化粧方法
JPH06173411A (ja) 模様付きペンキ調壁面材
JP2002102791A (ja) 模様塗膜の補修方法