JP2004076269A - キズ補修用転写テープ - Google Patents
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Abstract
【構成】ポリプロピレンなどの透明樹脂シートに塗膜層、感圧の接着剤層が順次積層されてなり、該塗膜層には模様が印刷されており、該模様は木目模様であることを特徴とするキズ補修用転写シートを提供する。また、それぞれ異なった模様で印刷された複数の転写テープをセットにすることにより汎用性のあるものとする。
【効果】床や壁、家具等の木製品の表面に生じたキズを簡易に修復することが可能であり、かつ修復後に違和感がなく、美麗に修復することができる。
【選択図】
図1
【効果】床や壁、家具等の木製品の表面に生じたキズを簡易に修復することが可能であり、かつ修復後に違和感がなく、美麗に修復することができる。
【選択図】
図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床や壁、家具等の表面に生じたキズを、簡易に修復することが可能なキズ補修用転写テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家具や床などの木製品では、他の家具との接触や子供用の玩具など鋭利ものによって、掻き傷などの凹部が生じることが日常的によくあることである。
【0003】
これらのキズの修復にはキズをペンなどで塗ったり、パテや接着剤などを埋め込んだりして補修していた。しかし、パテや接着剤を埋め込んで修復する場合、作業が煩雑であるとともに修復部が木製品自体の色や模様と異なる為に非常に違和感のあるものとなってしまい、余計に修復部が目立ってしまうという欠点があった。これを解決するため特願平10−252358では建築用化粧板材と同じ模様を印刷したフィルムを修復箇所に貼付することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願平10−252358では建築用化粧板材と同じ印刷が施されているフィルムを貼付するため補修箇所がわかりにくいものの、厚さが約25μmもあるフィルムを貼付するので違和感があるものに仕上がっていた。更に、各家庭のフローリングや家具と全く同じ印刷をすることは不可能であるので汎用性に欠けたものになっていた。
【0005】
そこで本発明は、床や壁、家具等の表面に生じたキズを簡易に修復することが可能であり、かつ修復後に違和感の無いものとすることができるキズ補修用転写テープを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するための請求項1記載の発明は、塗膜層に模様を印刷していることを特徴とするキズ補修用転写テープである。
【0007】
本発明のキズ補修用転写テープは塗膜層を転写し、基材を剥離するだけで補修が完了する。上記塗膜層は数μmであるので修復部が違和感なく仕上がる。
【0008】
同様の目的を達成するための請求項2記載の発明は、転写テープは透明樹脂シートに塗膜層、接着層を順次積層していることを特徴とする請求項1記載のキズ補修用転写テープである。
【0009】
本発明のキズ補修用転写テープは、転写テープの基材として透明樹脂シートを用いることで、修復部の周辺の模様に近い模様が印刷された転写テープを選択して使用することができる。
【0010】
同様の目的を達成するための請求項3記載の発明は、転写テープの塗膜層に木目模様を印刷することを特徴する請求項1乃至2記載のキズ補修用転写テープである。
【0011】
本発明のキズ補修用転写テープは、塗膜に床や壁、家具と同じような木目模様が印刷されているので、修復部は一目ではわからないくらい美麗に復元できる。
【0012】
同様の目的を達成するための請求項4記載の発明は、それぞれ異なった模様で印刷した、請求項1乃至3記載の複数の転写テープからなるキズ補修用転写テープセットである。
【0013】
本発明のキズ補修用転写テープセットは、複数の模様のキズ補修用転写テープをセットにして販売しているので、さまざまな製品の補修が可能となり、汎用性もあるものである。
【0014】
本発明の転写テープに用いる基材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチックや紙を用いることができる。これらの基材には必要に応じて、その片面または両面に離型剤を塗布して、保存中の接着剤層と基材裏面との接着を防止するとともに、使用時は塗膜層が基材から容易に剥がれて転写できるようにする。離型剤としては、例えばシリコーン樹脂やフッ素樹脂などが使用できる。また、市販の離型剤を塗布した基材も使用できる。
【0015】
塗膜層の模様の印刷は、例えばスクリーン印刷などの公知の方法により印刷することができる。インキ組成物については、従来の転写紙用印刷インキ組成物において使用されている染料もしくは、無機および有機の着色顔料および溶剤、樹脂など適宜使用できる。
【0016】
接着層に使用できる高分子素材としては、感圧で接着するものであれば良く、天然ゴムやスチレン・ブタジエン共重合体などのジエン系重合体、アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタンなどが使用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のキズ補修用転写テープ断面図である。図2は、本発明の転写テープを用いて修復したキズの断面図である。図3は従来の方法で補修したキズの断面図である。
【0018】
図1に示すキズ補修用転写テープの一例を示す。基材1は離型剤を塗布したポリプロピレン製の透明樹脂シートである。透明樹脂シートは長さが約50mm、幅10mmであるが、使用目的により特に制限はない。塗膜層2には木目模様が印刷されている。接着層3には感圧接着剤が塗布されている。図2に示す床4に生じたキズ5を補修するために、図1に示すキズ補修用転写テープの接着剤層3を床4のキズ5にあて、基材シート1を押圧する。離型剤の働きにより、塗膜層2は基材1から剥離し床4に転写される。塗膜層2は厚みが1.5μmであるために、段差が目立たず違和感がなかった。さらに木目模様が印刷されているので、床4のキズのない表面と見分けがつかず、美麗に修復することができた。
【0019】
図3では従来の修復用フィルムを示す。従来の修復用フィルム6は木目印刷がなされているものの、厚さ25μmのポリエステルフィルムで作製されているので、段差が目立ち違和感のある仕上がりであった。
【発明の効果】
以上のように、キズ補修用転写テープで補修することにより簡単に修復できるとともに、塗膜層に木目模様を印刷すれば、さらに違和感のなく、美麗に復元することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキズ補修用転写テープ断面図である。
【図2】本発明の転写テープを用いて修復したキズの断面図である。
【図3】従来の方法で補修したキズの断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート
2 塗膜層
3 接着剤層
4 床
5 キズ
6 フィルム
【発明の属する技術分野】
本発明は、床や壁、家具等の表面に生じたキズを、簡易に修復することが可能なキズ補修用転写テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家具や床などの木製品では、他の家具との接触や子供用の玩具など鋭利ものによって、掻き傷などの凹部が生じることが日常的によくあることである。
【0003】
これらのキズの修復にはキズをペンなどで塗ったり、パテや接着剤などを埋め込んだりして補修していた。しかし、パテや接着剤を埋め込んで修復する場合、作業が煩雑であるとともに修復部が木製品自体の色や模様と異なる為に非常に違和感のあるものとなってしまい、余計に修復部が目立ってしまうという欠点があった。これを解決するため特願平10−252358では建築用化粧板材と同じ模様を印刷したフィルムを修復箇所に貼付することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願平10−252358では建築用化粧板材と同じ印刷が施されているフィルムを貼付するため補修箇所がわかりにくいものの、厚さが約25μmもあるフィルムを貼付するので違和感があるものに仕上がっていた。更に、各家庭のフローリングや家具と全く同じ印刷をすることは不可能であるので汎用性に欠けたものになっていた。
【0005】
そこで本発明は、床や壁、家具等の表面に生じたキズを簡易に修復することが可能であり、かつ修復後に違和感の無いものとすることができるキズ補修用転写テープを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するための請求項1記載の発明は、塗膜層に模様を印刷していることを特徴とするキズ補修用転写テープである。
【0007】
本発明のキズ補修用転写テープは塗膜層を転写し、基材を剥離するだけで補修が完了する。上記塗膜層は数μmであるので修復部が違和感なく仕上がる。
【0008】
同様の目的を達成するための請求項2記載の発明は、転写テープは透明樹脂シートに塗膜層、接着層を順次積層していることを特徴とする請求項1記載のキズ補修用転写テープである。
【0009】
本発明のキズ補修用転写テープは、転写テープの基材として透明樹脂シートを用いることで、修復部の周辺の模様に近い模様が印刷された転写テープを選択して使用することができる。
【0010】
同様の目的を達成するための請求項3記載の発明は、転写テープの塗膜層に木目模様を印刷することを特徴する請求項1乃至2記載のキズ補修用転写テープである。
【0011】
本発明のキズ補修用転写テープは、塗膜に床や壁、家具と同じような木目模様が印刷されているので、修復部は一目ではわからないくらい美麗に復元できる。
【0012】
同様の目的を達成するための請求項4記載の発明は、それぞれ異なった模様で印刷した、請求項1乃至3記載の複数の転写テープからなるキズ補修用転写テープセットである。
【0013】
本発明のキズ補修用転写テープセットは、複数の模様のキズ補修用転写テープをセットにして販売しているので、さまざまな製品の補修が可能となり、汎用性もあるものである。
【0014】
本発明の転写テープに用いる基材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチックや紙を用いることができる。これらの基材には必要に応じて、その片面または両面に離型剤を塗布して、保存中の接着剤層と基材裏面との接着を防止するとともに、使用時は塗膜層が基材から容易に剥がれて転写できるようにする。離型剤としては、例えばシリコーン樹脂やフッ素樹脂などが使用できる。また、市販の離型剤を塗布した基材も使用できる。
【0015】
塗膜層の模様の印刷は、例えばスクリーン印刷などの公知の方法により印刷することができる。インキ組成物については、従来の転写紙用印刷インキ組成物において使用されている染料もしくは、無機および有機の着色顔料および溶剤、樹脂など適宜使用できる。
【0016】
接着層に使用できる高分子素材としては、感圧で接着するものであれば良く、天然ゴムやスチレン・ブタジエン共重合体などのジエン系重合体、アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタンなどが使用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のキズ補修用転写テープ断面図である。図2は、本発明の転写テープを用いて修復したキズの断面図である。図3は従来の方法で補修したキズの断面図である。
【0018】
図1に示すキズ補修用転写テープの一例を示す。基材1は離型剤を塗布したポリプロピレン製の透明樹脂シートである。透明樹脂シートは長さが約50mm、幅10mmであるが、使用目的により特に制限はない。塗膜層2には木目模様が印刷されている。接着層3には感圧接着剤が塗布されている。図2に示す床4に生じたキズ5を補修するために、図1に示すキズ補修用転写テープの接着剤層3を床4のキズ5にあて、基材シート1を押圧する。離型剤の働きにより、塗膜層2は基材1から剥離し床4に転写される。塗膜層2は厚みが1.5μmであるために、段差が目立たず違和感がなかった。さらに木目模様が印刷されているので、床4のキズのない表面と見分けがつかず、美麗に修復することができた。
【0019】
図3では従来の修復用フィルムを示す。従来の修復用フィルム6は木目印刷がなされているものの、厚さ25μmのポリエステルフィルムで作製されているので、段差が目立ち違和感のある仕上がりであった。
【発明の効果】
以上のように、キズ補修用転写テープで補修することにより簡単に修復できるとともに、塗膜層に木目模様を印刷すれば、さらに違和感のなく、美麗に復元することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキズ補修用転写テープ断面図である。
【図2】本発明の転写テープを用いて修復したキズの断面図である。
【図3】従来の方法で補修したキズの断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート
2 塗膜層
3 接着剤層
4 床
5 キズ
6 フィルム
Claims (4)
- 塗膜層に模様を印刷してなる、キズ補修用転写テープ。
- 転写テープが透明樹脂シートに塗膜層、接着層を順次積層してなる請求項1記載のキズ補修用転写テープ。
- 塗膜層に木目模様を印刷してなる請求項1乃至2記載のキズ補修用転写テープ。
- それぞれ異なった模様で印刷した、請求項1乃至3記載の複数の転写テープからなるキズ補修用転写テープセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233945A JP2004076269A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | キズ補修用転写テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233945A JP2004076269A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | キズ補修用転写テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076269A true JP2004076269A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233945A Pending JP2004076269A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | キズ補修用転写テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004076269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008529764A (ja) * | 2005-02-07 | 2008-08-07 | イーストマン ケミカル カンパニー | 被塗装基材上のステインのブロック方法及びその方法への使用に適した複合材料 |
WO2020177476A1 (zh) * | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 安徽森泰木塑集团股份有限公司 | 一种pvc芯表层热转印户外地板的制备工艺 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233945A patent/JP2004076269A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008529764A (ja) * | 2005-02-07 | 2008-08-07 | イーストマン ケミカル カンパニー | 被塗装基材上のステインのブロック方法及びその方法への使用に適した複合材料 |
WO2020177476A1 (zh) * | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 安徽森泰木塑集团股份有限公司 | 一种pvc芯表层热转印户外地板的制备工艺 |
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Legal Events
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