JPH0760737A

JPH0760737A - コンクリート及び鋼材の表面模様仕上げ工法

Info

Publication number: JPH0760737A
Application number: JP22943193A
Authority: JP
Inventors: Tetsuhiro Shimada; 哲博島田; Satoyoshi Imahori; 吾良今堀; Eiichi Kojima; 栄一小島; Fujio Iwata; 藤夫岩田; Hideichiro Furuya; 秀一郎古家
Original assignee: J C COMPOSITE KK; KENSETSUSHO KINKI CHIHO KENSET; KENSETSUSHO KINKI CHIHO KENSETSUKYOKU; Chuo Kasei Co Ltd
Current assignee: J C COMPOSITE KK; KENSETSUSHO KINKI CHIHO KENSET; KENSETSUSHO KINKI CHIHO KENSETSUKYOKU; Chuo Kasei Co Ltd
Priority date: 1993-08-23
Filing date: 1993-08-23
Publication date: 1995-03-07

Abstract

(57)【要約】【目的】コンクリート構築物の表面に模様を形成する
表面仕上げ工法において、構築物の周囲環境や使用目的
に適応できる精密な模様図柄をコンクリートの表面に構
成する方法を提供するのを目的とする。【構成】コンクリート表面に合成樹脂含有の接着層を
塗着形成して、次いで、剥離容易な基材フィルムの一面
に所望の模様が予め印刷されている転写シートの印刷面
をその接着層に圧着し、該接着層の硬化後に、該基材フ
ィルムを剥離して、コンクリート表面に該模様を転写し
て、模様仕上げを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、建築や土木の分野で、
既存のコンクリート構造物や鋼製構造物の表面仕上げに
おいて、外装材や内装材にその周辺景観や使用目的に適
合した模様を付与するために、高度な製版技術を利用し
て模様印刷した転写シートにより構造物表面に模様を転
写形成する表面仕上げ工法に関する。

【０００２】

【従来の技術】コンクリートなどの構築物の表面の一般
的な仕上げ法は、下地調整をした後、その上に仕上げ塗
材を塗布し、吹き付けたり、タイルや煉瓦を張り付ける
ことが行われている。

【０００３】意匠構成の多様化により、大理石や砂岩の
石張り工法、樹脂製の特殊な型枠を使用した表面凸凹の
レリーフ状模様仕上げ、さらに立体装飾的要素の大きい
テラコッタ仕上げなど、高度の技術を要する仕上げ法も
多用されている。

【０００４】さらに近年は、建築土木の構造物から建築
現場における仮設建物に至るまで、周囲の景観・環境と
の調和を考慮して様々な工夫がなされている。例えば、
境界線の明示や工事の安全保安のための仮設塀にペンキ
により花、動物、シンボルマークなどが描かれ、都市を
流れる河川の両岸のコンクリート堤に岩石模様を浮き出
させたり、道路等のトンネルの入口正面にその地を象徴
する陶壁画を作ったりするなど、数限り無く見ることが
できる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の美装仕上げの方法では、より豪華に装飾して、或い
は、より自然な模様・風景に近づけるため、高度な熟練
技術と多大の労力・時間を必要としていた。

【０００６】本発明は、以上の不都合を解決して、コン
クリートなどの構築物の内装面や外装面を仕上げる作業
工程で、印刷によって表現できるような精度の高い多彩
な模様を簡便に且つ経済的に形成することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段とその作用】本発明の表面
模様仕上げ工法は、コンクリート若しくは鋼材の表面に
接着剤を塗布して接着層を形成した後、基材フイルムの
一面に所望の模様が予め印刷されて成る転写シートの印
刷面を該接着層に圧着し、次いで該接着層の硬化後に該
基材フィルムを剥離して、該コンクリート若しくは鋼材
の表面に模様を転写することを特徴とするものである。

【０００８】また、本発明は、まず、基材フィルムの一
面に所望の模様が予め印刷されて成る転写シートの印刷
面に接着剤を塗布し、この転写シートをコンクリート若
しくは鋼材の表面に該印刷面の接着剤が面接するように
圧着して接着層を形成し、次いで該接着層が硬化した後
に、該基材フィルムを剥離して、該コンクリート若しく
は鋼材の表面に模様を転写する表面模様仕上げ工法も含
むものである。

【０００９】まず転写シートについて説明すると、転写
シートは、印刷インキを所望の模様図柄に基材フィルム
上に印刷して成るもので、この基材フィルムは、印刷し
たインキを剥離できる程度に担持する。

【００１０】基材フイルムは、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン等の剥離容易な非粘着性の樹脂フィル
ムが使用される。また、紙ダンボールに、これらの樹脂
フィルムをラミネートしたものや、剥離剤を塗布したも
のも利用できる。また、他の種類の樹脂フィルムなどの
剥離しにくい材料の場合は、剥離剤の塗布処理をしたも
のも同様に利用できる。このような剥離剤として、溶剤
系の合成樹脂クリヤーが利用できる。

【００１１】模様を印刷するインクは、アクリル系樹
脂、ゴム系樹脂をバインダーとして、顔料と添加剤を加
えて、練肉混合して、顔料リッチの状態で使用するのが
もっとも望ましい。使用顔料は、酸化チタン、カーボン
ブラック、弁柄、黄鉛などの無機顔料が、耐日光堅牢
度、耐アルカリ性の優れた性能を有するので、主に使用
し、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等
の有機顔料も使用できる。

【００１２】印刷方式は、グラビア印刷、凸版印刷、平
板印刷のいずれも行えるが、主として印刷される大理石
などの天然石、タイル、高級織物を模様としてより正確
に美しく再現するには、色彩の濃淡を印刷インクの厚み
で表現する凹版方式のグラビア印刷が最も好適に使用さ
れる。

【００１３】印刷する前に予め基材フィルムにトップコ
ート（保護皮膜）を塗布しておくと、転写された印刷イ
ンクの耐候性、耐摩耗性が向上するが、トップコート
は、基材フィルムに対しては粘着力の小さい塗剤である
ことが必要であり、これには、剥離処理を施した基材フ
イルムの表面にアクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチ
レン酢酸ビニル樹脂の透明溶解液又はエマルジョンをロ
ールコータなどで薄く塗布したものがよい。乾燥硬化し
たトップコートの皮膜上に上述のインクで印刷して印刷
面を形成する。このトップコートは、印刷された面に塗
布乾燥して形成してもよい。

【００１４】更に、被接着面は、コンクリートや鋼板の
特有の表面色を有しており、この表面の色が印刷インク
の美しい色をくすませるので、下地の色を完全に隠蔽し
ておく必要がある。そこで、図４に示すように、転写シ
ート１には、印刷インク１１により形成した印刷面上に
形成した上記トップコート（保護皮膜）１２に、隠蔽力
の大きい顔料を配合したアクリル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、エチレン酢酸ビニル樹脂若しくはフッ素樹脂の溶液
若しくはエマルジョンを塗布乾燥して成る隠蔽着色層１
６を形成しておくと、転写後には、コンクリート等の表
面に非常に美しい模様を得ることができる（図４
（Ａ））。また、この隠蔽着色層１６は、上記トップ
コート（保護皮膜）１２に形成した印刷面上に形成する
こともできる（図４（Ｂ））。

【００１５】次に、施工方法を説明すると、図１におい
て、コンクリート又は鋼板など鋼材の表面２０に、接着
剤を塗布して接着層３を形成する。この接着層３は、コ
クリートや鋼板の凹凸表面を被覆して平滑表面とすると
共に、上記転写シートの印刷面の印刷インクを定着させ
るものである。接着層は、樹脂セメントペースト、合成
樹脂エマルジョン又はポリエステル樹脂系、エポキシ樹
脂系、ウレタン樹脂系若しくはフッ素樹脂系の接着液塗
材で塗布して形成する。この接着層は、耐候性のある接
着剤を隠蔽力のある顔料で着色されているものでもよ
い。

【００１６】この接着層３に、上記転写シート１をその
印刷面１１が接着層に面接するように圧着して接着層が
硬化するまで保持する。接着層の硬化後に転写シートの
基材フィルム１０を引き剥がすと、印刷面（の印刷イン
ク１１）が接着層に残って定着するので、印刷面の模様
がコンクリートなどの表面に転写形成される。

【００１７】より具体的に述べると、まず、模様を形成
すべきコンクリート表面には、コールドジョイント、亀
裂、豆板、砂しまなど多数の欠陥があるから、表面のは
つり、水洗い、クラインダーかけ、樹脂モルタル充填等
補修方法で下地調整を行う。

【００１８】下地調整後に、図１及び図３に示す如く、
コンクリートの場合は、目地形成部に幅木４を接着剤又
は両面粘着テープにより仮着けし、この幅木４に囲まれ
た面域内に接着層３を塗布形成する。接着剤の塗布量
は、コンクリートの表面性状で異なるが、一般的に、１
００〜１０００ｇ／ｍ²であり、好ましくは、３００〜
５００ｇ／ｍ²である。

【００１９】この幅木面域より大きな転写シートをその
印刷面が接着層と面接するように位置づけし、転写シー
トの背面からゴム製の鏝を該面域の中央部から周辺に向
けて扱いて、圧着する。この扱き動作により余剰の接着
剤３１と残留気泡が転写シートとコンクリート表面との
間から幅木４側へ掻き出される。扱き動作後の接着層の
厚みは、０．１〜２ｍｍ程度にする。

【００２０】接着層３が硬化した後、転写シート１をコ
ンクリート面から剥離する。剥離後に幅木４を取り除
き、目地を整形する。

【００２１】基材フィルムにトップコート等の皮膜が塗
布されている場合には、剥離後に接着層表面の印刷イン
クにトップコートが被着される。上記接着層が、酸化チ
タンや黄鉛等の着色材を含有してライトブルー、ベージ
ュ、白、黄緑等の淡色に着色されていると、印刷インク
の色が鮮明になったり、逆に印刷インクの色と混色し
て、思わぬ色調を呈して好結果を表すことがある。

【００２２】また、転写シートの印刷面に、予め耐アル
カリ性ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ビニロン
繊維などの短繊維を配合した合成樹脂又は合成樹脂モル
タルを塗着しておくと、コンクリートの模様転写面の引
張強度、曲げ強度、剪断強度を高めて、乾燥収縮に起因
する施工時のひび割れ防止に効果がある。この繊維に
は、合成樹脂や樹脂モルタルが浸透し易い目付けの少な
い粗い上記繊維の織布１４又は不織布を用いて、図２に
示す如く、樹脂セメントモルタル１３に没入せしめて、
転写シート１の印刷面に塗着するのがよい。

【００２３】さらに、印刷インクと上記トップコート
に、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂な
どの耐薬品性樹脂を使用することにより、コンクリート
仕上げ面に耐候性を付与することができる。

【００２４】

【実施例】

（実施例１）Ａ）転写シートポリエチレンフィルム（ダイヤホイルヘキスト社製；商
品名ダイヤホイル、厚み２５μｍ）の基材フイルム表
面に剥離剤としてアクリル溶剤ペーストを３μｍ塗布し
て乾燥させた。この表面に、黄色、赤色及び青色の三色
の印刷用インク（東洋インキ製造（株）製）で、写真製
版した大理石模様をグラビア印刷法で印刷した。

【００２５】この印刷面に、メチルメタアクリレート・
エマルジョン（三井東圧化学（株）製アルマテックス
Ｅ−２６９）を２００ｇ／ｍ²の割合で塗布し、さら
に、その上に、エチル及びメチル共重合アクリレート・
エマルジョン（大成化薬（株）製ポリエースＣＡ１３
１−Ｂ₁）と酸化チタンペーストとを重量比１０：３で
混合調製したコーティング剤を５００ｇ／ｍ²の割合で
塗布して補強層を形成し、転写シートとした。

【００２６】Ｂ）施工準備したコンクリートの表面にサンダー仕上げ行っての
ち高圧水で洗浄した。模様を付す面に、墨打ちして水糸
を張り、位置決めした。上記転写シートの印刷面側に、
エポキシ樹脂接着剤（大同塗料（株）製ＣＥレジン＃
８０ＭＸ）を、約３００ｇ／ｍ²の割合で塗布して皮膜
を形成し、これを位置決めしたコンクリート面に押し当
て、シートの中心部より周辺に広げるように扱きなが
ら、接着剤や空気を押し出して、接着剤層の形成と転写
シートの圧着を行った。

【００２７】接着剤層の完全硬化後に転写シートの基材
フイルムを引き剥がして後、その模様の転写した接着剤
層の表面に、アクリルウレタン溶剤系のトップコート
（大同塗料（株）製ビスミンＡｕ）をトルエンで２０
％に希釈し液をスプレー塗布した。

【００２８】このコンクリートの模様仕上げ面につき、
ウェザーメータによる４０００時間の耐候性試験を実
施したが異常は認められなかった。

【００２９】（実施例２）Ａ）転写シート実施例１のものと同じ。Ｂ）施工コンクリート表面に、実施例１と同じ下地調整をし、プ
ライマー処理として、無黄変性のアクリルウレタン樹脂
液（大同塗料（株）製ビスミンＡｕ）に酸化チタンと
フタロシアニングリーンで淡緑色に着色した塗液を約２
５０ｇ／ｍ²の割合で塗布た。

【００３０】次いで、上記転写シートの印刷面側に、無
黄変性のアクリルウレタン樹脂接着剤（大同塗料（株）
製ビスミンＡｕ）を、約１５０ｇ／ｍ²の割合で塗布
し、この転写シートをコンクリートのプライマー面に圧
着し、実施例１と同様にして、接着剤層の形成と転写シ
ートの圧着を行った。本例では、トップコートは実施し
なかったが、印刷インクが転写された模様の表面にウレ
タン樹脂が浸出して、トップコートの作用を果たすから
である。同様の４０００時間の耐候性試験を実施したが
異常は認められなかった。

【００３１】（実施例３）Ａ）転写シート実施例１の転写シートの当該印刷面に、耐アルカリガラ
ス繊維の寒冷紗状の織布（日本電気硝子（株）ＡＲＧ
ネットＴＳＳＸ５）８０ｇ／ｍ²を、白セメントとエ
チレン酢酸ビニル樹脂エマルジョンとを重量比１：１の
割合で混合した白セメントペースト２００ｇ／ｍ²で接
着して補強層とし、転写シートを薄板状に成形硬化させ
た。

【００３２】Ｂ）施工準備したコンクリートの表面に実施例１と同様の下地調
整をして後、上記薄板状の転写シートを、その白セメン
トペースト面に２液型エポキシ樹脂系接着剤を塗布し
て、コンクリート面に押し当てて接着し、次いで、硬化
後に基材フイルムを引き剥がして、模様仕上げ面を形成
した。

【００３３】

【発明の効果】本発明のコンクリート及び鋼材の表面模
様仕上げ工法は、転写シートに精巧に印刷された模様図
柄等を、コンクリート等の表面に形成した接着剤層に転
写することができるから、構造物の外装や使用目的に適
合した所望の天然石模様その他造形模様を精密に表現す
ることができ、経済的且つ短期に表面仕上げを実施する
ことができる。

【００３４】さらに、土木建築工事現場では、内装工事
完了後引渡までの間に補修追加工事など雑多の作業が残
るが、本工法によれば、転写シートが仕上げ面を覆って
保持することにより、作業終了まで模様仕上げ面が損傷
汚染などから保護されており、全作業工程後に剥離する
ことができる利益がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の工法において、コンクリート
表面に形成した接着層に転写フィルムを圧着して保持し
ている状態におけるコンクリート表面部の断面図。

【図２】転写シートの印刷面に、合成繊維の織布を配合
した樹脂セメントモルタル層を生成した転写シートの断
面図。

【図３】本発明の実施例の工法において、コンクリート
表面の接着層に圧着した転写フィルムを剥離する過程を
示すコンクリート表面部の外観図。

【図４】保護皮膜（トップコート）と隠蔽着色層とを形
成した転写シートの断面図（Ａ，Ｂ）。

【符号の説明】

１転写シート１０基材フィルム１１印刷インク１２保護皮膜１６隠蔽着色層２コンクリート３接着層４幅木

フロントページの続き (72)発明者今堀吾良枚方市津田西町２丁目12−５ (72)発明者小島栄一奈良県奈良市学園緑ヶ丘２−16−21 (72)発明者岩田藤夫大阪府枚方市香里ヶ丘１丁目14の２香里ヶ丘住宅４−23 (72)発明者古家秀一郎大阪府枚方市香里ケ丘３−16 Ｂ−８− 301

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】コンクリート若しくは鋼材の表面に接着
剤を塗布して接着層を形成し、基材フイルムの一面に所
望の模様が予め印刷されて成る転写シートの印刷面を該
接着層に圧着し、次いで該接着層の硬化後に該基材フィ
ルムを剥離して、該コンクリート若しくは鋼材の表面に
模様を転写することを特徴とするコンクリート又は鋼材
の表面模様仕上げ工法。
【請求項２】基材フィルムの一面に所望の模様が予め
印刷されて成る転写シートの印刷面に接着剤を塗布し、
コンクリート若しくは鋼材の表面に該転写シートを該印
刷面の接着剤が面接するように圧着して接着層を形成
し、次いで該接着層の硬化後に該基材フィルムを剥離し
て、該コンクリート若しくは鋼材の表面に模様を転写す
ることを特徴とするコンクリート又は鋼材の表面模様仕
上げ工法。
【請求項３】コンクリート若しくは鋼材の表面に転写
シートを圧着する際に、該転写シートを押当してコンク
リート若しくは鋼材の表面と転写シートとの間の余剰の
接着剤及び残留空気を押し出すようにする請求項１又は
２記載の表面模様仕上げ工法。
【請求項４】上記接着剤が、樹脂セメントペースト、
合成樹脂エマルジョン又はポリエステル樹脂系、エポキ
シ樹脂系、ウレタン樹脂系若しくはフッ素樹脂系の接着
剤である請求項１又は２記載の表面模様仕上げ工法。
【請求項５】上記接着剤が、着色材を含有して着色さ
れている請求項１又は２記載の表面模様仕上げ工法。
【請求項６】上記転写シートの該印刷面が、アクリル
樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂若しく
はフッ素樹脂の溶液若しくはエマルジョンを基材フィル
ム上に塗布乾燥して成る皮膜の表面に印刷インクにより
印刷されて形成されている請求項１又は２記載の表面模
様仕上げ工法。
【請求項７】上記転写シートは、該印刷面上にアクリ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂若し
くはフッ素樹脂の溶液若しくはエマルジョンを塗布乾燥
して成る皮膜が形成されている請求項１，２又は６記載
の表面模様仕上げ工法。
【請求項８】上記転写シートは、該印刷面上に顔料を
配合したアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸
ビニル樹脂若しくはフッ素樹脂の溶液若しくはエマルジ
ョンを塗布乾燥して成る隠蔽着色層が形成されている請
求項６記載の表面模様仕上げ工法。
【請求項９】上記転写シートは、該皮膜上に顔料を配
合したアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビ
ニル樹脂若しくはフッ素樹脂の溶液若しくはエマルジョ
ンを塗布乾燥して成る隠蔽着色層が形成されている請求
項７記載の表面模様仕上げ工法。
【請求項１０】上記転写シートが、該印刷面上にガラ
ス繊維、炭素繊維及び合成樹脂繊維から選ばれた短繊維
を配合した透明アクリル樹脂液、着色アクリル樹脂液若
しくは樹脂セメントペーストを塗着して成る補強層を有
する請求項１，２又は６記載の表面模様仕上げ工法。
【請求項１１】上記転写シートが、該印刷面上に、ガ
ラス繊維、炭素繊維及び合成樹脂繊維から選ばれた繊維
の織布を、透明アクリル樹脂液、着色アクリル樹脂液若
しくは樹脂セメントペーストと共に塗着して積層一体と
した補強層を有する請求項１，２又は６記載の表面模様
仕上げ工法。