JPH09136059A - 斑点状模様塗膜の補修方法 - Google Patents

斑点状模様塗膜の補修方法

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JPH09136059A
JPH09136059A JP9753396A JP9753396A JPH09136059A JP H09136059 A JPH09136059 A JP H09136059A JP 9753396 A JP9753396 A JP 9753396A JP 9753396 A JP9753396 A JP 9753396A JP H09136059 A JPH09136059 A JP H09136059A
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JP
Japan
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film
layer
coating
repaired
adhesive
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JP9753396A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Tsukamoto
英史 塚本
Michisumi Nabeshima
理純 鍋島
Osamu Kikuchi
治 菊池
Hajime Kusano
肇 草野
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NOF Corp
Nisseki House Industry Co Ltd
Original Assignee
Nisseki House Industry Co Ltd
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】斑点状模様塗膜、特に建築材に設けられた斑点
状模様塗膜を、簡単な操作で、補修部の違和感なく補修
する方法を提供する。 【解決手段】離型フィルムに、少なくとも斑点状模様層
及び接着層を順次積層してなる転写フィルムを、接着層
が補修すべき部分に接するようにして圧着したのち、離
型フィルムを引きはがし、補修すべき部分に斑点状模様
を転写することにより、あるいは、粘着フィルムに、少
なくとも斑点状模様層を積層してなる補修フィルムを、
粘着フィルムが補修すべき部分に接するようにして圧着
することにより、斑点状模様塗膜を補修する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斑点状模様塗膜の
新規な補修方法に関するものである。さらに詳しくは、
本発明は、斑点状模様塗膜、特に建築外装材や内装材な
どの建築材に設けられた斑点状模様塗膜を、簡単な操作
で、補修部の違和感なく補修する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリートパネル、窯業系サ
イジングボード、コンクリート押出し成形板などの建築
材には、外観を向上させたり、防水性や耐久性を付与す
る目的で、施工現場において表面塗装を行い塗膜を形成
することが、一般的に行われている。また、塗膜の品質
向上や施工の合理化などの目的で、工場塗装による塗膜
形成も一部で実施されている。工場塗装によって塗膜が
設けられた建築材の場合には、施工現場での塗装工程が
ないため、パネルを躯体に取り付ける際の釘打ちや切断
などによって塗膜が剥離した部分が生じる。この部分に
は塗膜の補修が必要となるが、一般的には、適当な下地
処理を施したのち、刷毛塗りやエアスプレーなどの塗装
によって塗膜の補修が行われている。しかしながら、斑
点状模様塗膜が設けられた建築材の場合は、塗装によっ
て塗膜補修を実施しようとすると、塗装回数が増える、
塗装作業者の熟練度によって塗膜模様のばらつきが生じ
やすい、非補修部と補修部の塗膜模様が合わず補修部が
目立ちやすい、などの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の斑点状模様塗膜の補修方法における問題点を解決
し、斑点状模様塗膜、特に軽量気泡コンクリートパネ
ル、窯業系サイジングボード、コンクリート押出し成形
板、石膏ボード、ケイカル板などの建築材に設けられた
斑点状模様塗膜を、簡単な操作で、補修部の違和感なく
補修する方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、離型性を有する
フィルム上に、少なくとも斑点状模様層及び接着層を積
層してなる転写フィルムを用い、補修すべき部分に斑点
状模様を転写することにより、あるいは、粘着フィルム
上に少なくとも斑点状模様層を積層してなる補修フィル
ムを、補修すべき部分に圧着することにより、その目的
を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明は、(1)斑点
状模様塗装が施された建築材の塗膜補修において、離型
フィルムに斑点状模様層及び接着層を順次積層してなる
転写フィルムを、接着層が補修すべき部分に接するよう
に圧着したのち、離型フィルムを引き剥がし、補修すべ
き部分に斑点状模様を転写することを特徴とする斑点状
模様塗膜の補修方法、(2)斑点状模様塗膜が施された
建築材の塗膜補修において、離型フィルムに剥離層、斑
点状模様層及び接着層を順次積層してなる転写フィルム
を、接着層が補修すべき部分に接するように圧着したの
ち、離型フィルムを引き剥がし、補修すべき部分に斑点
状模様を転写することを特徴とする斑点状模様塗膜の補
修方法、 (3)斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補修にお
いて、離型フィルムに剥離層、斑点状模様層、着色層及
び接着層を順次積層してなる転写フィルムを、接着層が
補修すべき部分に接するように圧着したのち、離型フィ
ルムを引き剥がし、補修すべき部分に斑点状模様を転写
することを特徴とする斑点状模様塗膜の補修方法、
(4)斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補修にお
いて、粘着フィルムに斑点状模様層を積層してなる補修
フィルムを、粘着フィルムが補修すべき部分に接するよ
うに圧着することを特徴とする斑点状模様塗膜の補修方
法、(5)斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補修
において、粘着フィルムに付着層及び斑点状模様層を順
次積層してなる補修フィルムを、粘着フィルムが補修す
べき部分に接するように圧着することを特徴とする斑点
状模様塗膜の補修方法、(6)斑点状模様塗膜が施され
た建築材の塗膜補修において、粘着フィルムに付着層、
着色層及び斑点状模様層を順次積層してなる補修フィル
ムを、粘着フィルムが補修すべき部分に接するように圧
着することを特徴とする斑点状模様塗膜の補修方法、
(7)斑点状模様層が、建築材に施された斑点状模様塗
膜と同一の塗料及び同一の塗装機を用いて積層される、
第(1)項、第(2)項、第(3)項、第(4)項、第(5)項又
は第(6)項記載の斑点状模様塗膜の補修方法、及び、
(8)粘着フィルムの厚さが、3〜30μmである第
(4)項、第(5)項、第(6)項又は第(7)項記載の斑点状
模様塗膜の補修方法、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明方法においては、転写フィルムとしては、(イ)
離型フィルムに斑点状模様層及び接着層を順次積層して
なるもの、(ロ)離型フィルムに剥離層、斑点状模様層
及び接着層を順次積層してなるもの、又は(ハ)離型フ
ィルムに剥離層、斑点状模様層、着色層及び接着層を順
次積層してなるものが用いられ、補修フィルムとして
は、(ニ)粘着フィルムに斑点状模様層を積層してなる
もの、(ホ)粘着フィルムに付着層及び斑点状模様層を
順次積層してなるもの、又は(ヘ)粘着フィルムに付着
層、着色層及び斑点状模様層を順次積層してなるものが
用いられる。図1、図2及び図3は、それぞれ転写フィ
ルム(イ)、(ロ)及び(ハ)の構成を示す断面図であって、
図1は、離型フィルム1上に、斑点状模様層3及び接着
層5を順次積層した構成を、図2は、離型フィルム1上
に、剥離層2、斑点状模様層3及び接着層5を順次積層
した構成を、図3は、離型フィルム1上に、剥離層2、
斑点状模様層3、着色層4及び接着層5を順次積層した
構成を示す。また、図4、図5及び図6は、それぞれ補
修フィルム(ニ)、(ホ)及び(ヘ)の構成を示す断面図であ
って、図4は、粘着フィルム6上に、斑点状模様層3を
積層した構成を、図5は、粘着フィルム6上に、付着層
7及び斑点状模様層3を順次積層した構成を、図6は、
粘着フィルム6上に、付着層7、着色層4及び斑点状模
様層3を順次積層した構成を示す。
【0006】これらの転写フィルム(イ)、(ロ)及び(ハ)
において用いられる離型フィルム1は、離型性を有する
フィルムであれば特に制限はなく使用することができ
る。このような離型フィルムとしては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化
ビニルなどのプラスチックフィルム、あるいは紙に樹脂
などをラミネートしたフィルムなどを挙げることができ
る。転写フィルム(ロ)及び(ハ)において、離型フィルム
1上に設けられる剥離層2は、離型フィルムの剥離を容
易にすると共に、転写後に斑点状模様層3を隠蔽しない
ことが必要である。このような剥離層としては、例え
ば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、石油樹脂など
の合成樹脂、あるいはセルロース系樹脂などの天然樹脂
を用いることができる。これらの樹脂は、1種を用いる
ことができ、あるいは2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。また、剥離層には、必要に応じて、艶消し
剤、表面調整剤などの添加剤や、顔料、染料などを、斑
点状模様層を隠蔽しない程度に添加することができる。
剥離層の形成方法には特に制限はなく、例えば、エアス
プレー法、ロールコート法、フローコート法などによる
塗装、あるいはグラビア印刷、シルクスクリーン印刷な
どの印刷によって形成することができる。このようにし
て形成する剥離層の厚さは、通常5〜50μmであるこ
とが好ましく、10〜30μmであることがより好まし
い。
【0007】また、補修フィルム(ニ)、(ホ)及び(ヘ)に
おいて用いられる粘着フィルム6は、裏面に粘着剤が塗
付してあり、被着体に対し半永久的に接着することがで
き、表面には印刷又は塗装により模様を施すことが可能
なフィルムである。このような粘着フィルムとしては、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、
ポリフッ化ビニリデンなどのプラスチックフィルム、あ
るいは紙に樹脂などをラミネートしたフィルムなどの裏
面に、ゴム系、アクリル系などの粘着剤を積層したフィ
ルムなどを挙げることができる。これらのフィルムの中
で、ポリエチレンテレフタレートフィルムの裏面にアク
リル系粘着剤を積層した粘着フィルムは、強度が大き
く、耐候性に優れ、接着性が良好なので、特に好適に使
用することができる。なお、粘着フィルムの厚さは、3
〜30μmであることが好ましい。粘着フィルムの厚さ
が3μm未満であると、補修フィルムの取り扱いが容易
でなく、強度が不足するおそれがある。粘着フィルムの
厚さが30μmを超えると、補修フィルムを圧着して補
修した際に、補修部分が目立つおそれがある。本発明方
法において用いられる転写フィルム(イ)、(ロ)及び(ハ)
に設けられる斑点状模様層3は、転写フィルム(イ)にお
いては、接着層5に付着性を有する塗料やインクなどに
より、転写フィルム(ロ)においては、剥離層2と接着層
5とに付着性を有する塗料やインクなどにより、また、
転写フィルム(ハ)においては、剥離層2と着色層4とに
付着性を有する塗料やインクなどにより形成されたもの
であることが好ましい。また、本発明方法において用い
られる補修フィルム(ニ)、(ホ)及び(ヘ)に設けられる斑
点状模様層3は、補修フィルム(ニ)においては、粘着フ
ィルム6の表面に付着性を有する塗料やインクなどによ
り、補修フィルム(ホ)においては、付着層7に付着性を
有する塗料やインクなどにより、また、補修フィルム
(ヘ)においては、着色層4に付着性を有する塗料やイン
クなどにより形成されたものであることが好ましい。
【0008】本発明方法において、斑点状模様層の材料
としては、例えば、アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹
脂塗料、2液型ポリウレタン樹脂塗料、アクリルエマル
ション樹脂塗料などを用いることができる。また、斑点
状模様層の形成方法には特に制限はなく、例えば、エア
ースプレーガン、乱糸ガン、スパッタ(斑点)ガン、電
動スパッタベルなどの斑点状模様の形成が可能な塗装機
を用いる方法、あるいはグラビア印刷などの印刷機を使
用する方法などにより形成することができる。斑点状模
様層の積層に、補修すべき建築材に施された斑点状模様
塗膜の形成に用いた塗料と同一の塗料を用いることによ
り、補修部と非補修部の模様の違和感がなく、補修部分
が目立たないので好ましい。斑点状模様層の積層に、補
修すべき建築材に施された斑点状模様塗膜の形成に用い
た塗装機と同一の塗装機を用いることにより、補修部と
非補修部の違和感がなく、補修部分が目立たないので好
ましい。このようにして形成する斑点状模様層の厚さ
は、通常0.5〜50μmであることが好ましく、5〜
30μmであることがより好ましく、10〜30μmで
あることがさらに好ましい。本発明方法において用いら
れる転写フィルム(イ)、(ロ)及び(ハ)に設けられる接着
層5は、補修すべき部位との接着性を有し、かつ転写フ
ィルム(イ)及び(ロ)においては、斑点状模様層3上に、
転写フィルム(ハ)においては、着色層4上に形成が容易
な接着剤により形成される。このような接着剤として
は、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、石油
樹脂などの合成樹脂、あるいはセルロース系樹脂などの
天然樹脂を用いることができる。これらの樹脂は、1種
を用いることができ、あるいは2種以上を組み合わせて
用いることができる。接着層の形成方法については特に
制限はなく、例えば、エアスプレー法、ロールコート
法、フローコート法などによる塗装、あるいはグラビア
印刷、シルクスクリーン印刷などの印刷によって、形成
することができる。このようにして形成する接着層の厚
さは、通常2〜30μmであることが好ましく、5〜2
0μmであることがより好ましい。
【0009】本発明方法において用いられる補修フィル
ム(ホ)及び(へ)に設けられる付着層7は、粘着フィルム
6と付着性を有し、(ホ)においては、斑点状模様層3と
付着性を有し、補修フィルム(ヘ)においては、着色層4
と付着性を有する接着剤により形成される。このような
接着剤としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エポキシ樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、石油樹脂などの合成樹脂、あるいはセルロース
系樹脂などの天然樹脂を用いることができる。これらの
樹脂は、1種を用いることができ、あるいは2種以上を
組み合わせて用いることができる。付着層の形成方法に
ついては特に制限はなく、例えば、エアスプレー法、ロ
ールコート法、フローコート法などによる塗装、あるい
はグラビア印刷、シルクスクリーン印刷などの印刷によ
って、形成することができる。これらの方法の中で、塗
装機としてエアースプレーガンを使用する方法が特に好
ましい。このようにして形成する付着層の厚さは、通常
2〜30μmであることが好ましく、2〜20μmであ
ることがより好ましい。さらに、本発明方法に用いる転
写フィルムにおいては、転写フィルム(ハ)のように、斑
点状模様層3と接着層5との間に、単一色の着色層4を
設けることができる。また、本発明方法に用いる補修フ
ィルムにおいては、補修フィルム(ヘ)のように、斑点状
模様層3と付着層7との間に、単一色の着色層4を設け
ることができる。斑点状模様の形態によっては、模様が
非補修部と合いにくい場合があるが、着色層を設けるこ
とにより、補修部と非補修部との違和感を少なくするこ
とがさらに容易となる。着色層は、斑点状模様層と接着
層又は付着層との双方に付着性を有する塗料やインクな
どによって形成されたものであることが好ましい。着色
層を形成する塗料としては、例えば、アクリル樹脂塗
料、ポリエステル樹脂塗料、2液型ポリウレタン樹脂塗
料、アクリルエマルション系塗料などを用いることがで
きる。着色層の形成方法には特に制限はなく、例えば、
エアスプレー法、ロールコート法、フローコート法など
による塗装、あるいはグラビア印刷、シルクスクリーン
印刷などの印刷によって形成することができる。これら
の方法の中で、塗装機としてエアースプレーガンを使用
する方法が特に好ましい。このようにして形成する着色
層の厚さは、通常5〜50μmであることが好ましく、
5〜30μmであることがより好ましく、10〜30μ
mであることがさらに好ましい。
【0010】次に、上記のような構成の転写フィルム又
は補修フィルムを用いて、斑点状模様塗膜を補修する方
法について説明する。まず、建築材に、プライマー、シ
ーラー、パテなどの下塗り、さらには必要に応じて、斑
点状模様塗膜のベースコート着色層と同色の着色上塗塗
装やクリヤー塗装を適宜施すことにより、下地調整を行
う。次いで、補修すべき部位に転写フィルムを、その接
着層が補修すべき部位に接するように重ね合わせて圧着
し、離型フィルムを引き剥がして、補修すべき部位に斑
点状模様を転写する。あるいは、下地調整を行った補修
すべき部位に、斑点状模様が積層された補修フィルムを
圧着する。このようにして、斑点状模様が転写フィルム
又は補修フィルムにより補修された部位は、そのままで
も使用可能であるが、耐久性を付与するために、補修さ
れた部位とその周囲に、必要に応じクリヤー塗料を塗装
し、クリヤー塗膜を形成することができる。クリヤー塗
料としては、例えば、アクリル樹脂塗料、ポリエステル
樹脂塗料、2液型ポリウレタン樹脂塗料、アクリルエマ
ルション系塗料、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂塗
料、ポリアミド樹脂塗料などを用いることができるが、
これらの中で、耐候性に優れる点から、アクリル樹脂塗
料、ポリエステル樹脂塗料及びポリウレタン樹脂塗料が
特に好適である。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 厚さ60μmのポリエチレンフィルムに、アクライトN
o.500エナメル[日本油脂(株)製、登録商標、アク
リル樹脂塗料]をアクライトNo.500シンナー[日
本油脂(株)製、登録商標]でフォードカップNo.4法
粘度が13秒[JIS K 5400(1990)4.5.
4フォードカップNo.4法による]になるように希釈
して得た塗料を、乱糸ガンSGD−71[岩田塗装機工
業(株)製]を用いて斑点状に吹付け塗装し、60℃で1
0分間焼付けて厚さ15〜25μmの斑点状模様層を形
成した。この上に、ニッポラン3110[日本ポリウレ
タン工業(株)製、登録商標、ポリウレタン樹脂系接着
剤]をトルエンでフォードカップNo.4法粘度が15
秒になるように希釈して得た塗料をスプレーガンで吹付
け塗装し、20℃で30分間放置して乾燥し、厚さ10
μmの接着層を形成することにより、図1に示す構成の
転写フィルムを作成した。一方、建築材として軽量気泡
コンクリートパネル[ニッセキハウス工業(株)製、30
0×200×37mm]に次のような工程で塗装した。す
なわち、 ミルデックスSFシーラー[日本油脂(株)製、登録商
標、エマルション系]をイオン交換水で塗装粘度が20
0Pa・s[JIS K 5400(1900)4.5.3
回転粘度計法による]になるように希釈して得た塗料
を、タイルガン(口径4mm)で吹付け塗装し、80℃で
15分間焼き付けて塗布量が0.5〜0.8kg/m2のシ
ーラー層を形成した。 その上に、アクアNo.8000エナメル[日本油脂
(株)製、登録商標、アクリルエマルション系]をイオン
交換水でフォードカップNo.4法粘度が15秒になる
ように希釈して得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装
し、80℃で20分間焼き付けて塗布量が0.1〜0.1
5kg/m2の上塗着色ベースコート層を形成した。 その上に、アクアNo.8000エナメル[日本油脂
(株)製、登録商標、アクリルエマルション系]をイオン
交換水でフォードカップNo.4法粘度が15秒になる
ように希釈して得た塗料を、乱糸ガンSGD−71[岩
田塗装機工業(株)製]を用いて斑点状に吹付け塗装し、
80℃で10分間焼き付けて厚さ20〜30μmの斑点
状模様層を形成した。 さらに、アクアNo.8000クリヤー[日本油脂
(株)製、登録商標、アクリルエマルション系]をイオン
交換水でフォードカップNo.4法粘度が20秒になる
ように希釈して得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装
し、80℃で20分間焼き付けて塗布量が0.1〜0.1
5kg/m2のクリヤー層を形成した。 以上の塗装工程で得られた塗膜表面からビスを打ち込ん
で補修すべき部位を作成した。この補修すべき部位に、
ポリメックパテ[日本油脂(株)製、登録商標]を埋めて
表面を平滑にしたのち、アクライトNo.500エナメ
ル[日本油脂(株)製、登録商標、アクリル樹脂塗料]を
アクライトNo.500シンナー[日本油脂(株)製、登
録商標]でフォードカップNo.4法粘度が13秒にな
るように希釈して得た塗料をスプレーガンで吹付け塗装
し、20℃で60分間乾燥して厚さ20μmの塗膜を形
成した。次いで、この上に、上記の転写フィルムを接着
層が接するように貼り、ゴムロールで圧着した。その
後、離型フィルムを引き剥がしたところ、補修部と非補
修部の模様がよく合い、違和感のない補修ができた。 実施例2 厚さ60μmのポリエチレンフィルムに、アクライトN
o.500クリヤー[日本油脂(株)製、登録商標、アク
リル樹脂系]をアクライトNo.500シンナー[日本
油脂(株)製、登録商標]でフォードカップNo.4法粘
度が20秒になるように希釈して得た塗料を、スプレー
ガンで吹付け塗装し、60℃で10分間焼き付けて厚さ
20μmの剥離層を形成した。この上にアクライトN
o.500エナメル[日本油脂(株)製、登録商標、アク
リル樹脂塗料]をアクライトNo.500シンナー[日
本油脂(株)製、登録商標]でフォードカップNo.4法
粘度が13秒になるように希釈して得た塗料を、乱糸ガ
ンSGD−71[岩田塗装機工業(株)製]を用いて斑点
状に吹付け塗装し、60℃で10分間焼付けて厚さ20
〜30μmの斑点状模様層を形成した。さらに、ニッポ
ラン3110[日本ポリウレタン工業(株)製、登録商
標、ポリウレタン樹脂系接着剤]をトルエンでフォード
カップNo.4法粘度が15秒になるように希釈して得
た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装し、20℃で30
分間放置して乾燥し、厚さ10μmの接着層を形成する
ことにより、図2に示す構成の転写フィルムを作成し
た。一方、軽量気泡コンクリートパネル[ニッセキハウ
ス工業(株)製、300×200×37mm]に、実施例1
と同様の塗装工程で得られた塗膜表面からビスを打ち込
んで補修すべき部位を作成した。この補修すべき部位
に、ポリメックパテ[日本油脂(株)製、登録商標]を埋
めて表面を平滑にしたのち、アクライトNo.500エ
ナメル[日本油脂(株)製、登録商標、アクリル樹脂塗
料]をアクライトNo.500シンナー[日本油脂(株)
製、登録商標]でフォードカップNo.4法粘度が13
秒になるように希釈して得た塗料を、スプレーガンで吹
付け塗装し、20℃で60分間乾燥して厚さ20μmの
塗膜を形成した。次いで、この上に、上記の転写フィル
ムを接着層が接するように貼り、ゴムロールで圧着し
た。その後、離型フィルムを引き剥がしたところ、補修
部と非補修部の模様がよく合い、違和感のない補修がで
きた。 実施例3 厚さ60μmのポリプロピレンフィルムに、ハイウレタ
ンNo.5000クリヤー[日本油脂(株)製、登録商
標、アクリルウレタン樹脂系]をハイウレタンNo.5
000シンナー[日本油脂(株)製、登録商標]でフォー
ドカップNo.4法粘度が20秒になるように希釈して
得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装し、80℃で3
0分間焼付けて、厚さ20μmの剥離層を形成した。そ
の上に、アクアNo.8000エナメル[日本油脂(株)
製、登録商標、アクリルエマルション系]をイオン交換
水でフォードカップNo.4法粘度が15秒になるよう
に希釈して得た塗料を、乱糸ガンSGD−71[岩田塗
装機工業(株)製]を用いて斑点状に吹付け塗装し、60
℃で10分間焼付けて、厚さ10〜20μmの斑点状模
様層を形成した。次いで、この上に、アクアNo.80
00エナメル[日本油脂(株)製、登録商標、アクリルエ
マルション系]をイオン交換水でフォードカップNo.
4法粘度が15秒になるように希釈して得た塗料を、ス
プレーガンで吹付け塗装し、60℃で10分間焼付け
て、厚さ15μmの着色層を形成した。さらに、その表
面に、ニッポラン3110[日本ポリウレタン工業(株)
製、登録商標、ポリウレタン樹脂系接着剤]をトルエン
でフォードカップNo.4法粘度が15秒になるように
希釈して得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装し、2
0℃で30分間放置して乾燥し、厚さ10μmの接着層
を形成することにより、図3に示す構成の転写フィルム
を作成した。一方、軽量気泡コンクリートパネル[ニッ
セキハウス工業(株)製、300×200×37mm]に、
実施例1と同様の塗装工程で得られた塗膜表面からビス
を打ち込んで補修すべき部位を作成した。この補修すべ
き部位に、ポリメックパテ[日本油脂(株)製、登録商
標]を埋めて表面を平滑にしたのち、上記の転写フィル
ムをその接着層が接するように貼り、ゴムロールで圧着
後、離型フィルムを引き剥がした。さらに、その表面
に、アクアNo.8000クリヤー[日本油脂(株)製、
登録商標、アクリルエマルション系]をイオン交換水で
フォードカップNo.4法粘度が20秒になるように希
釈して得たクリヤー塗料を、スプレーガンで吹付け塗装
し、20℃で3時間乾燥して厚さ18μmの塗膜を形成
させ、塗膜補修を行った。その結果、補修部と非補修部
の模様がよく合い、違和感のない補修ができた。 実施例4 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
ベースフィルムとする粘着フィルムの表面に、プライマ
ックNo.1100プライマーSP[日本油脂(株)製、
登録商標、プラスチック用塗料]をトルエンでフォード
カップNo.4法粘度が15秒になるように希釈して、
エアースプレーガンで吹付け塗装し、常温で30分乾燥
し、厚さ10μmの付着層を形成した。この上に、アク
アNo.8000エナメル[日本油脂(株)製、登録商
標、アクリルエマルション系]をイオン交換水でフォー
ドカップNo.4法粘度が15秒になるように希釈して
得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装し、80℃で2
0分間焼き付けて厚さ15〜25μmの着色層を形成し
た。 その上に、アクアNo.8000エナメル[日本油脂
(株)製、登録商標、アクリルエマルション系]をイオン
交換水でフォードカップNo.4法粘度が15秒になる
ように希釈して得た塗料を、乱糸ガンSGD−71[岩
田塗装機工業(株)製]を用いて斑点状に吹付け塗装し、
80℃で10分間焼き付けて厚さ10〜20μmの斑点
状模様層を形成した。さらにその上に、アクアNo.8
000クリヤー[日本油脂(株)製、登録商標、アクリル
エマルション系]をイオン交換水でフォードカップN
o.4法粘度が20秒になるように希釈して得た塗料
を、スプレーガンで吹付け塗装し、80℃で20分間焼
き付けて厚さ15〜25μmのクリヤー層を形成し、図
6に示す構成の補修フィルムを作成した。一方、軽量気
泡コンクリートパネル[ニッセキハウス工業(株)製、3
00×200×37mm]に、実施例1と同様の塗装工程
で得られた塗膜表面からビスを打ち込んで補修すべき部
位を作成した。この補修すべき部位に、ポリメリックパ
テ[日本油脂(株)製、登録商標]を埋め込んで表面を平
滑にしたのち、上記の補修フィルムを粘着フィルムが補
修すべき部分に接するように貼り、ゴムロールで圧着し
て塗膜補修を行った。その結果、補修部と非補修部の模
様がよく合い、違和感のない補修ができた。 実施例5 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
ベースフィルムとする粘着フィルムの表面に、プライマ
ックNo.1100プライマーSP[日本油脂(株)製、
登録商標、プラスチック用塗料]をトルエンでフォード
カップNo.4法粘度が15秒になるように希釈して、
エアースプレーガンで吹付け塗装し、常温で30分乾燥
し、厚さ10μmの付着層を形成した。この上に、ハイ
ウレタンNo.5000エナメル[日本油脂(株)製、登
録商標、2液型ポリウレタン樹脂塗料]をハイウレタン
No.5000シンナー[日本油脂(株)製、登録商標]
でフォードカップNo.4法粘度が15秒になるように
希釈して得た塗料を、乱糸ガンSGD−71[岩田塗装
機工業(株)製]を用いて斑点状に吹付け塗装し、80℃
で10分間焼き付けて厚さ20〜30μmの斑点状模様
層を形成し、図5に示す構成の補修フィルムを得た。一
方、建築材として軽量気泡コンクリートパネル[ニッセ
キハウス工業(株)製、300×200×37mm]に次の
ような工程で塗装した。すなわち、 ミルデックスSFシーラー[日本油脂(株)製、登録商
標、エマルション系]をイオン交換水で塗装粘度が20
0Pa・s[JIS K 5400(1900)4.5.3
回転粘度計法による]になるように希釈して得た塗料
を、タイルガン(口径4mm)で吹付け塗装し、80℃で
15分間焼き付けて塗布量が0.5〜0.8kg/m2のシ
ーラー層を形成した。 その上に、ハイウレタンNo.5000エナメル[日
本油脂(株)製、登録商標、2液型ポリウレタン樹脂塗
料]をハイウレタンNo.5000シンナー[日本油脂
(株)製、登録商標]でフォードカップNo.4法粘度が
15秒になるように希釈して得た塗料を、スプレーガン
で吹付け塗装し、80℃で20分間焼き付けて塗布量が
0.1〜0.15kg/m2の上塗着色ベースコート層を形
成した。 その上に、ハイウレタンNo.5000エナメル[日
本油脂(株)製、登録商標、2液型ポリウレタン樹脂塗
料]をハイウレタンNo.5000シンナー[日本油脂
(株)製、登録商標]でフォードカップNo.4法粘度が
15秒になるように希釈して得た塗料を、乱糸ガンSG
D−71[岩田塗装機工業(株)製]を用いて斑点状に吹
付け塗装し、80℃で10分間焼き付けて厚さ20〜3
0μmの斑点状模様層を形成した。 さらに、ハイウレタンNo.5000クリヤー[日本
油脂(株)製、登録商標、2液型ポリウレタン樹脂塗料]
をハイウレタンNo.5000シンナー[日本油脂(株)
製、登録商標]でフォードカップNo.4法粘度が20
秒になるように希釈して得た塗料を、スプレーガンで吹
付け塗装し、80℃で20分間焼き付けて塗布量が0.
1〜0.15kg/m2のクリヤー層を形成した。 以上の塗装工程で得られた塗膜表面からビスを打ち込ん
で補修すべき部位を作成した。この補修すべき部位に、
ポリメックパテ[日本油脂(株)製、登録商標]を埋めて
表面を平滑にし、さらにハイウレタンNo.5000エ
ナメル[日本油脂(株)製、登録商標、2液型ポリウレタ
ン樹脂塗料]により、斑点状模様塗膜の着色ベースコー
ト層を形成したのち、上記の補修フィルムを粘着フィル
ムが補修すべき部分に接するように貼り、ゴムロールで
圧着して塗膜補修を行った。その結果、補修部と非補修
部の模様がよく合い、違和感のない補修ができた。 実施例6 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
ベースフィルムとする粘着フィルムの表面に、アクライ
トNo.500エナメル[日本油脂(株)製、登録商標、
アクリル樹脂塗料]をアクライトNo.500シンナー
[日本油脂(株)製、登録商標]でフォードカップNo.
4法粘度が15秒になるように希釈して得た塗料を、乱
糸ガンSGD−71[岩田塗装機工業(株)製]を用いて
斑点状に吹付け塗装し、80℃で10分間焼き付けて厚
さ20〜30μmの斑点状模様層を形成した。アクライ
トNo.500エナメルは、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムに対して付着性を有するため、プライマーに
よる付着層の形成の必要はなかった。さらにその上に、
アクライトNo.500クリヤー[日本油脂(株)製、登
録商標、アクリル樹脂塗料]をアクライトNo.500
シンナー[日本油脂(株)製、登録商標、アクリル樹脂塗
料]でフォードカップNo.4法粘度が20秒になるよ
うに希釈して得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装
し、80℃で20分間焼き付けて厚さ10〜20μmの
クリヤー層を形成し、図4に示す構成の補修フィルムを
作成した。一方、建築材として軽量気泡コンクリートパ
ネル[ニッセキハウス工業(株)製、300×200×3
7mm]に次のような工程で塗装した。すなわち、 ミルデックスSFシーラー[日本油脂(株)製、登録商
標、エマルション系]をイオン交換水で塗装粘度が20
0Pa・s[JIS K 5400(1900)4.5.3
回転粘度計法による]になるように希釈して得た塗料
を、タイルガン(口径4mm)で吹付け塗装し、80℃で
15分間焼き付けて塗布量が0.5〜0.8kg/m2のシ
ーラー層を形成した。 その上に、アクライトNo.500エナメル[日本油
脂(株)製、登録商標、アクリル樹脂塗料]をアクライト
No.500シンナー[日本油脂(株)製、登録商標]で
フォードカップNo.4法粘度が15秒になるように希
釈して得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装し、80
℃で20分間焼き付けて塗布量が0.1〜0.15kg/m
2の上塗着色ベースコート層を形成した。 その上に、アクライトNo.500エナメル[日本油
脂(株)製、登録商標、アクリル樹脂塗料]をアクリルN
o.500シンナー[日本油脂(株)製、登録商標]でフ
ォードカップNo.4法粘度が15秒になるように希釈
して得た塗料を、乱糸ガンSGD−71[岩田塗装機工
業(株)製]を用いて斑点状に吹付け塗装し、80℃で1
0分間焼き付けて厚さ20〜30μmの斑点状模様層を
形成した。 さらに、アクライトNo.500クリヤー[日本油脂
(株)製、登録商標、アクリル樹脂塗料]をアクライトN
o.500シンナー[日本油脂(株)製、登録商標]でフ
ォードカップNo.4法粘度が20秒になるように希釈
して得た塗料を、スプレーガンで吹付け塗装し、80℃
で20分間焼き付けて塗布量が0.1〜0.15kg/m2
のクリヤー層を形成した。 以上の塗装工程で得られた斑点状模様を有する塗膜表面
からビスを打ち込んで補修すべき部位を作成した。この
補修すべき部位に、ポリメックパテ[日本油脂(株)製、
登録商標]を埋めて表面を平滑にし、さらにアクライト
No.500エナメル[日本油脂(株)製、登録商標、ア
クリル樹脂塗料]により、斑点状模様塗膜の着色ベース
コート層を形成したのち、上記の補修フィルムを粘着フ
ィルムが補修すべき部分に接するように貼り、ゴムロー
ルで圧着して塗膜補修を行った。その結果、補修部と非
補修部の模様がよく合い、違和感のない補修ができた。
【0012】
【発明の効果】本発明の補修方法によると、特殊な施工
技術及び複雑な操作を必要とせずに、模様のばらつきが
抑えられ、補修部と非補修部の違和感が生じることな
く、斑点状模様塗膜を簡単な操作で補修することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の請求項1記載の方法において
用いられる転写フィルムの構成を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の請求項2記載の方法において
用いられる転写フィルムの構成を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明の請求項3記載の方法において
用いられる転写フィルムの構成を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の請求項4記載の方法において
用いられる補修フィルムの構成を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の請求項5記載の方法において
用いられる補修フィルムの構成を示す断面図である。
【図6】図6は、本発明の請求項6記載の方法において
用いられる補修フィルムの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 離型フィルム 2 剥離層 3 斑点状模様層 4 着色層 5 接着層 6 粘着フィルム 7 付着層
フロントページの続き (72)発明者 草野 肇 神奈川県横浜市金沢区富岡西4−31−11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】斑点状模様塗装が施された建築材の塗膜補
    修において、離型フィルムに斑点状模様層及び接着層を
    順次積層してなる転写フィルムを、接着層が補修すべき
    部分に接するように圧着したのち、離型フィルムを引き
    剥がし、補修すべき部分に斑点状模様を転写することを
    特徴とする斑点状模様塗膜の補修方法。
  2. 【請求項2】斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補
    修において、離型フィルムに剥離層、斑点状模様層及び
    接着層を順次積層してなる転写フィルムを、接着層が補
    修すべき部分に接するように圧着したのち、離型フィル
    ムを引き剥がし、補修すべき部分に斑点状模様を転写す
    ることを特徴とする斑点状模様塗膜の補修方法。
  3. 【請求項3】斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補
    修において、離型フィルムに剥離層、斑点状模様層、着
    色層及び接着層を順次積層してなる転写フィルムを、接
    着層が補修すべき部分に接するように圧着したのち、離
    型フィルムを引き剥がし、補修すべき部分に斑点状模様
    を転写することを特徴とする斑点状模様塗膜の補修方
    法。
  4. 【請求項4】斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補
    修において、粘着フィルムに斑点状模様層を積層してな
    る補修フィルムを、粘着フィルムが補修すべき部分に接
    するように圧着することを特徴とする斑点状模様塗膜の
    補修方法。
  5. 【請求項5】斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補
    修において、粘着フィルムに付着層及び斑点状模様層を
    順次積層してなる補修フィルムを、粘着フィルムが補修
    すべき部分に接するように圧着することを特徴とする斑
    点状模様塗膜の補修方法。
  6. 【請求項6】斑点状模様塗膜が施された建築材の塗膜補
    修において、粘着フィルムに付着層、着色層及び斑点状
    模様層を順次積層してなる補修フィルムを、粘着フィル
    ムが補修すべき部分に接するように圧着することを特徴
    とする斑点状模様塗膜の補修方法。
  7. 【請求項7】斑点状模様層が、建築材に施された斑点状
    模様塗膜と同一の塗料及び同一の塗装機を用いて積層さ
    れる請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5又は請求項6記載の斑点状模様塗膜の補修方法。
  8. 【請求項8】粘着フィルムの厚さが、3〜30μmであ
    る請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の斑
    点状模様塗膜の補修方法。
JP9753396A 1995-09-14 1996-03-26 斑点状模様塗膜の補修方法 Pending JPH09136059A (ja)

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JP26250395 1995-09-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021024018A1 (en) * 2019-08-05 2021-02-11 Tenax S.P.A. Method and kit for repairing surfaces of ceramic materials and the like

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021024018A1 (en) * 2019-08-05 2021-02-11 Tenax S.P.A. Method and kit for repairing surfaces of ceramic materials and the like

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