JP6739474B2 - 熱伝達流体添加剤組成物 - Google Patents

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Description

[0001]現在の自動車エンジンは、一般に、それらの冷却システムの長期にわたる通年保護を与えるために熱伝達流体(冷却液)を必要としている。熱伝達流体の主要要件は、それらが、効率的な燃料経済及び潤滑のためにエンジン温度を制御及び維持し、凍結、吹きこぼれ、又は過熱によるエンジン破損を阻止するために効率的な熱伝達を与えることである。相当量の1種類又は複数の溶媒を含む種々のタイプの熱伝達流体が存在する。輸送及び容器のコストが上昇するにつれて、熱伝達流体を使用箇所により近接した場所で製造することの有利性が明らかになっている。しかしながら、熱伝達流体に関する広範囲の配合及び添加剤組成物溶液に関係する安定性の問題において困難性が生じている。
[0002]良好な貯蔵安定性及び広範囲の有用性を有する熱伝達流体添加剤組成物に対する継続する必要性が存在する。
[0003]この必要性は、熱伝達流体添加剤組成物であって:組成物の全重量を基準として10重量パーセント(重量%)以上のカルボキシレート;アゾール化合物;塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に7〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記熱伝達流体添加剤組成物によって満足される。この熱伝達流体添加剤組成物は、他の成分と混合して熱伝達流体を形成することができる。この熱伝達流体添加剤組成物は、既存の熱伝達流体と混合して熱伝達流体を変性することができる。熱伝達流体は、他の成分又は既存の熱伝達流体を用いるか又は用いないで、熱伝達システムにおいて用いることができる。
[0004]本発明においては、広範囲の配合を有する熱伝達流体の製造を容易にする熱伝達流体添加剤組成物を開示する。この添加剤組成物はまた、既存の熱伝達流体の組成を変化させて向上した性能を与えるために用いることもできる。
[0005]熱伝達流体添加剤組成物は、シリケート、ボレート、及びアミンを含まないものであってよい。ニトレート含量は、熱伝達流体の全重量を基準として100重量ppm未満、又はより具体的には50重量ppm未満であってよい。添加剤組成物は、グリコール、グリセロール、グリセリン、及び/又は他の溶媒/凝固点降下剤、或いはこれらの組み合わせを含まないものであってもよい。
[0006]カルボキシレートは6〜20個の炭素原子を有する。「カルボキシレート」という用語は、カルボン酸、その塩、及びカルボン酸とカルボン酸塩との組み合わせを包含する。カルボキシレートは単一又は複数のカルボキシル基を含んでいてよく、線状又は分岐であってよい。複数のカルボキシレートの組合せを用いることができ、これは「カルボキシレート」又は「カルボン酸」の用語に包含されることが明白に意図される。代表的な脂肪族カルボキシレートとしては、2−エチルヘキサン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ネオデカン酸、デカン酸、ノナン酸、イソヘプタン酸、ドデカン酸、セバシン酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、及び上記の2以上の組合せが挙げられる。代表的な芳香族カルボキシレートとしては、安息香酸、トルイル酸又はメチル安息香酸、tert−ブチル安息香酸、アルコキシ安息香酸、例えばメトキシ安息香酸(又はo、p、m−アニス酸)、サリチル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フェニル酢酸、マンデル酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、及び上
記の2以上の組合せが挙げられる。
[0007]熱伝達流体添加剤組成物において、カルボキシレートは、熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として10重量%以上の量で存在する。この範囲内において、この量は約15重量%以上、又はより具体的には約20重量%以上であってよい。この量は、約90重量%以下、又はより具体的には約80重量%以下であってよい。
[0008]熱伝達流体添加剤組成物はアゾールを含む。代表的なアゾールとしては、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール(例えば、4−メチルベンゾトリアゾール及び5−メチルベンゾトリアゾール)、ブチルベンゾトリアゾール、及び他のアルキルベンゾトリアゾール(例えばアルキル基は2〜20個の炭素原子を有する)、メルカプトベンゾチアゾール、チアゾール及び他の置換チアゾール類、イミダゾール、ベンズイミダゾール、及び他の置換イミダゾール類、インダゾール及び置換インダゾール類、テトラゾール、テトラヒドロトリルトリアゾール、及び置換テトラゾール類が挙げられる。上記のアゾールの2以上の組合せを用いることもでき、複数のアゾール類の組合せは「アゾール」の用語に包含される。
[0009]熱伝達流体添加剤組成物において、アゾール化合物は、熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として約0.01重量%〜約10重量%の量で存在させることができる。この範囲内において、アゾール化合物は約0.3重量%以上、又はより具体的には約0.5重量%以上の量で存在させることができる。またこの範囲内において、アゾール化合物は約9重量%以下、又はより具体的には約8重量%以下の量で存在させることができる。
[0010]代表的な塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。塩基は、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する。このpH範囲内において、pHは約7.5以上、又はより具体的には約8以上であってよい。
[0011]熱伝達流体添加剤組成物において、水は熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜90重量%の量で存在させることができる。この範囲内において、水は50重量%以下、又はより具体的には40重量%以下、又はより具体的には25重量%以下の量で存在させることができる。
[0012]熱伝達流体添加剤組成物には、非水性溶媒、無機ホスフェート、リチウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、アクリレートベースのポリマー、ホスホノカルボキシレート、ホスフィノカルボキシレート、消泡剤又は泡消し剤、分散剤、スケール抑制剤、界面活性剤、着色剤、及び上記の随意的な成分の2以上の組合せのような1種類以上の随意的な成分を更に含ませることができる。
[0013]代表的な非水性溶媒としては、グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせが挙げられる。代表的なグリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール(1,2−プロピレングリコール及び1,3−プロピレングリコールを含む)、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、及び上記の非水性溶媒の2以上の組合せが挙げられる。
[0014]非水性溶媒は、熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約85重量%の量で存在させることができる。この範囲内において、非水性溶媒は約40重量%以下、又はより具体的には約20重量%以下の量で存在させることができる。
[0015]代表的な無機ホスフェートとしては、リン酸、オルトリン酸ナトリウム、オルト
リン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム、ポリリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸カリウム、又は上記の無機ホスフェートの2以上の組合せが挙げられる。
[0016]無機ホスフェートは、熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として約1重量%〜約10重量%の量で存在させることができる。この範囲内において、この量は約1.5重量%以上、又はより具体的には約2重量%以上であってよい。またこの範囲内において、この量は約6重量%以下、又はより具体的には約4重量%以下であってよい。
[0017]リチウムイオンは、リチウム化合物、或いは室温において水を含む溶液中に溶解させることによってリチウムイオンを生成することができる化合物から誘導される。リチウム化合物は、水酸化リチウム、リン酸リチウム、ホウ酸リチウム、硝酸リチウム、過塩素酸リチウム、硫酸リチウム、モリブデン酸リチウム、バナジウム酸リチウム、タングステン酸リチウム、炭酸リチウム、又はこれらの組み合わせのような無機リチウム化合物であってよい。リチウム化合物は熱伝達流体中に可溶である。ここで用いる可溶とは、粒子状物質が肉眼で視認できないように溶解していることと定義される。リチウム化合物はまた、酢酸リチウム、安息香酸リチウム、ポリアクリル酸リチウム、ポリマレイン酸リチウム、乳酸リチウム、クエン酸リチウム、酒石酸リチウム、グルコン酸リチウム、グルコヘプトン酸リチウム、グリコール酸リチウム、グルカ酸リチウム、コハク酸リチウム、ヒドロキシルコハク酸リチウム、アジピン酸リチウム、シュウ酸リチウム、マロン酸リチウム、スルファミン酸リチウム、ギ酸リチウム、プロピオン酸リチウム、脂肪族モノ、ジ、又はトリカルボン酸、或いは芳香族モノ、ジ、又はトリカルボン酸のリチウム塩、並びに上記の複数のリチウム化合物の組合せのような、リチウムイオンと1以上のカルボン酸基を含む有機酸との間に形成されるリチウム塩であってもよい。
[0018]マグネシウムイオンは、室温において水を含む溶液中に溶解させることによってマグネシウムイオンを生成することができるマグネシウム化合物から誘導される。マグネシウム化合物は、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、モリブデン酸マグネシウム、タングステン酸マグネシウム、バナジウム酸マグネシウム、過塩素酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、又はこれらの組み合わせのような無機マグネシウム化合物であってよい。マグネシウム化合物は熱伝達流体中に可溶である。ここで用いる可溶とは、粒子状物質が肉眼で視認できないように溶解していることと定義される。マグネシウム化合物はまた、ポリアクリル酸マグネシウム、ポリマレイン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、酒石酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、グルコヘプトン酸マグネシウム、グリコール酸マグネシウム、グルカ酸マグネシウム、コハク酸マグネシウム、ヒドロキシコハク酸マグネシウム、アジピン酸マグネシウム、シュウ酸マグネシウム、マロン酸マグネシウム、スルファミン酸マグネシウム、ギ酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、プロピオン酸マグネシウム、脂肪族トリカルボン酸又は脂肪族テトラカルボン酸のマグネシウム塩、並びに上記の複数のマグネシウム化合物の組合せのような、マグネシウムイオンと1以上のカルボン酸基を含む有機酸との間に形成されるマグネシウム塩であってもよい。
[0019]カルシウムイオンは、室温において水を含む溶液中に溶解させることによってカルシウムイオンを生成することができるカルシウム化合物から誘導される。カルシウム化合物は、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、過塩素酸カルシウム、モリブデン酸カルシウム、タングステン酸カルシウム、バナジウム酸カルシウム、水酸化カルシウム、又はこれらの組み合わせのような無機カルシウム化合物であってよい。カルシウム化合物は熱伝達流体中に可溶である。ここで用いる可溶とは、粒子状物質が肉眼で視認できないように溶解していることと定義される。カルシウム化合物はまた、ポリアクリル酸カルシウム、ポリマレイン酸カルシウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、グ
ルコン酸カルシウム、グルコヘプトン酸カルシウム、グリコール酸カルシウム、グルカ酸カルシウム、コハク酸カルシウム、ヒドロキシコハク酸カルシウム、アジピン酸カルシウム、シュウ酸カルシウム、マロン酸カルシウム、スルファミン酸カルシウム、ギ酸カルシウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、脂肪族トリカルボン酸又は脂肪族テトラカルボン酸のカルシウム塩、並びに上記の複数のカルシウム化合物の組合せのような、カルシウムイオンと1以上のカルボン酸基を含む有機酸との間に形成されるカルシウム塩であってもよい。
[0020]アクリレートベースのポリマーは、水溶性のポリマー(200〜200,000ダルトンの平均分子量)である。代表的なアクリレートポリマーとしては、ポリアクリレート、アクリレートベースのポリマー、コポリマー、ターポリマー、及び四元ポリマー、例えばアクリレート/アクリルアミドコポリマー、ポリメタクリレート、ポリマレイン酸又は無水マレイン酸ポリマー、マレイン酸ベースのポリマー、これらのコポリマー及びターポリマー、変性アクリルアミドベースのポリマー、例えばポリアクリルアミド、アクリルアミドベースのコポリマー及びターポリマーが挙げられる。一般に、用いるのに好適な水溶性ポリマーとしては、(1)C〜C16モノエチレン性不飽和モノ又はジカルボン酸或いはそれらの塩を含む少なくとも1つのモノマー単位;又は(2)C〜C16モノエチレン性不飽和モノ又はジカルボン酸誘導体、例えばアミド、ニトリル、カルボキシレートエステル、酸ハロゲン化物(例えば塩化物)、及び酸無水物、並びにこれらの組み合わせを含む少なくとも1つのモノマー単位;を有するホモポリマー、コポリマー、ターポリマー、及びインターポリマーが挙げられる。幾つかの態様においては、アクリレートベースのポリマーはホスフィノポリアクリレートを含む。
[0021]ホスホノカルボキシレートは、一般式:
Figure 0006739474
(式中、それぞれの単位中の少なくとも1つのR基は、COOM、CHOH、スルホノ、又はホスホノ基であり、他のR基は、第1のR基と同一であっても又は異なっていてもよく、水素、或いはCOOM、ヒドロキシル、ホスホノ、スルホノ、スルファト、C1〜7アルキル、C1〜7アルケニル基、或いはカルボキシレート、ホスホノ、スルホノ、スルファト、及び/又はヒドロキシル置換のC1〜7アルキル又はC1〜7アルケニル基であり、nは1又は1より大きい整数であり、それぞれのMは、水素、或いはナトリウムイオン、カリウムイオンなどのようなアルカリ金属イオンである)
を有するホスホン化化合物である。更に、少なくとも1つのCOOM基がR基の1つの中に存在する。好ましくは、ホスホノカルボキシレートは、式:
Figure 0006739474
(式中、nは1又は1より大きい整数であり、Mは化合物が水溶性になるようなカチオン種(例えばアルカリ金属カチオン)である)
のマレイン酸のホスホン化オリゴマー又は複数のホスホン化オリゴマーの混合物である。代表的なホスホノカルボキシレートとしては、ホスホノコハク酸、1−ホスホノ−1,2,3,4−テトラカルボキシブタン、及び1−ホスホノ−1,2,3,4,5,6−ヘキサカルボキシヘキサンが挙げられる。ホスホノカルボキシレートは、上述の式を有し、「n」に関する値が異なる複数の化合物の混合物であってよい。「n」の平均値は、1〜2
、又はより具体的には1.3〜1.5であってよい。ホスホノカルボキシレートの合成は公知であり、米国特許5,606,105に記載されている。ホスホノカルボキシレートは、上記に記載のカルボン酸とは別のものであり、異なっている。上記に記載のカルボン酸は、炭素、水素、及び酸素から構成され、非酸素ヘテロ原子を有しない。
[0022]ホスフィノカルボキシレートは、一般式:
Figure 0006739474
(式中、それぞれの単位中の少なくとも1つのR基は、COOM、CHOH、スルホノ、又はホスホノ基であり、他のR基は、第1のR基と同一であっても又は異なっていてもよく、水素、或いはCOOM、ヒドロキシル、ホスホノ、スルホノ、スルファト、C1〜7アルキル、C1〜7アルケニル基、或いはカルボキシレート、ホスホノ、スルホノ、スルファト、及び/又はヒドロキシル置換のC1〜7アルキル又はC1〜7アルケニル基であり、nは1以上の整数であり、それぞれのMは、水素、或いはナトリウムイオン、カリウムイオンなどのようなアルカリ金属イオンである)
を有する化合物である。同様に、それぞれの単位中の少なくとも1つのR基は、COOM、CHOH、スルホノ、又はホスホノ基であり、他のR基は、第1のR基と同一であっても又は異なっていてもよく、水素、或いはCOOM、ヒドロキシル、ホスホノ、スルホノ、スルファト、C1〜7アルキル、C1〜7アルケニル基、或いはカルボキシレート、ホスホノ、スルホノ、スルファト、及び/又はヒドロキシル置換のC1〜7アルキル又はC1〜7アルケニル基であり、mは0以上の整数である。更に、少なくとも1つのCOOM基がR及びR基の1つの中に存在する。代表的なホスフィノカルボキシレートとしては、米国特許6,572,789及び5,018,577に記載されているホスフィニココハク酸及び水溶性塩、ホスフィニコビス(コハク酸)及び水溶性塩、並びにホスフィニココハク酸オリゴマー及び塩が挙げられる。ホスホノカルボキシレートは、上述の式を有し、「n」及び「m」に関する値が異なる複数の化合物の混合物であってよい。ホスフィノカルボキシレートは、上記記載のカルボン酸とは別のものであり、異なっている。
[0023]代表的な界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステルのような脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレングリコールエステル、エチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)のコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。非イオン界面活性剤の平均分子量は、約55〜約300,000、又はより具体的には約110〜約10,000であってよい。好適なソルビタン脂肪酸エステルとしては、ソルビタンモノラウレート(例えば、Span(登録商標)20、Arlacel(登録商標)20、S-MAZ(登録商標)20M1の商品名で販売されている)、ソルビタンモノパルミテート(例えば、Span(登録商標)40又はArlacel(登録商標)40)、ソルビタンモノステアレート(例えば、Span(登録商標)60、Arlacel(登録商標)60、又はS-MAZ(登録商標)60K)、ソルビタンモノオレエート(例えば、Span(登録商標)80又はArlacel(登録商標)80)、ソルビタンモノセスキオレエート
(例えば、Span(登録商標)83又はArlacel(登録商標)83)、ソルビタントリオレエー
ト(例えば、Span(登録商標)85又はArlacel(登録商標)85)、ソルビタントリステア
レート(例えばS-MAZ(登録商標)65K)、ソルビタンモノタレート(例えばS-MAZ(登録
商標)90)が挙げられる。好適なポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及びこれらの混合物が挙げられる。用いるのに好適なポリエチレングリコールの例としては、Dow Chemical CompanyからのCARBOWAX(登録商標)のポリエチレングリコール及びメトキシポリエチレングリコール(例えば、CARBOWAX
PEG200、300、400、600、900、1000、1450、3350、4000、及び8000等)、又はBASF Corp.からのPLURACOL(登録商標)ポリエチレングリコール(例えば、Pluracol(登録商標)E200、300、400、600、1000、2000、3350、4000、6000、及び8000等)が挙げられる。好適なポリアルキレングリコールエステルとしては、種々の脂肪酸のモノ及びジエステル、例えばBASFからのMAPEG(登録商標)ポリエチレングリコールエステル(例えば、MAPEG(登録商標)200ML又はPEG200モノラウレート、MAPEG(登録商標)400 DO又はPEG 400ジオレ
エート、MAPEG(登録商標)400 MO又はPEG 400モノオレエート、及びMAPEG(登録商標)600 DO又はPEG 600ジオレエート等)が挙げられる。好適なエチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)のコポリマーとしては、BASFからの種々のPluronic及びPluronic Rブロックコポリマー界面活性剤、DOW ChemicalからのDOWFAX非イオン界面活性剤、UCON(登録商標)流体、及びSYNALOX潤滑剤が挙げられる。好適なソルビタン脂肪酸エステ
ルのポリオキシアルキレン誘導体としては、ポリオキシエチレン20ソルビタンモノラウレート(例えば、TWEEN 20又はT-MAZ 20の商標で販売されている製品)、ポリオキシエチレン4ソルビタンモノラウレート(例えばTWEEN 21)、ポリオキシエチレン20ソルビタンモノパルミテート(例えばTWEEN 40)、ポリオキシエチレン20ソルビタンモノステアレート(例えばTWEEN 60又はT-MAZ 60K)、ポリオキシエチレン20ソルビタンモノオレ
エート(例えばTWEEN 80又はT-MAZ 80)、ポリオキシエチレン20トリステアレート(例えばTWEEN 65又はT-MAZ 65K)、ポリオキシエチレン5ソルビタンモノオレエート(例え
ばTWEEN 81又はT-MAZ 81)、ポリオキシエチレン20ソルビタントリオレエート(例えばTWEEN 85又はT-MAZ 85K)などが挙げられる。
[0024]代表的な消泡剤としては、ポリジメチルシロキサンエマルジョンベースの消泡剤が挙げられる。これらとしては、Boscawen, NHのPerformance Chemicals, LLCからのPC-5450NF;Woonsocket RIのCNC InternationalからのCNC消泡剤XD-55NF及びXD-56;が挙げられる。本発明において用いるのに好適な他の消泡剤としては、エチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)のコポリマー、例えばBASFからのPluronic L-61が挙げら
れる。
[0025]一般に、随意的な消泡剤には、シリコーン、例えばOSI Specialties、Dow Corning又は他の供給業者から入手できるSAG10又は同様の製品;エチレンオキシド−プロピレ
ンオキシド(EO−PO)ブロックコポリマー、及びプロピレンオキシド−エチレンオキシド−プロピレンオキシド(PO−EO−PO)ブロックコポリマー(例えば、Pluronic
L61、Pluronic L81、又は他のPluronic及びPluronic C製品);ポリ(エチレンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)、例えばPPG2000(即ち、2000の平均分子量を有
するポリプロピレンオキシド);疎水性アモルファスシリカ;ポリジオルガノシロキサンベースの製品(例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含む製品など);脂肪酸又は脂肪酸エステル(例えばステアリン酸など);脂肪アルコール、アルコキシル化アルコール及びポリグリコール;ポリエーテルポリオールアセテート、ポリエーテルエトキシル化ソルビタールヘキサオレエート、及びポリ(エチレンオキシド−プロピレンオキシド)モノアリルエーテルアセテート;ワックス、ナフサ、灯油、及び芳香族油;並びに上記の消泡剤の1以上を含む組合せ;を含ませることができる。
[0026]熱伝達流体添加剤組成物は幾つかの方法で用いることができる。これは、水、非水性溶媒、又は水と非水性溶媒の組合せと混合して熱伝達流体を形成することができる。これは、既存の熱伝達流体に加えて熱伝達流体の組成を変化させることができる。これは、熱伝達流体を含む熱伝達システムに加えて熱伝達流体を変性することができる。
[0027]熱伝達流体を製造する方法は、熱伝達添加剤組成物を、水、非水性溶媒、又は水と非水性溶媒の組合せと混合する工程であって、熱伝達添加剤組成物は、組成物の全重量を基準として10重量パーセント(重量%)以上のカルボキシレート;アゾール化合物;
塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に7〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記工程を含む。熱伝達流体の製造において有用な非水性溶媒としては、熱伝達流体添加剤組成物に関連して上記に記載したもの、及び1〜4個の炭素原子を有するアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール)、並びにここに記載する非水性溶媒の2以上を含む組合せが挙げられる。
[0028]熱伝達添加剤組成物は、水及び/又は非水性溶媒と、1:5〜1:40の範囲の体積比で混合することができる。この範囲内において、この体積比は1:9以下、又は1:5以下であってよい。またこの範囲内において、この体積比は1:18以上、又は1:36以上であってよい。
[0029]変性熱伝達流体を製造する方法は、熱伝達添加剤組成物を、既存の熱伝達流体と混合して変性熱伝達流体を形成する工程であって、熱伝達添加剤組成物は、組成物の全重量を基準として10重量パーセント(重量%)以上のカルボキシレート;アゾール化合物;塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に7〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記工程を含む。既存の熱伝達流体は新しい(熱伝達システムの外部で使用された)ものであってよく、或いは既存の熱伝達流体は使用された(既に熱伝達システムに接触している)ものであってよい。
[0030]熱伝達添加剤組成物は、既存の熱伝達流体と、1:10〜1:50の範囲の体積比で混合することができる。この範囲内において、この体積比は1:35以上、又は1:25以上であってよい。またこの範囲内において、この体積比は1:10以下、又は1:20以下であってよい。
[0031]また、ヘビーデューティーエンジンのような幾つかの用途においては、ニトライト、モリブデート、及びその塩のような1種類以上の更なる腐食抑制剤を含ませることが望ましい可能性があることも意図される。
[0032]以下の非限定的な実施例によって熱伝達添加剤組成物を更に示す。
[0033]示されている成分を混合することによって、表1に示す熱伝達添加剤組成物を調製した。表中に示す量は、添加剤組成物の全重量を基準とする重量%である。PM-5150は
、Prestone Products Corporationから商業的に入手できる消泡剤である。Chromatint Orange 1735は、Chromatech Incorporatedから商業的に入手できる着色剤である。Dye X-0714は、Chromatech Incorporatedから商業的に入手できる着色剤である。ウラニン染料は
、Chromatech Incorporatedから商業的に入手できる。
Figure 0006739474
[0034]濃縮液Bを、表2に示すように異なるタイプの異なる量の希釈剤で希釈して試験溶液を形成した。表2に示す試験水の組成を表3に示す。ASTM−D4340及びD1384にしたがって試験溶液を試験した。表2における量は重量部である。表3における量は重量%である。
Figure 0006739474
[0035]市販の着色剤濃縮液は、長期寿命OATタイプ冷却剤濃縮液であった。「水洗浄」とは、試験の終了時に試験試料を回収し、まずそれを水洗浄して腐食速度を求めることを指す。「酸洗浄」とは、同じ試験試料を回収し、ASTM−D4340にしたがって酸洗浄を行うことを指す。次に、これらの2組の数値を比較して更なる情報を与えることができる。これらの数値の比較によって、試料表面上に堆積物が存在しているかどうか(水洗浄ではそれは除去されないが、酸洗浄で除去される)が示される。
Figure 0006739474
[0036]また、濃縮液Bを種々の量の水で希釈し、ASTM−D4340にしたがって腐食速度に関して試験した。それぞれの溶液は100ppmのNaClも含む。これらの希釈液をASTM−D4340にしたがって試験した。
Figure 0006739474
[0037]最後に、脱イオン水中の種々の濃度の濃縮液Bを凝固点に関して試験した。このデータは華氏温度及び摂氏温度の両方で示す。結果を表5に示す。溶液のpHも試験した。
Figure 0006739474
[0038]単数形の「a」、「an」、及び「the」は、記載が明確に他に示していない限りにおいて複数の指示物を包含する。同じ特性又は成分を示す全ての範囲の端点は、独立して組み合わせることができ、示されている端点を含む。全ての参照文献は参照として本明細書中に包含する。「第1」、「第2」などの語は、本明細書においては、順番、量、又は重要性を示すものではなく、1つの要素を他から区別するために用いる。本明細書において記載する種々の態様及び範囲は、記載が矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
[0039]代表的な態様を例示の目的で示したが、上記の記載は本発明における範囲を限定するものとみなすべきではない。したがって、種々の修正、適合、及び代替は、本発明における精神及び範囲から逸脱することなく当業者が想到できる。
本発明の具体的態様は以下のとおりである。
[1]
熱伝達流体添加剤組成物であって:
組成物の全重量を基準として約10重量%以上のカルボキシレート;
アゾール化合物;
塩基;及び
水;
を含み;
塩基は、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、
前記熱伝達流体添加剤組成物。
[2]
添加剤組成物が、シリケート、ボレート、及びアミンを含まず、100ppm未満のニトレート含量を有する、[1]に記載の添加剤組成物。
[3]
カルボキシレートが組成物の全重量を基準として約15重量%以上の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[4]
カルボキシレートが組成物の全重量を基準として約20重量%以上の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[5]
アゾールが組成物の全重量を基準として約0.01〜約10重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[6]
アゾールが組成物の全重量を基準として約0.3〜約9重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[7]
アゾールが組成物の全重量を基準として約0.5〜約8重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[8]
塩基が、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7.5〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[9]
塩基が、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約8〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[10]
水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約70重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[11]
水が約10重量%〜約50重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[12]
水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約40重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[13]
水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約25重量%の量で存在する、[1]に記載の添加剤組成物。
[14]
非水性溶媒、無機ホスフェート、リチウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、アクリレートベースのポリマー、ホスホノカルボキシレート、ホスフィノカルボキシレート、消泡剤、分散剤、スケール抑制剤、界面活性剤、着色剤、及び上記の成分の2以上の組合せからなる群から選択される成分を更に含む、[1]に記載の添加剤組成物。
[15]
非水性溶媒が、グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせを含む、[14]に記載の添加剤組成物。
[16]
非水性溶媒が組成物の全重量を基準として約10〜約85重量%の量で存在する、[15]に記載の添加剤組成物。
[17]
非水性溶媒が組成物の全重量を基準として約10〜約40重量%の量で存在する、[15]に記載の添加剤組成物。
[18]
非水性溶媒が組成物の全重量を基準として約10〜約20重量%の量で存在する、[15]に記載の添加剤組成物。
[19]
無機ホスフェートが組成物の全重量を基準として約1〜約10重量%の量で存在する、[14]に記載の添加剤組成物。
[20]
無機ホスフェートが組成物の全重量を基準として約1.5〜約6重量%の量で存在する、[19]に記載の添加剤組成物。
[21]
無機ホスフェートが組成物の全重量を基準として約2〜約4重量%の量で存在する、[19]に記載の添加剤組成物。
[22]
ニトライト、モリブデート、及びこれらの塩からなる群から選択される1種類以上の更なる腐食抑制剤を更に含む、[1]に記載の添加剤組成物。
[23]
熱伝達流体の製造方法であって、
熱伝達添加剤組成物を、水、非水性溶媒、又は水と非水性溶媒の組み合わせと混合する工程であって、熱伝達添加剤組成物は、熱伝達添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%以上のカルボキシレート;アゾール化合物;塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記工程、
を含む、前記熱伝達流体の製造方法。
[24]
添加剤組成物が、シリケート、ボレート、及びアミンを含まず、100ppm未満のニトレート含量を有する、[23]に記載の方法。
[25]
カルボキシレートが添加剤組成物の全重量を基準として約15重量%以上の量で存在する、[23]に記載の方法。
[26]
カルボキシレートが添加剤組成物の全重量を基準として約20重量%以上の量で存在する、[23]に記載の方法。
[27]
アゾールが添加剤組成物の全重量を基準として約0.01〜約10重量%の量で存在する、[23]に記載の方法。
[28]
アゾールが添加剤組成物の全重量を基準として約0.5〜約8重量%の量で存在する、[23]に記載の方法。
[29]
塩基が、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7.5〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、[23]に記載の方法。
[30]
塩基が、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約8〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、[23]に記載の方法。
[31]
水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約70重量%の量で添加剤組成物中に存在する、[23]に記載の方法。
[32]
水が添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約50重量%の量で添加剤組成物中に存在する、[23]に記載の方法。
[33]
水が添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約40重量%の量で添加剤組成物中に存在する、[23]に記載の方法。
[34]
水が添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約25重量%の量で添加剤組成物中に存在する、[23]に記載の方法。
[35]
非水性溶媒、無機ホスフェート、リチウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、アクリレートベースのポリマー、ホスホノカルボキシレート、ホスフィノカルボキシレート、消泡剤、分散剤、スケール抑制剤、界面活性剤、着色剤、及び上記の成分の2以上の組合せからなる群から選択される成分を更に含む、[23]に記載の方法。
[36]
非水性溶媒が、グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせを含む、[35]に記載の方法。
[37]
非水性溶媒が組成物の全重量を基準として約10〜約40重量%の量で存在する、[36]に記載の方法。
[38]
添加剤組成物が、ニトライト、モリブデート、及びこれらの塩からなる群から選択される1種類以上の更なる腐食抑制剤を更に含む、[23]に記載の方法。
[39]
変性熱伝達流体の製造方法であって、
熱伝達添加剤組成物を、既存の熱伝達流体と混合して変性した熱伝達流体を形成する工程であって、熱伝達添加剤組成物は、熱伝達添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%以上のカルボキシレート;アゾール化合物;塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記工程、
を含む、前記変性熱伝達流体の製造方法。
[40]
既存の熱伝達流体が熱伝達システムと接触していない、[38]に記載の方法。
[41]
既存の熱伝達流体が熱伝達システムと接触している、[39]に記載の方法。

Claims (46)

  1. 熱伝達流体添加剤組成物であって:
    組成物の全重量を基準として約10重量%以上のネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせ;
    アゾール化合物;
    塩基;及び
    水;
    を含み;
    塩基は、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、
    前記熱伝達流体添加剤組成物。
  2. 添加剤組成物が、シリケート、ボレート、及びアミンを含まず、100ppm未満のニトレート含量を有する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  3. ネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせが組成物の全重量を基準として約15重量%以上の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  4. ネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせが組成物の全重量を基準として約20重量%以上の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  5. アゾール化合物が組成物の全重量を基準として約0.01〜約10重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  6. アゾール化合物が組成物の全重量を基準として約0.3〜約9重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  7. アゾール化合物が組成物の全重量を基準として約0.5〜約8重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  8. 塩基が、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7.5〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  9. 塩基が、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約8〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  10. 水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約70重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  11. 水が約10重量%〜約50重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  12. 水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約40重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  13. 水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約25重量%の量で存在する、請求項1に記載の添加剤組成物。
  14. グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせ、無機ホスフェート、リチウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、アクリレートベースのポリマー、ホスホノカルボキシレート、ホスフィノカルボキシレート、消泡剤、分散剤、スケール抑制剤、界面活性剤、着色剤、及び上記の成分の2以上の組合せからなる群から選択される成分を更に含む、請求項1に記載の添加剤組成物。
  15. グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせが組成物の全重量を基準として約10〜約85重量%の量で存在する、請求項14に記載の添加剤組成物。
  16. グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせが組成物の全重量を基準として約10〜約40重量%の量で存在する、請求項14に記載の添加剤組成物。
  17. グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせが組成物の全重量を基準として約10〜約20重量%の量で存在する、請求項14に記載の添加剤組成物。
  18. 無機ホスフェートが組成物の全重量を基準として約1〜約10重量%の量で存在する、請求項14に記載の添加剤組成物。
  19. 無機ホスフェートが組成物の全重量を基準として約1.5〜約6重量%の量で存在する、請求項18に記載の添加剤組成物。
  20. 無機ホスフェートが組成物の全重量を基準として約2〜約4重量%の量で存在する、請求項18に記載の添加剤組成物。
  21. ニトライト、モリブデート、及びこれらの塩からなる群から選択される1種類以上の更なる腐食抑制剤を更に含む、請求項1に記載の添加剤組成物。
  22. アゾール化合物が、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール、ブチルベンゾトリアゾール、及び他のアルキルベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、チアゾール、及び他の置換チアゾール類、イミダゾール、ベンズイミダゾール、及び他の置換イミダゾール類、インダゾール及び置換インダゾール類、テトラゾール、テトラヒドロトリルトリアゾール、及び置換テトラゾール類、並びにこれらの組み合わせなる群から選択される、請求項1〜21のいずれか1つに記載の添加剤組成物。
  23. 塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの組み合わせなる群から選択される、請求項1〜22のいずれか1つに記載の添加剤組成物。
  24. 熱伝達流体の製造方法であって、
    熱伝達流体添加剤組成物を、水、グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせと混合する工程であって、熱伝達流体添加剤組成物は、熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%以上のネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせ;アゾール化合物;塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記工程、
    を含む、前記熱伝達流体の製造方法。
  25. 添加剤組成物が、シリケート、ボレート、及びアミンを含まず、100ppm未満のニトレート含量を有する、請求項24に記載の方法。
  26. ネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせが添加剤組成物の全重量を基準として約15重量%以上の量で存在する、請求項24に記載の方法。
  27. ネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせが添加剤組成物の全重量を基準として約20重量%以上の量で存在する、請求項24に記載の方法。
  28. アゾール化合物が添加剤組成物の全重量を基準として約0.01〜約10重量%の量で存在する、請求項24に記載の方法。
  29. アゾール化合物が添加剤組成物の全重量を基準として約0.5〜約8重量%の量で存在する、請求項24に記載の方法。
  30. 塩基が、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7.5〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、請求項24に記載の方法。
  31. 塩基が、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約8〜10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、請求項24に記載の方法。
  32. 水が組成物の全重量を基準として約10重量%〜約70重量%の量で添加剤組成物中に存在する、請求項24に記載の方法。
  33. 水が添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約50重量%の量で添加剤組成物中に存在する、請求項24に記載の方法。
  34. 水が添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約40重量%の量で添加剤組成物中に存在する、請求項24に記載の方法。
  35. 水が添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%〜約25重量%の量で添加剤組成物中に存在する、請求項24に記載の方法。
  36. 添加剤組成物が、グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせ、無機ホスフェート、リチウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、アクリレートベースのポリマー、ホスホノカルボキシレート、ホスフィノカルボキシレート、消泡剤、分散剤、スケール抑制剤、界面活性剤、着色剤、及び上記の成分の2以上の組合せからなる群から選択される成分を更に含む、請求項24に記載の方法。
  37. グリコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせが組成物の全重量を基準として約10〜約40重量%の量で存在する、請求項36に記載の方法。
  38. 添加剤組成物が、ニトライト、モリブデート、及びこれらの塩からなる群から選択される1種類以上の更なる腐食抑制剤を更に含む、請求項24に記載の方法。
  39. アゾール化合物が、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール、ブチルベンゾトリアゾール、及び他のアルキルベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、チアゾール、及び他の置換チアゾール類、イミダゾール、ベンズイミダゾール、及び他の置換イミダゾール類、インダゾール及び置換インダゾール類、テトラゾール、テトラヒドロトリルトリアゾール、及び置換テトラゾール類、並びにこれらの組み合わせなる群から選択される、請求項24〜38のいずれか1つに記載の方法。
  40. 塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの組み合わせなる群から選択される、請求項24〜39のいずれか1つに記載の方法。
  41. 変性熱伝達流体の製造方法であって、
    熱伝達流体添加剤組成物を、既存の熱伝達流体と混合して変性した熱伝達流体を形成する工程であって、熱伝達流体添加剤組成物は、熱伝達流体添加剤組成物の全重量を基準として約10重量%以上のネオデカン酸及び2−エチルヘキサン酸の組み合わせ;アゾール化合物;塩基;及び水;を含み;塩基は、熱伝達流体添加剤組成物を水で50体積%に希釈した際に約7〜約10.5のpHを得るのに十分な量で存在する、前記工程、
    を含む、前記変性熱伝達流体の製造方法。
  42. 既存の熱伝達流体が熱伝達システムと接触していない、請求項41に記載の方法。
  43. 既存の熱伝達流体が熱伝達システムと接触している、請求項41に記載の方法。
  44. アゾール化合物が添加剤組成物の全重量を基準として約0.01〜約10重量%の量で存在する、請求項41〜43のいずれか1つに記載の方法。
  45. アゾール化合物が、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール、ブチルベンゾトリアゾール、及び他のアルキルベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、チアゾール、及び他の置換チアゾール類、イミダゾール、ベンズイミダゾール、及び他の置換イミダゾール類、インダゾール及び置換インダゾール類、テトラゾール、テトラヒドロトリルトリアゾール、及び置換テトラゾール類、並びにこれらの組み合わせなる群から選択される、請求項41〜44のいずれか1つに記載の方法。
  46. 塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの組み合わせなる群から選択される、請求項41〜45のいずれか1つに記載の方法。
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