JP6737554B2 - ピペットチップ装着用アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、ピペットチップをピペットに装着するためのアダプタに関する。
手持ちで操作される、手動または電動の液体分注装置(以下、単にピペットとする)は、ピペット内部に備えた可動ピストンの移動による体積変化を空気のボリューム変化としてとらえ、空気のボリューム変化分の容積分の液体を、ピペット先端に装着されるピペットチップに吸引し、吐出させる。
ピペットチップは、ポリプロピレン等の樹脂製で、使い捨てのものが主に用いられている。しかし、ピペットによる作業場面は様々であり、環境ホルモン分析など、プラスチックから化学物質の溶出が懸念される場合もある。この場合、ガラス製のピペットチップを使用することで、化学物質の溶出を懸念することなく分注できる。
特開2012−503182号公報(段落0002)
しかし、ピペットのチップ取付個所(チップ装着部)は樹脂または金属で出来ているため、ガラス製チップを取り付けると、チップが割れてしまう。
また、ガラス製チップは樹脂製チップよりも長さと重量があるため、分注作業中のグラつきと、落下に注意を払わなくてはならない。一方で、ピペットチップは作業に応じて交換する必要があるので、ピペット本体に容易に抜き挿しできなくてはならない。
本発明は、従来技術の問題点に基づいて為されたもので、その目的は、ピペットチップをピペットに装着する際の、操作性,正確性,安全性を向上させるためのピペットチップ装着用アダプタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のピペットチップ装着用アダプタは、一方の端部がピペットチップを挿し込むためのチップ挿入部、他方の端部がピペットを挿し込むためのピペット挿入部となる中空体を有し、前記チップ挿入部の内周面の開口部側に、内方向に凸するシール部が周方向に形成されたことを特徴とする。
上記態様において、前記中空体の中空部には、前記チップ挿入部と前記ピペット挿入部の中間に、前記チップ挿入部側に延出する円筒状のチップ固定部が形成されるのも好ましい。
上記態様において、前記チップ固定部は、前記シール部形成位置まで延出形成されるのも好ましい。
上記態様において、前記ピペット挿入部の内周面の開口部側には、鋸歯状のかえし部が周方向に形成されるのも好ましい。
上記態様において、前記ピペット挿入部は、ピペット挿入方向に複数の円筒状空間を有し、前記円筒状空間はピペット挿入方向のものほど内径が小さくなるように形成されるのも好ましい。
上記態様において、前記ピペット挿入部の内周面の開口部側には、鋸歯状のかえし部が周方向に形成され、前記中空体は、前記かえし部を形成した領域の厚みが、前記かえし部の無い領域の厚みよりも薄く形成された肉薄部を有するのも好ましい。
上記態様において、前記シール部はチップ挿入方向に複数形成され、前記複数のシール部の締め代は、前記チップ挿入部の開口部側に向かうにつれて大きくなるように形成されるのも好ましい。
本発明のピペットチップ装着用アダプタによれば、ピペットチップをピペットに装着する際の、操作性,正確性,安全性を向上させることができる。
第1の実施の形態に係るアダプタを装着した状態のピペットの正面図である。 同ピペットの分解正面図である。 第1の実施の形態に係るアダプタの斜視図である。 第1の実施の形態に係るアダプタの断面図である。 第2の実施の形態に係るアダプタの斜視図である。 第2の実施の形態に係るアダプタの断面図である。
発明を実施するための実施形態
次に、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るアダプタを装着した状態のピペットの正面図、図2は同ピペットの分解正面図である。符号1がピペット、符号7がピペットチップ装着用アダプタ7(以下、アダプタ7とする)、符号6がガラス製のピペットチップ(以下、ガラスチップ6とする)である。本明細書では、ピペット1に装着された状態(図1の状態)を基準に、上下を表す。
ピペット1は、一例として、10mLを吸引吐出できる電動ピペットを記載している。但し、ピペット1は手動のピペットであってもよいし、手持ちで操作されない大型の液体分注装置であってもよい。ピペット1は、本体2と、本体2の下方に着脱可能に係合するチップホルダー3を有している。本体2にはモータが、チップホルダー3には可動ピストンおよびシリンダが収容されている。チップホルダー3の下端部が、装着部4である(図2)。装着部4には、傾斜部5が形成されている。一般的な樹脂製のピペットチップは、この装着部4に挿入され、シリンダと連通し、傾斜部5で抜け止めされる。しかし、ガラスチップ6は、樹脂製チップよりも長さと重量があり、ガラス成形上、傾斜部5と密着するのが難しいため、装着部4に挿入すると(装着部4は主に、硬い樹脂または金属であるため)、ガラスチップ6が落下または割れてしまう危険がある。樹脂チップであれば、変形し易いため装着部4と密着しシール性を得ることが出来るが、ガラスチップ6は変形しないためそれが難しい。
アダプタ7は、装着部4と連通し、ガラスチップ6を保持するためのものである。
図3は第1の実施形態に係るアダプタの斜視図、図4は第1の実施形態に係るアダプタの断面図(図3のIV−IV線に沿う断面図)である。アダプタ7は、シリンダとガラスチップ6の間の空気流路を形成するために、上下方向に貫通した中空部10を有する円柱状の中空体11からなる。なお、中空体11の外形は、円柱状に限らず他の形状であってもよい。中空体11は、弾性を有する樹脂、例えば好適にはシリコンゴムで形成される。
中空体11の一方の端部(下端部)が、ガラスチップ6を挿し込むためのチップ挿入部12であり、他方の端部(上端部)が、ピペット1(装着部4)を挿し込むためのピペット挿入部13である。ガラスチップ6は下方の開口部(以下、チップ挿入口14とする)から挿入され、ピペット1は上方の開口部(以下、ピペット挿入口15とする)から挿入される。ガラスチップ挿入方向を符号16で、ピペット挿入方向を符号17で示す。
チップ挿入部12の内周面20のチップ挿入口14側には、ガラスチップ挿入方向16に沿って、第1シール部21と第2シール部22が形成されている。第1シール部21および第2シール部22はそれぞれ、内方向に半球状に凸する環状リブであり、周方向に亘り形成されている。チップ挿入口14側に位置する第1シール部21の締め代211(図4)は、第2シール部22の締め代221(図4)よりも大きくなるように形成されている。なお、上記シール部の形成数は実施形態の数に限られず、一つであっても、より複数形成されてよい。複数形成する場合は、チップ挿入口14側のものほど締め代を大きく形成する。
中空部10には、チップ挿入部12とピペット挿入部13の中間となる位置に、チップ固定部23が形成されている。チップ固定部23は、チップ挿入部の内周面20から内方向に水平に延出し、この延出部からチップ挿入口14側(下方)へ円錐台状に延出する。円筒状の部分を基端部233、外径がチップ挿入口14に向かって先窄まりするテーパーを有する部分を自由端部234とする。本形態では、自由端部234は、第2シール部22よりも奥となる位置まで延出形成されている。ガラスチップ6をチップ挿入部12へ挿入すると、チップ固定部23がガラスチップ6の中に挿入し、ガラスチップ6は、チップ固定部23の外周面232とチップ挿入部の内周面20の間に保持される。チップ固定部23の内周面231で形成される空間は、空気流路となる。
一方、ピペット挿入部13の内周面30のピペット挿入口15側には、ピペット挿入方向17に沿って、第1かえし部31と第2かえし部32が形成されている。第1かえし部31は、鋸歯状であり、ピペット挿入方向17に略平行な傾斜で内方向に窄まるテーパー311と、テーパー311に続き形成されたピペット挿入方向17と略垂直な傾斜を有する逆テーパー312を有する。テーパー311と逆テーパー312は、周方向に亘り形成されている。第2かえし部32も、鋸歯状であり、同形状のテーパー321及び逆テーパー322が、周方向に亘り形成されている。なお、上記かえし部の形成数も実施形態の数に限られず、一つであっても、より複数形成されてもよい。
ピペット挿入部13は、第2かえし部32より奥に、円筒状空間33を有する。円筒状空間33の内周面331は、装着部4の外周面と干渉する。
以上の要素を有するアダプタ7によれば、チップ挿入部12では、第1シール部21および第2シール部22による線接触とチップ固定部23による面接触により、チップ挿入部12内の気密を確保した状態で、ガラスチップ6をチップ挿入部12に保持することができる。アダプタ7は弾性を有し、チップ固定部23は自由端部234のテーパーにより内方向に撓みやすくなっているので、ガラスチップ6を抜き挿ししやすいようになっている。
また、チップ固定部23を形成したことにより、ガラスチップ6のグラつきを抑えることができる。ガラスチップ6は、成形上、内径よりも外径のほうが精度が高いため、ガラスチップ6の外周面で気密を取るほうがよい。チップ固定部23を形成したことで、ガラスチップ6の上端部は、チップ固定部23(基端部233)の外周面232とチップ挿入部の内周面20の間に挟持されるので、ガラスチップ6の外周面は、第1シール部21および第2シール部22で線接触によりシールされる。そして、チップの外径をシールすることにより発生するガラスチップ6のガタは、チップ固定部23の有する弾性により、チップの内径側で吸収される。
また、アダプタ7よりもガラスチップ6のほうが硬いため、ガラスチップ6をチップ挿入部12に挿入すると、チップ挿入口14側がやや外方に広がる。これに対し、第1シール部21の締め代211が第2シール部22の締め代221よりも大きく(高く)形成されているため、チップ挿入口14が広がっても、第1シール部21がガラスチップ6の外周面から離間せずに干渉する。このため、変形時にもシール性を高めることができる。
一方、ピペット挿入部13では、第1かえし部31および第2かえし部32による線接触と円筒状空間33の面接触により、ピペット挿入部13内の気密を確保した状態で、ピペット1(装着部4)をピペット挿入部13に保持することができる。
ピペット挿入部13では、円筒状空間33を形成したことで、装着部4の外周面が円筒状空間33の内周面331と、広く面接触する。即ち、円筒状空間33を形成したことで、ピペット挿入部13での接触面積がチップ挿入部12での接触面積よりも広く確保されるため、ピペット挿入部13はチップ挿入部12よりも高い保持力を有する。このため、ガラスチップ6の取り外しや、ガラスチップ6に液体重さが加わっても、落下に耐えられる保持力を有することができる。
さらに、第1かえし部31および第2かえし部32は、テーパー311,321によりピペット1を挿し込みやすくする一方で、逆テーパー312,322により装着部4と干渉し、抜け止めとして機能する。
なお、上記抜け止めの効果を高めるために、ピペット挿入口15側の第1かえし部31のかえし高さ313(図4)は、その奥の第2かえし部32のかえし高さ323(図4)よりも高くするのが好ましい。ピペット挿入口15は、ピペット挿入方向17に向かって径が狭くなるテーパーになっている。装着部4を保持するには、かえし部32よりもかえし部31を高くし、テーパーによる隙間を埋め、さらに十分な締め代で保持力を持たせる必要がある。
以上のように、アダプタ7によれば、ガラスチップ6側は容易に抜き挿し可能で、ピペット1側はガラスチップ6側よりも抜け難くなっているため、ガラスチップ6を使用する際の操作性と安全性が高まる。また、チップ挿入部12側とピペット挿入部13側の両方で十分に気密されているため、分注量の正確性も維持することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の要素については、同一の符号を用いて説明を割愛する。第1の実施形態のピペット1は10mL用のものであったが、ピペット1は多数の容量バリエーションで展開されるのが通常であり、例えばこの他に、より少量の200μL用と1200μL用のものもある。200μL用と1200μL用のピペット1はそれぞれ、装着部4の径が10mL用よりも細くなっている。第2の実施形態のアダプタ7は、ピペット1の種類が異なっても(装着部4の径が異なっても)、同一のアダプタで対応できるように形成されたものである。
図5は第2の実施形態に係るアダプタの斜視図、図6は第2の実施形態に係るアダプタの断面図である。第2の実施形態のアダプタ7も、中空部10を有する略円柱状の中空体11と、チップ挿入部12と、ピペット挿入部13を有する。
チップ挿入部12の内周面20のチップ挿入口14側には、ガラスチップ挿入方向16に沿って、第1シール部21と第2シール部22が形成されている。締め代211は、締め代221よりも大きくなるように形成されている。
チップ挿入部12とピペット挿入部13の中間には、チップ固定部23が形成されている。第1の実施形態と同様に、ガラスチップ6をチップ挿入部12へ挿入すると、チップ固定部23がガラスチップ6の中に挿入し、ガラスチップ6は、チップ固定部23の外周面232とチップ挿入部の内周面20で固定される。
本形態では、チップ固定部23は、自由端部234が第1シール部21の形成位置まで延出形成されている。本形態のアダプタ7は、第1の実施形態よりも容量の少ないピペットに対するものなので、チップ挿入口14とピペット挿入口15の径の広さが似てしまい、挿し間違えが生じるおそれがある。チップ固定部23を第1シール部21の形成位置まで延出形成することで、チップ固定部23がチップ挿入口14から目視可能であり、チップ挿入口14とピペット挿入口15を簡単に見分けることができる。また、仮に装着部4がチップ挿入口14に挿し込まれても、チップ固定部23が干渉し、装着部4は第1シール部21よりも奥に挿し込むことが出来ないため、挿し間違えに気付かせることができる。このため、挿し間違えによるアダプタの変形や、精度低下を防ぐことができる。
一方、ピペット挿入部13の内周面30のピペット挿入口15側には、ピペット挿入方向17に沿って、鋸歯状の第1かえし部31と第2かえし部32が形成されている。第1の実施形態と同様に、テーパー311,321と、逆テーパー312,322が形成されている。
第2の実施形態のピペット挿入部13は、第2かえし部32より奥に、ピペット挿入方向17に沿って、第1の円筒状空間34と第2の円筒状空間35を有する。第1の円筒状空間34と第2の円筒状空間35は連続して形成されており、第2の円筒状空間35の内径d2は、第1の円筒状空間34の内径d1よりも小さくなるように形成されている。第1の円筒状空間34の内周面341は、1200μL用のピペット1の装着部4の外周面と干渉するように設計され、第2の円筒状空間35の内周面351は、200μL用のピペット1の装着部4の外周面と干渉するように設計されている。なお、上記円筒状空間の数も、実施形態の数に限るものではなく、より複数形成されてもよい。
第2の実施形態の中空体11には、第1かえし部31,第2かえし部32を形成したかえし部形成領域36の部材厚が、かえし部31,32の無い領域37の部材厚よりも薄く形成された肉薄部38が形成されている。
以上の要素を有する第2の実施形態のアダプタ7によれば、チップ挿入部12では、第1の実施形態と同様に、気密を確保した状態でガラスチップ6を保持し、かつグラつきを抑えることができる。
第2の実施形態のピペット挿入部13では、200μL用のピペット1であれば第2の円筒状空間35が、1200μL用のピペット1であれば第1の円筒状空間34が、装着部4の外周面と面接触する。即ち、先端径の異なる複数種類のピペット1に対し、一つのアダプタ7を併用することができる。
さらに、かえし部形成領域36に肉薄部38を形成したことで、第1の実施形態よりもピペット挿入口15が外方へ広がり難くなる。これにより、最も径の細い200μL用のピペット1を挿入した場合でも(第2の円筒状空間35の位置で使用した場合でも)、肉薄部38が装着部4と干渉し、保持力を保つことができる。
以上、本発明の好ましいピペットチップ装着用アダプタについて、実施形態および種々の変形を述べたが、各形態および各変形を当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。また、本発明は、ガラスチップだけを対象にしたものではなく、グラつきや落下が懸念される他の素材のピペットチップに対し使用されてもよい。
1 ピペット
4 装着部
6 ガラスチップ
7 アダプタ
10 中空部
11 中空体
12 チップ挿入部
13 ピペット挿入部
14 チップ挿入口(開口部)
15 ピペット挿入口(開口部)
16 チップ挿入方向
17 ピペット挿入方向
20 チップ挿入部の内周面
21 第1シール部
211 第1シール部の締め代
22 第2シール部
221 第2シール部の締め代
23 チップ固定部
30 ピペット挿入口の内周面
31 第1かえし部
32 第2かえし部
33,34,35 円筒状空間
331 空間の内周面
36 かえし部形成領域
37 かえし部の無い領域
38 肉薄部

Claims (6)

  1. 一方の端部がピペットチップを挿し込むためのチップ挿入部、他方の端部がピペットを挿し込むためのピペット挿入部となる中空体を有し、
    前記チップ挿入部の内周面の開口部側に、内方向に凸するシール部が周方向に形成され、
    前記中空体の中空部には、前記チップ挿入部と前記ピペット挿入部の中間に、前記チップ挿入部側に延出する円筒状のチップ固定部が形成されたことを特徴とするピペットチップ装着用アダプタ。
  2. 前記チップ固定部は、前記シール部形成位置まで延出形成されたことを特徴とする請求項2に記載のピペットチップ装着用アダプタ。
  3. 前記ピペット挿入部の内周面の開口部側には、鋸歯状のかえし部が周方向に形成されたことを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載のピペットチップ装着用アダプタ。
  4. 前記ピペット挿入部は、ピペット挿入方向に複数の円筒状空間を有し、前記円筒状空間はピペット挿入方向のものほど内径が小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のピペットチップ装着用アダプタ。
  5. 前記ピペット挿入部の内周面の開口部側には、鋸歯状のかえし部が周方向に形成され、前記中空体は、前記かえし部を形成した領域の厚みが、前記かえし部の無い領域の厚みよりも薄く形成された肉薄部を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のピペットチップ装着用アダプタ。
  6. 前記シール部はチップ挿入方向に複数形成され、前記複数のシール部の締め代は、前記チップ挿入部の開口部側に向かうにつれて大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のピペットチップ装着用アダプタ。
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