JP6733882B2 - 含窒素化合物およびこれを含む有機発光素子 - Google Patents

含窒素化合物およびこれを含む有機発光素子 Download PDF

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Description

本明細書は、含窒素化合物およびこれを含む有機発光素子に関する。
本明細書は、2016年2月29日付で韓国特許庁に出願された韓国特許出願第10−2016−0024290号の出願日の利益を主張し、その内容はすべて本明細書に組み込まれる。
一般的に、有機発光現象とは、有機物質を用いて電気エネルギーを光エネルギーに変換させる現象をいう。有機発光現象を利用する有機発光素子は、通常、陽極と陰極、およびそれらの間に有機物層を含む構造を有する。ここで、有機物層は、有機発光素子の効率と安定性を高めるために、それぞれ異なる物質で構成された多層の構造からなる場合が多く、例えば、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などからなる。このような有機発光素子の構造において、2つの電極の間に電圧をかけると、陽極からは正孔が、陰極からは電子が有機物層に注入され、注入された正孔と電子が接した時、エキシトン(exciton)が形成され、このエキシトンが再び基底状態に落ちる時に光を発する。
前記のような有機発光素子のための新たな材料の開発が求められ続けている。
本明細書には、含窒素化合物およびこれを含む有機発光素子が記載される。
本明細書の一実施態様は、下記化学式1で表される含窒素化合物を提供する:
[化学式1]
Figure 0006733882
前記化学式1において、
R1、R2およびR7は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;シアノ基;ニトロ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリール基;またはN、O、およびSのうちの1個以上を含む置換もしくは非置換のヘテロ環基であり、
R3とR4が結合して環を形成するか、R5とR6は結合して環を形成し、環を形成しない基は、R1、R2およびR7の定義と同じであり、
L1は、直接結合;置換もしくは非置換のアリーレン基;または置換もしくは非置換のヘテロアリーレン基であり、
Ar〜Arは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、ニトロ基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;またはN、O、およびSのうちの1個以上を含む置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
また、本明細書の一実施態様は、第1電極と、前記第1電極に対向して備えられた第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に備えられた1層以上の有機物層とを含む有機発光素子であって、前記有機物層のうちの1層以上は、前記化学式1の含窒素化合物を含むものである有機発光素子を提供する。
本明細書に記載の含窒素化合物は、有機発光素子の有機物層の材料として用いられる。少なくとも一つの実施態様に係る化合物は、有機発光素子において効率の向上、低い駆動電圧および/または寿命特性を向上させることができる。
基板1、陽極2、発光層3、陰極4からなる有機発光素子の例を示すものである。 基板1、陽極2、正孔注入層5、正孔輸送層6、発光層7、電子輸送層8、および陰極4からなる有機発光素子の例を示すものである。
以下、本明細書についてより詳細に説明する。
本明細書の一実施態様は、前記化学式1で表される含窒素化合物を提供する。
前記置換基の例示は以下に説明するが、これに限定されるものではない。
本明細書において、「置換もしくは非置換の」という用語は、ハロゲン基;シアノ基;ニトロ基;アミン基;シリル基;ホスフィンオキシド基;アルキル基;シクロアルキル基;アルケニル基;アリール基;ヘテロ環基;アルアルキル基;アルアルケニル基;アルキルアリール基;アルキルアミン基;ヘテロアリールアミン基;およびアリールアミン基からなる群より選択された1個以上の置換基で置換もしくは非置換であるか、前記例示された置換基のうち2以上の置換基が連結された置換もしくは非置換であることを意味する。例えば、「2以上の置換基が連結された置換基」は、ビフェニル基であってもよい。すなわち、ビフェニル基は、アリール基であってもよく、2個のフェニル基が連結された置換基と解釈される。
本明細書において、ハロゲン基は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素になってもよい。
本明細書において、アミン基は、−NH;モノアルキルアミン基;ジアルキルアミン基;N−アルキルアリールアミン基;モノアリールアミン基;ジアリールアミン基;N−アリールヘテロアリールアミン基;N−アルキルヘテロアリールアミン基;モノヘテロアリールアミン基およびジヘテロアリールアミン基からなる群より選択されてもよいし、炭素数は特に限定されないが、1〜30のものが好ましい。アミン基の具体例としては、メチルアミン基、ジメチルアミン基、エチルアミン基、ジエチルアミン基、フェニルアミン基、ナフチルアミン基、ビフェニルアミン基、アントラセニルアミン基、9−メチル−アントラセニルアミン基、ジフェニルアミン基、ジトリルアミン基、N−フェニルトリルアミン基、トリフェニルアミン基、N−フェニルビフェニルアミン基、N−フェニルナフチルアミン基、N−ビフェニルナフチルアミン基、N−ナフチルフルオレニルアミン基、N−フェニルフェナントレニルアミン基、N−ビフェニルフェナントレニルアミン基、N−フェニルフルオレニルアミン基、N−フェニルターフェニルアミン基、N−フェナントレニルフルオレニルアミン基、N−ビフェニルフルオレニルアミン基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、前記アルキル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、1〜40のものが好ましい。一実施態様によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜20である。もう一つの実施態様によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜10である。もう一つの実施態様によれば、前記アルキル基の炭素数は1〜6である。アルキル基の具体例としては、メチル、エチル、プロピル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、1−メチル−ブチル、1−エチル−ブチル、ペンチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オクチル、n−オクチル、tert−オクチル、1−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2−プロピルペンチル、n−ノニル、2,2−ジメチルヘプチル、1−エチル−プロピル、1,1−ジメチル−プロピル、イソヘキシル、4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシルなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、前記アルケニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2〜40のものが好ましい。一実施態様によれば、前記アルケニル基の炭素数は2〜20である。もう一つの実施態様によれば、前記アルケニル基の炭素数は2〜10である。もう一つの実施態様によれば、前記アルケニル基の炭素数は2〜6である。具体例としては、ビニル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、3−メチル−1−ブテニル、1,3−ブタジエニル、アリル、1−フェニルビニル−1−イル、2−フェニルビニル−1−イル、2,2−ジフェニルビニル−1−イル、2−フェニル−2−(ナフチル−1−イル)ビニル−1−イル、2,2−ビス(ジフェニル−1−イル)ビニル−1−イル、スチルベニル基、スチレニル基などがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、シクロアルキル基は特に限定されないが、炭素数3〜60のものが好ましく、一実施態様によれば、前記シクロアルキル基の炭素数は3〜30である。もう一つの実施態様によれば、前記シクロアルキル基の炭素数は3〜20である。もう一つの実施態様によれば、前記シクロアルキル基の炭素数は3〜6である。具体的には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、3−メチルシクロペンチル、2,3−ジメチルシクロペンチル、シクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、2,3−ジメチルシクロヘキシル、3,4,5−トリメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書において、シリル基は、具体的には、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、ビニルジメチルシリル基、プロピルジメチルシリル基、トリフェニルシリル基、ジフェニルシリル基、フェニルシリル基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、ホスフィンオキシド基は、具体的には、ジフェニルホスフィンオキシド基、ジナフチルホスフィンオキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、アリール基は特に限定されないが、炭素数6〜60のものが好ましく、単環式アリール基または多環式アリール基であってもよい。一実施態様によれば、前記アリール基の炭素数は6〜30である。一実施態様によれば、前記アリール基の炭素数は6〜20である。前記アリール基が、単環式アリール基としては、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基などになってもよいが、これらに限定されるものではない。前記多環式アリール基としては、ナフチル基、アントラセニル基、フェナントリル基、ピレニル基、ペリレニル基、クリセニル基、フルオレニル基などになってもよいが、これらに限定されるものではない。
前記フルオレニル基が置換される場合、
Figure 0006733882
などになってもよい。ただし、これらに限定されるものではない。
本明細書において、ヘテロ環基は、異種元素としてO、N、S、Si、およびSeのうちの1個以上を含むヘテロ環基であって、炭素数は特に限定されないが、炭素数2〜60のものが好ましい。ヘテロ環基の例としては、チオフェン基、フラン基、ピロール基、イミダゾール基、チアゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、ピリジル基、ビピリジル基、ピリミジル基、トリアジン基、トリアゾール基、アクリジル基、ピリダジン基、ピラジニル基、キノリニル基、キナゾリン基、キノキサリニル基、フタラジニル基、ピリドピリミジニル基、ピリドピラジニル基、ピラジノピラジニル基、イソキノリン基、インドール基、カルバゾール基、ベンズオキサゾール基、ベンズイミダゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾカルバゾール基、ベンゾチオフェン基、ジベンゾチオフェン基、ベンゾフラニル基、フェナントロリン基(phenanthroline)、イソオキサゾリル基、チアジアゾリル基、フェノチアジニル基、およびジベンゾフラニル基などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
本明細書において、アルアルキル基、アルアルケニル基、アルキルアリール基、アリールアミン基中のアリール基は、前述のアリール基に関する説明が適用可能である。
本明細書において、アルアルキル基、アルキルアリール基、アルキルアミン基中のアルキル基は、前述のアルキル基に関する説明が適用可能である。
本明細書において、ヘテロアリールアミン中のヘテロアリールは、前述のヘテロ環基に関する説明が適用可能である。
本明細書において、アルアルケニル基中のアルケニル基は、前述のアルケニル基に関する説明が適用可能である。
本明細書において、アリーレンは、2価の基であることを除けば、前述のアリール基に関する説明が適用可能である。
本明細書において、ヘテロアリーレンは、2価の基であることを除けば、前述のヘテロ環基に関する説明が適用可能である。
本明細書において、互いに結合して環を形成するとの意味は、隣接する基が互いに結合して置換もしくは非置換の脂肪族炭化水素環;置換もしくは非置換の芳香族炭化水素環;置換もしくは非置換の脂肪族ヘテロ環;または置換もしくは非置換の芳香族ヘテロ環を形成することを意味する。
本明細書において、脂肪族炭化水素環とは、芳香族でない環であって、炭素と水素原子のみからなる環を意味する。
本明細書において、芳香族炭化水素環の例としては、ベンゼン、ナフタレン、アントラセンなどがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
本明細書において、脂肪族ヘテロ環とは、ヘテロ原子のうちの1個以上を含む脂肪族環を意味する。
本明細書において、芳香族ヘテロ環とは、ヘテロ原子のうちの1個以上を含む芳香族環を意味する。
本明細書において、前記脂肪族炭化水素環、芳香族炭化水素環、脂肪族ヘテロ環、および芳香族ヘテロ環は、単環または多環であってもよい。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1は、下記化学式2または3で表される。
[化学式2]
Figure 0006733882
[化学式3]
Figure 0006733882
前記化学式2および3において、
前記R1〜R7、L1およびAr〜Arは、化学式1における定義と同じであり、
R11〜R18は、前記R1、R2およびR7の定義と同じである。
本明細書の一実施態様において、前記Ar〜Arは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、シアノ基;ニトロ基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換の炭素数1〜30のアルキル基;置換もしくは非置換の炭素数6〜60のアリールアミン基;置換もしくは非置換の炭素数6〜60のアリール基;またはN、O、およびSのうちの1個以上を含む置換もしくは非置換の炭素数2〜60のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、L1は、直接結合;置換もしくは非置換のフェニレン基;置換もしくは非置換のナフチレン基;置換もしくは非置換の2価のフェノチアジン基(phenothiazine);置換もしくは非置換の2価のフェノキサジン基(phenoxazine);置換もしくは非置換の2価のカルバゾール基;置換もしくは非置換の2価のベンゾカルバゾール基;置換もしくは非置換の2価のベンズイミダゾール基;置換もしくは非置換の2価のチオフェン基;置換もしくは非置換の2価のフラン基;置換もしくは非置換の2価のジベンゾフラン基;置換もしくは非置換の2価のジベンゾチオフェン基;置換もしくは非置換の2価のトリアジン基;置換もしくは非置換の2価のピリジン基;置換もしくは非置換の2価のピリミジン基;置換もしくは非置換の2価のキノリン基;または置換もしくは非置換の2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、L1は、直接結合;置換もしくは非置換のフェニレン基;置換もしくは非置換の2価のフェノチアジン基(phenothiazine);置換もしくは非置換の2価のフェノキサジン基(phenoxazine);置換もしくは非置換の2価のカルバゾール基;置換もしくは非置換の2価のベンゾカルバゾール基;置換もしくは非置換の2価のベンズイミダゾール基;置換もしくは非置換の2価のジベンゾフラン基;置換もしくは非置換の2価のジベンゾチオフェン基;置換もしくは非置換の2価のトリアジン基;または置換もしくは非置換の2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、L1は、直接結合;フェニレン基;ナフチレン基;2価のフェノチアジン基(phenothiazine);2価のフェノキサジン基(phenoxazine);2価のカルバゾール基;2価のベンゾカルバゾール基;2価のベンズイミダゾール基;2価のチオフェン基;2価のフラン基;2価のジベンゾフラン基;2価のジベンゾチオフェン基;2価のトリアジン基;2価のピリジン基;2価のピリミジン基;2価のキノリン基;または2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、L1は、直接結合;フェニレン基;2価のフェノチアジン基(phenothiazine);2価のフェノキサジン基(phenoxazine);2価のカルバゾール基;2価のベンゾカルバゾール基;2価のベンズイミダゾール基;2価のジベンゾフラン基;2価のジベンゾチオフェン基;2価のトリアジン基;または2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、L1は、直接結合;フェニレン基;2価のカルバゾール基;2価のジベンゾフラン基;2価のジベンゾチオフェン基;2価のトリアジン基;または2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、L1は、直接結合である。
本明細書の一実施態様において、置換もしくは非置換のアリーレン基である。
本明細書の一実施態様において、L1は、置換もしくは非置換のヘテロアリーレン基である。
本明細書の一実施態様において、L1は、フェニレン基;ビフェニリレン基;2価のターフェニル基;2価のクォーターフェニル基;ナフタレン基;2価のアントラセン基;2価のフルオレン基;2価のフェナントレン基;2価のピレン基;または2価のトリフェニレン基である。
本明細書の一実施態様において、L1は、置換もしくは非置換のフェニレン基;置換もしくは非置換のビフェニリレン基;置換もしくは非置換の2価のターフェニル基;置換もしくは非置換の2価のクォーターフェニル基;置換もしくは非置換のナフタレン基;置換もしくは非置換の2価のアントラセン基;置換もしくは非置換の2価のフルオレン基;置換もしくは非置換の2価のフェナントレン基;置換もしくは非置換の2価のピレン基;または置換もしくは非置換の2価のトリフェニレン基である。
本明細書の一実施態様において、L1は、置換もしくは非置換の2価のフェノチアジン基(phenothiazine);置換もしくは非置換の2価のフェノキサジン基(phenoxazine);置換もしくは非置換の2価のカルバゾール基;置換もしくは非置換の2価のベンゾカルバゾール基;置換もしくは非置換の2価のベンズイミダゾール基;置換もしくは非置換の2価のチオフェン基;置換もしくは非置換の2価のフラン基;置換もしくは非置換の2価のジベンゾフラン基;置換もしくは非置換の2価のジベンゾチオフェン基;置換もしくは非置換の2価のトリアジン基;置換もしくは非置換の2価のピリジン基;置換もしくは非置換の2価のピリミジン基;置換もしくは非置換の2価のキノリン基;または置換もしくは非置換の2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、L1は、2価のフェノチアジン基(phenothiazine);2価のフェノキサジン基(phenoxazine);2価のカルバゾール基;2価のベンゾカルバゾール基;2価のベンズイミダゾール基;2価のチオフェン基;2価のフラン基;2価のジベンゾフラン基;2価のジベンゾチオフェン基;2価のトリアジン基;2価のピリジン基;2価のピリミジン基;2価のキノリン基;または2価のキナゾリン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、Arは、置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のフェニル基;置換もしくは非置換のビフェニル基;置換もしくは非置換のターフェニル基;置換もしくは非置換のナフチル基;置換もしくは非置換のフェナントレン基;置換もしくは非置換のトリフェニレン基;置換もしくは非置換のフルオレン基;置換もしくは非置換のカルバゾール基;置換もしくは非置換のジベンゾフラン基;置換もしくは非置換のジベンゾチオフェン基;置換もしくは非置換のベンゾナフトフラン基;置換もしくは非置換のベンゾナフトチオフェン基;置換もしくは非置換のフェノチアジン基(phenothiazine);置換もしくは非置換のフェノキサジン基(phenoxazine);置換もしくは非置換のキナゾール基;置換もしくは非置換のピリジン基;置換もしくは非置換のピリミジン基;置換もしくは非置換のトリアジン基;置換もしくは非置換のフェナントロリン基;置換もしくは非置換のベンゾイミダゾール基;置換もしくは非置換のベンゾチアゾール基;または置換もしくは非置換のベンズオキサゾール基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、Arは、ホスフィンオキシド基;フェニル基;ビフェニル基;ターフェニル基;ナフチル基;フェナントレン基;トリフェニレン基;フルオレン基;カルバゾール基;ジベンゾフラン基;ジベンゾチオフェン基;ベンゾナフトフラン基;ベンゾナフトチオフェン基;フェノチアジン基(phenothiazine);フェノキサジン基(phenoxazine);キナゾール基;ピリジン基;ピリミジン基;トリアジン基;フェナントロリン基;ベンゾイミダゾール基;ベンゾチアゾール基;またはベンズオキサゾール基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、Arは、フェニル基;シアノ基、シリル基、アルキル基からなる群より選択される置換基で置換もしくは非置換のフェニル基;ビフェニル基;ターフェニル基;ナフチル基;フルオレン基;アリール基で置換もしくは非置換のカルバゾール基;ジベンゾフラン基;ジベンゾチオフェン基;アリール基で置換もしくは非置換のキナゾール基;またはアリール基で置換もしくは非置換のトリアジン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、−L1−Arは、下記構造式の中から選択される。
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、ArおよびArは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素数6〜60のアリール基;またはN、O、およびSのうちの1個以上を含む置換もしくは非置換の炭素数2〜60のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、ArおよびArは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素数6〜60のアリール基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、ArおよびArは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、置換もしくは非置換のフェニル基;置換もしくは非置換のビフェニル基;置換もしくは非置換のターフェニル基;置換もしくは非置換のナフチル基;置換もしくは非置換のフェナントレン基;置換もしくは非置換のトリフェニレン基;または置換もしくは非置換のフルオレン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、ArおよびArは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、アリール基で置換もしくは非置換のフェニル基;アリール基で置換もしくは非置換のビフェニル基;アリール基で置換もしくは非置換のターフェニル基;アリール基で置換もしくは非置換のナフチル基;アリール基で置換もしくは非置換のフェナントレン基;アリール基で置換もしくは非置換のトリフェニレン基;またはアリール基、またはアルキル基で置換もしくは非置換のフルオレン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、ArおよびArは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、フェニル基;ビフェニル基;ターフェニル基;ナフチル基;フェナントレン基;トリフェニレン基;またはジメチルフルオレン基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1において、−N(ArAr)は、下記構造式の中から選択される。
Figure 0006733882
Figure 0006733882
本明細書の一実施態様において、前記R1、R2およびR7は、水素であり、前記R3とR4またはR5とR6のうち環を形成しない基は、水素である。
本明細書の一実施態様において、前記R11〜R18は、水素である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1は、下記構造式の中から選択されてもよい。
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
Figure 0006733882
本明細書の一実施態様に係る含窒素化合物は、後述する製造方法で製造される。
[反応式1]
Figure 0006733882
前記反応式1に記載の反応条件、材料は、当技術分野で知られているものを用いることができ、前記反応式に記載されていない置換基の種類または個数も、当技術分野で知られた反応条件および材料によって変更可能である。
前記反応式1において、Ar1は、下記化合物の中から選択される化合物のハロゲン原子を除いた置換基を意味することができる。
Figure 0006733882
また、本明細書は、前記化学式1で表される化合物を含む有機発光素子を提供する。
本明細書の一実施態様において、第1電極と、前記第1電極に対向して備えられた第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に備えられた1層以上の有機物層とを含む有機発光素子であって、前記有機物層のうちの1層以上は、前記化学式1の含窒素化合物を含むものである有機発光素子を提供する。
本明細書の有機発光素子の有機物層は、単層構造からなってもよいが、2層以上の有機物層が積層された多層構造からなってもよい。例えば、本発明の有機発光素子は、有機物層として、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などを含む構造を有することができる。しかし、有機発光素子の構造はこれに限定されず、より少数の有機層を含んでもよい。
本明細書の一実施態様において、前記有機物層は、正孔注入層、正孔輸送層、または正孔注入および輸送を同時に行う層を含み、前記正孔注入層、正孔輸送層、または正孔注入および輸送を同時に行う層は、前記化学式1の含窒素化合物を含む。
もう一つの実施態様において、前記有機物層は、発光層を含み、前記発光層は、前記化学式1の含窒素化合物を含む。
本明細書の一実施態様において、前記有機物層は、電子輸送層または電子注入層を含み、前記電子輸送層または電子注入層は、前記化学式1の含窒素化合物を含む。
本明細書の一実施態様において、前記有機物層は、電子阻止層を含み、前記電子阻止層は、前記化学式1の含窒素化合物を含む。
本明細書の一実施態様において、前記電子輸送層、電子注入層、または電子輸送および電子注入を同時に行う層は、前記化学式1の含窒素化合物を含む。
もう一つの実施態様において、前記有機物層は、発光層および電子輸送層を含み、前記電子輸送層は、前記化学式1の含窒素化合物を含む。
もう一つの実施態様において、有機発光素子は、基板上に、陽極、1層以上の有機物層、および陰極が順次に積層された構造(normal type)の有機発光素子であってもよい。
もう一つの実施態様において、有機発光素子は、基板上に、陰極、1層以上の有機物層、および陽極が順次に積層された逆方向構造(inverted type)の有機発光素子であってもよい。
例えば、本明細書の一実施態様に係る有機発光素子の構造は、図1および2に例示されている。
図1は、基板1、陽極2、発光層3、陰極4からなる有機発光素子の例を示すものである。この構造において、前記含窒素化合物は、前記発光層に含まれてもよい。
図2は、基板1、陽極2、正孔注入層5、正孔輸送層6、発光層7、電子輸送層8、および陰極4からなる有機発光素子の例を示すものである。この構造において、前記化合物は、前記正孔注入層、正孔輸送層、発光層、および電子輸送層のうちの1層以上に含まれてもよい。
本明細書の有機発光素子は、有機物層のうちの1層以上が本明細書の化合物、すなわち前記化学式1の含窒素化合物を含むことを除けば、当技術分野で知られている材料および方法で製造される。
前記有機発光素子が複数の有機物層を含む場合、前記有機物層は、同一の物質または異なる物質で形成される。
本明細書の有機発光素子は、有機物層のうちの1層以上が前記化学式1の含窒素化合物、すなわち前記化学式1で表される化合物を含むことを除けば、当技術分野で知られている材料および方法で製造される。
例えば、本明細書の有機発光素子は、基板上に、第1電極、有機物層、および第2電極を順次に積層させることにより製造することができる。この時、スパッタリング法(sputtering)や電子ビーム蒸発法(e−beam evaporation)のようなPVD(Physical Vapor Deposition)方法を利用して、基板上に金属または導電性を有する金属酸化物またはこれらの合金を蒸着させて陽極を形成し、その上に正孔注入層、正孔輸送層、発光層、および電子輸送層を含む有機物層を形成した後、その上に陰極として使用可能な物質を蒸着させることにより製造される。このような方法以外にも、基板上に、陰極物質から有機物層、陽極物質を順に蒸着させて有機発光素子を作ることができる。
また、前記化学式1の化合物は、有機発光素子の製造時、真空蒸着法のみならず、溶液塗布法によって有機物層に形成される。ここで、溶液塗布法とは、スピンコーティング、ディップコーティング、ドクターブレーディング、インクジェットプリンティング、スクリーンプリンティング、スプレー法、ロールコーティングなどを意味するが、これらにのみ限定されるものではない。
本明細書の一実施態様において、前記第1電極は、陽極であり、前記第2電極は、陰極である。
もう一つの実施態様において、前記第1電極は、陰極であり、前記第2電極は、陽極である。
前記陽極物質としては、通常、有機物層への正孔注入が円滑となるように仕事関数の大きい物質が好ましい。本発明で使用可能な陽極物質の具体例としては、バナジウム、クロム、銅、亜鉛、金のような金属、またはこれらの合金;亜鉛酸化物、インジウム酸化物、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)のような金属酸化物;ZnO:AlまたはSnO:Sbのような金属と酸化物との組み合わせ;ポリ(3−メチルチオフェン)、ポリ[3,4−(エチレン−1,2−ジオキシ)チオフェン](PEDOT)、ポリピロールおよびポリアニリンのような導電性高分子などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
前記陰極物質としては、通常、有機物層への電子注入が容易となるように仕事関数の小さい物質であることが好ましい。陰極物質の具体例としては、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、チタニウム、インジウム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、アルミニウム、銀、スズおよび鉛のような金属、またはこれらの合金;LiF/AlまたはLiO/Alのような多層構造の物質などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
前記正孔注入層は、電極から正孔を注入する層で、正孔注入物質としては、正孔を輸送する能力を有し、陽極からの正孔注入効果、発光層または発光材料に対して優れた正孔注入効果を有し、発光層で生成された励起子の電子注入層または電子注入材料への移動を防止し、また、薄膜形成能力の優れた化合物が好ましい。正孔注入物質のHOMO(highest occupied molecular orbital)が、陽極物質の仕事関数と周辺有機物層のHOMOとの間であることが好ましい。正孔注入物質の具体例としては、金属ポルフィリン(porphyrin)、オリゴチオフェン、アリールアミン系の有機物、ヘキサニトリルヘキサアザトリフェニレン系の有機物、キナクリドン(quinacridone)系の有機物、ペリレン(perylene)系の有機物、アントラキノンおよびポリアニリンとポリチオフェン系の導電性高分子などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
前記正孔輸送層は、正孔注入層から正孔を受け取って発光層まで正孔を輸送する層で、正孔輸送物質としては、陽極や正孔注入層から正孔輸送を受けて発光層に移しうる物質で、正孔に対する移動性の大きい物質が好適である。具体例としては、アリールアミン系の有機物、導電性高分子、および共役部分と非共役部分が共にあるブロック共重合体などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
前記発光物質としては、正孔輸送層と電子輸送層から正孔および電子輸送をそれぞれ受けて結合させることにより可視光線領域の光を発しうる物質であって、蛍光や燐光に対する量子効率の良い物質が好ましい。具体例としては、8−ヒドロキシ−キノリンアルミニウム錯体(Alq);カルバゾール系化合物;二量体化スチリル(dimerized styryl)化合物;BAlq;10−ヒドロキシベンゾキノリン−金属化合物;ベンゾキサゾール、ベンズチアゾールおよびベンズイミダゾール系の化合物;ポリ(p−フェニレンビニレン)(PPV)系の高分子;スピロ(spiro)化合物;ポリフルオレン、ルブレンなどがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
前記発光層は、ホスト材料およびドーパント材料を含むことができる。ホスト材料は、縮合芳香族環誘導体またはヘテロ環含有化合物などがある。具体的には、縮合芳香族環誘導体としては、アントラセン誘導体、ピレン誘導体、ナフタレン誘導体、ペンタセン誘導体、フェナントレン化合物、フルオランテン化合物などがあり、ヘテロ環含有化合物としては、カルバゾール誘導体、ジベンゾフラン誘導体、ラダー型フラン化合物、ピリミジン誘導体などがあるが、これらに限定されない。
ドーパント材料としては、芳香族アミン誘導体、スチリルアミン化合物、ホウ素錯体、フルオランテン化合物、金属錯体などがある。具体的には、芳香族アミン誘導体としては、置換もしくは非置換のアリールアミノ基を有する縮合芳香族環誘導体であって、アリールアミノ基を有するピレン、アントラセン、クリセン、ペリフランテンなどがあり、スチリルアミン化合物としては、置換もしくは非置換のアリールアミンに少なくとも1個のアリールビニル基が置換されている化合物で、アリール基、シリル基、アルキル基、シクロアルキル基、およびアリールアミノ基からなる群より1または2以上選択される置換基が置換もしくは非置換である。具体的には、スチリルアミン、スチリルジアミン、スチリルトリアミン、スチリルテトラアミンなどがあるが、これらに限定されない。また、金属錯体としては、イリジウム錯体、白金錯体などがあるが、これらに限定されない。
前記電子輸送層は、電子注入層から電子を受け取って発光層まで電子を輸送する層で、電子輸送物質としては、陰極から電子注入を円滑に受けて発光層に移しうる物質であって、電子に対する移動性の大きい物質が好適である。具体例としては、8−ヒドロキシキノリンのAl錯体;Alqを含む錯体;有機ラジカル化合物;ヒドロキシフラボン−金属錯体などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。電子輸送層は、従来技術により用いられているような、任意の所望するカソード物質と共に使用することができる。特に、適切なカソード物質の例は、低い仕事関数を有し、アルミニウム層またはシルバー層が後に続く通常の物質である。具体的には、セシウム、バリウム、カルシウム、イッテルビウム、およびサマリウムであり、各場合、アルミニウム層またはシルバー層が後に続く。
前記電子注入層は、電極から電子を注入する層で、電子を輸送する能力を有し、陰極からの電子注入効果、発光層または発光材料に対して優れた電子注入効果を有し、発光層で生成された励起子の正孔注入層への移動を防止し、また、薄膜形成能力の優れた化合物が好ましい。具体的には、フルオレノン、アントラキノジメタン、ジフェノキノン、チオピランジオキシド、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、ペリレンテトラカルボン酸、フルオレニリデンメタン、アントロンなどとそれらの誘導体、金属錯体化合物、および含窒素5員環誘導体などがあるが、これらに限定されない。
前記金属錯体化合物としては、8−ヒドロキシキノリナトリチウム、ビス(8−ヒドロキシキノリナト)亜鉛、ビス(8−ヒドロキシキノリナト)銅、ビス(8−ヒドロキシキノリナト)マンガン、トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム、トリス(2−メチル−8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム、トリス(8−ヒドロキシキノリナト)ガリウム、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)ベリリウム、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリナト)クロロガリウム、ビス(2−メチル−8−キノリナト)(o−クレゾラート)ガリウム、ビス(2−メチル−8−キノリナト)(1−ナフトラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリナト)(2−ナフトラート)ガリウムなどがあるが、これらに限定されない。
本明細書に係る有機発光素子は、使用される材料によって、前面発光型、後面発光型、または両面発光型であってもよい。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1の含窒素化合物は、有機発光素子以外にも、有機太陽電池または有機トランジスタに含まれる。
以下、本明細書を具体的に説明するために実施例を挙げて詳細に説明する。しかし、本明細書に係る実施例は種々の異なる形態に変形可能であり、本明細書の範囲が以下に詳述する実施例に限定されると解釈されない。本明細書の実施例は、当業界における平均的な知識を有する者に本明細書をより完全に説明するために提供されるものである。
<製造例1>下記化合物1の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=フェニルを用いると、前記化合物A−1を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−1(10.0g、30.58mmol)、ジ([1,1'−ビフェニル]−4−イル)アミン(10.80g、33.64mmol)をキシレン180mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.82g、39.76mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.16g、0.31mmol)を入れた後、3時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート250mlで再結晶して、前記化合物1(13.38g、収率:71%)を製造した。
MS[M+H]=613
<製造例2>下記化合物2の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=フェニルを用いると、前記化学物A−1を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−1(10.0g、30.58mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−yl)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(12.14g、38.53mmol)をキシレン160mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.82g、39.76mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.16g、0.31mmol)を入れた後、2時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート200mlで再結晶して、前記化合物2(12.27g、収率:61%)を製造した。
MS[M+H]=653
<製造例3>下記化合物3の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=ビフェニルを用いると、前記化合物A−2を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−2(10.0g、24.81mmol)、ジ([1,1'−ビフェニル]−4−イル)アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン240mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.10g、32.26mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.25mmol)を入れた後、6時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン220mlで再結晶して、前記化合物3(15.92g、収率:93%)を製造した。
MS[M+H]=689
<製造例4>下記化合物4の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=ビフェニルを用いると、前記化合物A−2を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−2(10.0g、24.81mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.10g、32.26mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.25mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート350mlで再結晶して、前記化合物4(14.64g、収率:81%)を製造した。
MS[M+H]=729
<製造例5>下記化合物5の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=2−ナフチルを用いると、前記化合物A−5を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−5(10.0g、26.53mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(10.53g、34.48mmol)をキシレン180mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.31g、47.71mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.14g、0.27mmol)を入れた後、2時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート200mlで再結晶して、前記化合物5(12.35g、収率:66%)を製造した。
MS[M+H]=703
<製造例6>下記化合物6の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=2−ナフチルを用いると、前記化合物A−5を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−5(10.0g、26.53mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−[1,1':4',1''−ターフェニル]−4−アミン(11.58g、29.18mmol)をキシレン260mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.31g、47.71mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.14g、0.27mmol)を入れた後、9時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン300mlで再結晶して、前記化合物6(17.71g、収率:91%)を製造した。
MS[M+H]=703
<製造例7>下記化合物7の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=ターフェニルを用いると、前記化合物A−7を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−7(10.0g、24.81mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.62g、27.31mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.11g、0.21mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート350mlで再結晶して、前記化合物7(14.26g、収率:84%)を製造した。
MS[M+H]=805
<製造例8>下記化合物8の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=ターフェニルを用いると、前記化合物A−7を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−7(10.0g、24.81mmol)、N−フェニル−[1,1'−ビフェニル]−4−アミン(5.66g、23.11mmol)をキシレン280mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.62g、27.31mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.11g、0.21mmol)を入れた後、6時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート350mlで再結晶して、前記化合物8(10.08g、収率:70%)を製造した。
MS[M+H]=689
<製造例9>下記化合物9の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=フェニルナフチルを用いると、前記化合物A−9を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−9(10.0g、22.08mmol)、N−フェニル−[1,1'−ビフェニル]−4−アミン(5.95g、24.28mmol)をキシレン230mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.62g、27.31mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.11g、0.21mmol)を入れた後、8時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート350mlで再結晶して、前記化合物9(9.47g、収率:65%)を製造した。
MS[M+H]=663
<製造例10>下記化合物10の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=フェニルを用いると、前記化合物B−1を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−1(10.0g、30.58mmol)、ジ([1,1'−ビフェニル]−4−イル)アミン(10.80g、33.64mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.82g、39.76mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.16g、0.31mmol)を入れた後、5時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート260mlで再結晶して、前記化合物10(12.05g、収率:63%)を製造した。
MS[M+H]=613
<製造例11>下記化合物11の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=フェニルを用いると、前記化学物B−1を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−1(10.0g、30.58mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(12.14g、38.53mmol)をキシレン200mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.82g、39.76mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.16g、0.31mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート210mlで再結晶して、前記化合物11(11.05g、収率:55%)を製造した。
MS[M+H]=653
<製造例12>下記化合物12の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=4−ビフェニルを用いると、前記化合物B−2を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−2(10.0g、24.81mmol)、ジ([1,1'−ビフェニル]−4−yl)アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン280mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.10g、32.26mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.25mmol)を入れた後、8時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン230mlで再結晶して、前記化合物12(14.33g、収率:84%)を製造した。
MS[M+H]=689
<製造例13>下記化合物13の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=4−ビフェニルを用いると、前記化合物B−2を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−2(10.0g、24.81mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−yl)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン260mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.10g、32.26mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.25mmol)を入れた後、6時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート360mlで再結晶して、前記化合物13(13.18g、収率:72%)を製造した。
MS[M+H]=729
<製造例14>下記化合物14の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=2−ナフチルを用いると、前記化合物B−5を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−5(10.0g、26.53mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(10.53g、34.48mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.31g、47.71mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.14g、0.27mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート210mlで再結晶して、前記化合物14(12.35g、収率:66%)を製造した。
MS[M+H]=703
<製造例15>下記化合物15の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=2−ナフチルを用いると、前記化合物B−5を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−5(10.0g、26.53mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−[1,1':4',1''−ターフェニル]−4−アミン(11.58g、29.18mmol)をキシレン300mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.31g、47.71mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.14g、0.27mmol)を入れた後、11時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン310mlで再結晶して、前記化合物15(15.94g、収率:82%)を製造した。
MS[M+H]=703
<製造例16>下記化合物16の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=ターフェニルを用いると、前記化合物B−7を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−7(10.0g、24.81mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン260mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.62g、27.31mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.11g、0.21mmol)を入れた後、6時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート360mlで再結晶して、前記化合物16(12.82g、収率:76%)を製造した。
MS[M+H]=805
<製造例17>下記化合物17の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=ターフェニルを用いると、前記化合物B−7を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−7(10.0g、24.81mmol)、N−フェニル−[1,1'−ビフェニル]−4−アミン(5.66g、23.11mmol)をキシレン320mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.62g、27.31mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.11g、0.21mmol)を入れた後、8時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート360mlで再結晶して、前記化合物17(9.97g、収率:62%)を製造した。
MS[M+H]=689
<製造例18>下記化合物18の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=2−フェニルナフタレンを用いると、前記化合物B−9を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−9(10.0g、22.08mmol)、N−フェニル−[1,1'−ビフェニル]−4−アミン(5.95g、24.28mmol)をキシレン270mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.62g、27.31mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.11g、0.21mmol)を入れた後、10時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート370mlで再結晶して、前記化合物18(10.42g、収率:72%)を製造した。
MS[M+H]=663
<製造例19>下記化合物19の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=フェニルを用いると、前記化合物A−1を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−1(10.0g、30.58mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−2−アミン(10.80g、33.64mmol)をキシレン180mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.82g、39.76mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.16g、0.31mmol)を入れた後、3時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート250mlで再結晶して、前記化合物19(14.72g、収率:78%)を製造した。
MS[M+H]=613
<製造例20>下記化合物20の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=フェニルを用いると、前記化合物B−1を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−1(10.0g、30.58mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−2−アミン(10.80g、33.64mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.82g、39.76mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.16g、0.31mmol)を入れた後、5時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、エチルアセテート270mlで再結晶して、前記化合物20(14.72g、収率:78%)を製造した。
MS[M+H]=613
<製造例21>下記化合物21の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=4−ビフェニルを用いると、前記化合物A−2を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−2(10.0g、24.81mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−2−アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン270mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.10g、32.26mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.25mmol)を入れた後、5時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン230mlで再結晶して、前記化合物21(14.33g、収率:83%)を製造した。
MS[M+H]=689
<製造例22>下記化合物22の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=4−ビフェニルを用いると、前記化合物B−2を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−2(10.0g、24.81mmol)、N−([1,1'−ビフェニル]−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−2−アミン(8.76g、27.30mmol)をキシレン270mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(3.10g、32.26mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.25mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン230mlで再結晶して、前記化合物22(11.51g、収率:67%)を製造した。
MS[M+H]=689
<製造例23>下記化合物23の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=2−フルオレンを用いると、前記化合物A−15を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−15(10.0g、22.57mmol)、ジ([1,1'−ビフェニル]−4−イル)アミン(7.97g、24.83mmol)をキシレン200mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.82g、29.35mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.12g、0.23mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン220mlで再結晶して、前記化合物23(10.78g、収率:66%)を製造した。
MS[M+H]=729
<製造例24>下記化合物24の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてAを用い、Ar1=2−9−フェニル−9H−カルバゾールを用いると、前記化合物A−21を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物A−21(10.0g、20.33mmol)、9,9−ジメチル−N−フェニル−9H−フルオレン−2−アミン(6.37g、22.36mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.54g、26.42mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.10g、0.20mmol)を入れた後、4時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン260mlで再結晶して、前記化合物24(11.59g、収率:77%)を製造した。
MS[M+H]=742
<製造例25>下記化合物25の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=2−フルオレンを用いると、前記化合物B−15を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−15(10.0g、22.57mmol)、ジ([1,1'−ビフェニル]−4−イル)アミン(7.97g、24.83mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.82g、29.35mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.12g、0.23mmol)を入れた後、3時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン200mlで再結晶して、前記化合物25(8.66g、収率:55%)を製造した。
MS[M+H]=729
<製造例26>下記化合物26の化合物の合成
Figure 0006733882
前記反応式1のstep3において、出発物質としてBを用い、Ar1=2−9−フェニル−9H−カルバゾールを用いると、前記化合物B−21を得ることができる。窒素雰囲気下、500mlの丸底フラスコに化合物B−21(10.0g、20.33mmol)、9,9−ジメチル−N−フェニル−9H−フルオレン−2−アミン(6.37g、22.36mmol)をキシレン220mlに完全に溶かした後、ソジウムtert−ブトキシド(2.54g、26.42mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(0.10g、0.20mmol)を入れた後、3時間加熱撹拌した。常温に温度を下げて、濾過して塩を除去した後、キシレンを減圧濃縮させ、テトラヒドロフラン235mlで再結晶して、前記化合物26(10.44g、収率:69%)を製造した。
MS[M+H]=742
<実験例1−1>
ITO(indium tin oxide)が1,000Åの厚さに薄膜コーティングされたガラス基板を、洗剤を溶かした蒸留水に入れて超音波洗浄した。この時、洗剤としてはフィッシャー社(Fischer Co.)製品を用い、蒸留水としてはミリポア社(Millipore Co.)製品のフィルタ(濾過)で2次濾過した蒸留水を用いた。ITOを30分間洗浄した後、蒸留水で2回繰り返し超音波洗浄を10分間進行させた。蒸留水洗浄が終わった後、イソプロピルアルコール、アセトン、メタノールの溶剤で超音波洗浄をして乾燥させた後、プラズマ洗浄機に輸送させた。また、酸素プラズマを用いて前記基板を5分間洗浄した後、真空蒸着機に基板を輸送させた。
このように用意されたITO透明電極上に、下記化学式のヘキサニトリルヘキサアザトリフェニレン(hexaazatriphenylene;HAT)を500Åの厚さに熱真空蒸着して正孔注入層を形成した。
Figure 0006733882
前記正孔注入層上に、正孔を輸送する物質の下記化合物4−4'−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(NPB)(300Å)を真空蒸着して正孔輸送層を形成した。
Figure 0006733882
次に、前記正孔輸送層上に、膜厚さ100Åに下記化合物1を真空蒸着して電子阻止層を形成した。
Figure 0006733882
次に、前記電子阻止層上に、膜厚さ300Åに以下のようなBHとBDを25:1の重量比で真空蒸着して発光層を形成した。
Figure 0006733882
前記発光層上に、前記化合物ET1と前記化合物LiQ(Lithium Quinolate)を1:1の重量比で真空蒸着して、300Åの厚さに電子注入および輸送層を形成した。前記電子注入および輸送層上に、順次に、12Åの厚さにリチウムフルオライド(LiF)と2,000Åの厚さにアルミニウムを蒸着して陰極を形成した。
前記過程で、有機物の蒸着速度は0.4〜0.7Å/secを維持し、陰極のリチウムフルオライドは0.3Å/sec、アルミニウムは2Å/secの蒸着速度を維持し、蒸着時の真空度は2×10−7〜5×10−6torrを維持して、有機発光素子を作製した。
<実験例1−2>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物2を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−3>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物3を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−4>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物4を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−5>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物6を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−6>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物8を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−7>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物9を用いたことを除けば、実験例1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−8>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物10を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−9>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物12を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−10>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物15を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−11>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物17を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−12>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物22を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−13>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物23を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<実験例1−14>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに前記化合物24を用いたことを除けば、実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
<比較例1>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに下記EB1の化合物を用いたことを除けば、前記実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
Figure 0006733882
<比較例2>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに下記EB2の化合物を用いたことを除けば、前記実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
Figure 0006733882
<比較例3>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに下記EB3の化合物を用いたことを除けば、前記実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
Figure 0006733882
<比較例4>
前記実験例1−1における化合物1の代わりに下記EB4の化合物を用いたことを除けば、前記実験例1−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
Figure 0006733882
実験例1−1〜14および比較例1〜4により作製された有機発光素子に電流を印加した時、表1の結果を得た。
Figure 0006733882
前記表1から明らかなように、本願発明の化合物を電子阻止層として用いて製造された有機発光素子は、本願発明のコアの他の位置に置換基が連結された比較例1、およびリンカーとしてフェニル基、ビフェニル基が置換された比較例2、3の物質を用いた場合と比較した時、本願発明の化合物は電子阻止の役割を果たすので、有機発光素子の効率、駆動電圧および/または安定性の面で優れた特性を示す。
実験例1−1〜1−14は、このような比較例より、電圧は10%〜12%減少し、効率も10%以上高い特性を示す。
前記表1の結果のように、本発明に係る化合物は、電子阻止能力に優れて有機発光素子に適用可能であることを確認することができた。
<実験例2−1〜2−14>
前記実験例1−1において、電子阻止層として下記EB5物質を用い、前記正孔輸送層としてNPBの代わりに実験例1−1〜1−14の化合物を用いたことを除けば、同様に実験した。
Figure 0006733882
<比較例5>
前記実験例2−1における化合物1の代わりに下記HT1の化合物を用いたことを除けば、前記実験例2−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
Figure 0006733882
<比較例6>
前記実験例2−1における化合物1の代わりに下記HT2の化合物を用いたことを除けば、前記実験例2−1と同様の方法で有機発光素子を作製した。
Figure 0006733882
実験例2−1〜2−14、比較例5および6により作製された有機発光素子に電流を印加した時、表2の結果を得た。
Figure 0006733882
前記表2から明らかなように、本願発明の化合物を正孔輸送層として用いて製造された有機発光素子は、本願発明のコアの他の位置に置換基が連結された比較例、リンカーとしてフェニル基、ビフェニル基が置換された比較例5および6の物質を用いた場合と比較した時、本願発明の化合物は正孔輸送の役割を果たすので、有機発光素子の効率、駆動電圧および/または安定性の面で優れた特性を示す。
具体的には、実験例2−1〜2−14は、このような比較例より、電圧は10%以上減少し、効率も7〜10%以上高い特性を示す。
前記表1、2の結果のように、本発明に係る化合物は、電子阻止能力だけでなく、正孔輸送能力に優れて有機発光素子に適用可能であることを確認することができた。
以上、本発明の好ましい実施例(電子阻止層、正孔輸送層)について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲と発明の詳細な説明の範囲内で多様に変形して実施することが可能であり、これも発明の範疇に属する。
1:基板
2:陽極
3:発光層
4:陰極
5:正孔注入層
6:正孔輸送層
7:発光層
8:電子輸送層

Claims (13)

  1. 下記化学式2または3で表される含窒素化合物:
    [化学式2]
    Figure 0006733882
    [化学式3]
    Figure 0006733882
    前記化学式2および3において、
    R1、R〜R7、およびR13〜R18は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;シアノ基;ニトロ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基であり、
    R2、R3、R11、およびR12は水素であり、
    L1は、直接結合;置換もしくは非置換のアリーレン基;または置換もしくは非置換のヘテロアリーレン基であり、
    Arは、ニトロ基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホスフィンオキシド基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基であり、
    −N(ArAr)は、下記構造式の中から選択されるものである。
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
  2. 前記化学式2および3において、−L1−Arは、下記構造式の中から選択されるものである、請求項1に記載の含窒素化合物:
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
  3. 前記L1は、直接結合である、請求項1に記載の含窒素化合物。
  4. 前記L1は、置換もしくは非置換のアリーレン基である、請求項1に記載の含窒素化合物。
  5. 前記L1は、フェニレン基;ビフェニリレン基;2価のターフェニル基;2価のクォーターフェニル基;ナフタレン基;2価のアントラセン基;2価のフルオレン基;2価のフェナントレン基;2価のピレン基;または2価のトリフェニレン基である、請求項1に記載の含窒素化合物。
  6. 前記L1は、ヘテロアリーレン基である、請求項1に記載の含窒素化合物。
  7. 前記L1は、2価のフェノチアジン基(phenothiazine);2価のフェノキサジン基(phenoxazine);2価のカルバゾール基;2価のベンゾカルバゾール基;2価のベンズイミダゾール基;2価のチオフェン基;2価のフラン基;2価のジベンゾフラン基;2価のジベンゾチオフェン基;2価のトリアジン基;2価のピリジン基;2価のピリミジン基;2価のキノリン基;または2価のキナゾリン基である、請求項1に記載の含窒素化合物。
  8. 前記R1、およびR7は、水素であり、
    前記R4は、水素である、請求項1に記載の含窒素化合物。
  9. 前記化学式2および3は、下記構造式の中から選択されるものである、請求項1に記載の含窒素化合物:
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
    Figure 0006733882
  10. 第1電極と、前記第1電極に対向して備えられた第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に備えられた1層以上の有機物層とを含む有機発光素子であって、前記有機物層のうちの1層以上は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の含窒素化合物を含むものである有機発光素子。
  11. 前記有機物層は、正孔注入層、正孔輸送層、または正孔注入および正孔輸送を同時に行う層を含み、前記正孔注入層、正孔輸送層、または正孔注入および正孔輸送を同時に行う層は、前記含窒素化合物を含むものである、請求項10に記載の有機発光素子。
  12. 前記有機物層は、発光層を含み、前記発光層は、前記含窒素化合物を含むものである、請求項10に記載の有機発光素子。
  13. 前記有機物層は、電子阻止層を含み、前記電子阻止層は、前記含窒素化合物を含むものである、請求項10に記載の有機発光素子。
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