JP6732916B2 - 防カビ剤組成物、防カビ用スプレー製品、及び防カビ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カビの発生を防止する防カビ剤組成物、防カビ用スプレー製品、及び防カビ方法に関する。
近年の住宅は気密性が高く、室内に湿気が溜まってカビが発生し易い環境にある。カビは、水分、適度な温度、及び栄養が存在する場所を好んで発生する。一般住宅においては、結露し易い窓際のカーテン、壁紙、及び押入れや、就寝中の汗が浸み込み易いマットレス等はカビが好む場所と言える。そこで、これらの場所においては、未然にカビの発生を防止する対策が望まれている。
カビの発生を防止する方法としては、対象物に防カビ剤を塗布することが一般的である。従来の防カビ剤として、例えば、銀を用いるもの(例えば、特許文献1を参照)、光触媒を用いるもの(例えば、特許文献2を参照)等が知られている。これらは、無機系の防カビ剤である。一方、有機系の防カビ剤も知られており、例えば、トリアゾール系化合物を木材の防カビ剤として使用するものが存在する(例えば、特許文献3を参照)。
特開2007−31857号公報 特開2001−245781号公報 特開2012−71471号公報
特許文献1や特許文献2に代表される無機系の防カビ剤は、変色し易いという欠点がある。そのため、カーテン、壁紙、マットレス等の家庭用品には適さない場合がある。特許文献3に代表される有機系の防カビ剤は、変色の問題は少ないが、効力の点では改善の余地がある。
そこで、本発明者らは、特に家庭用品との相性が良い有機系の防カビ剤に着目し、新たな防カビ技術の確立を試みた。すなわち、本発明は、有機系の防カビ剤において、従来よりも優れた防カビ効果を発揮し得る防カビ剤組成物を提供することを目的とする。また、そのような防カビ剤組成物を用いることにより、使い勝手の良い防カビ用スプレー製品を提供することを目的とする。さらに、防カビ用スプレー製品を用いた防カビ方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る防カビ剤組成物の特徴構成は、
トリアゾール系化合物と、グリコールと、アルコールとを含有することにある。
本発明者らは、トリアゾール系化合物にグリコールを併用すると、トリアゾール系化合物の防カビ性がグリコールによって増強され、さらにアルコールを併用すると、トリアゾール系化合物が適度に分散することを新たに見出した。従って、本構成の防カビ剤組成物によれば、トリアゾール系化合物を単独で使用した場合と比べて、より優れた防カビ効果を発揮することができる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
前記トリアゾール系化合物は、テブコナゾールであることが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、好ましいトリアゾール系化合物として、テブコナゾールを使用することで、優れた防カビ効果を発揮することができる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
前記グリコールは、プロピレングリコール及び/又は1,3−ブチレングリコールであることが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、好ましいグリコールとして、プロピレングリコール及び/又は1,3−ブチレングリコールを使用することで、トリアゾール系化合物の防カビ性の増強効果が特に優れたものとなる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
前記アルコールは、エタノール及び/又は2−プロパノールであることが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、好ましいアルコールとして、エタノール及び/又は2−プロパノールを使用することで、トリアゾール系化合物の分散性が特に優れたものとなる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
前記トリアゾール系化合物と前記グリコールとの配合比(重量比)が、1:10〜1:0.5であることが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、トリアゾール系化合物とグリコールとの配合比(重量比)が適切な範囲に設定されているので、トリアゾール系化合物の防カビ性をグリコールによって効率的に増強することができる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
消臭成分をさらに含有することが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、消臭成分をさらに含有するため、カビが好む湿気のある環境において発生し得る不快臭を抑制することができる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
クロカワカビ、ススカビ、アカカビ、アオカビ、コウジカビ、カワキコウジカビ、及びアズキイロカビからなる群から選択される少なくとも一種のカビを対象とすることが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、日常の生活空間において発生し易いクロカワカビ、ススカビ、アカカビ、アオカビ、コウジカビ、カワキコウジカビ、及びアズキイロカビの発生を防止できるため、日常の用途において高い防カビ効果を得ることができる。また、上記のカビは暗色ないし濃色を呈しているため、本構成の防カビ剤組成物によって繊維製品や紙製品に防カビ性が付与されることにより、消費者に優れた使用実感を与えることができる。
本発明に係る防カビ剤組成物において、
カーテン用であることが好ましい。
本構成の防カビ剤組成物によれば、従来から特に問題となっていたカーテンに繁殖するカビを効果的に抑制することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る防カビ用スプレー製品の特徴構成は、
スプレー容器に、上記何れか一つに記載の防カビ剤組成物と水とを含む薬剤を封入してなる防カビ用スプレー製品であって、
前記薬剤中の前記アルコールの含有量が、20〜60重量%に設定されていることにある。
本構成の防カビ用スプレー製品によれば、本発明の防カビ剤組成物を含有しているため、トリアゾール系化合物の防カビ性がグリコールによって増強され、さらにアルコールによってトリアゾール系化合物が適度に分散し、従来よりも優れた防カビ用製品とすることができる。また、スプレー容器に封入される薬剤中のアルコールの含有量が、20〜60重量%に設定されているため、トリアゾール系化合物が沈殿することなく薬剤中に完全に溶解し、その結果、スプレー回数に応じて処理対象物に正確な量の薬剤を付与することができる。さらに、上記のアルコール含有量であれば、適切なスプレーパターンが形成されるため、処理対象物に薬剤を満遍なく付着させることができる。
上記課題を解決するための本発明に係る防カビ方法の特徴構成は、
処理対象物に、上記記載の防カビ用スプレー製品から前記薬剤を噴霧し、前記処理対象物の表面の少なくとも一部に前記薬剤を付着させることにある。
本構成の防カビ方法によれば、本発明の防カビ用スプレー製品を用いて処理対象物の表面の少なくとも一部に薬剤を付着させることで、処理対象物に防カビ処理が行われるため、カビの発生を効果的に防止することができる。
以下、本発明の防カビ剤組成物、防カビ用スプレー製品、及び防カビ方法について説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されることを意図しない。
本発明者らは、従来、木材の防カビ剤として使用されていたトリアゾール系化合物を一般家庭用の防カビ剤として利用するにあたり、トリアゾール系化合物にグリコールを併用すると、トリアゾール系化合物の防カビ性が増強され、さらにアルコールを併用すると、トリアゾール系化合物が適度に分散することを新たに見出し、この知見に基づいて、新たな防カビ剤組成物を着想したものである。詳細については後述の実施例にて説明するが、本発明の防カビ剤組成物を水とともにスプレー容器に封入して本発明の防カビ用スプレー製品を構成し、これを繊維製品であるカーテンに適用すると、優れた防カビ効果が認められた。なお、本明細書において、防カビ効果とは、主にカビの発生を未然に防止することを意味するが、発生したカビを消滅させることや、発生したカビの拡大を抑制することも防カビ効果に含まれる。本発明の防カビ剤組成物(防カビ用スプレー製品)によって繁殖を抑制することが可能なカビの種類としては、例えば、クロカワカビ(いわゆる、クロカビ)、ススカビ、アカカビ、アオカビ、コウジカビ、カワキコウジカビ、アズキイロカビ等が挙げられる。これらのカビは、寝室、居間、浴室、トイレ、台所等の日常の生活空間において発生し易いカビであり、その外観は暗色ないし濃色を呈しているため、本発明の防カビ剤組成物によって上記生活空間に存在する繊維製品(例えば、カーテン)や紙製品(例えば、壁紙)に防カビ性が付与されると、カビによって発生していた着色が防止又は大きく改善され、消費者に優れた使用実感を与えることができる。特に、寝室や居間に備え付けてあるカーテンに本発明品を適用すると、消費者は清潔感や安心感を得ることができる。
<防カビ剤組成物>
本発明の防カビ剤組成物は、主成分として、トリアゾール系化合物と、グリコールと、アルコールとを含有する。
トリアゾール系化合物としては、テブコナゾール、イミベンコナゾール−db、トリアジメノール、パクロブトラゾール、プロピコナゾール、ヘキサコナゾール、ペンコナゾール、ミクロブタニル、メトコナゾール(登録商標)等が挙げられる。これらのうち、テブコナゾールが好ましい。なお、これらのトリアゾール系化合物は、単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
グリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、1,2−ヘキサンジオール等が挙げられる。これらのうち、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールが好ましい。なお、これらのグリコールは、単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
アルコールとしては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール等が挙げられる。これらのうち、エタノール、2−プロパノールが好ましい。なお、これらのアルコールは、単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
本発明の防カビ剤組成物は、上掲のトリアゾール系化合物、グリコール、及びアルコールの他に、消臭成分、香料、pH調整剤等をさらに含有してもよい。例えば、消臭成分としてフラボノイドを含有させると、カビが好む湿気のある環境において発生し得る不快臭を抑制することができる。
本発明の防カビ剤組成物は、上掲の各成分を適切な重量比で配合し、さらに水を添加して各成分の濃度が適切となるように調整される。
上掲の各成分の配合にあたっては、トリアゾール系化合物とグリコールとの配合比(重量比)は、1:10〜1:0.5に調整されることが好ましく、1:10〜1:1に調整されることがより好ましい。トリアゾール系化合物とグリコールとの配合比が1:10未満の場合(すなわち、トリアゾール系化合物の配合量がグリコールの配合量に対して1/10未満の場合)、トリアゾール系化合物が不足するため、防カビ効果を十分に発揮できない虞がある。トリアゾール系化合物とグリコールとの配合比が1:0.5を超える場合(すなわち、トリアゾール系化合物の配合量がグリコールの配合量に対して2倍を超える場合)、グリコールが不足するため、トリアゾール系化合物の防カビ性を十分に増強できない虞がある。
水を添加するにあたっては、調製後の薬剤(トリアゾール系化合物、グリコール、アルコール、及び水の混合物であって、必要に応じてその他成分を含むもの)中のアルコールの含有量が、20〜60重量%となるように設定される。この範囲であれば、トリアゾール系化合物は、薬剤中に沈殿することなく完全に溶解することができる。従って、処理対象物に正確な量の薬剤を付与することが容易となる。また、後述する防カビ用スプレー製品を構成したとき、適切なスプレーパターンが形成されるため、処理対象物に薬剤を満遍なく付着させることができる。
<防カビ剤用スプレー製品>
本発明の防カビ剤組成物の好ましい製品形態は、スプレー製品である。例えば、スプレー容器に、上述の薬剤(少なくとも、本発明の防カビ剤組成物と水との混合物)を封入することで、本発明の防カビ用スプレー製品が構成される。スプレー容器としては、トリガー式スプレーヤーを備えるものが好ましい。スプレー容器に封入される薬剤は、上述のとおり、薬剤中のアルコールの含有量が、20〜60重量%となるように設定される。これにより、スプレーしたときに薬剤が略円形に拡散し、且つ処理対象物への薬剤の塗布量が略均一となるスプレーパターンを形成することができる。また、スプレー回数に応じて処理対象物に正確な量の薬剤を付与することができる。
<防カビ方法>
本発明の防カビ方法は、上述の防カビ用スプレー製品を用いて実施することができる。具体的には、作業者が防カビ用スプレー製品のトリガーを把持し、処理対象物の表面に向けて薬剤を噴霧する。これにより、処理対象物の表面に薬剤が付着する。さらに、必要に応じて薬剤を乾燥させる。薬剤の噴霧及び乾燥は、複数回繰り返してもよい。薬剤の噴霧量は、処理対象物に対して9.0〜13.5g/mが好ましい。薬剤の噴霧量が9.0g/m未満の場合、有効成分であるトリアゾール系化合物及びグリコールの付着量が不足し、処理対象物の素材によっては防カビ効果を十分に付与することができない場合がある。薬剤の噴霧量が13.5g/mを超える場合、乾燥後も処理対象物にベタツキ感が残る場合がある。この処理対象物に対する一連の防カビ処理が完了すると、処理対象物には優れた防カビ効果が発揮され、カビの発生を長期に亘って効果的に防止することができる。
本発明の防カビ剤組成物の性能及び使い勝手を確認するため、カーテンを対象とした防カビ試験を実施し、併せて薬液の外観、及びスプレーパターンを確認した。防カビ剤組成物の調製にあたっては、トリアゾール系化合物としてテブコナゾール、グリコールとしてプロピレングリコール及び/又は1,3−ブチレングリコール、アルコールとしてエタノールを使用し、イオン交換水を加えたものを薬液とした。防カビ剤組成物の各成分は、以下の薬品を使用した。
・テブコナゾール(品名:ビオサイドR−BP20、株式会社タイショーテクノス製)
・プロピレングリコール(工業用プロピレングリコール、株式会社ADEKA製)
・1,3−ブチレングリコール(工業用1,3−ブチレングリコール、株式会社ダイセル製)
・エタノール(工業用95重量%エタノール、日本合成アルコール株式会社製)
この薬液を、トリガー式スプレーヤーを備えるスプレー容器(品番:T014、キャニヨン社製)に封入し、本発明の防カビ剤用スプレー製品を構成した。
<薬液の処方>
実施例1〜7、及び比較例1〜3として調製した夫々の薬液の処方は以下のとおりである。
〔実施例1〕
テブコナゾール0.05重量部、エタノール20重量部(濃度100重量%換算であり、以降の実施例及び比較例についても同じ。)、及びプロピレングリコール0.5重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例1におけるテブコナゾールとプロピレングリコールとの配合比(重量比)は、1:10である。また、薬剤中のエタノールの含有量は20重量%である。
〔実施例2〕
テブコナゾール0.1重量部、エタノール40重量部、及びプロピレングリコール0.5重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例2におけるテブコナゾールとプロピレングリコールとの配合比(重量比)は、1:5である。また、薬剤中のエタノールの含有量は40重量%である。
〔実施例3〕
テブコナゾール0.2重量部、エタノール60重量部、及び1,3−ブチレングリコール0.2重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例3におけるテブコナゾールと1,3−ブチレングリコールとの配合比(重量比)は、1:1である。また、薬剤中のエタノールの含有量は60重量%である。
〔実施例4〕
テブコナゾール0.5重量部、エタノール50重量部、並びに、プロピレングリコール0.5重量部、及び1,3−ブチレングリコール0.5重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例4におけるテブコナゾールとプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールとの配合比(重量比)は、1:2である。また、薬剤中のエタノールの含有量は50重量%である。
〔実施例5〕
テブコナゾール0.1重量部、エタノール40重量部、及びプロピレングリコール0.05重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例5におけるテブコナゾールとプロピレングリコールとの配合比(重量比)は、1:0.5である。また、薬剤中のエタノールの含有量は40重量%である。
〔実施例6〕
テブコナゾール0.2重量部、エタノール65重量部、及びプロピレングリコール0.1重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例6におけるテブコナゾールとプロピレングリコールとの配合比(重量比)は、1:0.5である。また、薬剤中のエタノールの含有量は65重量%である。
〔実施例7〕
テブコナゾール0.1重量部、エタノール10重量部、及び1,3−ブチレングリコール3重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。実施例7におけるテブコナゾールと1,3−ブチレングリコールとの配合比(重量比)は、1:30である。また、薬剤中のエタノールの含有量は10重量%である。
〔比較例1〕
エタノール20重量部にイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。すなわち、比較例1は、テブコナゾール、及びグリコール(プロピレングリコール及び/又は1,3−ブチレングリコール)を含まない薬液であり、実施例1の処方からテブコナゾール、及びプロピレングリコールを除いたものに等しい。
〔比較例2〕
テブコナゾール0.1重量部、及びプロピレングリコール0.5重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。すなわち、比較例2は、エタノールを含まない薬液であり、実施例2の処方からエタノールを除いたものに等しい。
〔比較例3〕
テブコナゾール0.1重量部、及びエタノール30重量部を混合し、これにイオン交換水を加えて全体が100重量部の薬液を調製した。すなわち、比較例3は、グリコール(プロピレングリコール及び/又は1,3−ブチレングリコール)を含まない薬液である。
<薬液の外観>
実施例1〜7、及び比較例1〜3の薬液の外観を夫々目視により確認した。外観の評価基準は以下のとおりである。
○:薬液中に沈殿が認められず、無色透明である。
×:薬液中に沈殿が認められ、濁っている。
<防カビ効果>
レースカーテンにカビ培養培地としてグルコース・ペプトン培地を噴霧し(噴霧領域:10cm×10cm)、1時間風乾させた。乾燥後のレースカーテンに、実施例1〜7の薬液を封入した本発明の防カビ剤用スプレー製品を噴霧し(噴霧量:9.9〜11.1g/m)、1時間風乾させた。比較例1〜3の薬液を封入したスプレー製品についても同様の操作を行った。次いで、レースカーテンに一定の菌数のカビ(クロカワカビ(クロカビ)、アオカビ)を付着させ、さらに霧吹きで水を吹きかけ、これを湿度90%に維持したデシケータ内に保存してカビを培養した。そして、1週間経過後のカビの発生状況を確認した。カビの発生状況の評価基準は以下のとおりである。
◎:カビは全く発生せず。
○:カビは僅かに発生するが、外観上の問題はなし。
△:多少のカビの発生が認められる。
×:カビの発生が明らかに認められる。
<スプレーパターン>
実施例1〜7の薬液を封入した本発明の防カビ剤用スプレー製品、及び比較例1〜3の薬液を封入したスプレー製品を、プラスチック板に向けて20cmの距離から夫々1回ずつスプレーし、プラスチック板に形成されたスプレーパターンの形状を目視により確認し、さらにスケールを用いてサイズを測定した。スプレーパターンの形状の評価基準は以下のとおりである。
○:略円形の均一でムラの無い形状である。
△:不均一でムラがある形状である。
<試験結果>
実施例1〜7、及び比較例1〜3の試験結果を、薬液の処方と併せて、以下の表1に示す。
Figure 0006732916
実施例1〜7の薬液を用いた防カビ剤用スプレー製品について、薬液の外観は、薬液中に沈殿は認められず、無色透明を保っており、問題は見られなかった。防カビ効果は、カビが僅かに発生したものもあったが、実用上で問題となるものでは無かった。特に、実施例1〜4については、カビは全く発生しておらず、優れた防カビ効果が確認された。薬剤中のエタノールの含有量を、20〜60重量%に設定することが特に有効であることが示唆された。スプレーパターンは、実施例6及び7のスプレーパターン形状が若干不均一であったが、全体的には良好なものであった。
これに対し、比較例1〜3の薬液を用いたスプレー製品は、薬液の外観及び防カビ効果を両立させることができず、性能的にも、使い勝手も実施例1〜7(本発明品)と比較すると劣るものであった。
本発明の防カビ剤組成物、防カビ用スプレー製品、及び防カビ方法は、例えば、カーテン、衣類、布団、マットレス、枕等の繊維製品や、押入れの壁、壁紙等の建材に対して利用可能である。

Claims (9)

  1. トリアゾール系化合物と、グリコールと、アルコールとを含有する防カビ剤組成物であって、
    前記トリアゾール系化合物は、テブコナゾール、イミベンコナゾール−db、トリアジメノール、パクロブトラゾール、プロピコナゾール、ヘキサコナゾール、ペンコナゾール、ミクロブタニル、及びメトコナゾール(登録商標)からなる群から選択される少なくとも一つであり、
    前記グリコールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、及び1,2−ヘキサンジオールからなる群から選択される少なくとも一つであり、
    前記アルコールは、エタノール及び/又は2−プロパノールである防カビ剤組成物
  2. 前記トリアゾール系化合物は、テブコナゾールである請求項1に記載の防カビ剤組成物。
  3. 前記グリコールは、プロピレングリコール及び/又は1,3−ブチレングリコールである請求項1又は2に記載の防カビ剤組成物。
  4. 前記トリアゾール系化合物と前記グリコールとの配合比(重量比)が、1:10〜1:0.5である請求項1〜3の何れか一項に記載の防カビ剤組成物。
  5. 消臭成分をさらに含有する請求項1〜4の何れか一項に記載の防カビ剤組成物。
  6. クロカワカビ、ススカビ、アカカビ、アオカビ、コウジカビ、カワキコウジカビ、及びアズキイロカビからなる群から選択される少なくとも一種のカビを対象とする請求項1〜5の何れか一項に記載の防カビ剤組成物。
  7. カーテン用である請求項1〜6の何れか一項に記載の防カビ剤組成物。
  8. スプレー容器に、請求項1〜7の何れか一項に記載の防カビ剤組成物と水とを含む薬剤を封入してなる防カビ用スプレー製品であって、
    前記薬剤中の前記アルコールの含有量が、20〜60重量%に設定されている防カビ用スプレー製品。
  9. 処理対象物に、請求項8に記載の防カビ用スプレー製品から前記薬剤を噴霧し、前記処理対象物の表面の少なくとも一部に前記薬剤を付着させる防カビ方法。
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