JP6730821B2 - 帽子の製造方法 - Google Patents
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Description
クラウンの外面にエンブレムが表された帽子の製造方法であって、
クラウン形成生地におけるエンブレムを表す箇所をエンブレムの外郭線に沿って切断することにより、エンブレムに倣った形状の通気口をクラウン形成生地に形成する通気口形成工程と、
通気口が形成されたクラウン形成生地に対して通気口よりも大きな寸法形状を有するメッシュシートを重ね合わせることにより、メッシュシートで通気口を覆うメッシュシート重合工程と、
エンブレムの外郭線に沿って刺繍を施すことにより、通気口の縁取りを行うとともに、クラウン形成生地に対してメッシュシートを縫合する刺繍工程と、
を経ることによって、エンブレムが表された部分でクラウン内外の通気を行うことができるようにした帽子を製造することを特徴とする帽子の製造方法
を提供することによって解決される。
本発明の帽子の製造方法について、図面を用いてより詳しく説明する。図1は、本発明の帽子の製造方法によって製造された帽子の全体を示した斜視図である。図2は、図1の帽子を各部に分解した状態を示した斜視図である。以下においては、説明の便宜上、図1,2に示すキャップ型の帽子を製造する場合を例に挙げて、本発明の帽子の製造方法の説明をする。しかし、本発明の帽子の製造方法は、キャップ型の帽子を製造するものに限定されず、ハット型の帽子や、サンバイザー型の帽子等、着用者の頭部を覆うためのクラウン(サンバイザー型の帽子においては、前鍔の後端縁から上向きに立ち上がる部分を「クラウン」と呼ぶことにする。)を備えた各種の帽子を製造する際に採用することができる。後述するクラウン形成生地の寸法形状や枚数、又は、前鍔の寸法形状等の各仕様は、帽子の形態に応じて適宜変更することができる。
本実施態様の帽子の製造方法におけるエンブレム形成工程について詳しく説明する。図3は、エンブレム形成工程における通気口形成工程を終えた状態のクラウン形成生地11をオモテ側から見た状態を示した図である。図4は、エンブレム形成工程におけるメッシュシート重合工程を終えた状態のクラウン形成生地11をオモテ側から見た状態を示した図である。図5は、エンブレム形成工程における刺繍工程を終えた状態のクラウン形成生地11をオモテ側から見た状態を示した図である。図3〜5においては、エンブレム50における縁取りがなされる部分の内側の境界線を破線L3で示し、外側の境界線を破線L4で示している。破線L4は、エンブレム50の外郭線に一致する。
通気口形成工程は、図3に示すように、クラウン形成生地11におけるエンブレム50を表す箇所を、エンブレム50の外郭線L4に沿って切断することにより、エンブレム50に倣った形状の通気口51をクラウン形成生地11に形成する工程である。既に述べた通り、本実施態様の帽子の製造方法では、アルファベットの「H」をモチーフとしたエンブレム50を形成するところ、この「H」の文字の外郭線L4の内側に沿った切断線L1でクラウン形成生地11を切断するようにしている。切断線L1は、通気口51の外周線に一致する。「H」型のエンブレム50における真ん中の横棒の上側の区画51a(図3において右上がりの斜線ハッチングで示した区画)と下側の区画51b(図3において右下がりの斜線ハッチングで示した区画)は、切り落とさずに残してもよいが、本実施態様の帽子の製造方法では、これらの区画51a,51bも切り落としている。このように、エンブレム50の内側に入り込んだ区画を切り落とすことで、通気口51の開口面積をより広く確保し、エンブレム50における通気性をより高めることができる。
メッシュシート重合工程は、図4に示すように、通気口51が形成されたクラウン形成生地11に対して、通気口51よりも大きな寸法形状を有するメッシュシート52を重ね合わせることにより、メッシュシート52で通気口51を覆う工程である。本実施態様の帽子の製造方法においては、クラウン形成生地11の外面側にメッシュシート52を重ねているが、クラウン形成生地11の内面側にメッシュシート52を重ねてもよい。特に、メッシュシート52をクラウン形成生地11の裏地として機能させることも可能であることについては、既に述べた通りであるが、このような構成を採用する場合には、クラウン形成生地11の内面側に、クラウン形成生地11と略同一の寸法形状を有するメッシュシート52を重ねるようにする。
刺繍工程は、図5に示すように、エンブレム50の外郭線L4に沿って刺繍53を施す工程である。本実施態様の帽子の製造方法においては、図5に示すように、破線L3と破線L4との間の帯状の部分に刺繍53を施している。刺繍53の糸(刺繍糸)は、メッシュシート52の外周縁L2を外周縁L2に交差する方向に跨ぐように繰り返し縫い付けられる。これにより、通気口51の縁取りやエンブレム50の縁取りを行うとともに、クラウン形成生地11に対してメッシュシート52を縫合するようになっている。刺繍53の方法は、通気口51の縁取りを行うことができ、メッシュシート52をクラウン形成生地11に縫合できるのであれば特に限定されない。本実施態様の帽子の製造方法においては、いわゆる「外枠かがり」や「外枠ロック」と呼ばれる方法で刺繍53を施している。刺繍53は、手縫いで施してもよいが、通常は、ミシン等の機械で施される。ところで、本実施態様の帽子の製造方法では、上記の通気口形成工程において、エンブレム50における区画51a,51b(図3)においてクラウン形成生地11を切り落とすようにしていたところ、刺繍工程では、これらの区画51a,51bの外縁部に沿った箇所にも、同様の刺繍を施すようにしている。これにより、通気口51の開口面積を広く確保しながらも、所望のエンブレム50を表すことが可能となっている。
以上の本実施態様の帽子の製造方法によって製造された帽子は、図1に示すように、クラウン10の前面中央部に、通気口51とメッシュシート52と刺繍53とからなるエンブレム50が形成されたものとなっている。エンブレム50におけるメッシュシート52が現れている部分では、クラウン10の内外の通気を行うことができるようになっている。このため、本発明の帽子の製造方法によって製造された帽子は、夏期等の暑い時期でも、快適に着用することができるものとなっている。
11 第一のクラウン形成生地(クラウン形成生地)
12 第二のクラウン形成生地(クラウン形成生地)
13 第三のクラウン形成生地(クラウン形成生地)
14 第四のクラウン形成生地(クラウン形成生地)
15 第五のクラウン形成生地(クラウン形成生地)
20 前鍔
30 継ぎ目テープ
40 ビン皮
50 エンブレム
51 通気口
51a エンブレムにおける内側に入り込んだ部分
51b エンブレムにおける内側に入り込んだ部分
52 メッシュシート
53 刺繍
L1 クラウン形成生地の切断線(通気口の外周線)
L2 メッシュシートの切断線(メッシュシートの外周線)
L3 エンブレムにおける縁取りがなされる部分の内側の境界線
L4 エンブレムにおける縁取りがなされる部分の外側の境界線(エンブレムの外郭線)
W1 クラウン形成生地に対するメッシュシートの外縁部の重合幅
W2 刺繍幅
Claims (3)
- クラウンにおける、着用者の頭部左前面を覆う左前部分と頭部右前面を覆う右前部分とが、連続したクラウン形成生地によって形成され、左前部分と右前部分とに跨った箇所の外面にエンブレムが表された帽子の製造方法であって、
クラウン形成生地におけるエンブレムを表す箇所をエンブレムの外郭線に沿って切断するとともに、エンブレムにおける内側に入り込んだ区画も切り落とすことにより、エンブレムに倣った形状の通気口をクラウン形成生地に形成する通気口形成工程と、
通気口が形成されたクラウン形成生地に対して通気口よりも大きな寸法形状を有する編物又は織物からなるメッシュシートを重ね合わせることにより、メッシュシートで通気口を覆うメッシュシート重合工程と、
エンブレムの外郭線及び前記区画の外縁部に沿って外枠かがりで刺繍を施すことにより、通気口の縁取りを行うとともに、クラウン形成生地に対してメッシュシートを縫合する刺繍工程と、
を経ることによって、エンブレムが表された部分でクラウン内外の通気を行うことができるようにした帽子を製造することを特徴とする帽子の製造方法。
- メッシュシート重合工程でクラウン形成生地に重ね合わせるメッシュシートを、通気口の外周線に沿った形状に予め切断しておく請求項1記載の帽子の製造方法。
- メッシュシートとして、昇華式プリントによって着色されたものを用いる請求項1又は2記載の帽子の製造方法。
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