JP3068282U - 帽 子 - Google Patents

帽 子

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JP3068282U
JP3068282U JP1999007898U JP789899U JP3068282U JP 3068282 U JP3068282 U JP 3068282U JP 1999007898 U JP1999007898 U JP 1999007898U JP 789899 U JP789899 U JP 789899U JP 3068282 U JP3068282 U JP 3068282U
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文 卿 王
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文 卿 王
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を減らし、コストを大幅に低減する
上、スポーツの種類に合せて簡単にそのモチーフを表現
することができる帽子を提供する。 【解決手段】 クラウンの縁部にひさしが延設されてあ
る帽子において、前記クラウンが、可撓性の可塑性材料
によって一体成型されることを特徴とする。クラウンが
意匠を施した形態に一体成型してから、ひさしと縫い合
せまたは熔着によって継ぎ合わせることにより構成され
るので、2回以上の縫い合せ作業を省くことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は帽子に関し、特にクラウン部が一体成型される帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】
帽子は、ほとんどが布地として、ナイロンシートや、麻、綿等の繊維の織布ま たはニットが使われ、着た服に合せて色々なコンビネーションが楽しめる。また 、その形状としては、例えば、図10に示されたキャップ10がある。キャップ10 は、一つの長方形布101aと、この長方形布101aを挟んで縫い合せた一対の略半円 形布101b、101bとにより、略半球状のクラウン101 を作り、それらの縫い目と垂 直に、前記長方形布101aを正面へ向けた位置の前記クラウン101 縁沿いに、バイ ザー102 を縫付けて構成される。なお、前記バイザー102 のクラウン101 との突 合わせ部位は、クラウン101 の形に沿って円弧形になっている。また、前記クラ ウン11のバイザー102 との反対の後側部には、頭の大きさに応じて頭回りを調節 することができるアジャスト手段を設けている(図示せず)。
【0003】 また、図11に示されているキャップ20は、六つの略三角形のまち201aを半球 形状に、各頂点を上にして、それぞれの両辺を縫い合せてクラウン201 を構成し 、このクラウン201 の縁沿いにバイザー202 を縫い付けて構成されている。 また、図12に示されているハット30は、トップクラウン301aとしての円形布 と、サイドクラウン301bとしての条状布とを縫い合せてクラウン301 を形成し、 前記サイドクラウン301bの前記トップクラウン301aで覆われた側とは逆の開口側 の辺縁を円環形にされたブリム302 の内周縁と縫い合せて構成されてなる。
【0004】 上記帽子は、上記構成のように、いずれも2回以上の縫い合せ、多いときは6 回以上もの縫合作業をしなければならない。そのため、製造コストを低減させる ことは困難であった。 さらに、上記構成による帽子は、布地や作り方に制限されるので、テニス、ゴ ルフ、野球などのボールゲームの場合に、図案付きの布地、アップリケ、ステッ チ、ステッカーなどにより、そのモチーフやシンボルを表すが、デザインされた 意匠を思うままに表すのに、素材や技術的手段に制限され、変化に乏しい。
【0005】 また、刺繍などにより図案を付けるのはコスト高のため、利用度は下がり、一 般に図案をプリントした布地により帽子を作るのであるが、図10や図11のキ ャップにそのボールのリアルな立体感を表現することが難しく、また、図案の模 様が裁断、接合によって途切れないようにすることも大変時間がかかるので、製 造工程やコストを一段と増加させる。
【0006】 また、一般に布で作った帽子は、防水性に乏しく、しみができやすい上、水洗 いをすれば、縮んだり、しわができたりする可能性がある。さらに、上記帽子は 型くずれを直すのに、仕上げのアイロン掛けの工程を経なければならないが、そ れも一度洗濯をすれば、またむだになってしまうことになる。これは、その接ぎ 目に芯材を縫い込むことによって、型くずれも防ぐことができるが、その分のコ ストが増す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記帽子における問題点に鑑み、本考案の目的は、製造工程を減らし、コスト を大幅に低減する上、スポーツの種類に合せて簡単に意匠を施すことが容易にで きる帽子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の帽子は、クラウンの縁部にひさしが延設さ れ、前記クラウンが、可撓性の可塑性材料によって一体成型されるように構成さ れる。 この構成によれば、前記クラウンとひさしとの縫い合せにより帽子を構成する 従来技術に比べ、クラウンを一体成型してから、ひさしと縫い合せて構成される ことにより、製造手順を大幅に減らすことができる。従って、製造コストも大幅 に低減させることができる。
【0009】 また、前記帽子は、前記クラウンに凹凸紋様をつけた、各種の球技で用いるボ ールの形態を模して一体成型されるようにすることができ、さらに、前記クラウ ンの表面に、接着剤により、フェルトやPUまたはPVC のステッカーなどを貼りつ けるなどの意匠を施すことによって、ボールゲームやイベント、催しのモチーフ を表わすことができる。
【0010】 前記帽子は、さらに、前記ひさしが前記クラウンと一体に形成される際、前記 クラウンと共に熱溶着させてなるように構成することができる。前記クラウンと 前記ひさしとを熱溶着させることにより、縫い合せる作業をさらに省くことがで きる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態例に基づいて具体的に説明するが、本考案はこれら の例に限定されない。 図1は、本考案の1実施例の意匠が施されたキャップ1を、バイザー12側から 見た外観の斜視図である。図2は、同キャップ1におけるクラウン11の表面に別 の意匠を施した例の斜視図である。
【0012】 実施例のキャップ1は、ボール状に一体成型したクラウン11とバイザー12と縫 い合せて構成されてなる。前記クラウン11は、その表面を、例えば、ドッジボー ルの態様に合せて数条のストライプ11a と多くの凸粒11b をつけ一体成型されて いる。なお、クラウン11のバイザー12寄りのサイド部分に、同時に、例えば、「 SPORT 」の文字11c を形成することもできる。
【0013】 前記クラウン11は、可撓性の可塑性素材により半球状に成型することが好まし く、例えば、プラスチック、ゴム材などで射出成型により一体形成される。ここ で、成型手段として射出成形の他に、エア吹き成形、プレス成形、遠心成形など が挙げられる。なお、前記キャップ1は、前記クラウン11の両側に適当に鳩目11 d 、11d 、...を穿設して通気性を付けてある。
【0014】 また、前記キャップ1は、図2に示す如く、クラウン11がバスケットボールの 形態に合せて、その表面にストライプ11a 、11a 、...及び凸粒11b 、11b 、 ...をつけると共に半球状に一体成型してから、バイザー12と縫い合せて構成 される。当然ながら、製造する際、前記クラウン11のバイザー12寄りのサイド部 分に、リーグやチームのネーム、例えば、「NBA 」の文字11c を付けることも簡 単にできる。
【0015】 さらに、前記キャップ1は、図3に示す如く、サッカーボールの態様に合せて 、前記クラウン11がその表面に複数の6角形の膨らみ11e(図では膨らみを表さな い)及びそれぞれの膨らみ11e 、11e 、...の境になる凹条11a 、11a 、.. .を一体成型され、バイザー12と縫い合せ構成される。なお、前記クラウン11に 適当に複数の鳩目11d 、11d 、...を穿設し通気性を付けてある。
【0016】 次に、前記キャップ1において、図4に示されたように、前記クラウン11を作 るときに動物の顔の特徴、例えば、フクロウの顔立ち11f に似せて、くちばしの 尖った部分や色彩と共に一体成型し製造することができるので、趣きのある立体 感及び豊かな色合いの表現を簡単に発揮することができる。 前記キャップ1は、さらに、図5に示されたように、前記クラウン11をフェス ティバルのモチーフに合せて、例えば、ハロウィーンで仮装に用いるカボチャの 形11g に一体成型し、バイザー12とを縫い合せて構成されてある。
【0017】 前記キャップ1は、他に、図6に示す如く、前記クラウン11の表面に接着剤に より毛状繊維によるフェルト11h を貼付け、凹紋とを組合わせて、テニスボール を表現するように構成されてなる。ここで、テニスボールを表現するためにフェ ルトを使用したが、前記用いたフェルト11h の他に、PU、PVC または布などを使 って他のモチーフを表すこともできる。
【0018】 前記構成のように、キャップ1を製造する際、クラウン11をモチーフの形態と 共に一体成型し、バイザー12と縫い合せて構成されることができるが、図7のキ ャップ100 のように、バイザー120 を熱溶着工程を経てクラウン110 と継ぎ合わ せることにより得ることもできる(矢印Aは熱溶着部分である)。また、図8に 示されているように、キャップ130 は、バイザー132 の表面に、クラウン131 と 継ぎ合わせる薄膜133 を形成することによって継ぎ合せることもできるので、別 途に縫い合せ作業が不要になる。
【0019】 さらに、本考案の帽子もクラウンの周縁につばがくるりと形成されるようなハ ットの構成とすることもできる。例えば、図9にその一例を示す。ハット5は、 図示のように、前記構成のように柄と一体成型されたクラウン51が、直接に縫い 合せ作業や溶着工程を経て、リング状のブリム52と継ぎ合わせられ構成されてい る。
【0020】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案は、従来キャップと同様な機能をそなえながら 、クラウンが意匠を施した態様に一体成型してから、ひさしと縫い合せまたは溶 着によって継ぎ合わせることにより構成されるので、2回以上の縫い合せ作業を 省くことができる。また、本考案はゴム材などのような可撓性の可塑材によりな るので、クラウンの後ろ側に頭の回りを調節することができるアジャスト手段を つけることも可能である。従って、本考案の帽子は、従来キャップの機能をも発 揮することができる上、製造工程が大幅に減らされるので、より簡単に製造でき 、コストも一段と低減することができる。
【0021】 さらに、本考案の帽子によれば、テニス、ゴルフ、野球などのボールゲームの 場合に、図案付きの布地、アップリケ、ステッチ、ステッカーなどを利用するこ となく、簡単にモチーフの象徴を適切に表わし、クラウンと一体成型することが できる利点もある。 また、本考案の帽子によれば、祝日やお祭りに合せて形態を一体に成型するこ とできるので、従来のキャップのように、繁雑な刺繍などの縫い作業により凹凸 をつけるようなことをしなくても、スポーツや果物のような立体感を簡単に表し 、また、図案の模様がキャップの縫い目で途切れたり、ずれたりするようなこと もないので、従来のキャップのように仕上げ時間をかけることがなくなる。
【0022】 また、本考案は可撓性の可塑性素材、例えば、ゴム材などにより一体成型によ り製造されるので、一般に布で作った帽子のように、防水できず、しみが付きや すい上、水洗いをすれば、縮んだり、しわができたりするなどの懸念も要らない 。無論、アイロン掛けの作業の必要性もなくなる。 さらに、本考案の帽子によれば、プラスチックやゴム材により製造するので、 成型の際、香料を入れるなどによりにおい付きの材料を使用することもできるこ とから、応用の楽しみを向上させうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のキャップをバイザー側から
みた斜視図である。
【図2】同キャップのクラウンを他の形態に一体成型し
た同上斜視図である。
【図3】同クラウンを次の他の形態を一体成型した同上
斜視図である。
【図4】同クラウンを動物の形態に一体成型した同上斜
視図である。
【図5】同クラウンをフェスティバルのモチーフ意匠に
合せて一体成型した同上斜視図である。
【図6】同クラウンにステッカーを貼付けた態様の同上
斜視図である。
【図7】本考案の他の実施例の側断面図である。
【図8】本考案のさらに他の実施例の側断面図である。
【図9】本考案のハットの実施例の斜視図である。
【図10】従来のキャップの一例をバイザー側からみた
斜視図である。
【図11】従来のキャップのもう一例の同上斜視図であ
る。
【図12】従来のハットの一例の斜視図である。
【符号の説明】
1、100 、130 キャップ 5 ハット 11、51、110 、131 クラウン 11a ストライプ 11b 凸粒 11c 文字 11d 鳩目 12、120 、132 バイザー 52 ブリム 133 薄膜 A クラウンとひさしとの溶着部分

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラウンの縁部にひさしが延設されてあ
    る帽子において、 前記クラウンが、可撓性の可塑性材料によって一体成型
    されたことを特徴とする帽子。
  2. 【請求項2】 前記クラウンは、該表面に凹凸紋様をつ
    けた、各種の球技で用いるボールを模した形態に一体成
    型することを特徴とする請求項1に記載の帽子。
  3. 【請求項3】 前記クラウンが、特定キャラクターのレ
    リーフや、豊富な色合いの図案、ステッチ、及び立体感
    のある意匠に一体成型されたことを特徴とする請求項1
    に記載の帽子。
  4. 【請求項4】 前記クラウンが、該表面を催しのモチー
    フとして一体成型されたことを特徴とする請求項1に記
    載の帽子。
  5. 【請求項5】 前記ひさしが前記クラウンと一体に形成
    される際、前記クラウンと共に熱溶着されてなることを
    特徴とする請求項1に記載の帽子。
  6. 【請求項6】 前記クラウンは、その表面に飾りピース
    が貼りつけられてなり、前記飾りピースは、PU、PVC 、
    布またはフェルトなどであることを特徴とする請求項1
    に記載の帽子。
  7. 【請求項7】 前記クラウンは、該縁部にリング状のブ
    リムとを直接に接着するように構成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の帽子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190027886A (ko) * 2016-07-13 2019-03-15 상하이 퍼시픽 햇 매뉴팩쳐링 씨오., 엘티디. 캡모자 및 캡모자를 제조하는 방법

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