JP6730769B2 - トンネル内消火栓設備及び消火栓装置 - Google Patents
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Description
本発明は、トンネル内消火栓装置及び当該トンネル内消火栓装置が設置されるトンネル内消火栓設備に於いて、
トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置されるものであって、筐体内部にホースが収納された消火栓収納箱と、
監視員通路に埋込み設置された場合に道路側となる筐体の前面に、上下方向にスライド開閉自在に配置された前扉と、
監視員通路に埋込み設置された場合に監視員通路面側となる筐体の上面に、前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
が設けられたことを特徴とする。
上扉は、
前開き自在な配置として、上扉の後縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置され、
後開き自在な配置として、上扉の前縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置される。
上扉は、
前開き操作部(前開きハンドル)により操作される前開き機構と、
後開き操作部(後開きハンドル)により操作される後開き機構と、
を備え、
前開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、前扉の上部を係止して閉鎖位置に保持し
ており、上扉の閉鎖位置で前開き操作部(前開きハンドル)を操作した場合に、前扉の係止解除によりスライド落下させて筐体の前面を開口させると共に、上扉の前開きによる筐体の上面の開口を可能とし、
後開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、筐体に係止して閉鎖位置に保持しており、上扉の閉鎖位置で後開き操作部(後開きハンドル)を操作した場合に、筐体との係止を解除して上扉の後開きによる筐体の上面の開口を可能とする。
前開き機構は、第1扉開閉機構及び第2扉開閉機構を備え、
後開き機構は、第3扉開閉機構を備え、
第1扉開閉機構は、上扉の道路側に配置され、前開きハンドルの非操作(前開きハンドルを操作していない状態)でハンドル本体の両側に取り出された第1軸部材を前扉の裏面の軸穴に挿入して前扉を閉鎖位置に係止させ、前開きハンドルの操作で第1軸部材を裏面軸穴から引き外して上扉の係止を解除させ、第3扉開閉機構が備える第3軸部材を中心軸に前開き可能とし、
第2扉開閉機構は、上扉の道路側の前部両端の裏面に支持された第2軸部材を、筐体側に配置されたボールキャッチ機構と半円筒状の軸受部又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させ、
第3扉開閉機構は、後開き機構は、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第3軸部材を筐体側の軸穴に挿入して上扉を閉鎖位置に係止させ、後開きハンドルの操作で第3軸部材を筐体側の軸穴から引き外して上扉の係止を解除し、第1軸部材及び第2扉開閉機構の第2軸部材を中心軸に後開き可能とする。
消火栓収納箱の筐体内部に、前扉及び上扉を開いて形成される前面及び上面の筐体開口にホース取出空間を仕切り形成させるホースガイドが配置される。
ホースガイドは、その一部を上面の筐体開口に位置させ、上扉を閉鎖状態でホースガイドの上に載置して支える上扉支持構造とする。
ホースは、ノズル付きのホースであって、
上扉の裏面に配置されたノズルホルダーに、ホースの先端に設けられたノズルが着脱自在に係止され、上扉を前開き又は後開きした場合に、ノズルホルダーに係止されたノズルを露出させる。
消火栓収納箱には、上扉を前開き又は後開きした場合に開口を介して外部から操作可能な放水操作部が設けられ、
放水操作部の操作により作動されてホースに消火液剤を供給する放水制御機構は、消火栓収納箱から分離して配置される。
本発明は、トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置されるものであって、筐体内部にホースが収納された消火栓収納箱と、監視員通路に埋込み設置された場合に道路側となる筐体の前面に、上下方向にスライド開閉自在に配置された前扉と、監視員通路に埋込み設置された場合に監視員通路面側となる筐体の上面に、前開き及び後開き自在に配置された上扉とが設けられ、前開き自在な配置として、上扉の後縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置され、後開き自在な配置として、上扉の前縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置されるトンネル内消火栓装置及び当該トンネル内消火栓装置が設置されるトンネル内消火栓設備であるため、車両事故による火災の発生時に、利用者は、道路に面した前扉をスライド開放させると共に上扉を奥行方向に開く前開きとすることで、消火栓収納箱の前面上部及び上面が大きく開口され、ホース収納部から簡単且つ容易にノズル付きホースを引き出して消火を行うことができる。
また、上扉は、前開き操作部(前開きハンドル)により操作される前開き機構と、後開き操作部(後開きハンドル)により操作される後開き機構とを備え、前開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、前扉の上部を係止して閉鎖位置に保持しており、上扉の閉鎖位置で前開き操作部(前開きハンドル)を操作した場合に、前扉の係止解除によりスライド落下させて筐体の前面を開口させると共に、上扉の前開きによる筐体の上面の開口を可能とし、後開き機構は、上扉が閉鎖位置にある場合に、筐体に係止して閉鎖位置に保持しており、上扉の閉鎖位置で後開き操作部(後開きハンドル)を操作した場合に、筐体との係止を解除して上扉の後開きによる筐体の上面の開口を可能とするようにしたため、道路側から操作する場合は、道路から操作可能な位置にある前開きハンドルをリフトアップすることで、前扉がスライド開放すると共に上扉を前開きすることができ、また、監視員通路側から操作する場合は、監視員通路から操作可能な位置にある後開きハンドルをリフトアップすることで、上扉を後開きすることができ、車両事故による火災の発生時に、利用者は、消火栓収納箱の設置場所の状況に応じたハンドル操作により簡単且つ確実に前扉及び又は上扉を開き、ノズル付きホースを引き出して消火を行うことができる。
また前開き機構は、第1扉開閉機構及び第2扉開閉機構を備え、後開き機構は、第3扉開閉機構を備え、第1扉開閉機構は、上扉の道路側に配置され、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第1 軸部材を前扉の裏面の軸穴に挿入して前扉を閉鎖位置に係止させ、前開きハンドルの操作で第1 軸部材を裏面軸穴から引き外して上扉の係止を解除させ、第3扉開閉機構が備える第3軸部材を中心軸に前開き可能とし、第2扉開閉機構は、上扉の道路側の前部両端の裏面に支持された第2軸部材を、筐体側に配置されたボールキャッチ機構と半円筒状の軸受部又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させ、第3扉開閉機構は、後開き機構は、前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第3軸部材を筐体側の軸穴に挿入して上扉を閉鎖位置に係止させ、後開きハンドルの操作で第3軸部材を筐体側の軸穴から引き外して上扉の係止を解除し、第1軸部材及び第2扉開閉機構の第2軸部材を中心軸に後開き可能としたため、第1及び第3扉開閉機構は、ハンドル操作により軸部材を固定側の軸穴に着脱させることで、扉を閉鎖位置に係止する閉鎖保持機能と、上扉の回転させる回転軸としての機能を一つの構造で実現しており、機構構造が簡単となる。
また、消火栓収納箱の筐体内部に、前扉及び上扉を開いて形成される前面及び上面の筐体開口にホース取出空間を仕切り形成させるホースガイドが配置されたため、例えば、道路側から前開きハンドルを操作して前扉をスライド落下させて開放させると共に上扉を前開きすると、消火栓収納箱の前面上部から監視員通路面に開口空間が形成され、その中にパイプ部材を使用したホースガイドで仕切られたホース取出空間が形成されることで、ホースをホースガイドに摺接させながら滑らかに引き出すことを可能とし、筐体の開口エッジに当たることによるホースの損耗が防止され、ホースの引き出し力を低減可能とする。
また、ホースガイドは、その一部を上扉の筐体開口に位置させ、上扉を閉鎖状態でホースガイドの上に載置して支える上扉支持構造としたため、上扉は通路に沿って例えば1メートルを超える長さを持つが、ホース取出口を形成する2か所にホースガイドが前後方向に位置して上扉を支えており、閉鎖している上扉に人が乗ったとしても、ホースガイドにより支えていることで、十分な支持強度が得られる。
また、ホースガイドは、その一部を上扉の開口に位置させ、上扉を閉鎖状態でホースガイドの上に載置して支える上扉支持構造としたため、上扉は通路に沿って例えば1メートルを超える長さを持つが、ホース取出口を形成する2か所にホースガイドが前後方向に位置して上扉を支えており、閉鎖している上扉に人が乗ったとしても、ホースガイドにより支えていることで、十分な支持強度が得られる。
また、ホースは、ノズル付きのホースであって、上扉の裏面に配置されたノズルホルダーに、ホースの先端に設けられたノズルが着脱自在に係止され、上扉を前開き又は後開きした場合に、ノズルホルダーに係止されたノズルを露出させるようにしたため、道路側から操作により奥行き方向に前開きした上扉の裏面にノズルが係止されており、このノズルの係止位置は、道路に立っている利用者の腰から肩までの高さ程度の位置となり、利用者の目の前にノズルが現れることから、操作に迷うことなく、容易にノズル付きホースを引き出して消火を行うことができる。
また、消火栓収納箱には、上扉を前開き又は後開きした場合に開口を介して外部から操作可能な放水操作部が設けられ、放水操作部の操作により作動されてホースに消火液剤を供給する放水制御機構は、消火栓収納箱から分離して配置されたため、道路に沿ったトンネル壁側の監視員通路に消火栓設備の設置スペースが十分に確保できないシールドトンネル等のトンネル構造であっても、分離配置によりスペース的な制約を受けることなく、消火栓設備を配置可能とする。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2は消火栓収納箱の外観を正面、平面及び側面から示した説明図、図3は消火栓収納箱の内部構造を正面、平面及び側面から示した説明図である。
図2に示すように、消火栓設備16の消火栓収納箱30は、監視員通路14の路面下の内部空間に埋込み設置されている。消火栓収納箱30は、図2(A)に示すように、筐体31の前面中央の下側に固定扉33が配置されると共に、固定扉33の上側に前扉32が上下方向にスライド自在に配置されている。
図3に示すように、消火栓収納箱30の内部下側はホース収納部50となっており、保形構造のホース60を水平回りに内巻きしている。ここで、消火栓収納箱30の横幅は約1.4メートル程度、奥行きは約0.35メートル程度であることから、ホース収納部50に内巻きされたホース60の1ターンの長さは概ね3.5メートル程度となり、ホース長さは30メートル以上必要とすることから、ホース60は9ターン以上内巻きすればよい。
図4は前扉及び上扉を閉鎖した消火栓収納箱を正面及び平面から示した説明図、図5は消火栓収納箱の前扉側を内部から見て示した説明図、図6は上扉との係止を解除して前扉をスライド開放させる第1扉開閉機構の機能構成を示した説明図、図7は上扉を前開きして前扉をスライド開放させる第1扉開閉機構と上扉を後開きさせる第3扉開閉機構を横断面で示した説明図、図8は上扉を閉鎖位置に係止すると共に上扉を前開きさせる第2扉開閉機構を横断面で示した説明図である。
図4乃至図8に示すように、消火栓収納箱30の上面に配置された上扉36は、前開きハンドル34により操作される前開き機構と、後開きハンドル38により操作される後開き機構を備える。
図4乃至図7に示すように、前扉32の上部中央と上扉36の前縁中央に配置された第1扉開閉機構70は、前開きハンドル34の裏側のハンドル本体34aから両側に軸部材(第1軸部材)76を突出させており、軸部材76の先端は、前扉32の裏面に固定された軸受部材78の軸穴に挿入されており、これによる上扉36に前扉32を係止させて閉鎖位置に保持させている。
図4乃至図5及び図8に示すように、上扉36の前縁両端に配置された第2扉開閉機構72は、上扉36の内側に固定された支持部材81により軸部材(第2軸部材)80を扉裏面から浮かせた状態で片持ち支持させており、筐体31側に固定された軸受部材82に対し、上方から着脱自在に配置されている。
図4(B)及び図7に示すように、上扉36の後縁中央に配置された第3扉開閉機構74は、後開きハンドル38の裏側のハンドル本体38aから両側に軸部材(第3軸部材)84を突出させており、軸部材84の先端は、筐体31の背面内面に固定された軸受部材86の軸穴に挿入されており、上扉36の後縁側を筐体31側に係止させて閉鎖位置に保持させている。
図9は上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた消火栓収納箱を正面から示した説明図、図10は上扉を前開きした消火栓収納箱の第1扉開閉機構と第2扉開閉機構の部分を平面及び横断面で示した説明図であり、図9(B)の上扉をX−X断面とした平面を示している。図11は上扉を前開きした消火栓収納箱の第2扉開閉機構の部分を横断面で示した説明図である。
図12は上扉を後開きした消火栓収納箱を正面及び平面で示した説明図であり、図12(A)は正面を示し、図12(B)は図12(A)の上扉をX−X断面とした平面を示す。図13は上扉を後開きした消火栓収納箱の第1扉開閉機構と第3扉開閉機構の部分を断面で示した説明図、図14は上扉を後開きした消火栓収納箱の第2扉開閉機構の部分を断面で示した説明図である。
図15は放水制御機構を監視員通路側の消火栓収納箱と共に路面側から見た断面で示した説明図である。
図15に示すように、消火栓収納箱30が配置された監視員通路14の内部空間の下側となる管理用通路20には放水制御機構収納部120が配置されている。
トンネル10内で火災を伴う車両事故が発生した場合には、利用者は火災発生場所に近い消火栓設備16に出向き、図2に示した通報装置パネル42の発信機45を押して監視センターの防災受信盤に火災通報信号を送信し、防災受信盤から確認応答信号を受信して応答ランプ48が点灯されると共に赤色表示灯44が点滅され、監視センター側への通報完了を確認する。
(第1乃至第3扉開閉機構)
上記の実施形態に示した第1乃至第3扉開閉機構は一例であり、上扉の前開きに伴い前扉の係止を解除してスライド開放させ、また、前扉を閉鎖位置に保持したまま上扉を後ろ開きさせる機能であれば、適宜の機構が含まれる。
上記の実施形態は、消火泡を放出させる泡消火栓設備を例にとっているが、これに限定されず、消火用水を放水させる消火栓設備としても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
24:給水本管
24a:分岐配管
25:給水配管
30:消火栓収納箱
31:筐体
32:前扉
33:固定扉
34:前開きハンドル
34a,38a:ハンドル本体
36:上扉
38:後開きハンドル
42:通報装置パネル
52:ホースガイド
54 ,56:ガイドパイプ
57:段付受け部
60:ホース
62:泡ノズル
64:ノズルホルダー
66:操作箱
68:消火栓弁開閉レバー
70:第1扉開閉機構
72:第2扉開閉機構
74:第3扉開閉機構
75,85:軸中心線
76,80,84:軸部材
78,82,86:軸受部材
81:支持部材
100:ガイド部
104:開口軸受部材
106:ボールキャッチ
108:スリット
110:前部開口
112:上部開口
120:放水制御機構収納部
122:消火栓弁
124:自動調圧弁
126:泡混合器
128:泡原液タンク
130:シリンダ室
132:ピストン
134:スプリング
135:弁体
136a,136b:パイロット配管
140:手動パイロット弁
142:手動開放弁
144:手動排水弁
145:圧力スイッチ
146:オリフィス
Claims (14)
- トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、筐体内部にホースが収納された消火栓収納箱と、
道路側となる前記筐体の前面に、上下方向にスライド開閉自在に配置された前扉と、
前記監視員通路面側となる前記筐体の上面に、前開き及び後開き自在に配置され、前開き操作部により操作される前開き機構と後開き操作部により操作される後開き機構とを備えた上扉と、
が設けられ、
前記前開き機構は、前記上扉が閉鎖位置にある場合に、前記前扉の上部を係止して閉鎖位置に保持しており、前記上扉の閉鎖位置で前記前開き操作部を操作した場合に、前記前扉の係止解除によりスライド落下させて前記筐体の前面を開口させると共に、前記上扉の前開きによる前記筐体の上面の開口を可能とし、
前記後開き機構は、前記上扉が閉鎖位置にある場合に、前記筐体に係止して閉鎖位置に保持しており、前記上扉の閉鎖位置で前記後開き操作部を操作した場合に、前記筐体との係止を解除して前記上扉の後開きによる前記筐体の上面の開口を可能とする
ことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記上扉は、
前記前開き自在な配置として、前記上扉の後縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置され、
前記後開き自在な配置として、前記上扉の前縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1又は2記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記前開き操作部は、前開きハンドルであり、
前記後開き操作部は、後開きハンドルであり、
前記前開き機構は、第1扉開閉機構及び第2扉開閉機構を備え、
前記後開き機構は、第3扉開閉機構を備え、
前記第1扉開閉機構は、前記上扉の前記道路側に配置され、前記前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第1軸部材を前記前扉の裏面の軸穴に挿入して前記前扉を閉鎖位置に係止させ、前記前開きハンドルの操作で前記第1軸部材を前記裏面の軸穴から引き外して前記上扉の係止を解除させ、前記第3扉開閉機構が備える第3軸部材を中心軸に前開き可能とし、
前記第2扉開閉機構は、前記上扉の前記道路側の両端の裏面に支持された第2軸部材を、前記筐体側に配置されたボールキャッチ機構と半円筒状の軸受部又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させ、
前記第3扉開閉機構は、前記前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された前記第3軸部材を前記筐体側の軸穴に挿入して前記上扉を閉鎖位置に係止させ、前記後開きハンドルの操作で前記第3軸部材を前記筐体側の軸穴から引き外して前記上扉の係止を解除し、前記第1軸部材及び前記第2軸部材を中心軸に後開き可能とすることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1乃至3何れか記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記消火栓収納箱の前記筐体内部に、前記前扉及び前記上扉を開いて形成される前面及び上面の筐体開口にホース取出空間を仕切り形成させるホースガイドが配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項4記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記ホースガイドは、その一部を前記上面の筐体開口に位置させ、前記上扉を閉鎖状態で前記ホースガイドの上に載置して支える上扉支持構造としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1乃至5何れか記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記ホースは、ノズル付きのホースであって、
前記上扉の裏面に配置されたノズルホルダーに、前記ホースの先端に設けられた前記ノズルが着脱自在に係止され、前記上扉の前開き又は後開きした場合に、前記ノズルホルダーに係止された前記ノズルを露出させることを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- 請求項1乃至6何れか記載のトンネル内消火栓設備に於いて、
前記消火栓収納箱には、前記上扉を前開き又は後開きした場合に前記開口を介して外部から操作可能な放水操作部が設けられ、
前記放水操作部の操作により作動されて前記ホースに消火液剤を供給する放水制御機構は、前記消火栓収納箱から分離して配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓設備。
- トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置されるものであって、筐体内部にホースが収納された消火栓収納箱と、
前記監視員通路に埋込み設置された場合に道路側となる前記筐体の前面に、上下方向にスライド開閉自在に配置された前扉と、
前記監視員通路に埋込み設置された場合に前記監視員通路面側となる前記筐体の上面に、前開き及び後開き自在に配置され、前開き操作部により操作される前開き機構と後開き操作部により操作される後開き機構とを備えた上扉と、
が設けられ、
前記前開き機構は、前記上扉が閉鎖位置にある場合に、前記前扉の上部を係止して閉鎖位置に保持しており、前記上扉の閉鎖位置で前記前開き操作部を操作した場合に、前記前扉の係止解除によりスライド落下させて前記筐体の前面を開口させると共に、前記上扉の前開きによる前記筐体の上面の開口を可能とし、
前記後開き機構は、前記上扉が閉鎖位置にある場合に、前記筐体に係止して閉鎖位置に保持しており、前記上扉の閉鎖位置で前記後開き操作部を操作した場合に、前記筐体との係止を解除して前記上扉の後開きによる前記筐体の上面の開口を可能とする
ことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項8記載のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記上扉は、
前記前開き自在な配置として、前記上扉の後縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置され、
前記後開き自在な配置として、前記上扉の前縁部を軸として上下回りに開閉自在に配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項8又は9記載のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記前開き操作部は、前開きハンドルであり、
前記後開き操作部は、後開きハンドルであり、
前記前開き機構は、第1扉開閉機構及び第2扉開閉機構を備え、
前記後開き機構は、第3扉開閉機構を備え、
前記第1扉開閉機構は、前記上扉の前記監視員通路に埋込み設置された場合の前記道路側に配置され、前記前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された第1軸部材を前記前扉の裏面の軸穴に挿入して前記前扉を閉鎖位置に係止させ、前記前開きハンドルの操作で前記第1軸部材を前記裏面の軸穴から引き外して前記上扉の係止を解除させ、前記第3扉開閉機構が備える第3軸部材を中心軸に前開き可能とし、
前記第2扉開閉機構は、前記上扉の前記監視員通路に埋込み設置された場合の前記道路側の両端の裏面に支持された第2軸部材を、前記筐体側に配置されたボールキャッチ機構と半円筒状の軸受部又は半円筒状の軸受部により上方に着脱自在に軸支させ、
前記第3扉開閉機構は、前記前開きハンドルの非操作でハンドル本体の両側に取り出された前記第3軸部材を前記筐体側の軸穴に挿入して前記上扉を閉鎖位置に係止させ、前記後開きハンドルの操作で前記第3軸部材を前記筐体側の軸穴から引き外して前記上扉の係止を解除し、前記第1軸部材及び前記第2軸部材を中心軸に後開き可能とすることを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項8乃至10何れか記載のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記消火栓収納箱の前記筐体内部に、前記前扉及び前記上扉を開いて形成される前面及び上面の筐体開口にホース取出空間を仕切り形成させるホースガイドが配置されたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項11記載のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記ホースガイドは、その一部を前記上面の筐体開口に位置させ、前記上扉を閉鎖状態で前記ホースガイドの上に載置して支える上扉支持構造としたことを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項8乃至12何れか記載のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記ホースは、ノズル付きのホースであって、
前記上扉の裏面に配置されたノズルホルダーに、前記ホースの先端に設けられた前記ノズルが着脱自在に係止され、前記上扉の前開き又は後開きした場合に、前記ノズルホルダーに係止された前記ノズルを露出させることを特徴とするトンネル内消火栓装置。
- 請求項8乃至13何れか記載のトンネル内消火栓装置に於いて、
前記消火栓収納箱には、前記上扉を前開き又は後開きした場合に前記開口を介して外部から操作可能な放水操作部が設けられ、
前記放水操作部が操作された場合に、消火栓収納箱から分離して配置された放水制御機構を作動して前記ホースに消火液剤を供給することを特徴とするトンネル内消火栓装置。
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