JP6728665B2 - 光学フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
R1は、水素原子、炭素数1〜5の炭化水素基、又は炭素数1〜5のアルキル基を有するアルキルシリル基を表し、
R2は、カルボキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、アリロキシカルボニル基、アミノ基、アミド基、シアノ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表し、
pは、0〜2の整数を表す)
式(1a):Ro=(nx−ny)×d
式(1b):Rt=((nx+ny)/2−nz)×d
(式(1a)及び式(1b)中、
nxは、前記光学フィルムの面内遅相軸方向の屈折率を表し、
nyは、前記面内遅相軸に直交する方向の屈折率を表し、
nzは、前記光学フィルムの厚さ方向の屈折率を表し、
dは、前記光学フィルムの厚み(nm)を表す)
[2] 前記第3の工程の乾燥又は延伸は、下記式(1)〜(3)を全て満たすように行う、[1]に記載の光学フィルムの製造方法。
T≧−3.85*S1+207.7 …(1)
150≦T≦200 …(2)
2≦S1≦15 …(3)
(Tは、乾燥又は延伸するときの雰囲気の温度(℃)を表し、
S1は、乾燥又は延伸を開始するときの前記膜状物の残留溶媒量(質量%)を表す)
[3] 前記シクロオレフィン系重合体は、前記シクロオレフィン系重合体からなる厚み60μmの試料フィルムを延伸倍率30%で延伸した後のRt/Roが1.0〜1.6を満たすものである、[1]又は[2]に記載の光学フィルムの製造方法。
[4] 前記溶液が、フラノース環又はピラノース環を1〜12個有する糖エステル化合物をさらに含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の光学フィルムの製造方法。
[5] 前記糖エステル化合物が、脂肪族アシル基と芳香族アシル基の少なくとも一方を有し、且つ前記芳香族アシル基の置換度が前記脂肪族アシル基の置換度よりも高い、[4]に記載の光学フィルムの製造方法。
[6] 前記光学フィルムの厚みが、5〜30μmである、[1]〜[5]のいずれかに記載の光学フィルムの製造方法。
[7] 前記光学フィルムが、偏光子保護フィルムである、[1]〜[6]のいずれかに記載の光学フィルムの製造方法。
本発明の光学フィルムの製造方法は、1)シクロオレフィン系重合体と溶媒とを含む溶液を得る工程(第1の工程)と、2)得られた溶液を支持体上に流延した後、残留溶媒量S0が30〜70%となるまで乾燥させた膜状物を剥離する工程(第2の工程)と、3)剥離された膜状物を、延伸することなく乾燥するか、又は延伸倍率10%以下で延伸しながら乾燥させて光学フィルムを得る工程(第3の工程)とを含む。
シクロオレフィン系重合体と、必要に応じて他の成分とを溶媒に溶解させて、溶液(以下、「ドープ液」という)を得る。
ドープ液に含有されるシクロオレフィン系重合体は、シクロオレフィン単量体の重合体、又はシクロオレフィン単量体とそれ以外の共重合性単量体との共重合体である。
(1)シクロオレフィン単量体の開環重合体
(2)シクロオレフィン単量体とそれと開環共重合可能な共重合性単量体との開環共重合体
(3)上記(1)又は(2)の開環(共)重合体の水素添加物
(4)上記(1)又は(2)の開環(共)重合体をフリーデルクラフツ反応により環化した後、水素添加した(共)重合体
(5)シクロオレフィン単量体と不飽和二重結合含有化合物との飽和共重合体
(6)シクロオレフィン単量体のビニル系環状炭化水素単量体との付加共重合体及びその水素添加物
(7)シクロオレフィン単量体と(メタ)アクリレートとの交互共重合体
1)シクロオレフィン系重合体をメチレンクロライドとエタノールの混合溶媒に溶解させた溶液を、ガラス板上に流延し、残留溶媒量が5質量%となるまで乾燥させて、膜厚60μmのフィルムを得る。得られたフィルムを一方向に1.3倍(30%)延伸して、試料フィルムを得る。
2)得られた試料フィルムの位相差を、温度23℃、相対湿度55%の環境下、波長550nmで、面内方向の位相差Ro及び厚み方向の位相差Rtを、Axometrics社製Axoscanを用いて測定する。
3)上記2)で得られたRoとRtから、Rt/Roを算出する。
糖エステル化合物は、膜状物を支持体から剥離するときの剥離力(剥離に要する力)を低減し、剥離性を高める機能を有し得る。即ち、溶液製膜法でフィルムを作製する場合、後述の2)の工程において支持体から膜状物を剥離する際の、剥離張力と膜状物の強度とのバランスが重要となる。残留溶媒を多く含む膜状物は柔らかいため、特に薄膜であるときに剥離張力によって伸びやすい。膜状物が伸びると、延伸と同様に樹脂の配向が起こり、かえって位相差が発生してしまう場合がある。この場合には、支持体からの膜状物の剥離力を下げることが有効である。
紫外線吸収剤は、光学フィルムの耐久性を向上させる目的で添加される。そのような紫外線吸収剤の例には、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、トリアジン系化合物、ニッケル錯塩系化合物、無機粉体、及び高分子紫外線吸収剤が含まれる。
微粒子は、光学フィルムの表面に凹凸を付与し、滑り性を向上させうる。微粒子は、無機微粒子又は有機微粒子でありうる。無機微粒子の例には、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア等の無機酸化物の微粒子や;炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオリン、焼成珪酸カルシウム、水和珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、燐酸カルシウム等の微粒子が含まれる。有機微粒子の例には、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、(メタ)アクリル系樹脂等の微粒子が含まれる。中でも、ヘイズを生じ難く、着色も少ないことから、シリカ粒子が好ましい。
ドープ液に用いられる溶媒は、シクロオレフィン系重合体の良溶媒を1種類以上含むことが好ましい。
得られたドープ液を、支持体上に流延し、乾燥及び剥離して膜状物を得る。ドープ液の流延は、流延ダイから吐出させて行うことができる。
膜状物の残留溶媒量(質量%)=(膜状物の加熱処理前重量-膜状物の加熱処理後重量)/膜状物の加熱処理後重量×100
なお、残留溶媒量を測定する際の加熱処理とは、120℃60分の加熱処理をいう。
剥離した膜状物を、延伸することなく乾燥するか、又は延伸しながら乾燥させる。
T≧−3.85*S1+207.7 …(1)
150≦T≦200 …(2)
2≦S1≦15 …(3)
(上記式中、
Tは、乾燥又は延伸するときの雰囲気の温度(℃)を表し、
S1は、乾燥又は延伸を開始するときの前記膜状物の残留溶媒量(質量%)を表す)
本発明の光学フィルムの製造方法によって得られる本発明の光学フィルムは、前述の通り、ヘイズを増大させることなく、位相差Ro及びRtが低く、且つ良好な機械的強度を有する。
本発明の光学フィルムの、測定波長590nm、23℃55%RHの環境下で測定される面内方向の位相差Roは、0nm≦Ro≦3nmを満たすことが好ましく、0nm≦Ro≦1nmを満たすことがより好ましい。本発明の光学フィルムの、測定波長590nm、23℃55%RHの環境下で測定される厚み方向の位相差Rtは、−5nm≦Rt≦5nmを満たすことが好ましく、−3nm≦Rt≦3nmを満たすことがより好ましい。このような位相差を有する本発明の光学フィルムは、例えばIPSモードの液晶表示装置の光学フィルムとして好適である。このような位相差を有する本発明の光学フィルムは、例えばIPSモードの液晶表示装置の光学フィルムとして好適である。
式(1a):Ro=(nx−ny)×d
式(1b):Rt=((nx+ny)/2−nz)×d
(式中、
nxは、光学フィルムの面内遅相軸方向の屈折率を表し、
nyは、光学フィルムの面内遅相軸に直交する方向の屈折率を表し、
nzは、光学フィルムの厚み方向の屈折率を表し、
dは、光学フィルムの厚み(nm)を表す。)
1)光学フィルムを23℃55%RHの環境下で24時間調湿する。
2)調湿後の光学フィルムの、測定波長550nmにおけるリターデーションRo及びRtを、それぞれ自動複屈折率計 Axometorics社製Axoscanを用いて、23℃55%RHの環境下で測定する。具体的な測定手順や測定条件は、後述する実施例と同様である。
本発明の光学フィルムのヘイズは、0.01〜2.0であることが好ましい。光学フィルムのヘイズが2.0以下であると、液晶表示装置の表示画像のコントラストを高め得る。本発明の光学フィルムのヘイズは、0.01〜1.0であることがより好ましい。光学フィルムのヘイズは、ヘイズメーター(型式NDH 2000、日本電色(株)製)により測定することができる。
光学フィルムの厚みは、例えば5〜200μmとし得る。偏光板の打ち抜き加工性を損なうことなく、RoとRtを上記範囲に調整しやすくする観点から、5〜100μmであることがより好ましく、5〜60μmであることがさらに好ましく、5〜30μmであることが特に好ましい。
本発明の偏光板は、偏光子と、2つの保護フィルム(偏光子保護フィルム)とを含み、2つの保護フィルムの少なくとも一方を本発明の光学フィルムとし得る。本発明の光学フィルムが偏光子の一方の面にのみ配置される場合は、偏光子の他方の面には、他の光学フィルムが配置され得る。
偏光子は、一定方向の偏波面の光だけを通す素子であり、現在知られている代表的な偏光子は、ポリビニルアルコール系偏光フィルムである。ポリビニルアルコール系偏光フィルムには、ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ素を染色させたものと、二色性染料を染色させたものとがある。
本発明の光学フィルムは、偏光子の少なくとも一方の面に配置され得る。
偏光子の他方の面には、必要に応じて他の光学フィルムが配置されてもよい。他の光学フィルムの例には、市販のセルロースアシレートフィルム(例えば、コニカミノルタタック KC6UA、KC8UX、KC4UX、KC5UX、KC8UY、KC4UY、KC12UR、KC8UCR−3、KC8UCR−4、KC8UCR−5、KC4FR−1、KC8UY−HA、KC8UX−RHA、KC8UE、KC4UE、KC4HR−1、KC4KR−1、KC4UA、KC6UA以上コニカミノルタオプト(株)製)等が含まれる。
本発明の偏光板は、偏光子と、本発明の光学フィルムとを、接着剤又は粘着剤を介して貼り合わせて得ることができる。
本発明の液晶表示装置は、液晶セルと、それを挟持する一対の偏光板とを含む。
1)樹脂
1-1)シクロオレフィン系重合体
<シクロオレフィン系重合体1の合成>
シクロオレフィン単量体として一般式(A−1)の例示化合物26を100質量部と、分子量調節剤である1−ヘキセンを3.6質量部と、トルエンを200質量部とを窒素置換した反応容器に仕込み、80℃に加熱した。これに、重合触媒としてトリエチルアルミニウム((C2H5)3Al)1.5モル/lのトルエン溶液を0.17質量部と、t−ブタノ−ル及びメタノールで変性した六塩化タングステン(WCl6)を含み、t−ブタノール:メタノール:タングステン=0.35:0.3:1(モル比)であるWCl6溶液(濃度0.05モル/l)を1.0質量部とを加え、80℃で3時間加熱攪拌して開環重合反応させて、重合体溶液を得た。この重合反応における重合転化率は98%であった。
得られた反応溶液を冷却した後、水素ガスを放圧し、この反応溶液を大量のメタノール中に注いで凝固物を分離回収した。回収した凝固物を乾燥させて、シクロオレフィン系重合体1を得た。
シクロオレフィン単量体(一般式A−1)の例示化合物5を19質量部と、シクロオレフィン単量体(一般式A−2)の例示化合物26を181質量部と、分子量調整剤として1−ヘキセンを18質量部と、トルエンを750質量部とを窒素置換した反応容器に仕込み、60℃に加熱した。これに、重合触媒としてトリエチルアルミニウム((C2H5)3Al)1.5モル/lのトルエン溶液0.62質量部と、t−ブタノ−ル及びメタノールで変性した六塩化タングステン(WCl6)を含み、t−ブタノール:メタノール:タングステン=0.35:0.3:1(モル比)であるWCl6溶液(濃度0.05モル/l)を5.1質量部とを加え、80℃で3時間加熱攪拌することにより開環共重合反応させて、開環共重合体溶液を得た。この重合反応における重合転化率は97%であった。
得られた開環共重合体溶液4000質量部をオートクレーブに入れ、この共重合体溶液にRuHCl(CO)[P(C6H5)3]3を0.48質量部加え、水素ガス圧10MPa、反応温度165℃の条件下で3時間加熱攪拌して、水素添加反応を行った。
シクロオレフィン単量体(一般式A−1)の例示化合物5を99質量部と、シクロオレフィン単量体(一般式A−2)の例示化合物26を101質量部と、分子量調整剤として1−ヘキセンを18質量部と、トルエンを750質量部とを窒素置換した反応容器に仕込み、60℃に加熱した。これに、重合触媒としてトリエチルアルミニウム((C2H5)3Al)1.5モル/lのトルエン溶液0.62質量部と、t−ブタノ−ル及びメタノールで変性した六塩化タングステン(WCl6)を含み、t−ブタノール:メタノール:タングステン=0.35:0.3:1(モル比)であるWCl6溶液(濃度0.05モル/l)を5.1質量部とを加え、80℃で3時間加熱攪拌することにより開環共重合反応させて、開環共重合体溶液を得た。この重合反応における重合転化率は96%であった。
得られた反応溶液を冷却した後、水素ガスを放圧し、この反応溶液を大量のメタノール中に注いで凝固物を分離回収した。回収した凝固物を乾燥させて、シクロオレフィン系重合体3を得た。
シクロオレフィン単量体の例示化合物Aを72質量部と、シクロオレフィン単量体(一般式A−2)の例示化合物26を128質量部と、分子量調整剤として1−ヘキセンを18質量部と、トルエンを750質量部とを窒素置換した反応容器に仕込み、60℃に加熱した。これに、重合触媒としてトリエチルアルミニウム((C2H5)3Al)1.5モル/lのトルエン溶液0.62質量部と、t−ブタノ−ル及びメタノールで変性した六塩化タングステン(WCl6)を含み、t−ブタノール:メタノール:タングステン=0.35:0.3:1(モル比)であるWCl6溶液(濃度0.05モル/l)を5.1質量部とを加え、105℃で3時間加熱攪拌することにより開環共重合反応させて、開環共重合体溶液を得た。この重合反応における重合転化率は96%であった。
得られた反応溶液を冷却した後、水素ガスを放圧し、この反応溶液を大量のメタノール中に注いで凝固物を分離回収した。回収した凝固物を乾燥させて、シクロオレフィン系重合体4を得た。
CAP:イーストマンケミカル製(アセチル基置換度1.5、プロピオニル基置換度0.9のセルロースアセテートプロピオネート、重量平均分子量Mw=170000)
DAC:イーストマンケミカル製CA−394−60s(アセチル基置換度2.4のセルロースジアセテート、重量平均分子量Mw=160000)
PC:帝人社製Panlite K−1300Y(ポリカーボネート、重量平均分子量Mw=30000)
上記樹脂のガラス転移温度(Tg)を、JIS K7121(1987)に準拠して測定した。具体的には、上記樹脂を秤量したアルミパンを、示差走査熱量測定器(セイコーインスツル(株)製DSC−6220型)にセットし、昇温速度20℃/分で昇温させた。得られたDSC曲線から、JIS K7121(1987)に準拠して中間点ガラス転移温度(Tmg)を求め、それを「ガラス転移点(Tg)」とした。
1)試料フィルムの作製
撹拌容器にメチレンクロライドとエタノールを投入し、撹拌しながら上記樹脂をさらに投入し、完全に溶解させてドープ液を得た。
樹脂:100質量部
ジクロロメタン:300質量部
エタノール:20質量部
(延伸条件)
サンプル:100mm×100mm(チャック掴みしろ20mmずつ)
延伸倍率:X方向30%(1.3倍)、Y方向0%(保持のみ)
延伸速度:120mm/min
延伸温度:各樹脂の(Tg−30)℃
得られた試料フィルムの位相差は、温度23℃、相対湿度55%の環境下、波長550nmで、面内方向の位相差Ro及び厚み方向の位相差Rtを、Axometrics社製Axoscanを用いて測定した。具体的には、以下の手順で測定を行った。
1)光学フィルムを23℃55%RHの環境下で24時間調湿した。
2)調湿後の光学フィルムの、550nmの波長における3次元の屈折率(nx、ny及びnz)を、Axometrics社製Axoscanを用いて23℃55%RHの環境下で測定した。得られた屈折率nx及びnyを、前述の式(1a)に当てはめて面内方向の位相差Roを算出した。同様に、得られた屈折率nx、ny及びnzを、前述の式(1b)に当てはめて厚み方向の位相差Rtを算出した。
上記2)で得られたRoとRtから、Rt/Roを算出した。
原料として表2に示される糖を用いて、表2に示されるような脂肪族基(AL)及び芳香族基(AR)の置換基の種類と置換基数となるように、糖エステル化合物1及び2を合成した。合成は、特開2014−149325号の段落0085〜0088に記載の方法と同様にして行った。表中、「(AL+ARの置換基数/全OH基数)」とは、糖エステルの置換基である全OH基に対する脂肪族基(AL)及び芳香族基(AR)の置換基の合計数を表す。例えば、「5/8」とは、8個の置換基中5個がAL及び/又はARの置換基であることを示す。
<光学フィルム1(比較)の作製>
(微粒子添加液の調製)
下記成分を、ディゾルバーで50分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行った。さらに、二次粒子の粒径が所定の大きさとなるようにアトライターにて分散を行った。これを、日本精線(株)製のファインメットNFで濾過し、微粒子添加液を得た。
(微粒子添加液の組成)
微粒子(アエロジルR812:日本アエロジル株式会社製、一次平均粒子径:7nm、見掛け比重50g/L):4質量部
ジクロロメタン:48質量部
エタノール:48質量部
まず、加圧溶解タンクにメチレンクロライドとエタノールを投入し、撹拌しながら上記CAP(セルロースアセテートプロピオネート)を投入した。次いで、CAPを投入して15分後に、微粒子添加液をさらに投入し、80℃に加熱して撹拌しながら完全に溶解させた。加熱温度は、室温から5℃/minで昇温し、30分間で溶解した後、3℃/minで降温した。この溶液を、安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244(濾過精度0.005mm)を用いて、濾過流量300L/m2・h、濾圧1.0×106Paにて濾過し、ドープ液C1を得た。
(ドープ液C1の組成)
CAP(セルロースアセテートプロピオネート):100質量部
メチレンクロライド:400質量部
エタノール:77質量部
微粒子添加液:2質量部
得られたドープ液C1を、ステンレス製の無端支持体上に流延した。流延したドープ中の残留溶媒量S0が40質量%になるまで溶媒を蒸発させた後、得られた膜状物をステンレス製無端支持体上から剥離張力130N/mで剥離した。
剥離した膜状物を乾燥させながらテンター延伸装置に搬送し、幅方向に延伸倍率0%(幅の保持のみ)でテンター中を搬送した。このとき、テンターによる乾燥を開始したときの残留溶媒量S1が11質量%になるように、剥離からテンターまでの乾燥条件を調整した。また、テンター延伸装置の雰囲気温度(延伸乾燥温度)Tは185℃とし、延伸倍率を0%より大きくする場合は延伸速度は200%/minとした。
次いで、得られた膜状物を乾燥装置内において多数のローラーで搬送させながらさらに乾燥させた。乾燥装置内での乾燥温度は130℃、搬送張力は100N/mとした。それにより、膜厚10μmの光学フィルム1を得た。
残留溶媒量(質量%)=(膜状物の加熱処理前重量-膜状物の加熱処理後重量)/膜状物の加熱処理後重量×100
残留溶媒量を測定する際の加熱処理とは、120℃60分の加熱処理をいう。
光学フィルム1の作製において、延伸条件(延伸時の残留溶媒量S1及び延伸温度)を表3に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム2を得た。
光学フィルム1の作製において、ドープ液の組成を下記組成に変更した以外は同様にして光学フィルム3を得た。
(ドープ液C2の組成)
DAC(セルロースジアセテート):100質量部
メチレンクロライド:465質量部
エタノール:40質量部
微粒子添加液:2質量部
光学フィルム3の作製において、延伸条件(延伸時の残留溶媒量S1及び延伸温度)を表3に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム4を得た。
光学フィルム1の作製において、ドープ液の組成を下記組成に変更した以外は同様にして光学フィルム5を得た。
(ドープ液C3の組成)
PC(帝人社製Panlite K−1300Y、ポリカーボネート):100質量部
メチレンクロライド:430質量部
エタノール:20質量部
微粒子添加液:2質量部
光学フィルム5の作製において、延伸条件(延伸時の残留溶媒量S1及び延伸温度)を表3に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム6を得た。
(ペレットの作製)
乾燥させたシクロオレフィン系重合体1を100質量部と、Tinuvin928(紫外線吸収剤):6質量部とを、二軸押出機(スクリュー外形15mmφ、スクリューの長さとスクリューの直径の比(L/D)=30、せん断速度300sec−1)のホッパより投入した。重合体と紫外線吸収剤の混合物を230℃に加熱、溶融し、二軸押出機に装着されたストランドダイから、前記混合物を押し出し、カッティングすることで長さ4mm、直径3mmの円筒形の前記混合物のペレットを得た。
次いで、得られたペレットを、目開き3μmのリーフディスク形状のポリマーフィルターを設置したダブルフライト型50mm単軸押出機(スクリュー有効長さLとスクリュー径Dとの比L/D=32)に装填されたホッパーへ投入し、押出機出口温度280℃、押出機のギヤポンプの回転数10rpmで溶融樹脂をダイに供給した。そして、溶融樹脂を、280℃でダイから吐出させ、150℃に温度調整された冷却ロールにキャストして、フィルムを得た。エアギャップ量を50mmとした。得られたフィルムを、光学フィルム1と同様の条件で延伸して光学フィルム7を得た。
光学フィルム1の作製において、ドープ液の組成を下記組成に変更し、且つ剥離時の残留溶媒量S0を表3に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム8〜12を得た。
(ドープ液E1の組成)
シクロオレフィン系重合体1:100質量部
メチレンクロライド:300質量部
エタノール:20質量部
微粒子添加液:3質量部
Tinuvin928(紫外線吸収剤):6質量部
光学フィルム11の作製において、延伸倍率を表3に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム13〜15を得た。
光学フィルム11の作製において、樹脂の種類を表3に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム16〜18を得た。
光学フィルム11の作製において、延伸時の残留溶媒量S1と延伸温度の少なくとも一方を表4に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム19〜36を得た。
光学フィルム11の作製において、得られる光学フィルムの膜厚を表4に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム37〜41を得た。膜厚の調整は、ドープ液の流延量によって調整した。
光学フィルム38の作製において、添加剤の種類と含有量を表5に示されるように変更した以外は同様にして光学フィルム42〜45を得た。このうち、光学フィルム42は、剥離時の残留溶媒量S0も表5に示される値に変更した。
得られた光学フィルムの、550nmの波長における位相差Ro及びRtを、前述の樹脂の位相差Ro及びRtの測定方法と同様にして測定した。
得られた光学フィルムの全ヘイズを、JIS K−7136に準拠して、ヘイズメーターNDH−2000(日本電色工業株式会社製)を用いて、23℃、55%RHの条件下で測定した。ヘイズメーターの光源は、5V9Wのハロゲン球とし、受光部は、シリコンフォトセル(比視感度フィルター付き)とした。
1)偏光子の作製
厚み120μmのポリビニルアルコールフィルムを、一軸延伸(温度110℃、延伸倍率5倍)した。これをヨウ素0.075g、ヨウ化カリウム5g、水100gからなる水溶液に60秒間浸漬した。次いで、ヨウ化カリウム6g、ホウ酸7.5g、水100gからなる68℃の水溶液に浸漬した。これを水洗、乾燥して、厚み20μmの偏光子を得た。
下記成分を混合した後、脱泡して、紫外線硬化型接着剤を調製した。なお、トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェートは、50%プロピレンカーボネート溶液として配合した。下記には、トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェートの固形分量を表示した。
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート:45質量部
エポリードGT−301(ダイセル化学社製の脂環式エポキシ樹脂):40質量部
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル:15質量部
トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート:2.3質量部
9,10−ジブトキシアントラセン:0.1質量部
1,4−ジエトキシナフタレン:2.0質量部
上記作製した光学フィルムの表面に、コロナ放電処理を施した。コロナ放電処理は、コロナ出力強度2.0kW、ライン速度18m/分の条件で行った。次いで、光学フィルムのコロナ放電処理面に、上記で調製した紫外線硬化型接着剤を、硬化後の膜厚が約3μmとなるようにバーコーターで塗布して、紫外線硬化型接着剤層を形成した。得られた紫外線硬化型接着剤層に、上記作製した偏光子を貼り合わせた。
トムソン刃(MIR-123、株式会社ヤカヤマ製)を用いて、大きさ50mm×50mmで角のRが2mmの打ち抜き用の木型を準備した。この木型を小型サーボクランクプレス PECS(株式会社トーコー製)にセットし、上記作製した偏光板を打ち抜いた。打ち抜いた偏光板の角部の割れ又は剥離の程度を、目視で観察し、以下の4段階で評価した。
◎:まったく割れおよび剥離が見られない
○:角部全体の5%未満に割れまたは剥離が見られる
△:角部全体の5%以上20%未満に割れまたは剥離が見られる
×:角部全体の20%以上に割れまたは剥離が見られる
同じ偏光板に対して同様の打ち抜きと評価を5回行った。そして、5回の評価で最も多い頻度の段階を「打ち抜き加工性」とした。
20 液晶セル
30 第1の偏光板
31 第1の偏光子
33 保護フィルム(F1)
35 保護フィルム(F2)
40 第2の偏光板
41 第2の偏光子
43 保護フィルム(F3)
45 保護フィルム(F4)
50 バックライト
Claims (8)
- 一般式(A−1)で表されるシクロオレフィン単量体由来の構成単位を含むシクロオレフィン系重合体と、フラノース環又はピラノース環を1〜12個有する糖エステル化合物とを含む溶液を得る第1の工程と、
前記溶液を、支持体上に流延し、残留溶媒量S0が30〜70質量%となるまで乾燥させた膜状物を剥離する第2の工程と、
剥離された前記膜状物を、延伸することなく乾燥させるか、又は延伸倍率10%以下で延伸しながら乾燥させて、測定波長550nm、23℃55%RHの環境下で測定される、下記式(1a)で表される面内方向の位相差Roが0nm以上3nm以下であり、下記式(1b)で表される厚み方向の位相差Rtが−5nm以上5nm以下である光学フィルムを得る第3の工程と
を含む、光学フィルムの製造方法。
R1は、水素原子、炭素数1〜5の炭化水素基、又は炭素数1〜5のアルキル基を有するアルキルシリル基を表し、
R2は、カルボキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、アリロキシカルボニル基、アミノ基、アミド基、シアノ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表し、
pは、0〜2の整数を表す)
式(1a):Ro=(nx−ny)×d
式(1b):Rt=((nx+ny)/2−nz)×d
(式(1a)及び式(1b)中、
nxは、前記光学フィルムの面内遅相軸方向の屈折率を表し、
nyは、前記面内遅相軸に直交する方向の屈折率を表し、
nzは、前記光学フィルムの厚さ方向の屈折率を表し、
dは、前記光学フィルムの厚み(nm)を表す) - 前記第3の工程の乾燥又は延伸は、下記式(1)〜(3)を全て満たすように行う、
請求項1に記載の光学フィルムの製造方法。
T≧−3.85*S1+207.7 …(1)
150≦T≦200 …(2)
2≦S1≦15 …(3)
(Tは、乾燥又は延伸するときの雰囲気の温度(℃)を表し、
S1は、乾燥又は延伸を開始するときの前記膜状物の残留溶媒量(質量%)を表す) - 前記シクロオレフィン系重合体は、前記シクロオレフィン系重合体からなる厚み60μmの試料フィルムを延伸倍率30%で延伸した後のRt/Roが1.0〜1.6を満たすものである、
請求項1又は2に記載の光学フィルムの製造方法。 - 前記糖エステル化合物が、脂肪族アシル基と芳香族アシル基の少なくとも一方を有し、且つ前記芳香族アシル基の置換度が前記脂肪族アシル基の置換度よりも高い、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法。 - 前記光学フィルムの厚みが、5〜30μmである、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法。 - 前記光学フィルムが、偏光子保護フィルムである、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法。 - 一般式(A−1)で表されるシクロオレフィン単量体由来の構成単位を含むシクロオレフィン系重合体と、フラノース環又はピラノース環を1〜12個有する糖エステル化合物とを含む、溶液製膜フィルムであって、
R 1 は、水素原子、炭素数1〜5の炭化水素基、又は炭素数1〜5のアルキル基を有するアルキルシリル基を表し、
R 2 は、カルボキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、アリロキシカルボニル基、アミノ基、アミド基、シアノ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表し、
pは、0〜2の整数を表す)
下記式(1a)で表される面内方向の位相差Roが0nm以上3nm以下であり、下記式(1b)で表される厚み方向の位相差Rtが−5nm以上5nm以下である、
光学フィルム。
式(1a):Ro=(nx−ny)×d
式(1b):Rt=((nx+ny)/2−nz)×d
(式(1a)及び式(1b)中、
nxは、前記光学フィルムの面内遅相軸方向の屈折率を表し、
nyは、前記面内遅相軸に直交する方向の屈折率を表し、
nzは、前記光学フィルムの厚さ方向の屈折率を表し、
dは、前記光学フィルムの厚み(nm)を表す) - 前記糖エステル化合物が、脂肪族アシル基と芳香族アシル基の少なくとも一方を有し、且つ前記芳香族アシル基の置換度が前記脂肪族アシル基の置換度よりも高い、
請求項7に記載の光学フィルム。
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