JP6726532B2 - カップリング機構の接合離脱具 - Google Patents

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Description

この発明は、カップリング機構の接合離脱具に関する。
従来、送水ホースやポンプ、輸送管等を相互に接続するための差込式の結合金具があり、特に、消火作業で用いられる消防用の送水ホースの連結に多く使用されている。
かかる結合金具は、着脱自在に構成したオスカップリング(以下、単に差し金具ともいう。)とメスカップリング(以下、単に受け金具とも言う。)で対をなし、一方の送水ホースの端部に取付けた差し金具を、他方の給水栓や送水ホースの端部に取付けた受け金具内に差し込み係合することで、給水栓と消防用ホース或いは消防用ホース同士を水密状態で接続するものである。
これら結合金具は、受け金具の内壁面に突設された出没自在な係合爪が、差し金具の外面に形成されている隆起部に係合することで、例えば火災の放水作業時に不意に外れることがないよう強固に連結される。
また、連結状態にある結合金具の離脱は、使用者が差し金具に外嵌されている押し環を受け金具内に手でスライドさせることで行われる。
ところで、火災現場の環境は砂地や寒冷地など様々であり、このような環境下で送水ホース同士を結合金具で連結して水や消火剤などのポンプ設置箇所から出火箇所まで送水ホースを延伸して消火作業を行わなければならない場合がある。
かかる環境下で消火作業をした場合には、上述の差し金具本体と押し環との間に砂粒等の異物が入るなどしていわゆる噛み込みを生起してしまったり、浸入付着した水等が氷結するなどして押し環の摺動が規制され、手指の直接的な押圧力によって押し環を動かすことができず、金具同士の結合の解除が出来ない問題があった。
さらには、永年の使用によって押し環の摺動面に腐食が発生し、摺動摩擦が高まって結合解除が困難となる問題も生じていた。
こうした環境的要因や経時的要因により手指の直接的な操作では解除困難な結合金具を強制的に離脱するために、手指の力を効果的に結合金具に作用させるべく外観視略鋏形状の離脱具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる鋏形状の離脱具は、バネにより常時先端部が閉じる方向へ付勢されており、その先端部を結合状態の結合金具の係止鉤部間に挿入した状態で開けば、係止状態の係止鉤部が相互に押し広げられて解除され、金具同士を離脱できるとしている。
特開2002−337063号公報
ところが、かかる従来の鋏形状の離脱具は、係止鉤部を備えた特別な構造を有する結合金具に用いられるものであり、既に広く利用されている結合金具の離脱には使えない。
すなわち、この従来の離脱具を利用するためには、既設の結合金具を専用の特殊な結合金具に置き換えなければならず、汎用性に乏しいという問題があった。
しかも、この従来の離脱具は、多数の構成部材と複雑な構造を有しており、製品としては比較的重く大型で携帯に不向きであり、迅速、確実且つ容易に用いることができるという災害現場の緊急要請に適うものではなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、既に広く利用されている結合金具の離脱に用いることができるのは勿論のこと、直接的に手で解除困難となったカップリング機構を解除でき、しかも携帯性や汎用性を高めつつ緊急時にも迅速且つ確実に結合金具の解除ができるカップリング機構の接合離脱具を提供する。
上記従来の課題を解決するために、この発明は、(1)メスカップリング内にオスカップリングを遊嵌して密封接続可能に構成し、しかもメスカップリングの内周面には出没自在に係合爪を配設すると共に、オスカップリングの外周面には係合爪に係合自在の隆起部と、係合爪の係合解除を行うために鍔状部を有した摺動自在の押し環と、押し環の後方に位置する段部とを形成して構成した消防用ホースのカップリング機構に対してメスカップリングからオスカップリングを離脱するための接合離脱具であって、二又状の離脱具本体を形成し、前記離脱具本体は、側面視において中央の屈曲部と前記屈曲部の下端延長部分で前記屈曲部と反対方向に凸状とするように緩やかに湾曲させた下部湾曲部とを有した略S字湾曲状とし、前記離脱具本体の下端縁は、支点としてオスカップリングの段部に当接自在とし、前記下部湾曲部は、作用点としてその頂部をオスカップリングの押し環の鍔状部に面摺接しながら押圧する部分とし前記離脱具本体の上端部は、力点として前記離脱具本体の操作を可能に構成することにより、挺子治具を形成したことを特徴とするカップリング機構の接合離脱具を提供するものである。
また、本発明に係る接合離脱具では、以下の点に特徴を有する。
(2)前記離脱具本体の上半部を、把持部としたこと。
(3)前記把持部は、前記接合離脱具の側面視において前記下部湾曲部の凸状とは反対方向で凸状とする屈曲部で前記離脱具本体の下半部に対し斜設したこと。
(4)前記離脱具本体の下部は、その肉厚を前記下端縁に向かって漸次肉薄としたテーパー面を備えること。
(5)前記離脱具本体の二又の略中央には、前記オスカップリングの外周面に接触するスペーサー用突起を設けたこと。
本発明に係るカップリング機構の接合離脱具によれば、メスカップリング内にオスカップリングを遊嵌して密封接続可能に構成し、しかもメスカップリングの内周面には出没自在に係合爪を配設すると共に、オスカップリングの外周面には係合爪に係合自在の隆起部と、係合爪の係合解除を行うために鍔状部を有した摺動自在の押し環と、押し環の後方に位置する段部とを形成して構成した消防用ホースのカップリング機構に対してメスカップリングからオスカップリングを離脱するための接合離脱具であって、二又状の離脱具本体を形成し、前記離脱具本体は、側面視において中央の屈曲部と前記屈曲部の下端延長部分で前記屈曲部と反対方向に凸状とするように緩やかに湾曲させた下部湾曲部とを有した略S字湾曲状とし、前記離脱具本体の下端縁は、支点としてオスカップリングの段部に当接自在とし、前記下部湾曲部は、作用点としてその頂部をオスカップリングの押し環の鍔状部に面摺接しながら押圧する部分とし前記離脱具本体の上端部は、力点として前記離脱具本体の操作を可能に構成することにより、挺子治具を形成したため、既に広く利用されている結合金具の離脱に用いることができるのは勿論のこと、直接的に手で解除困難となったカップリング機構を解除でき、しかも携帯性や汎用性を高めつつ緊急時にも迅速且つ確実に結合金具の解除ができるカップリング機構の接合離脱具を提供することができる。
また、軸方向でオスカップリングの押し環と段部との間(以下、単に隙間解除用隙間と称す。)に下端縁や下部湾曲部を挿入して上端部に押圧力を加えた際に、同押圧力を、カップリングの軸方向の力と、結合金具の半径方向のうち金具側の方向(以下、単に進入方向とも言う。)の力とに分け、軸方向の分力は挺子の力として、進入方向の分力は楔の力として、結合金具に対し効果的に作用させることができる。
また、離脱具本体は二又状としたため、カップリング機構の中心軸線上に離脱具本体の重心を位置付けることができ、オスカップリング本体の外周を挟むようにして離脱具をオスカップリングに跨持することができる。
さらに、一対の支点となる下端縁や作用点となる下部湾曲部を、オスカップリングの外周の左右対象となる位置である定点位置に配置することができるとともに、その定点位置でオスカップリングの段部や押し環に接触させて上端部から伝達される押圧力を両側から軸方向に均一に付与することができる。
また、離脱具が進入方向に進入するに従い、離脱具本体の下端縁や下部湾曲部が、オスカップリングの段部や押し環に摺動して挺子としての支点や作用点の位置を一定範囲で変位させると共に、楔として解除用隙間を拡開していくことで、押し環や段部の一部の面に集中的に応力を付与し続けることなく結合金具の座屈等の損傷を防止できる。
また、前記離脱具本体の上半部を、把持部としたため、作業者が把持部をしっかりと手指で把握することで手指や掌による押圧力を離脱具に対して確実に伝達して離脱具の操作性を向上することができる。
また、前記把持部は、前記接合離脱具の側面視において前記下部湾曲部の凸状とは反対方向で凸状とする屈曲部で前記離脱具本体の下半部に対し斜設したため、カップリングを解除する方向に向かって使用者の自重を把持部にかけて押圧することで手指による押圧力を少なくし、より離脱具の操作性を向上することができる。
また、前記離脱具本体の下部は、その肉厚を前記下端縁に向かって漸次肉薄としたテーパー面を備えることとしたため、オスカップリングの解除用隙間が狭くとも楔の作用で下端縁を挿入することができ、離脱具を配置することができる。
また、前記離脱具本体の二又の略中央には、前記オスカップリングの外周面に接触するスペーサー用突起を設けたため、離脱具を配置する際にはスペーサー用突起をオスカップリングの軸線上に位置づけることで、支点や作用点の定点位置を設定できるとともに、より容易に離脱具の重心を結合金具の中心軸線上に位置づけることができる
また、解除操作をする際には、離脱具を挿入するに伴いスペーサー用突起がオスカップリングの最上周面に突き当たることで、解除用隙間における二又状の離脱具本体の下端縁や下部湾曲部をカップリング機構の解除位置となる定点位置に位置づけて、離脱具と結合金具との間に離脱具の過度の嵌入を規制する適度な空間を設けることができる。
本発明に係る実施形態の離脱具を用いる結合金具の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の使用例を示す説明図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の構成を示す右側面図及び斜視図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の構成を示す正面図及び背面図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の構成を示す平面図及び底面図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の使用例を示す説明図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の使用例を示す説明図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の使用例を示す説明図である。 本発明に係る実施形態の離脱具の使用例を示す説明図である。
本発明は、既に広く利用されている結合金具の離脱に用いることができるのは勿論のこと、直接的に手で解除困難となったカップリング機構を解除でき、しかも携帯性や汎用性を高めつつ緊急時にも迅速且つ確実に結合金具の解除ができるカップリング機構の接合離脱具を提供するものである。
以下、本実施形態に係る離脱具について図面を参照しながら説明する。図2は解除困難となった結合金具100に対し、本実施形態に係る離脱具Aを実際に使用して解除を試みている状態を示した説明図である。
図2に示すように、本実施形態に係る離脱具Aは、消防用の送水ホース同士のカップリング機構としてメスカップリングである受け金具110とオスカップリングである差し金具120とからなる一対の差込式の結合金具100の接合の離脱に用いるものであり、シンプルでコンパクトな構造を有しつつも、手指による離脱に要する拡開力を効果的に結合金具100に作用させ、結合状態の解除操作をいとも容易に行うことができ、しかも、製造等にかかるコストを抑え、さらには、携帯性や汎用性を高めつつ緊急時にも迅速且つ確実に結合金具の解除をするものである。
特に、本発明に係る離脱具は、解除困難となった結合金具の離脱に用いるものであり、その離脱原理は挺子と楔の作用を効果的に生起させて結合金具の離脱を図ろうとするものである。
なお、以下の説明において、本実施形態に係る離脱具を用いる差し金具と受け金具とからなる結合金具において、結合金具の軸方向のうち、受け金具側を「メス側」と称し、差し金具側を「オス側」と称す。以下、本実施形態に係る離脱具について、図面を参照しながら説明する。
〔1.結合金具〕
まず、本実施形態に係る離脱具Aを用いるカップリング機構を有する一般的な差込式の結合金具100の構成について図面を参照しながら説明する。図1(a)は、接合前の差し金具120と受け金具110の構成を示し、図1(b)は、差し金具120を受け金具110に接合した状態を示している。また、各図の一点鎖線は結合金具の軸線を示し、軸線より上側を側断面として示している。
図1に示すように、結合金具100は、受け金具110と差し金具120とで対をなし、受け金具110内に差し金具120を遊嵌して密封接続可能に構成されている。
結合金具100は、受け金具110の内周面に出没自在に係合爪111を配設すると共に、差し金具120の外周面に係合爪111に係合自在の隆起部121aと、係合爪111の係合解除を行うための摺動自在の押し環122と、押し環122の後方に位置する段部143と、を形成したカップリング機構を有する。
受け金具110は、図1(a)に示すように、円筒状の受け金具本体112と、係合爪111と、係合爪111に突出付勢力を付与する爪バネ113と、係合爪111を配設固定する爪座114と、係合爪111等を配設し受け金具本体112の一端縁に取り付ける締め環115と、差し金具120先端縁と接触して水密状態とし受け金具本体112の一端内周面に設けられるOリング116と、締め環115の外周面に外嵌された保護用のゴムバンド117と、により構成される。
受け金具本体112の一方の外周面には、軸方向断面視で鋸歯状のホース接続部112aを刻設している。そして、同ホース接続部112aを送水ホース130の一端側に挿入した状態で、送水ホース130に外装したかしめ筒131を送水ホース130を介して下方位置のホース接続部112aの形状に合わせるようにかしめ、送水ホース130を受け金具本体112に水密状に接続している。
係合爪111は、受け金具本体112の内周の円周方向に所定間隔を隔てて複数設け、爪座114を基部としたオス側からメス側に所定角度で傾斜した傾斜面を有し、内方へ突出している。係合爪111は、その基端を爪バネ113により受け金具本体112の中心方向に向けて付勢し、爪座114に沿って出没自在に設けている。
一方、差し金具120は、円筒状の差し金具本体121と、差し金具本体121に外嵌された係合爪111解除用の押し環122と、押し環122の後方で差し金具本体121の所定位置の外周面に設けた止め環123と、により構成される。
差し金具本体121の先端部には係合爪111と係合する隆起部121aを差し金具本体121の外周面に形成する一方、差し金具本体121の他端側には軸方向断面視で鋸歯状のホース接続部121bを止め環123の後方位置であって差し金具本体121の外周面に形成する。
そして、差し金具本体121は、送水ホース140をホース接続部121bの外周に装着した状態で、さらにそのホース接続部121b上の送水ホース140に外装したかしめ筒141をかしめることで送水ホース140と水密状に接続する。
また、押し環122の後方位置には、止め環123や、送水ホース140を圧接した状態のかしめ筒141により段部143を形成する。すなわち、差し金具120の段部143は、押し環122の後方位置に設けられ、差し金具本体121の外周面より外方に突出した部位をいう。
押し環122は、係合爪111の係止を解除するスリーブ部分で円筒状の筒状部122bと、解除操作に用いるフランジ部分で筒状部122bの端部外周面から垂直に外方に突出した円環状の鍔状部122aと、を有し、鍔状部122aをオス側にして差し金具本体121に摺動自在に外嵌する。
このように構成した結合金具において、差し金具120を受け金具110へ差込むと、差し金具本体121の先端縁が、受け金具本体112の係合爪111を爪バネ113の付勢力に抗して係合爪111基部側に押し込みつつ内側段部112bに突き当たり、Oリング116と水密状に当接する。
この際に、図1(b)に示すように、隆起部121aが係合爪111の設けられた位置を越えるとともに、係合爪111が爪バネ113により軸中心方向に付勢されて突出状態となり、係合爪111と隆起部121aとの係合が完了する。
そして、このような結合状態において、軸方向視で差し金具本体121に遊嵌した押し環122の鍔状部122aと段部143との間に、所定間隔を隔てた隙間である解除用隙間124を形成する。すなわち、解除用隙間124は、軸方向視で鍔状部122aのオス側面と段部143のメス側面との間に形成される隙間をいう。
一方、結合状態の解除は、押し環122の鍔状部122aを手指によりメス側、つまり隆起部121aの方向(以下、単に解除方向と称す。)に押して押し環122をスライドすることにより行う。
押し環122のスライドに伴い、筒状部122bが係合爪111の傾斜面に当り係合爪111を押し退けて隆起部121aまで進むことで、係合爪111と隆起部121aとの引っ掛かりが解消されて結合が解除される。
このように一般的な差込式の結合金具100は、上述の構成を備えることで着脱自在のカップリング機構を有し、送水ホース同士を接合を実現して汎用性や利便性にすぐれてはいるが、押し環122の摺動部が砂を噛んだり氷結することで、手指のみの力では押し環122を解除方向へスライドさせること、すなわち接合の解除が困難となる場合がある。そこで、本実施形態に係る離脱具Aが極めて有用に機能することとなる。
〔2.接合離脱具〕
次に、本実施形態に係る離脱具Aの構成について説明する。本実施形態に係る離脱具Aは、上述の差込式の結合金具100の接合を離脱、すなわち押し環122を解除方向に強制的にスライドさせて消防用の送水ホース130、140のカップリング機構に対して受け金具110から差し金具120を離脱するものである。
本実施形態に係る離脱具Aは、図2に示すように、二又状の離脱具本体10を形成し、二又状の離脱具本体10の下端縁33は支点として差し金具120の段部143に当接自在とし、下部湾曲部31は作用点として差し金具120の押し環122に当接自在とし、上端部21は力点として離脱具本体10の操作を可能に構成して挺子治具を形成して構成している。
以下、離脱具Aの構成について図面を参照しながら説明する。図3は、右側面図及び斜視図を示し、図4は正面図及び背面図を示し、図5は平面図及び底面図を示す。なお、左側面図については、右側面図と対象形であるため省略する。また、以下の説明において、結合金具の解除操作の際に離脱具Aを押圧する側を単に離脱具Aの「押圧側」と称し、その反対側を「半押圧側」と称す。
離脱具Aは、正面視方形状の所定厚みを有する剛板の離脱具本体10よりなり、側面視において、離脱具本体10の中央部の屈曲部1と、屈曲部1の下端延長部分に形成した下部湾曲部31とを有し、離脱具本体10の中央部の屈曲部1は離脱具本体10の押圧側に凸状とし、下部湾曲部31はその反対側に凸状として、それぞれの湾曲方向を互い違いに湾曲して緩やかな略「S」字湾曲形状としている。
また、離脱具Aは、離脱具本体10の中央部を屈曲部1とし、離脱具本体10の上半部20を把持部2とし、離脱具本体10の下半部30を離脱作用部3として、構成している。また、離脱具Aは、図4に示すように、正面視において、離脱具本体10の上半部20の把持部2の中央に把持用の指挿入窓2aを形成し、離脱具本体10の下半部30をカップリング機構の所定部材に作用する二又状の離脱作用部3としている。以下、把持部2と離脱作用部3について詳説する。
離脱作用部3は、図4に示すように、正面視において、屈曲部1側の平板状の作用基部3aと、作用基部3aの右両側端で下方に向けて突出形成した左右一対の挿入部3bと、作用基部3aの略中央で下方に向けて突出形成した所定長さのスペーサー用突起3cとにより構成されている。つまり、離脱作用部3は、正面視において、離脱具本体10の下半部30を、上述の各部位を残すように下端側から凹形状に切欠して形成している。
左右一対の挿入部3bは、二又状の各脚部であり二又の間に差し金具本体121を挟んで離脱具Aを差し金具120に跨持する部位で、作用点となる下部湾曲部31と、下部湾曲部31より下側の挿入下部32とにより構成される。
左右一対の挿入部3bの長さは、離脱具Aを差し金具本体121に跨持した状態で、側面視で少なくとも下端縁33が差し金具本体121の中心を超える長さ(図1の軸線を超える長さ)、すなわち差し金具本体121の半径長さよりも長くなるように形成している。
また、左右一対の挿入部3bの間隔幅は、差し金具本体121の差し金具本体121の中心方向の管幅、すなわち差し金具本体121の直径幅と略同幅となる位置で作用基部3aから突出して形成し、差し金具本体121への離脱具Aの遊嵌を可能としている。
挿入下部32は、離脱具Aの支点となる下端縁33を有し、離脱具Aを差し金具120に配置する際に差し込む部位で、側面視で下端縁33の方向へ鋼板の肉厚部を漸次肉薄としたテーパー面を備え、解除用隙間124へ挿入部3bを設置する際に楔として機能する。
下部湾曲部31は、離脱具Aの挺子としての作用点となる部位であり、その頂部31aを差し金具120の押し環122に当接自在に形成している。より具体的には、下部湾曲部31は、側面視において、離脱具本体10の下半部30の所定位置で湾曲角度を約110°〜140°とし、反押圧側に凸状として緩やかなR状に湾曲して形成している。なお、本実施形態における下部湾曲部31の湾曲角度は、側面視において挿入下部32と作用基部3aとをそれぞれ延伸した場合におけるこれら各仮想延伸部材同士のなす角度をいう。
下部湾曲部31の頂部31aは、湾曲R形状としており、そのR形状に沿って押し環122の鍔状部122aのメス側に摺接する範囲を大としている。
離脱具本体10の二又の略中央位置には、離脱具Aを配置する際の位置決め及び離脱作用部3の定点位置を設定する部位であり、差し金具120の外周面に接触するスペーサー用突起3cを設けている。
より具体的には、スペーサー用突起3cは、その底面に差し金具本体121の最外周面に突き当たる平状の突き当て面3dを有し、離脱作用部3を定点位置に設定する長さの角棒状で、図4に示すように、正面視で作用基部3aの下端の略中央位置で下方に向けて一対の挿入部3bの内縁と平行に、且つ、図3に示すように、側面視で上端部21面と略面一に突出形成している。
離脱具本体10の上半部20である把持部2は、操作便宜を図るため、側面視において下部湾曲部31の凸状とは反対方向で凸状とする屈曲部1を介して、前記離脱具本体の下半部30である離脱作用部3に対し反押圧側に斜設している(図3、参照。)。屈曲部1の屈曲角度は特に限定されることはないが、本実施形態に係る屈曲部1は、離脱具本体10の押圧側に凸状として屈曲角度を約110°〜140°として湾曲して形成している。なお、本実施形態における屈曲部1の屈曲角度は、側面視において上半部20と下半部30との平面の仮想延長直線同士のなす角度をいう。
また、把持部2は、図4に示すように、正面視で門型形状としており、離脱具本体10の上半部20の中央に形成した把持用の指挿入窓2aと、離脱具本体10の上端部21であって手指で把握して押圧する部位で作用点となる操作基部2bと、上端部21の中央に形成した掛止孔2cと、上端部21の押圧側面に貼着した弾性部材2dと、上端部21の左右の一端側に形成したホルダー孔2eと、により構成している。
指挿入窓2aは、離脱具Aに手指を挿入して操作基部2bを把持可能とした略矩形状の孔で、図4に示すように、正面視で把持部2の略中央位置に穿設している。
また、操作基部2bには、図4に示すように、長円形状の掛止孔2cを穿設し、操作基部2bを手指にて把握した際の指掛けを可能としている。そして、操作基部2bを把持した際の滑り止めとして、この掛止孔2cを押圧側で閉塞するように矩形状の弾性部材2dを貼着している。
また、上端部21の左右の一端側には、所定のホルダー孔2eを穿設し、離脱具Aの携帯を可能とする掛止部材や寒冷地などで解除困難となった結合金具100の凍結を解氷する熱バーナーなどの付属物(図示せず)を離脱具Aに取り付け可能としている。
なお、離脱具Aにおいて、ホルダー孔2eの穿設数や穿設位置は、付属物が取り付け可能であれば離脱作業を阻害しない範囲で特に限定されることはない。また、このように離脱具Aが、指挿入窓2aや掛止孔2c、ホルダー孔2eなどの、機能性を有する孔(機能孔)を複数有することにより、離脱具Aの軽量化を可能としている。
また、側面視において、本実実施形態に係る離脱具Aは、挿入下部32、作用基部3a及び、把持部2の順に長くなるように離脱具本体10を屈曲部1や下部湾曲部31により屈曲し、しかも、把持部2の上端縁の略直下に挿入下部32が位置するように形成している。このような部位の長さの比や屈曲角は、後述の挺子や楔の作用を生起する要素として極めて重要であり、解除しようとする結合金具100の大きさに合わせて相対的に決定することができる。
このように離脱具Aを構成することで、把持部2に加えた手指による押圧力を、上端部21を力点とし、下部湾曲部31を作用点とし、下端縁33を支点とした挺子の作用(第2種の挺子の作用)と、離脱作用部3が解除用隙間124に進入するに伴い生起する楔の作用と、をより効果的に結合金具100に作用させて、カップリング機構を解除することが可能となる。
〔3.接合離脱具の使用方法〕
次に、上述のように構成した離脱具Aの結合金具100への使用方法について図面を参照しながら詳説する。図6及び図7(a)は、離脱具Aを結合金具100に配置した状態を示し、図7(b)及び(c)は、離脱具Aを結合金具100に作用させた状態を示す。
まず、図6に示すように、軸方向視で把持部2の弾性部材2dを結合金具100のオス側へ向け、離脱具Aのスペーサー用突起3cを差し金具120上方で欠金具の軸線上(図中、一点鎖線上。)に位置づける。
この状態で、図7(a)に示すように、差し金具120の解除用隙間124に離脱具Aの挿入下部32を差し込み、離脱具Aを差し金具120に対して離脱作用部3を定点位置に位置づけて跨持する。このとき、解除用隙間124が挿入下部32の厚み分拡開する(楔の作用)。
次いで、把持部2上部を手指Sで把握した状態で、受け金具110側にむかって(図7(a)中、実線矢印の方向)離脱具Aを下端縁33と止め環123とが当接する係合点を中心に、離脱具Aを受け金具110に回動ぎみに上端部21である操作基部2bを押圧して押し下げるように傾ける。
把持部2の操作基部2bに負荷した手指による押圧力Fは、図7(b)に示すように、上端部21に伝達された受け金具110方向への押し下げ押圧力Fは、軸方向の力F1と進入方向の力F2に分解される。
軸方向の力F1は、下端縁33が差し金具120の段部143に係合して挺子の支点となり、下部湾曲部31が作用点となり、押し環122を解除方向に押圧してスライドさせ、解除用隙間124を拡開する(挺子の作用)。
一方で、進入方向の力F2は、側面視で下端縁33と段部143との当接する係合位置を支点当接部aと、下部湾曲部31の頂部31aと鍔状部122aの当接する係合位置を作用点当接部bとして、支点当接部aから鍔状部122aまでの軸線方向への距離(=作用点当接部bから段部までの軸線方向への距離)である楔幅を徐々に大きして解除用隙間124を拡開する(楔の作用)。
さらに把持部2を押圧すると、下端縁33が段部143に対して、また一方で、下部湾曲部31が鍔状部122aに対して頂部31aのR形状に沿って、それぞれ進入方向に摺動する。特に、下部湾曲部31の頂部31aのR形状は、緩やかな湾曲としているため、離脱作用部3の解除用隙間124への嵌入に伴い、作用点当接部bは鍔状部122aに対して面当接する。
この際に、離脱具Aの作用点や支点を差し金具120に対して進入方向に遷移させつつ挺子の作用を生起するとともに、図7(c)に示すように、上述の楔幅をさらに大きくして楔の作用を強める。
そして、離脱具Aは、図7(c)に示すように、この楔幅が最大となる位置で、スペーサー用突起3cが差し金具本体121の最外周面に突き当たった状態となり、差し金具120と受け金具110との接合を解除した状態とする。
このように、本実施形態に係る離脱具Aは、結合金具100のカップリング機構に対して、力点となる上端部21と作用点となる下部湾曲部31、及び支点となる下端縁33を有して解除用隙間124を押し開く「挺子の作用」と、進入方向に離脱具Aを挿入するに伴い下端縁33と下部湾曲部31とにより形成される離脱具の楔幅を増して解除用隙間124を押し開く「楔の作用」と、を生起させることにより、解除困難となった状態の結合金具100同士の離脱を簡単且つ速やかに行うことができる。
換言すれば、本発明に係る離脱具は、「挺子の作用」においては、作用部に伝達される手指の押圧力を離脱力として分解して結合金具100に付与する挺子と、「楔の作用」においては、離脱具Aの設置時に挿入下部32の厚み分解除用隙間を拡開する第1の楔と、下端縁33と下部湾曲部31とから進入にともない大きくなる楔幅により解除用隙間を拡開する第2の楔とを生起する。
つまり、本発明に係る離脱具は、上述のごとくシンプルでコンパクトな構成を備えつつも、こうした挺子や楔の作用を段階的且つ複合的に結合金具に付与する構成としており、いとも簡単で、且つ結合金具の座屈等の損傷の危険がなく、既に広く利用されている結合金具の離脱に用いることができるのは勿論のこと、直接的に手で解除困難となったカップリング機構を解除でき、しかも携帯性や汎用性を高めつつ緊急時にも迅速且つ確実に結合金具の解除ができるものである。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。







A 離脱具
1 屈曲部
2 把持部
2b 操作基部(21 上端部)
20 上半部
3 離脱作用部(30 下半部)
3b 挿入部
31 下部湾曲部
32 挿入下部
33 下端縁
100 結合金具
110 受け金具
120 差し金具
122 押し環
124 解除用隙間
143 段部

Claims (5)

  1. メスカップリング内にオスカップリングを遊嵌して密封接続可能に構成し、しかもメスカップリングの内周面には出没自在に係合爪を配設すると共に、オスカップリングの外周面には係合爪に係合自在の隆起部と、係合爪の係合解除を行うために鍔状部を有した摺動自在の押し環と、押し環の後方に位置する段部とを形成して構成した消防用ホースのカップリング機構に対してメスカップリングからオスカップリングを離脱するための接合離脱具であって、
    二又状の離脱具本体を形成し、
    前記離脱具本体は、側面視において中央の屈曲部と前記屈曲部の下端延長部分で前記屈曲部と反対方向に凸状とするように緩やかに湾曲させた下部湾曲部とを有した略S字湾曲状とし、
    前記離脱具本体の下端縁は、支点としてオスカップリングの段部に当接自在とし、
    前記下部湾曲部は、作用点としてその頂部をオスカップリングの押し環の鍔状部に面摺接しながら押圧する部分とし
    前記離脱具本体の上端部は、力点として前記離脱具本体の操作を可能に構成することにより、挺子治具を形成したことを特徴とするカップリング機構の接合離脱具。
  2. 前記離脱具本体の上半部を、把持部としたことを特徴とする請求項1に記載のカップリング機構の接合離脱具。
  3. 前記把持部は、前記接合離脱具の側面視において前記下部湾曲部の凸状とは反対方向で凸状とする屈曲部で前記離脱具本体の下半部に対し斜設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカップリング機構の接合離脱具。
  4. 前記離脱具本体の下部は、その肉厚を前記下端縁に向かって漸次肉薄としたテーパー面を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のカップリング機構の接合離脱具。
  5. 前記離脱具本体の二又の略中央には、前記オスカップリングの外周面に接触するスペーサー用突起を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカップリング機構の接合離脱具。
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