JP6725684B2 - 回転工具及びそれを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents
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Description
本態様は、切削加工に用いられる、エンドミル及びドリルなどの回転工具及び切削加工物の製造方法に関する。
従来、金属部材などの被削材の切削加工に用いられる回転工具として、例えば特開平9−277108号公報(特許文献1)に記載のドリルが知られている。特許文献1に記載のドリルは、生成された切屑が通過するねじれ溝を有している。当該ねじれ溝は、ねじれ角が一定である先端部と、先端側から後端側に向かってねじれ角が漸次減少する中間部と、ねじれ角が一定であり且つ前記先端部のねじれ角よりも小さい後端部と、を有している。そして、前記先端部の長さは1D〜2Dであり、前記中間部の長さは、1D〜3Dであり、前記後端部の長さは、加工する孔の深さに応じて適宜設定される。
このような特許文献1に記載のドリルにおいては、加工する孔の深さが大きい場合には、本体の全長において前記後端部の占める長さが大きくなる。また、ねじれ溝の全長において、相対的にねじれ角が小さな領域が大きくなる。そのため、相対的にねじれ角が小さい後端側において切屑が詰まる可能性があった。
一態様に基づく回転工具は、第1端から第2端に向かって回転軸に沿って延びた棒形状の本体を有し、前記本体は、前記第1端に位置する切刃と、前記切刃から前記第2端の側に向かって螺旋状に延びた第1溝と、を備えている。前記第1溝は、前記第1端の側に位置するとともに第1ねじれ角を有する第1領域と、前記第1領域よりも前記第2端の側に位置するとともに第2ねじれ角を有する第2の領域と、前記第2領域よりも前記第2端の側に位置するとともに第3ねじれ角を有する第3領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に位置するとともに第4ねじれ角を有する第4領域と、前記第2領域と前記第3領域との間に位置するとともに第5ねじれ角を有する第5領域と、有している。
一態様に基づく回転工具において、前記第2ねじれ角は、前記第1ねじれ角よりも小さいとともに前記第3ねじれ角よりも大きい。前記第4ねじれ角及び前記第5ねじれ角は、それぞれ前記第1端の側から前記第2端の側に向かって角度の値が減少している。前記第4ねじれ角の角度の値の減少幅は、前記第5ねじれ角の角度の値の減少幅よりも小さい。前記回転軸に沿った方向における前記第4領域の長さは、前記回転軸に沿った方向における前記第5領域の長さよりも長い。
以下、本開示に係る実施形態の切削工具について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、各実施形態を構成する部材のうち主要な部材のみを簡略化して示したものである。従って、以下に開示する切削工具は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率などを忠実に表したものではない。
<ドリル>
以下の実施形態の切削工具は、回転工具の一例であるドリルである。回転工具としては、ドリルの他にも例えばエンドミル及びリーマなどが挙げられる。
以下の実施形態の切削工具は、回転工具の一例であるドリルである。回転工具としては、ドリルの他にも例えばエンドミル及びリーマなどが挙げられる。
図1に示す一例の回転工具1(ドリル1)は、本体3を有している。また、本体3は、切刃5と、第1溝7(以下、排出溝7(flute)という。)と、を備えている。
図1及び図3〜図5に示す一例の本体3は、回転軸Xを有しており、第1端から第2端に向かって回転軸Xに沿って延びた棒形状である。本体3は、被削加工物を製造するための被削材の切削加工時において回転軸Xを中心に回転する。なお、以下の記載においては、第1端を先端、第2端を後端と記載して説明する。また、第2端よりも第1端に近い第1端の側を先端側、第1端よりも第2端に近い第2端の側を後端側と記載して説明する。
図1に示す一例の本体3は、把持部9及び切削部11を備えている。把持部9は、工作機械(不図示)の回転するスピンドルなどで把持される部位であり、工作機械におけるスピンドルなどの形状に応じて設計される部位である。切削部11は、把持部9の先端側に位置して被削材と接触する部分を含む部位であり、被削材の切削加工において主たる役割を有する部位である。なお、図1及び図2における矢印Yは、回転軸Xを中心とした本体3の回転方向を示している。
切削部11は、例えば、図6に示すように回転軸Xに沿って延びる円柱から排出溝7に該当する空間部分などを除いた形状となっていてもよい。図6に示す一例のように、切削部11は、一対の排出溝7を有していてもよい。回転軸Xに直交する断面において、切削部11の外周における一対の排出溝7を除き、ランド13に相当する部分は、略同一円上に位置する円弧形状となっている。この略同一円の直径が切削部11の外径に対応する。
ドリル1は、特定の大きさに限定されるものではないが、例えば、切削部11の外径が6mm〜42.5mmに設定されてもよい。また、ドリル1は、例えば、軸線の長さ(切削部11の長さ)をLとし、切削部11の外径をDとするとき、L=8D〜20Dに設定されてもよい。
本体3の材質としては、例えば、WC(タングステンカーバイド)を含有し、結合相としてCo(コバルト)を含有する超硬合金、この超硬合金にTiC(チタンカーバイド)又はTaC(タンタルカーバイド)のような添加物を含んだ合金、ステンレス及びチタンのような金属などが挙げられる。
次に、切刃5について説明する。切刃5は、本体3の先端に位置しており、被削材を切削するための部位として用いられてもよい。図2に示す一例の切刃5は、一対の主切刃5a及び副切刃5bを有している。一対の主切刃5a及び副切刃5bは、本体3の先端、すなわち切削部11の先端部分に位置している。
図2に示す一例における副切刃5bは本体3を先端視した場合において、回転軸Xと交差している。副切刃5bは、いわゆるチゼルエッジ(chisel edge)として機能することが可能である。なお、図2に示す一例においては、切刃5が一対の主切刃5aを有しているが、主切刃5aが1つのみ、又は、3つ以上あっても構わない。
図2に示す一例における一対の主切刃5aは、副切刃5bの両端部にそれぞれ接続されており、先端視した場合において、副切刃5bの両端から本体3の外周に向かってそれぞれ延びている。これら一対の主切刃5a及び副切刃5bを用いて被削材の切削加工を行うことが可能である。副切刃5bがチゼルエッジとして用いられる場合には、チゼル角は、例えば130〜170°程度に設定されてもよい。なおここで、先端視とは、図2に示すように、本体3の先端の正面視のことである。
図2に示す一例における主切刃5aは、先端視した場合に凹曲線形状になっている。これにより、主切刃5aで生成される切屑がカールし易くなるので、排出溝7で切屑を排出し易くなる。また、切削性を高めるため、主切刃5aは、回転軸Xを含む仮想平面で本体3を切断した場合において、回転軌跡が回転軸Xに対して傾斜するように設けられていてもよい。主切刃5aの回転軸Xに対する傾斜角は、例えば50〜85°程度に設定されてもよい。なお、主切刃5aが凹曲線形状である場合において、この主切刃5aの具体的な形状としては、例えば、円孤形状が挙げられる。
図2に示す一例における一対の主切刃5aは、副切刃5bを介して互いに離れて位置している。これら一対の主切刃5aは、先端視(正面視)した場合に、本体3の回転軸Xを中心にして180°の回転対称となっていてもよい。一対の主切刃5aが上記の通り回転対称である場合には、一対の主切刃5aが被削材に対して食いつく際に一対の主切刃5aの間で生じるブレを低減することができる。そのため、安定した穴あけ加工を行うことが可能となる。
次に、排出溝7について説明する。図1に示す一例における一対の排出溝7は、切削部11において、回転軸Xよりも外周側に位置しており、切刃5から本体3の後端に向かって延びている。一対の排出溝7は、回転軸Xの周りに螺旋状に延びていてもよい。
図1に示す一例においては、一対の主切刃5aから本体3の後端に向かって一対の排出溝7がそれぞれ螺旋状に延びている。したがって、図1に示す一例においては、切刃5のうち一対の排出溝7に接続されている領域が一対の主切刃5aであり、切刃5のうち一対の主切刃5aの間に位置している領域が副切刃5bである。このとき、工作機械で安定して本体3を把持する観点から、一対の排出溝7は、切削部11のみに形成されており、把持部9には形成されていなくてもよい。
一対の排出溝7は、一対の主切刃5a及び副切刃5bによって生成される切屑を外部に排出することを主目的としている。切削加工時において、一対の主切刃5aの一方で形成された切屑は、一対の排出溝7のうち、この主切刃5aに接続された排出溝7を通って本体3の後端側へと排出される。また、一対の主切刃5aのもう一方(他方)で形成された切屑は、一対の排出溝7のうち、この他方の主切刃5aに接続された排出溝7を通って本体3の後端側へと排出される。
このとき、一対の排出溝7の一方は、一対の排出溝7の他方を回転軸Xの周りで180°回転させた場合に重なり合うように形成されていてもよい。この場合には、一対の主切刃5aのそれぞれで生じた切屑をそれぞれの排出溝7で良好に流すことができる。
図3〜図5に示す一例における排出溝7は、第1領域21、第2領域22、第3領域23、第4領域24及び第5領域25を有している。これらの領域は、本体3の先端側、すなわち切刃5の側から、第1領域21、第4領域24、第2領域22、第5領域25及び第3領域23の順に並んでいる。
図3〜図5に示す一例において、第1領域21は、本体3の先端側に位置する領域である。すなわち、第1領域21は、排出溝7における先端側に位置する領域であり、主切刃5aに接続している。第2の領域22は、第1領域21よりも本体3の後端側に位置している領域である。第3領域23は、第2領域22よりも本体3の後端側に位置している領域である。第4領域24は、第1領域21と第2領域22との間に位置している領域である。第5領域25は、第2領域22と第3領域23との間に位置している領域である。
図3〜図5に示す一例において、第4領域24は、第1領域21と第2領域22とを接続する領域である。また、第5領域25は、第2領域22と第3領域23とを接続する領域である。
図12に示す一例において、第1領域21は第1ねじれ角(helix angle)θ1を有し、第2領域22は第2ねじれ角θ2を有し、第3領域23は第3ねじれ角θ3を有し、第4領域24は第4ねじれ角θ4を有し、第5領域25は第5ねじれ角θ5を有している。このとき、図12に示す一例においては、第2ねじれ角θ2が、第1ねじれ角θ1よりも小さく、且つ、第3ねじれ角θ3よりも大きい。
第2ねじれ角θ2としては、第1ねじれ角θ1よりも小さい値であればよく、また、第3ねじれ角θ3としては、第2ねじれ角θ2よりも小さい値であればよい。第1ねじれ角θ1としては、例えば26〜30°程度、第2ねじれ角θ2としては、例えば25〜29°程度、第3ねじれ角θ3としては、例えば10〜15°程度に設定してもよい。
また、図12に示す一例においては、第4ねじれ角θ4及び第5ねじれ角θ5が、それぞれ先端側から後端側に向かうに従って変化している。具体的には、第4ねじれ角θ4及び第5ねじれ角θ5が、それぞれ本体3の先端側から後端側に向かって角度の値が減少している。このとき、第1領域21、第2領域22及び第3領域23においては、それぞれねじれ角が一定であってもよい。
ねじれ角が一定であるとは、対象となる領域において先端側から後端側に向かってねじれ角が厳密に一定であることを意味するのではなく、対象となる領域のねじれ角が5%程度のばらつきを有していてもよい。
図12に示す一例において、第4領域24の第4ねじれ角θ4の角度の値の減少幅は、第5領域25の第5ねじれ角θ5の角度の値の減少幅よりも小さくなっている。また、回転軸Xに沿った方向における第4領域24の長さL4は、回転軸Xに沿った方向における第5領域25の長さL5よりも長い。
このとき、第4ねじれ角θ4の減少量は、第1ねじれ角θ1と第2ねじれ角θ2との差に相当し、第5ねじれ角θ5の減少量は、第2ねじれ角θ2と第3ねじれ角θ3との差に相当する。
なお、第4領域24における第4ねじれ角θ4の減少率及び第5領域25における第5ねじれ角θ5の減少率は、それぞれ一定であっても徐変しても構わない。第4領域24における第4ねじれ角θ4の減少率及び第5領域25における第5ねじれ角θ5の減少率がそれぞれ一定である場合には、切屑排出性が向上する。
排出溝7が上記の構成を満たす第1領域21、第2領域22、第3領域23、第4領域24及び第5領域25を有している場合には、排出溝7は、本体3の先端側に位置する領域ほどねじれ角が大きい構成となる。そのため、切屑を押し流す力が大きくなり切屑排出性が向上する。また、排出溝7における本体3の後端側に位置する領域ほどねじれ角が小さいため、排出溝7における後端側の部分の強度が高い。
また、相対的に大きなねじれ角を有する第1領域21の後端側に、第5領域25と比較して回転軸Xに沿った方向の長さが長い第4領域24が位置している場合には、切屑が第1領域21から第2領域22へと円滑に通過し易いため、切屑排出性が向上する。特に、第1領域21及び第2領域22が第4領域24によって接続される場合には、切屑排出性がさらに向上する。
相対的に小さなねじれ角を有する第3領域23の先端側に、第4領域24と比較して回転軸Xに沿った方向の長さが短い第5領域25が位置している場合には、第2領域22から、短い距離にて最も小さなねじれ角を有する第3領域23へ移行できる。そのため、排出溝7の後端側の部分の剛性の向上が図れる。本体3が高い剛性を有しているため、加工する孔の深さが大きな加工においても、好適に使用できるだけでなく、良好な切屑排出性を発揮することができる。
本開示において、ねじれ角とは、図12に示すように、リーディングエッジ(leading edge of land)と、回転軸Xに平行な仮想直線とがなす角を意味してもよい。リーディングエッジは、排出溝7と、この排出溝7に対して回転軸Xの回転方向Yの後方側に位置するランド13とで形成される交線によって示すことが可能である。
なお、リーディングエッジによる評価が困難である場合には、排出溝7と、この排出溝7に対して回転軸Xの回転方向Yの前方側に位置するランド13(具体的には、ヒール)とで形成される交線を特定し、この交線の上の1点を通り回転軸Xに平行な仮想直線とがなす角をねじれ角として評価してもよい。
また、本開示において、回転軸Xに沿う方向における各領域(第1領域21〜第5領域25)の長さとは、回転軸Xに平行な方向における各領域の長さであり、図3〜図5に示すように、回転軸Xに平行な方向(図3〜図5においては左右の方向)における各領域の最大の長さのことをいう。
本開示のドリル1においては、排出溝7の全体における回転軸Xに平行な方向の長さに対して、第4領域24の長さL4及び第5領域25の長さL5は、上述の関係を満たす値であればよい。例えば、長さL4は、0.9D〜1.5D程度に、長さL5は、0.7D〜1.4D程度に設定できる。また、第1領域21の長さL1、第2領域22の長さL2及び第3領域23の長さL3は、それぞれ、排出溝7の全体における回転軸Xに平行な方向の長さに対して、例えば、0.9D〜1.5D程度、4D〜8D程度、1D〜10D程度に設定できる。
なお、図3に示す一例における排出溝7は、第1領域21〜第5領域25で構成されている。そのため、第1領域21〜第5領域25の上記の長さの合計が排出溝7の全体における回転軸Xに平行な方向の長さとなっている。
排出溝7は、図3に示すように、第1領域21、第4領域24及び第2領域22において、本体3の外周を周回していてもよい。この場合には、本体3の先端側において、相対的にねじれ角が大きな領域が長くなり、切屑を本体3の後端側に流す、すなわち、切屑を押し上げる力が高く、切屑排出性が向上する。
一方、排出溝7は、図5に示すように、第3領域23においては、本体3の外周を周回していなくてもよい。第3領域23がこのような構成である場合には、本体3の後端側の剛性が高く、且つ、切屑を押し上げる力が過度に低減されるおそれが小さい。その結果、ホルダ3の剛性と切屑排出性の両方の向上が図れる。
図8及び図9に示す一例のように、第1溝7は、第2領域22において、第1領域21側に位置する第1部分22aと、第1部分22aに続いて後端側に位置する第2部分22bと、を有していてもよい。図8及び図9に示す一例のように、回転軸Xに直交する断面において、第2部分22bの溝幅W2は、第1部分22aの溝幅W1よりも大きくてもよい。
第2領域22が上記の構成である場合には、第2領域22において相対的に幅が広い第2部分22bが、第4領域24から離れて位置する。第4領域24において第4ねじれ角θ4が変化している。そのため、第4領域24において、切屑の流出方向が不安定になり易い。しかしながら、第2領域22における先端側に位置する第1部分22aの幅が相対的に狭い。そのため、流出方向が不安定な状態で切屑が第4領域24を通過した場合であっても、第1部分22aにおいて、切屑の流出方向が安定する。
また、第2領域22が、相対的に幅が広い第2部分22bを有している場合には、切屑と排出溝7との摩擦を低減して、流出方向が安定した切屑をよりスムーズに排出することができる。特に、クーラントを用いて加工する場合、相対的に幅が広い第2部分22bにおいて、切屑と排出溝7の内壁との間のスペースが広くなりやすいため、クーラントが通りやすく、切屑を一層良好に排出し易い。
第2領域22が第1部分22a及び第2部分22bを有している場合に、回転軸Xに沿った方向における第1部分22a及び第2部分22bの長さは、特に限定されるものではない。しかしながら、回転軸Xに沿った方向における第2部分22bの長さが、回転軸Xに沿った方向における第1部分22aの長さよりも長い場合には、切屑をより一層良好に排出し易い。
さらに、第1部分22aが、回転軸Xに直交する断面図である図8に示すように、1つの第1凹曲線部R1からなっていてもよい。第1部分22aが上記の構成である場合には、螺旋状に延びる切屑の流出方向が安定し易い。また、第2部分22bが、回転軸Xに直交する断面図である図9に示すように、回転軸Xの回転方向の前方に位置する第2凹曲線部R2A及び回転軸Xの回転方向の後方に位置する第2凹曲線部R2Bの2つが接続された形状であってもよい。第2部分22bが上記の構成である場合には、本体3の剛性が高く、且つ、切屑に接触する領域を低減できる。これにより、切屑が詰まりにくくなるため、加工する孔が深い切削条件下においても、良好な切屑排出性を発揮することができる。
なお、上述したように第2部分22bが、2つの第2凹曲線部(R2A、R2B)が接続された形状である場合には、回転軸Xに直交する断面において、2つの第2凹曲線部(R2A、R2B)は曲率半径が同じ円孤形状であってもよい。このような構成によれば、切屑がより詰まりにくくなるため、切屑の流れをより滑らかにすることができる。また、ドリル1を製造する際においても、2つの第2凹曲線部(R2A、R2B)が同じ曲率半径の円弧形状である場合には、同じ加工条件で2つの第2凹曲線部(R2A、R2B)を形成することができる。そのため、ドリル1の製造が容易になる。
なお、曲率半径が同じであるとは、曲率半径が厳密に同一であることを要求するものではない。2つの第2凹曲線部(R2A、R2B)の曲率半径の間に5%程度の若干の違いがあっても構わない。
図9に示す一例のように、第2凹曲線部R2Bの溝幅W22が、第2凹曲線部R2Aの溝幅W21よりも大きくてもよい。第2部分22bを通過する際において、切屑は回転方向Yの後方に位置し易い。回転方向Yの後方に位置する第2凹曲線部R2Bの溝幅W22が相対的に大きい場合には、切屑が第2部分22bを円滑に通過し易い。
なお、排出溝7のうち第2領域22よりも後端側に位置する領域が、第2部分22bのように、回転軸Xに直交する断面において、2つの凹曲線部を有していてもよい。すなわち、排出溝7のうち、第2部分22b、第5領域25及び第3領域23が、回転軸Xに直交する断面において、2つの凹曲線部を有していてもよい。図12に示す一例によれば、排出溝7において、2つの凹曲線部で構成される領域は、長さL6を有していることになる。この場合には、本体3の剛性を確保しつつ切屑排出性を向上させる効果が高まる。
ここで、第3領域23における2つの凹曲線部を第3凹曲線部R3A及び第3凹曲線部R3Bとする。図11に示す一例においては、第3領域23が、第3凹曲線部R3Aと、第3凹曲線部R3Aよりも回転軸Xの回転方向Yの後方に位置する第3凹曲線部R3Bと、を有している。
図3に示す一例のように、第3凹曲面部R3Aの溝幅W3が、後端に向かうに従って小さくなっていてもよい。第3領域23が上記の構成である場合には、第3凹曲線部R3Bにおいて切屑の流れる空間を確保しつつ第3領域23の溝幅W3を徐々に小さくできる。そのため、良好な切屑排出性を発揮しつつ、排出溝7の後端側の部分の剛性の向上が図れる。このとき、第3凹曲面部R3Bの溝幅が、後端に向かうに従って一定であってもよい。
また、図6〜図11に示す一例のように、第1領域21、第2領域22、第3領域23、第4領域24及び第5領域25のそれぞれにおける溝深さV1〜V5の最大値が同じであってもよい。この場合には、第1領域21〜第5領域25の各領域における溝深さのバラつきが小さい。そのため、本体3の剛性が高い。
ここで、各領域の溝深さVの最大値が同じであるとは、各領域の溝深さの最大値が厳密に同じであることを意味するのではなく、各領域の溝深さVの最大値が5%程度のばらつきを有していてもよい。
なお、第1領域21〜第5領域25の深さV1〜V5は、いずれも先端側から後端側に向かって一定であってもよい。ここで、各領域の深さVが一定であるとは、先端側から後端側に向かって深さが厳密に一定であることを意味するのではなく、各領域の深さVが5%程度のばらつきを有していてもよい。
なお、排出溝7の深さVとしては、例えば、切削部11の外径に対して10〜40%程度に設定してもよい。ここで、排出溝7の深さVとは、図6〜図11に示すように、回転軸Xに直交する断面における、排出溝7の底と回転軸Xとの距離を本体3の半径から引いた値である。底とは、排出溝7における回転軸Xに最も近い部分を意味している。
本体3における回転軸Xに直交する断面での内接円の直径によって示される芯厚(web thickness)の直径としては、切削部11の外径に対して20〜80%程度に設定してもよい。具体的には、例えば、切削部11の外径Dが20mmである場合、排出溝7の深さVは2〜8mm程度に設定できる。
なお、第1領域21における溝深さV1は、本体3の先端側において小さくなっていてもよい。すなわち、第1領域21の溝深さV1は、先端側から後端側に向かって大きくなっていてもよい。この場合には、第1領域21において、切刃5で生成された切屑を相対的に溝深さが小さな先端側においてカール径が小さくなるようカールさせることができ、その後、本体3の後端に向かって、排出溝7内をよりスムーズに流出させることができる。
さらに、図6〜図11に示す一例のように、回転軸Xに直交する断面において、第1領域21、第2領域22、第3領域23、第4領域24及び第5領域25は、それぞれ凹曲線部を有していてもよい。この場合には、切屑は、排出溝7の内壁に沿うようにカールするため、切屑が湾曲しやすくなり、切屑排出性がより向上する。
<切削加工物の製造方法>
次に、実施形態の切削加工物の製造方法について、上述したドリル1を用いる場合を例に挙げて詳細に説明する。以下、図13〜図15を参照しつつ説明する。なお、図13〜図15において、把持部を把持する工作機械を省略している。
次に、実施形態の切削加工物の製造方法について、上述したドリル1を用いる場合を例に挙げて詳細に説明する。以下、図13〜図15を参照しつつ説明する。なお、図13〜図15において、把持部を把持する工作機械を省略している。
図13〜図15に示す一例の切削加工物の製造方法は、以下の(1)〜(4)の工程を備える。
(1)準備された被削材101に対して上方にドリル1を配置する工程(図13参照)。
(2)ドリル1を、回転軸Xを中心に矢印Yの方向に回転させ、被削材101に向かってZ1方向にドリル1を近づける工程(図13参照)。
(3)ドリル1をさらに被削材101に近づけることによって、回転しているドリル1を、被削材101の表面の所望の位置に接触させて、被削材101に加工穴103(貫通孔)を形成する工程(図14参照)。
(4)ドリル1を被削材101からZ2方向に離す工程(図15参照)。
(2)の工程は、例えば、被削材101を、ドリル1を取り付けた工作機械のテーブル上に固定し、ドリル1を回転した状態で近づけることにより行うことができる。なお、(1)の工程では、被削材101とドリル1とは相対的に近づけばよく、被削材101をドリル1に近づけてもよい。
(3)の工程においては、ドリル1の切削部の全体が被削材101に挿入されてもよく、また、ドリル1の切削部のうち後端側の一部の領域が加工穴103に挿入されなくてもよい。ドリル1の切削部のうち後端側の一部の領域が加工穴103に挿入されない場合には、切削部のうち後端側の一部の領域を切屑排出のための領域として機能させることができる。そのため、当該領域を介して優れた切屑排出性を奏することが可能となる。
(4)の工程においても、上述の(2)の工程と同様に、被削材101とドリル1とは相対的に離せばよく、例えば被削材101をドリル1から離してもよい。
以上のような(1)〜(4)の工程を経ることによって、加工穴103を有する切削加工物を得ることができる。
なお、以上に示したような被削材101の切削加工を複数回行う場合、例えば、1つの被削材101に対して複数の加工穴103を形成する場合には、ドリル1を回転させた状態を保持しつつ、被削材101の異なる箇所にドリル1の切刃を接触させる工程を繰り返せばよい。
以上、複数の実施形態のドリル1を例示したが、本発明のドリルはこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば、実施形態の一例に係る切削工具はドリル1であったが、本発明の要旨を適用したエンドミル又はリーマであっても何ら問題ない。また、切削部11は、先端を含む部位が後端側の部位に対して着脱可能な構成であってもよく、或いは、切削部11が1つの部材のみからなる構成であってもよい。
1・・・回転工具(ドリル)
3・・・本体
5・・・切刃
5a・・・主切刃
5b・・・副切刃
7・・・第1溝(排出溝)
9・・・把持部
11・・・切削部
13・・・ランド
21・・・第1領域
22・・・第2領域
22a・・・第1部分
22b・・・第2部分
23・・・第3領域
24・・・第4領域
25・・・第5領域
101・・・被削材
103・・・加工穴
θ1、θ2、θ3、θ4、θ5・・・第1ねじれ角〜第5ねじれ角
V1、V2、V3、V4、V5・・・第1領域の溝深さ〜第5領域の溝深さ
3・・・本体
5・・・切刃
5a・・・主切刃
5b・・・副切刃
7・・・第1溝(排出溝)
9・・・把持部
11・・・切削部
13・・・ランド
21・・・第1領域
22・・・第2領域
22a・・・第1部分
22b・・・第2部分
23・・・第3領域
24・・・第4領域
25・・・第5領域
101・・・被削材
103・・・加工穴
θ1、θ2、θ3、θ4、θ5・・・第1ねじれ角〜第5ねじれ角
V1、V2、V3、V4、V5・・・第1領域の溝深さ〜第5領域の溝深さ
Claims (11)
- 第1端から第2端に向かって回転軸に沿って延びた棒形状の本体を有し、
前記本体は、
前記第1端に位置する切刃と、
前記切刃から前記第2端の側に向かって螺旋状に延びた第1溝と、を備え、
前記第1溝は、
前記第1端の側に位置するとともに第1ねじれ角を有する第1領域と、
前記第1領域よりも前記第2端の側に位置するとともに第2ねじれ角を有する第2領域と、
前記第2領域よりも前記第2端の側に位置するとともに第3ねじれ角を有する第3領域と、
前記第1領域と前記第2領域との間に位置するとともに第4ねじれ角を有する第4領域と、
前記第2領域と前記第3領域との間に位置するとともに第5ねじれ角を有する第5領域と、有しており、
前記第2ねじれ角は、前記第1ねじれ角よりも小さいとともに前記第3ねじれ角よりも大きく、
前記第4ねじれ角及び前記第5ねじれ角は、それぞれ前記第1端の側から前記第2端の側に向かって角度の値が減少しており、
前記第4ねじれ角の角度の値の減少幅は、前記第5ねじれ角の角度の値の減少幅よりも小さく、
前記回転軸に沿った方向における前記第4領域の長さは、前記回転軸に沿った方向における前記第5領域の長さよりも長い、回転工具。 - 前記第1溝は、前記第1領域、前記第4領域及び前記第2領域において、前記本体の外周を周回している、請求項1に記載の回転工具。
- 前記第1溝は、前記第3領域において、前記本体の外周を周回していない、請求項1又は2に記載の回転工具。
- 前記第1溝は、前記第2領域において、前記第1領域の側に位置する第1部分と、前記第1部分に続いて前記第2端の側に位置する第2部分と、を有しており、
前記回転軸に直交する断面において、前記第2部分の溝幅は、前記第1部分の溝幅よりも大きい、請求項1〜3のいずれかに記載の回転工具。 - 前記回転軸に沿った方向における前記第2部分の長さは、前記回転軸に沿った方向における前記第1部分の長さよりも長い、請求項4に記載の回転工具。
- 前記回転軸に直交するそれぞれの断面において、前記第1部分は、1つの第1凹曲線部からなり、前記第2部分は、前記回転軸の回転方向の前方に位置する第2凹曲線部A及び前記回転軸の回転方向の後方に位置する第2凹曲線部Bの2つが接続された形状である、請求項4又は5に記載の回転工具。
- 前記回転軸に直交する断面において、
前記第2部分は、前記第2凹曲線部Bの溝幅が、前記第2凹曲線部Aの溝幅よりも大きい、請求項6に記載の回転工具。 - 前記回転軸に直交する断面において、
前記第3領域は、前記回転軸の回転方向の前方に位置する第3凹曲線部A及び前記回転軸の回転方向の後方に位置する第3凹曲線部Bを有し、
前記第3凹曲面部Aの溝幅は、前記第2端に向かうに従って小さくなっている、請求項1〜7のいずれか1つに記載の回転工具。 - 前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域、前記第4領域及び前記第5領域のそれぞれにおける溝深さの最大値が同じである、請求項1〜8のいずれか1つに記載の回転工具。
- 前記回転軸に直交するぞれぞれの断面において、前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域、前記第4領域及び前記第5領域は凹曲線部を有する、請求項1〜9のいずれか1つに記載の回転工具。
- 請求項1〜10のいずれか1つに記載の回転工具を回転させる工程と、
回転している前記回転工具を被削材に接触させる工程と、
前記回転工具を前記被削材から離す工程と、を備えた切削加工物の製造方法。
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