JP6719575B2 - 取付部材を用いて生地に対して被取付部材を取り付ける取付装置及び方法 - Google Patents

取付部材を用いて生地に対して被取付部材を取り付ける取付装置及び方法 Download PDF

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Description

本開示は、取付部材を用いて生地に対して被取付部材を取り付ける取付装置及び方法に関する。
特許文献1、特にその段落0027、0029は、加締めに際してガイドパンチ19を用いることを開示する。
特許文献2、特にその段落0017は、ボタン側ダイ50にボタン20を自動供給又は手動でセットすることを開示する。
実用新案登録第2592699号公報 国際公開第2014/061140号
図20に示すように生地30の重ね合わせ部分に隣接して被取付部材20を取り付ける場合、被取付部材20を保持する保持部材、端的には、アーム部材50が生地30に干渉し、被取付部材20の正しい姿勢を維持できず、生地30に対して被取付部材20を適切に取り付けることができない場合がある。本願発明者は、生地30上における被取付部材20の取付位置の制約を緩和する意義を新たに見出した。
本開示の一態様に係る取付装置は、取付部材(10)を用いて生地(30)に対して被取付部材(20)を取り付ける取付装置(100)であって、
前記被取付部材(20)を保持する少なくとも一対の第1保持部材(40)と、
ダイ本体部(110k)の先端部(111)で前記被取付部材(20)を保持するように構成された第1ダイ(110)を備え、
前記第1ダイ(110)は、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)により保持された前記被取付部材(20)が前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)で保持され、続いて前記被取付部材(20)が前記生地(30)上に配置されるように動き、
前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から前記第1ダイ(110)への前記被取付部材(20)の受け渡しが前記生地(30)から離間した位置で行われる。
幾つかの実施形態例においては、前記第1ダイ(110)は、前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)に前記被取付部材(20)を保持するための1以上の押圧片(116)を有し、前記押圧片(116)が弾性的に変位可能である。
幾つかの実施形態例においては、前記第1ダイ(110)は、前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)に前記被取付部材(20)を保持するための複数の押圧片(116)を有し、前記複数の押圧片(116)が、弾性部材を介して連結する。
幾つかの実施形態例においては、前記複数の押圧片(116)は、前記ダイ本体部(110k)の外周に設けられ、また、前記ダイ本体部(110k)の軸方向に変位可能である。
幾つかの実施形態例においては、前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)の底部及び/又は底面は、前記被取付部材(20)を着脱可能に保持するように構成される。
幾つかの実施形態例においては、前記生地(30)に向かう前記第1ダイ(110)が各第1保持部材(40)を動かし、前記被取付部材(20)が前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から解放される。
幾つかの実施形態例においては、前記被取付部材(20)が前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)で保持されることに同期して、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)からの前記被取付部材(20)の解放が開始する。
幾つかの実施形態例においては、前記ダイ本体部(110k)は、前記先端部(111)から離間するに応じて次第に拡径する拡径部(115)を含み、
前記ダイ本体部(110k)の前記拡径部(115)が各第1保持部材(40)を径方向外側に動かす。
幾つかの実施形態例においては、前記第1保持部材(40)は、枢動可能なアーム部材(50)を含み、
前記アーム部材(50)は、枢動軸(51)と、前記被取付部材(20)を保持するための保持端部(52)を含む。
幾つかの実施形態例においては、前記第1保持部材(40)は、枢動可能なアーム部材(50)を含み、
前記アーム部材(50)は、枢動軸(51)と、前記被取付部材(20)を保持するための保持端部(52)を含み、
前記アーム部材(50)は、前記枢動軸(51)と前記保持端部(52)の間に、前記ダイ本体部(110k)の拡径部(115)により径方向外側に押される被押圧面(53)を有する。
幾つかの実施形態例においては、取付装置が、前記アーム部材(50)が軸着したベース部(60)を更に備え、前記ベース部(60)は、前記取付装置(100)内において変位しない静止部材である。
幾つかの実施形態例においては、前記取付部材(10)が、環部(11)と、前記環部(11)に沿って設けられた複数の脚部(12)を有する。取付装置は、第2ダイ(120)を更に備え、
前記第2ダイ(120)は、
前記環部(11)内に挿入されるピン(121)、及び
前記ピン(121)の外周に設けられ、前記先端部(111)で保持された前記被取付部材(20)に向けて前記取付部材(10)を押動する押動部(122)を備える。
幾つかの実施形態例においては、前記第2ダイ(120)は、前記取付部材(10)を保持する少なくとも一対の第2保持部材(123)を更に備え、
前記生地(30)に向かう前記押動部(122)が各第2保持部材(123)を動かし、前記少なくとも一対の第2保持部材(123)から前記取付部材(10)が解放される。
幾つかの実施形態例においては、取付装置は、前記一対の第1保持部材(40)に前記被取付部材(20)を供給するスライダー(49)を更に備え、
前記スライダー(49)は、前記第1ダイ(110)と共通の駆動源(91)にリンク機構(92)を介して結合する。
本開示の一態様に係る取付方法は、取付部材(10)を用いて生地(30)に対して被取付部材(20)を取り付ける取付方法であって、
少なくとも一対の第1保持部材(40)に被取付部材(20)を供給する工程と、
前記少なくとも一対の第1保持部材(40)により保持された前記被取付部材(20)に向けて第1ダイ(110)を動かし、前記第1ダイ(110)のダイ本体部(110k)の先端部(111)で前記被取付部材(20)を保持する工程と、
前記先端部(111)での前記被取付部材(20)の保持に同期して、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から前記被取付部材(20)を解放する工程と、
前記被取付部材(20)が前記先端部(111)で保持された前記第1ダイ(110)を動かし、前記被取付部材(20)を前記生地(30)に接触するまで搬送する工程を含む。
本開示の一態様に係る生地製品の製造方法は、取付部材(10)を用いて被取付部材(20)が取り付けられる生地製品(30)の製造方法であって、
少なくとも一対の第1保持部材(40)に被取付部材(20)を供給する工程と、
前記少なくとも一対の第1保持部材(40)により保持された前記被取付部材(20)に向けて第1ダイ(110)を動かし、前記第1ダイ(110)のダイ本体部(110k)の先端部(111)で前記被取付部材(20)を保持する工程と、
前記先端部(111)での前記被取付部材(20)の保持に同期して、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から前記被取付部材(20)を解放する工程と、
前記被取付部材(20)が前記先端部(111)で保持された前記第1ダイ(110)を動かし、前記被取付部材(20)を前記生地(30)に接触するまで搬送する工程を含む。
本開示の一態様によれば、生地上における被取付部材の取付位置の制約を緩和することができる。
生地に対して取り付けられる前の被取付部材と取付部材を示す概略的な断面模式図である。 生地に対して取り付けられた後の被取付部材と取付部材を示す概略的な断面模式図である。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、第1ダイ及び第1保持部材を部分的に断面にて示し、第2ダイを断面にて示す。被取付部材は、第1ダイのダイ本体部の先端部で保持され、生地の上面上に載置されている。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第1保持部材に被取付部材を供給する前の状態を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第1保持部材に被取付部材が供給され、一対の第1保持部材により被取付部材が保持された状態を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第1保持部材により保持された被取付部材が第1ダイのダイ本体部の先端部で保持された状態を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、第1ダイの下降に伴い第1ダイのダイ本体部の先端部で保持された被取付部材も下降すること、及び第1ダイの下降に伴い一対の第1保持部材が径方向外側に枢動し、一対の第1保持部材から被取付部材が解放されることを示す。図7の点線により、図6に示した第1ダイ及び第1保持部材が模式的に示される。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、取付部材の環部内に第2ダイのピンが挿通され、取付部材の環部が第2ダイの押動部の上端部上に載置され、また、取付部材の環部が第2ダイの一対の第2保持部材により保持された状態を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第2保持部材から解放された取付部材が上方に動かされる状態を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の概略的な部分模式図であり、押動部上の取付部材の脚部が生地を貫通し、生地の上面上の被取付部材のフランジ部内の空洞内に進入して屈曲した状態を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の第1ダイのダイ本体部の先端部の詳細な構造を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の第1ダイのダイ本体部の先端部の別の構造例を示す。 本開示の非限定の実施形態例に係る取付装置の別の第1ダイの概略的な断面模式図であり、第1ダイのダイ本体部の先端部に被取付部材が保持される前の状態を示す。 図13に示した第1ダイのダイ本体部110kの先端部に被取付部材が保持される前の状態を示す概略的な模式図である。被取付部材及び保持部は断面にて模式的に示される。 図13に示した第1ダイのダイ本体部110kの先端部に被取付部材が保持された状態を示す概略的な断面模式図である。 図13に示した第1ダイの押圧片が生地に接触した状態を示す概略的な断面模式図である。 図13に示した第1ダイから被取付部材が生地上に解放され、生地に対して被取付部材が取り付けられた状態を示す概略的な断面模式図である。 本開示の非限定の実施形態例の変形例に係る取付装置の概略的な模式図であり、一対の保持部材が軸方向に直交する方向に往復運動するように構成される。 本開示の非限定の様々な実施形態例で採用可能な駆動手段の一例を示す。 本開示の非限定の実施形態例の課題を説明するために参照される概略図であり、生地の段差に隣接して被取付部材が載置される時、アーム部材が生地に干渉し、被取付部材が正しい姿勢を取れない一例を示す。
以下、図1乃至図19を参照しつつ、本発明の非限定の例示の実施の形態について説明する。開示の1以上の実施形態及び実施形態に包含される各特徴は、個々に独立したものではない。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができる。また、当業者は、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている場合がある。
図1は、生地に対して取り付けられる前の被取付部材と取付部材を示す概略的な断面模式図である。図2は、生地に対して取り付けられた後の被取付部材と取付部材を示す概略的な断面模式図である。図3は、取付装置の概略的な部分模式図であり、第1ダイ及び第1保持部材を部分的に断面にて示し、第2ダイを断面にて示す。被取付部材は、第1ダイのダイ本体部の先端部で保持され、生地の上面上に載置されている。図4は、取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第1保持部材に被取付部材を供給する前の状態を示す。図5は、取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第1保持部材に被取付部材が供給され、一対の第1保持部材により被取付部材が保持された状態を示す。図6は、取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第1保持部材により保持された被取付部材が第1ダイのダイ本体部の先端部で保持された状態を示す。図7は、取付装置の概略的な部分模式図であり、第1ダイの下降に伴い第1ダイのダイ本体部の先端部で保持された被取付部材も下降すること、及び第1ダイの下降に伴い一対の第1保持部材が径方向外側に枢動し、一対の第1保持部材から被取付部材が解放されることを示す。図7の点線により、図6に示した第1ダイ及び第1保持部材が模式的に示される。図8は、取付装置の概略的な部分模式図であり、取付部材の環部内に第2ダイのピンが挿通され、取付部材の環部が第2ダイの押動部の上端部上に載置され、また、取付部材の環部が第2ダイの一対の第2保持部材により保持された状態を示す。図9は、取付装置の概略的な部分模式図であり、一対の第2保持部材から解放された取付部材が上方に動かされる状態を示す。図10は、取付装置の概略的な部分模式図であり、押動部上の取付部材の脚部が生地を貫通し、生地の上面上の被取付部材のフランジ部内の空洞内に進入して屈曲した状態を示す。図11は、取付装置の第1ダイのダイ本体部の先端部の詳細な構造を示す。図12は、取付装置の第1ダイのダイ本体部の先端部の別の構造例を示す。図13は、取付装置の別の第1ダイの概略的な断面模式図であり、第1ダイのダイ本体部の先端部に被取付部材が保持される前の状態を示す。図14は、図13に示した第1ダイのダイ本体部110の先端部に被取付部材が保持される前の状態を示す概略的な模式図である。被取付部材及び保持部は断面にて模式的に示される。図15は、図13に示した第1ダイのダイ本体部110の先端部に被取付部材が保持された状態を示す概略的な断面模式図である。図16は、図13に示した第1ダイの押圧片が生地に接触した状態を示す概略的な断面模式図である。図17は、図13に示した第1ダイから被取付部材が生地上に解放され、生地に対して被取付部材が取り付けられた状態を示す概略的な断面模式図である。図18は、変形例に係る取付装置の概略的な模式図であり、一対の保持部材が軸方向に直交する方向に往復運動するように構成される。図19は、本開示の非限定の様々な実施形態例で採用可能な駆動手段の一例を示す。なお、図20は、本開示の非限定の実施形態例の課題を説明するために参照される概略図であり、生地の段差に隣接して被取付部材が載置される時、アーム部材が生地に干渉し、被取付部材が正しい姿勢を取れない一例を示す。
図1及び図2を参照して後述の取付装置100により取り扱われる取付部材10及び被取付部材20について説明する。後述の取付装置100は、取付部材10を用いて生地30に対して被取付部材20を取り付ける。雌型のスナップ部材を参照して説明するが、これは、単なる一例である。後述の取付装置100が、取付部材10を用いて雄型のスナップ部材を生地に対して取り付ける場合については図12を参照して説明する。本願明細書では、被取付部材として、雄型及び/又は雌型のスナップ部材が参照されるが、被取付部材は、スナップ部材以外の他の種類の部材、例えば、ハトメ部品であっても構わない。被取付部材をスナップボタン本体部と読み替えることができる。スナップボタン本体部は、雄型又は雌型であり得る。
図1に示すように、被取付部材20が生地30の上面31の上方に配され、典型的には、上面31上に載置され、上面31に接触する。取付部材10が生地30の下面32の下方に配される。生地30は、織物や編み物に限られない。幾つかの場合、生地30は、基布上にコーティング層が形成されて成る。
被取付部材20は、雌型のスナップ部材である。被取付部材20は、上面視してリング状の薄型部品である。被取付部材20は、中央筒部21と、中央筒部21の外周に設けられたフランジ部24を有する。中央筒部21は、後述の第1及び/又は第2ダイの全体又は一部の軸方向の移動軌跡を示す軸線AXに沿って延びる。中央筒部21は、不図示の雄型のスナップ部材の係合突起がスナップ結合するように構成される。図示例では、中央筒部21は、スリット23により隔てられた複数の壁部29を含む。これらの複数の壁部29は、軸線AXを中心とする周方向に環状に並ぶ。各壁部29の上端部には、径方向内側に丸められた丸縁22が設けられる。
雄型の被取付部材の係合突起の幅広の頭部が、中央筒部21の各壁部29を径方向外側に向けて傾斜するように押し、係合突起の幅広の頭部が通過するや各壁部29が元位置に復帰し、係合突起の幅狭の首部の外周面が丸縁22で周囲される状態、例えば、係合突起の首部が各壁部29の丸縁22で径方向内側に押される状態となる。このようにして雌雄のスナップ部材、特に、雄型スナップ部材の係合突起と雌型スナップ部材の中央筒部21がスナップ係合する。
中央筒部21の上端部を径方向内側に折り返して丸縁22を形成し、続いて、一定又は異なる周方向間隔でスリット23を形成することにより上述の中央筒部21を構築することができる。なお、被取付部材20は、金属平板を絞り加工等により製造され得る。被取付部材20が樹脂の射出成形により製造される形態も予期される。中央筒部21の構造は図示例に限定されず、様々な任意の種類の構造を取り得る。
フランジ部24は、中央筒部21の下端部21aに結合した第1端部24aから径方向外側に向けて上方に延び、続いて、径方向内側に向けて弧状に折り返されて第2端部24cで終端する。フランジ部24の第1端部24aは、第2端部24cよりも径方向内側及び下方に位置する。フランジ部24の第1端部24aと第2端部24cの間に開口OP25が設けられる。後述の取付部材10の脚部は、フランジ部24の開口OP25を介してフランジ部24の内部空間25に進入可能である。なお、軸線AX沿いにおいて、フランジ部24の最上部は、中央筒部21の最上部よりも上方にある。フランジ部24及び中央筒部21の最上部は、生地30から軸線AXに沿って最も離れた部分を意味する。中央筒部21の丸縁22がフランジ部24の最上部よりも生地30側に好適に配される。フランジ部24内の内部空間25は軸線AX及び中央筒部21周りに周方向に連続する。
取付部材10は、環部11と、環部11の径方向内端部から生地30に向けて上方に立ち上がる複数の脚部12を有する。脚部12の個数は、任意であり、幾つかの場合、5つの脚部12が設けられる。各脚部12は、生地30を貫通するのに十分な鋭利性を有する。図示例では、各脚部12は、環部11から離間するに応じて幅狭になり、鋭利な先端12pを有する。好適には、取付部材10は、金属製であるが、必ずしもこの限りではない。
図2に示すように、被取付部材20は、取付部材10により生地30に対して取り付けられる。取付部材10の脚部12が生地30を貫通し、続けて、被取付部材20のフランジ部24の開口OP25を介して内部空間25に進入する。脚部12は、フランジ部24の径方向外側及び上方に延びる壁に案内され、続けて、弧状に屈曲した壁に案内されて変形する。このようにして取付部材10による生地30に対する被取付部材20の取付が達成される。生地30に対する取付に関しては、被取付部材20が雄型であるか、又は雌型であるのかは本質的な問題ではなく、同様、雄型や雌型の具体的な構造も本質的な問題ではない。
特に図3乃至図10を参照して非限定の一例の取付装置100の構成及び動作について説明する。繰り返し述べるように、取付装置100は、取付部材10を用いて生地30に対して被取付部材20を取り付ける。図3に示す時、生地30の上面31上に被取付部材20が載置されている。図4乃至図7を参照して説明する過程を経て生地30上に被取付部材20が供給され、生地30上に被取付部材20が載置される。図3に続いて図8乃至図10に示すように第2ダイが作動し、これにより、取付部材10により生地30に対して被取付部材20が取り付けられる。
概要としては、取付装置100は、被取付部材20を保持する少なくとも一対の第1保持部材40と、ダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持するように構成された第1ダイ110を有する。第1ダイ110は、少なくとも一対の第1保持部材40により保持された被取付部材20がダイ本体部110kの先端部111で保持され、続いて被取付部材20が生地30上に配置されるように動く。少なくとも一対の第1保持部材40から第1ダイ110への被取付部材20の受け渡しが生地30から軸方向に離間した位置で行われる。これにより、生地30又は生地製品の段差の影響を受けて第1保持部材40により保持される被取付部材20が不正の姿勢を取ることを回避することができる。必ずしもこの限りではないが、幾つかの実施形態では、第1ダイ110は、任意の種類の駆動手段90により動かされる。駆動手段90は、例えば、駆動源91とリンク機構92を含む。駆動源の種類やリンク機構の具体的な構成は様々であろう。なお、第1ダイのダイ本体部をパンチと読み替えても構わない。
図示例を含む幾つかの場合、少なくとも一対の第1保持部材40から第1ダイ110への被取付部材20の受け渡しに同期して、少なくとも一対の第1保持部材40から被取付部材20が解放される。図示例を含む幾つかの場合、生地30に向かう第1ダイ110が各第1保持部材40を動かす。換言すれば、第1ダイ110は生地30に向う際、第1保持部材40に接し、各第1保持部材40を互いに離間する方向に移動させる。これにより、少なくとも一対の第1保持部材40から被取付部材20が解放される。これにより取付装置100の構成が簡素化され、また、第1ダイ110の先端部111に被取付部材20が保持されるタイミングと、少なくとも一対の第1保持部材40から被取付部材20が解放されるタイミングを機械的な設計に基づいて決定づけることができる。
この点について図示例を参照すれば、図3に示すように、第1ダイ110のダイ本体部110kは、ダイ本体部110kの先端部111から離間するに応じて次第に拡径する拡径部115を含む。図6及び図7から分かるように、ダイ本体部110kの拡径部115が各第1保持部材40を径方向外側に動かす。これにより、少なくとも一対の第1保持部材40から被取付部材20が解放される。先端部111と拡径部115の位置関係に基づいて、ダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20が保持されるタイミングと、少なくとも一対の第1保持部材40から被取付部材20が解放されるタイミングの時間間隔が決定付けられる。なお、第1保持部材40にはダイ本体部110kの拡径部115から径方向外側に向かう力を受ける受け構造54が設けられる。
特段の限定の意図なく、より具体的に説明すれば、図示例に係る第1ダイ110のダイ本体部110kは、軸状部材を含み、生地30から離間する順に、先端部111、拡径部114、軸部112、拡径部115、及び軸部113を含む。以下、拡径部114を第1拡径部と呼び、拡径部115を第2拡径部と呼ぶ場合がある。第1拡径部114は、第2拡径部よりも径方向内側に位置する。軸部112を第1軸部と呼び、軸部113を第2軸部と呼ぶ場合がある。第1軸部112は、第2軸部113よりも小径である。
先端部111は、軸部である。必ずしもこの限りではないが、図3等に示す場合、生地30に対面する先端部111の底部及び/又は底面は、被取付部材20を着脱可能に保持できるように構成される。つまり、先端部111の底部及び/又は底面は、被取付部材20にスナップ係合するように構成される。後述の記述から分かるように、第1ダイ110がダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持する態様は、様々であり、また開示例に限定されるべきものではない。
第1拡径部114は、先端部111と第1軸部112の間に位置し、先端部111から離間するに応じて徐々に拡径する。第1拡径部114の外周面は、先端部111及び生地30から離間するに応じて径方向外側に傾斜する傾斜面である。第2拡径部115は、第1軸部112と第2軸部113の間に位置し、第1軸部112から離間するに応じて徐々に拡径する。第2拡径部115の外周面は、先端部111及び生地30から離間するに応じて徐々に径方向外側に傾斜する傾斜面である。
各第1保持部材40は、1以上の他の第1保持部材40と協力して被取付部材20を保持し、また保持するように構成される。各保持部材40は、図4乃至図6に示す被取付部材20が保持される第1姿勢又は位置と、図7に示す被取付部材20が解放される第2姿勢又は位置の間を変位可能である。例えば、第1保持部材40は、不図示のバネといった弾性部材により第1姿勢又は位置側に付勢される。
各第1保持部材40は、被取付部材20のフランジ部24を受け入れる凹部45を有する。第1保持部材40が第1姿勢又は位置を取る時、各第1保持部材40の凹部45は、軸線AXに直交する方向、つまり、径方向内側を臨み、図示例では、他の第1保持部材40の凹部45に対面する。凹部45は、フランジ部24の外周側面に沿って弧状に窪んでいる。
図示例を含む幾つかの場合、第1保持部材40は、枢動可能なアーム部材50を含む。アーム部材50は、枢動軸51と、被取付部材20を保持するための保持端部52を含む。枢動軸51は、アーム部材50の上方側に配される。保持端部52は、アーム部材50の下方側に配され、径方向内側に向って延びる部分を含む。保持端部52には上述の凹部45が設けられる。第1保持部材40としてアーム部材50を採用する場合、上方から下降する第1ダイ110のダイ本体部110kとの干渉を回避しつつ、ダイ本体部110kの先端部111に上手く被取付部材20を受け渡すことができる。
オプションとして、アーム部材50は、枢動軸51と保持端部52の間に、ダイ本体部110kの拡径部115により径方向外側に押される被押圧面53を有する。被押圧面53は、幾つかの場合、径方向内側に向かい下方、つまり生地30側に向かう傾斜面又は弧面を含む。この場合、軸線AXに沿うダイ本体部110kの直線運動がアーム部材50の枢動により円滑に変換される。図示例では、枢動軸51と保持端部52の間に位置する受け構造54が円盤状であり、被押圧面53となる弧面を提供する。受け構造54は、保持端部52よりも枢動軸51寄りに設けられ、これにより、アーム部材50のより適切な、例えば、大きい角度の枢動が達成される。
アーム部材50の枢動角度は、枢動軸51回りの保持端部52の弧状の移動距離に等しい。アーム部材50の枢動角度が大きい場合、軸線AXからより離れた位置まで保持端部52が移動することができる。アーム部材50の枢動速度と保持端部52の移動速度が相関する。アーム部材50の枢動角度及び速度が適切に設定され、アーム部材50の保持端部52とダイ本体部110kの先端部111の干渉が有効に回避される。
各アーム部材50は、図4乃至図6に示す被取付部材20が保持される第1姿勢と、図7に示す被取付部材20が解放される第2姿勢の間を枢動可能である。例えば、アーム部材50は、不図示のバネにより第1姿勢側に付勢される。第1ダイ110のダイ本体部110kから力を受けない状態において各アーム部材50が第1姿勢を取り、少なくとも一対のアーム部材50により被取付部材20が保持され、つまり、挟まれ保持される。
必ずしもこの限りではないが、図示例を含む幾つかの場合、取付装置100は、アーム部材50が軸着したベース部60を更に備え、ベース部60は、取付装置内において変位しない静止部材である。ベース部60に対してアーム部材50を軸着することにより、アーム部材50の枢動が安定化し、アーム部材50から第1ダイ110への被取付部材20の受け渡しが円滑になる。
取付装置100は、第1ダイ110に加えて第2ダイ120を有する。第2ダイ120の具体的構成は様々であり得る。第2ダイ120は、取付部材10が載置される単なる平板であり得る。図示例の場合、第2ダイ120は、取付部材10の環部11内に挿入されるピン121、ピン121の外周に設けられ、第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111で保持された被取付部材20に向けて取付部材10を押動する押動部122を有する。しかし、上述のように、別例において別の構造の第2ダイ120が採用される。
図8から分かるように、ピン121は、中実の円柱部材であり、その上面に生地30の下面32が配される。押動部122は、取付部材10を被取付部材20に向けて押動する円筒部材である。幾つかの場合、押動部122の円筒部内にピン121が僅かなクリアランスで配され、ピン121は、押動部122の円筒部内を摺動可能である。取付部材10の脚部12の径方向内側にピン121が配されるため、押動部122により取付部材10が生地30に向けて上方に移動する過程で取付部材10のより適切な姿勢が維持される。必ずしもこの限りではないが、幾つかの場合、取付部材10の脚部12がピン121の外周面上を摺動する。
第2ダイ120は、取付部材10を保持する少なくとも一対の第2保持部材123を更に有する。各第2保持部材123は、取付部材10を挟むようにバネ等の任意の付勢手段により径方向内側に付勢される。一対の第2保持部材123により取付部材10が保持され、取付部材10の適切な姿勢を維持することが促進される。図8及び図9から分かるように、生地30に向かう押動部122が各第2保持部材123を動かし、端的には、径方向外側に動かし、これにより一対の第2保持部材123から取付部材10が解放される。各第2保持部材123は、押動部122の上端部の傾斜面に合致する傾斜面を有し、押動部122の上方変位が第2保持部材123の径方向外側の変位に上手く変換される。
第2ダイ120は、第2保持部材123が載置される筒部124と、第2保持部材123上に載置される座部125を有する。座部125上に生地30が配される。
以下、図6乃至図10を参照して取付部材10の動作について説明する。概要としては、取付部材10を用いて生地30に対して被取付部材20を取り付ける取付方法と、取付部材10を用いて被取付部材20が取り付けられた生地製品30の製造方法が記述される。これらの各方法は、
少なくとも一対の第1保持部材40に被取付部材20を供給する工程と、
少なくとも一対の第1保持部材40により保持された被取付部材20に向けて第1ダイ110を動かし、第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持する工程と、
先端部111での被取付部材20の保持に同期して、少なくとも一対の第1保持部材40から被取付部材20を解放する工程と、
被取付部材20が先端部111で保持された第1ダイ110を動かし、被取付部材20を生地30に接触するまで搬送する工程を含む。
本開示の一側面においては、少なくとも一対の第1保持部材40から第1ダイ110への被取付部材20の受け渡しが生地30から軸方向に離間した位置で行われる。これにより、生地又は生地製品の段差の影響を受けて第1保持部材40により保持される被取付部材20が不正の姿勢を取ることを回避することができる。
図4は、少なくとも一対の第1保持部材40が被取付部材20を保持する前の状態を示す。図5は、少なくとも一対の第1保持部材40が被取付部材20を保持した状態を示す。時折、シュートと呼ばれる不図示の被取付部材20の供給路を介して第1保持部材40に被取付部材20が供給される。端的には、被取付部材20は、アーム部材50の保持端部52の間に供給され、アーム部材50の保持端部52の間で挟まれて保持される。例えば、図4のアーム部材50の枢動軸51に平行な方向に沿って保持端部52の間の空間に被取付部材20をスライド供給する。被取付部材20をアーム部材50の保持端部52の間に挿入する時、第1姿勢から第2姿勢側に枢動し、その後、第2姿勢側から第1姿勢に復帰する。このようにして少なくとも一対の第1保持部材40に被取付部材20が供給され、また少なくとも一対の第1保持部材40により被取付部材20が保持される。
図5及び図6から分かるように、第1ダイ110のダイ本体部110kは、駆動手段90により、少なくとも一対の第1保持部材40により保持された被取付部材20に向けて、また、生地30に向かって下方に動かされ、この過程で第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20が保持される。つまり、少なくとも一対の第1保持部材40から第1ダイ110に被取付部材20が受け渡される。この少なくとも一対の第1保持部材40から第1ダイ110への被取付部材20の受け渡しは、生地30から離間した位置及び高さで行われる。従って、第1保持部材40と生地30、特に生地30の段差部との干渉を回避することができ、生地30に対する適切な被取付部材20の取付が促進される。
図示例では、第1ダイ110のダイ本体部110kが被取付部材20に接触する時、被取付部材20は少なくとも一対の第1保持部材40により保持され、端的には、一対のアーム部材50により保持される。アーム部材50は、第1姿勢を取る。また、第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20が保持される時、被取付部材20は一対の第1保持部材40により保持され、端的には、一対のアーム部材50により保持される。一対の第1保持部材40から第1ダイ110への被取付部材20のより確実な受け渡しが促進される。
図6及び図7から分かるように、少なくとも一対の第1保持部材40から第1ダイ110への被取付部材20の受け渡しが完了した後、換言すれば、ダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20がスナップ係合した後、第1ダイ110のダイ本体部110kは、更に生地30に向かって下方に移動する。第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20が保持及びスナップ係合されることに同期して、少なくとも一対の第1保持部材40からの被取付部材20の解放が開始する。第1ダイ110のダイ本体部110kの第2拡径部115が各アーム部材50の被押圧面53を押圧し、各アーム部材50を枢動させ、一対のアーム部材50から被取付部材20が解放される。幾つかの場合、第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20が保持される直前、又はその時、又はその直後、少なくとも一対の第1保持部材40からの被取付部材20の解放が開始する。「同期」との特定は、これら3つの場面を全て含む。
第1ダイ110のダイ本体部110kが生地30に向かって下方に移動するに応じて第1ダイ110のダイ本体部110kの第2拡径部115が各アーム部材50の被押圧面53に接触し、各アーム部材50を径方向外側に枢動させる。各アーム部材50の枢動の進展に応じて各アーム部材50の保持端部52の間で被取付部材20が挟み持たれない状態となり、つまり被取付部材20が解放される。この被取付部材20の解放前、被取付部材20は、第1ダイ110のダイ本体部110kの先端部111で保持されている。従って、被取付部材20が取付部材10から脱落することが有効に回避される。
第1ダイ110のダイ本体部110kは、図8に示すように生地30上に被取付部材20が配置される取付位置まで動く。第1ダイ110のダイ本体部110kは、被取付部材20のフランジ部24を上方から押さえる役目を果たす。第2ダイ120は、取付部材10の脚部12を生地30に貫通させ、続いて生地30上の被取付部材20のフランジ部24の内部空間25に突入させるように取付部材10を取り扱う。このようにして取付部材10により生地30に対して被取付部材20が取り付けられる。第2ダイ120の構成及び動作は、実施形態毎に様々であり得るが、念のため、非限定の一例について図8乃至図10を参照して説明する。
図8に示す時、取付部材10の環部11内にはピン121が挿入されている。取付部材10の脚部12の姿勢が正常に比べて径方向内側に傾いている場合、取付部材10の環部11内にピン121を挿入することにより取付部材10の脚部12の姿勢が矯正され、より確実な生地30の貫通やより確実なフランジ部24内へ進入が達成される。なお、便宜上、ピン121が生地30に向けて動かされ、取付部材10の環部11内に進入する前の図は省略されている。
図8に示す時、取付部材10は、押動部122の上端部上に載置され、また、一対の第2保持部材123の間で挟まれている。図8に示す位置から図9に示す位置に押動部122が上方に移動する過程で、押動部122により一対の第2保持部材123が径方向外側に押され、一対の第2保持部材123による拘束から取付部材10が解放される。図9に示す時、押動部122により押される取付部材10の脚部12が生地30に突き刺さる。図8に示す位置から図9に示す位置に押動部122が上方に移動する過程で、取付部材10の脚部12が生地30を貫通し、生地30の上面31に載置された被取付部材20のフランジ部24の内部空間25に進入し、フランジ部24の壁部沿いに屈曲する。取付部材10の脚部12が生地30を貫通する時やフランジ部24の内部空間25に進入するタイミングに合わせて第1ダイ110のダイ本体部110kを下方に僅かに動かす形態も想定される。
図11に示すように、被取付部材20が保持されるダイ本体部110kの先端部111は、軸線AXに沿って延びる係合突起111aと、係合突起111aの外周の溝部111bと、溝部111bの外周の押圧部111cを有する。
係合突起111aは、被取付部材20の中央筒部21に係合するように括れた形状を有し、つまり、幅狭の首部及び幅広の頭部を有する。溝部111bは、被取付部材20の中央筒部21との干渉を回避するために設けられ、中央筒部21の上部を部分的に受容する。押圧部111cは、被取付部材20、例えば、そのフランジ部24を上方から押圧することができる部分である。押圧部111cによる被取付部材20の押圧により、被取付部材20のフランジ部24の内部空間25に進入した取付部材10の脚部12がフランジ部24壁面沿いに屈曲することが確保される。押圧部111cは、径方向外側及び上方に向かう弧状傾斜面を有する傾斜部を含む。このように、ダイ本体部110kの先端部111は、中央筒部21が弾性的に係合するように構成される。
図12は、被取付部材20が雄型スナップ部材であり、これに適合するように第1ダイ110が構成される非限定の一例を示す。図12に示す場合、図11の場合と同様、第1ダイ110は、ダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持するように構成される。図12に示すように、第1ダイ110は、ダイ本体部110kと、ダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20を保持するための1つの押圧片116を有する。押圧片116は、弾性的に変位することができる。このような場合も、上述のものと同様の効果が得られる。
図12において、押圧片116は、板バネである。しかし、別例においては、板バネ以外の部材が採用可能であろう。図12において、1つの板バネが押圧片116として採用される。複数の押圧片116が採用される場合も想定される。なお、押圧片が弾性的に変位することは、押圧片の少なくとも一部又は全体が第1位置から第2位置に変位した後、第2位置から第1位置に自動的に復帰できることを意味する。
第1ダイ110の具体的な構造や構成は、被取付部材20の種類、サイズ、形状に応じて適切に決定される。図示例のダイ本体部110kの先端部111は、雄型の被取付部材20の中央突起27を受け入れる中央孔111fと、中央孔111fの外周にある又は中央孔111fを規定する壁部111gを含む。壁部111gには押圧片116との干渉を回避するための切り欠きが形成される。押圧片116の種類や個数に応じてダイ本体部110kの先端部111の形状が適切に決定される。図12に示すように、被取付部材20、特にその中央突起27は、ダイ本体部110kの壁部111gの壁面と押圧片116の間で挟持及び保持される。
図13乃至図17は、第1ダイ110が、上述とは異なる態様でダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持することを示す。図13乃至図17に係る実施形態例においても、上述の実施形態例と同様、第1ダイ110は、被取付部材20を先端部111に保持するように構成される。本実施形態例では、第1ダイ110は、ダイ本体部110kと、ダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20を保持するための複数の押圧片116を有する。各押圧片116は、弾性的に変位することができる。このような場合においても上述の実施形態例と同様の効果を得ることができる。
図示例においては、複数の押圧片116がダイ本体部110kを挟むように配置される。図示例では、複数の押圧片116が、弾性部材を介して連結する。より詳細には、一対の押圧片116は、1つの弾性部材117を介して連結している。更に詳細には、弾性部材117としてバネが用いられる。バネは、ダイ本体部110kを貫通する孔に設けられる。バネの第1端部が一方の押圧片116にバネ力を作用可能に結合され、バネの第2端部が他方の押圧片116にバネ力を作用可能に結合される。図示例では、バネの端部が、押圧片116の孔を通じて押圧片116の凹部116mに収容された板材116nに結合する。各押圧片116は、板材116nを介してバネからバネ力を受け、ダイ本体部110kに関する径方向内側に付勢される。一対の押圧片116の間で被取付部材20が挟まれない時、各押圧片116は、ダイ本体部110kの外周面に接触する。バネがダイ本体部110kを周囲するように設けられる他の態様も想定される。
図13に示すように、ダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持する前、一対の押圧片116の間隔W116が最小値である。図14に示すように、ダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20を保持する前、各押圧片116の先端部116jは、ダイ本体部110kの先端部111よりも被取付部材20及び生地30側に突出している。この突出量は、被取付部材20のサイズや形状に応じて適切に決定付けられる。なお、ダイ本体部110kが下方に配された生地30に向かって動くことを前提として、押圧片116の先端部116jを押圧片116の下端部と呼んでも良い。この点は、ダイ本体部110kの先端部111についても同様であり、つまり、これを下端部111と呼んでも良い。必要ならば、ダイ本体部110kの下端部をダイ下端部と呼び、押圧片116の下端部を押圧片下端部と呼んでも良い。
図15に示す時、ダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20が保持され、一対の押圧片116の間隔W116が最小値から僅かに大きくなる。図15に示す時、各押圧片116の先端部116jは、ダイ本体部110kから径方向外側に僅かに変位している。一対の押圧片116の間で被取付部材20が保持されることにより、ダイ本体部110kの先端部111で被取付部材20が保持される。図15に示すように、被取付部材20は、ダイ本体部110kの先端部111に接触している。
図16に示す過程を経て、一対の押圧片116によりダイ本体部110kの先端部111で保持された被取付部材20が生地30上に解放される。本実施形態例でも、図8乃至図10を参照して説明したように、取付部材10が生地30に向けて供給され、被取付部材20が取付部材10により生地30に対して取り付けられる。
一対の押圧片116によりダイ本体部110kの先端部111に被取付部材20が保持された第1ダイ110が生地30に向けて進行すると、図16から理解できるように、各押圧片116が生地30の上面31に接触し、各押圧片116が生地30から離間する方向に変位する。他方、ダイ本体部110kは、生地30上の被取付部材20を生地30に押し込むように制御される。この結果、一対の押圧片116によりダイ本体部110kの先端部111で保持された被取付部材20が生地30上に解放される。
一対の押圧片116の間から解放された被取付部材20が生地30を介して第2ダイ120のピン121上に配される。図8乃至図10を参照して上述した第1ダイ110と第2ダイ120の協調動作を介して、被取付部材20は、取付部材10により生地30に対して取り付けられる。図17は、生地30に対する取り付け後の被取付部材20と、生地30から離間するように動く第1ダイ110を示す。
軸方向において第2位置に変位した押圧片116を第1位置に復帰させる任意の機構が第1ダイ110に組み込まれる。例えば、押圧片116は、弾性部材により、生地30から離間するように動かされた第2位置から第1位置に復帰するように付勢される。上述のように、押圧片116が生地30の上面31に接触すると、押圧片116は、生地30から離間する方向に変位する。幾つかの場合、押圧片116の先端部116jは、ダイ本体部110kの先端部111の先端点よりも後退、つまり、軸方向上方に変位する。なお、第1位置を初期位置と呼び、第2位置を変位位置と呼ぶことができる。
別例においては、押圧片116の先端部116jが、生地30に向けて隆起した隆起部を有する。これにより、押圧片116が生地30に接触することが確実になる。
別例においては、一対の押圧片116のうち一方の押圧片116のみが生地30に接触するように設けられる。つまり、複数の押圧片116のうち選択された少なくとも一つの押圧片116が他の押圧片116よりも生地30に向かって突出して設けられる。
図13乃至図17から分かるように、ダイ本体部110kに設けられた棒部150が、各押圧片116の開口116kに挿入され、これにより、ダイ本体部110kに対する押圧片116の軸方向の変位量が規定される。
図13乃至図17から分かるように、ダイ本体部110kの先端部111は、中央孔111fと、中央孔111fを周囲する壁部111gと、壁部111gの先端部に設けられた押圧部111cを有する。ダイ本体部110kの先端部111の形状は、被取付部材20のサイズや形状に応じて適切に決定される。
図1乃至図12に係る実施形態例の場合、取付部材10による生地30に対する被取付部材20の取付後、生地30から離れる第1ダイ110により生地30が僅かに連行されてしまうおそれがある。他方、図13乃至図17に係る本実施形態例では、このような生地30の連行の問題が発生することが回避され、生地30へのより安定した被取付部材20の供給が達成される。
図18は、第1ダイ110のダイ本体部110kから直接的又は間接的に力を受けて一対の第1保持部材40が軸線AXに直交する方向に移動する別例を示す。第1保持部材40の第1位置への復帰のためにバネ等の弾性部材が用いられ得る。
図19は、上述の様々な実施形態で利用できる一例の駆動手段90の構成を示す。図19に示すように、駆動手段90は、駆動源91とリンク機構92を含む。駆動源91は、回転力を生成することができる任意の装置又は機構であり、例えば、電気モーター、エンジンなどを含むことができる。リンク機構92は、駆動源91で生成された駆動力を第1ダイ110に伝達し、軸線AXに沿う第1ダイ110(特にダイ本体部110k)の往復運動を生じさせる。
オプションであるが、リンク機構92は、一対のアーム部材50の保持端部52の間の空間に被取付部材20を供給するスライダー49にも駆動力を伝達し、スライダー49の往復運動も生じさせる。このような機械又は構造設計に基づいて、一対のアーム部材50への被取付部材20の供給タイミングが、軸線AX沿いの第1ダイ110の位置との関係で適切に決定される。つまり、幾つかの場合、一対の第1保持部材40に被取付部材20を供給するスライダー49は、第1ダイ110と共通の駆動源91にリンク機構92を介して結合する。
リンク機構92は、駆動源91から供給される回転力に応じて回転する回転輪92a、取付装置100内の静止部材に軸支され、回転軸92c1周りに限られた角度範囲で時計回り及び反時計回りに枢動する枢動リンク92c、回転輪92aと枢動リンク92cの一端を連結する第1リンク92bを含む。枢動リンク92cの他端は、第1ダイ110に連結される。枢動リンク92cの一端とスライダー49は、第2及び第3リンク92d、92eを介して結合される。
図19に示す状態で回転輪92aが時計回りに回転すると、第1リンク92bが下方に引かれ、枢動リンク92cが反時計回りに枢動し、このため、第1ダイ110が生地30から離間して上方に動き、スライダー49がアーム部材50に接近するように前進する。回転輪92aに対する第1リンク92bの結合箇所が下死点に到達する時、第1ダイ110が最上方位置に位置し、スライダー49が前進方向の終端位置に存在する。一対のアーム部材50の保持端部52間に被取付部材20が配される。回転輪92aに対する第1リンク92bの結合箇所が下死点を通過すると、第1ダイ110が生地30に向けて下方に移動し、スライダー49が後退する。望まれるならば、駆動源91の動力を第2ダイ120のピン121や押動部122に伝達することも想定される。
上述の教示を踏まえると、当業者をすれば、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。
10 取付部材
20 被取付部材
30 生地
40 第1保持部材
110 第1ダイ
111 先端部
120 第2ダイ

Claims (16)

  1. 取付部材(10)を用いて生地(30)に対して被取付部材(20)を取り付ける取付装置(100)であって、
    前記被取付部材(20)を保持する少なくとも一対の第1保持部材(40)と、
    ダイ本体部(110k)の先端部(111)で前記被取付部材(20)を保持するように構成された第1ダイ(110)を備え、
    前記第1ダイ(110)は、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)により保持された前記被取付部材(20)が前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)で保持され、続いて前記被取付部材(20)が前記生地(30)上に配置されるように動き、
    前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から前記第1ダイ(110)への前記被取付部材(20)の受け渡しが前記生地(30)から離間した位置で行われる、取付装置。
  2. 前記第1ダイ(110)は、前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)に前記被取付部材(20)を保持するための1以上の押圧片(116)を有し、前記押圧片(116)が弾性的に変位可能である、請求項1に記載の取付装置。
  3. 前記第1ダイ(110)は、前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)に前記被取付部材(20)を保持するための複数の押圧片(116)を有し、前記複数の押圧片(116)が、弾性部材を介して連結する、請求項1又は2に記載の取付装置。
  4. 前記複数の押圧片(116)は、前記ダイ本体部(110k)の外周に設けられ、また、前記ダイ本体部(110k)の軸方向に変位可能である、請求項3に記載の取付装置。
  5. 前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)の底部及び/又は底面は、前記被取付部材(20)を着脱可能に保持するように構成される、請求項1又は2に記載の取付装置。
  6. 前記生地(30)に向かう前記第1ダイ(110)が各第1保持部材(40)を動かし、前記被取付部材(20)が前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から解放される、請求項1又は2に記載の取付装置。
  7. 前記被取付部材(20)が前記ダイ本体部(110k)の先端部(111)で保持されることに同期して、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)からの前記被取付部材(20)の解放が開始する、請求項1又は2に記載の取付装置。
  8. 前記ダイ本体部(110k)は、前記先端部(111)から離間するに応じて次第に拡径する拡径部(115)を含み、
    前記ダイ本体部(110k)の前記拡径部(115)が各第1保持部材(40)を径方向外側に動かす、請求項1又は2に記載の取付装置。
  9. 前記第1保持部材(40)は、枢動可能なアーム部材(50)を含み、
    前記アーム部材(50)は、枢動軸(51)と、前記被取付部材(20)を保持するための保持端部(52)を含む、請求項1又は2に記載の取付装置。
  10. 前記第1保持部材(40)は、枢動可能なアーム部材(50)を含み、
    前記アーム部材(50)は、枢動軸(51)と、前記被取付部材(20)を保持するための保持端部(52)を含み、
    前記アーム部材(50)は、前記枢動軸(51)と前記保持端部(52)の間に、前記ダイ本体部(110k)の拡径部(115)により径方向外側に押される被押圧面(53)を有する、請求項1又は2に記載の取付装置。
  11. 前記アーム部材(50)が軸着したベース部(60)を更に備え、前記ベース部(60)は、前記取付装置(100)内において変位しない静止部材である、請求項9に記載の取付装置。
  12. 前記取付部材(10)が、環部(11)と、前記環部(11)に沿って設けられた複数の脚部(12)を有する、請求項1又は2に記載の取付装置であって、
    第2ダイ(120)を更に備え、
    前記第2ダイ(120)は、
    前記環部(11)内に挿入されるピン(121)、及び
    前記ピン(121)の外周に設けられ、前記先端部(111)で保持された前記被取付部材(20)に向けて前記取付部材(10)を押動する押動部(122)を備える、取付装置。
  13. 前記第2ダイ(120)は、前記取付部材(10)を保持する少なくとも一対の第2保持部材(123)を更に備え、
    前記生地(30)に向かう前記押動部(122)が各第2保持部材(123)を動かし、前記少なくとも一対の第2保持部材(123)から前記取付部材(10)が解放される、請求項12に記載の取付装置。
  14. 前記一対の第1保持部材(40)に前記被取付部材(20)を供給するスライダー(49)を更に備え、
    前記スライダー(49)は、前記第1ダイ(110)と共通の駆動源(91)にリンク機構(92)を介して結合する、請求項1又は2に記載の取付装置。
  15. 取付部材(10)を用いて生地(30)に対して被取付部材(20)を取り付ける取付方法であって、
    少なくとも一対の第1保持部材(40)に被取付部材(20)を供給する工程と、
    前記少なくとも一対の第1保持部材(40)により保持された前記被取付部材(20)に向けて第1ダイ(110)を動かし、前記第1ダイ(110)のダイ本体部(110k)の先端部(111)で前記被取付部材(20)を保持する工程と、
    前記先端部(111)での前記被取付部材(20)の保持に同期して、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から前記被取付部材(20)を解放する工程と、
    前記被取付部材(20)が前記先端部(111)で保持された前記第1ダイ(110)を動かし、前記被取付部材(20)を前記生地(30)に接触するまで搬送する工程を含む、取付方法。
  16. 取付部材(10)を用いて被取付部材(20)が取り付けられる生地製品(30)の製造方法であって、
    少なくとも一対の第1保持部材(40)に被取付部材(20)を供給する工程と、
    前記少なくとも一対の第1保持部材(40)により保持された前記被取付部材(20)に向けて第1ダイ(110)を動かし、前記第1ダイ(110)のダイ本体部(110k)の先端部(111)で前記被取付部材(20)を保持する工程と、
    前記先端部(111)での前記被取付部材(20)の保持に同期して、前記少なくとも一対の第1保持部材(40)から前記被取付部材(20)を解放する工程と、
    前記被取付部材(20)が前記先端部(111)で保持された前記第1ダイ(110)を動かし、前記被取付部材(20)を前記生地(30)に接触するまで搬送する工程を含む、生地製品の製造方法。
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