JPH0684573A - コンダクタ端部の仕上用プライヤー - Google Patents

コンダクタ端部の仕上用プライヤー

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JPH0684573A
JPH0684573A JP5047823A JP4782393A JPH0684573A JP H0684573 A JPH0684573 A JP H0684573A JP 5047823 A JP5047823 A JP 5047823A JP 4782393 A JP4782393 A JP 4782393A JP H0684573 A JPH0684573 A JP H0684573A
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crimp
crimp drum
drum
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シュモデ ハルトムト
Ulrich Wiebe
ビーベ ウルリッヒ
Siegfried Storm
ストーム ジークフリード
Detlev Hetland
ヘトランド デトレヘ
Bernd David
デビッド ベルンド
Hans-Joachim Kornfeld
コルンフェルド ハンスヨアヒム
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Baitomiyuraa Interufuaac & Co GmbH
Weidmueller Interface GmbH and Co KG
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Baitomiyuraa Interufuaac & Co GmbH
Weidmueller Interface GmbH and Co KG
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R43/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for forming connections by deformation, e.g. crimping tool
    • H01R43/042Hand tools for crimping
    • H01R43/045Hand tools for crimping with contact member feeding mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B7/00Pliers; Other hand-held gripping tools with jaws on pivoted limbs; Details applicable generally to pivoted-limb hand tools
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部材の耐磨耗性等を向上し、更に改良さ
れた作動信頼性を有するプライヤーを実現する。 【構成】 相互に移動可能な2つのハンドル(3,1
1)と、コンダクタ端部を仕上げるための複数の仕上部
署と、仕上部署を駆動し得る駆動装置と、を備えてい
る。仕上部署の1つは、軸方向に変位可能であり、また
回転可能に支持されたクリンプドラム(18)として構
成され、軸方向に変位した位置において、駆動装置(2
1)と連結すると共に、クリンプドラム(18)から半
径方向に突出するフランジ(52)を介してロックされ
得る。フランジ(52)は、クリンプドラム(18)の
全円周に亘って延在し、凹部(51)が、フランジ(5
2)に設けられる。プライヤーの本体(2)の固定位置
にロックタブ(50a)が設けられ、ロックタブ(50
a)は、半径方向においてフランジ(52)に対向し、
クリンプドラム(18)の軸方向に変位しない位置で凹
部(51)と係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互に移動可能な2つ
のハンドルと、コンダクタ端部を仕上げるための複数の
仕上部署と、前記ハンドルが作動するとき、前記仕上部
署を駆動し得る駆動装置と、を備えたコンダクタ端部を
仕上げるためのプライヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプライヤーは、ドイツ国特許出
願 P 41 36 302.7号により既に提案されている。このプ
ライヤーは、相互に移動可能な2つのハンドルと、コン
ダクタ端部を仕上げるための複数の仕上部署と、ハンド
ルの作動中にこの仕上部署を駆動し得る駆動装置と、を
備えている。上記仕上部署の少なくとも1つは、軸方向
に変位可能で回転可能に支持されたクリンプドラムとし
て構成されており、その軸方向に変位した位置におい
て、唯一の仕上部署の上で駆動装置と連結すると共に、
この変位した位置で、クリンプドラムから半径方向に突
出するフランジを介してロックされ得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しばしば用いられるプ
ライヤーの場合特に、そのロック装置には耐磨耗性の点
で、なおまだ改良の余地が残されていた。加えて、接合
素子がクリンプドラムの円周上のダイに挿入されると
き、コンダクタ端部にクリンプされるべき異なる断面積
の接合素子に対するより信頼性が高い供給を確立するこ
とが要請されている。いずれか1つの仕上部署が絶縁被
覆−剥取り部署として構成されている場合、一層均一な
絶縁被覆−剥取り力を生じさせ、また使い勝手を向上す
るために、もはや実質的に動作の一機能として制御され
得ないその絶縁被覆−剥取り工程を更に改良することが
要請されている。
【0004】かかる実情に鑑み、本発明がその基礎とす
る目的は、更に改良された作動信頼性を有する冒頭で述
べた形式のプライヤーを実現するということである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によるプ
ライヤーを使用することにより、コンダクタ端部は異な
る態様で仕上げられ得るが、正確には仕上工程中の作動
シーケンスによって直接的に個々の仕上機能を付加的に
結合することが可能になる。この場合、少なくともクリ
ンプ部署は、仕上げられるべきコンダクタ端部の作用
で、駆動装置と結合され得る。クリンプ部署は、コンダ
クタ端部の移動中に直接的に又は該コンダクタ端部それ
自体を用いることによって、その駆動装置と結合され、
これにより使用者はそれ以上のセッティング処理を行わ
ないで済む。かくして本発明によるプライヤーの場合、
駆動装置によって駆動され得る複数の仕上部署が設けら
れるが、しかしながら、その全ての部署が、ハンドル動
作を利用して駆動装置により常に駆動される訳ではな
い。つまり、少なくともクリンプ部署は、実際にその必
要が生じるまで、駆動装置から連結解除されている。
【0006】作動信頼性を向上するために、本発明によ
れば、クリンプドラムの全周に亘ってフランジが突出形
成されおり、このフランジには少なくとも1つの凹部が
設けられている。プライヤーの本体に堅固に装着された
ロックタブは、半径方向において上記フランジに対向
し、この場合クリンプドラムの軸方向に変位しない位置
で上記凹部と係合し、そして該クリンプドラムの外表面
の至近位置にまで到達する。またクリンプドラムの軸方
向に変位し、回転した位置では、ロックタブは、クリン
プドラムの外表面を越えて上記フランジの側部(behind
the flange )で係合する。
【0007】フランジが、半径方向に突出するフラップ
として形成されている従来の構造に対して、本発明のフ
ランジは、それが大きな機械的強度を有するように、ク
リンプドラムの全周に亘って延在している。これにより
該フランジは、もはや簡単には折れ曲がらず、この結果
クリンプドラム、及びプライヤー全体の寿命が格段に向
上する。
【0008】上記ロックタブは、上記凹部と半径方向に
係合し、そしてプライヤーのハウジングの定位置に設け
られる。このロックタブは、当初から消耗部品もしくは
スペア部品として設計されているため、必要なら適宜簡
単に交換可能である。なお従来のプライヤーでは、かか
るロックタブに対応するロック壁は交換可能にはなって
おらず、プライヤーのハウジングに対して着脱不能に取
り付けられていた。
【0009】本発明によるプライヤーでは、上記ロック
タブは、クリンプドラムをその回転位置に対する静止状
態に正確に位置決めするために、好適には積極的にロッ
クする態様で上記凹部と係合する。しかしながら全ての
場合においてロックタブは、クリンプドラムの軸方向変
位及びその後の回転の際に、該クリンプドラムの外表面
の上を通過するように、上記凹部と離れて係合する。こ
のためロックタブは、クリンプドラムが軸方向に変位し
た場合でも、その回転を妨げることはない。
【0010】異なる断面積を有するクリンプされるべき
接合素子を保持するための複数のダイが、上記フランジ
の凹部と対応する数だけ、例えばワイヤ端スリーブをク
リンプするために、クリンプドラムの円周上に配置され
るが、各凹部はダイごとに割当られ、そこから所定距離
だけ離れて配置される。
【0011】この結果、各ダイがその全てのダイに対し
て設定される装荷位置に配置される場合、常にクリンプ
ドラムをその回転位置でロックすることができる。この
場合、上記ロックタブは、別のダイに対して配置された
上記フランジの凹部と係合する。
【0012】フランジの凹部は、クリンプドラムの円周
上に配置され、そしてダイから所定距離だけ離れている
更なる凹部へと開通しており、このダイから所定距離
は、協働するダイが装荷位置に配置されるとき、クリン
プスタンプが上記更なる凹部に挿入されるように選定さ
れている。ロックタブに対する凹部及びクリンプスタン
プに対する上記更なる凹部は、同時加工により形成する
ことができ、この結果、クリンプドラムの製造コストが
低減される。
【0013】本発明の最も有利な工夫によれば、ロック
タブは保持ブラケットと一体的に結合し、この保持ブラ
ケットは、クリンプドラムのクリンプ位置へ案内される
と共に、該クリンプドラムの外表面に密接して配置され
る。
【0014】この保持ブラケットにより、クリンプされ
るべき接合素子は、クリンプ位置へ案内されたダイに対
して配置されるとき、高い信頼性で位置決めされる。コ
ンダクタ端部への接合素子のクリンプがより一層正確に
行われ、プライヤーの高い作動信頼性を実現する。
【0015】上記ロックタブ及び上記保持ブラケット
は、好ましくは2つのロッドによって支持されるが、こ
れらのロッドは、相互に一定距離だけ離れ且つ平行に配
置され、またクリンプドラムと平行に延在し、そしてプ
ライヤーのハウジングに取り付けられる。
【0016】上記平行なロッドは、プライヤーのハウジ
ングに横方向に配置される既成の開口に挿着される。ロ
ックタブを保持するロッドは、付加的にその他端でプラ
イヤーのハウジングに支持される。かくしてロックタブ
及び保持ブラケットは、極めて簡単な仕方で交換可能に
なる。更に上記2つの平行なロッドは、回転的に固定的
した態様で上記ロックタブ及び上記保持ブラケットを保
持し、これら2つの部材の正確な位置決めを実現する。
更に上記ロッドは、ダイに配置された接合素子がクリン
プ位置へ案内され、同時に保持ブラケットを半径方向外
側へ押圧するとき、その保持ブラケットに対して一定の
元応力を付与する。かくして接合素子は、正確にはその
断面積の大きさに影響されることなく、そのダイへ極め
て確実に固定される。
【0017】本発明の更に有利な工夫によれば、クリン
プドラムがその常態にあるとき、即ち軸方向に変位せず
且つ駆動装置に連結されていないとき、該クリンプドラ
ムをロック解除して回転可能にし得るために、ロックタ
ブは、プライヤーのハウジングから突出する制御レバー
と一体的に結合され得る。この制御レバーが作動する
と、ロックタブは、クリンプドラムのフランジに形成さ
れた上記凹部から外部へ案内され、これにより、正確に
は手動でクリンプドラムを回転させることにより所望の
ダイが装荷位置へ移動され得る。
【0018】ロックタブ,保持ブラケット,ロッド及び
制御レバーは、好ましくはプラスチック一体射出成形部
品として形成されるが、極めてコスト的に有利に製造さ
れ、それを消耗部品として好適に用いることができる。
【0019】本発明の更なる極めて有利な工夫によれ
ば、プライヤーの作動信頼性を更に向上するために、ク
リンプドラムによって制御される搬送装置が、小片状に
相互に連結された接合素子を、搬送レバーを使用してダ
イへ給送するために設けられる。この搬送レバーは、ク
リンプドラムに面するその一端に、接合素子に係合する
突出部を有し、また他端が搬送プレートの下側に枢支さ
れ、これらの部材を拡開する圧縮スプリングが、搬送プ
レート及び搬送レバー間に配置されている。
【0020】上記搬送プレートは、クリンプドラムの回
転位置に対応して、該クリンプドラムから離れて移動
し、またそこへ復帰する。搬送レバーは、搬送復帰の際
に次の接合素子を駆動し、そして該接合素子を、そのと
き装荷位置に配置されたダイ内へ押入する。接合素子及
びワイヤ端スリーブのクリンプドラム方向への搬送が正
確に行われるように、上記搬送レバーは、比較的安定し
て設計され、また剛性あるアームにより構成される。
【0021】例えば、圧縮スプリングが、ペグのまわり
に螺旋状に巻回してもよく、このペグは、搬送レバーに
堅固に固着すると共に、搬送プレートを貫通している。
この場合、圧縮スプリングは、その一端で搬送プレート
の下側に、また他端で搬送レバー上にそれぞれ支持され
る。
【0022】本発明の更なる同様に有利な工夫によれ
ば、プライヤーの作動信頼性を更に向上するために、プ
ライヤーは、クリンプドラムに面した搬送レバーの端部
領域において、接合素子を押え込む押圧スタンプを備え
ている。
【0023】この押圧スタンプは、ダイがクリンプ位置
から装荷位置へ復帰移動するが、まだその装荷位置にま
で到達していないとき、搬送レバーによってクリンプド
ラムの方向へ押圧される接合素子が、該クリンプドラム
の前部で持ち上がってしまうのを防止する。
【0024】本発明の開発によれば、上記押圧スタンプ
は、搬送プレートの上側に配置される支持アームの一端
に取り付けられ、該支持アームの他端は、搬送プレート
のクリンプドラム方向への移動を制限する横壁部に支持
される。
【0025】この結果上記押圧スタンプ及び搬送装置
は、狭小な構造的ユニット(narrowstractual unit)を
構成する。
【0026】支持アームの上で押圧スタンプの高さ位置
を予め設定するために、該支持アームの上にラッチスラ
イドが設けられる。接合素子及びワイヤ端スリーブの搬
送方向に直交する押圧スタンプの位置は、それら接合素
子及びワイヤ端スリーブの直径に対応するように選定さ
れる。
【0027】このために、ラッチスライドの下側に突出
部が配置され、この突出部は、支持アームに取り付けら
れたペグが係合する傾斜して延在するガイド溝を有して
いる。プライヤーのハウジングの外側に取り付けられる
上記ラッチスライドの高さ位置は、変化せずに一定に保
持されるので、押圧スタンプの高さ位置は、該押圧スタ
ンプの水平移動に応じて、つまり正確には上記ペグを案
内する上記傾斜して延在するガイドトラックによって変
化し得る。この場合、上記支持アームが搬送装置の搬送
プレートに当接しないように、該支持アームの鉛直方向
の移動が規制される。
【0028】本発明の更なる工夫によれば、別の仕上部
署として絶縁被覆−剥取部署が設けられ、この部署は、
枢動可能であり、またトグル継手により駆動され得るク
ランプジョーを備え、上記トグル継手が駆動装置と可動
クランプジョーの間に配置される。この絶縁被覆−剥取
部署では、かかるトグル継手の作用により実質的に圧力
依存式制御が行われるが、その結果プライヤーの優れた
ハンドル操作性を実現することができる。上記可動クラ
ンプジョーは、もはやクランプジョーの制御面上を転動
する部材を介して駆動されず、この点において磨耗の徴
候はもはや生じない。
【0029】引張部材がトグル継手のトグルレバーを介
して駆動され得る。そして切断及び剥取りジョーが上記
引張部材に結合されるが、これらの切断及び剥取りジョ
ーは、上記クランプジョーによって案内されると共に、
コンダクタ絶縁被覆を切断し及び剥取るために用いられ
る。この場合、トグルレバーは引張部材の突出部に対し
て直接当接し、この突出部を介して上記引張部材はま
た、プライヤーのハウジングに案内される。かくして上
記引張部材には、更に別の駆動突出部を設ける必要が全
くない。
【0030】可動クランプジョーに結合されるトグルレ
バーは、好ましくはプライヤーの本体のガイドトラック
によって案内される横ペグを備えている。この場合、こ
のガイドトラックは、プライヤーの後端部方向に上方へ
屈曲し、これにより上記横ペグが上記ガイドトラックの
後部に到達すると、可動クランプジョーが絶縁被覆−剥
取部署を開く。
【0031】プライヤーが更に付加的な仕上部署、例え
ばコンダクタを切裂くための切断部署を備えることは勿
論可能である。この切断部署は、駆動装置によって駆動
される必要はなく、その切断装置がハンドルに直接取り
付けられ得る。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の好適な一実
施例を詳細に説明する。
【0033】図1において、本発明に係るプライヤー1
は一体型中空本体2を有し、その後部は上側の固定ハン
ドル3によって形成される。プライヤー1の本体2の前
部は、固定のクランプジョー4の形態で構成されてい
る。プライヤー1の本体2のカバー5は、プライヤー1
の上側からその内部へアクセスし得るように、軸6のま
わりに枢動可能になっている。
【0034】可動クランプジョー8は、プライヤー1の
本体2の下部領域において、軸受7によって回動可能に
支持されている。この可動クランプジョー8は、上記固
定のクランプジョー4に対向している。第1トグルレバ
ー9及び第2トグルレバー10を有するトグル継手は、
可動クランプジョー8を駆動するために用いられ、後部
の軸受7を越える領域において作用する。このトグル継
手については、詳しく後述される。
【0035】プライヤー1の下ハンドル11は、駆動部
12に一体的に結合しており、この駆動部12は、軸受
13によってプライヤー1の本体2に回動可能に支持さ
れている。このように下ハンドル11は、この下ハンド
ル11と上記上ハンドル3との間で相対移動が可能にな
るように、駆動部12及び軸受13を介して、プライヤ
ー1の本体2に回動可能に保持される。引張スプリング
14は、軸受13の上方で駆動部12と係合し、他方、
上ハンドル3側の方向に設定された位置でプライヤー1
の本体2と結合している。かくして下ハンドル11は、
引張スプリング14の作用によって軸受13のまわりに
時計方向に回転させられ、該引張スプリング14は、ハ
ンドル3及び11を常態では拡開位置に保持する。
【0036】駆動部12の後端部の短い歯列又は歯ギャ
ップ15は、ばね弾力を受けた阻止フック16と相互作
用するが、このフック16は、プライヤー1の早期拡開
作動に対する阻止部材として、プライヤー1の本体2に
回転可能に支持されている。
【0037】プライヤー1の本体2の前側頂部には、ク
リンプドラム18及びクリンプレバー19を含むクリン
プ部署17が設けられている。これから述べるように、
上記クリンプレバー19は駆動部12によって駆動さ
れ、一方また、駆動部12は、図4,図6及び図12に
示されるように搬送レバー20の作用によりクリンプド
ラム18の回転を正確ならしめる。駆動部12,トグル
継手9,10及び搬送レバー20が、駆動装置21を形
成している。
【0038】図2は、図1のA−A線に沿う上ハンドル
3の断面を示している。図から明らかなように、上ハン
ドル3はキャビティ状に形成されており、その下部領域
において該ハンドル3の壁部間に横架された基部3aを
有している。この基部3aはまた、ハンドル3からプラ
イヤー1の本体2内へ伸長しており、クリンプ部署17
の至近位置まで案内されている。基部3a,上ハンドル
3及びカバー5によって形成されたキャビティにおい
て、ワイヤ端部にクリンプされるべき接合素子が収納可
能であり、この接合素子は例えば、小片状に、そして相
互に隣接して連続的に配設されたワイヤ端スリーブ22
である。このスリーブ22は、クリンプ部署17近傍の
基部3a上に配置された供給・搬送部署23の作用によ
ってクリンプ部署17まで給送される。
【0039】図3は、下ハンドル11の断面形状をより
詳しく示している。この図は、図1のB−B線に沿う断
面図である。下ハンドル11は、上ハンドル3に向かっ
て開くように構成されており、基本的にU字状である。
【0040】絶縁被覆−剥取り作用を遂行するための基
本構成部材は、図4及び図5を参照して、以下に詳細に
説明される。なお図1乃至図3に示した部材と同一部材
には同一符号を用いるものとする。
【0041】長尺・引張部材26に一体結合された一対
の切断ジョー24,25が、固定クランプジョー4(図
1参照)と可動クランプジョー8との間に配置されてい
る。切断ジョー24,25及び引張部材26は、例えば
プラスチック等から形成される。上切断ジョー24は、
固定クランプジョー4(図1参照)上に係止されてお
り、絶縁被覆を剥取られるコンダクタ端部28に対する
調節可能なエンドストッパ27を支持する。エンドスト
ッパ27は、クランプ式に長手スロット29内で変位可
能である。切断ジョー24及び25は、相互に対向する
それぞれの前部領域において、コンダクタ端部の絶縁被
覆を切断するための刃30及び31を備えている。下切
断ジョー25は、その後部領域において上切断ジョー2
4に対して可撓式に又は枢動可能に結合しているが、可
動クランプジョー8によって案内される。可動クランプ
ジョー8が軸受ピン7のまわりに時計方向に回転する
と、一方ではコンダクタ端部28がクランプジョー4及
び8間にクランプされ、他方また、切断ジョー24及び
25が互いに向って移動し、これにより刃30及び31
がコンダクタ端部28の絶縁被覆を切断可能となる。下
可動クランプジョー8の移動、及びそれに従う下切断ジ
ョー25の移動は、前記トグル継手9,10の駆動手段
によって行われるが、このことは後述する。
【0042】別の見方をすれば、トグル継手9,10は
また、ハンドル3及び11の方向に切断ジョー24及び
25を長手方向に配置するために用いられる。
【0043】既に述べたように、上・下切断ジョー24
及び25は、長尺・引張部材26に一体結合されてい
る。この引張部材26は、その両側に2個の水平横アー
ム32及び33を有し、これら両アーム32及び33
は、プライヤー1の本体2の側部領域に配置された相互
に対向する長手スロット34(図1)によって案内され
る。水平横アーム32及び33は、矩形もしくは円形断
面を有している。矩形断面の場合、横アーム32及び3
3は、長手スロット34内で回転不可能である。
【0044】水平横アーム32及び33は、長尺・引張
部材26を後方へ移動させるべく、ハンドル3及び11
が共に押圧されたとき、トグル継手9,10によって作
動させられるが、これについては後述する。
【0045】長尺・引張部材26の後端部には、上向き
の目穴35が配設されている。スプリングFはこの目穴
35と係合するが、該スプリングFの他端は、それ自体
駆動部12に植設されたピンSに結合している。トグル
継手9,10が横アーム32及び33を解放すると、長
尺・引張部材26、及びそれと伴に切断ジョー24及び
25は、スプリングFの弾力によってプライヤー1の前
部方向へ移動される。なお、上・下切断ジョー24及び
25と長尺・引張部材26から成る部材は、同様に、簡
略化のための長尺・引張部材と呼ぶことにする。
【0046】図4から明らかなように、トグル継手9,
10は、既に述べた第1のトグルレバー9及び既に述べ
た第2のトグルレバー10により構成される。第1のト
グルレバー9はその下部において、可動クランプジョー
8の後部で回転可能に支持されたビード9aを有してい
る。また第2のトグルレバー10はその上部において、
駆動部12の軸受36で回転可能に支持されたビード1
0aを有している。2つのトグルレバー9,10は、ピ
ンS′を介して回転可能に相互に結合されている。かく
してトグル継手9,10は、駆動部12と可動クランプ
ジョー8の後端部との間に配置され、軸受7からプライ
ヤー1の後端部の方向へ張り出す。さらに、軸受36
は、軸受13に対してプライヤー1の前方へ変位した位
置に配置されている。
【0047】下ハンドル11が上ハンドル3の方向へ回
動されると、駆動部12はまた、同時に軸受13のまわ
りに回転する。この場合の回転は、反時計方向に行われ
る。これは、トグル継手9,10が圧力を受けることを
意味する。同時に可動クランプジョー8は、軸受7のま
わりに時計方向に、即ち固定クランプジョー4の方向に
回転され、これによりプライヤー1の口が閉じる。トグ
ル継手9,10の設計により予め設定される圧力が作用
すれば、図4におけるトグル継手9,10は、右方へ、
即ちプライヤー1の後端部の方向へ退く。同時に横アー
ム32及び33は、第1のトグルレバー9の接触面9b
によって駆動され、そしてプライヤー1の後端部の方向
へ移動される。また切断ジョー24及び25もそれらと
伴に移動される。第1のトグルレバー9の外側に、図示
されていないがプライヤー1のハウジングの内側のガイ
ドトラックによって案内されるピン9cが配置されてい
る。このガイドトラックは、ピン9cが該ガイドトラッ
クの後端部に位置したときに、プライヤー1の口が再び
開くように、その後端部がカーブしている。絶縁被覆を
剥取られるコンダクタ端部は、そのときプライヤー1の
口から取り出され得る。
【0048】ハンドル3及び11が解放されると、それ
らは、スプリング14の引張力によって互いに離れる方
向に移動する。これにより一方では駆動部12は、トグ
ル継手9,10が再び伸長するように、軸受13のまわ
りに時計方向に回転する。同時に、他方では長尺・引張
部材26は、弾性スプリングFの作用によって前方へ押
動される。この移動は、第2のトグルレバー10の下部
突出部10bが第1のトグルレバー9とその後方から当
接するまで続けられる。
【0049】長尺・引張部材26がプライヤー1の後端
部へ変位する際、コンダクタ端部28の絶縁被覆がコン
ダクタから引き抜かれ、そして引き抜かれた絶縁被覆は
反対の移動によってプライヤー1の口の側部へ落ちる。
【0050】図6及び図7は、プライヤー1のヘッド領
域の構造を、より詳細に示している。
【0051】駆動部12は、上述のように下ハンドル1
1の前部と一体的に結合している。駆動部12は、互い
に平行配置された2つの壁領域12a及び12bを有
し、それぞれが下ハンドル11の側壁の延長部を形成す
ると共に、互いに横方向に補強されている。下ハンドル
11の前部側壁の開口37は、スプリングFの取付のた
めのピンSを保持するために用いられる。歯ギャップ1
5は、右側の側壁部材12bにのみ形成される。
【0052】図6に示されるように、第2のトグルレバ
ー10の一端部10aを保持するための軸受36と同様
に、左側の側壁部材12aには軸受13のための開口1
3aが設けられている。更に両側壁部材12a,12b
には、引張スプリング14を固定するための開口38が
形成されている。
【0053】更に両側壁部材12a,12bには、クリ
ンプレバー19のペグ40を案内するための屈曲ガイド
トラック39が形成されている。このペグ40は、互い
に重なるように形成された両屈曲ガイドトラック39を
貫通する。
【0054】更に右側の側壁部材12bの外側に、搬送
レバー20の端部に形成された屈曲ガイドトラック42
と係合するペグ41(図12参照)が形成されている。
この搬送レバー20は、駆動部12とクリンプドラム1
8を連結するために用いられるが、これについては後述
する。
【0055】切断されるべきコンダクタを保持するため
の対向支持部43が、図6及び図7において僅かに示さ
れている。この対向支持部43は刃44(図1)と協働
するが、この刃44は、ハンドル11及び3が共に押圧
されたとき、対向支持部43の領域内に案内され、該対
向支持部43を横切る。切断されるコンダクタには、図
1において符号45が付されている。刃44は例えばプ
ライヤー1の本体2の内部側壁等に固着されている。こ
の場合、刃44は、コンダクタが挿通し得る該側壁に設
けられたスロット46を覆っている。
【0056】次に、クリンプを行うために必要なプライ
ヤー1の構成部材について、詳細に記述する。
【0057】図1及び図4において、クリンプドラム1
8は、プライヤー1の本体2の前部上部領域に支持され
ている。クリンプドラム18は、プライヤー1の本体2
の対向側壁に固定された軸18aのまわりに回転可能で
ある。この軸18aは、プライヤー1の面に対して実質
的に直角に配置されている。さらにクリンプドラム18
は、この軸18aの軸方向に沿って一定量だけ変位する
ことができ、それは、スプリング弾力によってその軸方
向に前方に、即ち図1及び図4で見て紙面の手前側方向
に付勢されている。図1及び図4は、リンプドラム18
の前部の平面図である。
【0058】更に明らかなように、クリンプドラム18
は、その周縁に軸方向に伸びる複数のダイ47,48,
49を備えている。これは図8によく示されている。こ
れらのダイ47,48及び49は、コンダクタ端部へク
リンプされるべき接合素子を保持するために適合してお
り、この接合素子は例えばワイヤ端スリーブ等である。
ダイ47,48,49は、異なる大きさの断面積を有す
るコンダクタに対して異なる大きさのワイヤ端スリーブ
を使用し得るように、異なる大きさで構成できる。ダイ
47,48,49は、好ましくはクリンプドラム18の
周縁に均等な角度間隔で配置される。
【0059】図4,図6,図7,図8及び図9から明ら
かなように、クリンプドラム18は、その後部に半径方
向に突出する周縁フランジ52を有しており、このフラ
ンジ52は、全周領域に形成されるが、クリンプドラム
18の軸方向に沿った表面に延びる凹部51によってそ
こだけ途切れている。この場合、各ダイ47,48,4
9は、それぞれのダイに対して図において時計方向に前
側に配置された凹部51の1つに割当られる。この場
合、ダイとそれと協働する凹部との間隔は、その協働さ
れるダイが装荷位置に配置されたとき、凹部がクリンプ
位置に配置されるように選定される。例えば、クリンプ
ドラム18へのコンダクタの挿入方向は、図8において
矢印Eにより与えられる。ダイは、矢印E方向に先細に
なっていると共に、周縁フランジ52によってその後部
で閉じている。凹部51は、それぞれのダイがローディ
ング位置に配置されたとき、クリンプスタンプを保持す
る役目を有しているが、これについては後述する。
【0060】コンダクタが、コンダクタ挿入側から(図
8において手前側から)ダイ47乃至49へ、正確には
矢印E方向に挿入されると、その先端は、軸方向後側に
配置されているクリンプドラム18全体に対して、相応
の圧力で、奥側にある周縁フランジ52に対して接触す
る。装荷されたダイをクリンプ位置に移送するためのク
リンプドラム18のその後の回転中、クリンプドラム1
8の軸方向位置は、後述するようにロックされる。かく
してクリンプドラムの軸方向変位は、一定時間ロックさ
れ得る。クリンプ工程が完了すると、該クリンプドラム
18は逆転し、そのロックが再び解除される。これによ
りクリンプドラム18は、スプリングの作用によって再
びその軸方向前側に、正確にはもとの位置へ変位可能に
なる。
【0061】クリンプドラム18をその円周方向及び軸
方向の双方にロックするために、ロック部材50が用い
られる。このロック部材50は、ロックタブ50a,保
持ブラケット50b,2つの平行ロッド50c及び50
d並びに制御ロッド50eを有している。これら全ての
部材50a乃至50eは、例えばプラスチック等により
相互に一体的に連結している。ロック部材50は、図
4,図6及び図7に最もよく示されている。
【0062】相互に平行に、そして上記クリンプドラム
18の軸18aに対しても平行に延在する2つのロッド
50c及び50dは、プライヤー1の本体2の内側壁に
配置された対応する凹部内に、各々同一端部で堅固に挿
入されている。この端部でロッド50cに結合されるロ
ックタブ50aは、クリンプドラム18が静止位置又は
それが軸方向に変位されない位置に配置されたとき、凹
部51の1つと、正確には周縁フランジ52の領域と係
合する。この場合、ロックタブ50aは、その先端がク
リンプドラム18の外表面よりも深くならない位置で、
凹部51から離れて係合する。この状態では、ロックタ
ブ50aが周縁フランジ52の円周移動軌道上に配置さ
れているので、クリンプドラム18はもはや回転し得な
い。かくしてクリンプドラム18はロックされ、ダイ、
この場合ダイ47が装荷位置に配置されている。この状
態で別のダイが装荷位置に移動されようとすれば、制御
レバー50eは、ロックタブ50aが、その軸として用
いられるロッド50cのまわりに回転して周縁フランジ
52の軌道から離脱するように作動され得る。クリンプ
ドラム18は、正確には手によって、そしてプライヤー
1のハウジング2の対応する開口を越えて回転され得
る。別のダイが装荷位置に移動されると、ロックタブ5
0aは、対応する凹部51に再び係合する。ロッド50
cは、付加的にはその一端部においてプライヤー1のハ
ウジング2に支持されるが、ロッド50dはこの端部で
プライヤー1のハウジング2に支持されない。
【0063】更に保持ブラケット50bは、クリンプド
ラム18の下側に延在するが、クリンプ位置まで案内さ
れており、両方のロッド50c及び50dに固着してい
る。保持ブラケット50bは、ロックタブ50aから離
れて対向するロッド端部に配置される。この場合、保持
ブラケット50bの先端は、後述するクリンプスタンプ
に対して横方向に位置し、またクリンプドラム18の周
囲の至近位置にある。ダイに配設されたワイヤ端スリー
ブが、クリンプドラム18の回転によってクリンプ位置
へ案内されれば、そのスリーブは、保持ブラケット50
bの作用によりそのダイに押し込まれ、そして適正なク
リンプ処理が行われるように固定される。
【0064】保持ブラケット50bはまた、ロッド50
d上に支持され、この結果、該保持ブラケット50b
は、クリンプドラム18の方向に弾発的に付勢されてい
る。このようにロックタブ50a及び保持ブラケット5
0bは、保持ロッド50cの両端部に配置される。更に
ロッド50c及び50dは異なる断面積を有している。
上記ロッド50cは円形断面を有し、またロッド50d
は四角形断面を有している。
【0065】クリンプドラム18が、その駆動装置と連
結するために軸方向に、正確には図8の矢印E方向に変
位すれば、周縁フランジ52もまた、ロックタブ50a
に対して変位し、これにより該ロックタブ50aは、ク
リンプドラム18が回転すると、該クリンプドラム18
の外表面上で、周縁フランジ52の横側に位置する。ロ
ックタブ50aがクリンプドラム18の軸方向に確実に
位置付けられるので、周縁フランジ52がロックタブ5
0aの側部に対して押圧されるから、クリンプドラム1
8は、そのロックタブ50aによって軸方向の軸位置に
固定される。ロックタブ50aは、クリンプドラム18
がもとの位置へ回転するまで、凹部51の領域に戻ら
ず、これにより該クリンプドラム18は、もとの位置へ
軸方向前方に復帰移動する。
【0066】図8及び図9に最もよく示すように、クリ
ンプドラム18の後部において、所定の角度間隔で、ダ
イ47乃至49に対して軸方向に伸びる突出部54が形
成されている。クリンプドラム18が、コンダクタ端部
をダイ47乃至49に挿入することにより、矢印E方向
に軸方向へ変位すれば、そのとき同時に該突出部54の
1つもまた、搬送レバー20の他端部の垂直スロット5
5と係合する。これは図12に表されている。クリンプ
ドラム18は、ロックタブ50aによって軸方向の後側
位置にロックされているので、該クリンプドラム18
は、駆動部12によって搬送レバー20を介して回転さ
れる。ハンドル3及び11が共に押圧され、その後の拡
開工程中に行われるクリンプドラム18の移動におい
て、ダイは先ず装荷位置から離脱してクリンプ位置へ回
転し、その後再び装荷位置へ戻る。本実施例では、接合
素子もしくはワイヤ端スリーブに対して3つのダイが設
けられている。例えばそれぞれのダイは、断面積が0.
5/0.75及び1/1.5及び2.5mm2 のワイヤ
端スリーブを保持することができる。コンダクタ端部が
クリンプドラム18の回転運動に追従できるように、円
形セグメント等の対応するスロットがプライヤー1の本
体2の壁内に形成されている。
【0067】図12は、搬送レバー20の詳細構造を示
している。この搬送レバーは、前端部に垂直ストット5
5を、また後端部に屈曲ガイドストット42をそれぞれ
備えたキー形構造のプレートにより構成されるが、上記
屈曲ガイドストット42の開き角は、上記垂直ストット
55に向かって設定されている。搬送レバー20は、プ
ライヤー1の本体2の後部壁と壁部材12bの後部側と
の間へ案内される。
【0068】図10及び図11は、先に述べたクリンプ
レバー19の構造を正確に示している。このクリンプレ
バー19は、クリンプスタンプ56を支持する。このク
リンプスタンプ56は、クリンプされるべき部材が、ク
リンプドラム18によってクリンプ位置へ移動されたと
き、そのクリンプされるべき部材に対して、適切な状態
でその前に案内される。このようにするために、クリン
プレバー19は、その下端において軸受装置57を有
し、該軸受装置57を介してクリンプレバー19は、プ
ライヤー1の本体2に回動可能に支持されている。軸受
装置57は、例えばプライヤー1の本体2に固定された
軸Aが貫通する(図4,図6及び図7)強化中空シリン
ダ等である。クリンプレバー19はこの軸Aのまわりを
回動することができる。
【0069】クリンプレバー19の軸受装置57の反対
端には、軸受装置57の軸と平行に伸びる前述したペグ
40が設けられている。クリンプレバー19はこのペグ
40によって、駆動部12の内部、より正確には両壁部
領域12a及び12b内に配置された屈曲ガイドラック
39と係合する。この結果、駆動部12とクリンプレバ
ー19との間に特に安定した結合が達成される。
【0070】図4及び図13は、ワイヤ端スリーブのた
めの搬送装置のそれぞれ側面図及び斜視図である。この
搬送装置は、符号23が付されているが、クリンプドラ
ム18に対して進退し得る搬送プレート58を有してい
る。搬送プレート58の下側には、ワイヤ端スリーブ間
に入り込む突起59aをそのクリンプドラム18に向か
った先端位置に有している搬送レバー59が配設されて
いる。搬送レバー59は、その他端部で上記搬送プレー
ト58に回動可能に結合しており、搬送プレート58及
び搬送レバー59間には、これら2つの部材を拡開する
圧縮スプリング61が装着されている。圧縮スプリング
61は、ペグ62のまわりに螺旋状に巻回しており(図
7)、このペグは、搬送レバー59に堅固に固着すると
共に、搬送プレート58を上方に貫通している。圧縮ス
プリング61は、同時に部材58及び59によって支持
されている。
【0071】クリンプドラム18がコンダクタ端部によ
って軸方向に変位して、周縁フランジ52がロックタブ
50aの後側へ移動し、またクリンプドラム18が装荷
位置から離脱してリクンプ位置に回転すれば、頂部に配
置された突出部54の1つが搬送プレート58を駆動す
る。換言すれば、突出部54が搬送プレート58をクリ
ンプドラム18から離れるように、正確には突出部54
に対する突合せ傾斜面63を押圧する。この突合せ傾斜
面63は、図13によく表わされている。搬送プレート
58が、突出部54によってクリンプドラム18から離
れると、搬送装置23の延出部64に装着されたスプリ
ング65が引っ張られ、これにより、クリンプドラム1
8がその装荷位置に再び到達すると共に、再び軸方向前
方へ変位したとき、搬送プレート58とこれに随伴する
搬送レバー59は、スプリング65を介してクリンプド
ラム18の方へ移動され、次のワイヤ端スリーブ60を
装荷位置に配置されたダイへ押入する。弾性部材66
は、ワイヤ端スリーブ60をその軸方向初期位置へ戻す
ために使用される。
【0072】搬送装置23がクリンプドラム18から離
れる際、搬送レバー59は、可撓式に支持されているの
で、ワイヤ端スリーブ60を乗り越えてスライドする。
この作動中に圧縮状態にある圧縮スプリング65は、そ
の一端が延出部64の突起67により、また他端が横壁
部68により支持されるが、図7に示されるように横壁
部68に上記延出部64が挿通している。これとは反対
に、クリンプドラム18の方向への搬送装置23の移動
は、上記横壁部68にその後側から当接するフック状構
造69によって制限される。この横壁部68は上ハンド
ル3へ堅固に取り付けられている。搬送装置23は、カ
バー5が上がると、それもまた上がるように該カバー5
取り付けられている。この場合、搬送プレート58は、
カバー側壁部の内部の横ガイドによって支持される。
【0073】図14及び図15は、上ハンドル3の前端
部領域の構造を詳細に示している。その頂部にはプライ
ヤー1の前後方向に移動可能なラッチスライド70が設
けられている。このラッチスライド70の下側には、傾
斜して延在するガイド溝72を有する突出部71が一体
的に形成されている。このガイド溝72は、ハンドル3
の長手方向に及びプライヤー1の前端部の方向に下方に
傾斜して延在している。横壁部68に堅固に支持される
後部突起75を有する支持アーム74上のペグ73は、
上ハンドル3と係合する。支持アーム74に対する言わ
ば回転位置がそこに設けられ、その回転位置は、ハンド
ル3の上カバーの鉛直方向下側に設定される。その前部
において、そしてクリンプドラム18に対向する支持ア
ーム74の端部には、U字状構造の押圧スタンプ76が
配置されており、その2つのリム76a及び76bは、
ワイヤ端スリーブ60に対して調節されていて、それに
作用する。ラッチスライド70は、搬送レバー59の押
圧力の結果として、押圧スタンプ76がワイヤ端スリー
ブ60上に位置し、これによりワイヤ端スリーブ60が
クリンプドラム18の直ぐ前の領域で持ち上がってしま
うのを防止するように、ワイヤ端スリーブ60の直径に
応じて、変位し得るようになっている。
【0074】搬送装置23の搬送レバー59は、押圧ス
タンプ76のリム76a及び76b間に位置し、搬送装
置23は支持アーム74の真下に配置される。押圧スタ
ンプ76のリム76a及び76bは、ワイヤ端スリーブ
60の直径が異なる金属スリーブ領域と絶縁リング領域
で該ワイヤ端スリーブ60を押下げるために、異なる長
さに形成され得る。カバー5が上がると、そのとき支持
アーム74もまた上がる。ここに、ワイヤ端スリーブが
充填され得る。
【0075】クリンプ中のプライヤー1の作動方法は、
以下に更に詳細に説明される。
【0076】コンダクタ端部が、装荷位置に配置された
ダイ47に挿入されると、クリンプドラム18は、それ
に続いて軸方向後方へ、正確にはスプリング弾力に抗し
て変位される。同時に、周縁フランジ52は、ロックタ
ブ50aに対して変移した軸方向位置に移動する。同時
に、装荷位置に配置されたダイ47に対して設定された
突出部54は、搬送レバー20の垂直ストット55と係
合する。ハンドル3及び11が互いに向かって移動する
と、周縁フランジ52はロックタブ50aの後側に移動
し、かくしてクリンプドラム18の軸方向位置がロック
される。同時に、ダイ47は、装荷位置から離脱してク
リンプ位置へ移動する。
【0077】ハンドル11及び3が共に押圧されると、
駆動部12は軸受13のまわりに、正確には反時計方向
に回転する。同時に、ペグ41が環状構造のガイド42
の上部領域に配置されるので、搬送レバー20は先ずク
リンプドラム18の方向に変位する。これは、クリンプ
ドラム18が、搬送レバー20の移動の結果として先ず
回転することを意味している。同時に、ダイ47は、ク
リンプレバー19が回転する前に、装荷位置から離脱し
てクリンプ位置へ移動する。クリンプドラム18が上述
の経路に沿って回転する間に、ペグ40は、環状ガイド
39の水平枝部内でのみ移動し、このためクリンプレバ
ー19は当初、駆動部12によっては駆動されない。
【0078】クリンプ位置に到達後、ハンドル3及び1
1が更に共に押圧されると、クリンプレバー19のペグ
40は、環状ガイド39の垂直枝部内で上方に移動し、
これにより該クリンプレバー19は、その軸受軸Aのま
わりに反時計方向に回転する。同時に、クリンプスタン
プ56は、このときにクリンプ位置に配置されているワ
イヤ端スリーブへ押圧される。
【0079】ハンドル3及び11のかかる最終移動作動
において、ペグ41は、搬送レバー20がそれ以上移動
しないように、ガイド42の下枝部内で、正確には中央
下方から移動する。かくしてクリンプスタンプ56がワ
イヤ端スリーブに対して押圧されると、クリンプドラム
18はその位置に保持される。
【0080】次にハンドル3及び11に対する押圧力が
解除されると、スプリング14は該ハンドル3及び11
を拡開させる。このスプリング14は駆動部12を軸受
13のまわりに時計方向に引っ張る。同時に、一方でペ
グ41は、ガイド42の下枝部の中央部領域で走行する
が、この結果として搬送レバー20が戻されることはな
い。このようにクリンプドラム18は当初、その位置に
保持される。他方これに対して、この最初の拡開作動段
階では、ペグ40は、ガイド39の垂直枝部で下方に移
動し、これによりクリンプレバー19は、その軸受軸A
のまわりに時計方向に回転する。そしてクリンプスタン
プ56は、クリンプドラム18から後退する。ペグ41
がガイド42の中央部領域に配置され、またペグ40が
ガイド39の垂直枝部の下部領域に配置されれば、次の
動作段階が開始する。特に、ペグ41はガイド42の上
部領域を走行し、その結果搬送レバー20をハンドル3
及び11の方向へ引っ張り戻す。ペグ54は、クリンプ
ドラム18を反時計方向に回転させる垂直ストット55
を介して、駆動される。かくしてダイ47は、再び装荷
位置へ戻される。かかる第2の動作段階において、ペグ
40が、なおまだガイド39の水平枝部内でのみ移動す
るので、クリンプレバー19は垂直に静止保持してい
る。
【0081】ダイ47がその装荷位置に到達するやいな
や、搬送レバー20は完全に(図4において右側へ)復
帰移動しており、周縁フランジ52はロックタブ50a
から解放され、これによりクリンプドラム18は、それ
とプライヤー1の本体2の後部壁との間に配置されたス
プリングによって、再び前方へ押される。同時に、突出
部54もまた、もはや搬送レバー20及びクリンプドラ
ム18間の連結関係が生じないように、垂直ストット5
5から離脱する。同時に、突合せ傾斜面63の上側にあ
る突出部54も引き戻されるので、クリンプドラム18
の後方移動、即ちその軸方向後方移動により、突合せ傾
斜面63が解放される。スプリング65の弾力により、
搬送プレート58は、更なるワイヤ端スリーブ60を装
荷位置に配置されたダイ内へ押入することが可能にな
る。
【0082】クリンプドラム18の時計方向又は反時計
方向への回転の後、該クリンプドラム18は、各移動サ
イクルの後にその軸方向の原位置に復帰し、駆動装置及
び搬送レバー20から連結解除されるというべきであ
る。
【0083】クリンプドラム18がコンダクタ端部によ
って、その軸方向に移動されないならば、突出部54及
び搬送レバー20間の連結関係が生じない。このためハ
ンドル3及び11が共に駆動されても、上述したのと同
様な工程は行われない。ここではまた、一方で搬送レバ
ー20が往復移動し、他方ではクリンプレバー19が枢
軸Aのまわりに枢動する。そしてクリンプスタンプ56
は、ダイが装荷位置に配置される場合でも、常にクリン
プ位置へ移動する。この場合、クリンプドラム18を損
傷するのを回避するために、該クリンプドラムはその表
面に既に述べた凹部51を備えている。これらの凹部
は、協働するダイが装荷位置に配置された場合、クリン
プ位置に配置される。クリンプスタンプ56は、最後に
述べた場合でも、その全作動を行い得る。
【0084】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、多数の
作動構成部材の耐磨耗性を向上させ、高い信頼性と優れ
た使い勝手を有するこの種のプライヤーを有効に実現す
ることができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプライヤーにおけるハンドルが開いて
いない場合の長手方向の断面図である。
【図2】本発明のプライヤーの上ハンドルの図1のA−
A線に沿う断面図である。
【図3】本発明のプライヤーの下ハンドルの図1のB−
B線に沿う断面図である。
【図4】本発明のプライヤーの前部領域における長手方
向の拡大断面図である。
【図5】本発明のプライヤーの絶縁被覆剥取りに用いる
引張部材の斜視図である。
【図6】本発明のプライヤーのヘッドの後方左側から見
た斜視図である。
【図7】本発明のプライヤーのヘッドの前方左側から見
た斜視図である。
【図8】本発明のプライヤーにおけるワイヤ端スリーブ
のための協働供給部署を備えたクリンプドラムの斜視図
である。
【図9】図8のクリンプドラムの側面図である。
【図10】本発明のプライヤーにおけるクリンプスタン
プが挿着されたクリンプレバーを示す側面図である。
【図11】本発明のプライヤーにおけるクリンプレバー
及びクリンプスタンプの斜視図である。
【図12】上記クリンプドラムが連結し得る搬送装置の
搬送レバーの斜視図である。
【図13】本発明のプライヤーにおけるワイヤ端スリー
ブのための搬送装置の斜視図である。
【図14】本発明のプライヤーの押圧スタンプ領域にお
ける上ハンドルの前端部の斜視図である。
【図15】図14の上ハンドルの前端部の長手方向の断
面図である。
【符号の説明】
1 プライヤー 2 本体 3 上ハンドル 4 クランプジョー 7 軸受 8 可動クランプジョー 9 トグルレバー 10 トグルレバー 11 下ハンドル 12 駆動部 14 引張スプリング 17 クリンプ部署 18 クリンプドラム 19 クリンプレバー 20 搬送レバー 21 駆動装置 22 ワイヤ端スリーブ 23 供給・搬送部署 24 切断ジョー 25 切断ジョー 26 長尺・引張部材 28 コンダクタ端部 30 刃 31 刃 39 屈曲ガイドトラック 42 屈曲ガイドトラック 47 ダイ 48 ダイ 49 ダイ 50 ロッド部材 51 凹部 52 周縁フランジ 56 クリンプスタンプ 58 搬送プレート 59 搬送レバー 63 傾斜面 70 ラッチスライド 71 突出部 72 ガイド溝 74 支持アーム 75 後部突起 76 押圧スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジークフリード ストーム ドイツ連邦共和国 シュランゲン ヤーン シュトラーセ 19 (72)発明者 デトレヘ ヘトランド ドイツ連邦共和国 デトモルド シュナト シュトラーセ 29 (72)発明者 ベルンド デビッド ドイツ連邦共和国 デトモルド アンナシ ュトラーセ 17エー (72)発明者 ハンスヨアヒム コルンフェルド ドイツ連邦共和国 フロソ ホルトケブル ヒシュトラーセ 19

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に移動可能な2つのハンドル(3,
    11)と、コンダクタ端部を仕上げるための複数の仕上
    部署と、前記ハンドル(3,11)が作動するとき、前
    記仕上部署を駆動し得る駆動装置と、を備えたコンダク
    タ端部の仕上用プライヤーであって、前記仕上部署の1
    つは、軸方向に変位可能であり、また回転可能に支持さ
    れたクリンプドラム(18)として構成されており、そ
    の軸方向に変位した位置において、駆動装置(21)と
    連結すると共に、この変位した位置で、前記クリンプド
    ラムから半径方向に突出するフランジ(52)を介して
    ロックされ得るようになっていて、 前記フランジ(52)は、前記クリンプドラム(18)
    の全円周に亘って延在し、 少なくとも1つの凹部(51)が、前記フランジ(5
    2)に設けられ、 プライヤーの本体(2)上の定位置にロックタブ(50
    a)が設けられ、このロックタブは、半径方向において
    前記フランジ(52)に対向し、またクリンプドラム
    (18)の軸方向に変位しない位置で前記凹部(51)
    と係合し、そして前記ロックタブは、前記クリンプドラ
    ム(18)が軸方向に変位し且つ回転した位置で、前記
    フランジ(52)の側部と係合することを特徴とするコ
    ンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプライヤーにおいて、
    前記クリンプドラム(18)は、その円周上に、異なる
    断面積を有するクリンプされるべき接合素子(22,6
    0)を保持するための複数のダイ(47,48,49)
    を、前記フランジ(52)の凹部(51)と対応する数
    だけ備えていて、各凹部(51)はダイ(47,48,
    49)ごとに割当られることを特徴とするコンダクタ端
    部の仕上用プライヤー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載のプラ
    イヤーにおいて、前記フランジ(52)における前記凹
    部(51)は、前記クリンプドラム(18)の円周上に
    配置され、ダイ(47,48,49)から所定距離だけ
    離れている更なる凹部(51)へと開通していることを
    特徴とするコンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3のいずれかに記載のプ
    ライヤーにおいて、前記ロックタブ(50a)は、保持
    ブラケット(50b)と一体的に結合し、この保持ブラ
    ケットは、前記クリンプドラム(18)のクリンプ位置
    へ案内されると共に、該クリンプドラム(18)の外表
    面に密接して配置されることを特徴とするコンダクタ端
    部の仕上用プライヤー。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプライヤーにおいて、
    前記ロックタブ(50a)及び前記保持ブラケット(5
    0b)は、2つのロッド(50c,50d)によって支
    持され、これらのロッドは、相互に一定距離だけ離れ且
    つ平行に配置され、またクリンプドラム(18)と平行
    に延在し、そしてプライヤーハウジング(2)に取り付
    けられることを特徴とするコンダクタ端部の仕上用プラ
    イヤー。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のプ
    ライヤーにおいて、前記ロックタブ(50a)は、前記
    プライヤーハウジング(2)から突出する制御レバー
    (50e)と一体的に結合していることを特徴とするコ
    ンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプライヤーにおいて、
    前記ロックタブ(50a),保持ブラケット(50
    b),ロッド(50c,50d)及び制御レバー(50
    e)は、プラスチック一体射出成形品として形成される
    ことを特徴とするコンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のプライヤーにおいて、
    前記クリンプドラム(18)によって制御される搬送装
    置(23)が、小片状に相互に連結された接合素子(6
    0)を、搬送レバー(59)を使用してダイ(47,4
    8,49)へ給送するために設けられ、前記搬送レバー
    は、クリンプドラム(18)に面するその一端に接合素
    子(60)に係合する突出部(59a)を有し、またそ
    の他端が搬送プレート(58)の下側に枢支され、これ
    らの部材を拡開する圧縮スプリング(61)が、前記搬
    送プレート(58)及び前記搬送レバー(59)間に配
    置されていることを特徴とするコンダクタ端部の仕上用
    プライヤー。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプライヤーにおいて、
    前記圧縮スプリング(61)が、ペグ(62)のまわり
    に螺旋状に巻回し、このペグ(62)は、前記搬送レバ
    ー(59)に堅固に固着すると共に、前記搬送プレート
    (58)を貫通することを特徴とするコンダクタ端部の
    仕上用プライヤー。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9のいずれかに記載のプ
    ライヤーにおいて、前記クリンプドラム(18)に面し
    た前記搬送レバー(59)の端部領域において、前記接
    合素子(60)を押え込む押圧スタンプ(76)を備え
    ていることを特徴とするコンダクタ端部の仕上用プライ
    ヤー。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプライヤーにおい
    て、前記押圧スタンプ(76)は、前記搬送プレート
    (58)の上側に配置される支持アーム(74)の一端
    に取り付けられ、該支持アームの他端は、前記搬送プレ
    ート(58)の前記クリンプドラム(18)方向への移
    動を制限する横壁部(68)に支持されることを特徴と
    するコンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプライヤーにおい
    て、前記支持アーム(74)の上で前記押圧スタンプ
    (76)の高さ位置を予め設定するために、該支持アー
    ム(74)の上にラッチスライド(70)が設けられる
    ことを特徴とするコンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のプライヤーにおい
    て、前記ラッチスライド(70)の下側に、傾斜して延
    在するガイド溝(72)を有す突出部(71)が取り付
    けられ、前記ガイド溝(72)内に、前記支持アーム
    (74)に取り付けられたペグ(73)が係合すること
    を特徴とするコンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のプライヤーにおい
    て、別の仕上部署として絶縁被覆−剥取部署が設けら
    れ、この部署は、枢動可能であり且つ前記駆動装置(2
    1)と前記可動クランプジョー(8)の間に配置された
    トグル継手(9,10)により駆動され得るクランプジ
    ョーを備え、上記トグル継手が駆動装置と可動クランプ
    ジョーの間に配置されることを特徴とするコンダクタ端
    部の仕上用プライヤー。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプライヤーにおい
    て、引張部材が前記トグル継手(9,10)のトグルレ
    バー(9)は、引張部材(32,33)を駆動し、切断
    及び剥取りジョー(24,25)が前記引張部材に結合
    され、これらの切断及び剥取りジョーは、前記クランプ
    ジョー(4,8)によって案内されることを特徴とする
    コンダクタ端部の仕上用プライヤー。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプライヤーにおい
    て、可動クランプジョー(8)に結合されるトグルレバ
    ー(9)は、プライヤーの本体(2)のガイドトラック
    によって案内されるペグ(9c)をその側部に備えてい
    ることを特徴とするコンダクタ端部の仕上用プライヤ
    ー。
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