JP6717642B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は足載台を折り畳みできる車椅子に関し、とくに、足載台を使用の邪魔にならないように折り畳みできる車椅子に関する。
車椅子は、ユーザーが座部シートに座る状態で足を載せる足載台を設けている(特許文献1参照)。この車椅子は図22に示すように、座部シート107の上方に座るユーザーが楽に足を載せることができるよう、座部シート107の下方に前方に突出するように、足載台108を設けている。足載台108は、足載アーム141の先端にプレート展開姿勢とプレート収納姿勢に傾動できるように足載プレート142を連結している。この構造の車椅子は、ユーザーが座部シート107に乗り降りするときに、足載プレート142をプレート収納姿勢とし、座部シート107に座る状態では、足載プレート142をプレート展開姿勢として足を載せるようにしている。この車椅子は、足を足載プレート142に載せて駆動車輪103を回転させて移動できる。この車椅子は、ユーザーが座って、例えば、台所の流し台や洗面台等に接近しようとすると、足載プレート142が流し台等に当たって接近できない。このため、無理な姿勢で流し台や洗面台などを使用する必要があった。本発明者は、この欠点を解消するために、図23に示すように、足載アーム241を鉛直面内で傾動させて、足載プレート242を足載アーム241に連結している足載台208を折り畳みできる構造の車椅子を開発した。(特許文献2参照)
特開2009−011691号公報 特開2013−034788号公報
図23に示す車椅子は、足載アーム241を垂直方向に折り畳みして、前方に突出しない状態にできるので、ユーザーが座部シートに座った状態で流し台や洗面台などに接近して便利に使用できる特徴がある。しかしながら、この車椅子は足載アーム241が両側フレーム201の外側面に連結されているため、図22のような従来の車椅子よりも左右の足載プレート242が離間してしまう問題があった。左右の足載プレート242が離間していると、足載プレート242の対向面の隙間が広がり、その隙間からユーザーが足を滑り落としてしまう虞がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の目的は、左右の足載プレートの隙間から足が抜け落ちる虞を低減した車椅子を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
以上の問題を解決するために、本発明の第1の車椅子は、駆動車輪と、その外側に駆動車輪を回転自在に連結している一対の両側フレームと、一対の両側フレームの各々の、その外側であって駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、前記一対の両側フレームの各々の、その外側であって前記駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、各足載アームの先端部にプレート回動軸を介して回動可能に連結され、その上面に足を載せることができる足載プレートと、を備え、足載アームは、アーム伸展位置における先端部同士の間隔を、アーム折畳位置における先端部同士の間隔よりも狭くしており、正面視において、前記アーム傾動軸の両端の内、車椅子の外側に位置する一端が、車椅子の内側に位置する他端よりも低い位置になるよう傾斜させて設けてなる。
以上の車椅子は、足載アームをアーム伸展位置としたとき、先端部同士を間隔を狭くすることで、プレート展開姿勢とされた足載プレート同士の間隔を狭くすることができ、車椅子のユーザが足載プレートに足を載せる際、足載プレート同士の隙間から足が抜け落ちる虞を低減することができる。また、アーム折畳位置においては、足載アームの先端部同士の間隔を広くして、ユーザの邪魔にならないよう足載プレートを収納できる。また、正面視においてアーム傾動軸を傾斜して設けることで、足載アームを伸展位置としたとき、左右の足載アームの先端部の間隔を、アーム折畳位置における先端部の間隔よりも狭くし、左右の足載プレートを接近させ、左右の足載プレートの隙間からユーザーが足を抜け落とす虞を低減することができる。
また、本発明の第2の車椅子は、足載アームとアーム傾動軸とが互いに交差し、この交差部を通りアーム傾動軸と直交する垂直面よりも、足載アームの先端部が内側に位置するように、足載アームが、アーム傾動軸に対して傾斜してアーム傾動軸に連結されてなる。
以上の車椅子は、アーム折畳位置においては、足載アームとアーム傾動軸との連結部を通るアーム傾動軸の垂直面よりも、足載アームが内側に位置するため、車椅子の横幅を狭くすることができる。さらに、アーム伸展位置においては、足載アームの先端部がアーム傾動軸の垂直面よりも内側に位置するため、足載アームの先端部に連結された足載プレートの隙間をより狭くし、左右の足載プレートの隙間からユーザーが足を抜け落とす虞をさらに低減することができる。
さらに、本発明の第3の車椅子は、正面視において、足載アームはアーム折畳位置で、直立姿勢になるように設けられてなる。
以上の車椅子は、アーム折畳位置で足載アームを直立姿勢になるので、足載アームやその先端に連結された足載プレートが座部スペースを圧迫したり、外側へ傾斜して嵩張ったりするのを防止することができる。
さらにまた、本発明の第4の車椅子は、前記アーム傾動軸が、前記車椅子の平面視において、前記車椅子の外側に位置する一端を、水平線に対し、前記車椅子の内側に位置する他端よりも前方に位置するように傾斜させて設けることができる。
さらにまた、本発明の第5の車椅子は、駆動車輪と、その外側に前記駆動車輪を回転自在に連結している一対の両側フレームと、前記一対の両側フレームの各々の、その外側であって前記駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、各足載アームの先端部にプレート回動軸を介して回動可能に連結され、その上面に足を載せることができる足載プレートと、を備える車椅子であって、前記足載アームは、アーム伸展位置における先端部同士の間隔を、アーム折畳位置における先端部同士の間隔よりも狭くしており、前記アーム傾動軸が、前記車椅子の平面視において、前記車椅子の外側に位置する一端を、水平線に対し、前記車椅子の内側に位置する他端よりも前方に位置するように傾斜させて設けることができる。
以上の車椅子は、足載アームの先端が前方へ移動すると同時に、内側方向へ移動する。これにより、足載アームを前方へ傾動させる一動作だけで、足載アームの先端を内側へ移動させることができる。
さらにまた、本発明の第の車椅子は、足載アームは、アーム伸展位置における前記足載アームの先端部が、その後端よりも車椅子の内側に位置するように設けられてなる。
以上の車椅子は、足載アームをアーム伸展位置としたとき、先端部を足載アームと両側フレームとの連結部よりも内側に位置させることで、プレート展開姿勢としたとき足載プレート同士の隙間を狭くし、足載プレートの隙間からユーザーの足が抜け落ちる虞を低減することができる。
さらにまた、本発明の第7の車椅子は、平面視において、アーム傾動軸の両端の内、車椅子の外側に位置する一端が、車椅子の内側に位置する他端よりも前方に位置するように両側フレームに対して傾斜して設けられてなる。
以上の車椅子は、平面視においてアーム傾動軸を傾斜して設けることで、足載アームを伸展位置としたとき、左右の足載アームの先端部の間隔を、アーム折畳位置における先端部の間隔よりも狭くし、左右の足載プレートの隙間からユーザーが足を抜け落とす虞を低減することができる。
さらにまた、本発明の第8の車椅子は、アーム傾動軸が水平方向あるいは車椅子の前後方向に対する傾斜角が1°〜30°に設けられてなる。
以上の車椅子は、アーム傾動軸を1°〜30°傾斜させることで、足載アームのアーム伸展位置において足載プレートの対向面を近接させることができる。
さらにまた、本発明の第9の車椅子は、足載アームは、足載プレートを回動可能に足載アームに連結するプレート回動軸を備え、プレート回動軸が、平面視において、足載アームの延在方向に対して、車椅子の前後方向に傾斜してなる。
以上の車椅子は、足載アームの延在方向からプレート回動軸を車椅子の前後方向に傾斜することで、座部から見て、展開姿勢の左右の足載プレートの先端側の手前方向への傾きを小さくすることができる。
さらにまた、本発明の第10の車椅子は、足載プレートが平面視において矩形状に形成され、プレート回動軸が足載アームの延在方向に対して傾斜する角度に対して平行に設けられてなる。
以上の車椅子は、足載プレートの対向面が平行となるため、対向面の隙間を均一にすることができる。また、プレート展開姿勢の左右の足載プレートが直列し、座部から見て前後方向に傾かないようにすることができ、ユーザーは安定して足載台に足を載せることができる。
さらにまた、本発明の第11の車椅子は、後端を両側フレームに連結され、中間部で下方へ折曲された第一アーム部と、第一アーム部の先端に後端を連結され、先端に足載プレートを連結した第二アーム部と、第二アーム部を、第一アーム部を軸に軸回転可能に第一アーム部に連結する回転部と、を備える。
以上の車椅子は、足載アームのアーム伸展位置において、第二アーム部を第一アーム部に対して軸回転することで、左右の足載プレートが直列に並ぶように足載プレートの角度を調整することができる。一方で、足載アームのアーム折畳位置において、第二アーム部をアーム伸展位置とは反対側へ軸回転し、足載プレートを足載アームの傾動方向の垂直面に対して略平行とすることで、平面視における足載プレートの横幅方向の占有領域を狭くしてコンパクトに収納することができる。
さらにまた、本発明の第12の車椅子は、足載アームは、後端を両側フレームに連結された第一アーム部と、第一アーム部の先端に後端を連結され、中間部で下方へ折曲され、先端部に足載プレートを連結した第二アーム部と、第二アーム部を、第一アーム部を軸に軸回転可能に第一アーム部に連結する回転部と、を備える。
以上の車椅子は、第二アーム部の先端が内側へ向かうように軸回転させることで、足載プレートのプレート展開姿勢時において、左右の足載プレートの先端が近接し、左右の足載プレートの隙間から足が抜け落ちる虞を効果的に低減している。さらに、足載アーム全体が鉛直方向になるように第二アーム部を軸回転させた状態にして後方へ傾動することで、足載アーム及び足載プレートが嵩張らないように足載台を収納することができる。
さらにまた、本発明の第13の車椅子は、足載プレートのプレート展開姿勢時において、左右の足載プレートの対向面の少なくとも一部が接触する。
以上の車椅子は、左右の足載プレートの対向面の一部が接触しているため、左右の足載プレートの隙間から車椅子に座るユーザーの足が抜け落ちる虞を低減している。
さらにまた、本発明の第14の車椅子は、足載プレートの対向面に、互いに係合可能な第一係合部と第二係合部とを備える。
以上の車椅子は、左右の足のプレートを係合することで、足載アームや足載プレートに横方向の力が加わったり、車椅子に振動が加えられたりしても、左右の足載プレートの連結が維持される。それにより、不意に足載プレートの隙間が開き、開いた隙間からユーザーが足を抜け落とす虞を低減している。
さらにまた、本発明の第15の車椅子は、駆動車輪と、その外側に駆動車輪を回転自在に連結している一対の両側フレームと、一対の両側フレームの各々の、その外側であって駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、各足載アームの先端部にプレート回動軸を介して回動可能に連結され、その上面に足を載せることができる足載プレートと、を備える車椅子であって、両端を左右の足載プレートの先端と連結し、主面に足を載せることができる中間プレートを備え、前記中間プレートは、両端のうち一方が、左右の前記足載プレートのいずれか一方の先端に回動可能に連結され、両端のうち他方に、連結された側とは反対側の足載プレートの先端と係合可能な係合部を設けており、前記中間プレートと連結された前記足載プレートの上面に、前記中間プレートを嵌合して前記中間プレートを前記足載プレート内に収納可能とする溝部を備える。
以上の車椅子は、中間プレートによって左右の足載プレートを連結することで、左右の足載プレートを一体の足載プレートとして利用することができる。また、左右の足載プレートの間の隙間が中間プレートによって閉塞されるため、左右の足載プレートの隙間から足が抜け落ちる虞を低減している。また、足載プレートに連結された中間プレートを回動することで、左右の足載プレートを連結することができる。さらに、連結された側と反対側の一端は、足載プレートの先端に設けられた係合部と連結することができる。さらに、中間プレートを使用しない際や足載アームを後方へ傾動する際には、中間プレートを足載プレート内に収納することで、中間プレートが邪魔にならないようにすることができる。
さらにまた、本発明の第16の車椅子は、足載プレートの溝部内に凸部と、中間プレートの主面に凸部と嵌合する凹部を備える。
以上の車椅子は、足載プレートに設けられた凸部により、足を溝部内に落とすのを防ぐことができる。さらに、中間プレートに凸部と嵌合する凹部が設けられているため、中間プレートを足載プレートに収納する際に、凸部が収納を妨げることなく、中間プレートを収納することができる。
本発明の一実施形態に係る車椅子の斜視図である。 図1に示す車椅子の側面図である。 図2の足載アームをアーム折畳位置に傾動した状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る車椅子の正面図である。 図4の足載アームをアーム伸展位置に傾動した状態を示す正面図である。 図1に示す車椅子の平面図である。 図1に示す車椅子の要部拡大正面図である。 本発明の別の実施形態に係る車椅子の平面図である。 図8の足載アームをアーム折畳位置に傾動した状態を示す平面図である。 本発明の変形例を示す平面図である。 本発明の変形例を示す平面図である。 本発明の変形例を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る車椅子の要部拡大図である。 図13に示す車椅子の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る足載アームの要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車椅子の要部拡大図である。 図16に示す車椅子の正面図である。 本発明の他の実施形態に係る車椅子の平面図である。 図18に示す車椅子の要部拡大図である。 図19に示す中間プレートを収納した状態を示す斜視図である。 本発明の変形例を示す斜視図である。 従来の車椅子を示す斜視図である。 本発明者が先に開発した車椅子の斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車椅子を例示するものであって、本発明は車椅子を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部品を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、水平、鉛直、垂直、平行という言葉を用いているが、これらは必ずしも厳密に水平、鉛直、垂直あるいは平行であることに特定する意図ではない。以上の言葉は、これらの状態から僅かに傾斜した状態も含んだ意味で用いている。
(実施形態1)
図1は本実施形態1の車椅子を示す斜視図である。図1に示す車椅子は、外側に駆動車輪3を連結している一対の両側フレーム1と、一対の両側フレーム1を連結すると共に、上端に座部フレーム6を連結している折畳リンク2と、この折畳リンク2の座部フレーム6に連結している可撓性の座部シート7と、両側フレーム1の前部に連結されて、水平面内で方向を変化できる自在小車輪4と、両側フレーム1に連結している足載台8とを備える。この足載台8は、プレート展開姿勢で上面に足を載せる足載プレート42と、この足載プレート42を両側フレーム1に連結している足載アーム41とを備える。この車椅子は、一対の両側フレーム1を、折畳リンク2で折り畳みできるように連結している。この車椅子は、両側の両側フレーム1を互いに接近させるように折畳リンク2を折り畳みして、横幅を狭くできるようにしている。
(両側フレーム1)
図2は図1の車椅子の側面図である。図2に示す車椅子の両側フレーム1は、上面に肘当て20を有する水平姿勢の肘当てフレーム12と、この肘当てフレーム12の後端部に連結している上下フレーム14と、この上下フレーム14の下端部に連結している水平姿勢の下フレーム11とを備える。さらに、両側フレーム1は、肘当てフレーム12の下方に、プレート収納姿勢の足載プレート42を収納する収納スペース18を設けている。
また、図2の車椅子の両側フレーム1は、肘当てフレーム12と下フレーム11との中間に水平姿勢の中間フレーム15を設けている。中間フレーム15は、後端を上下フレーム14の中間に連結すると共に、前端を下方向に配設された前フレーム13によって下フレーム11に連結している。図の中間フレーム15は、先端部を下方に折曲して前フレーム13としている。
(足載台連結フレーム16)
図1の車椅子の両側フレーム1は、中間フレーム15の前部と前フレーム13に形成された隅部に配設される足載台連結フレーム16を備える。図の足載台連結フレーム16は中間部で折曲されたL字状の部材である。図の足載台連結フレームは、一端が中間フレーム15の前部に連結され、他端が前フレーム13の中間部に連結される。この足載台連結フレーム16の外側面に、足載アーム41が連結される。図の足載台連結フレーム16は、図4に示す正面図のように、中間フレーム15や前フレーム13よりも外側へ向けて突出するように設けられる。さらにこの足載台連結フレーム16の折曲部から後方に向けて、駆動車輪3を停止するためのブレーキ37を取り付けるブレーキフレーム17が連結される。
(足載台8)
図1の車椅子は座部5の前方に一対の足載台8を備えている。足載台8は、ユーザーが座部5に座った際に足を載せる台である。この足載台8は、両側フレーム1の外側面に連結された足載アーム41と、この足載アーム41の先端部に設けられた足載プレート42とを備える。図の足載台8は、足載アーム41の先端を鉛直面内で前後方向に傾動できるように、足載アーム41の後端をアーム傾動軸43を介して足載台連結フレーム16に連結しており、垂直に立てて折り畳めるようにしている。図2は足載台8を前方に位置させた状態を示す側面図である。この足載台8は、使用時には、図2に示すように足載アーム41を前方へ傾動させることで、足載アーム41の先端側が両側フレーム1の前方に位置するアーム伸展位置に傾動させることができる。また、図3は足載台8を折り畳んだ状態を示す側面図である。車椅子の左右方向への折り畳み時や足載台8を退避させたいときは、図3に示すように足載アーム41を前フレーム13よりも後方へ収納するアーム折畳位置にすることができる。足載アーム41をアーム折畳位置にすることで、足載プレート42は収納スペース18に収納される。このように、足載台8を折り畳みできる構造は、車椅子を一対の両側フレーム1を接近させる方向に折り畳んで収納する際に、よりコンパクトに折り畳みできる。
図4および図5は図1に示す車椅子の正面図である。図6は図1に示す車椅子の平面図である。図7は図1に示す車椅子の要部拡大正面図である。図4に示すように、この車椅子は、足載台連結フレーム16の外側面に、足載アーム41を前後に傾動可能に連結している。さらにこの足載アーム41の先端部には、プレート展開姿勢で上面に足を載せることができる足載プレート42を連結している。図5の車椅子は足載アーム41をアーム伸展位置にし、足載プレート42に足を載せられるように、足載プレート42の上面を水平姿勢とするプレート展開姿勢にしている。足載アーム41をアーム折畳位置に傾動する際には、図4に示すように、プレート回動軸46を軸に回動させることで、足載プレート42を鉛直姿勢とするプレート収納姿勢にし、折り畳みの邪魔にならないようにすることができる。さらに図の足載台8は、足載アーム41の先端部と足載プレート42の先端に渡って、足載プレート42に載せた足を滑り落ちないように保持するための支持帯47を配設している。
(アーム傾動軸43)
アーム傾動軸43は足載アーム41を、前後方向に傾動可能に足載台連結フレーム16に連結している軸部である。図7はこのアーム傾動軸43の周辺を示す要部拡大図である。正面視において、アーム傾動軸43は水平線HLから傾斜して設けられている。図のアーム傾動軸43は車椅子の外側に位置する一端が、車椅子の内側に位置する他端よりも低い位置になるように、上下方向に傾斜している。このアーム傾動軸43を両側フレーム1の水平線HLから傾斜させる角度を傾斜角αとする。この傾斜角αは1〜30°とすることができる。好ましくは3〜20°とすることができる。さらに好ましくは5〜15°とすることができる。このように、アーム傾動軸43を傾斜させることで、図7の破線部分に示すように足載アーム41をアーム伸展位置にした際に、足載アーム41の先端部が車椅子の内側へ向かうようにしている。足載アーム41の先端部が内側へ向かうことで、左右の足載アーム41の先端部にそれぞれ連結された足載プレート42同士の隙間を狭くすることができる。特に、傾斜角αを5〜15°とすることで、左右の足載プレート42を互いに十分に接近させながらも、左右の足載アーム41の先端部の間隔を狭すぎないようにし、足載プレート42を配置するスペースを十分に確保することができる。
(足載アーム41)
図1に示す車椅子の足載アーム41はロッド状の部材である。図2に示すように、足載アーム41をアーム伸展位置に傾動した際に、先端部が下方へと向かうように中間部で湾曲している。ただ、足載アーム41を湾曲させるのは必須ではなく、直線状としてもよいし、あるいは折曲してもよい。足載アーム41は、前後方向を含む鉛直面内で折り畳みできるように、後端部をアーム傾動軸43を介して足載台連結フレーム16の外側面に連結している。また、足載アーム41の先端部にはユーザーが足を載せる足載プレート42が回動可能に連結される。足載アーム41は、図5に示すアーム伸展位置において、図4に示すアーム折畳位置よりも、先端部が互いに接近するようにしている。
足載アーム41は、図7の要部拡大図に示すように後端部がアーム傾動軸43に交差して連結されている。足載アーム41はアーム傾動軸43に対して傾斜するように連結されている。図の車椅子は、足載アーム41とアーム傾動軸43との交差部49を通るアーム傾動軸43と直交する垂直面VPよりも、足載アーム41の先端部が車椅子の内側に位置するように、足載アーム41がアーム傾動軸43に対して傾斜して設けられている。このアーム傾動軸43に対する足載アーム41の角度を傾斜角θとする。この傾斜角θは、足載アーム41が前後に傾動しても常に一定な角度である。この傾斜角θは、30°以下とすることができる。好ましくは、傾斜角θが傾斜角αと等しくなるように設けられる。後述するが、アーム折畳位置において、足載アームを直立姿勢にすることができるからである。
ここで、アーム傾動軸43は前述のように、平面視において両端のうち、車椅子の内側の一端が、外側の他端よりも高い位置になるように、水平線HLに対して傾斜角αだけ上下方向に傾斜して設けられている。これにより、アーム傾動軸43に直交する垂直面VPは、上側が車椅子の外側へ向かい、下側が車椅子の内側に向かうように鉛直方向から傾斜角αだけ傾いている。従来の車椅子のようにアーム傾動軸43に対して足載アームを垂直に連結すると、足載アームはこの垂直面VP上で傾動するため、足載アームを前方へ傾動するにつれて、足載アームの先端部は車椅子の内側へと向かう。しかしながら、上側へと傾動すると、足載アームの先端部は車椅子の外側へと向かってしまう。すなわち、アーム折畳位置では、先端部が外側へと向かってしまい、車椅子の横幅が広くなり、狭い場所を通過する妨げとなったり、収納時に嵩張ってしまう虞がある。
一方で実施形態1の車椅子は、図7の要部拡大図に示すように、足載アーム41が垂直面VPから、傾斜角θだけ傾斜するように、足載アーム41がアーム傾動軸43に対して傾斜して交差している。これにより、足載アームをアーム傾動軸に対して垂直に連結した場合と比較して、アーム折畳位置において、足載アーム41は車椅子のより内側に位置する。これにより、車椅子の横幅が広くならないようにしている。さらに、実施形態1の車椅子は、アーム伸展位置においても、足載アーム41とアーム傾動軸43との連結部を通過するアーム傾動軸43の垂直面VPよりも傾斜角θだけ傾斜し、足載アーム41の先端部がアーム傾動軸43の垂直面VPよりも内側に位置している。そのため、足載アームをアーム傾動軸に対して垂直に連結した場合と比較して、足載アーム41の先端部を、より車椅子の内側に位置させることができる。これにより、左右の足載アーム41の先端部に設けられた各々の足載プレート42をより互いに接近させることができ、足載プレート42同士の隙間を狭くし、車椅子のユーザーが足載プレート42の隙間から足を抜け落とす虞を低減している。
以上のように、アーム傾動軸43を水平線HLから上下方向に傾斜させ、さらに足載アーム41をアーム傾動軸43の垂直面VPから車椅子の内側方向に傾斜させる構造は、図4に示すような足載アーム41の折畳位置においては、足載アーム41が外向きに飛び出て車椅子の横幅が広くなるのを防止しつつも、図5に示すような足載アーム41のアーム伸展位置においては、足載アーム41の先端部をより内側に位置させることを両立させることができる。
また、図7に示すように、車椅子は、足載アーム41のアーム折畳位置において、アーム伸展位置よりも左右の足載アーム41の先端部の間隔が広がるようにしている。これにより、足載プレート42を収納姿勢にし、足載アーム41をアーム折畳位置に傾動した際に、足載プレート42や足載アーム41が座部に座るユーザーの邪魔にならないようにできる。また、図の車椅子は、正面視において、アーム折畳位置で両端部が同一鉛直線上に位置する直立姿勢になるように設けられている。図の車椅子は足載アーム41の傾斜角θを傾斜角αと等しくすることで、足載アーム41を直立姿勢にしている。このように足載アーム41を直立姿勢にすることで、足載アーム41をアーム折畳位置に傾動した際に、足載アーム41や足載プレート42が車椅子の内側へ傾いて座部スペースを圧迫したり、あるいは車椅子の外側へ傾いて車椅子の収納時に嵩張ったりするのを防止している。好ましくは、アーム折畳位置に傾動した足載アーム41が、駆動車輪3の外側面に設けられたグリップリング35よりも内側に位置する。車椅子の横幅を狭くし、狭い場所を通過しやすくしたり、折り畳んだ際にコンパクトにすることができるからである。また、アーム折畳位置における足載アーム41を直立姿勢にすることで、折り畳みリンク2により車椅子を、両側フレーム1が互いに接近する方向に折り畳む際に、左右の足載アーム41及び足載プレートが互いに干渉しないようにし、車椅子をよりコンパクトに折り畳むことができる。ただ、必ずしも傾斜角θと傾斜角αを等しくする必要はない。足載アーム41の先端部が垂直面VPよりも内側になるように傾斜させると、アーム伸展姿勢に傾動した際に、左右の足載アーム41の先端部が互いに接近するようにすることができる。
図5は、図4に示す足載アーム41をアーム伸展位置に傾動した正面図を示す。以上のようにアーム傾動軸43を両側フレーム1に対して傾斜させ、さらに足載アーム41をアーム傾動軸43に対して傾斜させる構造により、足載アーム41はアーム伸展位置において、図5に示すように、先端部が車椅子の内側へ向かうように傾動する。図に示す足載アーム41は、足載台連結フレーム16に連結される後端側よりも、先端側が内側に位置している。それにより、左右の足載アーム41の先端部にそれぞれ連結された足載プレート42同士の間隔を狭くし、車椅子を利用するユーザーが、この足載プレート42の隙間から足を抜け落とす虞を効果的に低減している。
また、以上のような構造にすることで、車椅子は、図4に示すアーム折畳位置から図5に示すアーム伸展位置に切り換える際に、足載アーム41を前方へ傾動させるだけで、この傾動に合わせて、足載アーム41を、直立姿勢から先端部が車椅子の内側へ向かう姿勢にすることができる。また、アーム伸展位置からアーム折畳位置へと切り換える際にも、足載アーム41を後方へ傾動するだけで、足載アーム41の先端部が内側へ向かった状態から直立姿勢にすることができる。これにより、車椅子のユーザーは、単一かつ簡単な動作だけで、足載台8を利用または収納することができる。
(足載プレート42)
図4及び図5に示すように足載プレート42は、プレート収納姿勢とプレート展開姿勢とに切り換えられるように、プレート回動軸46を介して足載アーム41の先端に連結している。この足載プレート42は、図5に示すように足載アーム41のアーム伸展位置において、足載プレート42をプレート展開姿勢にすることで上面に足を載せることができる。また、足載プレート42は、図4に示すように足載アーム41のアーム折畳位置にする際には、収納の妨げとならないように、足載プレート42を鉛直姿勢のプレート収納姿勢に折り畳むことができる。図1に示す足載プレート42は、全体の形状を板状とすると共に、その後端部には、足載アーム41に連結しているプレート回動軸46を保持するプレート軸受部42Aを設けている。また、図1に示す足載プレート42は、プレート展開姿勢に保持されるように、足載アーム41の先端部を案内して所定の角度で停止させるストッパ溝42Bを、後端部を切欠して設けている。この足載プレート42は、プレート回動軸46を中心として回動させて、展開する状態では、足載アーム41の先端がストッパ溝42Bの内面に当接してプレート展開姿勢で停止される。さらに、足載プレート42は、プレート収納姿勢に折り畳む状態では、図4に示すように足載プレート42の上面を足載アーム41に面するように所定のプレート収納姿勢で停止される。この足載プレート42は、足載アーム41の先端部が内側へ向かって傾斜して設けられているため、プレート展開姿勢において、図23に示す従来の車椅子と比較して、左右の足載プレート42が互いに近接している。すなわち、左右の足載プレート42同士の隙間が狭くし、ユーザーがこの隙間から足を滑り落とす虞を解消している。また、この足載プレート42の先端部には、支持帯47を先端に巻き付けるためのスリット部42Cを設けている。
図5に示すように、足載プレート42は足載アーム41を車椅子の両側フレーム1に連結するアーム傾動軸46を傾斜して設けることで、左右の足載プレート42の間の隙間を狭くしている。例えば、この足載プレート42の隙間は5cm以内とすることができる。好ましくは、3cm以内とする。さらに好ましくは1cm以内とする。左右の足載プレート42の隙間を狭くすることで、この隙間から車椅子の座部に座るユーザーの足が抜け落ちる虞を効果的に低減することができる。
(プレート回動軸46)
プレート回動軸46は足載プレート42を、回動可能に足載アーム41の先端部に連結する軸部である。図6に図1の車椅子の平面図を示す。図6に示すように、プレート回動軸46は足載アーム41の延在方向に対して、傾斜して設けられている。図のプレート回動軸46は、軸方向が車椅子の前後方向になるようにしている。このプレート回動軸46の足載アーム41の延在方向に対する角度を傾斜角βとする。プレート回動軸46を傾斜させることで、図の車椅子は、足載プレート42の平面形状が矩形状であっても、左右の足載プレート42の隙間を対向面の全面に渡って間隔を均一に近づけることができ、ユーザーの足が抜け落ちる懸念を低減している。また、プレート回動軸46を傾斜させることで、座部方向から見て足載プレート42の先端側の手前側への傾きを小さくすることができる。この傾斜角βは例えば30°以下とすることができる。この傾斜角βは、プレート回動軸46が車椅子の前後方向に対して平行になるように角度を決定することが好ましい。また、さらに好ましくは左右のプレート回動軸46は、車椅子の前後方向に対し平行となるように設けられる。図6に示す平面図のように、足載プレートの平面形状を矩形状としながらも、左右の足載プレート42の対向面を平行にし、足載プレート42の隙間を一定な間隔とすることができるからである。また、左右の足載プレート42が直列し、座部から見て手前または奥側に傾かないようにすることができ、ユーザーは安定して足載台に足を載せることができる。左右のプレート回動軸46が互いに平行になる具体的な傾斜角βは、アーム傾動軸46の傾斜角αや足載アーム41の長さや形状等を考慮して定めることができる。ただ、プレート回動軸46は必ずしも足載アーム41の延在方向に対して傾斜して設ける必要はない。後述するが足載プレートの形状により、左右の足載プレート同士の間の間隔を対向面の全面に渡って一定にすることができる。
(支持帯47)
図1に示す足載台8は、足載プレート42に載せた足を保持する支持帯47を備えている。図に示す支持帯47は、可撓性を有する帯状のバンドで、一端を足載アーム41の先端部に連結している。また、他端をスリット部42Cを通じて足載プレート42の先端に巻き付けて連結している。この支持帯47は、足載アーム41の先端部と足載プレート42の先端との間に渡って配設されて、足載プレート42に載せられる足が足載プレート42から落ちないように保持する。ユーザーは足載プレート42に足を載せた状態で支持帯47に踵を当接することで、足載プレート42から後方へ足を滑り落ちないようにすることができる。この支持帯47は面ファスナー等によって着脱可能な形態としてもよい。また、支持帯47を左右の足載アーム41の間に渡って配設し、一つの支持帯47により両足を保持する形態としてもよい。ただ、この支持帯47は必須ではなく省略することもできる。
以上の足載台8は図6に示すように、足載プレート42をプレート展開姿勢からプレート収納姿勢に折り畳む状態で、足載アーム41を後方へ傾動することで、足載プレート42が収納スペース18に収納される。これにより、足載アーム41及び足載プレート42が収納スペース18に収まり、前フレーム13よりも前方へと突出しないように収納される。
また、以上の足載台8は、平面視においてアーム伸展位置にある足載アーム41の先端部が両側フレーム1との連結部より内側へ位置しており、左右の足載プレート42の隙間を、図23に示すような従来の車椅子よりも狭くしている。これにより、この足載プレート42の隙間から足が抜け落ちる虞を低減することができる。また、この足載アーム41を連結するプレート回動軸43を両側フレーム1の垂直方向から傾斜して設けることで、アーム折畳位置では、足載アーム41を両側フレーム1よりも外側へ位置させ、かつ直立姿勢にすることで、車椅子の折り畳みを妨げないようにすることができる。さらに、アーム伸展位置へ移行する際には、足載アーム41を前方へ傾動すると同時に、足載アーム41の先端部が内側へ向かうため、一動作で足載アーム41をアーム伸展位置に傾動させつつ、左右の足載プレート42の隙間を接近させることができる。さらにまた、足載プレート42を従来と同じ長さにしたまま、先端を近接させることで、足載アームを後方へ傾動した際に、足載プレート42が嵩張ったり、他の部材に干渉して傾動を妨げる懸念がない。
(位置決ストッパ44)
また、図1に示す車椅子は、足載アーム41の傾動範囲を特定する位置決めストッパ44を備えている。図の足載アーム41は位置決めストッパ44を介して足載台連結フレーム16に連結されている。この位置決ストッパ44は、前後方向に傾動する足載アーム41を、アーム伸展位置とアーム折畳位置において所定の位置で停止させる。図に示す位置決めストッパ44は、中間部にアーム傾動軸43が設けられるアーム軸受部44Cを設けている。また、図のアーム軸受部44Cの前方側に、足載アーム41をアーム伸展位置で停止させる第一のストッパ部44Aを備える。さらに、図の位置決ストッパ44は足載アームをアーム折畳位置で停止させる第二のストッパ部44Bを備える。図に示す位置決ストッパ44は、第一のストッパ部44Aと第二のストッパ部44Bにそれぞれ、足載アーム41を保持する保持溝45を備えている。図の位置決ストッパ44は、足載アーム41をアーム伸展位置で停止させる第一の保持溝45Aと、足載アーム41をアーム折畳位置で停止させる第二の保持溝45Bとを備えている。位置決ストッパ44は、第一の保持溝45Aと第二の保持溝45Bの傾斜角を調整して足載アーム41を所定の位置で停止できるようにしている。
第一の保持溝45Aは、図2に示すように、側面視において前端側が下方へ向かうように傾斜している。さらに、図4に示すように、正面視において、前端側が内側へ向かうように傾斜している。これにより、図5示すように、足載アーム41を前方へ傾動した際に、足載アーム41の先端側が車椅子の内側へ向かう姿勢で足載アーム41を停止させることができる。
また、第二の保持溝45Bは、図2に示すように、側面視において、上端側が後方へ向かうように傾斜している。さらに、図5に示すように、正面視において、鉛直方向に設けられている。これにより、図4に示すように足載アーム41を後方へ傾動した際に、前フレームに対して平行な直立姿勢で足載アーム41を停止させることができる。
以上の保持溝45は、足載アーム41をそれぞれアーム伸展位置とアーム折畳位置とで停止させた際に、保持溝45を形成する内壁面を足載アーム41に当接して、図4および図5における左右方向へ足載アーム41が動かないように安定的に保持している。
以上の位置決ストッパ44は、両側フレーム1の外側に固定される。図1に示す位置決ストッパ44は中間部がアーム傾動軸43によって足載台連結フレーム16に連結される。アーム傾動軸43は、位置決めストッパ44を足載台連結フレーム16に固定すると同時に、位置決めストッパ44に配置される足載アーム41を傾動自在に連結している。また、図の位置決ストッパ44は、前方部を前フレーム13に連結し、所定の角度で安定的に固定される。図の位置決ストッパ44は、中間部を連結している足載台連結フレーム16が前フレーム13より外側に突出していることで、平面視において前方部が内側へ向かうように設けられる。
ただ、位置決めストッパ44の形状は以上に限定されない。例えば、足載アーム41をアーム伸展位置とアーム折畳位置とに切り換える際に、足載アーム41の一部と位置決めストッパ44の一部が干渉しないように位置決めストッパ44の一部を切欠いてもよい。
(背もたれシート10)
また図1に示す車椅子は、座部5の背面に位置して背もたれシート10を配設している。この背もたれシート10は、両側を左右の上下フレーム14に連結している。この背もたれシート10は、一対の両側フレーム1が左右に開かれる状態で、平面状に拡開されて、座部5に座るユーザーの背もたれとなる。さらに、背もたれシート10は、一対の両側フレーム1を互いに接近させる状態では、折り畳まれるようにしている。
(ブレーキフレーム17)
図1に示すブレーキフレーム17はL字状の平板材で、一端が足載台連結フレーム16の中間部に連結され、他端が中間フレームの中間部に連結される。図1に示すブレーキフレーム17は、上端から中間部までが中間フレーム15の同一面内に配置され、前端部が外側へ折曲して足載台連結フレーム16の中間部に連結される。このブレーキフレーム17の外側面には、駆動車輪3を停止させるためのブレーキ37が連結される。
(ブレーキ37)
図1に示す車椅子は、駆動車輪3の回転を停止させるためのブレーキ37を備える。ブレーキ37は足載台連結フレーム16の後部に連結されたブレーキフレーム17の外側であって、駆動車輪3の前方に設けられる。図に示すブレーキ37は、前後に傾動できるように設けられた操作レバー部37Aと、この操作レバー部37Aを操作して駆動車輪3の表面に押圧される制動用の押圧部37Bとを備える。このブレーキ37は、操作レバー部37Aを前方または後方に傾動することで、押圧部37Bが駆動車輪3の表面を押圧して、駆動車輪3を停止した状態に保つことができる。
(グリップリング35)
さらに図1に示す車椅子は、駆動車輪3の外側面にグリップリング35を備える。グリップリング35は、座部5に座った状態で、駆動車輪3を回転させるための手動リングで、車椅子全体における左右方向に固定される。
以上、実施形態1の説明をした。ただ、実施形態1の足載アーム41は、正面視においてアーム傾動軸43を両側フレーム1の垂直方向に対して傾斜させることで、アーム伸展位置において、左右の足載アーム41の先端部をアーム折畳位置よりも接近させているが、足載アームの先端部を互いに接近させる方法は以上に特定されない。以下に、アーム傾動軸を実施形態1とは異なる方向に傾斜させた実施形態2の説明をする。
(実施形態2)
図8に実施形態2の車椅子の平面図を示す。図に示す車椅子は、両側フレーム1の外側面にアーム傾動軸43を介して足載アーム41を連結している。足載アーム41は、アーム折畳位置とアーム伸展位置とに傾動して切り換えることができる。
(アーム傾動軸43)
アーム傾動軸43は、図8の平面図に示すように、車椅子の前後方向に傾斜して設けられている。図のアーム傾動軸43は、両端の内、車椅子の外側の一端が、内側の他端よりも前方に位置するように傾斜している。このアーム傾動軸43の両側フレーム1の垂直方向に対する角度を傾斜角γとする。この傾斜角γは1〜30°とすることができる。好ましくは5〜20°とすることができる。さらに好ましくは10〜15°とすることができる。傾斜角γを10〜15°とすることで、足載アーム41をアーム伸展位置傾動させた際に、左右の足載アーム41の先端部に連結された足載プレート42を十分に接近させながらも、左右の足載アーム41の間隔が狭くなりすぎないようにし、足載プレート42を配置するスペースを十分に確保している。なお、図示しないが、アーム傾動軸43は水平方向に設けられている。
(プレート回動軸46)
プレート回動軸46は、実施形態1と同様に、軸方向が足載アーム41の延在方向から車椅子の前後方向へ向けて傾斜している。このプレート回動軸の足載アーム41の延在方向に対する角度を傾斜角δとする。この傾斜角δは例えば30°以下とすることができる。この傾斜角δは傾斜角γと等しくすることが好ましい。傾斜角γと傾斜角δとを等しくすることで、左右の足載プレート42の対向面を平行とし、足載プレート42の隙間を一定の間隔とすることができるからである。また、左右の足載プレートが直列し、座部から見て手前または奥側に傾かないようにすることができ、ユーザーは安定して足載台に足を載せることができる。
以上の車椅子は図に示すように、アーム傾動軸43を傾斜させることで、足載アーム41のアーム伸展位置において、足載アーム41の先端部は車椅子の内側へ向かうように設けられている。これにより、左右の足載アーム41の先端部にそれぞれ連結された足載プレート42を実施形態1と同様に近接させることができる。これにより、実施形態2の車椅子は左右の足載プレート42同士の間の隙間を狭くし、この隙間から車椅子の座部スペースに座るユーザーの足が抜け落ちる虞を効果的に低減することができる。
また、図9は図8に示す足載アーム41をアーム折畳位置に折り畳んだ状態を示す平面図である。図の足載アーム41は、アーム傾動軸43を車椅子の前後方向に傾斜して設けることで、アーム折畳位置に折り畳んだ際に、足載アーム41が両側フレーム1の鉛直面内よりも外側に位置するようにしている。これにより、アーム折畳位置に足載アーム41を傾動させた際に、足載アーム41や足載プレート42により、座部スペースを圧迫したり、車椅子を一対の両側フレーム1が接近するように折り畳む際に、左右の足載アーム41や足載プレート42同士が互いに干渉するのを阻止している。
なお、図示しないが実施形態2の車椅子は、正面視においてアーム傾動軸が、車椅子の外側に位置する一端が、車椅子の内側に位置する他端よりも高い位置になるように傾斜していてもよい。このようにアーム傾動軸が傾斜していても、足載アームのアーム傾動軸との角度を調整することで、アーム伸展位置において足載アームの先端部を両側フレームよりも内側に位置させることができる。また、実施形態2の車椅子は、足載アーム41をアーム傾動軸43に垂直に連結することで、足載アーム41からアーム傾動軸43に加わる荷重を、足載アーム41とアーム傾動軸43の交差部において均等にし、アーム傾動軸43の強度を確保することができる。
以上の実施形態1および2は、各々アーム傾動軸が平面視あるいは正面視のいずれかにおいて両側フレームの垂直方向から傾斜した形態とした。ただ、図示しないがアーム傾動軸を平面視および正面視のいずれにおいても両側フレームに対して傾斜して設けた形態としてもよい。アーム傾動軸を上下方向および前後方向の両方に傾斜させて設けることで、上下方向および前後方向のそれぞれの傾斜角を小さくしながらも、アーム伸展位置において、より内側に足載アームの先端部を位置させることができる。
(変形例1)
以上、実施形態1および2の車椅子の説明をした。ただ、足載プレートのプレート展開姿勢において、左右の足載プレートの間の隙間を狭くする形態は以上に特定されない。
以上の形態は、足載プレート42を矩形状に形成しながらも、左右のプレート回動軸46を足載アーム41の延在方向に対して傾斜させることで、左右の足載プレート42の対向面を互いに平行とし、隙間を一定の間隔にしている。本変形例の車椅子は、プレート回動軸46aを足載アーム41の延在方向に対して平行に設けながらも、足載プレート42の対向面を互いに平行にし、隙間を一定の間隔にしている。
図10に本変形例の車椅子の平面図を示す。図10に示す車椅子の足載台8aは、プレート回動軸46aが足載アーム41の延在方向に対して平行に設けられている。足載プレート42aは、この足載アーム41の先端に後端を連結される。図に示す足載プレート42aは、平面視が台形状に形成されている。図の足載プレート42aは後端がプレート回動軸46に対して平行に設けられる。また、図に示す足載プレート42aの先端は、左右の足載プレート42aの対向面が互いに平行になるように設けられる。この先端と後端とを結ぶ二辺は互いに平行かつ、足載プレート42aの先端に対して垂直に設けられる。以上のような台形状に足載プレート42aを形成することで、プレート回動軸46aを足載アームの延在方向に対して平行としながらも、足載プレート42a同士の対向面を平行として、左右の間の隙間が広がらないようにできる。
以上、変形例1の車椅子の説明をした。ただ、足載プレートの形状は矩形状や台形状に限定されない。例えば、対向面の中央部等が凸状に湾曲する形状であってもよい。この場合は、左右の足載プレートの中央部が最も接近する状態で、両側の隙間は広くなるが、中央部等が部分的に接近することで、足の落下を阻止することができる。また、対向面を湾曲することで、先端に設けられた支持帯同士の干渉も防止できる。
(変形例2)
また、実施形態1または2の車椅子は図5の正面図に示すように、左右の足載プレート42の隙間を、近接しながらも離間した形態としたが、左右の足載プレートの対向面を離間せず接触させることで、隙間を完全に閉塞した変形例2の車椅子とすることもできる。以下、変形例2の説明をする。
(足載プレート42b)
変形例2の車椅子の足載台8bは、図11の平面図に示すように、足載アーム41をアーム伸展位置とした際に、左右の足載プレート42bとの隙間が完全に閉塞している。このように、足載プレート42bの隙間を閉塞することで、足載プレート42bの隙間からユーザーの足が抜け落ちる懸念を解消することができる。さらに、この左右の足載プレート42bにそれぞれ配設される左右の支持帯の対向位置に面ファスナー(図示無し)を設けることで、左右の足載プレート42bを面ファスナーにより連結することができる。
また、図11に示す足載プレーと42bは、支持帯47を通すためのスリット部42Cbを先端から後退した位置に並列して設けている。これにより、支持帯47が足載プレート42Cbの先端から突出せず、支持帯47同士が足載プレート42bの先端で干渉して姿勢変更を妨げないようにしている。
図11に示すように足載プレート42bの隙間を閉塞するには、足載プレート42bの先端から後端までの長さ調整することで実現できる。あるいは、アーム傾動軸の傾斜角αを調整することでも実現できる。
(変形例3)
さらに、本発明の車椅子は、変形例2のように左右の足載プレート42の隙間を完全に閉塞するのに加えて、足載プレートの先端に互いに係合する部材を設けた変形例3とすることができる。以下、変形例3の説明をする。
(足載プレート42c)
変形例3の車椅子の足載台8cは、図12の正面図に示すように、足載プレート42cの先端にそれぞれ、第一係合部51及び第二係合部52を設けている。第一係合部51及び第二係合部52は、互いに係合するように形成されている。この第一係合部51及び第二係合部52は、足載プレート42cのプレート展開姿勢において、互いに係合することで、左右の足載プレート42cを連結することができる。これにより、足載アーム41や足載プレート42に横方向の力が加わったり、車椅子に振動が加えられたりしても、第一係合部51及び第二係合部52により、左右の足載プレート42cの連結が維持される。これにより、不意に足載プレート42の隙間が開き、開いた隙間からユーザーの足が抜け落ちるのを効果的に防止することができる。
足載プレート42cの隙間を閉塞するには、足載プレート42bの先端から後端までの長さを長くすることによって実現できる。あるいはアーム傾動軸を傾斜角αを大きくすることでも実現できる。
以上、変形例1〜3の説明をした。なお、変形例1〜3の説明に用いた図10〜12は実施形態2の、平面視においてアーム傾動軸43aが前後方向に傾斜した車椅子であるが、以上の変形例1〜3は実施形態1に適用することもできる。また、以上の変形例1〜3のうち、変形例1は変形例2または変形例3を組み合わせて適用することも可能である。
(実施形態3)
以上に、アーム傾動軸を両側フレームに対して傾斜させることで、左右の足載プレートの隙間を狭くした実施形態1および2とその変形例1〜3の説明をした。以下に、足載アームの一部を回転させることのできる回転部64を含んだ足載台8dを備えることで、左右の足載プレートの隙間を狭くする実施形態3の説明をする。
(足載アーム61)
図13及び図14に実施形態3の車椅子の要部拡大図を示す。図13は実施形態3の車椅子の側面図を示している。図14は図13を平面視から見た図を示している。実施形態3の車椅子の足載台8dは、足載アーム61が第一アーム部62と第二アーム部63とが連結されて形成される。図の第一アーム部62の先端には回転部64が設けられており、この回転部64を介して第二アーム部63の後端が第一アーム部62の先端に連結される。この足載アーム61は、傾動可能となるようにアーム傾動軸43を介して後端が車椅子の両側フレーム1の足載台連結フレーム16の外側面に連結される。この足載アームはアーム傾動軸43を軸に前後に傾動することで、前方へ傾動したアーム伸展位置と、後方へと傾動したアーム折畳位置とに移行することができる。このアーム傾動軸43は、平面視において両側フレーム1の垂直方向に対して傾斜して設けられる。また、この足載アーム61は、足載アーム61のアーム伸展位置において、足載アーム61の先端部が後端の両側フレーム1との連結部よりも内側へ位置する。このアーム傾動軸43を両側フレーム1に対して傾斜させる傾斜角は同様に、1°〜30°とすることができ、好ましくは5°〜20°、さらに好ましくは10°〜15°とする。
(第一アーム部62)
図13に示す第一アーム部62は、足載アーム61を前後方向を含む鉛直面内で折り畳みできるように、後端部をアーム傾動軸43を介して足載台連結フレーム16に連結している。図に示す第一アーム部62は、足載アーム61のアーム伸展位置において、先端部が下方へ向かうように湾曲している。この第一アーム部62の先端には、第二アーム部63を回転可能に連結するための回転部64が設けられる。この回転部64を介して第一アーム部62の先端は第二アーム部63の後端と連結される。
(第二アーム部63)
図13に示す第二アーム部63は、後端を第一アーム部62の先端に設けられた回転部64に連結され、第一アーム部63を軸として回転自在としている。また、先端部にはプレート回動軸46を介して足載プレート42が回動可能に連結される。
(回転部64)
図15は、足載アーム61の要部拡大図である。図15に示す足載アーム61は、回転部64を介して第一アーム部62の先端に第二アーム部63の後端が連結されている。図の回転部64は、第二アーム部63を第一アーム部62を回転軸として軸回転できるように、第一アーム部62に第二アーム部63を連結している。図に示す足載アーム61は、第二アーム部63の後端に溝部69が設けられている。図の第一アーム部62の先端には、この溝部69を引っ掛けて保持するフック部68が設けられている。第二アーム部63は、溝部69でフック部68により第一アーム部62に連結されることで、第一アーム部62に対して軸回転可能としている。また、第二アーム部63の第一アーム部62内部に位置する軸部67には、外部から垂直方向に力を加えることで、軸部67内部に収納される押しボタン65が設けられている。この押しボタン65はバネ(図示無し)や板バネ(図示無し)等で軸部67の内部で支持されており、外部から力を加えるのを停止することで、軸部67の外部へと復帰する。図の第一アーム部62の先端には、この押しボタン65を案内して第二アーム部63を所定の角度で停止する停止穴66が設けられている。停止穴66は、第一の停止穴66Aと第二の停止穴66Bとが設けられる。ただ、図15には、2対の止めボタン65及び停止穴66が対向した位置にそれぞれ設けられているが、必ずしも止めボタン部65及び停止穴66を対向して設ける必要は無く、図に示す内の1対のみを設ける態様としてもよい。
(第二アーム部63の角度調整)
この足載アーム61は第一アーム部62を回転軸として第二アーム部63を回すことにより、第二アーム部63の先端部に設けられた足載プレート42の平面視における角度を調整することができる。足載アーム61をアーム伸展位置とし、足を足載プレート42に乗せる際には、プレート展開姿勢の足載プレート42の対向面が平行となるように第二アーム部63を回転させることにより、図5に示す実施形態1の車椅子と同様に、左右のプレート回動軸46を平行にして、左右の足載プレート42同士が直列に並ばせることができる。それにより、左右の足載プレート42同士の隙間を対向面全面に渡って一定にして、足載プレート42の隙間から足が抜け落ちる虞を低減できる。この際に、第二アーム部63は、第二の停止穴67Bに押しボタン65が案内され、第二アーム部63が所定の角度で停止する。図14は図13の平面視における要部拡大図である。なお、図14は足載台8dの説明を分かりやすくするために、図13には図示した車椅子の部材の一部を省略している。この車椅子は、足載プレート42を収納スペース18に収納する際には、図13及び図14に示すように足載プレート42が足載アーム61の傾動方向の垂直面に対して平行となるように、第二アーム部63を回転させることができる。図に示す第二アーム部63は、第一の停止穴66Aに押しボタン65が案内されることで、所定の角度で停止する。車椅子の平面視において、両側フレーム1の垂直方向に対する足載プレート42の占有領域を削減し、車椅子をよりコンパクトに折り畳むことができる。
なお、以上の実施形態3は、上記の変形例2または3の何れか一方を適用し、左右の足載プレート42の対向面同士が接触する形態とすることもできる。
以上、実施形態1から3の車椅子は、アーム傾動軸を両側フレームの垂直方向に対して傾斜して設け、足載プレートの対向面を近接または接触させることで、左右の足載プレートの隙間から足が抜け落ちる虞を低減乃至解消している。以下に、アーム傾動軸を両側フレームに対して垂直に連結しながらも、足載プレートの隙間から足が抜け落ちる虞を低減乃至解消している他の実施形態について説明をする。
(実施形態4)
図16は実施形態4の車椅子の平面視における要部拡大図である。図16は実施形態4の車椅子の足載台8eを示している。また、図17は図16に示す足載台8eの正面視を示す図である。ただ、図16及び図17は、足載台8eの説明を分かりやすくするために、実施形態1乃至4の図面には図示した車椅子の部材の一部を省略している。
図16の車椅子は、両側フレーム1の外側面に連結された足載アーム91と、この足載アーム91の先端に回動可能に連結された足載プレート42を備える。図16に示す車椅子の足載アーム91は、両側フレーム1の同一垂直面内に設けられた足載台連結フレーム16eに、アーム傾動軸43eを介して連結している。図16に示すアーム傾動軸43eは、両側フレームに対して垂直に設けられている。図16に示す足載台8eは、足載アームを前方に傾動したアーム伸展位置とし、足載プレート42の上面が足載アーム91に略垂直に直交するプレート展開姿勢とすることで、足載プレート42の上面に足を載せることができる。
(足載アーム91)
図16に示す足載アーム91は、第一アーム部92と第二アーム部93とが連結されて形成される。図の足載アーム91は、第一アーム部92の先端に回転部94が設けられており、この回転部94を介して第二アーム部93の後端が第一アーム部91の先端に連結される。また、図16に示す足載アーム90は、第一アーム部91の後端が両側フレーム1の外側面に鉛直面内で前後に傾動可能に連結されている。さらに、図16に示す第二アーム部93の先端には、足載プレート42がプレート展開姿勢とプレート収納姿勢とに切替可能に連結されている。図16に示す足載アーム91は、第一アーム部92が直線状に形成される。さらに、第二アーム部93は、足載アーム91のアーム伸展位置において、先端部が下方へ向かうように中間部で湾曲している。この第二アーム部93は、第一アーム部92を軸に軸回転させることができる。図16に示すように、足載プレート42を展開する際には、第二アーム部の先端が内側へ向かうように軸回転させることで、左右の足載プレートの対向面を近接することができる。
図17は、図16に示す足載台の正面図であって、足載プレート42をプレート収納姿勢にした状態を示す図である。図17に示す足載アーム91は、第一アーム部92を軸に、第二アーム部93を軸回転させることで、鎖線に示すように足載アーム91全体を鉛直方向にすることができる。図に示す足載台8eは、足載アーム91全体を鉛直方向にすることで、足載アーム91を後方へ傾動する際に、平面視において、足載アーム91及び足載プレート42が、肘当てフレーム12と中間フレーム15の間に設けられた収納スペース18から突出しないように、コンパクトに収納することができる。
(第一アーム部92)
図16に示す第一アーム部92は、後端がアーム傾動軸43eを介して足載台連結フレーム(図示無し)の外側面に連結される。図16に示す第一アーム部92は直線状の部材であり、先端には回転部94を設けている。さらに、この回転部94を介して、第一アーム部92は第二アーム部の後端と連結される。
(第二アーム部93)
図16に示す第二アーム部93は、後端が回転部94を介して第一アーム部92の先端と連結される。また、図16の第二アーム部93の先端部は、プレート回動軸46eを介して足載プレート42が連結している。プレート回動軸46eは、両側フレーム1に対して平行になるように設けられている。この第二アーム部93は、足載台を利用する際には、図16に示すように、第二アーム部93の先端部が内側へ向かうように、第一アーム部92を軸に回転させる。これにより、左右の足載プレート42を接近させて、左右の足載プレート42の隙間から足が抜け落ちる虞を効果的に低減している。さらに、図17に示すように、足載台8eを収納する際には、第一アーム部92を軸に、第二足載アーム部93の折曲部よりも前部が鉛直方向を向くように軸回転させることで、足載アーム91全体を鉛直方向にして、足載アーム91を後方へ折り畳んだ際に、よりコンパクトに折り畳むことができる。
(回転部94)
図16に示す足載アーム91は、回転部94によって、第二アーム部93が第一アーム部92に対して軸回転できるように連結されている。図15に示す実施形態3の第一アーム部62と第二アーム部63とを連結する回転部64と同様のものを利用することができる。図に示す回転部94は、第二アーム部93を所定の位置で停止するための止めボタン65と、この止めボタン65を案内して停止するための停止穴66とを備える。停止穴66は、図17に示すように、足載アーム91全体が鉛直方向になる状態で第二アーム部を停止させる第一の停止穴66Cと、図16に示すように、第二アーム部63の先端が平面視において内側へ向かう状態で第二アーム部93を停止させる第二の停止穴66Dとを含んでいる。この止めボタン65と停止穴66により、足載台の使用時や収納時に、第二アーム部65を所定の位置で停止させることができる。
以上、実施形態4の車椅子の説明をした。以上の実施形態4の車椅子は、実施形態1乃至4の車椅子と異なり、アーム傾動軸を両側フレームに対して垂直に設けた態様としている。ただ、実施形態1の変形例2または3に示すように、左右の足載プレートの先端を接触させたり、左右の足載プレートの先端に互いに係合する係合部を設けて連結する態様とすることもできる。
(実施形態5)
図18は実施形態5の車椅子の正面図である。図18に示す車椅子の足載台8fは、両側フレームに対して平行となるように、両側フレーム1の外側面に連結された足載アーム41fと、この足載アーム41fの先端に回動可能に連結された足載プレート42を備える。この足載プレート42は、左右の足載プレート42同士の隙間を閉塞するための中間プレート80を設けている。この中間プレート80は主面に足を載せることができる。この中間プレートで左右の足載プレート42の隙間を閉塞することで、足載プレート42の隙間から足が抜け落ちるのを効果的に防止している。
図18に示す車椅子の両側フレーム1は、中間フレーム15と、中間フレーム15の前部から下方へ向けて設けられた前フレーム13とを備える。また、この両側フレーム1は、中間フレーム15の前部と前フレーム13の上部に囲まれた隅部に配設される足載台連結フレーム(図示無し)を設ける。この足載台連結フレームは、中間フレーム15と前フレーム13の同一垂直面内に設けられる。この足載台連結フレームの外側面に、足載アーム41fが連結される。
(足載アーム41f)
この車椅子は、両側フレーム1に設けられたアーム傾動軸43fを介して足載アーム41fを足載台連結フレームの外側面に連結している。足載アーム41fを足載台連結フレームに連結するアーム傾動軸43fは、両側フレーム1に対して垂直に設けられている。足載アーム41fはアーム傾動軸43fを軸に、アーム伸展位置と、アーム折畳位置とに傾動することができる。この足載アーム41fの傾動方向は、両側フレーム1の垂直面に対して平行であり、図18に示すように、足載アーム41fのアーム伸展位置において、足載アーム41fの先端は両側フレーム1の前方であって、両側フレーム1の外側面よりも外側に位置する。足載アーム41fの先端部には足載プレート70が回動可能に連結される。
(足載プレート70)
図19は図18に示す車椅子の足載台8fを示す要部拡大図である。足載プレート70は、プレート展開姿勢とプレート収納姿勢とに折り畳みできるように、プレート回動軸46fを介して足載アーム41fの先端に連結している。この足載プレート70は、左右のうち一方である第一足載プレート71に、他方である第二足載プレート72と連結可能な中間プレート80が連結される。この足載プレート70は、中間プレート80によって連結することで、第一足載プレート71と第二足載プレート72と中間プレート80とを一体の足載プレートとして利用することができる。この中間プレート80によって、第一足載プレート71と第二足載プレート72の間の隙間が閉塞され、第一足載プレート71と第二足載プレート72との間から足が抜け落ちるのを効果的に防止することができる。
(中間プレート80)
図19に示す中間プレート80は、後端が第一足載プレート71の先端に、回動可能に中間プレートプレート回動軸73によって連結されている。それにより、中間プレート80は、先端が第一足載プレート71側と、第二足載プレート72側とに回動することができる。中間プレート80と第二足載プレート72のそれぞれの先端には、互いに対応した係合部74が設けられる。図19に示す係合部74は爪部74Aと、爪部74Aを引っ掛けることができる受け部74Bを備える。図19に示すように中間プレート80の先端には、爪部74Aが設けられている。この爪部74Aは、第二足載プレート72の先端に設けられた受け部74Bと係合可能である。足載台8fの使用時には、係合部74を係合し、中間プレート80を介して第一足載プレート71と第二足載プレート72を連結することで、一体の足載プレートとして利用することができる。
(第一足載プレート71)
第一足載プレート71の上面には、中間プレート80の形状に対応した溝部76を備える。中間プレート80によって第一足載プレート71と第二足載プレート72とを連結しない際は、中間プレート80をこの溝部76に嵌合することで、第一足載プレート71内に中間プレート80を収納することができる。図20は中間プレート80を第一足載プレート71に収納した状態を示す斜視図である。図20に示すように、中間プレート80を第一足載プレート71内に収納することで、中間プレート80を使用しない際や、足載アーム41fを後方へ傾動する際に、中間プレート80が邪魔にならないようにすることができる。さらに、この中間プレート80は、収納時において、中間プレート80の裏面と、第一足載プレート71の上面とが略平面を形成することが好ましい。これにより、車椅子のユーザーは、中間プレートの収納時において、第一足載プレート71を通常の足載プレート71と同様に利用することができる。ただ、中間プレートの裏面や第一足載プレートには滑り止め用の突起(図示無し)などを設けてもよい。
(凸部78と凹部79)
さらに、図19に示す足載プレート70は、第一足載プレート71の溝部76内に複数の凸部78を備え、中間プレート80の主面に凸部78と対応した凹部79を備える。この凸部78は、中間プレート80によって第一足載プレート71と第二足載プレート72とを連結した際においても、ユーザーは溝部76に足を落とすことなく第一足載プレート71に載せられた足を支持する。さらに、中間プレート80の主面に凸部78に対応した凹部79が設けられているため、中間プレート80を第一足載プレート71に収納する際に、凸部78は凹部79に嵌合する。そのため、図20に示すように、中間プレート80を収納する際は、凸部78により妨げられることなく、中間プレート80が第一足載プレート70に収納される。
(凸部と凹部の変形例)
図19に示す凸部78及び凹部79は、一列につき複数配置された形態としている。これにより、中間プレート80の凹部79が一つではなく複数に分割された形態となるため、凹部79の列に仕切りを設け、中間プレート80の強度を向上することができる。ただ、本実施形態の凸部及び凹部の形態は以上に限定されない。凸部と凹部の縦横方向にそれぞれ配置される数は特定されず、一つでもよいし、二つ以上とすることができる。凸部や凹部の数が少なければ形成が容易となる。一方、凸部と凹部の数が増えれば、凹部同士の仕切りが密になるため、中間プレートの強度を向上することができる。また、凸部や凹部の形状も以上に限定されない。例えば、第一足載プレートや中間プレートに対して斜め方向にも凸部や凹部を設けて、第一足載プレートや中間プレートを構造的に補強することもできる。さらに、凹部は貫通孔とすることもできる。凹部を貫通孔とすることで、構造が単純となり形成を容易としながらも、中間プレートを第一足載プレートに収納した際に、中間プレートの主面と凸部が略平面状を形成することで、通常の足載プレートとして利用することができる。
ただ、中間プレートを左右いずれかの足載プレートの先端に回動自在に連結することは必ずしも必須ではない。図21は、実施形態5の車椅子の変形例を示す要部拡大図である。図21に示すように、中間プレート80xの両端に爪部74Aを設け、足載プレート70xの先端に爪部74Aを係合可能な受け部74Bを設けることで、中間プレート80xを着脱自在とすることもできる。また、図示しないが、中間プレートは回動自在に連結する他に、中間プレートが、中間プレートを設けた側とは反対側の足載プレートへ向けてスライドする等の形態とすることもできる。
以上、実施形態5及びその変形例の車椅子の説明をした。ただ、以上の車椅子は、アーム傾動軸46fを両側フレーム1に対して垂直に設けているが、必ずしもアーム傾動軸を両側フレームに対して垂直に設ける必要はない。実施形態1や2と同様に、アーム傾動軸傾斜させて、左右の足載プレートを接近させながらも、さらに中間プレートを設けて左右の足載プレートの隙間を閉塞することもできる。
本発明の車椅子は、足載アームを前後方向に傾動可能としつつも、足載アームのアーム伸展位置において、左右の足載プレートの対向面を近接し、足載プレートの隙間から足が抜け落ちる虞を低減できる車椅子として利用可能である。
1…両側フレーム
2…折畳リンク
3…駆動車輪
4…自在小車輪
5…座部
6…座部フレーム
7…座部シート
8…足載台 8a…足載台
8b…足載台
8c…足載台
8d…足載台
8e…足載台
8f…足載台
10…背もたれシート
11…下フレーム
12…肘当てフレーム
13…前フレーム
14…上下フレーム
15…中間フレーム
16…足載台連結フレーム 16e…足載台連結フレーム
17…ブレーキフレーム
18…収納スペース
20…肘当て
35…グリップリング
37…ブレーキ 37A…操作レバー部
37B…押圧部
41…足載アーム 41f…足載アーム
42…足載プレート 42A…プレート軸受部
42B…ストッパ溝
42C…スリット部
42Cb…スリット部
42a…足載プレート
42b…足載プレート
42c…足載プレート
43…アーム傾動軸 43e…アーム傾動軸
43f…アーム傾動軸
44…位置決ストッパ 44A…第一のストッパ部
44B…第二のストッパ部
44C…アーム軸受部
45…保持溝 45A…第一の保持溝
45B…第二の保持溝
46…プレート回動軸 46a…プレート回動軸
46e…プレート回動軸
46f…プレート回動軸
47…支持帯
49…交差部
51…第一係合部
52…第二係合部
61…足載アーム
62…第一アーム部
63…第二アーム部
64…回転部
65…押しボタン
66…停止穴 66A…第一の停止穴
66B…第二の停止穴
66C…第一の停止穴
66D…第一の停止穴
67…軸部
68…フック部
69…溝部
70…足載プレート 70x…足載プレート
71…第一足載プレート
72…第二足載プレート
73…中間プレート回動軸
74…係合部 74A…爪部
74B…受け部
76…溝部
78…凸部
79…凹部
80…中間プレート 80x…中間プレート
91…足載アーム
92…第一アーム部
93…第二アーム部
94…回転部
103…駆動車輪
107…座部シート
108…足載台
141…足載アーム
142…足載プレート
201…両側フレーム
208…足載台
241…足載アーム
242…足載プレート
VP…垂直面
HL…水平線

Claims (16)

  1. 駆動車輪と、
    その外側に前記駆動車輪を回転自在に連結している一対の両側フレームと、
    前記一対の両側フレームの各々の、その外側であって前記駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、
    各足載アームの先端部にプレート回動軸を介して回動可能に連結され、その上面に足を載せることができる足載プレートと、
    を備える車椅子であって、
    前記足載アームは、アーム伸展位置における先端部同士の間隔を、アーム折畳位置における先端部同士の間隔よりも狭くしており、
    正面視において、前記アーム傾動軸の両端の内、車椅子の外側に位置する一端が、車椅子の内側に位置する他端よりも低い位置になるよう傾斜させて設けてなる車椅子。
  2. 請求項に記載の車椅子であって、
    前記足載アームと前記アーム傾動軸とが互いに交差し、この交差部を通り前記アーム傾動軸と直交する垂直面よりも、前記足載アームの先端部が内側に位置するように、前記足載アームが、前記アーム傾動軸に対して傾斜して前記アーム傾動軸に連結されてなる車椅子。
  3. 請求項に記載の車椅子であって、
    正面視において、前記足載アームの傾斜角θを、前記アーム傾動軸の傾斜角αと等しくすることで、前記足載アームはアーム折畳位置で、両端部が同一鉛直線上に位置する直立姿勢になるように設けられてなる車椅子。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車椅子であって、
    前記アーム傾動軸が、前記車椅子の平面視において、前記車椅子の外側に位置する一端を、水平線に対し、前記車椅子の内側に位置する他端よりも前方に位置するように傾斜させて設けてなる車椅子。
  5. 駆動車輪と、
    その外側に前記駆動車輪を回転自在に連結している一対の両側フレームと、
    前記一対の両側フレームの各々の、その外側であって前記駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、
    各足載アームの先端部にプレート回動軸を介して回動可能に連結され、その上面に足を載せることができる足載プレートと、
    を備える車椅子であって、
    前記足載アームは、アーム伸展位置における先端部同士の間隔を、アーム折畳位置における先端部同士の間隔よりも狭くしており、
    前記アーム傾動軸が、前記車椅子の平面視において、前記車椅子の外側に位置する一端を、水平線に対し、前記車椅子の内側に位置する他端よりも前方に位置するように傾斜させて設けてなる車椅子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車椅子であって、前記足載アームは、アーム伸展位置における前記足載アームの先端部が、その後端よりも車椅子の内側に位置するように設けられてなる車椅子。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の車椅子であって、平面視において、前記アーム傾動軸の両端の内、車椅子の外側に位置する一端が、車椅子の内側に位置する他端よりも前方に位置するように前記両側フレームに対して傾斜して設けられてなる車椅子。
  8. 請求項4乃至7の何れか一項に記載の車椅子であって、前記アーム傾動軸の水平方向あるいは車椅子の前後方向に対する傾斜角が1°〜30°に設けられてなる車椅子。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の車椅子であって、
    前記足載アームは、前記足載プレートを回動可能に前記足載アームに連結するプレート回動軸を備え、
    前記プレート回動軸が、平面視において、前記足載アームの延在方向に対して、車椅子の前後方向に傾斜してなる車椅子。
  10. 請求項9に記載の車椅子であって、
    前記足載プレートが平面視において矩形状に形成され、
    前記プレート回動軸は前記足載アームの延在方向に対して傾斜する角度が、車椅子の前後方向に対して平行に設けられてなる車椅子。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の車椅子であって、前記足載アームは、
    後端を両側フレームに連結され、中間部で下方へ折曲された第一アーム部と、
    前記第一アーム部の先端に後端を連結され、先端に前記足載プレートを連結した第二アーム部と、
    前記第二アーム部を、前記第一アーム部を軸に軸回転可能に前記第一アーム部に連結する回転部と、を備える車椅子。
  12. 請求項1に記載の車椅子であって、前記足載アームは、
    後端を両側フレームに連結された第一アーム部と、
    前記第一アーム部の先端に後端を連結され、中間部で下方へ折曲され、先端部に前記足載プレートを連結した第二アーム部と、
    前記第二アーム部を、前記第一アーム部を軸に軸回転可能に前記第一アーム部に連結する回転部と、を備える車椅子。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の車椅子であって、前記足載プレートのプレート展開姿勢において、左右の前記足載プレートの対向面の少なくとも一部が接触するように設けられてなる車椅子。
  14. 請求項1乃至13の何れか一項に記載の車椅子であって、前記足載プレートの対向面に、互いに係合可能な第一係合部と第二係合部とを備える車椅子。
  15. 駆動車輪と、
    その外側に前記駆動車輪を回転自在に連結している一対の両側フレームと、
    前記一対の両側フレームの各々の、その外側であって前記駆動車輪よりも前方に設けられたアーム傾動軸に傾動可能に連結され、アーム伸展位置とアーム折畳位置に切り替え可能な足載アームと、
    各足載アームの先端部にプレート回動軸を介して回動可能に連結され、その上面に足を載せることができる足載プレートと、
    を備える車椅子であって、
    両端を左右の前記足載プレートの先端と連結し、主面に足を載せることができる中間プレートを備え
    前記中間プレートは、
    両端のうち一方が、左右の前記足載プレートのいずれか一方の先端に回動可能に連結され、
    両端のうち他方に、連結された側とは反対側の足載プレートの先端と係合可能な係合部を設けており、
    前記中間プレートと連結された前記足載プレートの上面に、前記中間プレートを嵌合して前記中間プレートを前記足載プレート内に収納可能とする溝部を備える車椅子。
  16. 請求項15に記載の車椅子であって、
    前記足載プレートの溝部内に凸部と、前記中間プレートの主面に前記凸部と嵌合する凹部を備える車椅子。
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