JP2009202785A - 車両用シートの回転機構付きヘッドレスト - Google Patents
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Abstract
【課題】シートバック上部にヘッドレストの回転支持機構を設ける必要がなく、簡単な機構でヘッドレスト内部に組み込むことができ、ヘッドレストを起立状態から前倒し状態へ、あるいは前倒し位置から起立状態に回動させることができる回転機構を提供する。
【解決手段】本発明による車両用シートの回転機構付きヘッドレストは、上端を前方に傾斜させた左右の固定ステーと、前記固定ステーに回動可能に取り付けられ、回動により起立状態または前倒し状態となる略コ字形の可動ステーと、前記可動ステー下部に掛け渡され、前記固定ステーの上面に当接して前記可動ステーの回動を規制する棒状のストッパと、前記固定ステー上部に取り付けられ、両側に受フックを有するブラケットと、中央の湾曲した突出端が前記ストッパに両端が前記受フックに引っ掛けられ、前記可動ステーの起立状態または前倒し状態を張力により保持するばねと、が備えられることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明による車両用シートの回転機構付きヘッドレストは、上端を前方に傾斜させた左右の固定ステーと、前記固定ステーに回動可能に取り付けられ、回動により起立状態または前倒し状態となる略コ字形の可動ステーと、前記可動ステー下部に掛け渡され、前記固定ステーの上面に当接して前記可動ステーの回動を規制する棒状のストッパと、前記固定ステー上部に取り付けられ、両側に受フックを有するブラケットと、中央の湾曲した突出端が前記ストッパに両端が前記受フックに引っ掛けられ、前記可動ステーの起立状態または前倒し状態を張力により保持するばねと、が備えられることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用シートのヘッドレストに係り、より詳細には、ヘッドレストを回転して前方に倒す機構を内蔵したヘッドレスト機構に関する。
特許文献1には、ヘッドレストのステーを回動可能に支持する機構をシートバック上部に設けて、ヘッドレストを使用位置(起立状態)または格納位置(前倒し状態)に回動させることができ、かつ、ヘッドレストをシートバックから取り外すことができる車両用ヘッドレスト装置が示されている。
特開平10−236201号公報
本発明の目的は、シートバック上部にヘッドレストの回転支持機構を設ける必要がなく、簡単な機構でヘッドレスト内部に組み込むことができ、ヘッドレストを起立状態から前倒し状態へ、あるいは前倒し位置から起立状態に回動させることができる、回転機構付きのヘッドレストを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による車両用シートの回転機構付きヘッドレストは、上部が前方側に屈曲している固定ステーと、前記固定ステーに対し起立状態または前倒し状態となるように回動可能となっている可動ステーと、前記可動ステーに取り付けられ、前記固定ステーに当接して前記可動ステーの回動を停止させるストッパと、一端が前記ストッパに係止され、他端が前記固定ステーに係止され、前記可動ステーの回動に伴って回動して、前記可動ステーの起立状態または前倒し状態を張力によって保持するばねと、を備えていることを特徴とする。
請求項2は、前記ばねの一端が、鉤状に湾曲した中央の突出端であり、ばねの他端は前記突出端から横方向に直線的にのびた延出端であることを特徴とする。
請求項3は、前記ばねの他端が係止される受フックを備えたブラケットが、前記固定ステーに取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドレストのステーを可動ステーと固定ステーに分離し、可動ステーを固定ステーに対して、回動するようにしたので、ヘッドレストの回転支持機構をシートバック上部に設ける必要がない。ストッパ、ばねを使用した簡単な機構なので、ヘッドレスト内部に組み込むことができる。また、ヘッドレストの起立状態と前倒し状態の2つの状態を安定して切り替えることができる。シートを使用しない場合、ヘッドレストを回動して前倒し状態とすれば、運転席後方の視界が拡がる。また、シートを前方に倒して折り畳むような場合、ヘッドレストを前倒し状態とすれば、ヘッドレストが前方の構造物に接触しないようにできる。
以下、図面を参照して、本発明による車両用シートの回転機構付きヘッドレストについて説明する。
図1は、本発明による車両用シートのヘッドレストに組み込まれた回転機構の分解斜視図である。回転機構10は、上端を前方に傾斜させた左右の固定ステー1と、固定ステー1に回動可能に取り付けられる略コ字形の可動ステー2と、可動ステー2の下部に掛け渡され固定される棒状のストッパ4と、固定ステー1の上部に取り付けられ、両側に受フック6を有するブラケット5と、鉤形に湾曲された中央の突出端11がストッパ4に引っ掛けられ、横方向に直線的にのびた延出端12が受フック6に引っ掛けられる形状のばね3と、から構成される。
左右の固定ステー1は、ブラケット5によって溶接により連結される。ストッパ4は、可動ステー2の下部に溶接で取り付けられ、一体のものである。ブラケット5には、打ち抜き加工で両側に受フック6が形成されている。ストッパ4は、固定ステー1上端の傾斜されたストッパ当接面8の2箇所に当接させて、可動ステー2の回転を規制する。なお、ストッパ4の中央部は、ばね3のばね掛け部を兼ねている。可動ステー2を固定ステー1の上部に回転可能に取り付け、ストッパ4がストッパ当接面8に当接した2つの状態をばね3の張力で引き、安定して可動ステー2の起立状態または前倒し状態を保持する。
図2は、このようにして組立てられた回転機構の斜視図である。図2(A)は可動ステーが起立状態の場合、図2(B)は可動ステーが前倒し状態の場合を示す。図2(A)に示すように、可動ステー2が起立状態の場合、ストッパ4が、固定ステー1上端のストッパ当接面8の後方の位置に当接し、これ以上逆回転方向には回転できない状態となる。可動ステー2は、手動により正回転方向には回転できる。可動ステー2を正回転させると、図2(A)から図2(B)となる。図2(B)に示すように、可動ステー2が前倒し状態の場合、ストッパ4が、固定ステー1上端のストッパ当接面8の前方の位置に当接し、これ以上正回転方向には回転できない状態となる。この状態で、可動ステー2は、手動により逆回転方向には回転できる。
図3は、図2の部分側面図である。(A)は可動ステーが起立状態の場合、(B)は可動ステーが前倒し状態の場合を示す。図3(A)に示すように、起立状態では、ばね3は受フック6を支点Pとして、引張り方向T1で示す方向にストッパ4を引いている。支点Pは、可動ステー1の回動中心Rより下方に位置させている。ストッパ4は、受フック6を中心として回転する。図3(B)に示すように、前倒し状態では、ばね3は受フック6を支点Pとして、引張り方向T2で示す方向にストッパ4を引いている。ばね3は、張力が最大となるように、受フック6とストッパ4に引っ掛けられる。このように、ばね3の張力により、可動ステー2の起立状態または前倒し状態を保持することができる。また、1回の回動操作で、可動ステーすなわちヘッドレストを、起立状態から前倒し状態へ、または前倒し状態から起立状態へ切り替えることができる。
本発明による回転機構は、車両用シートに好適である。
1 固定ステー
2 可動ステー
3 ばね
4 ストッパ
5 ブラケット
6 受フック
7 クッション
8 ストッパ当接面
10 回転機構
11 突出端
12 延出端
R 回転中心
T1 起立状態時のばねの引張り方向
T2 前倒し状態時のばねの引張り方向
2 可動ステー
3 ばね
4 ストッパ
5 ブラケット
6 受フック
7 クッション
8 ストッパ当接面
10 回転機構
11 突出端
12 延出端
R 回転中心
T1 起立状態時のばねの引張り方向
T2 前倒し状態時のばねの引張り方向
Claims (3)
- 上部が前方側に屈曲している固定ステーと、
前記固定ステーに対し起立状態または前倒し状態となるように回動可能となっている可動ステーと、
前記可動ステーに取り付けられ、前記固定ステーに当接して前記可動ステーの回動を停止させるストッパと、
一端が前記ストッパに係止され、他端が前記固定ステーに係止され、前記可動ステーの回動に伴って回動して、前記可動ステーの起立状態または前倒し状態を張力によって保持するばねと、を備えていることを特徴とする車両用シートの回転機構付きヘッドレスト。 - 前記ばねの一端は、鉤状に湾曲した中央の突出端であり、ばねの他端は前記突出端から横方向に直線的にのびた延出端であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートの回転機構付きヘッドレスト。
- 前記ばねの他端が係止される受フックを備えたブラケットが、前記固定ステーに取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シートの回転機構付きヘッドレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008048496A JP2009202785A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 車両用シートの回転機構付きヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008048496A JP2009202785A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 車両用シートの回転機構付きヘッドレスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009202785A true JP2009202785A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41145474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008048496A Pending JP2009202785A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 車両用シートの回転機構付きヘッドレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009202785A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8002356B2 (en) | 2008-11-13 | 2011-08-23 | Bae Industries, Inc. | Pivoting headrest assembly with cam release |
US8197007B2 (en) | 2009-11-03 | 2012-06-12 | Bae Industries, Inc. | Combination pivotal and displaceable headrest assembly incorporated into a vehicle seat |
US8226170B2 (en) | 2008-11-13 | 2012-07-24 | Bae Industries, Inc. | Pivoting headrest with cable operated release catch |
KR101585262B1 (ko) | 2009-11-18 | 2016-01-13 | 주식회사다스 | 차량용 헤드레스트의 폴딩 장치 |
-
2008
- 2008-02-28 JP JP2008048496A patent/JP2009202785A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8002356B2 (en) | 2008-11-13 | 2011-08-23 | Bae Industries, Inc. | Pivoting headrest assembly with cam release |
US8226170B2 (en) | 2008-11-13 | 2012-07-24 | Bae Industries, Inc. | Pivoting headrest with cable operated release catch |
US8197007B2 (en) | 2009-11-03 | 2012-06-12 | Bae Industries, Inc. | Combination pivotal and displaceable headrest assembly incorporated into a vehicle seat |
KR101585262B1 (ko) | 2009-11-18 | 2016-01-13 | 주식회사다스 | 차량용 헤드레스트의 폴딩 장치 |
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