JP2006117030A - ペダルクランク - Google Patents
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Abstract
【課題】 ペダルクランク収納状態における折り畳み厚さが薄く、また折り畳んで収納したり、逆にペダル5を引き出して走行可能な状態に戻す操作が簡単で、かつ誤作動防止効果が大きいペダルクランクを提供すること。
【解決手段】 一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダルクランク軸側クランク部品1と、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダル側クランク部品2と、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する角型チューブ3と、角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付けるスプリング4とから構成されるペダルクランク。
【選択図】 図1
【解決手段】 一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダルクランク軸側クランク部品1と、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダル側クランク部品2と、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する角型チューブ3と、角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付けるスプリング4とから構成されるペダルクランク。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンパクトに折り畳み可能なペダルクランクに関する。
従来、自転車において、駐輪場などの有効活用を図る観点から、ハンドルやペダルを折り畳んでコンパクト化する試みがなされてきた。
例えば、ペダル踏板面をクランクギヤ側に90度回転させて折り畳む方式が開示されている(特許文献1、2参照)。
また、クランクを回転軸中心としてペダルと共にペダル側クランク部品をクランクギヤ側に90度回転させて折り畳む方式が開示されている(特許文献3参照)。
例えば、ペダル踏板面をクランクギヤ側に90度回転させて折り畳む方式が開示されている(特許文献1、2参照)。
また、クランクを回転軸中心としてペダルと共にペダル側クランク部品をクランクギヤ側に90度回転させて折り畳む方式が開示されている(特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1、2に開示された方法では、ペダルがクランクの外側に収納されるので、ペダルの厚み分だけコンパクト化が不十分であるという問題があった。
また、特許文献3に開示された方法では、ロックピンによる保持に加えて、ゴムバンドの保護をしないと誤作動するので、安全面を確保する構成が複雑な上に、構成部品の点数が多すぎるという問題があった。
また、特許文献3に開示された方法では、ロックピンによる保持に加えて、ゴムバンドの保護をしないと誤作動するので、安全面を確保する構成が複雑な上に、構成部品の点数が多すぎるという問題があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、ペダルクランク収納状態における自転車横方向の折り畳み厚さが薄く、また折り畳んで収納したり、逆にペダルを引き出して走行可能な状態に戻す操作が簡単で、かつ誤作動防止効果が大きいペダルクランクを提供することを目的とする。
本発明は、一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダルクランク軸側クランク部品1と、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダル側クランク部品2と、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する角型チューブ3と、角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付けるスプリング4とから構成されるペダルクランクである。
本発明のペダルクランクによれば、ペダルクランク収納状態における自転車横方向の折り畳み厚さが薄いため、自転車置き場により多い台数を収納可能となり、また折り畳み自転車の形態がコンパクトなのでその収納ケースを小さくできる。
また折り畳んで収納したり、逆にペダルを引き出して走行可能な状態に戻す操作が簡単で、かつ誤作動防止効果が大きいという特徴を有している。
また折り畳んで収納したり、逆にペダルを引き出して走行可能な状態に戻す操作が簡単で、かつ誤作動防止効果が大きいという特徴を有している。
以下詳細に本発明を説明する。
本発明は、一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダルクランク軸側クランク部品1と、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダル側クランク部品2と、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する角型チューブ3と、角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付けるスプリング4とから構成されるペダルクランクである。
本発明は、一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダルクランク軸側クランク部品1と、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダル側クランク部品2と、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する角型チューブ3と、角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付けるスプリング4とから構成されるペダルクランクである。
前記ペダルクランク軸側クランク部品1は、一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型の金属部品である。
前記ペダル側クランク部品2は、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型の金属部品である。
前記角型チューブ3は、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する機能を持つと同時に、折り畳む際に容易に押上げられる構造の金属部品である。
回転を阻止する機能を持たせるため、角型チューブ3の内周形状は、ナット部の角型外周形状およびボルト頭部の角型外周形状の両方に即した形状、例えば、四角柱などの多角柱を包み込める形状となっている。一方、角型チューブ3の外周形状は内側形状と同一であっても良いが、異なる形状であっても良い。
また角型チューブ3を容易に押上げられるようにするため、角型チューブ3の内側とナット部もしくはボルト頭部の外周との間に適当な隙間を持たせる形状となっている。
角型チューブ3の好ましい形状は四角柱の空洞を有し、適度な肉厚と強度を持つ金属管である。
回転を阻止する機能を持たせるため、角型チューブ3の内周形状は、ナット部の角型外周形状およびボルト頭部の角型外周形状の両方に即した形状、例えば、四角柱などの多角柱を包み込める形状となっている。一方、角型チューブ3の外周形状は内側形状と同一であっても良いが、異なる形状であっても良い。
また角型チューブ3を容易に押上げられるようにするため、角型チューブ3の内側とナット部もしくはボルト頭部の外周との間に適当な隙間を持たせる形状となっている。
角型チューブ3の好ましい形状は四角柱の空洞を有し、適度な肉厚と強度を持つ金属管である。
前記スプリング4は、走行時に角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付ける機能を持つと同時に、折り畳む際に角型チューブ3と共に容易に押上げられる構造である。
そのため、スプリング4は、ナット部もしくはボルト頭部の角型外周形状の両方に密着させて巻き上げた形状であり、スプリング4の内周形状は、ナット部の角型外周形状およびボルト頭部の角型外周形状の両方に即した形状、例えば、四角柱などの多角柱を包み込める形状となっている。
また、その反発力が約0.5〜5kg程度のバネが好ましい。0.5kg未満では誤作動の防止が不十分であり、一方、5kgを超える場合にははスプリング4の反発力に逆らって角型チューブ3を上方に押し上げることが困難となり易い。
スプリング4の好ましい形状は、四角柱に即して巻き上げた金属線のバネである。
そのため、スプリング4は、ナット部もしくはボルト頭部の角型外周形状の両方に密着させて巻き上げた形状であり、スプリング4の内周形状は、ナット部の角型外周形状およびボルト頭部の角型外周形状の両方に即した形状、例えば、四角柱などの多角柱を包み込める形状となっている。
また、その反発力が約0.5〜5kg程度のバネが好ましい。0.5kg未満では誤作動の防止が不十分であり、一方、5kgを超える場合にははスプリング4の反発力に逆らって角型チューブ3を上方に押し上げることが困難となり易い。
スプリング4の好ましい形状は、四角柱に即して巻き上げた金属線のバネである。
本発明に使用されるペダルクランク軸側クランク部品1、ペダル側クランク部品2、角型チューブ3およびスプリング4の材質は、クランク部品として通常用いられる金属の材質の全てが使用可能であり、例えば鋳鉄、S45C、SS材、ステンレスなどの金属が挙げられる。
またナット部の外側の形状である角型外周形状やボルト頭部の角型外周形状は、四角柱、六角柱や八角柱などの多角柱が一般的であるが、楕円柱であっても同一の機能を持つ限り使用可能である。そしてナット部の角型外周形状、ボルト頭部の角型外周形状、角型チューブ3の内周形状、およびスプリング4の内周形状はこれらの形状の何れかを選択し、統一形状とする方が好ましい。
以下に本発明の例を具体的に図面で説明する。
図1は本発明のペダルクランクの使用状態の一例について概略的に示した部分断面図である。
ペダルクランク軸側クランク部品1のクランク軸固定部にボトムブラケットのハンガー芯を連結させた後、取付けキャップ7でふたされている。そして他端のナット部側に外観四角柱形状の角型チューブ3と四角柱に巻き上げた形状のスプリング4をはめ込んだ後、角型チューブ3とスプリング4を持ち上げた状態でペダルクランク軸側クランク部品1のナット部にペダル側クランク部品2のボルト軸部をねじ込み連結する。角型チューブ3およびスプリング4が下がると、角型チューブ3はペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する状態となる。
そしてペダル側クランク部品2のペダル固定部にペダル5を連結・固定する。
スプリング4は、角型チューブをペダル側クランク部品2側に押し付けることにより、振動や不測の力により角型チューブ3が走行中に持ちあがってペダル側クランク部品2がクランクギヤ側に回転するという危険性を回避している。
図1は本発明のペダルクランクの使用状態の一例について概略的に示した部分断面図である。
ペダルクランク軸側クランク部品1のクランク軸固定部にボトムブラケットのハンガー芯を連結させた後、取付けキャップ7でふたされている。そして他端のナット部側に外観四角柱形状の角型チューブ3と四角柱に巻き上げた形状のスプリング4をはめ込んだ後、角型チューブ3とスプリング4を持ち上げた状態でペダルクランク軸側クランク部品1のナット部にペダル側クランク部品2のボルト軸部をねじ込み連結する。角型チューブ3およびスプリング4が下がると、角型チューブ3はペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する状態となる。
そしてペダル側クランク部品2のペダル固定部にペダル5を連結・固定する。
スプリング4は、角型チューブをペダル側クランク部品2側に押し付けることにより、振動や不測の力により角型チューブ3が走行中に持ちあがってペダル側クランク部品2がクランクギヤ側に回転するという危険性を回避している。
図2は本発明のペダルクランクを折り畳んだ状態の一例について概略的に示した部分断面図である。
折り畳む場合、スプリング4の反発力に逆らって角型チューブ3を上方に押し上げてボルトとナットの結合部分を露出させた後、ペダル側クランク部品2をペダルクランクの軸を中心として90度回転させて折り畳むことができる。その後、角型チューブ3を下方に戻すことによりペダル側クランク部品2を折り畳んだ状態で固定できる。
以上のとおり、折り畳んだ状態における自転車横方向の厚さが薄い上に、折り畳んで収納したり、逆にペダル5を引き出して走行可能な状態に戻す操作が簡単という利点がある。
なお、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の連結部について、ペダルクランク軸側クランク部品1の一端にナット部を持たせ、ペダル側クランク部品2の一端にボルト部を持つ構造で説明したが、ペダルクランク軸側クランク部品1の一端にボルト部を持たせ、ペダル側クランク部品2の一端にナット部を持つ構造であっても、同様な連結効果が得られるので、そのような構成も本発明の形態の一つである。
折り畳む場合、スプリング4の反発力に逆らって角型チューブ3を上方に押し上げてボルトとナットの結合部分を露出させた後、ペダル側クランク部品2をペダルクランクの軸を中心として90度回転させて折り畳むことができる。その後、角型チューブ3を下方に戻すことによりペダル側クランク部品2を折り畳んだ状態で固定できる。
以上のとおり、折り畳んだ状態における自転車横方向の厚さが薄い上に、折り畳んで収納したり、逆にペダル5を引き出して走行可能な状態に戻す操作が簡単という利点がある。
なお、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の連結部について、ペダルクランク軸側クランク部品1の一端にナット部を持たせ、ペダル側クランク部品2の一端にボルト部を持つ構造で説明したが、ペダルクランク軸側クランク部品1の一端にボルト部を持たせ、ペダル側クランク部品2の一端にナット部を持つ構造であっても、同様な連結効果が得られるので、そのような構成も本発明の形態の一つである。
1:ペダルクランク軸側クランク部品、2:ペダル側クランク部品、3:角型チューブ、4:スプリング、5:ペダル、6:取付けキャップ。
Claims (1)
- 一端にクランク軸固定部および他端にナット部もしくはボルト部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダルクランク軸側クランク部品1と、一端にペダル固定部および他端にペダルクランク軸側クランク部品1に結合されるナット部もしくはボルト軸部を有し、少なくともナット部もしくはボルト頭部の外周形状が角型であるペダル側クランク部品2と、ペダルクランク軸側クランク部品1とペダル側クランク部品2の結合部外周を少なくとも覆ってペダル側クランク部品2の回転を阻止する角型チューブ3と、角型チューブ3をペダル側クランク部品2側に押し付けるスプリング4とから構成されるペダルクランク。
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