JP6716213B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乾燥機に関する。
従来、回転駆動される回転槽(ドラム)内に衣類等を収容し、回転槽を回転させつつ乾燥用の空気を循環させることで衣類等を乾燥させる乾燥機が知られている。このような乾燥機は、乾燥機単体で利用されることもあるが、いわゆるドラム式洗濯乾燥機のように洗濯機に組み込まれた状態で利用されることもある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4812719号公報
このような乾燥機については、少ない消費電力で衣類等を乾燥すること、すなわち乾燥効率の向上が求められている。その一方で、衣類の絡み等によるしわの発生を抑制することも求められている。
そこで、乾燥効率を向上させつつ、衣類の絡まりを解消、抑制し、仕上がり状態を向上させることができる乾燥機を提供することを目的とする。
実施形態の乾燥機は、筐体内に配置された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有し、前記供給口と前記排気口が直線上に配置されないように構成された循環経路と、前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、前記回転槽の回転数を検知する回転センサと、前記回転槽内の衣類の絡みを検知する絡み検知部と、を備える。前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転軸と前記排気口とを結ぶ仮想的な線である第二仮想線とを設定し、前記第一仮想線を前記回転軸周りに前記第二仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が小さい側の回転方向を第1方向、回転角が大きい側の回転方向を第2方向とした場合に、通常の制御では、第1方向の回転における回転時間または回転速度よりも第2方向の回転における回転時間または回転速度を大きくした制御を行い、前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記通常の制御に比べ、前記回転槽の前記第1方向の回転における回転時間または回転速度の比率を大きくする制御を行うことを特徴とする。
また、他の実施形態の乾燥機は、筐体内に配置された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有し、前記供給口と前記排気口のいずれかが鉛直上方に配置されないように構成された循環経路と、前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、前記回転槽の回転数を検知する回転センサと、前記回転槽内の衣類の絡みを検知する絡み検知部と、を備え、前記供給口あるいは前記排気口のいずれかが前記回転槽の回転軸上に形成されている場合、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転軸と前記排気口とを結ぶ仮想的な線である第二仮想線と、当該回転槽の回転軸から鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線を想定し、前記第三仮想線を前記回転軸周りに前記第二仮想線あるいは前記第一仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が小さい側の回転方向を第1方向、回転角が大きい側の回転方向を第2方向とした場合に、通常の制御では、第1方向の回転における回転時間または回転速度よりも第2方向の回転における回転時間または回転速度を大きくした制御を行い、前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記通常の制御に比べ、前記回転槽の前記第1方向の回転における回転時間または回転速度の比率を大きくする制御を行うことを特徴とする。
また、他の実施形態の乾燥機は、筐体内に配置された回転槽と、前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有し、前記供給口と前記排気口が鉛直上方向または当該鉛直上方向と直交する方向に直線上に配置されないように構成された循環経路と、前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、前記回転槽の回転数を検知する回転センサと、前記回転槽内の衣類の絡みを検知する絡み検知部と、を備え、前記供給口および前記排気口の双方が前記回転槽の回転軸を通る1つの直線上に位置して形成されている場合、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転槽の回転軸から鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線を想定し、前記第一仮想線を前記回転軸周りに前記第三仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が小さい側の回転方向を第1方向、回転角が大きい側の回転方向を第2方向とした場合に、通常の制御では、第1方向の回転における回転時間または回転速度よりも第2方向の回転における回転時間または回転速度を大きくした制御を行い、前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記通常の制御に比べ、前記回転槽の前記第1方向の回転における回転時間または回転速度の比率を大きくする制御を行うことを特徴とする。
第1実施形態に係る洗濯乾燥機の構成を模式的に示す図であり、(A)は縦断側面図、(B)は回転軸方向から見た回転槽を模式的に示す図 回転槽内の空気の流れを模式的に示す図であり、(A)は回転槽の回転軸方向から見た供給口と排気口の位置関係を示す図、(B)は回転槽の側面から見た場合の空気の流れを示す図、(C)は回転槽の正面から見た場合の空気の流れを示す図 第1実施形態に係る洗濯乾燥機の構成を模式的に示すブロック図 第1実施形態に係る洗濯乾燥機における処理を示すフローチャート (A)〜(E)は、第1実施形態に係る回転槽の制御パターンを模式的に示した図 (A)は衣類の絡みがない場合の回転槽内の衣類の様子を示す図、(B)は衣類の絡みがある場合の回転槽内の衣類の様子を示す図 (A)は加速度センサによる衣類の絡みの検知例を示すグラフ、(B)はドラム電流計による衣類の絡みの検知例を示すグラフ 第2実施形態における供給口と排気口の位置関係を模式的に示す図で、(A)は具体例1、(B)は具体例2を示す図 第2実施形態における具体例3の乾燥機の構成を模式的に示す縦断側面図 第2実施形態における具体例4の供給口と排気口の位置関係を模式的に示す図 第2実施形態における具体例5の供給口と排気口の位置関係を模式的に示す図
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の説明において実質的に共通する部位には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の乾燥機について図1および図2を参照しながら説明する。本実施形態では、乾燥機としていわゆるドラム式の洗濯乾燥機を例示して説明する。
図1(A)に示すように、洗濯乾燥機1は、その外郭を構成する筐体2の内部に、図示右方側つまり洗濯乾燥機1の前面側が開口した有底円筒状の水槽3および回転槽4が設けられている。この回転槽4は、水槽3内に収容された状態で、駆動手段としてのモータ5によって回転軸Lcを軸に回転駆動される。また、本実施形態の場合、回転軸Lcが設置面から傾いた斜め式となっている。
この洗濯乾燥機1は、図示しない操作パネルから洗い運転、すすぎ運転、乾燥運転等の選択コース、毛布や木綿等の衣類の種類、衣類の重量あるいは重量を推定可能な衣類の量、各運転における所要時間など、洗濯乾燥機1を運転するための各種の情報が設定される。そして、設定された情報に基づいて、洗い運転等の洗濯運転を行う。なお、操作パネルから受け付けた情報以外にも、例えば循環経路を流れる空気の温度を検出する温度センサや湿度を検出する湿度センサ、投入された衣類の重量を検出する重量センサ、回転槽4や洗濯乾燥機1の振動等を検出する振動センサ、外気温を検出する外気温センサ等を設け、それらのセンサから取得した情報に基づいて洗濯乾燥機1を制御する構成を採用してもよい。
水槽3には、回転槽4の底部4cと対向する側、つまり、回転槽4の背面側に、水槽3内へ空気を供給するための供給口3aが形成されている。また、水槽3には、その上部に、水槽3内の空気を排気する排気口3bが形成されている。本実施形態の場合、供給口3aおよび排気口3bは、水槽3において、洗い運転やすすぎ運転時に水が貯留する上限線Wよりも上方に位置して形成されている。
供給口3aは、ヒータ等の加熱手段やヒートポンプ等の加熱除湿手段と空気を循環させるファン等の送風手段を有する循環部6に、配管部材7を介して接続されている。また、排気口は、循環部6に配管部材7を介して接続されている。そして、制御部8によって循環部6が駆動されると、循環部6において加熱・除湿された空気、つまり、衣類を乾燥させるための空気は、図1(A)に矢印Y1にて示す経路を通過して水槽3内に供給される。
より具体的には、循環部6によって加熱・除湿および送風された空気は、供給口3aから水槽3内に供給され、回転槽4内の衣類等の衣類から出た水分を取り込んだ後、排気口3bから排気される。そして、循環部6において再び加熱・除湿された後、水槽3に供給される。つまり、空気は、筐体2内において、水槽3および回転槽4を含んで形成された循環経路を循環する。このため、本実施形態では、供給口3aから直接的に回転槽4内へ空気が供給されることはない。なお、この循環経路には、糸くず等のリントを取り除くためのフィルタ(図示省略)や、ヒータ式の場合には空気中の水分を除去するために空気と水流とを接触させるための機構等も設けられている。
回転槽4は、その筒部に、回転槽4内に連通する複数の孔4aが形成されている。この孔4aを経由して、洗い運転やすすぎ運転時に利用される水や、乾燥運転時に利用される空気が供給および排出される。また、回転槽4は、その内面側に、複数のバッフル4bが設けられている。このバッフル4bによって、回転槽4に収容された衣類が攪拌される。
回転槽4は、その底部4cの背面側に設けられている支持部材としてのドラム支え4dにより支持された状態で回転駆動される。回転槽4は、図1(B)に示すように、その底部4cに、ドラム支え4dと底部4cの縁とによって囲まれ、回転槽4内に連通する例えば6つの孔4eが形成されている。この孔4eは、メッシュ部材4fで覆われており、衣類の入り込みを防止している。このため、回転槽4が回転するとき、供給口3aから回転槽4内へ向けて供給される空気は、回転するドラム支え4dが作り出す気流によって一部が阻害されながら、孔4eを介して最終的に回転槽4内に供給されることになる。
乾燥運転時に衣類から出る水分は、循環経路を循環する空気に含まれて回転槽4および水槽3から排気される。そのため、より効率的に水分を除去するためには、すなわち、乾燥効率を向上させるためには、空気がより多くの水分を含んだ状態で排気されることが望ましい。そこで、本実施形態では、回転槽4の回転方向に着目して乾燥効率の向上を図っている。
洗濯乾燥機1の場合、図1(A)に示すように、供給口3aは回転槽4の背面側に位置して設けられ、排気口3bは回転槽4の筒部の前面側に位置して設けられている。また、図2(A)に示すように、供給口3aは、回転槽4の回転軸Lcを正面側から視た正面視において、回転軸Lcの軸心Cよりも若干図示左方寄りに位置し、排気口3bは、回転軸Lcの軸心Cよりも若干図示左方寄りに位置している。
さて、空気により多くの水分を含ませるためには、供給口3aから排気口3bまで空気が流れる際の経路が長くなるようにすればよい。この場合、回転槽4に収容されている衣類は、回転に応じて攪拌され、回転槽4内を移動する。そして、回転槽4内の空気も、衣類やバッフル4bによって攪拌される。そのため、回転槽4内には、回転槽4の回転方向へ向かう空気の流れが形成される。特に、本実施形態のように水槽3内へ空気を供給する構造、換言すると、回転槽4内へ空気が直接的には供給されない構造の場合、回転槽4内の空気の流れは回転方向に一致することになる。
このとき、いずれの回転方向へ回転槽4を回転駆動するかは、次のように決定することができる。
まず、図2(A)に示すように、まず、回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1と、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2とを設定する。なお、本実施形態では、第一仮想線L1は概ね供給口3aの中心を通る線として設定されており、第二仮想線L2は概ね排気口3bの中心を通る線として設定されている。第一仮想線L1を回転軸Lcの周りに第二仮想線L2まで回転させる場合、時計回り(すなわち、正方向、右回り、第1方向)と反時計回り(すなわち、反方向、左回り、第2方向)との2つの回転方向が想定される。
このとき、第一仮想線L1を時計回りに第二仮想線L2まで回転させる際の回転角をθ1とし、反時計回りに回転させる際の回転角をθ2とする。なお、各回転角は、対象となる仮想線をそれぞれの回転方向に回転させた場合における最小値、つまり、本実施形態でいえば第一仮想線L1を一回転未満で回転させる場合において回転軸Lc方向から視て第二仮想線L2に最初に重なったときの回転角である。そして、洗濯乾燥機1では、θ1とθ2のうち、回転角が大きい側(図2(A)の場合、反時計回り)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する比率(割合)を、回転角が小さい側(図2(A)の場合、時計回り)の回転方向へ前記回転槽を回転駆動する比率よりも大きくする。
このとき、図2(A)において回転槽4を矢印R1にて示す時計回りに回転駆動した場合には、図2(B)および(C)に矢印Y2にて示すように、供給口3aから排気口3bまでの経路長が比較的短い空気の流れが形成される。
これに対して、図2(A)において回転槽4を矢印R2にて示す反時計回りに回転駆動した場合には、図2(B)および(C)に矢印Y3にて示すように、供給口3aから排気口3bまでの経路長が相対的に長い空気の流れが形成される。つまり、乾燥用の空気は、より長い時間、回転槽4内に滞留することになる。
つまり、図1に示した構成の洗濯乾燥機1の場合、循環部6により空気を循環させるときには、すなわち、本実施形態であれば乾燥運転を実行するときには、回転槽4を反時計回りに回転駆動することで、供給口3aから排気口3bまでの空気の経路長を相対的に長くすることができ、衣類と空気との接触時間を長くすることができる。よって、より多くの水分を空気に含ませることができるようになる。
従って、乾燥効率の向上という観点からは、衣類と空気との接触時間を長くすることができる方向、すなわち本実施形態においては回転槽4を反時計回りに回転駆動する比率を高くすることが効果的である。
しかし、乾燥効率が高いと言う理由で、反時計回りの一方方向のみの回転駆動を継続すると、回転槽4内の衣類の絡みが生じやすくなり、しわが発生することとなる。そこで、乾燥運転時には、衣類の絡み等を防止するために、回転槽4を一方のみに回転駆動するのではなく、逆方向にも回転駆動させる制御を行う。そのため、本実施形態では、乾燥運転時において回転槽4を反時計回り(第2方向)に回転駆動する回転数の比率を、回転槽4を時計回り(第1方向)に回転駆動する場合よりも例えば約3倍程度大きくしている(後述する図4(A)参照)。
例えば、本実施形態の場合には、回転槽4を時計回りに30秒回転駆動した後に、続いて反時計回りに90秒回転駆動する回転駆動を1セットとして、この1セットを例えば6時間繰り返す。このように、反時計回りの回転時間を相対的に長くすることで、回転槽4を反時計回りに回転駆動する回転数の比率を時計回りに回転駆動する方向よりも大きくしている。これにより、乾燥効率を高めつつ、衣類の絡み等の発生を抑制している。この比率は衣類の種類等により適宜設定するようにしてもよい。
しかし、回転槽4に投入する衣類の種類、材質、量、重さ、その他のコンディションによっては、上述のように、回転槽4の回転を時計回りと反時計回りを取り混ぜて駆動しても、衣類の絡みが生ずる場合がある。この絡みの要因の一つとして、回転槽4の一方方向の回転駆動の比率が多いこと、衣類に対して回転槽4の駆動力が弱い、等の要因を挙げることができる。
本実施形態に係る洗濯乾燥機1は、衣類の絡みの発生を検知した場合には、以下に説明する制御を行うことにより衣類の絡みの発生を抑制する制御を実施する。
図3は、本実施形態に係る洗濯乾燥機1の構成を模式的に示すブロック図である。洗濯乾燥機1は制御部8を備えており、制御部8は、CPU8a、RAM8b、及びROM8cを備えている。制御部8は、例えばROM8cに格納された各種プログラムを呼び出し、CPU8aで演算を実行することにより各種制御を実行している。CPU8aは例えばマイコンを用いることができる。RAM8bは例えばCPU8aのメインメモリとして用いられる。RAM8bとしては例えばDRAM、ROM8cとしては例えばフラッシュメモリを用いることができる。
洗濯乾燥機1は、モータ5、及び循環部6を有している。また、回転センサ14、加速度センサ16、及びドラム電流計18を備えている。また、洗濯乾燥機1は、絡み検知部12を備えている。
回転センサ14は回転槽4の回転速度、回転数を検知する。加速度センサ16は回転槽4の振動を検知する。ドラム電流計18は回転槽4を駆動するモータ5に接続されており、モータ5を駆動する電流負荷を検知する。制御部8の絡み検知部12は、回転センサ14、加速度センサ16、及びドラム電流計18から送信される検知信号を基にして、回転槽4内の衣類の絡みの発生を検知する。
図4は、本実施形態に係る洗濯乾燥機1における処理を示すフローチャートである。まず、乾燥運転がスタートすると(S1)、制御部8の絡み検知部12は衣類の絡み検知の有無を判定する(S2)。衣類の絡みを検知しない場合は(S2:No)、再度絡み検知判定に戻る。衣類の絡みを検知した場合は(S2:Yes)、回転槽4の制御を、絡みを解消する制御内容に変更する(S3)。回転槽4の制御の変更の内容については後述する。その後は、乾燥運転を乾燥行程終了まで続行する(S4)。
図5は、回転槽4の回転制御パターンを模式的に示した図である。図5(A)〜(E)において、横軸は時間、縦軸は回転槽4の回転速度(rpm)を表しており、プラス側が本実施形態における時計回り方向(第1方向、正方向)、マイナス側が反時計回り方向(第2方向、反方向)を表している。図5(A)〜(E)は、回転槽4の回転制御の1セットを模式的に示したものであり、正反回転の一組を示している。
図5(A)は、通常の乾燥運転中の回転槽4の制御パターンを示している。この制御は、衣類の絡みの発生を抑制しつつ乾燥効率を向上させた制御パターンであり、上述の絡み検知部12による絡み検知がない状態、すなわち絡み検知前の制御パターンである。図5(A)に示す制御パターンでは、例えば、下記を一組として、これを乾燥行程の間、例えば6時間、繰り返し駆動している。
第1方向 50rpmで30秒(30秒中の回転数=25回転)
第2方向 50rpmで90秒(90秒中の回転数=75回転)
1セット中の回転数比率 第1方向/第2方向=1/3=0.333
以下に説明する図5(B)から(E)は、絡み検知部12による絡み検知がされた後(S2:Yes)、絡みを解消する制御内容に変更された場合(S3)の制御パターンを示している。図5(B)は、以下に示すように、第1方向回転の時間を増やすことにより、衣類の絡みを解消する制御パターンである。例えば図5(A)に示した通常の制御パターンでは第1方向/第2方向の回転数の比は、1:3であったが、図5(B)に示す制御パターンでは、2:3に変更され、すなわち第1方向回転の比率が大きくなるように変更されている。
第1方向 50rpmで45秒(45秒中の回転数=37.5回転)
第2方向 50rpmで75秒(75秒中の回転数=62.5回転)
1セット中の回転数比率 第1方向/第2方向=3/5=0.6
図5(C)は、以下に示すように、第2方向回転の回転速度を減らすことにより、衣類の絡みを解消する制御パターンである。図5(C)に示す制御パターンでは、第2方向の回転速度を半減させることにより、相対的に第1方向回転の比率が大きくなるように変更されている。
第1方向 50rpmで30秒(30秒中の回転数=25回転)
第2方向25rpmで90秒(90秒中の回転数=37.5回転)
1セット中の回転数比率 第1方向/第2方向=2/3=0.666
図5(D)は、以下に示すように、第1方向回転の回転速度を増加させることにより、衣類の絡みを解消若しくは抑制する制御パターンである。図5(D)に示す制御パターンでは、第1方向回転の回転速度を増加させることにより、第1方向回転の比率が大きくなるように変更している。
第1方向 100rpmで30秒(30秒中の回転数=50回転)
第1方向 50rpmで90秒(90秒中の回転数=75回転)
1セット中の回転数比率 第1方向/第2方向=2/3=0.666
図5(E)は、以下に示すように、第1方向回転、及び第2方向回転の回転速度(すなわち回転パワー)を増加させることにより、衣類の絡みを解消する制御パターンであり、回転パワーを上げることにより、洗濯物をほぐす効果を利用して、絡みを解消、抑制するものである。
第1方向回転 100rpmで30秒(30秒中の回転数=50回転)
第2方向回転 100rpmで90秒(90秒中の回転数=150回転)
1セット中の回転数比率 第1方向/第2方向=1/3=0.333
例えば通常の制御パターンでは衣類を回転槽4のバッフル4bでまきあげて回転させるだけの駆動力が不足している場合にこの制御を行うと衣類の絡みを解消できる。例えば、水分を含みやすい衣類の重量が大きい場合などが想定される。ここでは、第1方向/第2方向の回転数の比は、1:3であり、上述の通常の制御パターンでの回転数の比率と同じとしている。図5(E)に示すほぐし制御の後、図5(A)に示す制御に戻してもよいし、さらに、図5(B)〜(D)に示す絡み解消の制御を行ってもよい。
上述の図5(B)〜(E)に示した回転制御パターンは一例であり、第1方向/第2方向回転の時間、回転速度、あるいは第1方向/第2方向回転の組み合わせ方は任意である。また、図5(B)〜(E)に示した制御パターンを組み合わせて実行してもよい。
次に、図6及び図7を用いて、衣類の絡み検知について説明する。
図6(A)及び(B)はそれぞれ、衣類19の絡みがない場合と、絡みがある場合の回転槽4内の衣類19の様子を示したものである。図7(A)及び(B)はそれぞれ、加速度センサ16による衣類19の絡みの検知例を示すグラフ、及びドラム電流計18による衣類19の絡みの検知例を示すグラフを示している。
衣類19の絡みが生じていない場合は、衣類19は図6(A)に示すように、回転槽4の壁面に一様に広がって分布しているため偏りが少ない。従って、モータ5に対する負荷の増減が少ないため、図7(B)に示すグラフ線24aに示されるように、ドラム電流計18による検知データの増減が少なく推移している。
また、回転槽4内において衣類19が一様に分布しているため、衣類19が落下したり、バッフル4bにより撹拌されたりする時に回転槽4の振動は少ない。従って、回転槽4の振動を検知する加速度センサ16による検知データも、図7(A)に示すグラフ線22aに示されるように、増減が少ない状態で推移している。
一方、衣類19の絡みが生じている場合は、衣類19が塊として存在する。この場合は、回転槽4内での衣類19の偏りが大きいためバランスが悪く、回転槽4を回転駆動するモータ5にかかる負荷電流が瞬間的に大きくなったり小さくなったりする。従って、ドラム電流計18による検知データは、図7(B)に示すグラフ線24bに示すように、増減が大きく推移する。ドラム電流計18による絡みの検知は、ドラム電流計18からの信号が絡み検知部12に送信され、絡み検知部12がこれを基にして判定することにより行う。例えば、閾値24cを設定しておき、検知量が閾値24cを超えた場合に絡み発生と判定する。
また、衣類19の絡みが生じている場合は、衣類19が塊として存在するため、回転槽4の回転により、衣類19の塊が落下した時に回転槽4に叩き付けられるため大きな揺れや振動が発生する。また、回転槽4のバッフル4bによって衣類19が持ち上げられるときに負荷が大きくバランスが悪くなるので、この時にドラムの揺れや振動が大きくなる。
この場合、加速度センサ16による検知データは、図7(A)に示すグラフ線22bに示すように、増減が大きく推移する。加速度センサ16による絡みの検知は、加速度センサ16からの信号が絡み検知部12に送信され、絡み検知部12がこれを基にして判定することにより行う。例えば、閾値22cを設定しておき、検知量が閾値22cを超えた場合に絡みありと判定する。
絡み検知部12による処理は、制御部8においてプログラムが実行されることにより達成される。閾値22c、24cは、衣類19の種類、量、材質等の状況に応じて異なる閾値としてもよい。
上述のように、本実施形態に係る洗濯乾燥機1によれば、衣類19の乾燥運転時に衣類19の絡みを検知した場合、それまでの通常の乾燥運転パターンから、衣類19の絡みを解消しうる運転パターンに変更する制御を行う。これにより衣類19の絡みを効果的に抑制することが可能となり、ひいては衣類19のしわが抑制され、仕上がりを向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態の乾燥機について図8から図11を参照しながら説明する。なお、第2実施形態では、供給口と排気口との位置関係や回転軸Lcの向きが第1実施形態と異なる幾つかの具体例について説明する。なお、第2実施形態では、配管部材7等の図示を省略する。
<具体例1>
具体例1の洗濯乾燥機10の場合、図8(A)に示すように、供給口3aおよび排気口3bは、ともに水槽3の底部つまり回転槽4の背面側に設けられている。そして、供給口3aは、回転軸Lc方向から視た正面視において、回転軸Lcの軸心Cよりも下方側に位置しており、排気口3bは、回転軸の軸心Cよりも上方側に位置している。
このように、供給口3aと排気口3bの位置関係が第1実施形態と異なる場合であっても、回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1を、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側つまり図8(A)の場合には矢印R3にて示す時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側つまり反時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、第1実施形態と同様に、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを形成することができる。したがって、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。
制御部8の絡み検知部12が衣類19の絡みを検知した場合には、上述の図4に示したフローに従い、図5(B)〜(E)に示した回転制御パターンに変更する制御を行う。
<具体例2>
具体例2の洗濯乾燥機20の場合、図8(B)に示すように、供給口3aおよび排気口3bは、ともに水槽3の筒部つまり回転槽4の筒部に対向する位置に設けられている。そして、供給口3aおよび排気口3bは、第1実施形態と同様に、回転軸Lc方向から視た正面視において、回転軸Lcの軸心Cよりも上方側に位置している。ただし、具体例2では、供給口3aの方が、排気口3bよりも上方に位置している。
このような位置関係であっても、回転槽4の回転軸Lcと供給口3aとを結ぶ仮想的な線である第一仮想線L1を、回転軸Lcと排気口3bとを結ぶ仮想的な線である第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側つまり図8(B)の場合には矢印R4にて示す反時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側つまり時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、第1実施形態と同様に、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを形成することができる。したがって、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。
制御部8の絡み検知部12が衣類19の絡みを検知した場合には、上述の図4に示したフローに従い、図5(B)〜(E)に示した回転制御パターンに変更する制御を行う。
<具体例3>
具体例3の洗濯乾燥機30の場合、図9に示すように、回転軸Lcは、設置面と水平になっている。つまり、洗濯乾燥機30は、回転槽4は、第1実施形態とは異なり、設置面と水平な向きで回転駆動される。なお、供給口3aおよび排気口3bは、ともに第1実施形態と共通する位置関係となっている。
このような回転軸Lcが設置面と水平となった洗濯乾燥機30であっても、第1実施形態と同様に、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを形成することができる。したがって、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができ、乾燥効率を向上させることができる。
制御部8の絡み検知部12が衣類19の絡みを検知した場合には、上述の図4に示したフローに従い、図5(B)〜(E)に示した回転制御パターンに変更する制御を行う。
<具体例4>
具体例4の洗濯乾燥機40の場合、図10に示すように、供給口3aが回転軸Lc上に形成されている。
この場合、供給口3aから供給される空気は、排気口3bから排気される水分を含んだ空気よりも相対的に暖かいと想定されるため、鉛直上方へ向かって流れることが想定される。そこで、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcから鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線L3を想定し、第三仮想線L3を回転軸Lc周りに第二仮想線L2まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側(図10の場合θ4側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側(図10の場合θ3側)の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。これにより、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを回転槽4内に形成することができ、乾燥効率を向上させることができる。
なお、排気口3bが回転軸Lc上に位置している場合には、第三仮想線L3を回転軸Lc周りに第一仮想線L1まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側の回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくすることで、より多くの水分を空気に含ませることができる空気の流れを回転槽4内に形成することができ、乾燥効率を向上させることができる。
制御部8の絡み検知部12が衣類19の絡みを検知した場合には、上述の図4に示したフローに従い、図5(B)〜(E)に示した回転制御パターンに変更する制御を行う。
<具体例5>
具体例5の洗濯乾燥機50の場合、図11に示すように、供給口3aおよび排気口3bの双方が、回転軸Lcからみた場合において、回転軸Lcの軸心Cを通る直線上に位置して形成されている。つまり、供給口3aおよび排気口3bは、軸心Cを中心とした点対称の位置関係となっている。この場合、第一仮想線L1と第二仮想線L2とが概ね一直線となることから、いずれの方向に回転槽4を回転駆動したとしても、その回転角はほぼ等しくなる。
そこで、このような構成の場合には、回転槽4の回転軸Lc方向から見た状態において当該回転槽4の回転軸Lcから鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線L3を想定し、第一仮想線L1を回転軸Lc周りに第三仮想線L3まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が大きい側つまり図11の構成であれば矢印R7にて示す回転角がθ6となる反時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合を、回転角が小さい側つまり図11の構成であれば矢印R6にて示す回転角がθ5となる時計回りの回転方向へ回転槽4を回転駆動する割合よりも大きくする。
これにより、鉛直上方に向かい易い乾燥用の空気は、回転槽4内において、排気口3bまでの経路長が長くなる向き、すなわち、洗濯物と空気との接触時間が長くなる向きの流れが形成される。したがって、より多くの水分が空気に含まれて排気されることになり、効率的に衣類等の洗濯物を乾燥させることができる。
制御部8の絡み検知部12が衣類19の絡みを検知した場合には、上述の図4に示したフローに従い、図5(B)〜(E)に示した回転制御パターンに変更する制御を行う。
なお、図11では、供給口3aと排気口3bとを点対称の位置に形成した例を示したが、供給口3aと排気口3bとが同一方向、つまり、軸心Cから供給口3aまでの延長上に排気口3bが形成されている場合や、軸心Cから排気口3bまでの延長線上に供給口3aが形成されている場合も同様である。この場合には、供給口3aと排気口3bとは回転軸Lc方向つまり洗濯乾燥機50の前後方向にずれて形成されているが、回転軸Lc方向から見た場合には、両者は一致する方向に形成されているように見える。
(その他の実施形態)
本実施形態は、上記した実施形態に例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形あるいは拡張することができる。
本実施形態では、回転槽4を回転駆動する際の第1方向/第2方向の比率を固定的に設定したが、これは説明のため便宜的にそのようにしたのであって、実際に乾燥運転を実行する際、衣類19の乾燥が進行し、衣類19の重量が軽くなるにつれてその比率を変化させてもよい。
また、乾燥運転を実行する際、洗濯物の種類を判定し、判定した洗濯物の種類、材質、量、等に応じて回転槽4を回転駆動する際の第1方向/第2方向の比率を調整してもよい。
本実施形態では、乾燥機として洗濯機能を備えた洗濯乾燥機1に適用した例を用いて説明したが、洗濯機能を備えていない乾燥機に適用してもよい。
各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1、10、20、30、40、50は洗濯乾燥機(乾燥機)、2は筐体、3は水槽、3aは供給口(循環経路)、3bは排気口(循環経路)、4は回転槽、4a、4eは孔、4cは底部、5はモータ(駆動手段)、6は循環部(循環手段、循環経路)、配管部材7(循環経路)、8は制御部、12は絡み検知部、14は回転センサ、16は加速度センサ、18はドラム電流計、L1は第一仮想線、L2は第二仮想線、L3は第三仮想線、Lcは回転軸を示す。

Claims (7)

  1. 筐体内に配置された回転槽と、
    前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、
    前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有し、前記供給口と前記排気口が直線上に配置されないように構成された循環経路と、
    前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、
    前記回転槽の回転数を検知する回転センサと、
    前記回転槽内の衣類の絡みを検知する絡み検知部と、を備え、
    前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転軸と前記排気口とを結ぶ仮想的な線である第二仮想線とを設定し、前記第一仮想線を前記回転軸周りに前記第二仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が小さい側の回転方向を第1方向、回転角が大きい側の回転方向を第2方向とした場合に、
    通常の制御では、第1方向の回転における回転時間または回転速度よりも第2方向の回転における回転時間または回転速度を大きくした制御を行い、
    前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記通常の制御に比べ、前記回転槽の前記第1方向の回転における回転時間または回転速度の比率を大きくする制御を行うことを特徴とする乾燥機。
  2. 筐体内に配置された回転槽と、
    前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、
    前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有し、前記供給口と前記排気口のいずれかが鉛直上方に配置されないように構成された循環経路と、
    前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、
    前記回転槽の回転数を検知する回転センサと、
    前記回転槽内の衣類の絡みを検知する絡み検知部と、を備え、
    前記供給口あるいは前記排気口のいずれかが前記回転槽の回転軸上に形成されている場合、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転軸と前記排気口とを結ぶ仮想的な線である第二仮想線と、当該回転槽の回転軸から鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線を想定し、前記第三仮想線を前記回転軸周りに前記第二仮想線あるいは前記第一仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が小さい側の回転方向を第1方向、回転角が大きい側の回転方向を第2方向とした場合に、
    通常の制御では、第1方向の回転における回転時間または回転速度よりも第2方向の回転における回転時間または回転速度を大きくした制御を行い、
    前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記通常の制御に比べ、前記回転槽の前記第1方向の回転における回転時間または回転速度の比率を大きくする制御を行うことを特徴とする乾燥機。
  3. 筐体内に配置された回転槽と、
    前記回転槽を回転駆動する駆動手段と、
    前記回転槽側に空気を供給する供給口および前記回転槽側から空気を排気する排気口を有し、前記供給口と前記排気口が鉛直上方向または当該鉛直上方向と直交する方向に直線上に配置されないように構成された循環経路と、
    前記循環経路に空気を循環させる循環手段と、
    前記回転槽の回転数を検知する回転センサと、
    前記回転槽内の衣類の絡みを検知する絡み検知部と、を備え、
    前記供給口および前記排気口の双方が前記回転槽の回転軸を通る1つの直線上に位置して形成されている場合、前記循環手段により空気を循環させる際、前記回転槽の回転軸方向から見た状態において当該回転槽の回転軸と前記供給口とを結ぶ仮想的な線である第一仮想線と、当該回転槽の回転軸から鉛直上方に延びる仮想的な線である第三仮想線を想定し、前記第一仮想線を前記回転軸周りに前記第三仮想線まで回転させる際に想定される2つの回転方向のうち、回転角が小さい側の回転方向を第1方向、回転角が大きい側の回転方向を第2方向とした場合に、
    通常の制御では、第1方向の回転における回転時間または回転速度よりも第2方向の回転における回転時間または回転速度を大きくした制御を行い、
    前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記通常の制御に比べ、前記回転槽の前記第1方向の回転における回転時間または回転速度の比率を大きくする制御を行うことを特徴とする乾燥機。
  4. 前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記回転槽の前記第1方向と、前記第2方向の回転数の比率を変更する制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乾燥機。
  5. 前記絡み検知部により絡みが検知された場合は、前記回転槽の前記第1方向の回転数と、前記第2方向の回転数とを、大きく変更する制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乾燥機。
  6. 前記乾燥機は、さらに前記回転槽の振動を検知する速度センサを備え、
    前記絡み検知部は、前記加速度センサから送信される信号を基に衣類の絡みを検知することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の乾燥機。
  7. 前記乾燥機は、さらに前記駆動手段の駆動電流を検知するドラム電流計を備え、
    前記絡み検知部は、前記ドラム電流計から送信される信号を基に衣類の絡みを検知することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の乾燥機。
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